ドンキーコングのクレイジー・トロッコ
ドンキーコングのクレイジー・トロッコ | |||||||||||
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主なデータ | |||||||||||
種類 | ライド・アトラクション | ||||||||||
製造者 | ユニバーサル・クリエイティブ | ||||||||||
設計者 | ユニバーサル・クリエイティブ | ||||||||||
テーマ | ドンキーコング | ||||||||||
定員 | 1200名 riders per hour | ||||||||||
車両数 | 18台(最大走行台数17台) | ||||||||||
両ごとの定員数 | 4名 | ||||||||||
列数 | 2列 | ||||||||||
列ごとの定員数 | 2名 | ||||||||||
所要時間 | 約3分 | ||||||||||
チャイルドスイッチ | 利用可能 | ||||||||||
ユニバーサル・エクスプレス・パス 利用可能 | |||||||||||
シングルライダー 利用可能 | |||||||||||
車椅子から降りる必要あり |
ドンキーコングのクレイジー・トロッコ(英:Minecart Madness)は、世界のユニバーサル・スタジオ・テーマパークにあるスーパー・ニンテンドー・ワールド内に設置予定のローラーコースター型アトラクションである[1]。
またこのページではドンキーコングのクレイジー・トロッコに加え、ドンキーコング・カントリーエリアの沿革などについても記載する。
概要
[編集]2024年後半開業予定のドンキーコングをテーマにしたローラーコースター型アトラクションである。
2021年9月28日にドンキーコングをテーマにしたエリアがオープンすることが発表され[2]、2023年12月には、2024年春開業予定である事と「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」という名称が発表された[3]。2024年4月19日、開業時期を2024年後半に延期する事が発表された[4]。また、エリア面積は約8,400㎡であり既存のスーパー・マリオ・ランドの約12,000㎡と合わせて約1.7倍の大きさとなり、その中をトロッコは駆け巡る。
2021年9月にドンキーコングをテーマにしたエリアがオープンすることが発表され、2023年12月に「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」という名称が発表された。この時点での開業予定は2024年春だったが、延期になり2024年後半になった。
ストーリー
[編集]ゲストは「黄金のしんでん」へと入りトロッコに乗ってタル大砲から飛び出し、ドンキーコング・カントリー内を駆け巡り途切れたレールも飛び越えジャンプする。広大なジャングルでティキ族からゴールデンバナナを守る冒険へと出発していく。
待ち列
[編集]エントランスには通常待ち列(スタンバイ)、エクスプレス、シングルライダーの3つの列が設けられており、ゲストは自分の希望に応じて選択することができる。また、エントランス横には、体格により乗車できないゲストのためのテストシートが設置されている。「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」と書かれた看板をくぐると、ゲストは黄金の神殿へと進むことになる。待ち列内には、パワーアップバンドを利用したギミックが設置されており、ゲストはさらに楽しむことができる。
ライド
[編集]ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーやスペース・ファンタジー・ザ・ライドのようにベルトコンベア式の乗り場でトロッコに乗車したゲストは、左手にディディーコングの応援を受けながら巻き上げ部へと進む。頂上付近で加速しタル大砲から飛び出した後、建物の中に入る。内部ではドンキーコングたちの乗ったトロッコが接触しそうになり、右旋回しながら急降下していく。コース上には針が刺さった山が見え、途切れたレールを飛び越えていく。その後、ドラゴンの形をした石像からミストを浴びせられながら遺跡に進入し、遺跡内では途切れたレールを隣のレールへ飛び越える。続いて、左手にチャップス先生が現れ、2回目の巻き上げ部へと進み、頂上に到達するとティキ族によってレールが破壊され再び急降下する。トロッコは水面すれすれを通り、最終的に黄金の神殿へと帰還し、ティキ族を倒すドンキーコングとゴールデンバナナを取り返したことのお祝いによってライドは終了する。乗り場に戻る直前、左手にはセカンダリーステーションが設置されており車椅子など足が不自由なゲスト用の乗り場が確認できる。
存在するパーク
[編集]・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン〔建設中〕
(ユニバーサル・エピック・ユニバース)〔建設中〕
沿革
[編集]2019年6月11日にユニバーサル・クリティブ及びユニバーサル・シティ・スタジオはアメリカ合衆国特許商標庁に「BOOM COASTER」という名称で新型ローラーコースターの設計について提出された。それによると「乗客用車両と実際の軌道(レール)との間に模擬レールを設け、実際の軌道を乗客の視界から妨げる。」と記載されている。これはドンキーコングのクレイジー・トロッコの構造と類似している。[5]
2019年8月頃にアメリカ合衆国ユタ州オグデンの製造・精密加工・特殊加工等を行うPetersen inc.にてこのコースターの試作機のテスト運転中と思われる映像がネット上で出回った。[6]
2021年9月28日に「ドンキーコング」をテーマにした新エリアがスーパー・ニンテンドー・ワールドの第二期エリアの拡張が決定されたことが発表された。この時点ではドンキーコングのクレイジー・トロッコについては革新的なコースター型ライドアトラクションとしか発表されていなかった。[7]
