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大岡 (横浜市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 横浜市 > 南区 > 大岡
大岡
町丁
横浜国立大学教育学部附属横浜中学校
地図北緯35度25分05秒 東経139度36分10秒 / 北緯35.418067度 東経139.602886度 / 35.418067; 139.602886
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 南区
人口情報2023年(令和5年)4月30日現在[1]
 人口 19,682 人
 世帯数 10,328 世帯
面積[2]
  1.29 km²
人口密度 15257.36 人/km²
設置日 1969年昭和44年)6月1日
郵便番号 232-0061[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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大岡町
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県
市町村 横浜市
南区
町名制定 1911年明治44年)4月1日
町名廃止 1974年(昭和49年)2月18日

大岡(おおおか)は神奈川県横浜市南区町名[5]。現行行政地名は大岡一丁目から大岡五丁目で、住居表示実施済み区域[6]

地理

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南区の南部に位置し、南北に細長い町域を持つ。町の西を大岡川が流れ、東は磯子区、南は港南区に接する。関内に近い北側が一丁目で、四丁目には南区の最南端地点がある。大岡川に近い二丁目は低地であるが、一・三丁目の東部と四・五丁目は丘陵がある。二丁目西部には南北に鎌倉街道県道横浜鎌倉線)が通り、その地下には横浜市営地下鉄ブルーラインが走る。通町との境には、弘明寺駅が設けられている。旧鎌倉街道は二丁目で鎌倉街道から分かれ、三・五丁目を通り、上大岡駅に近い最戸橋で再び鎌倉街道に合流する。弘明寺駅付近は横浜国立大学教育学部附属横浜中学校など学校が多く、文教地区として知られる。南警察署もこの付近にある[5]

面積

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面積は以下の通りである[2]

丁目 面積(km2
大岡一丁目 0.356
大岡二丁目 0.226
大岡三丁目 0.278
大岡四丁目 0.214
大岡五丁目 0.216
1.290

地価

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住宅地の地価は、2023年令和5年)1月1日公示地価によれば、大岡1-42-19の地点で18万6000円/m2となっている[7]

歴史

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「大岡郷」は戦国時代から見られる名であり、「大賀郷」とも称した。1561年永禄6年)4月26日の北条家朱印状には「久良岐郡富岡大岡郷」とある。地名辞書によると元は「大神」と記し、「大賀」とも書いた。江戸時代に久良岐郡大岡村となる。『新編武蔵風土記稿』によると元禄年間(1688年1704年)に下大岡村と上大岡村に分村したとあるが[8]1647年(正保4年)の上大岡村年貢割付状が存在することから、分村時期は正保年間(1645年1648年)とも考えられる。

1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行により下大岡村、上大岡村と堀之内村、蒔田村、井土ヶ谷村、弘明寺村、永田村、引越村、中里村、別所村、最戸村、久保村が合併して大岡川村となる。1911年(明治44年)4月1日、旧下大岡村部分を含む大岡川村北部が横浜市に編入される。1927年(昭和2年)に区制施行により中区大岡町となる。1928年には大岡町の一部から大橋町中島町通町若宮町宮元町が新設。1943年に、中区から南区が新設されたことにより、南区の一部となる。1969年6月1日、住居表示実施に伴い、大岡町の一部が大岡一~三丁目となるとともに大橋町・中島町・通町・若宮町・蒔田町・磯子区岡村町・港南区上大岡町に編入。残る部分も1974年2月18日に大岡四・五丁目となるとともに一部が上大岡町に編入された[9]

町名の変遷

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実施後 実施年月日 実施前(各町名ともその一部)
大岡一丁目 1969年(昭和44年)6月1日 大岡町、蒔田町、磯子区岡村町(各一部)
大岡二丁目 大岡町(一部)
大岡三丁目 大岡町、磯子区岡村町(各一部)
大岡四丁目 1974年(昭和49年)2月18日 大岡町(一部)
大岡五丁目

