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中国実業団対抗駅伝競走大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中国実業団対抗駅伝競走大会は、中国実業団陸上競技連盟が主催し、広島県教育委員会・世羅町教育委員会・世羅町中国新聞社が後援する日本の駅伝大会である。

毎年、11月に広島県世羅町せら文化センター(2015年より。2014年までは広島県立世羅高等学校)を発着点で、三次市三和町境界線を2往復する7区間、80.8kmで争われる。上位チームは翌年1月に開催される全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)の出場権を得る。

近年は中国電力が1997年から18連覇を果たしていたが、2015年はマツダが43年ぶりに優勝し(8回目)、その後6連覇を果たした。2021年は中電工が初優勝を果たす。

コース

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  • 第1区(12.5km) せら文化センター~せらにしタウンセンター
  • 第2区(7.2km) せらにしタウンセンター~(株)ナンコー
  • 第3区(11.6km) (株)ナンコー~三和町境界折り返し~津久志創作館
  • 第4区(9.0km) 津久志創作館~せら文化センター
  • 第5区(9.0km) せら文化センター~津久志創作館
  • 第6区(19.0km) 津久志創作館~三和町境界折り返し~せらにしタウンセンター
  • 第7区(12.5km) せらにしタウンセンター~せら文化センター

大会記録・区間記録

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選手名・オーダー チーム名 記録 樹立年度
総合 中島・ムワンギ・岡本・清野・池田・菊地・大森 中国電力 3時間59分55秒 2023年
1区 延藤潤 マツダ 36分51秒 2020年
2区 アモス・クルガト 中電工 19分10秒 2020年
3区 向晃平 マツダ 34分17秒 2023年
4区 扇育 マツダ 25分42秒 2023年
5区 池田勘汰 中国電力 27分00秒 2024年
6区 菊地駿弥 中国電力 55分16秒 2023年
7区 大森太楽 中国電力 36分24秒 2023年

各区間歴代5傑

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第1区歴代5傑(2015年~)
順位 タイム 氏名 チーム 成績
1 36分51秒 延藤潤 マツダ 2020年 区間賞
2 37分15秒 山本憲二 マツダ 2019年 区間賞
37分16秒 延藤潤 マツダ 2021年 区間賞
3 37分20秒 斉藤翔太 JFEスチール 2021年 区間2位
4 37分21秒 藤川拓也 中国電力 2019年 区間2位
37分23秒 延藤潤 マツダ 2024年 区間賞
5 37分24秒 大森樹 JFEスチール 2020年 区間2位
第2区歴代5傑(2012年~)
順位 タイム 氏名 チーム 成績
1 19分10秒 アモス・クルガト 中電工 2020年 区間賞
19分15秒 アモス・クルガト 中電工 2019年 区間賞
19分17秒 アモス・クルガト 中電工 2022年 区間賞
19分17秒 アモス・クルガト 中電工 2024年 区間賞
19分20秒 アモス・クルガト 中電工 2021年 区間賞
2 19分25秒 テレッサ・ニャコラ マツダ 2016年 区間賞
3 19分28秒 コスマス・ムワンギ 中国電力 2022年 区間2位
4 19分31秒 キプランガット・ダン JFEスチール 2024年 区間2位
5 19分34秒 アッバイネ・アイエレ マツダ 2014年 区間賞
5 19分34秒 キプケメイ・エバンス JFEスチール 2022年 区間3位
第2区日本人選手歴代5傑(2012年~)
順位 タイム 氏名 チーム 成績
1 20分09秒 山崎亮平 中国電力 2014年 区間3位
2 20分16秒 藤川拓也 中国電力 2018年 区間3位
3 20分35秒 扇育 マツダ 2024年 区間4位
4 20分44秒 池淵智紀 中国電力 2013年 区間3位
5 20分46秒 松井智靖 中国電力 2017年 区間3位
第3区歴代5傑(2012年~)
順位 タイム 氏名 チーム 成績
1 34分17秒 向晃平 マツダ 2023年 区間賞
34分43秒 向晃平 マツダ 2020年 区間賞
2 34分46秒 岡本直己 中国電力 2013年 区間賞
3 35分02秒 上坂優太 JFEスチール 2021年 区間賞
4 35分04秒 斉藤翔太 JFEスチール 2023年 区間2位
5 35分06秒 大須田優二 マツダ 2014年 区間賞
第4区歴代5傑(2015年~)
順位 タイム 氏名 チーム 成績
1 25分42秒 扇育 マツダ 2023年 区間賞
2 25分44秒 川平浩之 JFEスチール 2021年 区間賞
3 25分52秒 腰塚遥人 JFEスチール 2023年 区間2位
4 25分56秒 清野太成 中国電力 2023年 区間3位
5 25分59秒 池田勘汰 中国電力 2022年 区間賞
第5区歴代5傑(2015年~)
順位 タイム 氏名 チーム 成績
1 27分00秒 池田勘汰 中国電力 2024年 区間賞
2 27分12秒 岡原仁志 中電工 2024年 区間2位
3 27分13秒 寺西雅俊 マツダ 2019年 区間賞
4 27分14秒 廣佳樹 マツダ 2020年 区間賞
5 27分16秒 松井智靖 中国電力 2016年 区間賞
第6区歴代5傑(2012年~)
順位 タイム 氏名 チーム 成績
1 55分16秒 菊地駿弥 中国電力 2023年 区間賞
2 55分47秒 延藤潤 マツダ 2019年 区間賞
56分20秒 菊地駿弥 中国電力 2022年 区間賞
3 56分21秒 北村惇生 中電工 2024年 区間賞
4 56分25秒 岡本直己 中国電力 2018年 区間賞
56分31秒 岡本直己 中国電力 2021年 区間賞
5 56分34秒 岩崎大洋 JFEスチール 2024年 区間2位
第7区歴代5傑(2015年~)
順位 タイム 氏名 チーム 成績
1 36分24秒 大森太楽 中国電力 2023年 区間賞
2 36分41秒 定方駿 マツダ 2023年 区間2位
3 36分44秒 清谷匠 中国電力 2021年 区間賞
4 37分10秒 秋山雄飛 中国電力 2020年 区間賞
4 37分10秒 向晃平 マツダ 2022年 区間賞

