ワン・サイズ・フィッツ・オール
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『ワン・サイズ・フィッツ・オール』 | ||||
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フランク・ザッパ / マザーズ・オブ・インヴェンション の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1974年12月 - 1975年4月 ロサンゼルスレコード・プラント・スタジオ/コロラド州ネダーランド、カリブー・ランチ/ロサンゼルス、パラマウント・スタジオ | |||
ジャンル | フュージョン[1]、ハードロック[1]、プログレッシブ・ロック[1]、その他いろいろ | |||
時間 | ||||
レーベル | ディスクリート・レコード、ライコディスク | |||
プロデュース | フランク・ザッパ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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フランク・ザッパ / マザーズ・オブ・インヴェンション アルバム 年表 | ||||
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『ワン・サイズ・フィッツ・オール』 (One Size Fits All) は、1975年にリリースされたフランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンションのアルバムである。本作はザッパの新作のスタジオ・アルバムとしては「ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション」の名を冠した最後のものとなった[注釈 1]。
概要
[編集]このアルバムは歴代マザーズの中でも特に評価の高い、ジョージ・デューク、チェスター・トンプソン、ルース・アンダーウッド、トム・ファウラー、ナポレオン・マーフィー・ブロックらを擁したバンドでの、最後の作品となった。本作には、ザッパの最も複雑かつ最も有名な曲の1つである「インカ・ローズ」が収録されている。ザッパにとってのヒーローの1人、ジョニー・"ギター"・ワトソンも2曲でゲスト参加している。
4chステレオ (Quadraphonic sound) ヴァージョンの製作も計画、告知されたが、実現しなかった。
1988年には、ライコディスクからCD化された。バック・カバーの星座は再発ごとに増えている。
収録曲
[編集]作詞・作曲はいずれもフランク・ザッパによる。
- インカ・ローズ ("Inca Roads") - 8:45
- キャント・アフォード・ノー・シューズ ("Can't Afford No Shoes") - 2:38
- ソファ No. 1 ("Sofa No. 1") - 2:39
- ポ・ジャマ・ピープル ("Po-Jama People") - 7:39
- フロレンティン・ポーゲン ("Florentine Pogen") - 5:27
- エヴェリン,ア・モディファイド・ドッグ ("Evelyn, a Modified Dog") - 1:04
- サン・ベルディーノ ("San Ber'dino") - 5:57
- アンディ ("Andy") - 6:04
- ソファ No. 2 ("Sofa No. 2") - 2:42
参加メンバー
[編集]- フランク・ザッパ - 作曲、ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、プロデューサー、メイン演奏者、ギター
- ジョージ・デューク - キーボード、ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、シンセサイザー
- ナポレオン・マーフィー・ブロック - テナー・サックス、ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、フルート
- チェスター・トンプソン - ドラム、音響効果、声
- トム・ファウラー - ベース・ギター
- ルース・アンダーウッド - マリンバ、ヴィブラフォン、パーカッション
- ジェイムズ・"BIRD LEGS"・ユーマン - ベース・ギター (2曲目のみ)
- ジョニー・"ギター"・ワトソン - ヴォーカル
- キャプテン・ビーフハート(クレジット名は「ブラッドショット・ローリン・レッド」) - ハーモニカ
製作
[編集]- ケリー・マクナブ - エンジニア、リミキシング
- カル・シェンケル - デザイン、イラスト、描画
- ロバート・ストーン - エンジニア
- マイケル・ブラウンシュタイン - エンジニア
- ユニティ - アシスタント・エンジニア
- ディック・バーバー - アシスタント・エンジニア、アシスタント
- ゲイリー・O - エンジニア
- フェレンク・ドブロニー - デザイン
- J・E・タリー - デザイン
- コイ・フェザーストーン - アシスタント・エンジニア
- ポール・ホフ - アシスタント・エンジニア、アシスタント
- Matti Laipio - 声、アシスタント・エンジニア
- ビル・ロメロ - 声、アシスタント・エンジニア
- リチャード・テックス・アベル - アシスタント・エンジニア、アシスタント
- ユッカ - エンジニア
チャート
[編集]アルバム
- 1975年 - ビルボード・ポップ・アルバム…26位
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c Couture, Francois. “Review of One Size Fits All”. Allmusic. 2008年1月24日閲覧。
- ^ norwegiancharts.com - Frank Zappa - One Size Fits All
- ^ “Chart & Awards for One Size Fits All”. Allmusic. 2008年1月25日閲覧。
注釈
[編集]- ^ 次作『ボンゴ・フューリー』(1975年)はスタジオ録音を2曲含んだ新作ライブ・アルバムで、フランク・ザッパ・アンド・ザ・マザーズ・オブ・インヴェンションとキャプテン・ビーフハートの共同名義であった。この作品がザ・マザーズ・オブ・インヴェンションの名を名義に含んだ最後の新作アルバムで、次々作の『ズート・アリュアーズ』(1976年)以後、ザッパの新作アルバムは参加ミュージシャンの顔ぶれを問わず全てフランク・ザッパ名義となった。なお、1976年以後に発表された未発表音源の編集アルバムの中には、フランク・ザッパ・アンド・ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション名義となっているものがある。