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ベストナイン (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベストナイン
最多受賞の野村克也
リーグ 日本野球連盟NPB
種目 プロ野球
受賞対象 シーズンで好成績を残した投手捕手一塁手二塁手三塁手遊撃手外野手指名打者のポジション別に記者投票によって最多得票を得た選手
日本の旗 日本
歴史
初回 1940年
初回受賞 投手
真田重男
荒巻淳
捕手
荒川昇治
土井垣武
一塁手
西沢道夫
飯田徳治
二塁手
千葉茂
本堂保次
三塁手
藤村富美男
中谷順次
遊撃手
白石勝巳
木塚忠助
外野手
青田昇
岩本義行
小鶴誠
飯島滋弥
大下弘
別当薫
最多受賞 野手:19回
野村克也
投手:6回
別所毅彦
最新受賞 投手
菅野智之
有原航平
捕手
山本祐大
佐藤都志也
一塁手
岡本和真
山川穂高
二塁手
吉川尚輝
小深田大翔
三塁手
村上宗隆
栗原陵矢
遊撃手
長岡秀樹
今宮健太
外野手
近本光司
D.サンタナ
細川成也
辰己涼介
近藤健介
周東佑京
指名打者
F.レイエス
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ベストナインは、日本プロ野球選手表彰の一つ。

正式名称は、ベストナイン賞。指名打者はベストDH賞として区別されている。シーズンを通してそれぞれのポジションで最も好成績を残した選手に与えられる。

概要

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シーズンで好成績を残した投手捕手一塁手二塁手三塁手遊撃手外野手のポジション別に記者投票によって1名(外野手はポジションに関係なく3人)選出される。記者投票であるため、1つのポジションで複数の選手が同得票数で最多得票を獲得する場合があり、2004年セ・リーグの二塁手部門では荒木雅博ラロッカが受賞した。

1940年に第1回表彰。戦後1947年に第2回表彰。同年より毎年表彰。1950年の2リーグ分立後は各リーグで9名が受賞。1975年パ・リーグの指名打者制導入以後、パ・リーグベストナインでは指名打者を含めた10人が受賞している。

2012年までセ・リーグではベストナインの投手が最優秀投手としても表彰されていた(現在はセ・パ両リーグとも勝率1位投手が表彰されている)。

投票資格を持つ記者は全国の新聞通信放送各社に所属しており5年以上プロ野球を担当している者。ポジションごとに推薦する1名の選手名を記入し投票する。各ポジション最多得票の選手が受賞する。発表は2004年までは日本シリーズ終了の翌々日。2005年からは日本野球機構の表彰式であるNPB AWARDS(旧:プロ野球コンベンション)で発表される。

MLBではシルバースラッガー賞が日本のベストナイン賞に近いと言われている。当賞で投票資格があるのは各チームの監督コーチ(自チームの選手には投票できない)で、打者の成績・貢献度をより現場レベルで反映したものとなっている。

2014年にはNPB80周年記念特別企画として、80周年ベストナインが発表された。

複数ポジションでの受賞

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1人の選手が複数のポジションに投票されることもあり、1966年には国貞泰汎が二塁手と三塁手で得票数1位となっている。このときは得票数の多かった二塁手部門のみでの受賞となり三塁手部門では次点のトニー・ロイが受賞となっている。以降、野手が複数ポジションで最多得票だった場合は得票数の多い方でのみ選出され、もう一方のポジションは次点の選手が繰り上がる。

パ・リーグの指名打者制導入以降は、野手は各ポジションと指名打者での重複投票が認められ、同時選出が可能になった。2016年、投手の大谷翔平が指名打者としても顕著な活躍を示したことで物議を醸し、投手も重複投票が認められるようになり[1]、大谷はNPB史上初となるベストナイン賞とベストDH賞を同時受賞した。

1リーグ時代歴代受賞者

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投手 捕手 一塁手 二塁手 三塁手 遊撃手 外野手
1940年 須田博
巨人
田中義雄
阪神
川上哲治
(巨人)
苅田久徳
水原茂
(巨人)
上田藤夫
阪急
鬼頭数雄
ライオン
山田伝
(阪急)
中島治康
(巨人)
1947年 別所昭
南海
土井垣武
大阪
千葉茂
(巨人)
藤村富美男
(大阪)
杉浦清
中日
大下弘
東急
金田正泰
(大阪)
坪内道則
金星
1948年 別所昭
(南海)
中尾碩志
(巨人)
真田重男
大陽
木塚忠助
(南海)
青田昇
(巨人)
別当薫
(大阪)
1949年 藤本英雄
(巨人)
小鶴誠
大映
大下弘
(東急)




