コンテンツにスキップ

利用者:Water & RAINBOW/下書き16-1-2 平原綾香 シングル 2010年代

[編集]

各ゲート[編集]

1.User:Water & RAINBOW/下書き16-1 平原綾香 シングル
1.User:Water & RAINBOW/下書き16-1-1 平原綾香 シングル 2000年代
3.User:Water & RAINBOW/下書き16-1-3 平原綾香 シングル 2020年代
2.User:Water & RAINBOW/下書き16-2 平原綾香 アルバム
1.User:Water & RAINBOW/下書き16-2-1 平原綾香 オリジナル・アルバム
2.User:Water & RAINBOW/下書き16-2-2 平原綾香 ベスト・アルバム
3.User:Water & RAINBOW/下書き16-2-3 平原綾香 カバー・アルバム

サンプル[編集]

配信限定シングル[編集]

平原綾香配信限定シングル
規格配信限定シングル
ジャンルJ-POP
レーベルドリーミュージック
作詞者平原綾香
作曲者平原綾香
平原綾香 年表

CDシングル[編集]

「」
平原綾香シングル
規格 CD
ジャンル J-POP
レーベル ドリーミュージック
作詞・作曲 平原綾香
テンプレートを表示

平原綾香[編集]

Sailing my life[編集]

「Sailing my life」
平原綾香シングル
初出アルバム『my Classics 2
B面 Air
リリース
規格 シングル
録音 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
レーベル ドリーミュージック
作詞・作曲 平原綾香藤澤ノリマサ (作詞)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (作曲)
ヨハン・セバスチャン・バッハ (作曲)
坂本昌之 (編曲)
平原綾香 シングル 年表
Ave Maria! 〜シューベルト〜
2009年
Sailing my life
(2010年)
ケロパック
2010年
テンプレートを表示

Sailing my life』(セイリング・マイ・ライフ)は平原綾香藤澤ノリマサによるコラボレーション・シングル。

平原綾香 & 藤澤ノリマサ」名義での発売となった。

解説[編集]

平原綾香のシングルとしては『Ave Maria! 〜シューベルト〜』から約3ヶ月ぶり、藤澤ノリマサのシングルとしては『Domani 〜明日をつかまえて〜』より約2ヶ月振りとなる。

「Sailing my life」はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲した『ピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章』に平原綾香と藤澤ノリマサが独自の日本語歌詞を付けて歌ったものとなる。

この曲を選んだ経緯として藤澤は「ベートーヴェンが作る曲はドイツの作曲家の中でも芯の通ったメロディーがあるのが多く、今回の映画のお話のテーマとして『悲愴』が一番ピッタリと来ましたね。」と語っている[1]

今回の楽曲の歌詞は平原と藤澤の二人によって作詞が進められており、その過程を平原は「最初の歌い出しが私になっていたので、私のパートの歌詞を作詞した後にメールでノリマサ君に送って、それにノリマサ君が自身のパートを作詞した上で送り返す、と言う感じの交換日記のようなやり方で作っていきましたね。」と語っている[1]

藤澤は今回の作詞について「最初の段階では、二人で作詞するのは大変だなと感じていましたね。まず、手始めに試写を観てからテーマを決める所から始めていきましたね。綾香ちゃんと二人で共通して感じたことが海って時に穏やか、時に恐ろしい表情を見せることがあると言う事を強く感じましたね。そこが喜怒哀楽のある人生と重なる所があるなと思えたんです。そこから海を人生に例えて、海が持つ無限さを表したい。誰でも理解が出来るように簡単だけど、深みのある背伸びをしない感じの歌詞を書いていこう、と決まりましたね。」と語っている[2]

作詞について藤澤は「作詞は携帯メールで綾香ちゃんが書いた歌詞に僕が作詞して答えを返していくような形でそれを繰り返して作っていきましたね。僕は景色から迫るように、綾香ちゃんが内に秘めたるものから迫るように、って具合で作詞をしていて、多少詞の世界観が異なってましたので、そこは意見を出し合う形でまとめていきました。その過程でタイトルも「人生の航海の途中」って意味合いと二人の思いを込めて「Sailing my life」と決まりましたね。」と語っている[2]

収録曲[編集]

  1. Sailing my life
    作詞:平原綾香、藤澤ノリマサ / 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン / 編曲:坂本昌之
    ギャガ配給映画「オーシャンズ」テーマ・ソング
  2. Air
    作詞: 平原綾香、藤澤ノリマサ / 作曲:ヨハン・セバスチャン・バッハ / 編曲:坂本昌之
  3. Sailing my life(instrumental)
  4. Air(instrumental)

