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利用者:桂鷺淵/寛政譜/c01

寛政重修諸家譜

巻391-393:清和源氏支流(分部ほか)

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巻第三百九十一

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§391-1

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小泉
半平 正賀
呈譜によれば、小笠原政康の子孫・上松(植松)右近助泰清が今川義元に仕えて駿河小泉郷に住し、その子の吉次のときに小泉に改めたという。
  • 小泉吉次 次大夫:今川氏真→徳川家康家臣。武蔵稲毛川崎代官。用水〔二ヶ領用水六郷用水〕・新田開発を行う。740石。
    • 小泉吉明:大坂の陣に従い大坂で死去
      • ●小泉吉辰:大坂御鉄炮玉薬奉行、300石
        • *:伊東某 九郎次郎の妻
        • 小泉養正*内蔵助・兵庫:御小納戸・二の丸御留守居・御徒頭、600石
          • *:末高政峯の娘
          • ●小泉正信:御書院番
            • ●小泉清光:御書院番
              • *:本多光門の妻
              • *:加賀美遠清の妻
              • ●小泉包教:御小姓組
                • 小泉正賀 <犬塚弘胤の子△:御書院番士、600石
                • *:正賀の妻△
              • 妻木光広 >妻木頼広の養子
              • 三雲定保 >三雲定及の養子✝
              • 山崎盛方 >山崎相盛の養子
              • *:根岸直貞の妻
              • 三雲定察 >三雲定及の養子
              • *:梶勝興 金平の婚約者→阿部正貞の妻
            • 三雲定及 >三雲定好の養子
          • *:桜井正種の妻
          • *<摂津池田村の託明寺存空の娘:妻木光広の妻
    • 小泉吉清:紀伊頼宣に仕える
    • 小泉吉勝 勘九郎・次大夫 <新見重勝《鳥居彦右衛門家臣》の子:御代官、440石 …―→ 子孫で絶家。藤原支流小泉の譜にあり
旧刊本
9

§391-2

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竹尾
――
庶流の三次郎元教の呈譜によれば藤原氏。寛永系図によれば三河竹尾に住してこれを名字としたという。
  • ●竹尾某 三郎右衛門:広忠・家康に仕える
    • ●竹尾元成 伝九郎:8歳で築山殿に仕える。のち家康に仕え采地を得る。◇木村吉次(439-4)の娘
      • ●竹尾清正 伝九郎:大番。210石+200石
        • ●竹尾元孝 佐五左衛門:大番、400石
          • ●竹尾某 伝左衛門:大番。延宝元年、「狂気」して自死【絶家】
          • *:松波重貞の妻
        • 竹尾元道 …―→ 三次郎元教の家(391-2)
        • 木村吉重 > 木村吉正(440-2)の養子
      • *:木村吉正(440-2)の妻
旧刊本 10

§391-2

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竹尾
三次郎 元教
竹尾伝九郎清正の二男・竹尾喜左衛門元道が召し出され別家。
  • ●竹尾元道 喜左衛門:御納戸番士。父の遺領から200石。
    • ●竹尾元清:御納戸番組頭 ◇内藤直次の娘
      • ●竹尾元興 伝四郎:大番・新番・御膳奉行・御小納戸、+50俵
        • 竹尾元保:病により嗣子とならず
        • *:難波田憲之の妻
        • ●竹尾曼元:新番
          • 竹尾元貞*喜左衛門 <内藤重次の子:御納戸番組頭・御膳奉行・御腰物奉行・御広敷用人、養老料200俵
            • 竹尾元典 <石野広通の子×
            • 竹尾元教 <窪田忠顕の子△:御書院番士、200石+50俵
              • 竹尾元儔
              • *>門奈直暉の養女
            • *:元教の妻△
            • *:水野忠順の妻
            • *<石野広体の娘:亀井清亮の妻
      • 石野広清>石野次広の養子
      • 丹羽長繁>丹羽長勝の養子
      • *:伊東包次の妻
    • 阿部重常 >阿部重宣の養子
旧刊本 10