セントラル・リーグ歴代受賞者

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年度 投手 捕手 一塁手 二塁手 三塁手 遊撃手 外野手
1950年 真田重男
松竹
荒川昇治
(松竹)
西沢道夫
中日
千葉茂
巨人
藤村富美男
大阪
白石勝巳
広島
青田昇
(巨人)
岩本義行
(松竹)
小鶴誠
(松竹)
1951年 別所毅彦
(巨人)
野口明
名古屋
川上哲治
(巨人)
平井三郎[注 1]
(巨人)
金田正泰
(大阪)
1952年 西澤道夫
(中日)
杉山悟
(名古屋)
南村不可止
(巨人)
与那嶺要
(巨人)
1953年 大友工
(巨人)
広田順
(巨人)
川上哲治
(巨人)
与儀真助
(大阪)
金田正泰
(大阪)
1954年 杉下茂
(中日)
西沢道夫
(中日)
箱田弘志
国鉄
宇野光雄
(国鉄)
広岡達朗
(巨人)
杉山悟
(中日)
渡辺博之
(大阪)
1955年 別所毅彦
(巨人)
川上哲治
(巨人)
井上登
(中日)
児玉利一
(中日)
吉田義男
(大阪)
町田行彦
(国鉄)
1956年 藤尾茂
(巨人)
青田昇
大洋
田宮謙次郎
(大阪)
1957年 金田正一
(国鉄)
三宅秀史
(大阪)
1958年 長嶋茂雄
(巨人)
森徹
(中日)
1959年 藤田元司
(巨人)
藤本勝巳
(大阪)
土屋正孝
(巨人)
大和田明
(広島)
坂崎一彦
(巨人)
1960年 秋山登
(大洋)
土井淳
(大洋)
近藤和彦
(大洋)
井上登
(中日)
中利夫
(中日)
並木輝男
(大阪)
1961年 権藤博
(中日)
森昌彦
(巨人)
藤本勝巳
阪神
土屋正孝
(国鉄)
河野旭輝
(中日)
江藤愼一
(中日)
近藤和彦
(大洋)
森永勝治
(広島)
1962年 村山実
(阪神)
王貞治
(巨人)
小坂佳隆
(広島)
吉田義男
(阪神)
並木輝男
(阪神)
1963年 金田正一
(国鉄)
高木守道
(中日)
古葉毅
(広島)
江藤愼一
(中日)
藤井栄治
(阪神)
1964年 G.バッキー
(阪神)
吉田義男
(阪神)
重松省三
(大洋)
1965年 村山実
(阪神)
中暁生
(中日)
1966年 一枝修平
(中日)
山本一義
(広島)
1967年 小川健太郎
(中日)
藤田平
(阪神)
近藤和彦
(大洋)
柴田勲
(巨人)
1968年 江夏豊
(阪神)
土井正三
(巨人)
黒江透修
(巨人)
江藤愼一
(中日)
D.ロバーツ
サンケイ
山内一弘
(広島)
1969年 高橋一三
(巨人)
木俣達彦
(中日)
藤田平
(阪神)
高田繁
(巨人)
D.ロバーツ
アトムズ
山本一義
(広島)
1970年 平松政次
(大洋)
安藤統夫
(阪神)
江尻亮
(大洋)
中暁生
(中日)
1971年 国貞泰汎
(広島)
柴田勲
(巨人)
水谷実雄
(広島)
1972年 堀内恒夫
(巨人)
田淵幸一
(阪神)
J.シピン
(大洋)
三村敏之
(広島)
若松勉
ヤクルト
1973年 高橋一三
(巨人)
藤田平
(阪神)
江尻亮
(大洋)
1974年 堀内恒夫
(巨人)
高木守道
(中日)
G.マーチン
(中日)
末次利光
(巨人)
1975年 外木場義郎
(広島)
大下剛史
(広島)
衣笠祥雄
(広島)
三村敏之
(広島)
井上弘昭
(中日)
山本浩二
(広島)
ロジャー.R
(ヤクルト)
1976年 池谷公二郎
(広島)
D.ジョンソン
(巨人)
掛布雅之
(阪神)
張本勲
(巨人)
谷沢健一
(中日)
若松勉
(ヤクルト)
1977年 小林繁
(巨人)
木俣達彦
(中日)
高木守道
(中日)
河埜和正
(巨人)
山本浩二
(広島)
1978年 新浦寿夫
(巨人)
大矢明彦
(ヤクルト)
D.ヒルトン
(ヤクルト)
高橋慶彦
(広島)
C.マニエル
(ヤクルト)
1979年 小林繁
(阪神)
木俣達彦
(中日)
F.ミヤーン
(大洋)
M.ラインバック
(阪神)
1980年 江川卓
(巨人)
大矢明彦
(ヤクルト)
谷沢健一
(中日)
基満男
(大洋)
衣笠祥雄
(広島)
杉浦亨
(ヤクルト)
1981年 山倉和博
(巨人)
藤田平
(阪神)
篠塚利夫
(巨人)
掛布雅之
(阪神)
山下大輔
(大洋)
田尾安志
(中日)
J.ライトル
(広島)
1982年 北別府学
(広島)
中尾孝義
(中日)
谷沢健一
(中日)
宇野勝
(中日)
長崎啓二
(大洋)
1983年 遠藤一彦
(大洋)
山倉和博
(巨人)
真弓明信
(阪神)
原辰徳
(巨人)
高橋慶彦
(広島)
松本匡史
(巨人)
1984年 山根和夫
(広島)
達川光男
(広島)
篠塚利夫
(巨人)
衣笠祥雄
(広島)
宇野勝
(中日)
山崎隆造
(広島)
若松勉
(ヤクルト)
1985年 小松辰雄
(中日)
八重樫幸雄
(ヤクルト)
R.バース
(阪神)
岡田彰布
(阪神)
掛布雅之
(阪神)
高木豊
(大洋)
杉浦享
(ヤクルト)
真弓明信
(阪神)
1986年 北別府学
(広島)
達川光男
(広島)
篠塚利夫
(巨人)
レオン.L
(ヤクルト)
高橋慶彦
(広島)
W.クロマティ
(巨人)
山本浩二
(広島)
吉村禎章
(巨人)
1987年 桑田真澄
(巨人)
山倉和博
(巨人)
原辰徳
(巨人)
宇野勝
(中日)
C.ポンセ
(大洋)
1988年 小野和幸
(中日)
達川光男
(広島)
落合博満
(中日)
正田耕三
(広島)
池山隆寛
(ヤクルト)
J.パチョレック
(大洋)
広沢克己
(ヤクルト)
1989年 斎藤雅樹
(巨人)
中尾孝義
(巨人)
L.パリッシュ
(ヤクルト)
落合博満
(中日)
W.クロマティ
(巨人)
彦野利勝
(中日)
山崎賢一
(大洋)
1990年 村田真一
(巨人)
落合博満
(中日)
高木豊