収録アルバム[編集]

Sailing my life

脚注[編集]

外部リンク[編集]


威風堂々/JOYFUL, JOYFUL[編集]

「威風堂々/JOYFUL, JOYFUL」
平原綾香シングル
初出アルバム『my Classics 2
リリース
規格 シングル
録音 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
レーベル ドリーミュージック
作詞・作曲 平原綾香 (作詞)
エドワード・エルガー (作曲)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (作曲)
坂本昌之 (編曲)
チャート最高順位
平原綾香 シングル 年表
ケロパック
2010年
威風堂々/JOYFUL, JOYFUL
(2010年)
Greensleeves
(2010年)
テンプレートを表示

威風堂々/JOYFUL, JOYFUL』(いふうどうどう/ジョイフル,ジョイフル)は平原綾香の23枚目のシングル。

解説[編集]

シングルとしては前作『ケロパック』より、約3ヶ月振りとなる。

「威風堂々」は、後述にもあるが、エドワード・エルガーが作曲した『威風堂々』をアレンジしたもので、テレビ朝日系ドラマ『臨場』の主題歌としてのタイアップが付いている[2]

楽曲解説[編集]

威風堂々
前述通り、本楽曲はエドワード・エルガーが作曲した『威風堂々』に独自の日本語歌詞を付けて、アレンジを加えて仕上げたものとなる[3]
楽曲について
平原は本作について以下のように語っている。
この曲はずっとカヴァーしたいなと思っていた曲の1つですね。私としても卒業式の印象が強くて、新たな世界へ巣立っていく、夢に向かい歩んでいくと言うイメージがある曲。なので前を向いて頑張って生きている人達への応援歌として歌いたいなと思いながら歌詞を書いていきましたね[3]
平原綾香にとっての威風堂々
以下のように語っている。
この曲を作る際、「私にとっての"威風堂々"って何なんだろうな」と考えながら行ってましたね。一本道って迷うことは本来ないはずなのに、それが上ったり下ったりしているとどうしても迷いを覚えてしまう。けど、道は1つしかないし、誰のでもなく自分だけのもの、自分は自分でしか有り得ないと思うんです。だから、その道の真ん中を堂々と歩いて行くのが私にとっての"威風堂々"なんだろうなと思ったんです。「今のままで良い、今の道で間違ってない」っていう言葉は私も言って貰いたいし、感じたいし、感じて欲しいと思う事なんですよね[3]
JOYFUL, JOYFUL
この楽曲はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲の『交響曲第9番 ニ短調 作品125 合唱』が原曲であり、これにアレンジを加えて制作された楽曲となり、平原自身がデビューの切っ掛けを作ってくれた楽曲であったと言い、思い入れの強い曲であるのだと言う[4]
楽曲について
平原は本作について以下のように語っている。
この曲は私が歌手としてデビューする切っ掛けをくれた曲になります。と言うのも、高校生の頃に文化祭で"天使にラブソングを2"で私がリタ役をやったんですよ。映画ではローリン・ヒルが演じていた役になりますね。当時私は音楽高校でサックスを専攻していましたが、この文化祭でリタを演じてからは歌う事に強く惹かれていくようになっていったんです。実を言うと姉のaikaも高校生の時に私と同じリタ役を演じてたんですよ。私自身小さい時はすごく内向的な性格で、今みたいに人前で歌うことなんて絶対に考えられないような子供だったんです。それが変わる切っ掛けになったのは、中学生の時にステージで「JOYFUL, JOYFUL」を歌う姉の姿を見て「私もあんな風にやってみたい」って思うようになっていったんですね。そんな意味でもこの曲は私にとって歌の原点になった曲なんです[4]
改めて歌った際の感触
以下のように語っている。
いつかはカヴァーしたいなとかねてから思い続けて来た楽曲ですけど、今回、レコーディングの際は高校時代に一緒にステージに出た友人にコーラスを頼んで参加して貰いました。私にとって歌うことの楽しさを教えてくれた曲であったのと、その頃の楽しい思い出の詰まった曲でもありました。それを7~8年振りに友人達と歌えたことはとても幸せな事でしたね。高校時代にラップの担当の子がいましたが、今回はそこを私がやる事になりまして、正直、初挑戦だったので最初は上手く出来るか心配だったんですが、そこはやはり、歌の魔法を感じられましたね。曲に乗せると苦労することなく、上手く歌うことが出来ました[4]

