大の里泰輝
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大関昇進を決め南門からの場所入りが最後となった令和6年9月場所千秋楽 | ||||
基礎情報 | ||||
四股名 | 大の里 泰輝 | |||
本名 | 中村 泰輝 | |||
愛称 | ダイキ[1] | |||
生年月日 | 2000年6月7日(24歳) | |||
出身 | 石川県河北郡津幡町 | |||
身長 | 192.0cm | |||
体重 | 182.0kg | |||
BMI | 49.37 | |||
所属部屋 | 二所ノ関部屋 | |||
得意技 | 突き・押し・右四つ・寄り | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 西大関2 | |||
最高位 | 西大関2 | |||
生涯戦歴 | 99勝35敗(10場所) | |||
幕内戦歴 | 65勝25敗(6場所) | |||
優勝 | 幕内最高優勝2回 | |||
賞 |
殊勲賞2回 敢闘賞3回 技能賞3回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 2023年5月場所 | |||
入幕 | 2024年1月場所 | |||
趣味 | 部屋の周りをさんぽ | |||
備考 | ||||
2024年11月28日現在 |
大の里 泰輝[2](おおのさと だいき、2000年6月7日 - )は、石川県河北郡津幡町出身で二所ノ関部屋所属の大相撲力士。本名は中村 泰輝(なかむら だいき)。身長192cm、体重182kg、最高位は西大関2(2024年11月場所)、血液型はB型。
来歴
[編集]アマチュア時代
[編集]小学1年の7歳から津幡町少年相撲教室で相撲を始める[2][3]。穴水町出身の三輪隼斗(2024年時点でソディック所属の実業団力士[4])の姿をテレビで見てから、中学相撲留学を志した[5]。
糸魚川市立能生中学校に相撲留学[5]。
新潟県立海洋高等学校を経て日本体育大学に進学[5]。
大学1年次の2019年、10月に第74回国民体育大会相撲競技青年の部個人戦優勝、11月に第97回全国学生相撲選手権大会で学生横綱となる[2]。
大学3年次の2021年12月、第70回全日本相撲選手権(両国国技館)の決勝で近畿大学の神崎大河を寄り切って優勝してアマチュア横綱となる[6]。
大学4年次2022年、7月に第11回ワールドゲームズ[注 1]無差別級で金メダル、重量級で銀メダル、10月に第77回国民体育大会相撲競技成年の部個人戦で2019年の前回大会[注 2]に続いて2連覇、前年のアマチュア横綱と合わせて大相撲の幕下10枚目格付出資格取得[7]、11月に第100回全国学生相撲選手権大会個人戦準優勝[8]、12月に第71回全日本相撲選手権決勝で日体大職員の松園大成をはたき込んで優勝してアマチュア横綱2連覇を果たした[9]。
2023年に入ると大相撲入りの意思を表明して3月に二所ノ関部屋に入門が決まる。3月30日の日本相撲協会理事会で幕下10枚目格付出で入門が承認された[10]。なおこの幕下10枚目格付出は2023年9月場所後の理事会で廃止された(それ以降は幕下付出は最下位格のみに変更)ため、幕下10枚目格付出で初土俵を踏んだ最後の力士となった。
2023年4月6日に母校の海洋高校で入門記者会見を行い、四股名は大正時代の大関の大ノ里萬助が由来で、師匠の二所ノ関親方が出世したときに案に上がった、「大の里」となることが発表された[11] [12]。中村本人は二所ノ関部屋を選んだ理由として、部屋の所在地が茨城県阿見町であり誘惑や娯楽の無い環境で相撲に集中できることを挙げている。師匠の二所ノ関は、スピード出世にかかわらず、大相撲の十両以上で年90番取れる体を作ることに主眼を置くコメントをしている[13]。
大相撲入門以後
[編集]2023年
[編集]デビュー場所の2023年5月場所では初日、大学の先輩である石崎(後の朝紅龍)に敗れるが、その後6連勝して6勝1敗で終えた[14]。