(大洋)
バンスロー
(中日)
J.パチョレック
(大洋)
原辰徳
(巨人)
広沢克己
(ヤクルト)
1991年 佐々岡真司
(広島)
古田敦也
(ヤクルト)
山崎隆造
(広島)
野村謙二郎
(広島)
R.J.レイノルズ
(大洋)
1992年 斎藤雅樹
(巨人)
J.パチョレック
(阪神)
和田豊
(阪神)
J.ハウエル
(ヤクルト)
池山隆寛
(ヤクルト)
飯田哲也
(ヤクルト)
前田智徳
(広島)
L.シーツ
(大洋)
1993年 今中慎二
(中日)
広沢克己
(ヤクルト)
R.ローズ
横浜
江藤智
(広島)
A.パウエル
(中日)
新庄剛志
(阪神)
1994年 山本昌広
(中日)
西山秀二
(広島)
大豊泰昭
(中日)
和田豊
(阪神)
川相昌弘
(巨人)
G.ブラッグス
(横浜)
1995年 斎藤雅樹
(巨人)
古田敦也
(ヤクルト)
T.オマリー
(ヤクルト)
R.ローズ
(横浜)
野村謙二郎
(広島)
金本知憲
(広島)
松井秀喜
(巨人)
1996年 西山秀二
(広島)
L.ロペス
(広島)
立浪和義
(中日)
山崎武司
(中日)
1997年 山本昌
(中日)
古田敦也
(ヤクルト)
R.ローズ
(横浜)
L.ゴメス
(中日)
石井琢朗
(横浜)
鈴木尚典
(横浜)
D.ホージー
(ヤクルト)
1998年 佐々木主浩
(横浜)
谷繁元信
(横浜)
駒田徳広
(横浜)
江藤智
(広島)
前田智徳
(広島)
1999年 上原浩治
(巨人)
古田敦也
(ヤクルト)
R.ペタジーニ
(ヤクルト)
L.ゴメス
(中日)
関川浩一
(中日)
高橋由伸
(巨人)
2000年 工藤公康
(巨人)
江藤智
(巨人)
金本知憲
(広島)
新庄剛志
(阪神)
2001年 藤井秀悟
(ヤクルト)
E.ディアス
(広島)
稲葉篤紀
(ヤクルト)
2002年 上原浩治
(巨人)
阿部慎之助
(巨人)
今岡誠
(阪神)
岩村明憲
(ヤクルト)
井端弘和
(中日)
清水隆行
(巨人)
福留孝介
(中日)
2003年 井川慶
(阪神)
矢野輝弘
(阪神)
G.アリアス
(阪神)
鈴木健
(ヤクルト)
二岡智宏
(巨人)
赤星憲広
(阪神)
A.ラミレス
(ヤクルト)
2004年 川上憲伸
(中日)
古田敦也
(ヤクルト)
T・ウッズ
(横浜)
荒木雅博
(中日)
G.ラロッカ
(広島)
立浪和義
(中日)
井端弘和
(中日)
嶋重宣
(広島)
T.ローズ
(巨人)
金本知憲
(阪神)
2005年 黒田博樹
(広島)
矢野輝弘
(阪神)
新井貴浩
(広島)
荒木雅博
(中日)
今岡誠
(阪神)
赤星憲広
(阪神)
青木宣親
(ヤクルト)
2006年 川上憲伸
(中日)
T・ウッズ
(中日)
岩村明憲
(ヤクルト)
福留孝介
(中日)
2007年 高橋尚成
(巨人)
阿部慎之助
(巨人)
田中浩康
(ヤクルト)
小笠原道大
(巨人)
A.ラミレス
(ヤクルト)[注 2]
(巨人)[注 3]
高橋由伸
(巨人)
2008年 S.グライシンガー
(巨人)
内川聖一
(横浜)
東出輝裕
(広島)
村田修一
(横浜)
鳥谷敬
(阪神)
金本知憲
(阪神)
2009年 D.ゴンザレス
(巨人)
T.ブランコ
(中日)
小笠原道大
(巨人)
坂本勇人
(巨人)
内川聖一
(横浜)
2010年 前田健太
(広島)
C.ブラゼル
(阪神)
平野恵一
(阪神)
森野将彦
(中日)
鳥谷敬
(阪神)
M.マートン
(阪神)
和田一浩
(中日)
2011年 吉見一起
(中日)
栗原健太
(広島)
宮本慎也
(ヤクルト)
長野久義
(巨人)
2012年 内海哲也
(巨人)
T.ブランコ
(中日)[注 4]
DeNA[注 5]
田中浩康
(ヤクルト)
村田修一
(巨人)
坂本勇人
(巨人)
大島洋平
(中日)
W.バレンティン
(ヤクルト)
2013年 前田健太
(広島)
西岡剛
(阪神)
鳥谷敬
(阪神)
M.マートン
(阪神)
2014年 菅野智之
(巨人)
M.ゴメス
(阪神)
山田哲人
(ヤクルト)
H.ルナ
(中日)
雄平
(ヤクルト)
丸佳浩
(広島)
2015年 前田健太
(広島)
中村悠平
(ヤクルト)
畠山和洋
(ヤクルト)
川端慎吾
(ヤクルト)
筒香嘉智
(DeNA)
福留孝介
(阪神)
平田良介
(中日)
2016年 野村祐輔
(広島)
石原慶幸
(広島)
新井貴浩
(広島)
村田修一
(巨人)
坂本勇人
(巨人)
鈴木誠也
(広島)
丸佳浩
(広島)[注 6]
(巨人)[注 7]
2017年 菅野智之
(巨人)
會澤翼
(広島)
J.ロペス
(DeNA)
菊池涼介
(広島)
宮﨑敏郎
(DeNA)
田中広輔
(広島)
2018年 D.ビシエド
(中日)
山田哲人
(ヤクルト)
坂本勇人
(巨人)
N.ソト
(DeNA)
2019年 山口俊
(巨人)
高橋周平
(中日)
2020年 菅野智之
(巨人)
大城卓三
(巨人)
村上宗隆
(ヤクルト)
菊池涼介
(広島)
岡本和真
(巨人)
佐野恵太
(DeNA)
2021年 柳裕也
(中日)
中村悠平
(ヤクルト)
J.マルテ
(阪神)
山田哲人
(ヤクルト)
村上宗隆
(ヤクルト)
近本光司
(阪神)
塩見泰隆
(ヤクルト)
2022年 青柳晃洋
(阪神)
J.オスナ
(ヤクルト)
牧秀悟
(DeNA)
中野拓夢
(阪神)
佐野恵太
(DeNA)
岡林勇希
(中日)
2023年 東克樹
(DeNA)
大城卓三
(巨人)
大山悠輔
(阪神)
宮﨑敏郎
(DeNA)
木浪聖也
(阪神)
西川龍馬
(広島)
2024年 菅野智之
(巨人)
山本祐大
(DeNA)
岡本和真
(巨人)
吉川尚輝
(巨人)
村上宗隆
(ヤクルト)
長岡秀樹
(ヤクルト)
D.サンタナ
(ヤクルト)
細川成也
(中日)