収録曲[編集]

  1. 威風堂々
    作詞:平原綾香 / 作曲:エドワード・エルガー / 編曲:坂本昌之
  2. JOYFUL, JOYFUL
    作詞:Vincent Brown、Anthony Criss、Kier Gist、Berry Gordy、Alphonso Mizell、Terry Lewis、Frederick James Perren、Deke Richards、James Harris / 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン / 編曲:坂本昌之
  3. 威風堂々 (Instrumental)
  4. JOYFUL, JOYFUL (Instrumental)

収録アルバム[編集]

威風堂々
JOYFUL, JOYFUL
  • 『my Classics 2』

脚注[編集]

外部リンク[編集]


Greensleeves[編集]

「Greensleeves」
平原綾香シングル
初出アルバム『my Classics 3
B面 ソルヴェイグの歌
リリース
規格 シングル
録音 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
レーベル ドリーミュージック
作詞・作曲 平原綾香 (作詞)
エドヴァルド・グリーグ (作曲)
坂本昌之 (編曲)
チャート最高順位
平原綾香 シングル 年表
威風堂々/JOYFUL, JOYFUL
2010年
Greensleeves
(2010年)
別れの曲
2011年
テンプレートを表示

Greensleeves』(グリーンスリーブス)は平原綾香の24枚目のシングル。

解説[編集]

シングルとしては前作『威風堂々/JOYFUL, JOYFUL』より、約4ヶ月ぶりとなる。

「ソルヴェイグの歌」はアルバム『my Classics 2』からのリカットとなる。

楽曲解説[編集]

