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中央競馬クラシック三冠(ちゅうおうけいばクラシックさんかん)とは中央競馬で行われる皐月賞・東京優駿・菊花賞の3競走を指す。単に三冠競走とも称する[1]。
また、牝馬限定競走である桜花賞・優駿牝馬・秋華賞の牝馬三冠についても記述する。
概要
[編集]イギリスのクラシック三冠戦を範として誕生した中央競馬の競走で、3歳牡馬・牝馬によって行われる。牝馬のみが出走可能なのは桜花賞、優駿牝馬、秋華賞であり、これら3競走が牝馬三冠と呼ばれる。
なお、牝馬三冠の最後の競走(ビクトリアカップ、エリザベス女王杯、秋華賞[注 1])は、イギリスのクラシックに相当する競走がなく[注 2]、創設当初から外国産馬にも開放されていたため、クラシック競走には含まれない。1969年ビクトリアカップ創設以前の日本には、現在の牝馬三冠目に相当する競走が存在せず、牝馬が三冠を狙う際には菊花賞に出る必要があった。
以下、模範となったイギリスのクラシック各競走と、日本でクラシック三冠または牝馬三冠全てに優勝した競走馬(三冠馬)を記す(三冠馬以外のクラシック競走勝利馬については「中央競馬クラシック競走優勝馬一覧」を参照)。
国際化
[編集]出走条件は、3歳(旧4歳)馬[注 3]とされているが、長い間、種牡馬・繁殖牝馬の適性を審査するため、JRAに登録されている内国産馬限定で行われてきた[注 4]。その後、中央・地方交流促進の一環として、1995年から地方競馬の所属馬も出走できるようになり、さらに、2001年からは日本競馬の国際化が進み、段階的に外国産馬の出走が条件付きで解禁された。2010年以後は国際セリ名簿基準書のパート1競走に指定され[注 5]、2・3歳限定戦の重賞にも国際グレード格付けが行われるようになり、外国馬の出走制限が大幅に緩和された。しかし、2024年現在、外国産馬がクラシックを優勝したのは2007年優駿牝馬のローブデコルテのみで、牡馬が出走できる三冠では外国産馬の優勝がない。また、外国馬は一度も来日していない[3]。
元々、競馬の国際化を念頭に置いた「外国産馬の出走制限緩和策8年計画」(1992年策定)があったものの、日本の内国産馬の生産業界からの反発が強く、クラシック競走への解放は当初見送られていた。そのため、クラシックに出られない3歳馬のために「NHKマイルカップ」が「マル外のダービー」として開催され、第1回(1996年)は18頭中14頭が外国産馬で占められた。しかし、この「マル外解放」に呼応する形で、トニービン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスの「3大種牡馬」が輸入され、内国産馬が台頭。NHKマイルカップでは2002年にテレグノシス(トニービン産駒)が内国産馬で初優勝を達成し、その後も内国産馬の優勝が続いている。外国産馬の優勝は2001年のクロフネ以来、2021年のシュネルマイスターまで20年間なかった。また、出走馬全てが内国産馬の年も存在する[4]
登録料
[編集]クラシック競走に出走するためには、クラシック登録料を3回にわたって支払う必要がある。通常、2歳の10月に第1回、3歳の1月に第2回、3歳のクラシック当該競走開催2週間前が第3回の締切日である(いずれも締め切り当日正午まで必着[3])。第1回登録の際に1万円、第2回に3万円、第3回に36万円、総額40万円を事前に払う必要がある。しかし、オグリキャップが1988年に笠松競馬場から中央に移籍した際、クラシック参加には中央への移籍と1987年のクラシック第1回登録を済ませる必要があり、結果的にクラシック出走はできなかった[注 6]。
これを踏まえて、1992年[5]から追加登録制度が設けられ、第3回締め切り時までに200万円を支払うことで、第1回締め切り時に登録を見合わせた馬も出走できるようになった[3]。この制度を利用したテイエムオペラオーは1999年の皐月賞を優勝し、その後もヒシミラクル(2002年菊花賞)、アローキャリー(2002年桜花賞)、メイショウマンボ(2013年優駿牝馬)、トーホウジャッカル(2014年菊花賞)、キタサンブラック(2015年菊花賞)の計6頭が追加登録制度を利用してクラシック制覇を達成している[5]。