パシフィック・リーグ歴代受賞者

[編集]

指名打者制導入以前

年度 投手 捕手 一塁手 二塁手 三塁手 遊撃手 外野手
1950年 荒巻淳
毎日
土井垣武
(毎日)
飯田徳治
南海
本堂保次
(毎日)
中谷順次
阪急
木塚忠助
(南海)
飯島滋弥
大映
大下弘
東急[注 8]
西鉄[注 9]
別当薫
(毎日)
1951年 江藤正
(南海)
山本一人
(南海)
蔭山和夫
(南海)
1952年 柚木進
(南海)
岡本伊三美
(南海)
1953年 川崎徳次
(西鉄)
松井淳
(南海)
中西太
(西鉄)
堀井数男
(南海)
1954年 西村貞朗
(西鉄)
C.ルイス
(毎日)
川合幸三
(阪急)
森下正夫
(南海)
L.レインズ
(阪急)
関口清治
(西鉄)
山内和弘
(毎日)
1955年 中村大成
(南海)
杉山光平
(南海)
岡本伊三美
(南海)
木塚忠助
(南海)
飯田徳治
(南海)
戸倉勝城
(阪急)
1956年 梶本隆夫
(阪急)
野村克也
(南海)
榎本喜八
(毎日)
佐々木信也
高橋
豊田泰光
(西鉄)
杉山光平
(南海)
1957年 稲尾和久
(西鉄)
岡本健一郎
(阪急)
岡本伊三美
(南海)
大下弘
(西鉄)
毒島章一
東映
1958年 スタンレー橋本
(東映)
R.バルボン
(阪急)
葛城隆雄
(毎日)
杉山光平
(南海)
関口清治
(西鉄)
1959年 杉浦忠
(南海)
榎本喜八
大毎[注 10]
(東京)[注 11]
岡本伊三美
(南海)
葛城隆雄
(大毎)
豊田泰光
(西鉄)
高倉照幸
(西鉄)
山内一弘[注 12]
(大毎)
1960年 小野正一
(大毎)
仰木彬
(西鉄)
小玉明利
近鉄
田宮謙次郎
(大毎)
張本勲
(東映)
1961年 稲尾和久
(西鉄)
森下整鎮
(南海)
中西太
(西鉄)
1962年 J.ブルーム
(近鉄)
小玉明利
(近鉄)
吉田勝豊
(東映)
1963年 小池兼司
(南海)
広瀬叔功
(南海)
1964年 J.スタンカ
(南海)
D.スペンサー
(阪急)
高倉照幸
(西鉄)
1965年 尾崎行雄
(東映)
高木喬
(近鉄)
堀込基明
(南海)
1966年 田中勉
(西鉄)
榎本喜八
(東京)
国貞泰汎
(南海)
T.ロイ[注 13]
(西鉄)
高倉照幸
(西鉄)
毒島章一
(東映)
1967年 足立光宏
(阪急)
大杉勝男
(東映)
D.ブレイザー
(南海)
森本潔
(阪急)
大下剛史
(東映)
土井正博
(近鉄)
長池徳二
(阪急)
1968年 皆川睦男
(南海)
榎本喜八
(東京)
国貞泰汎
(南海)
阪本敏三
(阪急)
G.アルトマン
(東京)
1969年 鈴木啓示
(近鉄)
岡村浩二
(阪急)
大杉勝男
(東映)
山崎裕之
ロッテ
有藤通世
(ロッテ)
長池徳二
(阪急)
永淵洋三
(近鉄)
1970年 木樽正明
(ロッテ)
野村克也
(南海)
G.アルトマン
(ロッテ)
1971年 山田久志
(阪急)
門田博光
(南海)
1972年 基満男
(西鉄)
大橋穣
(阪急)
張本勲
(東映)[注 14]
(日拓)[注 15]
日本ハム[注 16]
福本豊
(阪急)
1973年 成田文男
(ロッテ)
加藤秀司
(阪急)
桜井輝秀
(南海)
1974年 金田留広
(ロッテ)
村上公康
(ロッテ)
C.ジョーンズ
(近鉄)
山崎裕之
(ロッテ)
D.ビュフォード
太平洋