2023年7月場所では、東幕下3枚目で4勝3敗と勝ち越し新十両を濃厚とした[15]。7番相撲を控えていた際に父から激励のメッセージを受けており、これに応えた形となった[5]。7月26日に開かれた番付編成会議で、9月場所の新十両昇進が正式に発表された。同じ二所ノ関部屋の高橋(後の白熊)と同時の新十両昇進となり、同部屋から同時に新十両への昇進を果たすのは2012年9月場所での阿武松部屋(慶天海と丹蔵)以来のこととなった[16]。
新十両会見で大の里は、「チヤホヤされるかもしれないけど、まだ新弟子。常に『おかげさま』の気持ちでやっていきたいです」と述べ、高校時代の監督の妻に出世した時に購入すると約束した牛一頭の調達をいつか実現したいと語った。「誰からも愛される関取になりたいですし、小さい子に憧れを持たれるような力士になりたいです」とも話した[17]。 相撲教習所は関取特権を行使せずに卒業まで通所する意向を示した。7月場所後に「伯桜鵬関は別格の存在。耳には入りますけど、自分は我が道をいく。最終的にどこにいくかが重要ですから。ざんばら髪での出世も考えてないですね」と史上初の関取として相撲教習所に入所した先輩について語っている[18]。
8月26日の夏巡業金沢場所で大の里は、当初髙安に胸を出してもらう予定であったが、現役大関の貴景勝が胸を出し、7分間のぶつかり稽古が行われた[19]。
2023年9月場所で2016年5月場所の佐藤(後の貴景勝)以来の7人目となる新十両力士のストレート勝ち越しを決めた[20]。翌9日目も勝利し、2008年11月場所の翔天狼以来の3人目となる新十両力士の初日から9連勝を決めた[21]。11月場所前の11月5日に福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋の九州場所稽古場で二所ノ関一門連合稽古が行われた際は、関取衆最多となる21番の稽古を行った[22]。11月場所では13日目に10勝目を挙げ、2場所連続2桁勝利を確定させるとともに、この時点で新入幕の可能性が高まったと報じられた[23]。優勝決定戦では12勝3敗同士で琴勝峰と対戦し、上手投げに敗れた。決定戦後に琴勝峰は「まだまだ、ざんばら。年齢は近いですけど、入ってきたばかりで、負けたくなかったです」とコメントしている[24]。
2024年
[編集]2024年1月場所番付発表で正式に新入幕が決定した[25]。12日目には横綱・照ノ富士と対戦となったが、新入幕で横綱と対戦したのは史上10人目[26]。初土俵から5場所目での初金星となれば、2014年9月場所の逸ノ城と並ぶ最速記録だったが、両廻しを掴まれての上手投げに敗れ、史上最速タイの金星は実現しなかった[27]。この場所は11勝4敗で終えて敢闘賞を受賞[28]。この場所の平幕との取組での黒星は1個だけであり、NHK大相撲解説者の舞の海はその点に触れつつ「もう幕内上位の力はあります」と評した[29]。
3月場所は自己最高位西前頭5枚目まで更新[30]。この場所は優勝争いに絡む活躍を見せたが、1敗の状態で10日目に全勝の尊富士に敗れた段階で2差となり、12日目には尊富士と大の里自身が共に敗れたため2差は変わらず、14日目には大の里自身が勝利して尊富士が敗れたため1差となったものの、最終的には千秋楽に尊富士に優勝を決められ、その日の自身の取組も豊昇龍に敗れたため、11勝4敗で場所を終えた。それでも大きな活躍を評価されたことで、敢闘賞と技能賞を同時に受賞した。
5月場所では最高位を西小結に更新。新三役会見では20歳未満の部屋の力士と飲酒した騒動(後述)を謝罪した。また師匠は「13勝2敗くらいで優勝争いできるような力が、上位で今後は大事になってくる」と期待を寄せた[31][32]。この場所初日の照ノ富士戦では掬い投げにより勝利し、横綱戦初白星を獲得。両親と妹がこの一番を観戦しており、「勝ちを目に焼き付けてくれたと思う」と両親と妹に白星を捧げる形となった[33]。3月場所は平幕だが、活躍を鑑みて翌7月場所が大関取りになる可能性も取り沙汰された[34]。千秋楽では阿炎を破り12勝目を挙げ初優勝、併せて初の殊勲賞、2回目の技能賞の両賞の受賞。初土俵から7場所目の優勝は、幕下付け出しでは第54代横綱・輪島の15場所を大きく塗り替える史上最速優勝。新入幕から3場所連続三賞は千代天山以来25年ぶり、2桁勝利では史上初という数多くの快挙を成し遂げた。ただし、高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は、大関取りの起点は三役でないといけないという理由から、7月場所での大関取りには言及しなかった[35]。尊富士に続く、大銀杏も結えないほどの若手の幕内優勝(が場所中から既に濃厚であった)とあって、現職親方・角界OBが口を揃えて「番付の意味がなくなっている(なくなる)」と現状を嘆いていた[36][37]。6月2日、金沢市内で自身の祝賀会が開かれた。祝賀会は2024年2月に開催される予定であったが、能登半島地震の影響により延期されている間に大の里が三役に昇進したため、「幕内昇進祝賀会」から「三役昇進祝賀会」に変更された[38]。