巻第三百九十二

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§392-1

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分部
左京亮 光実
呈譜によれば、先祖が伊勢国分部村に住してこれを名字にしたという。
  • 分部光定:長野氏に仕える
    • 分部光恒
      • 分部光高:長野藤定没後、織田信包を長野家に迎え、これに属する。永禄10年戦死。
        • 分部光嘉細野藤光の子△:豊臣政権下で大名、伊勢で1万石。関ケ原ののち2万石。
          • 分部光勝:織田信包・豊臣秀吉に仕える✝
          • *:長野正勝の妻 ∥ *:渡辺久勝の妻
          • 分部光信<長野正勝の子 :大溝藩2万石 ◇渡辺久勝の娘
            • *:大関高増
            • 分部嘉治:池田長重(池田長幸の五男)と面談中に斬りかかられたため殺害するが、嘉治も傷がもとで死去 ◇池田長常〔長幸の長男〕の娘
              • *:一柳直治
              • 分部嘉高
                • 分部信政池田長信の子 ◇伊東祐次の娘
                  • *:伊東祐崇室 ∥ 分部信秋✝ ∥ *:河鰭実詮
                  • 分部光忠
                    • 分部光命
                      • *:松平堅房
                      • 分部光庸大関増興の娘
                        • 分部光実:大溝藩2万石
                        • *:高木貞固の妻 ∥ *:安部信亨室 ∥ 分部庸行 >越前鯖江誠照寺秀実養子× ∥ 秋山清章>秋山清貞の養子 ∥ *:高木貞固の後妻 ∥ *:花房職喬の妻
                      • 三淵澄鮮 >三淵澄定《細川越中守家臣》の養子 ∥ *:角倉玄寿の妻 ∥ *:長岡営之《細川越中守家臣》の妻 ∥ 三淵澄盈 >三淵澄鮮《細川越中守家臣》の養子 ∥ *:常川忠英《家臣》妻 ∥ 施薬院宗顕 >施薬院宗隆の養子 ∥ 中条康永 >中条康隆《尾張家臣》の養子
                    • *:姉小路公文室 ∥ 恒河忠徳 孫左衛門:家臣となる ∥ *:山本実覩《中納言》室 ∥ 長野忠睍 主税:家臣となる ∥ 長野忠栄 幸左衛門:家臣となる ∥ *:上田義敷 主水《松平安芸守家臣》の妻 ∥ 渡辺久龐 >渡辺久琛の養子
        • * ※a2 <光恒の娘:光嘉の妻△
      • * ※a1 >兄・光高の養女
旧刊本 11

巻第三百九十三

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§393-1

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小河
寛永系図では「小川」。
  • 小河頼重:北畠家臣→徳川家康家臣
  • 小河益利:500石
旧刊本 13

§393-2

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菅浪
寛永系図では「菅波」。
  • 菅浪久忠:200俵
旧刊本 14

§393-3

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高月
寛永系図では「高付」。
  • 高月則忠:吹上添奉行
旧刊本 14

巻394-395:小田切

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巻第三百九十四

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§394-1

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小田切
  • 小田切昌言:200俵
旧刊本 16

§394-2

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小田切
  • 小田切昌応:700俵
旧刊本 17

§394-3

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小田切
  • 小田切匡貞:260俵
旧刊本 17

§394-4

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小田切
  • 小田切昌長:70石+200俵
旧刊本 18

巻第三百九十五

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§395-1

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小田切
旧刊本 18

§395-2

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小田切
  • 小田切光賛:150俵
旧刊本 19

巻396-400:清和源氏支流

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巻第三百九十六

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§396-1

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市岡
  • 市岡美孝:700石
旧刊本 20

§396-2

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市岡
  • 市岡房仲:1000石
旧刊本 22

§396-3

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市岡
  • 市岡正喜:400石
旧刊本 23

§396-4

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市岡
  • 市岡正幹:500石
旧刊本 23

巻第三百九十七

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§397-1

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富田
  • 富田久諶:250石
旧刊本 23

§397-2

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富田
  • 富田久親:200俵
旧刊本 24

§397-3

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富田
  • 富田章茂:300俵
旧刊本 24

巻第三百九十八

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§398-1

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  • 辻久維:750石
旧刊本 25

§398-2

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中村
  • 中村寛長:200石+50俵
旧刊本 26

§398-3

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小倉
  • 小倉隆亮:620石
旧刊本 27

§398-4

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小倉
  • 小倉正方:200石
旧刊本 28

§398-4

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雀部
旧刊本 28

巻第三百九十九

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§399-1

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  • 沢実茂:150俵
旧刊本 29

§399-2

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  • 沢実繁:100俵+10口
旧刊本 30

§399-3

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  • 沢実久:100俵
旧刊本 30

§399-4

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  • 沢実福
旧刊本 31

§399-5

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  • 沢実久:200俵
旧刊本 31

巻第四百

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§400-1

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越智
  • 越智吉広:‡淀・八幡間の荒坂越を整備
  • 越智吉次:東金鳥見、390石
  • 越智吉応:390石
旧刊本 32