指名打者制導入以降

年度 投手 捕手 一塁手 二塁手 三塁手 遊撃手 外野手 指名打者
1975年 鈴木啓示
(近鉄)
野村克也
(南海)
加藤秀司
(阪急)
B.マルカーノ
(阪急)
有藤道世
(ロッテ)
大橋穣
(阪急)
佐々木恭介
(近鉄)
白仁天
(太平洋)
弘田澄男
(ロッテ)
長池徳二
(阪急)
1976年 山田久志
(阪急)
吉岡悟
(太平洋)
藤原満
(南海)
門田博光
(南海)
福本豊
(阪急)
大田卓司
(太平洋)
1977年 加藤俊夫
(日本ハム)
B.マルカーノ
(阪急)
有藤道世
(ロッテ)
石渡茂
(近鉄)
L.リー
(ロッテ)
高井保弘
(阪急)
1978年 鈴木啓示
(近鉄)
中沢伸二
(阪急)
柏原純一
(日本ハム)
島谷金二
(阪急)
真弓明信
クラウン
佐々木恭介
(近鉄)
簑田浩二
(阪急)
土井正博
(クラウン)
1979年 山田久志
(阪急)
梨田昌崇
(近鉄)
加藤英司
(阪急)
石渡茂
(近鉄)
新井宏昌
(南海)
栗橋茂
(近鉄)
C.マニエル
(近鉄)
1980年 木田勇
(日本ハム)
レオン.L
(ロッテ)
山崎裕之
(西武)
有藤道世
(ロッテ)
高代延博
(日本ハム)
L.リー
(ロッテ)
1981年 村田兆治
(ロッテ)
柏原純一
(日本ハム)
落合博満
(ロッテ)
石毛宏典
西武
島田誠
(日本ハム)
テリー.W
(西武)
門田博光
(南海)
1982年 工藤幹夫
(日本ハム)
中沢伸二
(阪急)
スティーブ.O
(西武)
新井宏昌
(南海)
栗橋茂
(近鉄)
T.ソレイタ
(日本ハム)
1983年 東尾修
(西武)
香川伸行
(南海)
落合博満
(ロッテ)
大石大二郎
(近鉄)
島田誠
(日本ハム)
テリー.W
(西武)
簑田浩二
(阪急)
門田博光
(南海)
1984年 今井雄太郎
(阪急)
藤田浩雅
(阪急)
ブーマー.W
(阪急)
落合博満
(ロッテ)
弓岡敬二郎
(阪急)
高沢秀昭
(ロッテ)
T.クルーズ
(日本ハム)
L.リー
(ロッテ)
1985年 東尾修
(西武)
伊東勤
(西武)
R.デービス
(近鉄)
西村徳文
(ロッテ)
石毛宏典
(西武)
金森永時
(西武)
熊野輝光
(阪急)
横田真之
(ロッテ)
1986年 渡辺久信
(西武)
ブーマー.W
(阪急)
辻発彦
(西武)
秋山幸二
(西武)
新井宏昌
(近鉄)
石嶺和彦
(阪急)
1987年 工藤公康
(西武)
白井一幸
(日本ハム)
石毛宏典
(西武)
水上善雄
(ロッテ)
T.ブリューワ
(日本ハム)
1988年 西崎幸広
(日本ハム)
清原和博
(西武)
福良淳一
(阪急)
松永浩美
(阪急)[注 17]
(オリックス)[注 18]
田中幸雄
(日本ハム)
高沢秀昭
(ロッテ)
平野謙
(西武)
門田博光
(南海)[注 19]
(オリックス)[注 20]
1989年 阿波野秀幸
(近鉄)
山下和彦
(近鉄)
ブーマー.W
オリックス
辻発彦
(西武)
田辺徳雄
(西武)
藤井康雄
(オリックス)
R.ブライアント
(近鉄)
1990年 野茂英雄
(近鉄)
伊東勤
(西武)
清原和博
(西武)
大石第二朗
(近鉄)
田中幸雄
(日本ハム)
石嶺和彦
(オリックス)
西村徳文
(ロッテ)
O.デストラーデ
(西武)
1991年 郭泰源
(西武)
J.トレーバー
(近鉄)
辻発彦
(西武)
小川博文
(オリックス)
佐々木誠
ダイエー[注 21]
(西武)[注 22]
平井光親
(ロッテ)
1992年 石井丈裕
(西武)
清原和博
(西武)
石毛宏典
(西武)
田辺徳雄
(西武)
高橋智
(オリックス)
1993年 工藤公康
(西武)
田村藤夫
(日本ハム)
石井浩郎
(近鉄)
広瀬哲朗
(日本ハム)
藤井康雄
(オリックス)
R.ブライアント
(近鉄)
1994年 伊良部秀輝
(ロッテ)
吉永幸一郎
(ダイエー)
福良淳一
(オリックス)
松永浩美
(ダイエー)
イチロー
(オリックス)
K.ライマー
(ダイエー)
1995年 中嶋聡
(オリックス)
J.フランコ
(ロッテ)
小久保裕紀
(ダイエー)
初芝清
(ロッテ)
田中幸雄
(日本ハム)
D.ジャクソン
(西武)
T.ニール
(オリックス)
1996年 E.ヒルマン
(ロッテ)
吉永幸一郎
(ダイエー)
片岡篤史
(日本ハム)
大島公一
(オリックス)
中村紀洋
(近鉄)
田口壮
(オリックス)
村松有人
(ダイエー)
1997年 西口文也
(西武)
伊東勤
(西武)
P.クラーク
(近鉄)
小久保裕紀
(ダイエー)
鈴木健
(西武)
松井稼頭央
(西武)
佐々木誠
(西武)
T.ローズ
(近鉄)
D.マルティネス
(西武)
1998年 J.フランコ
(ロッテ)
片岡篤史
(日本ハム)
大村直之
(近鉄)
柴原洋
(ダイエー)
N.ウィルソン
(日本ハム)
1999年 松坂大輔
(西武)
城島健司
(ダイエー)
小笠原道大
(日本ハム)
金子誠
(日本ハム)
中村紀洋
(近鉄)
谷佳知
(オリックス)
T.ローズ
(近鉄)
P.クラーク
(近鉄)
2000年 松中信彦
(ダイエー)
大島公一
(オリックス)
柴原洋
(ダイエー)
S.オバンドー
(日本ハム)
N.ウィルソン
(日本ハム)
2001年 小笠原道大
(日本ハム)
井口資仁
(ダイエー)
T.ローズ
(近鉄)
谷佳知
(オリックス)
礒部公一
(近鉄)
F.ボーリック
(ロッテ)
2002年 J.パウエル
(近鉄)
伊東勤
(西武)
A.カブレラ
(西武)
高木浩之
(西武)
小関竜也
(西武)
和田一浩
(西武)
2003年 斉藤和巳
(ダイエー)
城島健司
(ダイエー)[注 23]
ソフトバンク[注 24]
松中信彦
(ダイエー)
井口資仁
(ダイエー)
小笠原道大
(日本ハム)
和田一浩
(西武)
A.カブレラ
(西武)
2004年 岩隈久志
(近鉄)
川﨑宗則
(ダイエー)
SHINJO
(日本ハム)
F.セギノール
(日本ハム)
2005年 杉内俊哉
(ソフトバンク)
J.ズレータ
(ソフトバンク)
堀幸一
(ロッテ)
今江敏晃
(ロッテ)
西岡剛
(ロッテ)
M.フランコ
(ロッテ)
宮地克彦
(ソフトバンク)
松中信彦
(ソフトバンク)
2006年 斉藤和巳
(ソフトバンク)
里崎智也
(ロッテ)
小笠原道大
(日本ハム)
田中賢介
(日本ハム)
J.フェルナンデス
楽天
川﨑宗則
(ソフトバンク)
松中信彦
(ソフトバンク)
稲葉篤紀
(日本ハム)
F.セギノール
(日本ハム)
2007年 ダルビッシュ有
(日本ハム)
A.カブレラ
(西武)[注 25]
(オリックス)[注 26]
G.ラロッカ
オリックス
TSUYOSHI
(ロッテ)
大村直之
(ソフトバンク)
森本稀哲
(日本ハム)
山﨑武司
(楽天)
2008年 岩隈久志
(楽天)
細川亨
(西武)
片岡易之
(西武)
中村剛也
(西武)
中島裕之
(西武)
リック.S
(楽天)
栗山巧
(西武)
T.ローズ
(オリックス)
2009年 ダルビッシュ有
(日本ハム)
田上秀則
(ソフトバンク)
髙橋信二
(日本ハム)
田中賢介
(日本ハム)
糸井嘉男
(日本ハム)
鉄平
(楽天)
山﨑武司
(楽天)
2010年 和田毅
(ソフトバンク)
嶋基宏
(楽天)
A.カブレラ
(オリックス)
小谷野栄一
(日本ハム)
西岡剛
(ロッテ)
多村仁志
(ソフトバンク)
T-岡田
(オリックス)
栗山巧
(西武)
福浦和也
(ロッテ)
2011年 田中将大
(楽天)
細川亨
(ソフトバンク)
小久保裕紀
(ソフトバンク)
本多雄一
(ソフトバンク)
中村剛也
(西武)
中島裕之
(西武)
糸井嘉男
(日本ハム)
内川聖一
(ソフトバンク)
J.フェルナンデス
(西武)
2012年 吉川光夫
(日本ハム)
鶴岡慎也
(日本ハム)
李大浩
(オリックス)
田中賢介
(日本ハム)
角中勝也
(ロッテ)
W.M.ペーニャ
(ソフトバンク)
2013年 田中将大
(楽天)
嶋基宏
(楽天)
浅村栄斗
(西武)
藤田一也
(楽天)
C.マギー
(楽天)
鈴木大地
(ロッテ)
長谷川勇也
(ソフトバンク)
中田翔
(日本ハム)
M.アブレイユ
(日本ハム)
2014年 金子千尋
(オリックス)
伊藤光
(オリックス)
E.メヒア
(西武)
銀次
(楽天)
今宮健太
(ソフトバンク)
糸井嘉男
(オリックス)
柳田悠岐
(ソフトバンク)
中村剛也
(西武)
2015年 大谷翔平
(日本ハム)
炭谷銀仁朗
(西武)
中田翔
(日本ハム)
田中賢介
(日本ハム)
中村剛也
(西武)
中島卓也
(日本ハム)
秋山翔吾
(西武)
清田育宏
(ロッテ)
李大浩
(ソフトバンク)
2016年 田村龍弘
(ロッテ)
浅村栄斗
(西武)[注 27]
(楽天)[注 28]
B.レアード
(日本ハム)
鈴木大地
(ロッテ)
糸井嘉男
(オリックス)
角中勝也
(ロッテ)
西川遥輝
(日本ハム)
大谷翔平
(日本ハム)
2017年 菊池雄星
(西武)
甲斐拓也
(ソフトバンク)
銀次
(楽天)
Z.ウィーラー
(楽天)
今宮健太
(ソフトバンク)
秋山翔吾
(西武)
柳田悠岐
(ソフトバンク)
A.デスパイネ
(ソフトバンク)
2018年 森友哉
(西武)
山川穂高
(西武)
松田宣浩
(ソフトバンク)
源田壮亮
(西武)
吉田正尚
(オリックス)
近藤健介
(日本ハム)
2019年 千賀滉大
(ソフトバンク)
中村剛也
(西武)
荻野貴司
(ロッテ)
A.デスパイネ
(ソフトバンク)
2020年 甲斐拓也
(ソフトバンク)
中田翔
(日本ハム)
鈴木大地
(楽天)
近藤健介
(日本ハム)
柳田悠岐
(ソフトバンク)
栗山巧
(西武)
2021年 山本由伸
(オリックス)
森友哉
(西武)
B.レアード
(ロッテ)
中村奨吾
(ロッテ)
宗佑磨
(オリックス)
杉本裕太郎
(オリックス)
近藤健介
(日本ハム)
2022年 甲斐拓也
(ソフトバンク)
山川穂高
(西武)
浅村栄斗
(楽天)
今宮健太
(ソフトバンク)
松本剛
(日本ハム)
島内宏明
(楽天)
吉田正尚
(オリックス)
2023年 森友哉
(オリックス)
頓宮裕真
(オリックス)
紅林弘太郎
(オリックス)
近藤健介
(ソフトバンク)
万波中正
(日本ハム)
G.ポランコ
(ロッテ)
2024年 有原航平
(ソフトバンク)
佐藤都志也
(ロッテ)
山川穂高
(ソフトバンク)
小深田大翔
(楽天)
栗原陵矢
(ソフトバンク)
今宮健太
(ソフトバンク)
辰己涼介
(楽天)
周東佑京
(ソフトバンク)
F.レイエス
(日本ハム)