歴代コースおよび優勝チーム[1]

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コース 優勝チーム タイム 大会MVP
1962年 1 宇部市役所前~防府市公会堂前往復
7区間91.6km
東洋工業 4時間46分29秒
1963年 2 府中町東洋工業前~川尻町往復
7区間83.6km
4時間11分05秒
1964年 3 4時間06分43秒
1965年 4 光市武田薬品前~岩国市長ノ口折返し
7区間83.6km
4時間23分39秒
1966年 5 電電中国 4時間25分37秒
1967年 6 光市武田薬品正門前~由宇駅前折返し
7区間83.6km
4時間22分27秒
1968年 7 鐘紡 4時間19分38秒
1969年 8 電電中国 4時間19分16秒
1970年 9 東洋工業 4時間18分03秒
1971年 10 防府市西部飲料前~徳地町大原折返し
7区間99.4km
5時間06分10秒
1972年 11 倉敷市酒津水門堤防前~笠岡市追分折返し
7区間97.4km
4時間40分47秒
1973年 12 電電中国 4時間48分37秒
1974年 13 世羅町世羅高校グラウンド~大和町白竜湖2往復
7区間96.0km
鐘紡 4時間56分06秒
1975年 14 4時間58分13秒
1976年 15 世羅町世羅高校グラウンド~大和町白竜湖2往復
7区間90.4km
4時間35分29秒
1977年 16 4時間49分56秒
1978年 17 4時間50分42秒
1979年 18 4時間50分03秒
1980年 19 4時間55分18秒
1981年 20 4時間53分21秒
1982年 21 4時間51分12秒
1983年 22 4時間52分07秒
1984年 23 4時間51分47秒
1985年 24 4時間52分28秒
1986年 25 世羅町世羅高校グラウンド~大和町和木2往復
7区間84.4km
4時間16分17秒
1987年 26 4時間14分48秒
1988年 27 4時間11分56秒
1989年 28 4時間14分47秒
1990年 29 4時間13分15秒
1991年 30 4時間12分09秒
1992年 31 4時間15分55秒
1993年 32 4時間13分52秒
1994年 33 4時間12分19秒
1995年 34 世羅町世羅高校グラウンド~世羅西町2往復
7区間82.8km
中国電力 4時間08分00秒
1996年 35 鐘紡 4時間06分13秒
1997年 36 中国電力 4時間10分01秒
1998年 37 4時間08分44秒
1999年 38 4時間07分58秒
2000年 39 4時間06分25秒
2001年 40 4時間03分45秒
2002年 41 4時間01分44秒
2003年 42 4時間06分40秒
2004年 43 4時間04分24秒
2005年 44 4時間07分31秒
2006年 45 4時間04分29秒
2007年 46 4時間10分02秒
2008年 47 4時間06分46秒
2009年 48 4時間12分25秒
2010年 49 4時間04分57秒
2011年 50 4時間07分00秒
2012年 51 4時間09分16秒
2013年 52 4時間06分19秒
2014年 53 4時間05分24秒 清谷匠 (中国電力)
2015年[2] 54 せら文化センター~三次市三和町境界2往復
7区間80.8km
マツダ 4時間05分48秒 延藤潤 (マツダ)
2016年[3] 55 4時間02分28秒 圓井彰彦 (マツダ)
2017年[4] 56 4時間03分31秒 山本憲二 (マツダ)
2018年[5] 57 4時間04分10秒 延藤潤 (マツダ)
2019年[6] 58 4時間00分10秒 寺西雅俊 (マツダ)
2020年[7] 59 4時間02分38秒 延藤潤 (マツダ)
2021年[8] 60 中電工 4時間01分43秒 二岡康平 (中電工)
2022年[9] 61 中国電力 4時間00分20秒 菊地駿弥 (中国電力)
2023年 62 3時間59分55秒 菊地駿弥 (中国電力)
2024年 63 中電工 4時間00分18秒 北村惇生 (中電工)

