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台中駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目では、台湾鉄路管理局の駅について説明しています。台湾高速鉄道の駅については「台中駅 (台湾高速鉄道)」をご覧ください。
台中駅
駅舎（2016年）
臺中
タイジョン
Taichung
地図
所在地 中華民国の旗 台湾 台中市中区台湾大道1段1号
北緯24度08分13秒 東経120度41分12.6秒 / 北緯24.13694度 東経120.686833度 / 24.13694; 120.686833
所属事業者 台湾鉄路公司
（台湾糖業股份有限公司(廃止)）
等級 特等駅
駅コード 3300[1]
（旧）146[2]
電報略号 ㄊㄓ
駅構造 高架駅
ホーム 単式・島式 3面5線
乗車人員
-統計年度-		 #利用状況節参照
-人/日（降車客含まず）
乗降人員
-統計年度-		 #利用状況節参照
-人/日
開業年月日 1905年5月15日
乗入路線
所属路線 ■台中線（山線）
キロ程 193.3 km（基隆起点）
◄精武 (2.1 km)
(2.0 km) 五権►
所属路線 ■台湾糖業鉄道中濁線（廃線）
キロ程 0.0 km
(0.6 km) 花園►
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台中駅
各種表記
繁体字： 臺中車站
簡体字： 台中车站
拼音： Táizhōng Chēzhàn
通用拼音： Táijhōng Chējhàn
注音符号： ㄊㄞˊㄓㄨㄥ ㄔㄜ ㄓㄢˋ
発音： タイジョン チャーヂャン
台湾語白話字： Tâi-tiong Chhia-thâu(車頭)
客家語白話字： Thòi-chûng Chhâ-theù(車頭)
日本語漢音読み： たいちゅうえき
英文： Taichung Station
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2代目台中駅舎
中華民国の旗 中華民国 文化資産
辰野風の駅舎
種類駅
等級国定古跡
文化資産登録
公告時期		1995年4月22日[3]
位置北緯24度08分13秒 東経120度41分5秒 / 北緯24.13694度 東経120.68472度 / 24.13694; 120.68472
建設年代大正6年（1917年）
台中後站
中華民国の旗 中華民国 文化資産
台中後站（旧台湾糖業鉄道中南駅）
登録名称臺中後火車站
旧称中南驛（日治時代）
種類建築物
等級歴史建築
文化資産登録
公告時期		2004年2月20日[4]
位置台中市東区復興路四段
建設年代1950年代
初代駅舎（木造、当時の日本駅舎風）。
2016年10月、高架化後の駅を視察する要人（左から台中市長の林佳龍、総統の蔡英文、交通部長の賀陳旦）

台中駅（タイジョンえき、たいちゅうえき）は、台湾台中市中区緑川里にある、台湾鉄路公司（台鉄）台中線の駅。現在特等駅であり、全ての列車が停車する。台中市の中心駅であり、かつては台湾糖業鉄道中南線が接続していた。将来は台中捷運藍線の整備計画がある。

歴史

[編集]
  • 1905年（明治38年）
    • 5月15日 - 台中線台中駅開業[5]。
    • 6月10日 - 初代駅舎（台中停車場）竣工。
  • 1908年（明治41年）10月24日 - 台湾西部幹線全線開通式典を台中公園で開催。
  • 1916年（大正5年） - 台湾糖業鉄道中濁線の前身である帝国製糖中南線台中 - 万斗六間開業[6]、4月11日より旅客営業開始[7]。
  • 1917年（大正6年）
    • 3月31日 - 2代目駅舎完成 （現在国定古跡に指定）。
    • 11月6日 - 2代目駅舎改築、落成式挙行。
  • 1935年（昭和10年）4月21日 - 新竹・台中地震で被害を受ける。
  • 1950年代 - 中濁線の駅舎落成[8]
  • 1961年 - 中濁線廃止。
  • 1964年 - 中濁線旧台中駅が台鉄台中駅後站（東口）駅舎として改築される[9]。
  • 1979年 - 電化完了。
  • 1999年9月21日 - 集集大地震で被害を受ける。
  • 2005年
    • 5月15日 - 開業100周年イベント。蒸気機関車の記念運行。
    • 11月5日 - 集集大地震の被害修理完了。
  • 2012年9月 - 3代目駅舎（高架駅）着工[8]。
  • 2016年10月16日 - 高架化工事が完成[10]。
  • 2018年2月 - 北海道のさっぽろ雪まつりで2代目駅舎を模した雪像が展示された[11]。
  • 2019年11月30日 - 市公車12路線の発着が駅前広場の台中転運中心に移転[12]。
  • 2020年
    • 6月 - 第3月台（4・5番ホーム）工事が完了[13]。
    • 8月18日 - 4・5番ホーム供用[14]