§400-2

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多岐
  • 多岐資道:100俵+10口
旧刊本 33

§400-3

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多岐
  • 多岐資武:150俵
旧刊本 33

§400-4

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斎田
  • 斎田元弼:200俵
旧刊本 33

§400-5

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斎田
  • 斎田元定:200俵
旧刊本 34

§400-6

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尾関
  • 尾関正平:御手鷹師
  • 尾関某 甚左衛門:四谷御犬預、100石→100俵
  • 尾関某 七右衛門:御手鷹師→【進班】小十人格
  • 尾関某 金次郎【無嗣】
旧刊本 35

§400-7

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正木
  • ●五十嵐重信:北条氏直家臣→浪人
    • 正木某:本多大隅守家臣
    • ●正木重度(五十嵐重度):朝比奈泰勝組【記録途絶】
旧刊本 35

§400-8

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「芦田五十騎」
  • 原某 孫兵衛:岩村田大炊介清季家臣→武田信玄・勝頼家臣
  • 原長正:北条氏直家臣→天正壬午の際に徳川家臣
  • 原正重:駿河家附属、小十人
  • 原正久:駿河家臣小十人→浪人→富士見番
  • 原某 太兵衛:富士見番【呈譜列外】
旧刊本 35

§400-9

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清水
  • 清水瑞室 亀庵、法橋:御医師
  • 清水宗見 亀庵:700石
  • 清水某 亀庵:【食禄没収】→小普請【記録途絶】
旧刊本 35

巻401-402:佐々木

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巻第四百一

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宇多源氏

§401-1

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佐々木
佐々木義賢(六角義賢)・義治(六角義治)に至る系譜
旧刊本 36

巻第四百二

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宇多源氏 佐々木庶流

§402-1

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佐々木
高定は佐々木義治(六角義治)の弟
  • ●佐々木高定(大原高定)〔六角義定
    • 佐々木高賢
    • ●佐々木高和〔六角高和
      • 佐々木高範
      • ●佐々木高重
        • ●佐々木定重:2020石【無嗣】
      • 佐々木高海(幸海):僧
      • 佐々木高吉(佐々木高慶)
      • *:一色直房妻
    • 佐々木某 桂治:医師
    • 青地等定>青地氏の養子
旧刊本 39

§402-2

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佐々木
佐々木重正は信濃国に住する。佐々木一正は織田信長に仕える。一正・元次父子は、下条伊豆守〔下条信氏〕・原備前守・林久左衛門らの反逆を家康に通報した。
旧刊本 39

§402-3

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佐々木
  • 佐々木正成{佐々木正位}
  • 佐々木正和
  • 佐々木正庸
  • 佐々木正応:700石
旧刊本 40

§402-4

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佐々木
  • 佐々木政清:200俵
旧刊本 41

§402-5

[編集]
佐々木
  • 佐々木正利:200俵
旧刊本 41

§402-6

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佐々木
  • 佐々木万彦:400俵
旧刊本 42

巻403-405:建部

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巻第四百三

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§403-1

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建部
『寛永系図』では佐々木一族とするものの不分明。『寛政譜』編纂時に、建部賢文の流れを汲む人々が「建部伝記」を提出しており、『寛政譜』はこれに従う。佐々木判官時信の三男・山内信詮にはじまるとされ、信詮の孫・詮秀が六角満高に属し、近江国神崎郡建部郷に住してこれを名字とした。源八郎秀明の時、嫡流は断絶したとする。
  • ●建部詮秀
    • ●建部頼秀
      • 建部直兼
      • ●建部秀用
        • ●建部秀昌
          • ●建部秀治:六角定頼に仕える。
            • ●建部秀明 源八郎:織田信長に仕え、大坂本願寺攻めで戦死
          • 建部賢文 …―→ 十郎左衛門昌高の家(403-2)
    • 山内秀定〔土田秀定〕:斯波義敏に仕え美濃国に住す。
旧刊本 42

