ストリートクライ
ストリートクライ | ||||||||||||
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欧字表記 | Street Cry[1][2] | |||||||||||
品種 | サラブレッド[2] | |||||||||||
性別 | 牡[2] | |||||||||||
毛色 | 黒鹿毛[2] | |||||||||||
生誕 | 1998年3月11日[1][3] | |||||||||||
死没 | 2014年9月16日(16歳没)[4] | |||||||||||
父 | Machiavellian[1][2] | |||||||||||
母 | Helen Street[1][2] | |||||||||||
母の父 | Troy[1][2] | |||||||||||
生国 | アイルランド[1][3][2] | |||||||||||
生産者 | Sheikh Mohammed Bin Rashid Al Maktoum[1][3][2] | |||||||||||
馬主 | Godolphin Racing Inc.[1][2] | |||||||||||
調教師 |
Eoin Harty (USA) →Saeed bin Suroor (UAE) [1][3] | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 12戦5勝[1][2] | |||||||||||
獲得賞金 | 5,150,837ドル(換算)[1] | |||||||||||
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ストリートクライ(Street Cry)[2]とは、アイルランド生産、アメリカ合衆国・アラブ首長国連邦調教の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2002年のドバイワールドカップ、スティーブンフォスターハンデキャップなど。
経歴
[編集]2000年7月16日、ハリウッドパーク競馬場でのメイドン競走でデビューし、2着。2戦目で勝ち上がり、デルマーフューチュリティとノーフォークステークスに出走していずれも2着、次走のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルはマッチョウノの3着に終わった。このあと休養に入り、その間にサイード・ビン・スルール厩舎に移籍する。
移籍初戦、2001年3月1日のUAE2000ギニーを制するも、続くUAEダービーでは2着。次走に予定していたケンタッキーダービーの直前に球節を故障し、休養に入った[5]。10月にG3競走ディスカバリーハンデキャップで復帰して2着ののちは、再び休養に入る。2002年に入り、初戦のG2マクトゥームチャレンジラウンド3では2着ステートシントーに8馬身半差をつけて勝ち上がると、続くドバイワールドカップも勝ってG1競走初制覇を果たした。6月にはスティーブンフォスターハンデキャップを制してG1競走2勝目を挙げたが、続くホイットニーハンデキャップで2着となった後、再び球節を傷めて秋の目標としていたブリーダーズカップ・クラシックを断念してそのまま引退し、種牡馬入りとなった[6]。
競走成績
[編集]以下の内容は、EQIBASE[1]、Racing Post[3]の情報および記載法に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | 枠番 (PP) (Draw) |
馬番 (Pgm) (horse No.) |
着順 | 騎手 | 斤量(lb./kg換算) | タイム | 着差 | 勝ち馬/(2着)馬 |
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2000. | 7.16ハリウッドパーク | メイドン競走 | ダ5.5f(Fs) | 10 | 4 | 5 | 2着 | D. フローレス | 118/53.5 | (1馬身) | Divine Spirit | ||
8.19 | デルマー | メイドン競走 | ダ6.5f(Fs) | 10 | 5 | 6 | 1着 | D. フローレス | 118/53.5 | 1:16.84 | 7馬身 | (Dotage) | |
9.13 | デルマー | デルマーフューチュリティ | G2 | ダ7f(Fs) | 8 | 3 | 4 | 2着 | D. フローレス | 116/52.5 | (アタマ) | Flame Thrower | |
10. 7 | サンタアニタ | ノーフォークS | G2 | ダ8f(Fs) | 8 | 6 | 1A | 2着 | D. フローレス | 118/53.5 | (クビ) | Flame Thrower | |
11. 4 | チャーチルダウンズ | ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル | G1 | ダ8.5f(Fs) | 14 | 9 | 9 | 3着 | D. フローレス | 122/55.5 | (1馬身1/2) | Macho Uno | |
2001. | 3. 1ナドアルシバ | UAE2000ギニー | ダ1m(Fs) | 8 | 7 | 8 | 1着 | L. デットーリ | 118/53.5 | 1:35.14 | 2馬身 | (Noverre) | |
3.24 | ナドアルシバ | UAEダービー | G3 | ダ1m1f(Fs) | 14 | 6 | 13 | 2着 | L. デットーリ | 122/55.5 | (短頭) | Express Tour | |
10.31 | アケダクト | ディスカバリーH | G3 | ダ9f(Fs) | 7 | 7 | 7 | 2着 | D. フローレス | 118/53.5 | (1馬身) | Evening Attire | |
2002. | 2.28ナドアルシバ | マクトゥームチャレンジラウンド3 | G2 | ダ1m2f(Fs) | 7 | 6 | 1着 | L. デットーリ | 128/58 | 2:01.25 | 8馬身1/2 | (State Shinto) | |