テレビ中継

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中国放送(RCC)で、『(大会特別協賛社)スポーツスペシャル 中国実業団駅伝』として、大会特別協賛社が番組の筆頭スポンサーとなる形で(複数社提供)、毎年この模様が午前9:54 - 11:25と14:00 - 15:00の2部に分けてテレビ中継される(このため、『サンデージャポン』が休止となる)。
なお2019年は12:54 - 14:45に『TOTOジャパンクラシック・最終日』MBS制作)、14:45 - 15:54に『JNN報道特別番組 NスタSP完全中継!天皇陛下即位パレード』TBSテレビ制作)、15:54 - 15:57に『速報!!TOTOジャパンクラシック』毎日放送〈MBS〉制作)をそれぞれ放送のため、第2部の放送が15:57 - 16:57に変更された。また、2022年は第2部が12:54 - 14:15の放送となった。

2012年までは、移動中継車がハイビジョン対応でなかったため固定カメラのみ16:9HDで、移動映像が4:3SDだったが、2013年は毎日放送・RKB毎日放送(RKB)の技術協力(スタッフロールにも表記)[10]により移動映像もハイビジョン化された(第1移動車はRKBが担当)。

2014年はMBS・テレビ山口(TYS)が技術協力で参加し、第1移動車はMBSが担当した。

2015年はTBS・MBS・あいテレビ(ITV)・CBCテレビRSK山陽放送・RKB毎日放送が技術協力で参加した(第1移動車はRKB毎日放送が担当)。

2016年からはTBSテレビ・毎日放送・CBCテレビ(2019年は南日本放送(MBC)・農事組合法人ほりこし〈2020年以降も参加〉も加えて5社)が技術協力で参加し、第1移動車は毎日放送が担当した。

制作協力(中継スタッフの携帯電話の提供)には、2021年まではauKDDI)が、2022年はNTTドコモが参加し、中継内でもアナウンスされるほか、エンディングのスタッフロールにもクレジットされている。

2017年は公式動画配信サイト『RCC PLAY!』でも期間限定で配信された(すでに配信終了)。また、2022年は地上波放送時間外も含めて後継サイトおよび携帯アプリの『IRAW by RCC』で配信された(実況なし)。

主催者・後援

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2022年度

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主催
  • 中国実業団陸上競技連盟
共催
後援
運営協力
  • 広島陸上競技協会
  • 世羅郡陸上競技協会
  • 世羅町スポーツ協会

脚注

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  1. ^ 広島陸上競技協会 (22 June 2019). 広島陸協アーカイブス (Report).
  2. ^ 中国実業団陸上競技連盟. “第54回中国実業団対抗駅伝競走大会成績表”. 2023年8月27日閲覧。
  3. ^ 中国実業団陸上競技連盟. “第55回中国実業団対抗駅伝競走大会成績表”. 2023年8月27日閲覧。
  4. ^ 中国実業団陸上競技連盟. “第56回中国実業団対抗駅伝競走大会結果”. 2023年8月27日閲覧。
  5. ^ 中国実業団陸上競技連盟. “第57回中国実業団対抗駅伝競走大会結果”. 2023年8月27日閲覧。
  6. ^ 中国実業団陸上競技連盟. “第58回中国実業団対抗駅伝競走大会結果”. 2023年8月27日閲覧。
  7. ^ 中国実業団陸上競技連盟. “第59回中国実業団対抗駅伝競走大会結果”. 2023年8月27日閲覧。
  8. ^ 中国実業団陸上競技連盟. “第60回中国実業団対抗駅伝競走大会結果”. 2023年8月27日閲覧。
  9. ^ 中国実業団陸上競技連盟. “第61回中国実業団対抗駅伝競走大会結果”. 2023年8月27日閲覧。
  10. ^ 年度によりゴシック体表記と各局公式ロゴ表記の時がある。

外部リンク

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