§403-2

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建部
十郎左衛門 昌高

建部賢文は青蓮院流の能書家として知られる。

  • 建部賢文 伝内/道孤
    • 建部政秀:佐々成政に仕えたのち徳川家康に仕え、その後浪人
    • 建部高昌:柴田勝家に仕え、賤ケ岳で戦死
    • *:宇野某六右衛門の妻
    • 建部昌興 伝内・伝右衛門/宗西:家康に仕え御右筆。820石
      • ●建部直昌
        • 建部昌孝:書替奉行・小普請奉行組頭、1000石
          • ●建部昌信
            • ●建部昌幸 <建部昌純 ※β(403-3)の子
              • *:加々爪忠昶の妻
              • ●建部行昌 <藤堂良惟の子△ ‡妻と長男が逐電、小普請入りとなる
                • 建部行重:逐電
                • 建部行安✝
                  • *:鵜殿長居の妻
                • 建部昌高:御書院番士、1000石
                • *:稲葉正陽の妻→野々山兼義の妻
                • * ※a2 <昌幸の娘:小菅正快の妻
              • *:行昌の妻△:逐電 ∥ * ※a1 >兄・行昌の養女 ∥ *:小川長好の妻 ∥ *:久松定擣の妻 ∥ *:蓮光院御方に仕える
          • 建部昌純 ※β >建部昌勝 ※α(403-3)の養子
          • *:諸星直義の妻
        • 建部昌勝 ※α …―→半次郎某のとき絶える家(403-3)
        • *:松波政治の妻 ∥ *:浅井政則の妻 ∥ *:長田重昌の妻 ∥ *:三宅政広の妻 ∥ *:大久保忠義の妻 ∥ *:林政信の妻 ∥ *:石丸政広の妻
      • 建部昌明:御小姓組番士【無嗣】
      • 建部賢豊 …―→大和守広般の家
      • 建部直常 …―→宇賀之助寿人の家
      • 建部昌英 …―→宗四郎秀澄の家
      • *:真野正治の妻 ∥ *:金田正長の妻 ∥ *:尼となり駿河国に住す
    • 建部某 休意:失明、父の知行地蒲生郡に住す
      • 建部昌親 >建部昌興の猶子 …―→別家を興す
旧刊本 43

§403-3

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建部
――
  • ●建部昌勝:御右筆。分知220石
    • ●建部昌純
      • ●建部昌幸>建部昌信の養子 ◇長田信庸《甲府家臣》の娘
        • ●建部賢連
          • ●建部某 半次郎<原田俊秀(原田俊永の子)の子:不行跡を諫めた従者を他殺に見せかけて殺害【改易】
        • 建部賢詮>建部秀定の養子
        • 建部秀行>建部賢弘の養子
旧刊本 43

§403-4

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建部
大和守 広般
  • ●建部賢豊:御右筆、200俵→甲府家附属、+170俵
    • ●建部広政:甲府家用人、800俵
      • 建部広次#:甲府家番頭→幕臣御徒頭・御先弓頭、1000石
        • ●建部広長 <建部広明の子:御書院番
          • 建部広般#:御使番・御先鉄炮頭・盗賊追捕役・禁裏付・御持弓頭、1000石
            • *:土屋正備の妻
            • 建部広興:御小姓組番士
          • 建部広純>建部広喜の養子 ∥ 石原正利>石原正賀の養子
      • 建部広明 …―→左源太広原の家
      • 建部広充 >建部秀定の養子 ∥ *:布施盈正の家 ∥ *:松井宗房の妻
    • 建部広義:甲府家臣 ∥ *:久留正弘の妻 ∥ *:内藤長就の妻
旧刊本 45

§403-5

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建部
左源太 広厚
  • 建部広明#源五郎・兵部/志摩守:甲府家小姓→幕臣御小姓・桐間番頭・御書院組頭・御作事奉行・御鑓奉行・西の丸御留守居、1350石
    • 建部広喜*:御書院番・御使番、1050石
      • *>建部広高の養女
      • 建部広純<建部広長の子 ✝
      • ●建部広満<建部広充の子
        • ●建部広誠* <建部広高の子:御小納戸
          • 建部広厚<加藤忠居の子:御書院番、1050石
            • 建部広温 ∥ *:鳥居重美の妻 ∥ *:小笠原義儔の妻 ∥ 建部広滋
    • *:鈴木英政の妻
    • 建部広長>建部広次の養子
    • 松井信茂>松井宗房の養子
    • *<萩原美雅の娘:鈴木英政の後妻
    • 建部広高 …―→金之丞広鄰の家
    • 久留正行>久留正至の養子
    • 加藤忠居>加藤忠久の養子
旧刊本 45