Greensleeves
本作はイングランドで最も古く、クリスマス・キャロルとしても親しまれて400年以上にも渡って歌い継がれてきた民謡に平原が独自の日本語歌詞を付けて、大切な人を想う切なくも強く温かい愛を込めたラヴ・ソングとして仕上げたものとなっている[2]
楽曲について
平原は本作について以下のように語っている。
この曲は以前からずっと気になっていた曲なんです。子供の頃から好きな曲で、電話の保留音にもこの曲が使われていたりと私にとっては身近な曲となっていましたね。誰もが知る曲なんですが、とても不思議なオーラを放つ曲だなとも思っていまして、興味が湧きまして今回、この曲を選び出しました[2]
メロディーについて
以下のように語っている。
「Greensleeves」はイングランドで最も古くからある民謡で、クラシックが生まれる以前よりも古くからあった曲なんですよ。作曲者も誰かが分からない。けど、それが逆に納得できるような気がするんですよ。ある時点で誰かが作曲したのではなく、歴史が刻まれていく中で、自然に生まれた、人の手が加えられていないメロディーに思えたんですね[2]
聴いてみて思い浮かんだのは、人がまだ足を踏み入れていない深い森。それこそ妖精が住んでいそうな森ですね。そこに吹いている風と木漏れ陽とか、人の手では到底作り得ない大自然が作り出した風景を感じましたね。そう言う感覚は自分自身に置き換えると、まだ自分でも触れた事のない未知の感情、秘めたるもの、触れたいけど触れたくないような、知りたいけど知りたくないような心の深層部分にあるそんな感覚と繋がるような感じがしますね。それを受けてこの奥の深いメロディーの上に究極の愛に満ちた言葉を綴りたいと思いましたね[2]
原曲の歌詞について、及び、作詞について
以下のように語っている。
実を言うと、今回のカヴァーで初めてこの曲に歌詞が着いていた事を知ったんです。小学校の頃にリコーダーで習った曲でしたし、ずっとメロディーとしての印象でしかなかったんですよ。今回、色々と勉強も兼ねて、原曲の歌詞も初めて読んだんですけど、許されない恋を描いた歌であると知って、驚きました。同時にその歌詞を見てすごく泣けましたね。想いを伝える告白にも、祈りにも感じたし、聴こえた歌でしたね。それを受けてカヴァーするに当たって、私がこの曲から受けたインスピレーション、大切にしたいもの、祈り、告白の歌、それをテーマにした歌詞を書いていこうと思いましたね[2]
歌詞の発想と掘り下げについて
以下のように語っている。
先程も、言ったことなんですがメロディーが何物にも変えがたい究極とも言えるメロディーのように感じまして、私としてもそれに相応しいと思う愛を伝えるための究極の愛の歌詞を乗せようと思いましたね。出発点としたのは、最後の歌詞の一行にある『あなたを愛しています』と言う部分がそうなんです。最後の所に全てにおいて何を言わんとしたいのか、って所が一番重要なポイントになりましたね。それがあの一行だったんです。歌詞の最後に持っていきましたが、全体の中で一番最初に思い浮かんだ歌詞ですね[2]
曲の雰囲気を掴むために行ったデモ・レコーディングの段階ではまだ歌詞がない状態で、私自身"綾香語"と呼んでいる日本語とも英語ともつかないような言葉を用いりながら自由自在に歌うんですが、その時に出てきたのがあの一文だったんです。『愛してます』って恋愛関係だけに留まらず、親子間でも家族に対しても伝えるし、自分も相手もそれだけで幸せにしてくれるし、温かくもしてくれる魔法のような言葉にも思えて、最後のフレーズとメロディーには絶対に使いたい言葉だと思ったんですよねどんな景色や物を見ても、常に大切に思う人を思う。目にする全ての物の中に愛する人がいる感覚ってきっとどんな方にも理解して貰える事だと思いますね[2]
平原綾香がイメージした物語について
以下のように語っている。
私は常日頃から、聴いてくれる皆さんの心に寄り添うような歌詞を書いていきたいと思って書いてるので、特にこれといったイメージは持たないようにしていますね。その分、聴く人全てが想い想いに捉えられると思っていますね。ある人には誰かに想いを告げる愛の告白、またある人には別れてしまった恋人への想いだったり、もしかしたら、亡くなった人を想っているのかもしれない。クリスマスの時期に自分は一人だけど、楽しそうに語らい寄り添い合う恋人同士を見ても、家族を見ても、雪を見ても何を目にするにしても、どこかである人を思っている。目に見える景色の中に愛する人がいると言う感覚ってきっと誰しもが持ち得るものだと思う分、きっと理解して貰える事だと思いますね[2]
作詞のタイミング
以下のように語っている。
そうですね。この曲をやってみようと思い立ってからまず、勉強することから始まるんですね。その曲の成り立ちから背景などを調べた上で楽曲のイメージと、詞のイメージが固まってからアレンジの構想を練っていきまして、それら全てが終わってから総仕上げとして、歌詞を書き上げていくと言う感じでしたね[3]
サウンドのイメージについて
以下のように語っている。
真っ先に思い浮かんだのは、やはり大森林のイメージがありましたね。妖精が住んでいそうな雰囲気とかだったり。木々が生い茂っていて太陽光が遮られて、昼間でも薄明るい場所がある、そんなイメージがありましたね。そのイメージから、あまり音を厚くせず、ストリングスも控え目にした上で民族楽器を取り入れて昔を思い起こさせるような懐かしさ溢れるサウンドを意識しました[3]
用いられた楽器について
以下のように語っている。
そうですね。まず、パンパイプという管楽器からになりますね。葦の茎などを束ねた楽器で茎の長さの違いで音階を作ってます。構造的にはパイプオルガンと同じ構造をしていますね。後はアイルランドの縦笛でティン・ホイッスルと言う楽器も用いてますね[3]