ベストナインに関する主な記録

[編集]

複数回受賞者(野手)

[編集]
  • 太字はNPB現役
選手 回数 年度
野村克也 19 1956年 - 1968年、1970年 - 1973年、1975年 ー 1976年
王貞治 18 1962年 - 1979年
長嶋茂雄 17 1958年 - 1974年
張本勲 16 1960年 - 1970年、1972年 - 1974年、1976年 - 1977年
川上哲治 10 1940年、1947年 - 1949年、1951年、1953年、1955年 - 1958年
山内一弘 1954年 - 1957年、1959年 - 1963年、1968年
有藤通世
(有藤道世)
1969年 - 1975年、1977年、1980年 - 1981年
福本豊 1972年 - 1974年、1976年 - 1982年
山本浩二 1975年、1977年 - 1984年、1986年
落合博満 1981年 - 1986年、1988年 - 1991年
伊東勤 1985年 - 1988年、1990年 - 1992年、1997年 - 1998年、2002年
吉田義男 9 1955年 - 1960年、1962年、1964 - 1965年
榎本喜八 1955年、1959年 - 1964年、1966年、1968年
若松勉 1972年 - 1974年、1976年 - 1980年、1984年
古田敦也 1991年 - 1993年、1995年、1997年、1999年 - 2001年、2004年
阿部慎之助 2002年、2007年 - 2014年
大下弘 8 1947年、1949年 - 1954年、1957年
森昌彦 1961年 - 1968年
石毛宏典 1981年 - 1983年、1985年 - 1987年、1992年 - 1993年
秋山幸二 1986年 - 1993年
松井秀喜 1995年 - 2002年
浅村栄斗 2013年、2016年 - 2020年、2022年 - 2023年
柳田悠岐 2014年、2015年、2017年、2018年、2020年 - 2023年

複数回受賞者(投手)

