山形新幹線車両センター
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山形新幹線車両センター | |
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山形新幹線車両センター | |
基本情報 | |
鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道 |
帰属組織 | 新幹線統括本部 |
所属略号 | 幹カタ、山 |
整備済み車両略号 | 山形車セ |
車両基地概要 | |
敷地面積 | 85,156 m2 |
配置両数 | |
電車 | 153両 |
気動車 | 13両 |
合計 | 166両 |
備考 |
2022年4月1日現在のデータ 敷地面積は有価証券報告書の値[1] |
山形新幹線車両センター(やまがたしんかんせんしゃりょうセンター)は、山形県山形市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地である。
以前は山形電車区(やまがたでんしゃく)と称していたが、2004年(平成16年)に山形車両センター(やまがたしゃりょうセンター)に改称された[2]。2019年(平成31年)4月1日には東北本部(旧・仙台支社)から新たに発足した新幹線統括本部に在来線用車両も含めて移管され、現名称に改称された[3]。
歴史
[編集]- 1901年(明治34年)4月11日 - 米沢機関庫山形分庫として設置。
- 1936年(昭和11年)9月1日 - 米沢機関区山形支区に改称。
- 1937年(昭和12年)11月10日 - 山形機関区に昇格[4]。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 山形機関区と山形客貨車区を統合改組のうえ山形運転区に改称
- 1987年(昭和62年)
- 1992年(平成4年)7月1日 - 山形運転所より検修部門を独立し、山形電車区発足。
- 2000年(平成12年)11月10日 - ISO 9001認証取得。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 山形車両センターに改称[2]。
- 2019年(平成31年)4月1日 - 新幹線統括本部発足に伴い、仙台支社(現・東北本部)から同本部へ移管の上で山形新幹線車両センターに改称[3]。
設備
[編集]- 電留線 - 9線
- 臨時修繕線 - 1線
- 仕業検査線 - 1線
- 交番検査線 - 1線
- 融雪線 - 1線
- 削正線 - 1線
配置車両の車体に表記される略号
[編集]- 旅客車 - 「幹カタ」[7]…新幹線統括本部を意味する「幹」と山形を意味する「カタ」から構成される。
- 機関車 - 「山」…山形を意味する「山」から構成される。
配置車両
[編集]新幹線直行特急用電車
[編集]- E3系電車(84両)
- 2000番台7両編成11本(L61,L62,L64 - L72編成)が配置されている。
- 山形新幹線「つばさ」、東北新幹線「やまびこ」、「なすの」で運用されている。
- 新幹線E8系電車(35両)[注釈 1]
- 7両編成7本(G1-G7編成)が配置されている。[注釈 2]
標準軌在来線用電車
[編集]- 701系電車(18両)
- 719系電車(24両)
- 奥羽本線福島 - 山形間標準軌化に伴って製造された5000番台2両編成12本(Y1 - Y12編成)が配置されている。6編成(Y1 - Y6編成)のみワンマン運転に対応している。
- 奥羽本線(山形線)福島 - 新庄間の普通列車で運用されている。
狭軌在来線用気動車
[編集]- キハ101形気動車
- 13両(1 - 13)が配置されている。
- 左沢線山形 - 左沢間の普通列車で運用されている。ただし、車両センター構内は標準軌車両専用のため、車両は山形駅構内の留置線および左沢線統括センターのある寒河江駅構内に常駐している。また給油等の検修施設も両駅構内に設置されている。
- 1993年(平成5年)12月の新製配置から1999年(平成11年)11月までは新庄運転区(仙シウ)に所属していたが、奥羽線の標準軌化に伴い当時の山形電車区へ所属変更された。そのため2004年の山形車両センターへの区所名変更までは「電車区に気動車が所属」という珍しい現象が起きていた[9]。ところが2019年の再度の区所名変更により、「新幹線車両センターに気動車が所属」という現象が起きている。
- 全般検査等の大掛かりな検査については、仙台車両センター所属のED75形電気機関車に牽引され仙山線、東北本線を経由して郡山総合車両センターにて実施されている。
その他
[編集]- 構内専用として、アント工業製の車両移動機(アント40RR型)が配置されている。
標準軌在来線用電車検査の特色
[編集]- 全般・要部検査施工については、車体については当センターで、台車・パンタグラフなどの部品装置については郡山総合車両センターへ送付して検査を行っている。
過去の配置車両
[編集]新幹線直行特急用電車
[編集]- 400系電車
- 1992年(平成4年)の山形新幹線開業より2010年(平成22年)まで運行された。
- 1994年(平成6年)に増備された車両を除き、山形ジェイアール直行特急保有株式会社が所有し、JR東日本にリースし運行されていた。
- E3系電車
- 1000番台L51・L52編成が配置されていた。当編成は1999年の山形新幹線新庄延伸時に導入された編成であった。
- 2014年(平成26年)に元・秋田新幹線「こまち」用の0番台から改造されたL54・L55編成と入れ替わる形で廃車された。
標準軌在来線ジョイフルトレイン用電車
[編集]- E3系電車(6両)
- 山形新幹線「とれいゆ」で運用されている700番台6両編成1本(R18編成)が配置されていた。2022年12月をもって廃車。
標準軌在来線用電車
[編集]- クモヤ743形(1両)
標準軌在来線用機関車
[編集]いずれも、後継の除雪車両(保線用モーターカーENR1000型)の導入により2007年度(2008年春)をもって引退している。
- DD18形ディーゼル機関車
- 2両が配置されていた。標準軌専用ラッセル除雪車。
- DD19形ディーゼル機関車
- 1両が配置されていた。標準軌専用ロータリー除雪車。
山形機関区時代の配置車両
[編集]- DD51形ディーゼル機関車
- 1968年から1976年(昭和51年)まで最大18両が配置され、当時非電化だった奥羽本線山形以北の旅客・貨物列車の牽引に当たった。
脚注
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 第36期有価証券報告書 49頁 (PDF) - 東日本旅客鉄道
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '04年版』ジェー・アール・アール、2004年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-125-2。
- ^ a b 『JR電車編成表』2019夏 ジェー・アール・アール 交通新聞社 2019年 pp.13, 18
- ^ 『山形機關支區機關區へ昇格』昭和12年11月10日読売新聞朝刊8面山形読売
- ^ 『鉄道ジャーナル』第21巻第8号、鉄道ジャーナル社、1987年7月、83頁。
- ^ 『第3次異動と組織改正発表 国鉄』昭和62年3月1日読売新聞朝刊19面やまがた第二県版
- ^ a b ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2022夏 交通新聞社、2022年、p.17-18。ISBN 9784330028224。
- ^ 交友社『鉄道ファン』2022年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」
- ^ JR他社の「電車区」では、JR西日本岡山電車区(1989 - 1990年、2008 - 2009年)に気動車が配置されていたことがあり、2021年現在でも福知山電車区(2010年 - 、豊岡支所)に気動車の配置がある。
- ^ 鉄道ジャーナル 2015年3月号 pp.112, 113
参考文献
[編集]- 区史編集委員会編『山形機関区六十年史』1998年4月1日発行