ストリングスに関しては、普通のバイオリンと違って民族音楽で使われるフィドルと言う楽器があってそれの音色を意識したような感じで弾いて貰ってます。後はこの曲は森林のイメージの他に星のイメージもあって、それを表現するためにシンバルも用いていますね。この曲は季節、時間帯もこれと言って特定しにくい不思議な魅力があるんですよね。この辺りもこのメロディーが持つ力がそのような魅力を放っているのだと思いますね。やはり、400年以上にも渡って歌い継がれていて、時代も国境も越えて伝わってきている曲と言うのは不思議な魅力や力があるんですよね[3]
ソルヴェイグの歌
この曲はアルバム『my Classics 2』収録曲からのリカットとなり、原曲は「ペール・ギュント組曲」の中の一曲であったものであり、イプセンの戯曲の劇中音楽として書かれたものとなる[4][3]
楽曲について
平原は本作について以下のように語っている。
この曲に登場するペール・ギュントと言う男性はとても自由奔放な男性で、放浪の旅を続けながら、行く先々で様々な女性と関係を持ちながら、時には大金持ち、時には破産してと山あり谷ありの人生を送ってきたんですよね。ソルヴェイグはそんな彼をずっと待ち続けた健気な女性なんです。待ち続ける事とか、一途に想い続ける事って本当に素敵だなってこの曲を聴いて改めて思いましたね。その彼女の想いを私なりに汲み取って歌詞を書いていきましたね[4]
ペール・ギュントは放浪の末に最後の最後にソルヴェイグの元へ戻ってくるんですよ。その後、彼女に『君にはとても悪いことをしてしまった。君の口からその罪を言って欲しい。それが僕にとっての生きた証となるから』と。けど、彼女は『いいえ、あなたはなにも悪くはない。あなたと出会い、私が生きた一生が1つの歌になったんです。だから、あなたにはとても感謝していますよ。』って答えたんです。私はその台詞と、そう言い切ってしまえるその強さに感動しましたね[3]
この曲は映画『半次郎』の主題歌として起用されましたが、この曲と時代劇の組み合わせになりましたね。とても嬉しく思います。"半次郎"は幕末を生き抜いた武士達の力強い生き様を描いた映画となるんですが、その時代を共に生き抜いた女性たちからの目線も描かれているんですよね。愛する人を見守り、支え、ずっと信じて待っている。そこがソルヴェイグがペール・ギュントを愛し続け、ずっと待っていたと言うその気持ちと強さにリンクするなと感じたんですよね。待つと言うのはとても大変で並大抵の事じゃないと思うんですよね。自分では何も出来ない、ただ信じて待つしかできない。とても難しく大変な事だと思うんです。自分と言うものをしっかりと持っていて強く生き抜いていく女性の美しさと強さがこの曲と通じるものがありますね[3]
メロディーについて
以下のように語っている。
メロディーとしても女性の強さと弱さの相反する二面性が感じられるような展開となってるのが、特徴ですね。待ち続ける強い想いもあるけど、それと同時に、そうしている時に醸し出される切ない想いも感じて、その辺りも歌詞に想いを乗せていますね[4]
この曲はメロディー自身が独特で、まず、そのメロディー・センスに圧倒されたなと思いましたね。途中、展開する所がとてもメジャーな感じがしていてそこでノルウェーの遊牧民が歌っていたメロディーも入っていたりと、何度歌い込んでも新鮮に聞こえる曲で、とにかく何度も何度も歌って行って一体どんな感じの曲にカヴァーしていこうかなと思ってやっていたら、少しずつ、大陸的な爽やかなイメージが湧いてきたんですよね[3]
サウンド作りについて
以下のように語っている。
最初にイメージしたのは、マイケル・ジャクソンの「You Rock My World」を意識しましたね。次にスティングの「Shape of My Heart」のイメージも出てきましたね。その2曲のイメージからの出発点となりましたが、基本的に静かな感じだけど情熱的などんどん盛り上がっていくような曲にしようと思ったんですよね。そこはやはり、主人公の想いに通ずる所がありましたね。長らくずっと押さえ込んで来たもの、会いたくても会えない気持ちや、帰ってきて欲しくてそばにいて欲しいのに、その人がそばにおらず、ただ待つことしか出来ない、愛する人を待つと言う信念を貫くためにはどれだけ情熱が必要になるのか、その辺りのアレンジメントはまさにソルヴェイグの気持ちそのものになるんじゃないかなと思いますね[3]
イントロとアウトロにあるハミングについて
以下のように語っている。
最初と最後にハミングが入ってる所があるんですが、実を言うとグリークの原曲自体が元々それを入れてたんですよ。最初にハミングから始まってメロディーに繋がって、それを経た後に最後にちょっと展開をしたメロディーのハミングで締め括られていく。これは是非ともカヴァーでもやりたいなと思い、取り入れました。ハミングに挟まれたタイプの楽曲は意外性を感じられる方もいらしてるだろうなと思いますが、クラシックを親しんでいる方が聴くと「おお、これは...」と少しニヤリとしていただけるんじゃないかなと思いますね[3]

収録曲[編集]

  1. Greensleeves
    作詞:平原綾香 / 作曲:作者不詳 / 編曲:坂本昌之
    原曲:イングランド民謡『Greensleeves
  2. ソルヴェイグの歌
    作詞:平原綾香 / 作曲:エドヴァルド・グリーグ / 編曲:坂本昌之
    原曲:『ペール・ギュント』第4組曲「ソルヴェイグの歌」
    映画『半次郎』主題歌
  3. Greensleeves(Vocal-less Track)
  4. ソルヴェイグの歌(Vocal-less Track)

収録アルバム[編集]

Greensleeves
ソルヴェイグの歌

脚注[編集]

外部リンク[編集]