3.23 | ナドアルシバ | ドバイワールドC | G1 | ダ1m2f(Fs) | 11 | 6 | 9 | 1着 | J. ベイリー | 126/57 | 2:01.18 | 4馬身1/4 | (Sei Mi) |
6.15 | チャーチルダウンズ | スティーブンフォスターH | G1 | ダ9f(Fs) | 8 | 4 | 4 | 1着 | J. ベイリー | 120/54.5 | 1:47.84 | 6馬身1/2 | (Dollar Bill) |
8. 3 | サラトガ | ホイットニーH | G1 | ダ9f(Fs) | 6 | 6 | 6 | 2着 | J. ベイリー | 123/55.5 | (1馬身1/4) | Left Bank |
- 馬場状態:Fs=Fast
引退後
[編集]2003年よりジョナベルファームで種牡馬として供用され、初年度産駒のストリートセンスが2006年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを制してエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出される走りを見せ、新種牡馬ランキング、2歳馬ランキングでいずれも首位を獲得[4]。翌年以降もストリートセンスがケンタッキーダービーに勝利したほか、ゼニヤッタやウィンクスといった馬を送り出し、ステークスウイナーの数は84頭、G1競走勝ち馬はそのうちの17頭を数えた[4]。
2014年9月、シャトル先のダーレー・オーストラリアで原因不明の神経性疾患で種付けができない状態に陥っていることが明らかとなり[7]、合併症を併発して9月16日に安楽死処分になった[4][8]。
主な産駒
[編集]- G1級競走優勝馬のみ記載
- 2004年産
- Majestic Roi(サンチャリオットステークス)[9]
- Street Boss(トリプルベンドインビテーショナルハンデキャップ、ビングクロスビーハンデキャップ)[10]
- Street Sense/*ストリートセンス (ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル、ケンタッキーダービー、トラヴァーズステークス)[11]
- Zenyatta(ブリーダーズカップ・クラシック、ブリーダーズカップ・レディースクラシック、アップルブロッサムハンデキャップ2回、レディーズシークレットステークス3回、ヴァニティーインビテーショナルハンデキャップ3回、クレメント・L・ハーシュステークス2回、サンタマルガリータインビテーショナルハンデキャップ)[12]
- 2005年産
- Cry and Catch Me (オークリーフステークス)[13]
- Seventh Street(アップルブロッサムハンデキャップ、ゴーフォーワンドハンデキャップ)[14]
- Shocking(メルボルンカップ)[15]
- Tomcito(ダービーナシオナル、リカルドオルティスデゼバリョース大賞)[16]
- Victory's Cry(シューメイカーブリーダーズカップマイルステークス)[17]
- Whobegotyou(コーフィールドギニー、コーフィールドステークス)[18]
- 2006年産
- Here Comes Ben(フォアゴーステークス)[19]
- Street Hero(ノーフォークステークス)[20]
- 2009年産
- 2010年産
- Long John(コーフィールドギニー)[22]
- 2011年産
- 2012年産
- Pride Of Dubai(ブルーダイヤモンドステークス、サイアーズプロデュースステークス)[25]
- 2013年産
- Zulu Alpha(ペガサスワールドカップターフ)
-
ストリートセンス(2004年産)
-
ゼニヤッタ(2004年産)
-
ウィンクス(2011年産)
ブルードメアサイアーとしての主な産駒
[編集]- 2014年産
- 2015年産
- Salute The Soldier(マクトゥームチャレンジラウンド3 2回)
- Cascadian(ドンカスターハンデキャップ、オールエイジドステークス、オーストラリアンカップ2回)
- 2016年産
- Bell's the One(ダービーシティディスタフステークス)
- トゥルボー(新潟ジャンプステークス、阪神ジャンプステークス)
- 2017年産
- Domestic Spending(ハリウッドダービー、マンハッタンステークス、オールドフォレスター・ターフクラシックステークス)
- 2018年産
- 2019年産
- Albahr(サマーステークス)
- Daumier(ブルーダイヤモンドステークス)
- 2020年産
- Wet Paint(コーチングクラブアメリカンオークス)
- Tom Kitten(スプリングチャンピオンステークス)
- Measured Time(ジェベルハッタ、マンハッタンステークス)
- Cylinder(ニューマーケットハンデキャップ)
- 2021年産
- Just F Y I(フリゼットステークス、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ)
- Broadsiding(シャンペンステークス、J.J.アトキンス、ゴールデンローズステークス)
- Treasurethe Moment(VRCオークス)
- 2022年産
- New Century(サマーステークス)
血統表
[編集]ストリートクライの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 Machiavellian 1987 鹿毛 アメリカ |
父の父 Mr. Prospector 1970鹿毛 アメリカ |
Raise a Native | Native Dancer | |
Raise You | ||||
Gold Digger | Nashua | |||
Sequence | ||||
父の母 Coup de Folie 1982黒鹿毛 アメリカ |
Halo | Hail to Reason | ||
Cosmah | ||||
Raise and Standard | Hoist the Flag | |||
Natalma | ||||
母 Helen Street 1982 鹿毛 イギリス |
Troy 1976 鹿毛 イギリス |