7月場所は三賞委員会の出席者20人による満票で2度目の殊勲賞を獲得した。新入幕から4場所連続での三賞受賞は史上初[39]。夏巡業中には「9月場所で12勝以上を挙げれば大関昇進目安『三役で直近3場所33勝』に届く」と大関取りの可能性について言及された[40]。しかし9月場所前の横綱審議委員会による稽古総見では積極性を欠く姿勢に境川巡業部長(元小結・両国)から檄が飛んだ[41]。
9月場所では初日から11連勝の快進撃を見せ、12日目に若隆景に敗れたものの13日目の琴櫻戦で「三役で直近3場所33勝」を達成する12勝目を挙げた[42]。14日目の豊昇龍戦で勝って13勝目を挙げ、千秋楽を待たずに5月場所以来2場所ぶり、2度目の優勝を決めた[43]。同時にこれにより、昭和以降最速となる初土俵から所要9場所での大関昇進を確実とした[44]。三賞は敢闘賞と、左からの攻めに成長が見られるという理由から技能賞を獲得[45]。新入幕から5場所連続の三賞受賞で、自身が持つ新入幕からの連続受賞記録を更新した[46]。この場所の優勝により初土俵から9場所目にして既に師匠の二所ノ関の幕内優勝実績(2回)に並んでいる[47]。千秋楽(22日)には阿炎に引き落とされ2敗目となり、13勝2敗で場所を終えることとなり、それには表彰式で「勝って(場所を)締めたかったんですけど……」とのコメントを残したが[48]、同日審判部は大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長に要請し、理事長がこれを受諾したため、事実上大関昇進が確定した[49]。
場所後の9月25日、両国国技館に於いて日本相撲協会が11月場所の番付編成会議と臨時理事会を行い、大の里の大関昇進を全会一致で承認し、正式に大関に昇進した。昇進伝達式では協会からの使者である出羽海親方(元前頭・小城ノ花)と放駒親方(元関脇・玉乃島)から昇進が決まったことを伝えられると「大関の地位を汚さぬよう、唯一無二の力士を目指し、相撲道に精進します」と口上を述べた。二所ノ関部屋からの大関は1970年11月場所の大麒麟(17代押尾川)以来の誕生となった。出世の早さに髪の伸びが追いつかず、大銀杏の結えない、大相撲史上初とみられる"ちょんまげ大関"が誕生した[50]。報道によれば、少なくとも新大関の11月場所はちょんまげ大関として土俵を務めることになり、大銀杏が結えるようになるのは早くても2025年1月場所となる見込みだという[51]。
9月場所後の明治神宮例祭奉祝全日本力士選士権大会では、土俵入りの際には「新大関、大の里」とアナウンスされ、一際大きなな歓声と拍手が起きた。そして今大会で初めて幕内トーナメントに出場し、4連勝して決勝戦まで進んだが、決勝戦では琴櫻に敗れて準優勝に終わった[52]。11月場所の初日の平戸海戦は何とか突き落としで勝ったが、大関らしくない内容と9月場所と比べて張りに欠ける体から元2代栃東の玉ノ井親方から不安視された[53]。結局この場所は9勝6敗に終わり、場所後の11月25日の横綱審議委員会の定例会合では山内昌之委員長が「受け身に回った時に少しバタバタしてしまう傾向が見られた」と分析していた[54]。
人物
[編集]協会の公式プロフィールによると好きな歌手は湘南乃風で、趣味は部屋の周りでの散歩、好物は魚全般、好きな漫画は『20世紀少年』[55]。
エピソード
[編集]- 幼少期から大の阪神タイガースファン。阪神の本拠地でもある甲子園へ行ったことはないが、日体大時代には東京ドームで試合観戦をしたことがある[56]。幼少期に好きだった選手は桧山進次郎である[57]。
- 父からは角界入りの際に「関取になるまで帰ってくるな」と言われていた[5]。
