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みやこステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トパーズステークスから転送)
みやこステークス
第9回みやこステークス(2019年11月3日)
優勝馬:ヴェンジェンス(画像左手奥)
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 京都競馬場
第1回施行日 2010年11月7日
2024年の情報
距離 ダート1800m
格付け GIII
賞金 1着賞金4000万円
賞金総額7060万円
出走条件 サラ系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 別定
出典 [1][2][3]
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みやこステークスは、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

競走名の「みやこ」は、その国の中央政府の所在地。日本においては京都が長くその地であったため、京都を指して呼ばれることが多い[4][5][6]

正賞は地方競馬全国協会理事長賞[2]。JRA重賞競走における平仮名の競走名は当競走ときさらぎ賞の2つのみである。

概要

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ジャパンカップダート(2014年よりチャンピオンズカップに改称)の前哨戦として2010年に新設された、3歳以上の馬による重賞競走[4][5][6]。前年まで京都競馬場のダート1800mで行われていたオープン特別「トパーズステークス」を重賞に格上げのうえ、競走名を変更して新設された[4][5][6]。2014年より、本競走の1着馬にはチャンピオンズカップの優先出走権が与えられる[5][6]

日本グレード格付け管理委員会が定める基準を満たしていたため、初年度からGIIIに格付けされた[5][6]

創設時から地方競馬所属馬・外国馬がともに出走可能となっている[5][6]

2018年は第18回JBC競走が京都競馬場で開催されたため、本競走は休止された[7]

競走条件

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以下の内容は、2024年現在[1][2][8][9]のもの。

出走資格:サラ系3歳以上

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(4頭まで)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:別定

  • 3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減
    • 2020年11月7日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬3kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
    • 2020年11月6日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

賞金

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2024年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[1][2]

歴史

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  • 2010年 - 前年まで行われていた「トパーズステークス」を重賞(GIII)に昇格、名称を「みやこステークス」に変更[5]
  • 2014年 - この年から1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権を付与[5]
  • 2018年 - 京都競馬場でのJBC競走開催のため休止[7]
  • 2020年 - 京都競馬場の改修工事に伴う開催日割の変更のため阪神競馬場で施行[10](2021年・2022年も同様)。

歴代優勝馬

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コース種別を表記していない距離は、ダートコースを表す。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2010年11月7日 京都 1800m トランセンド 牡4 1:49.8 藤田伸二 安田隆行 前田幸治
第2回 2011年11月6日 京都 1800m エスポワールシチー 牡6 1:48.4 佐藤哲三 安達昭夫 友駿ホースクラブ
第3回 2012年11月4日 京都 1800m ローマンレジェンド 牡4 1:49.6 岩田康誠 藤原英昭 太田美實
第4回 2013年11月3日 京都 1800m ブライトライン 牡4 1:49.2 福永祐一 鮫島一歩 (株)ノースヒルズ
第5回 2014年11月9日 京都 1800m インカンテーション 牡4 1:50.2 大野拓弥 羽月友彦 (有)ターフ・スポート
第6回 2015年11月8日 京都 1800m ロワジャルダン 牡4 1:47.8 浜中俊 戸田博文 (有)社台レースホース
第7回 2016年11月6日 京都 1800m アポロケンタッキー 牡4 1:50.1 松若風馬 山内研二 アポロサラブレッドクラブ
第8回 2017年11月5日 京都 1800m テイエムジンソク 牡5 1:50.1 古川吉洋 木原一良 竹園正繼
第9回 2019年11月3日 京都 1800m ヴェンジェンス 牡6 1:49.1 幸英明 大根田裕之 宮川純造
第10回 2020年11月8日 阪神 1800m クリンチャー 牡6 1:49.9 川田将雅 宮本博 前田幸治
第11回 2021年11月7日 阪神 1800m メイショウハリオ 牡4 1:50.8 浜中俊 岡田稲男 松本好雄
第12回 2022年11月6日 阪神 1800m サンライズホープ 牡5 1:51.6 幸英明 羽月友彦 松岡隆雄
第13回 2023年11月5日 京都 1800m セラフィックコール 牡3 1:50.9 M.デムーロ 寺島良 (有)キャロットファーム
第14回 2024年11月3日 京都 1800m サンライズジパング 牡3 1:49.7 鮫島克駿 音無秀孝 (株)ライフハウス

2009年までの優勝馬(トパーズステークス)

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コース種別を表記していない距離は、ダートコースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