駅構造

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駅舎は、地上3階、地下1階ある。単式・島式ホーム3面5線の高架駅で地上3階に位置して、復興路側から1A・1B・2A・2B・3と順に振られている。地上2階にはコンコースで、改札口、切符売り場、自動券売機、台鉄案内所、鉄道警察分駐所、トイレ（エレベーターは出口1、3）がある。駐車場が地下1階にある。

  • 旧駅舎（2代目駅舎）は赤レンガを使用した英国風のデザイン。1917年に建設されたもので、国定古跡に指定されている。
  • 旧裏口（後站）の駅舎は、昔の台湾糖業鉄道中南線台中駅。

のりばは以下のとおり。

のりば

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ホームは3階にある。
1 1A ■西部幹線（下り、待避列車） 彰化・嘉義・高雄方面
■西部幹線（上り、成追線経由海岸線直通列車） 沙鹿・大甲方面
■西部幹線（上り始発） 豊原・新竹・台北方面
2 1B ■西部幹線（下り） 彰化・嘉義・高雄方面
■西部幹線（上り、待避列車） 豊原・新竹・台北方面
3 2A ■西部幹線（上り） 豊原・新竹・台北方面
■東部幹線（直通下り） 宜蘭・花蓮・台東方面
4 2B ■西部幹線（上り） 豊原・新竹・台北方面
■東部幹線（直通下り） 宜蘭・花蓮・台東方面
5 3 ■西部幹線（上り） 臨時用