Petingo | Petition | |
Alcazar | ||||
La Milo | Hornbeam | |||
Pin Prick | ||||
母の母 Waterway 1976栗毛 フランス |
Riverman | Never Bend | ||
River Lady | ||||
Boulevard | Pall Mall | |||
Costa Sola | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-l) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Nasrullah 5 × 5 = 6.25%、Native Dancer 4 ・ 5(父内) = 9.38%、Almahmoud 5 ・ 5(父内) = 6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
- 母Helen Streetは1985年のアイリッシュオークス優勝馬[4][28]。甥にシャマルダル[27]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m “Street Cry (IRE)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年7月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “Street Cry(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ a b c d e f “Street Cry(IRE) form”. Racing Post. 2020年7月6日閲覧。
- ^ a b c d e “Pedigree Analysis: Street Cry's Legacy”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2014年10月17日). 2020年7月6日閲覧。
- ^ 日本中央競馬会『優駿』2008年8月号 88頁。
- ^ BBC Sports 2002年9月3日「Street Cry retired to stud」2008-10-30閲覧
- ^ “Lameness Sidelines Stallion Street Cry”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2014年9月5日). 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Top Stallion Street Cry Dead at Age 16”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2014年9月17日). 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Majestic Roi(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Street Boss (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “ストリートセンス(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Zenyatta(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Cry and Catch Me(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Seventh Street (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Shocking(AUS) form”. Racing Post. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Tomcito (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Victory's Cry(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Whobegotyou(AUS)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Here Comes Ben(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Street Hero (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Lyric of Light(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Long John(AUS) form”. Racing Post. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “ニューイヤーズデイ(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Winx(AUS)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Pride Of Dubai(AUS)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ a b c “Street Cry(IRE) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
- ^ a b c “Street Cryの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年7月6日閲覧。
- ^ “Helen Street(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post