[編集]
  • 太字はNPB現役
選手 回数 年度
別所毅彦
(別所昭)
6 1947年 - 1948年、1951年 - 1952年、1955年 - 1956年
稲尾和久 5 1957年 - 1958年、1961年 - 1963年
山田久志 1971年 - 1972年、1976年 - 1977年、1979年
斎藤雅樹 1989年 - 1990年、1992年、1995年 - 1996年
菅野智之 2014年、2017年 - 2018年、2020年、2024年
金田正一 3 1957年 - 1958年、1963年
村山実 1962年、1965年 - 1966年
鈴木啓示 1969年、1975年、1978年
工藤公康 1987年、1993年、2000年
松坂大輔 1999年 - 2001年
前田健太 2010年、2013年、2015年
山本由伸 2021年 - 2023年

諸記録

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最多回数選出者

野村克也 19回(1956年 - 1968年、1970年 - 1973年、1975年・1976年、いずれも捕手[2]

最多連続年数選出者

王貞治 18年連続(1962年 - 1979年、いずれも一塁手[8]
  • 投手部門:稲尾和久・松坂大輔山本由伸 3年連続
  • 捕手部門:野村克也 13年連続[9]
  • 二塁手部門:千葉茂 7年連続[10]
  • 三塁手部門:長嶋茂雄 17年連続[11]
  • 遊撃手部門:松井稼頭央 7年連続[12]
  • 外野手部門:張本勲 11年連続[13]
  • ベストDH賞:O.デストラーデ 3年連続

最多ポジション選出者

真弓明信 3ポジション(遊撃手・二塁手・外野手としてそれぞれ各1回)
落合博満 3ポジション(一塁手として4回、二塁手として2回、三塁手として4回)
松中信彦 3ポジション(一塁手として3回、指名打者として1回、外野手として1回)

選出時の所属球団最多記録(移籍のみ。球団売却による所属球団変更を除く。)

タフィ・ローズ 3球団でベストナイン受賞、合計7回(大阪近鉄バファローズで5回、読売ジャイアンツで1回、オリックス・バファローズで1回)

現役在籍全年度選出者

長嶋茂雄 17年連続17回(1958年入団 - 1974年引退、いずれも三塁手)

最多同時ポジション選出者

大谷翔平 1回(2016年・投手とDHで同時受賞)[14]

規定投球回数未達でのベストナイン選出投手

佐々木主浩(1998年)56.0イニング
大谷翔平(2016年)140.0イニング

チームとして同一年度での最多選出

西武ライオンズ(1992年)8名


両リーグ受賞者

投手:工藤公康[15]
捕手:無し[16]
一塁手:落合博満[17]
二塁手:基満男[18]
三塁手:落合博満、小笠原道大[19]
遊撃手:無し
外野手:山内一弘、張本勲、T.ローズ、新庄剛志稲葉篤紀和田一浩内川聖一[20]

[21]

その他、ポジションを跨いでの両リーグ受賞:大下剛史C.マニエル、真弓明信、レオン.L山﨑武司G.ラロッカ西岡剛[22]

選考に対する問題点

[編集]

同じ選手表彰であるゴールデングラブ賞と同様、記者投票による選出であり、記名制だが一般に公開はされないため、不可解な投票が問題視される事がある。その年の球界を代表する選手を表彰するための賞であるにもかかわらず、オフに戦力外となったり、打率1割台の不振、守備機会がほとんどない選手など到底「ベストナイン」に該当すると思えない選手が投票を受けていたりとネット上のファンからは明確な「選考理由」を求める声が上がり、投票した記者の責任の所在を明確にするため記名の開示を求める声も上がった[23]

セ・リーグ

[編集]

2020年セントラル・リーグのベストナインでは、読売ジャイアンツで外野手として4試合の出場に留まり戦力外通告を受けたイスラエル・モタに外野手部門で1票が投じられた[24]。また同じく巨人で二塁手として5試合出場し、戦力外となった吉川大幾にも二塁手部門で3票が投じられており、こちらは同チームの吉川尚輝と間違えた可能性が論じられた[23]

2021年のセ・リーグのベストナインでは、出場41試合(外野での出場は10試合、一塁で23試合)で打率.174、2本塁打の成績だった阪神タイガース陽川尚将に外野手部門で1票が投じられた[25]

2022年のセ・リーグのベストナインでは、リーグ36年ぶりの三冠王本塁打王打点王首位打者)を達成し、最高出塁率も獲得、リーグ優勝もした東京ヤクルトスワローズ村上宗隆が三塁手部門で満票とはならず、横浜DeNAベイスターズ宮崎敏郎に1票が入った[26][27]。また、出場38試合で打率.189、0本塁打の成績だった阪神の髙山俊、出場47試合(外野での出場は8試合、一塁で29試合、二塁で5試合)で打率.136、0本塁打のヤクルトの荒木貴裕に外野手部門で1票が投じられ[26]、荒木に至っては2年連続で1票だけ投じられている。

2023年のセ・リーグのベストナインでは出場21試合で打率.125、0本塁打の小林誠司が捕手部門で1票が投じられる[28]。同年はその他にも86試合で打率.215、0本塁打の高橋周平など、セ・リーグ全体で19人が1票のみであった。

2024年のセ・リーグのベストナインでは出場25試合で打率.190、0本塁打の井上絢登が外野手部門で1票が投じられる[29]

パ・リーグ

[編集]

2020年パシフィック・リーグのベストナインでは、福岡ソフトバンクホークスで外野手出場わずか2試合の明石健志に外野手部門の1票が投じられ、同じくソフトバンクで外野手として63試合に出場し打率.181の上林誠知千葉ロッテマリーンズで外野手として58試合に出場し打率.216の福田秀平にも外野手部門の1票が投じられた[23]

2021年のパ・リーグのベストナインでは、投手5冠最多勝利最優秀防御率最多奪三振最高勝率、最多完封)を達成し、リーグ優勝もしたオリックス・バファローズ山本由伸が投手部門で満票ではなく、オリックスの宮城大弥、ロッテの益田直也、ソフトバンクの千賀滉大にも票が入った[25]

2022年のパ・リーグのベストナインでは、オリックスの山本由伸が前年に引き続き投手5冠を達成し、さらにノーヒットノーランも達成、リーグ優勝も果たしたが、この年のパ・リーグのベストナインでも満票にはならず、ロッテの佐々木朗希、ソフトバンクの千賀滉大にも票が入った[26]。野手では、出場41試合で打率.209、1本塁打の成績だったロッテの菅野剛士、出場20試合で打率.171、0本塁打の成績だった同じくロッテの福田秀平に外野手部門で1票が投じられた[26]。前述の通り、福田は2020年でも同様の票が投じられている選手である。