§403-6

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建部
金之丞 広鄰
  • ●建部広高#:御小納戸・御広敷用人
    • ●建部広通#:御小姓・御徒頭 ◇萩原雅忠の娘→伊丹直賢の養女
      • *>萩原雅宴の養女
      • ●建部広当<松平乗尹の子△
        • 建部広鄰:300石
      • *:広当の妻△
      • *:細井正峰の妻
    • 建部広誠>建部広満の養子
    • *<建部広喜の娘:市岡房仲の妻
旧刊本 46

巻第四百四

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§404-1

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建部
宇賀之助 寿人
  • ●建部直恒 昌成・賢能/三四郎・与兵衛:御右筆、200俵
    • ●建部賢雄 賢基・賢之/三四郎・兵庫:小十人組頭・富士見御宝蔵番頭、200俵
      • 建部賢章✝:大番
      • 建部賢放 >建部秀定の養子×
      • 建部某 源四郎<某氏の子
      • ●建部賢忠 <三枝守雄の子:御納戸番・田安近習番・田安小十人頭
        • ●建部賢寿
          • ●建部賢省 <神尾幸之の子:西の丸表御右筆。失心し自死
            • ●建部文貞
              • 建部寿人 <神尾道器の子△:200俵
              • * <賢省の娘:寿人の妻△
            • * >兄・文貞の養女
            • *:今江久必の妻
    • 建部賢明 隼之助 >建部昌親の養子
    • 建部賢弘 …―→五郎左衛門昌移の家
    • 建部賢充 >兄・賢明の養子
旧刊本 46

§404-2

[編集]
建部
五郎左衛門 昌移
  • 建部賢弘:甲府御納戸番→幕臣御広敷添番・御納戸番士・小納戸番士・御留守居番・御広敷用人、300俵 ◇本多政興の娘→三枝守雄の娘
    • ●建部秀行<建部昌純の子△
      • *:加々爪忠昶の妻
      • ●建部昌盈:御書院番
        • 建部昌全✝
        • 建部昌移<野田元清の子△:300俵
        • *:昌移の妻△
      • 建部賢政>建部賢明の養子
    • *:秀行の妻△
旧刊本 47

§404-3

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建部
宗四郎 秀澄
  • ●建部昌英:御右筆、200俵
    • ●建部秀定:新番。250俵
      • 建部広充 …―→ 孫七郎広載の家
      • 建部賢放 <建部賢雄の二男 >建部秀定の養子×
      • ●建部賢詮 <建部昌純の三男:小十人
        • *>長田元純の養女
        • ●建部秀詮:小十人
          • 建部詮郷<石丸有正の二男△:小十人✝
          • 建部秀政<神保長政の二男△✝
          • 建部秀澄<山田直矩の二男△:新番、250俵
          • *:詮郷の妻△→秀政の妻△→秀澄の妻△
          • *:山田政統の妻
旧刊本 47

§404-4

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建部
孫七郎 広載

建部六右衛門広充は、建部広政の三男で、建部秀定の養子となった人物。徳川綱吉に召し出され、御小姓に転じて別家を立てて加増を重ねる。

  • 建部広充#:御次番・御小姓・小普請支配・甲府勤番支配・宗武公守役・御留守居、1400石
    • ●建部広逵*:御小姓組・御使番・新番頭
      • ●建部広寛*:御小姓組・御使番・御目付・御徒頭・御先鉄炮頭
        • *<水野伸義(水野忠伸の六男)の娘:中野尹標の妻
        • *:新見正鄰の妻
        • 建部広載:1400石
        • *:伊奈惟忠の婚約者
    • 山口直成 >山口直意の養子
    • 建部広満 >建部広喜の養子
    • *:稲生正英の妻
旧刊本 48

§404-5

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建部
隼之助 賢朗
  • ●建部昌親{建部賢隆}:御右筆、200俵
    • 建部賢明 隼之助 <建部賢能の二男:御納戸番
      • 建部賢充 <建部賢能の四男:武蔵国御嶽権現神職→幕臣大番✝
      • ●建部賢嗣 <堀内氏成の二男:「狂気」して自死
        • *:堀内久豊の妻
        • 建部賢朗:200俵
          • 建部賢政 <建部秀行の二男:大番・新番✝
            • 建部賢族
旧刊本 49