利用状況

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-2000年
年 年間 1日平均
乗車 下車 乗降計 出典 乗車 乗降計
1906 92,523 92,328 184,851 [15] 253 506
1908 116,969 115,806 232,775 320 636
1910 154,531 154,109 308,640 423 846
1912 216,470 212,760 429,230 591 1,173
1914 285,715 275,632 561,347 783 1,538
1915 261,805 265,200 527,005 717 1,444
1916 284,235 275,632 559,867 777 1,530
1917 415,846 407,804 823,650 1,139 2,257
1918 413,563 402,533 816,096 1,133 2,236
1919 562,340 549,777 1,112,117 1,541 3,047
1920 628,946 601,114 1,230,060 1,718 3,361
1921 728,260 706,931 1,435,191 1,995 3,932
1922 630,284 595,719 1,226,003 1,727 3,359
1923 568,734 541,743 1,110,477 1,558 3,042
1924 513,613 507,818 1,021,431 1,403 2,791
1925 654,871 645,639 1,300,510 1,794 3,563
1926 640,863 663,012 1,303,875 1,756 3,572
1934 546,714 562,776 1,109,490 1,498 3,040
1935 597,878 614,888 1,212,766 不計算[注 1]
1936 650,388 676,081 1,326,469 1,777 3,624
1937 729,859 739,794 1,469,653 2,000 4,026
1938 918,253 928,008 1,846,261 2,516 5,058
1939 1,057,173 1,067,255 2,124,428 2,896 5,820
1941 1,529,632 1,534,160 3,063,792 4,191 8,394
資料なし
1946 1,946,559 1,459,546 3,406,105 [16] 5,333 9,332
1955 1,860,236 1,845,732 3,705,968 [17] 5,097 10,153
1956 資料なし
1957 3,022,091 3,030,551 6,052,642 [18] 8,280 16,583
1958 4,035,703 4,039,163 8,074,866 [19] 11,057 22,123
1959 3,860,181 3,757,781 7,617,962 [20] 10,576 20,871
1960 3,834,177 3,765,108 7,599,285 [21] 10,476 20,763
1961 3,808,135 3,766,947 7,575,082 [22] 10,433 20,754
1962 3,507,119 3,458,017 6,965,136 [23] 9,609 19,083
1963 3,549,225 3,538,556 7,087,781 [24] 9,724 19,419
1964 4,232,248 4,187,163 8,419,411 [25] 11,564 23,004
1965 4,757,154 4,679,336 9,436,490 [26] 13,033 25,853
1966 4,991,305 4,984,276 9,975,581 [27] 13,675 27,330
1967 5,384,479 5,384,102 10,768,581 [28] 14,752 29,503
1968 5,555,960 5,494,323 11,050,283 [29] 15,180 30,192
1969 資料なし
1970
1971 5,686,058 5,615,282 11,301,340 [30] 15,578 30,963
1972 6,059,833 6,100,332 12,160,165 16,557 33,224
1973 6,418,067 6,342,696 12,760,763 17,584 34,961
1974 6,479,234 6,341,557 12,820,791 17,751 35,125
1975 6,247,904 6,190,462 12,438,366 [31] 17,118 34,078
1976 6,029,854 5,755,900 11,785,754 [32] 16,475 32,202
1977 5,512,183 5,344,737 10,856,920 [33] 15,102 29,745
1978 5,016,131 4,817,506 9,833,637 [34] 13,743 26,941
1979 3,845,214 3,716,544 7,561,758 10,535 20,717
1980 3,998,085 3,959,720 7,957,805 [35] 10,924 21,743
1981 3,824,116 3,789,813 7,613,929 [36] 10,477 20,860
1982 3,787,109 3,881,595 7,668,704 [37] 10,376 21,010
1983 3,718,930 3,732,588 7,451,518 [38] 10,189 20,415
1984 3,815,765 3,861,516 7,677,281 [39] 10,426 20,976
1985 3,858,331 3,786,307 7,644,638 [15] 10,571 20,944
1986 3,921,447 3,755,597 7,677,044 10,744 21,033
1987 4,030,646 3,941,726 7,972,372 11,043 21,842
1988 4,429,565 4,380,357 8,809,922 12,103 24,071
1989 4,439,565 4,380,357 8,819,922 12,163 24,164
1990 4,431,534 4,372,119 8,803,653 12,141 24,120
1991 4,901,261 5,135,912 10,037,173 13,428 27,499
1992 5,646,116 6,201,870 11,847,986 15,427 32,372
1994 6,127,720 7,037,022 13,164,742 [40] 16,788 36,068
1995 6,227,739 7,239,429 13,467,168 [41] 17,062 36,896
1996 5,826,861 7,134,932 12,961,793 [42] 15,920 35,415
1997 6,305,666 7,528,421 13,834,087 [43] 17,276 37,902
1998 6,657,462 7,900,229 14,557,691 [44] 18,240 39,884
1999 6,965,464 8,317,261 15,282,725 [45] 不計算[注 2]
2000 8,410,114 8,607,042 17,017,156 [46] 22,978 46,495
2001年-
年 年間 1日平均
乗車 下車 乗降計 出典 乗車 乗降計
2001 7,891,335 7,860,667 15,752,002 [47] 21,620 43,156
2002 7,640,620 7,517,457 15,158,077 [48] 20,933 41,529
2003 6,692,742 6,613,671 13,306,413 [49] 18,336 36,456
2004 6,821,305 6,687,637 13,508,942 [50] 18,637 36,910
2005 6,697,495 6,569,591 13,267,086 [51] 18,349 36,348
2006 6,698,152 6,577,611 13,275,763 [52] 18,351 36,372
2007 資料なし 13,432千 [53] - 36,800
2008 資料なし 14,511千 - 39,648
2009 資料なし 14,963千 - 40,995
2010 7,855,446 7,793,033 15,648,479 [54] 21,522 42,873
2011 8,475,160 8,233,096 16,708,256 [55] 23,220 45,776
2012 9,105,638 8,850,841 17,956,479 [56] 24,879 49,061
2013 9,369,859 9,226,624 18,596,483 [57] 25,671 50,949
2014 9,521,531 9,292,519 18,814,050 [58] 26,086 51,545
2015 9,877,068 9,744,740 19,621,808 [59] 27,060 53,758
2016 9,995,999 9,931,144 19,927,143 [60] 27,311 54,446
2017 9,754,242 9,677,799 19,432,041 [61] 26,724 53,238
2018 9,490,995 9,508,821 18,999,816 [62] 26,003 52,054
2019 9,529,623 9,448,606 18,978,229 [63] 26,109 51,995
2020 8,003,936 8,066,308 16,070,244 [64] 21,869 43,908
2021 5,785,648 5,815,007 11,600,655 [65] 15,851 31,783