- 休刊が決定した『大相撲ジャーナル』2024年10・11月合併号の表紙は大関昇進が決定した自身が飾っており、丁度『大相撲ジャーナル』の門出を自身が送り出した格好となっている。
取り口
[編集]鋭い出足と馬力を活かした取り口で、右を差し込み、左でおっつけながら前に出ていく相撲を武器にしている。左のおっつけは大関昇進を射止めた要因ともなっている[58]。 一方で突き押しの相撲も得意手としており、立ち会いのもろ手突きから一気に突っ張って押していくこともある。 師匠の二所ノ関は、2023年4月の時点で「立合いはまだまだ甘い」と語り「しっかり腰を割ること、体格任せの相撲を取らず廻しを切る技術や組んだ時に廻しを取らせない技術、相手の形にさせない技術なども大切になってくる」と課題を口にした[59]。
十両昇進の際、大の里の師匠の二所ノ関は安定感はまだ課題がある旨を語った一方で将来性を高く評価[17]。
2023年9月場所後、花田虎上が自身のコラムで大の里について「学生時代は四つ相撲が持ち味だったようですが、プロに入って体を生かした突き押しでここまで番付を上げています」と解説しつつも「恐らく幕内下位ぐらいまでは、今の相撲を取り続けるのではないでしょうか。将来的には柏戸さんや佐田の山さんのような、突っ張ってからの四つ相撲に磨きをかけるのではと思います」と期待を寄せていた[60]。
2023年11月場所前の11月5日に行われた二所ノ関一門連合稽古では、一門の大先輩でもある玉鷲から腰高を指摘された[22]。
2024年3月場所中のABEMA大相撲中継で花田虎上は頭で考え込み気持ちが吹っ切れていない点、諦めるのが早く残れない相撲を指摘している[61]。同年5月場所前の横綱審議委員会による稽古総見での様子を見た八角理事長は「スタミナがない。ここ一番では馬力を発揮するけど、上に上がろうとするならスタミナが課題。大関を圧倒するぐらいの気持ちでいかないと、チャンスなんだから」とコメント[62]。
2024年5月場所中の週刊誌報道では、真っ向勝負の相撲で一門内外を問わず親方衆からも高く評価された[63]。同場所中で元琴風は自身のコラムにおいて「不利な体勢でも愚直に前に出る相撲はかつての水戸泉さん(錦戸親方)を彷彿とさせた」と評している[64]。
同年7月場所中には元2代栃東の玉ノ井親方のコラムで、怪我ではなく気分転換を理由に朝稽古を休んだ稽古態度について書かれ、玉ノ井親方はこれには驚いたと、これでは下の者に示しが付かないと苦言を呈していた[65]。場所後の元武蔵丸の武蔵川親方のコラムでは、腰高と押し相撲に弱い点を指摘された[66]。
新大関昇進後の報道によると、親方衆から口をそろえて稽古不足が指摘されており、同門の二所ノ関一門の親方衆でさえ「稽古が圧倒的に足りない。このままでは必ず怪我をする」と忠告している[67]。11月場所後、相手に合わせた遅い相撲だと武蔵川親方から注文を付けられた[68]。
稽古嫌いの一方で、叔父弟子の高安からは入門前から稽古付けられている。高安は大の里が大関に昇進した後も遠慮なくぶつかり稽古で転がして砂まみれにすることができる人物である[69]。
年表
[編集]- 2023年5月場所 - 初土俵(幕下付け出し)
- 2023年9月場所 - 新十両
- 2024年1月場所 - 新入幕
- 2024年5月場所 - 新小結
- 2024年7月場所 - 新関脇
- 2024年11月場所- 新大関
主な成績
[編集]2024年11月場所現在
スピード記録
[編集]- 幕下付け出しから十両昇進所要場所数:2場所(歴代2位タイ)
- 幕下付け出しから幕内昇進所要場所数:4場所(歴代3位タイ)[70]
- 幕下付け出しから対横綱戦までの所要場所数:5場所(歴代1位タイ)[71]
- 幕下付け出しから初の三賞受賞までの所要場所数:5場所(歴代2位タイ)
- 幕下付け出しから新三役までの所要場所数:6場所(歴代2位)
- 幕下付け出しから幕内最高優勝までの所要場所数:6場所(歴代1位)
- 幕下付け出しから関脇昇進までの所要場所数:7場所(歴代2位)
- 幕下付け出しから大関昇進までの所要場所数:9場所(歴代1位)
- 新三役から大関昇進までの三役所要場所数:3場所(歴代8位タイ・年6場所制以降では歴代2位タイ)
- 新入幕から大関昇進までの所要場所数:5場所(歴代2位・年6場所制以降では歴代1位)