2023年のパ・リーグのベストナインでは遊撃手部門で遊撃を1試合5イニングしか守っていない牧原大成に1票が投じられる。さらに3年連続投手4冠と2年連続ノーヒットノーラン、リーグ優勝を達成した山本由伸はまたも満票とならず、日米通算250セーブを達成した平野佳寿に1票が入った[30]。同年は他にも50試合で打率.240、1本塁打の荻野貴司など、パ・リーグ全体で16人が1票のみであった。

2024年のパ・リーグのベストナインでは一塁手部門で7試合で打率.100、0本塁打の内藤鵬に1票が投じられた[31]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 1951年、1952年は、登録名「平井正明」で受賞。
  2. ^ 2007年
  3. ^ 2008年、2009年
  4. ^ 2012年
  5. ^ 2013年
  6. ^ 2016年 - 2018年
  7. ^ 2019年、2020年
  8. ^ 1950年、1951年
  9. ^ 1952年、1953年
  10. ^ 1959年 - 1963年
  11. ^ 1964年
  12. ^ 1959 - 1961年は登録名「山内和弘」で受賞。
  13. ^ 得票数1位は二塁手でも1位の国貞だったが、二塁での得票数が多かったため規定により国貞は二塁手として受賞、三塁手2位であったロイが繰り上げで受賞となった。
  14. ^ 1972年
  15. ^ 1973年
  16. ^ 1974年
  17. ^ 1988年
  18. ^ 1989年 - 1991年
  19. ^ 1988年
  20. ^ 1989年
  21. ^ 1991年 - 1993年
  22. ^ 1994年、1995年
  23. ^ 2003年、2004年
  24. ^ 2005年
  25. ^ 2007年
  26. ^ 2008年
  27. ^ 2016年 - 2018年
  28. ^ 2019年、2020年

出典

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  1. ^ ベストナイン投票規定変更 今季から投手と野手の重複OK”. サンケイスポーツ (2016年9月21日). 2018年3月7日閲覧。
  2. ^ セ・リーグ捕手記録は古田敦也阿部慎之助(9回)
  3. ^ パ・リーグ記録は稲尾和久山田久志、セ・リーグ記録は斎藤雅樹菅野智之(いずれも5回)
  4. ^ パ・リーグ記録は榎本喜八(9回)
  5. ^ パ・リーグ記録は有藤通世(10回)
  6. ^ パ・リーグ記録は松井稼頭央(7回)
  7. ^ セ・リーグ記録は山本浩二(10回)
  8. ^ パ・リーグ一塁手記録は榎本喜八(6年連続)
  9. ^ セ・リーグ記録は森昌彦・阿部慎之助(8年連続)
  10. ^ パ・リーグ記録は浅村栄斗(5年連続)
  11. ^ パ・リーグ記録は有藤通世(7年連続)
  12. ^ セ・リーグ記録は吉田義男(6年連続)
  13. ^ セ・リーグ記録は山本浩二・松井秀喜(8年連続)
  14. ^ “【ベストナイン】日本ハム・大谷が史上初の「二刀流受賞」”. スポニチアネックス. (2016年11月25日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/25/kiji/K20161125013790570.html 2016年11月25日閲覧。 
  15. ^ その他、複数球団での受賞者に別所毅彦・小林繁岩隈久志
  16. ^ その他、複数球団での受賞者に土井垣武中尾孝義細川亨森友哉
  17. ^ その他、複数球団での受賞者にT.ウッズT.ブランコA.カブレラ
  18. ^ その他、複数球団での受賞者に土屋正孝山崎裕之・浅村栄斗等
  19. ^ その他、複数球団での受賞者に松永浩美江藤智村田修一
  20. ^ その他、複数球団での受賞者に別当薫小鶴誠大下弘青田昇新井宏昌佐々木誠金本知憲A.ラミレス糸井嘉男福留孝介丸佳浩近藤健介
  21. ^ その他、複数球団でのベストDH賞 受賞者に門田博光
  22. ^ その他、ポジションを跨いだ複数球団での受賞者に土井正博J.パチョレックJ.フェルナンデス李大浩鈴木大地B.レアード
  23. ^ a b c 巨人の戦力外ふたりがベストナインで得票…アウォードの記者投票は「情報開示」が必要では?”. THE DIGEST (2020年12月16日). 2021年4月7日閲覧。
  24. ^ ベストナイン、戦力外モタに「1票」の謎 ファンから明確な「選考理由」求める声”. J-CASTニュース (2020年12月16日). 2020年12月16日閲覧。
  25. ^ a b 打率1割台、外野出場10試合でも票が入る「ベストナイン」。史上8人目の投手五冠でも満票選出されない理由を知りたい<SLUGGER>”. THE DIGEST (2021年12月15日). 2021年12月15日閲覧。
  26. ^ a b c d “ベストナイン投票の内訳が公表 村上&山本は満票ならず…1割打者の得票も”. BASEBALL KING. (2022年11月24日). https://baseballking.jp/ns/347824 2022年11月24日閲覧。 
  27. ^ “【ベストナイン】ヤクルト・村上宗隆が56発&三冠王も1票足らず満票ならず 1票を獲得した選手は?”. スポーツ報知. (2022年11月24日). https://hochi.news/articles/20221124-OHT1T51211.html?page=1 2022年11月24日閲覧。 
  28. ^ “21試合&打率.125でも…ベストナインで1票だけ入った選手 投手4冠なのに“満票阻止””. フルカウント. (2023年11月28日). https://full-count.jp/2023/11/27/post1478198/ 2023年11月28日閲覧。 
  29. ^ ベストナインでまたも「不可解な1票」が続出…記者の無記名投票制度にも批判噴出|日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2024年11月25日). 2024年11月25日閲覧。
  30. ^ “21試合&打率.125でも…ベストナインで1票だけ入った選手 投手4冠なのに“満票阻止””. フルカウント. (2023年11月28日). https://full-count.jp/2023/11/27/post1478198/ 2023年11月28日閲覧。 
  31. ^ ベストナインでまたも「不可解な1票」が続出…記者の無記名投票制度にも批判噴出|日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2024年11月25日). 2024年11月25日閲覧。

関連項目

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歴代ベストナイン企画