巻第四百五

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§405-1

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建部
内匠頭 政賢
「代々近江国箕作城に住し、神崎郡建部の近郷数箇所を領す」という。
  • 建部寿徳〔建部高光〕:織田信長→豊臣秀吉に仕え、若狭国郡代・尼崎郡代、500石
    • 建部光重#:豊臣秀吉→秀頼に仕える。尼崎郡代、700石 ◇有馬豊氏養女→池田輝政養女
      • 有馬吉政>外祖父有馬豊氏のもとで成長>有馬頼次の養子
      • 建部重友:松平相模守(鳥取藩池田家)家臣
      • 建部政長:家康に従い尼崎城主。大坂の陣で尼崎を防衛、戦後1万石に加増され、のち播磨林田に移る
        • *:藤懸永俊の妻 ∥ *:小堀正之の室 ∥ 建部政勝《病》 ∥ *:松平康紀の妻 ∥ *:高木正次の妻 ∥ *:川井宗賀《酒井雅楽頭家臣》の妻
        • 建部光政建部政明
          • 建部政宇<政長の五男、兄の養子:伏見奉行・寺社奉行
          • *>牧野富成の養女
        • *:大島義近の妻
        • 建部政宇 >兄の養子
        • *:人見宜郷の妻
      • 建部光延 …―→別家を立てるが、政周が宗家を継ぎ収禄
旧刊本 49

§405-2

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建部
――
  • ●建部光延:御小姓組、500石
    • 建部光建:御書院番✝
    • 建部某 市兵衛 >建部重友 半弥《松平相模守家臣》の養子
    • 建部某 左兵衛:御書院番士
    • ●建部光成:御書院番士
      • 建部政周<建部政宇の二男△:本家を継ぐ【食禄収公】
      • *<河野通房の娘:政周の妻△
    • *:有馬義景《紀州藩士》の妻
    • *:山角勝長の妻
旧刊本 51

巻406-411:森川

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巻第四百六

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§406-1

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森川
旧刊本 51

§406-2

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森川
  • 森川長春:300石
旧刊本 53

§406-3

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森川
  • 森川長興:500石
旧刊本 53

巻第四百七

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§407-1

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森川
  • 森川氏林:500石
旧刊本 54

§407-2

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森川
  • 森川忠福:600石
旧刊本 54

§407-3

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森川
  • 森川氏佳:460俵
旧刊本 55

巻第四百八

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§408-1

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森川
旧刊本 56

§408-2

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森川
  • 森川俊世:6000石
旧刊本 57

§408-3

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森川
  • 森川俊尹:1000石
旧刊本 58

§408-4

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森川
  • 森川俊懌:600石
旧刊本 59

巻第四百九

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§409-1

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森川
  • 森川長次{森川氏重}
  • 森川信友:200石+100俵
旧刊本 59

§409-2

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森川
  • 森川克長:400石
旧刊本 60

§409-3

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森川
  • 森川利雄:500石
旧刊本 61

§409-4

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森川
  • 森川定刑:200俵
旧刊本 61

§409-5

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森川
  • 森川快勝:400石
旧刊本 62

§409-6

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森川
  • 森川寛勝:250俵
旧刊本 63

巻第四百十

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§410-1

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森川
  • 森川重次
  • 森川昌勝:650石
  • 森川昌房:650石
旧刊本 63

§410-2

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森川
  • 森川昌氏:200俵
  • 森川某 数馬:養子となる際の虚偽の身元報告により【遠流】
旧刊本 64

§410-3

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森川
  • 森川次忠:220俵
旧刊本 64

§410-4

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森川
  • 森川永賢:200俵
旧刊本 64

§410-5

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森川
  • 堀場正次
  • 森川重次:400石
  • 森川元政:養子に関する虚偽申告により八丈島に【流罪・絶家】
旧刊本 65

巻第四百十一

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§411-1

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森川
  • 森川政寧:400俵
旧刊本 66

§411-2

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森川
  • 森川信彦:300俵
旧刊本 66

§411-3

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森川
  • 森川清富:400石
旧刊本 67

§411-4

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森川
  • 森川長保:700石
旧刊本 68

§411-5

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森川
  • 森川安長:200石
旧刊本 68


(略)

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脚注

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注釈

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出典

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