通算成績
[編集]- 通算成績:99勝35敗(10場所)
- 通算勝率:.739
- 新十両場所での初日からの連勝:9(初代成山、翔天狼、尊富士と並び歴代1位タイ)
- 幕内連続2桁勝利記録:3場所(2024年1月場所 - 2024年5月場所)
- 幕内優勝次点以上連続場所:2場所(2024年3月場所 - 2024年5月場所)
- 新入幕から連続三賞受賞場所数:5場所(2024年1月場所 - 2024年9月場所、歴代1位)
- 新入幕から連続三賞受賞かつ2桁勝利場所数:3場所(2024年1月場所 - 2024年5月場所、歴代1位)
- 新入幕から大関昇進までのすべての場所で三賞受賞:史上唯一
- 新小結優勝:史上2人目
- 関脇以下の地位での優勝回数:2回(歴代3位タイ)
- 関脇と小結の地位で優勝:史上唯一
- 新入幕の年での2回以上の優勝:史上唯一
- 新入幕の年での大関昇進:史上唯一
- 入門から負け越しなしでの大関昇進:史上唯一
各段優勝
[編集]2024年11月場所終了現在
- 幕内最高優勝:2回
- 2024年(2回)5月場所・9月場所
- 年間最多優勝:1回
- 2024年(2回・照ノ富士と並んで受賞)
三賞・金星
[編集]- 三賞
- 殊勲賞:2回(2024年5月場所、2024年7月場所)
- 敢闘賞:3回(2024年1月場所、2024年3月場所、2024年9月場所)
- 技能賞:3回(2024年3月場所、2024年5月場所、2024年9月場所)
- 金星:なし
場所別成績
[編集]一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
|
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2023年 (令和5年) |
x | x | 幕下付出10枚目 6–1 |
東幕下3枚目 4–3 |
東十両14枚目 12–3 |
東十両5枚目 12–3[注 3] |
2024年 (令和6年) |
西前頭15枚目 11–4 敢 |
西前頭5枚目 11–4 敢技 |
西小結 12–3 殊技 |
西関脇 9–6 殊 |
西関脇 13–2 敢技 |
西大関2 9–6 |
2025年 (令和7年) |
大関 – |
x | x | x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
合い口
[編集]いずれも2024年11月場所終了現在。
(以下、最高位が横綱・大関の現役力士)
- 横綱・照ノ富士には2勝1敗。
- 大関・豊昇龍には2勝4敗(不戦勝1含む)。大関同士の対戦は大の里の1敗。
- 大関・琴櫻には2勝4敗。琴櫻の大関昇進後は大の里の2勝3敗。大関同士の対戦は大の里の1敗。
- 元大関・髙安には1敗。
- 元大関・正代には2勝。正代の大関在位中は対戦なし。
- 元大関・御嶽海には1勝1敗。
- 元大関・霧島には4勝。霧島の大関在位中は大の里の1勝。
- 引退力士(横綱・大関)
- 元大関・貴景勝には2勝。いずれも貴景勝の大関時。
幕内対戦成績
[編集]力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | |||
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碧山 | 1 | 0 | 熱海富士 | 4 | 0 | 阿炎 | 2 | 2 | 宇良 | 2 | 0 | |||
遠藤 | 1 | 0 | 阿武咲 | 0 | 2 | 王鵬 | 3 | 0 | 霧島 | 4 | 0 | |||
豪ノ山 | 2 | 1 | 琴櫻 | 2 | 4 | 琴勝峰 | 2 | 0 | 佐田の海 | 1 | 0 | |||
正代 | 2 | 0 | 湘南乃海 | 1 | 0 | 大栄翔 | 4 | 1 | 貴景勝 | 2 | 0 | |||
隆の勝 | 2 | 2 | 宝富士 | 2 | 0 | 尊富士 | 1 | 1 | 玉鷲 | 2 | 0 | |||
美ノ海 | 1 | 0 | 剣翔 | 1 | 0 | 照ノ富士 | 2 | 1 | 翔猿 | 4 | 0 | |||
平戸海 | 3 | 2 | 武将山 | 1 | 0 | 豊昇龍 | 2(1) | 4 | 御嶽海 | 1 | 1 | |||