日本軽種馬協会に血統登録されているサラブレッドの生産頭数
[編集]日本ダービー時に「○○年(当該年の3歳馬の出生年)のサラブレッド、○○頭の頂点を決める」[6]という統計の説明があるが、そのバロメーターとなる日本における競走馬の血統登録されている生産頭数は、日本軽種馬協会に残されている1955年以後のデータでは、1955年はわずか660頭(サラブレッド系・準サラブレッド[注 7]も含む)だった。高度経済成長期に合わせるかのように1959年には初めて1000頭を突破(1031頭)し、その後も増加し続け、1976年には8470頭で第1次ピーク期を迎えた。
その後、一時期7000 - 8000頭前後で落ち着くが、1991年から1993年にはそれぞれ10054、10407、10188頭と1万頭を超え、第2次ピーク期を迎えた。しかし、その後のバブル崩壊により再び減少傾向に転じ、21世紀初頭には7000頭前後の水準に戻り、2023年現在は7800頭付近で推移している[7]。
牡馬クラシック三冠
[編集]開催順 | 競走名 | 競馬場 | 距離 | イギリスクラシックで相当する競走 | 競馬場 | 距離 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 皐月賞 | 中山 | 2000m | 2000ギニーステークス | ニューマーケット | 1609m | [8] |
2 | 東京優駿(日本ダービー) | 東京 | 2400m | ダービーステークス | エプソム | 2419m | [9] |
3 | 菊花賞 | 京都 | 3000m | セントレジャーステークス | ドンカスター | 2921m | [10] |
達成順 | 年 | 馬名 | 生産者 | 馬主 | 管理調教師 | 騎手 | 備考 | 達成時の成績 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
皐月賞 | 東京優駿 | 菊花賞 | |||||||||
1 | 1941 | セントライト | 小岩井農場 | 加藤雄策 | 田中和一郎 | 小西喜蔵[注 8] | GI(級)勝利はクラシックのみ、かつクラシックを最後に現役を引退[注 9] | 12戦9勝 | [11] | ||
第3回[注 10] | 第10回[注 11] | 第4回[注 12] | |||||||||
2 | 1964 | シンザン | 松橋吉松 | 橋元幸吉 | 武田文吾 | 栗田勝[注 13] | 日本中央競馬会となってからは初制覇。史上最長の19連続連対[注 14] | 11戦8勝 | [12] | ||
第24回[注 15] | 第31回 | 第25回[注 16] | |||||||||
3 | 1983 | ミスターシービー | 千明牧場 | 千明牧場 | 松山康久 | 吉永正人[注 17] | 父内国産馬としては初制覇[注 18] | 9戦7勝 | [13] | ||
第43回 | 第50回 | 第44回 | |||||||||
4 | 1984 | シンボリルドルフ | シンボリ牧場 | シンボリ牧場 | 野平祐二 | 岡部幸雄[注 19] | 初の無敗三冠、牡馬最多タイの平地芝GI7勝[注 20] | 8戦8勝 | [14] | ||
第44回[注 21] | 第51回[注 22] | 第45回[注 23] | |||||||||
5 | 1994 | ナリタブライアン | 早田牧場新冠支場 | 山路秀則 | 大久保正陽 | 南井克巳 | 朝日杯3歳ステークス優勝馬のクラシック三冠は史上初 | 13戦9勝 | [15] | ||
第54回 | 第61回 | 第55回[注 24] | |||||||||
6 | 2005 | ディープインパクト | ノーザンファーム | 金子真人 | 池江泰郎[注 25] | 武豊[注 26] | 無敗三冠、牡馬最多タイの平地芝GI7勝。2020年達成のコントレイルの父[注 27] | 7戦7勝 | [16] | ||
第65回 | 第72回[注 28] | 第66回[注 29] | |||||||||
7 | 2011 | オルフェーヴル | 白老ファーム | サンデーレーシング | 池江泰寿[注 30] | 池添謙一[注 31] | 父・母・母父すべてが内国産馬としては初制覇[注 32] | 10戦6勝 | [17] | ||
