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北湯沢駅

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優園駅から転送)
北湯沢駅
きたゆざわ
Kita-Yuzawa
蟠渓 (4.4 km)
(2.8 km) 優徳
所在地 北海道有珠郡大滝村北湯沢温泉町
北緯42度37分26.2秒 東経141度1分29.2秒 / 北緯42.623944度 東経141.024778度 / 42.623944; 141.024778座標: 北緯42度37分26.2秒 東経141度1分29.2秒 / 北緯42.623944度 東経141.024778度 / 42.623944; 141.024778
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 胆振線
キロ程 27.5 km(伊達紋別起点)
電報略号 キユ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1940年昭和15年)12月15日[1]
廃止年月日 1986年(昭和61年)11月1日[2]
備考 胆振線廃線に伴い廃駅
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1976年の北湯沢駅と周囲約500m範囲。下が伊達紋別方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

北湯沢駅(きたゆざわえき)は、北海道有珠郡大滝村北湯沢温泉町(現・伊達市大滝区)にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)胆振線廃駅)である。電報略号キユ事務管理コードは▲131901[3]

1980年(昭和55年)9月まで運行されていた急行いぶり」の停車駅であった。

歴史

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駅名の由来

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旧駅名の「優園」は当駅付近の地名・河川名であり、一説にはアイヌ語の「ユエンコㇿクㇱペッ(yu-enkor-kus-pet)」(温泉〔=蟠渓温泉〕の・鼻〔=山鼻〕を・通る・川)を略して字を当てたとされている[7]

その後、胆振縦貫鉄道買収・国有化に際し「温泉が多いので」改名することとなった[8]。本来は「湯沢」に改めたかったとされるが、奥羽本線湯沢駅がすでに存在するため、「北」を冠することとなり[8]、地名も少なくとも1966年(昭和41年)時点では「字昭園[3]

であったが、後年駅名に合わせ「北湯沢温泉町」となった[7]

駅構造

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廃止時点で、1面1線の単式ホームと線路を有する地上駅であった。ホームは、線路の西側(倶知安方面に向かって左手側)に存在した[9]転轍機を持たない棒線駅となっていた。

無人駅(簡易委託駅)となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の西側に位置し、ホーム中央部分に接していた[9]。駅舎入口はホームに対し、90度の角度で設置されていた。ホームは駅前広場と地続きで、で仕切っていた[9]

利用状況

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  • 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は25人[9]

駅周辺

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駅跡

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2001年(平成13年)時点では駅跡地附近に温泉ホテル(「湯元名水亭」、「湯元第二名水亭」 後にそれぞれ「緑の風リゾート きたゆざわ」、「きたゆざわ 森のソラニワ」と改称)が建築され[11]、2010年(平成22年)時点でも同様で[12]、ホテルに通じる道路となっている。緑の風リゾートきたゆざわの玄関付近には、「旧国鉄胆振線 北湯沢駅跡地」という標柱がある。

隣の駅

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日本国有鉄道
胆振線
蟠渓駅 - 北湯沢駅 - 優徳駅

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、858頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 「日本国有鉄道公示第109号」『官報』1986年10月14日。
  3. ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、226頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ 「日本国有鉄道公示第383号」『官報』1971年9月30日。
  5. ^ 「通報 ●胆振線蟠渓駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1971年9月30日、11面。
  6. ^ 「営業体制近代化」『交通新聞』交通協力会、1971年10月6日、1面。
  7. ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、407-408頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  8. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、78頁。ASIN B000J9RBUY 
  9. ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)92ページより。
  10. ^ a b 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)
  11. ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くVIII』(JTBパブリッシング2001年8月発行)71ページより。
  12. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)155ページより。

関連項目

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