2023年12月5日には新エリア・キックオフ・プレゼンテーションとして、ドンキーコング・カントリーについてより詳細な内容が発表された。合同会社ユー・エス・ジェイ社長CEOのJ.L.ボニエ、 合同会社ユー・エス・ジェイ執行役員副社長CMOの村山卓、 そしてユニバーサル・クリエイティブ チーフ・クリエイティブ・オフィサーのブライアン・ロビンソンらが登壇し、新エリアについて紹介した。[8]この発表では、ドンキーコングのクレイジー・トロッコについて「従来のライド・アトラクションのアイディアに縛られない新規性と革新性に富んだコースターデザインを開発、壊れたトラックをジャンプするような予測不能な体験を提供、視覚的にも本能的にも刺激あふれる体験」と発表された。また、音楽に合わせてコンガを叩くインタラクティブ施設ができることや新たにドンキーコングとディディーコングのパワーアップバンドが発売することが発表された。
これらのドンキーコング・カントリーでの新要素であるアクティビティやスマートフォンとの連携機能は既存のパワーアップバンドと同様に使用でき、現在ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドなどの海外パークで使用されているパワーアップバンドも日本のスーパー・ニンテンドー・ワールド内で使用できる。しかし、これらの蓄積されたコイン数などはそれぞれパークごとで独立しており、スマートフォンとの連携機能を利用したい場合はそれぞれパークのアプリをダウンロードする必要がある。USJのものを海外パークで使う際も同様である。[9]
同年12月22日にはドンキーコングのクレイジー・トロッコのTVCMが公開された。[10]
ドンキーコング・カントリー開業に先駆けて新エリアの雰囲気を体験できるイベントとして「スーパー・ニンテンドー・ワールド『PLAY WILD! チャレンジ』」が東京、名古屋、福岡の3都市で開催された。開催場所や日時は2024年2月15,16日に東京の増上寺、同年2月22,23日に名古屋のHisaya odori Park テレビトーヒロバ、同年3月7,8日に福岡の福岡タワー前広場にて行われた。[11]当イベントの内容としてドンキーコング・カントリーに設置予定である樽型の楽器であるコンガを音楽に合わせて叩くインタラクティブ施設と既存の2021年に開業したスーパーマリオ・ランドに設置されているハテナブロックがあり、巨大なマリオとドンキーコングと写真が撮れるフォトスポットがあった。[12]
2024年4月19日に2024年春から同年後半(7月以降)に開業時期が延期されたことが発表された。プレスリリースによると「仕上げ段階には入っているが、より完成度を高める為さらに調整期間が必要であった。」であった。ただこの時点でハリーポッターエリアなどから試験運転している様子などが確認できている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “『スーパー・ニンテンドー・ワールド』エリア拡張 『ドンキーコング・カントリー』が2024年春に開業 新テーマは「PLAY WILD !」本能がむき出しになる超興奮体験! さらにスケールアップする世界初※の体験内容を初解禁 新エリア・キックオフ・プレゼンテーション 2023年12月5日(火) 開催”. 合同会社ユー・エス・ジェイ. 2024年12月19日閲覧。
- ^ “ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは レジャー・エンターテイメント業界の活性化を目指します 『スーパー・ニンテンドー・ワールド™』エリア拡張決定 2024年開業を目指し、「ドンキーコング」をテーマにした 世界初の壮大なエリアが誕生”. 合同会社ユー・エス・ジェイ. 2023年12月23日閲覧。
- ^ “【USJ】ドンキーコングをテーマにした新エリアが2024年春にオープン決定。トロッコ型のライドアトラクションやKONGパネル集めなどを楽しめる”. 2024年3月2日閲覧。
- ^ “USJの「ドンキーコング」エリア、開業を24年春→24年後半に延期 「完成度をより高める」”. ITmedia News (2024年4月19日). 2024年6月30日閲覧。
- ^ “BOOM COASTER”. United States Patent and Trademark Office, USPTO. 2023年12月30日閲覧。
- ^ “Went out to Petersen Inc and saw the new prototype.”. 2023年12月30日閲覧。
- ^ “ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは レジャー・エンターテイメント業界の活性化を目指します 『スーパー・ニンテンドー・ワールド™』エリア拡張決定 2024年開業を目指し、「ドンキーコング」をテーマにした 世界初の壮大なエリアが誕生”. 合同会社ユー・エス・ジェイ. 2023年12月23日閲覧。
- ^ “【USJ】ドンキーコングをテーマにした新エリアが2024年春にオープン決定。トロッコ型のライドアトラクションやKONGパネル集めなどを楽しめる”. 2024年3月2日閲覧。
- ^ “よくあるご質問”. 2024年3月2日閲覧。
- ^ “\人類にはPLAY WILD! が必要だ‼/ スーパー・ニンテンドー・ワールド™ 新CM公開”. 2023年12月30日閲覧。
- ^ “『スーパー・ニンテンドー・ワールド』の新エリア「ドンキーコング・カントリー」をいち早く体験できる!『PLAY WILD! チャレンジ』開催!”. 2024年2月28日閲覧。
- ^ “スーパー・ニンテンドー・ワールド「PLAY WILD!」が東京・増上寺にて開催! 新エリアの雰囲気を体験できるイベント”. 2024年2月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- スーパー・ニンテンドー・ワールド - スペシャルWEBサイト
- エリア紹介 - ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- スーパー・ニンテンドー・ワールド - 任天堂