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南部栄信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

南部 栄信(なんぶ さきのぶ、安政5年5月15日1858年6月25日) – 明治9年(1876年3月26日)は、旧八戸南部家の10代当主。

生涯

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安政5年(1858年)、陸奥八戸藩第9代藩主・南部信順の長男として八戸城内にて生まれる。生母は江戸商家の娘、ふき。明治4年(1871年)に家督を信順から譲られる。明治5年(1872年)に八戸から東京に移り住む。明治7年(1874年)2月に南部利剛次女の麻子と結婚する。同年11月アメリカに留学するも、明治9年(1876年)に病のため帰国する。同年3月に死去した。享年19。麻子との間に子はなく、家督は麻子が継いだ。

栄信が家督を継いだ当時、南部家の財政事情は苦しかったとされ[1]、明治7年(1874年)に旧八戸藩江戸藩邸を1万5000円(当時)で静寛院宮邸として売却し、豊島の邸宅を2600円(当時)で購入し転居している。

参考文献

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  • 『八戸南部史稿』八戸市、1999年
  • 島守光雄『八戸の女性史』八戸市、2002年

脚注

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  1. ^ 『新編八戸市史 近現代資料編1』八戸市、2007年