駅弁

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→詳細は「台鉄弁当」を参照

当駅では多数の駅弁を販売している。

  • 台中鐵道食堂

駅周辺

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西口

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東口

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  • 台中州庁
    台中州庁
  • 台中科技大学
    台中科技大学
  • 台中教育大学
    台中教育大学
  • 台湾体育運動大学競技場
    台湾体育運動大学競技場
  • 台中公園
    台中公園
  • 中華路夜市
    中華路夜市
  • 一中街
    一中街
  • 宝覚寺
    宝覚寺
  • 建国市場
    建国市場
  • 大魯閣新時代モール
    大魯閣新時代モール
  • 台中創造産業パーク
    台中創造産業パーク
  • 旧台中糖廠
    旧台中糖廠

公共レンタサイクル

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長距離バスのりば

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  • 新民街に移転した客運のターミナル（2016年11月）
    新民街に移転した客運のターミナル（2016年11月）

隣の駅

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台湾鉄路
台中線（山線）
精武駅 - 台中駅 - 五権駅

脚注

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註釈

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  1. ^ 新竹・台中地震の影響。
  2. ^ 921大地震の影響。

出典

[編集]
  1. ^ "車站基本資料集". 台湾鉄路管理局. 2021年6月27日. 2022年4月13日閲覧。
  2. ^ 台湾鉄路管理局. "車站基本資料集". 2018年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月25日閲覧。
  3. ^ 臺中火車站 文化部文化資産局 国家文化資産網
  4. ^ 臺中市舊後火車站（旧称中南駅） 文化部文化資産局 国家文化資産網
  5. ^ 台湾総督府 (1905年5月12日). "台湾総督府告示第66号". 官報. 1905年05月27日 (第6570号 ed.). 大蔵省印刷局. p. 1058. 明治三十八年五月十五日ヨリ臺中廳管下葫蘆墩、潭仔墘、臺中、烏日、大肚、及鹽水港廳管下蕃仔田ニ停車場ヲ設置シ鐵道運輸營業ヲ開始ス 其ノ哩程左ノ通 拔仔林停車場ハ明治三十八年五月十五日限リ廢止ス 国立国会図書館
  6. ^ 台湾総督府 (1916年6月13日). "台湾総督府告示第73号". 官報. 1916年06月20日 (第1165号 ed.). 大蔵省印刷局. p. 443. 帝國製糖株式會社鐵道運輸營業開始許可 国立国会図書館
  7. ^ 台湾総督府鉄道部, ed. (1917年11月25日). "七 私設鐵道 第五十九表 營業哩及營業開始年月日（驛別）". 台湾総督府鉄道部年報. 第18年報（大正5年度）. 国立国会図書館. p. 150.
  8. ^ a b “感謝守候！台中火車站告別地平線　今晚8：55揮別末班車”. 上方Upmedia. (2016年10月15日). https://www.upmedia.mg/news_info.php?SerialNo=5779 
  9. ^ 不可不知 台中車站
  10. ^ “台湾・台中駅など16日に高架化、「地域分断」解消で発展に弾み”. フォーカス台湾. (2016年10月15日). オリジナルの2016年10月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161018200114/http://japan.cna.com.tw/news/atra/201610150005.aspx 
  11. ^ “日本統治時代建設の「旧台中駅」が大氷像に さっぽろ雪まつり／台湾”. フォーカス台湾. (2018年2月5日). http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201802050005.aspx 
  12. ^ “台中轉運中心 今起12公車線進駐”. 自由時報. (2019年11月30日). https://news.ltn.com.tw/news/Taichung/paper/1335568 
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関連項目

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外部リンク

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