世帯数と人口

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2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
大岡一丁目 3,089世帯 6,114人
大岡二丁目 1,508世帯 2,323人
大岡三丁目 2,231世帯 4,372人
大岡四丁目 1,717世帯 3,562人
大岡五丁目 1,783世帯 3,311人
10,328世帯 19,682人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[10]
19,313
2000年(平成12年)[11]
19,007
2005年(平成17年)[12]
18,747
2010年(平成22年)[13]
18,832
2015年(平成27年)[14]
19,314
2020年(令和2年)[15]
19,834

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[10]
7,765
2000年(平成12年)[11]
7,994
2005年(平成17年)[12]
8,013
2010年(平成22年)[13]
8,432
2015年(平成27年)[14]
9,109
2020年(令和2年)[15]
9,868

学校

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横浜市営地下鉄弘明寺駅の東側に当たる大岡二丁目は、1920年(大正9年)に横浜高等工業学校および神奈川県立商工実習学校が開設されて以来の学生街である。

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[19]

丁目 街区 小学校 中学校
大岡一丁目 37番
39〜47番
60〜68番
横浜市立蒔田小学校 横浜市立南中学校
1〜21番
32〜36番
38番
48〜59番
横浜市立大岡小学校
28番1〜32号
31番
横浜市立南小学校 横浜市立藤の木中学校
22〜27番
28番33号〜30番
横浜市立南が丘中学校
大岡二丁目 1〜30番
31番、32番 横浜市立大岡小学校 横浜市立南中学校
大岡三丁目 2〜4番
10〜23番
横浜市立南小学校 横浜市立藤の木中学校
1番、5〜9番
24〜53番
横浜市立藤の木小学校
大岡四丁目 全域
大岡五丁目 全域

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[20]

丁目 事業所数 従業員数
大岡一丁目 52事業所 240人
大岡二丁目 144事業所 990人
大岡三丁目 49事業所 247人
大岡四丁目 32事業所 291人
大岡五丁目 56事業所 420人
333事業所 2,188人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[21]
351
2021年(令和3年)[20]
333

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[21]
1,847
2021年(令和3年)[20]
2,188

交通

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路線バスは、鎌倉街道を走り横浜駅関内地区方面と上大岡駅大船駅方面を結ぶ横浜市営バス神奈川中央交通江ノ電バスのほか、上大岡駅から町内の万福寺前バス停を通り汐見台経由磯子駅行き(市営64系統)および岡村町経由根岸駅行き(市営133系統)、藤の木・大岡住宅前バス停を通り磯子駅から滝頭井土ヶ谷駅前経由保土ケ谷駅東口・横浜駅行き(市営9系統)、磯子駅から浜小学校経由井土ケ谷下町循環(神奈中60系統)、弘明寺駅から三殿台公園経由みつが丘中央行き(市営219系統)の、丘陵地帯を結ぶ各路線が運行されている。

施設

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その他

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日本郵便

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警察

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町内の警察の管轄区域は以下の通りである[23]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
大岡一丁目 全域 南警察署 通町交番
大岡二丁目 全域
大岡三丁目 全域 大岡町交番
大岡四丁目 全域
大岡五丁目 全域

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 横浜市町区域要覧、1 - 18頁
  3. ^ a b 大岡の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ a b 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p1050
  6. ^ 住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
  7. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年6月4日閲覧。
  8. ^ 新編武蔵風土記稿上大岡村.
  9. ^ 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p173
  10. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  16. ^ 横浜国立大学留学生会館
  17. ^ 横浜国立大学附属特別支援学校 沿革
  18. ^ 南区総合庁舎が移転?その噂の真相は”. はまれぽ (2012年1月5日). 2016年11月13日閲覧。
  19. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
  20. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  21. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  22. ^ 郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
  23. ^ 交番案内”. 南警察署. 2023年10月22日閲覧。

参考文献

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  • 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。 
  • 横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月。 
  • 『県別マップル14 神奈川県道路地図』(第6版)昭文社、2016年、19頁。ISBN 978-4-398-62683-7 
  • 「上大岡村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ79久良岐郡ノ7、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763986/53 
  • 横浜市町区域要覧” (PDF). 横浜市市民局 (2016年6月). 2023年6月6日閲覧。