翠富士 | 1 | 0 | 明生 | 3 | 0 | 若隆景 | 0 | 2 | 若元春 | 4 | 1 |
(カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦勝、不戦敗の数。太字は2024年11月場所終了現在、現役力士。)
改名歴
[編集]- 大の里 泰輝(おおのさと だいき)2023年5月場所 -
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 新十両つかんだ嘉陽の刺激は1歳下“弟”大の里 髪の長さとボウリングでは1歩先…出世も追う 日刊スポーツ 2024年5月30日5時0分 (2024年5月30日閲覧)
- ^ a b c “日体大の中村泰輝 29年ぶり1年生学生横綱「何も考えてない。ガムシャラでした」プロは大学卒業後 - スポニチ Sponichi Annex スポーツ”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年9月25日閲覧。
- ^ “大関昇進の大の里が口上「唯一無二の力士を目指し、相撲道に精進」前代未聞の“ちょんまげ大関””. 日刊スポーツ (2024年9月25日). 2024年9月25日閲覧。
- ^ “公益財団法人 日本相撲連盟”. www.nihonsumo-renmei.jp. 2024年9月25日閲覧。
- ^ a b c d e 【日曜特番・大の里、強さの秘密に迫る】「欲を捨てた」ストイックに頂点へ 北國新聞 2023/9/24 05:00 (2024年4月25日閲覧)
- ^ 中村泰輝がアマ横綱に 津幡町出身の日体大3年 県勢8人目V、北國新聞、2021年12月6日。2022年6月24日閲覧
- ^ “国体相撲 アマ横綱・中村泰輝が連覇 史上4人目の幕下10枚目格付け出し資格を獲得 成年の部個人戦”. スポニチアネックス (2022年10月3日). 2022年10月3日閲覧。
- ^ 優勝はバドジャルガル・チョイジルスレン
- ^ “大の里が見据える稀勢の里超え 歴代横綱の石碑に名が刻まれる師匠に「いつかは超えたい」”. 日刊スポーツ (2023年6月16日). 2023年6月24日閲覧。
- ^ “2年連続アマ横綱・中村泰輝の付け出し承認、稽古総見が3年ぶりに復活…日本相撲協会理事会”. スポーツ報知 (2023年3月30日). 2023年3月30日閲覧。
- ^ “2年連続アマ横綱中村泰輝選手 二所ノ関部屋入門で意気込み”. NHK (2023年4月6日). 2023年4月6日閲覧。
- ^ “アマ横綱・中村泰輝「大の里」にしこ名が決まり、「早く関取になって恩返しを」と述べた。初土俵は夏場所の予定”. 日刊スポーツ (2023年4月6日). 2023年4月6日閲覧。
- ^ “アマ横綱・中村泰輝「大の里」にしこ名決まる「早く関取になって恩返しを」初土俵は夏場所の予定 - 大相撲 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年9月25日閲覧。
- ^ “2年連続アマ横綱の大の里、デビュー場所は6勝1敗「最初の負けがあったからこそ」”. 日刊スポーツ (2023年5月28日). 2023年5月28日閲覧。
- ^ “2年連続アマ横綱の大の里、3勝3敗から勝ち越して来場所の十両昇進濃厚「精神的に鍛えられた」”. 日刊スポーツ (2023年7月22日). 2023年7月23日閲覧。
- ^ “二所ノ関部屋二重の喜び 大の里が所要2場所、高橋も所要8場所で新十両昇進決める”. スポニチアネックス (2023年7月27日). 2023年7月29日閲覧。
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- ^ “大の里8連勝!新十両のストレート勝ち越しは貴景勝以来7年ぶり7人目の快挙「一日一番取り切るだけ」”. スポーツニッポン. 2023年9月17日閲覧。
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関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大の里 泰輝 - 日本相撲協会