第71回[注 33] | 第78回[注 34] | 第72回 | |||||||||
8 | 2020 | コントレイル | ノースヒルズ | 前田晋二 | 矢作芳人 | 福永祐一[注 35] | 世界初[18]の父子2世代での無敗[注 36]三冠[注 37] | 7戦7勝 | [19] | ||
第80回 | 第87回[注 38] | 第81回[注 39] |
牝馬三冠
[編集]
開催順 | 競走名 | 競馬場 | 距離 | イギリスクラシックで相当する競走 | 競馬場 | 距離 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 桜花賞 | 阪神 | 1600m | 1000ギニーステークス | ニューマーケット | 1609m | [20] |
2 | 優駿牝馬 | 東京 | 2400m | オークスステークス | エプソム | 2419m | [21] |
3 | ビクトリアカップ(1970-75) | 京都 | 2400m | なし | なし | なし | [22] |
エリザベス女王杯(1976-95) | 京都 | 2400m | [22] | ||||
秋華賞(1996-) | 京都 | 2000m | [2] |
達成順 | 年 | 馬名 | 生産者 | 馬主 | 管理調教師 | 騎手 | 備考 | 達成時の成績 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
桜花賞 | 優駿牝馬 | エリザベス女王杯 | |||||||||
1 | 1986 | メジロラモーヌ | メジロ牧場 | メジロ牧場 | 奥平真治 | 河内洋 | 三冠目はエリザベス女王杯[注 40] | 11戦9勝 | [23] | ||
第46回 | 第47回 | 第11回[注 41] | |||||||||
桜花賞 | 優駿牝馬 | 秋華賞 | |||||||||
2 | 2003 | スティルインラブ | 下河辺牧場 | ノースヒルズマネジメント | 松元省一 | 幸英明[注 42] | [注 43] | 7戦5勝 | [24] | ||
第63回 | 第64回 | 第8回[注 44] | |||||||||
3 | 2010 | アパパネ | ノーザンファーム | 金子真人ホールディングス | 国枝栄 | 蛯名正義[注 45] | [注 46] | 9戦6勝 | [25] | ||
第70回[注 47] | 第71回[注 48] | 第15回 | |||||||||
4 | 2012 | ジェンティルドンナ | ノーザンファーム | サンデーレーシング | 石坂正 | 岩田康誠・川田将雅[注 49] | 史上初の父娘三冠[注 50]。史上2位タイの芝平地GI7勝[注 51] | 8戦6勝 | [27] | ||
第72回 | 第73回[注 52] | 第17回 | |||||||||
5 | 2018 | アーモンドアイ | ノーザンファーム | シルクレーシング | 国枝栄[注 53] | C.ルメール[注 54] | 史上最多の芝平地GI9勝[注 55] | 6戦5勝 | [28] | ||
第78回[注 56] | 第79回[注 57] | 第23回 | |||||||||
6 | 2020 | デアリングタクト | 長谷川牧場 | ノルマンディーサラブレッドレーシング | 杉山晴紀 | 松山弘平[注 58] | 史上初となる無敗牝馬三冠[29] | 5戦5勝 | |||
第80回 | 第81回[注 59] | 第25回[注 60] | |||||||||
7 | 2023 | リバティアイランド | ノーザンファーム | サンデーレーシング | 中内田充正 | 川田将雅[注 61] | [注 62] | 6戦5勝 | |||
第83回 | 第84回[注 63] | 第28回 |
主な記録
[編集]変則三冠
[編集]クリフジは1943年6月6日開催の東京優駿、10月3日開催の阪神優駿牝馬(現:優駿牝馬)、11月14日開催の京都農林省賞典四歳呼馬(現:菊花賞)を制したことで「変則三冠」と呼ばれることがある[30][31][注 64]。これは当時の優駿牝馬が現在と異なり秋施行で、菊花賞も11月下旬開催だったため可能だった。