施行日 競馬場 距離 条件 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
1983年11月12日 京都 芝1400m オープン ニホンピロウイナー 牡3 1:22.6 河内洋 服部正利
1984年11月25日 京都 芝2000m オープン ロングレザー 牝3 2:04.6 河内洋 長浜彦三郎
1985年11月24日 京都 芝2000m オープン ロイヤルコスマー 牝3 2:05.2 田原成貴 浅見国一
1986年11月23日 京都 芝2000m オープン スズタカヒーロー 牡4 2:01.7 丸山勝秀 坂口正大
1987年11月29日 京都 芝2000m オープン ハシケンエルド 牡4 2:02.5 松本達也 中尾正
1988年11月27日 京都 芝2000m オープン ハッピースズラン 牝3 2:02.1 田原成貴 湯浅三郎
1989年11月26日 京都 芝2000m オープン マロングラッセ 牝5 2:00.8 岡潤一郎 庄野穂積
1990年11月25日 京都 芝2000m オープン ダイユウサク 牡5 2:00.1 熊沢重文 内藤繁春
1991年11月24日 京都 芝2000m オープン ラッキーゲラン 牡5 2:06.4 内田浩一 池江泰郎
1992年11月29日 京都 芝2000m オープン オースミロッチ 牡5 2:00.3 松本達也 中尾正
1993年11月28日 京都 芝2000m オープン トーワナゴン 牝4 2:00.8 小谷内秀夫 佐山優
1994年11月27日 京都 芝2000m オープン タマモハイウェイ 牡4 1:59.6 四位洋文 吉永忍
1995年11月26日 京都 芝2000m オープン ユウトウセイ 牡5 2:00.9 塩村克己 田中章博
1996年11月24日 京都 芝2000m オープン ユウトウセイ 牡6 2:00.4 塩村克己 田中章博
1997年11月15日 京都 1800m オープン プレミアムサンダー 牡3 1:48.4 武豊 大沢真
1998年11月21日 京都 1800m オープン オースミジェット 牡4 1:50.5 四位洋文 白井寿昭
1999年11月20日 京都 1800m オープン ワールドクリーク 牡4 1:51.6 加藤和宏 新井仁
2000年11月18日 京都 1800m オープン ホクセツキング 騸4 1:50.2 秋山真一郎 坂田正行
2001年11月17日 京都 1800m オープン タマモルビーキング 牡3 1:51.3 小林徹弥 川村禎彦
2002年11月16日 京都 1800m オープン エアピエール 牡6 1:52.2 藤田伸二 田村康仁
2003年11月22日 京都 1800m オープン タイムパラドックス 牡5 1:51.6 安藤勝己 松田博資
2004年11月20日 京都 1800m オープン エンシェントヒル 牝3 1:50.7 生野賢一 松元茂樹
2005年11月19日 京都 1800m オープン ベラージオ 牡6 1:50.3 松永幹夫 高市圭二
2006年11月18日 京都 1800m オープン カフェオリンポス 牡5 1:50.9 四位洋文 松山康久
2007年11月17日 京都 1800m オープン ロングプライド 牡3 1:51.3 武豊 小野幸治
2008年11月24日 京都 1800m オープン エスポワールシチー 牡3 1:50.8 佐藤哲三 安達昭夫
2009年11月21日 京都 1800m オープン シルクメビウス 牡3 1:49.6 田中博康 領家政蔵

なお、同名の条件級競走が過去に東京競馬場などで行われたことがある。

脚注・出典

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c 重賞競走一覧(レース別・関西)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 31. 2021年10月20日閲覧。
  2. ^ a b c d 令和2年第5回阪神競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年10月20日閲覧。
  3. ^ ダート交流重賞競走一覧”. 地方競馬全国協会. 2015年11月2日閲覧。
  4. ^ a b c 2021年度第5回阪神競馬特別レース名解説(第2日)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 2. 2021年11月8日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 歴史・コース:みやこステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2021年11月8日閲覧。
  6. ^ a b c d e f みやこS特集(レースガイド)”. netkeiba.com. 2015年11月2日閲覧。
  7. ^ a b 平成30年度競馬番組等について” (PDF). 日本中央競馬会 (2017年11月14日). 2021年11月8日閲覧。
  8. ^ 中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法(令和3年度秋季競馬)” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年11月8日閲覧。
  9. ^ 競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会 (2021年). 2021年11月8日閲覧。
  10. ^ 令和2年度の重賞競走の主な変更点について” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年10月20日閲覧。

各回競走結果の出典

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外部リンク

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