連続した年の三冠達成記録
[編集]年を連続しての三冠の達成はこれまでに2度あり、1度目はミスターシービーとシンボリルドルフが2年連続で達成し、2度目はアパパネ→オルフェーヴル→ジェンティルドンナが3年連続で達成した事例がある。また、2020年にはデアリングタクトとコントレイルが共に無敗で三冠を達成し、同一年での牡牝三冠の初めての事例となった。なお、コントレイルはジェンティルドンナ以来2例目の父子三冠達成であり、父子二代での無敗三冠達成は初めての事例となった。
三冠馬同士の対決
[編集]中央競馬での三冠馬同士の直接対決は過去に3例・5レースある。特に第40回ジャパンカップでは、日本初となる3頭の三冠馬による対決が実現した[32][33][34]。
- 第4回ジャパンカップ(1984年):シンボリルドルフ - 3着 / ミスターシービー - 10着(勝ち馬:カツラギエース)
- 第29回有馬記念(1984年):シンボリルドルフ - 1着 / ミスターシービー - 3着
- 第91回天皇賞・春(1985年):シンボリルドルフ - 1着 / ミスターシービー - 5着
- 第32回ジャパンカップ(2012年):ジェンティルドンナ - 1着 / オルフェーヴル - 2着
- 第40回ジャパンカップ(2020年):アーモンドアイ - 1着 / コントレイル - 2着 / デアリングタクト - 3着
なお、世界的には三冠馬同士が対決すること自体が極めて少なく、日本以外の三冠馬直接対決は、日本語での信頼及び検証が可能な出典に書かれているものとしては、過去に下記の3例の事例がある[34]。ただし、三冠馬同士の直接対決はこれまでに世界で十数例実施された事例がある。
- 第28回ブラジル大賞(1960年、 ブラジル):ファーウェル[注 65] - 1着 / エスコリアル[注 66] - 2着
- 第6回マールボロカップ(1978年、 アメリカ合衆国):シアトルスルー[注 67] - 1着 / アファームド[注 68] - 2着
- 第60回ジョッキークラブゴールドカップステークス1978年、 アメリカ合衆国):シアトルスルー - 2着 / アファームド - 5着(勝ち馬:エクセラー)
3競走全て2着
[編集]- タカハタ:1952年のクラシック3競走において、皐月賞・東京優駿でクリノハナに、優駿牝馬でスウヰイスーに敗れる変則三冠競走全2着。
- カツラシユウホウ:1958年のクラシック3競走において、皐月賞ではタイセイホープに、東京優駿ではダイゴホマレに、菊花賞でもコマヒカリに敗れた。
- ヴィルシーナ:2012年の牝馬クラシック2競走と秋華賞において、いずれもジェンティルドンナに敗れた。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1970-75年「ビクトリアカップ」、1976年-95年「エリザベス女王杯、1996年以降は「秋華賞」[2]。
- ^ イギリスでは牝馬が三冠を狙う場合、牡牝双方が出走できるセントレジャーステークスに出走する必要がある。このため、2020年のコントレイルとデアリングタクトによる「同一年での牡牝三冠」のような事例は起こらない。
- ^ 牝馬限定戦は牝馬のみ
- ^ ビクトリアカップ、エリザベス女王杯、秋華賞を除く。
- ^ 2007年に国際セリ名簿基準委員会によってパート1国へ認定されたが、2009年までは経過処置として古馬(通常春季は4歳以上、夏季以後3歳以上)のみに限定して国際開放し、2・3歳限定戦は開放を見合わせていた。
- ^ 元々オグリキャップの初代オーナー・小栗孝一は、当時地方競馬の馬主資格しか持っておらず(その後オグリキャップ現役中期の1989年に中央競馬馬主資格を取得した)、中央競馬への移籍の意思もなかったため、クラシックへの登録もしていなかった。しかしその後、佐橋五十雄にオーナー権利が譲渡され中央競馬へ移籍することになり、クラシック出走ができなかったにもかかわらず、勝ち星を重ねることになる。
- ^ 1974年にサラブレッド系に統合。
- ^ デビュー4戦目を除いた全競走で小西が騎乗。
- ^ 当時は2歳戦が行われなかったため、史上唯一となるデビュー年での三冠達成及びデビュー年で引退した三冠馬。
- ^ 横浜競馬場芝1850m、当時のレース名は「横濱農林省賞典四歳呼馬」。
- ^ 東京優駿の時点で史上初の二冠達成。同レース史上最大着差を記録。
- ^ 当時のレース名は「京都農林省賞典四歳呼馬」。
- ^ 昭和生まれ初の三冠ジョッキー、32歳となる年でのクラシック三冠は最年少タイ。
- ^ 三冠馬唯一の旧:天皇賞(秋)(東京芝3200m)勝ち。1985年の二冠馬ミホシンザンの父。
- ^ 中山競馬場の改修工事のため東京競馬場開催。
- ^ 二冠馬が菊花賞で1番人気とならなかったのは史上初で、2024年現在も他にタニノムーティエのみ。二冠牝馬カネケヤキを破っての三冠達成。
- ^ 同じ騎手が全競走に騎乗した初の三冠馬。
- ^ 三冠馬唯一の現:天皇賞(秋)(東京芝2000m)勝ち。
- ^ 同じ騎手が全競走で騎乗した2頭目の三冠馬。
- ^ 三冠馬唯一の有馬記念連覇達成。1991年の無敗二冠馬トウカイテイオーの父。
- ^ 同競走でレコード勝ちしており、結果的にレコード勝ち経験馬として初の三冠達成を果たした。
- ^ 無敗で皐月賞・東京優駿の二冠はトキノミノル・コダマに次ぐ3頭目。
- ^ 無敗で菊花賞優勝はクリフジ以来41年ぶり2頭目。
- ^ 皐月賞及び同競走でレコード勝ちしており、レコード勝ちを2度記録しての三冠達成は2022年現在唯一。また、クラシック競走レコード勝ち馬による三冠は2022年現在最後。
- ^ オルフェーヴルの管理調教師・池江泰寿の父。
- ^ 2024年現在最後となる、同じ騎手が全競走で騎乗した三冠馬。
- ^ アメリカ二冠馬サンデーサイレンスの子。2012年の三冠牝馬ジェンティルドンナ、2015年の二冠牝馬ミッキークイーンの父。
- ^ 無敗で皐月賞・東京優駿の二冠はトキノミノル・コダマ・シンボリルドルフ・トウカイテイオー・ミホノブルボンに次ぐ6頭目。
- ^ 無敗で菊花賞優勝は上記のシンボリルドルフ以来で史上3頭目。
- ^ ディープインパクトの管理調教師・池江泰郎の長男。親子で三冠馬の調教師となるのは史上初。
- ^ 32歳になる年でのクラシック三冠は最年少タイ。国内の全競走で池添が騎乗。
- ^ 日本馬唯一の凱旋門賞2年連続2着、三冠馬唯一のグランプリ秋春連覇及びグランプリ3勝。
- ^ 東日本大震災の影響で東京競馬場開催。
- ^ 東京競馬場開催の皐月賞・東京優駿を共に制したのはメイズイ・シンザンに次ぐ3頭目。
- ^ 43歳になる年での三冠は史上最年長。デビュー2戦目を除く全競走で福永が騎乗。
- ^ アメリカ三冠ではギャラントフォックスとオマハの父子が三冠を達成しているが、どちらもデビュー戦にて敗戦している。
- ^ GI昇格後のホープフルステークス優勝馬として初のクラシック三冠達成。2024年現在、年度代表馬制定後に同賞を受賞していない唯一のクラシック三冠馬および無敗二冠馬(コダマ・トウカイテイオー・ミホノブルボンも年度代表馬を受賞しているため)。2024年現在、有資格初年度に殿堂入り出来なかった唯一の三冠馬(セントライト・シンザンは顕彰馬が制定された1984年、ミスターシービー・シンボリルドルフ・ナリタブライアンは引退の翌年、ディープインパクト・オルフェーヴルは引退の翌々年に殿堂入りしているため)。有馬記念創設後、同競走に未出走のまま引退した唯一の三冠馬(2024年現在)。牡牝合わせてシンザン以来2頭目の、複勝率100%(生涯3着以内)の三冠馬。
- ^ 無敗で皐月賞・東京優駿の二冠は父ディープインパクト以来で史上7頭目、親子で無敗二冠以上はシンボリルドルフ・トウカイテイオー以来史上2組目。
- ^ 無敗で菊花賞優勝は父ディープインパクト以来で史上4頭目。
- ^ 唯一の三冠達成年に引退した三冠牝馬(2024年現在)。トライアル競走も全て勝利しての三冠。
- ^ 古馬開放後を含め、エリザベス女王杯に勝利した唯一の牝馬クラシック二冠馬(2024年現在)。
- ^ 27歳になる年での牝馬三冠ジョッキーは史上最年少。2024年現在唯一となる、同じ騎手が全競走で騎乗した三冠牝馬。
- ^ アメリカ二冠馬サンデーサイレンスの子。
- ^ 三冠目で1番人気ではなかった二冠牝馬はスウヰイスー・カネケヤキ・ベガに次ぐ4頭目、かつ2024年現在最後。牡馬も含め、三冠競走において一度も1番人気に支持されなかった唯一の三冠馬。
- ^ 1戦を除き全競走で蛯名が騎乗。41歳になる年での牝馬三冠ジョッキーは史上最年長。
- ^ 変則二冠馬キングカメハメハの子。福島競馬場デビューで唯一の三冠牝馬。古馬GIに勝利した初の三冠牝馬。
- ^ 同競走でレコード勝ちしており、結果的にレコード勝ち経験馬として初の牝馬三冠達成を果たした。
- ^ 優駿牝馬はサンテミリオン(横山典弘騎乗)と同着[26]
- ^ 優駿牝馬のみ川田将雅が騎乗。乗り代わり有りでの唯一の三冠馬。
- ^ 3歳牝馬として史上初の年度代表馬受賞。牡馬混合重賞に勝利した初の三冠牝馬。三冠牝馬唯一の有馬記念制覇。三冠牝馬としては初めて、ラストランの競走で勝利。
- ^ 下記のアーモンドアイに抜かれる迄はウオッカに並ぶ牝馬最多タイ。
- ^ 同競走でレコード勝ち。乗り代わり有りでの牝馬二冠はブラウニー・スウヰイスーに次ぐ史上3頭目。三冠馬の産駒による牝馬二冠達成はJRA史上初。
- ^ 三冠馬2頭の管理調教師となるのは史上初。
- ^ 外国人騎手による達成は史上初。デビュー3戦目を除く全競走でルメールが騎乗。
- ^ 牡牝混合GI5勝はウオッカに並ぶ牝馬最多タイ。3歳牝馬としては史上2頭目の年度代表馬。三冠牝馬唯一の天皇賞制覇。三冠牝馬及びクラシック三冠馬唯一の天皇賞2勝。
- ^ 同競走でレコード勝ち。
- ^ 外国人騎手による牝馬二冠は史上初。
- ^ 平成生まれ初の三冠ジョッキー。1戦を除き全競走で松山が騎乗。
- ^ 無敗で桜花賞・優駿牝馬の二冠達成はミスオンワード以来63年ぶり2頭目。
- ^ 無敗で秋華賞を含む二冠以上の達成はカワカミプリンセス以来14年ぶり2頭目。桜花賞・優駿牝馬を制した二冠牝馬が4頭連続で牝馬三冠を達成。無敗のままGI3勝はシンボリルドルフ・ミホノブルボン・ディープインパクトに続く4頭目で、牝馬では史上初。
- ^ 自身の誕生日に三冠達成した初の騎手。
- ^ 二冠馬ドゥラメンテの子。阪神ジュベナイルフィリーズ優勝馬としてはアパパネ以来の三冠牝馬。
- ^ 同じ種牡馬が2年連続で二冠牝馬を輩出したのは史上初(前年の二冠牝馬はスターズオンアース)。グレード制導入後の同レース史上最大着差。
- ^ クラシック二冠馬及び二冠牝馬はどちらも史上初(1941年のセントライトは前述の通り三冠馬となったため)。
- ^ 1958/1959年サンパウロ地区三冠馬。
- ^ 1959/1960年リオデジャネイロ地区三冠馬。
- ^ 1977年アメリカクラシック三冠馬。
- ^ 1978年アメリカクラシック三冠馬。
出典
[編集]- ^ “三冠馬物語・歴代の三冠馬”. JRA. 2006年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月23日閲覧。
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- ^ a b c “春競馬開幕「クラシックレース」の楽しみ方 国内クラシックは他レースと何が違うのか”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. 2024年7月26日閲覧。
- ^ 野元賢一「様相一変、脅威はいずこに? 外国産馬盛衰史」『日本経済新聞』2017年5月6日。
- ^ a b 有吉正徳. “第79回 「追加登録」”. JBISサーチ. 第5コーナー・競馬余話. 日本軽種馬協会. 2024年7月26日閲覧。
- ^ “【日本ダービー】3歳馬7522頭の頂点を決める“競馬の祭典”の注目点”. サンケイスポーツ. 2024年7月26日閲覧。
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- ^ “東京優駿(日本ダービー)とは?”. JRA-VAN. 2024年7月23日閲覧。
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- ^ “現役最強をかけたドリームマッチは実現するのか?コントレイルvsデアリングタクトvsアーモンドアイ 夢の三冠馬対決完全シミュレーション”. 週刊プレイボーイ2020年11月16日号 (集英社): 169-171.
- ^ a b “2020年11月27日号”. 日刊ゲンダイ. (2020年11月26日)