ウイングスオブイーグルス
| ウイングスオブイーグルス | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
 デリック・スミスの勝負服（桃色帽） | ||||||
| 欧字表記 | Wings of Eagles[1] | |||||
| 品種 | サラブレッド | |||||
| 性別 | 牡[1] | |||||
| 毛色 | 鹿毛[1] | |||||
| 生誕 | 2014年3月17日[1] | |||||
| 父 | Pour Moi[1] | |||||
| 母 | Ysoldina[1] | |||||
| 母の父 | Kendor[1] | |||||
| 生国 |
.svg){kind=small} フランス | |||||
| 生産者 | Mme Aliette Forien & Mr Gilles Forien[2] | |||||
| 馬主 | デリック・スミス、ジョン・マグナー夫人、マイケル・テイバー[2] | |||||
| 調教師 |
エイダン・オブライエン（ アイルランド）[2] | |||||
| 競走成績 | ||||||
| 生涯成績 | 7戦2勝[1] | |||||
| 獲得賞金 | €1,268,829.74[3] | |||||
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ウイングスオブイーグルス (英：Wings of Eagles[1]) はフランス生産、アイルランド調教の競走馬、種牡馬である。主な勝ち鞍は2017年の英ダービー(GI)。
戦績
[編集]2014年3月17日にフランスで生まれ、2015年のArqana August Yearling Saleでクールモアグループの総帥ジョン・マグナーによって22万ユーロで購入されてアイルランドに渡る[4]。
名門エイダン・オブライエン厩舎からデビュー。2歳時は4戦して未勝利戦の1勝のみに終わったが、3歳初戦のチェスターヴェースで2着に入り、英ダービーに駒を進める[5]。
英ダービーでは18頭立ての16番人気であったが、直線で強烈な追い込みを決め、同厩舎の有力馬クリフスオブモハー（Cliffs of Moher）やフランケル産駒の1番人気クラックスマンらを差し切って父プールモアとの父子制覇を果たした。それまでの勝ち鞍が未勝利戦の1勝のみという完全な伏兵の優勝は、6頭を出走させたエイダン・オブライエン厩舎の関係者からも驚きをもって受け止められた[6]。デビュー15年目で初のGI制覇となった鞍上のパドレイグ・ベギーは過去3年で毎年1勝ずつしか挙げておらず、2017年も英ダービーまで僅か8回しかレースに騎乗していなかった[7][5]。
次走の愛ダービーで2ヶ国ダービー制覇を狙ったが、僅差の3着に敗退する。レース後、左前肢種子骨に重度の骨折が判明し、即座に現役引退が発表された[5]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Irish Racing.comの情報[3]に基づく。
| 出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着（2着）馬 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016.7.29 | ゴールウェイ | 未勝利 | 芝7f | 7着 | J.ヘファーナン | 8馬身1/2 | Lost in Silence | |
| 8.18 | キラーニー | 未勝利 | 芝8f | 1着 | E.マクナマラ | 1馬身1/4 | （Birds of Prey） | |
| 10.8 | ニューマーケット | ゼットランドステークス | 芝10f | 4着 | R.ムーア | 4馬身1/2 | Coronet | |
| 10.30 | サンクルー | クリテリウムドサンクルー | G1 | 芝10f | 着外 | C.オドノヒュー | Waldgeist | |
| 2017.5.11 | チェスター | チェスターヴェース | G3 | 芝12f | 2着 | J.ヘファーナン | 1馬身1/4 | Venice Beach |
| 6.3 | エプソム | 英ダービー | G1 | 芝12f | 1着 | P.ベギー | 3/4馬身 | （Cliffs of Moher） |
| 7.1 | カラ | 愛ダービー | G1 | 芝12f | 3着 | R.ムーア | 0.31馬身 | Capri |
種牡馬時代
[編集]現役引退後は生まれ故郷フランスのモンテギュ牧場（Haras de Montaigu）で種牡馬入りしたが[4]、2018年12月にクールモアスタッドによって障害競走用種牡馬として買い戻され[8]、2019年からアイルランドのビーチズスタッド(Beeches Stud)で供用されている[9]。
血統表
[編集]| ウイングスオブイーグルスの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | サドラーズウェルズ系 |
[§ 2] | ||
父 Pour Moi 2008 鹿毛 |
父の父 Montjeu1996 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | |
| Fairy Bridge | ||||
| Floripedes | Top Ville | |||
| Toute Cy | ||||
父の母 Gwynn1997 鹿毛 |
Darshaan | Shirley Heights | ||
| Delsy | ||||
| Victoress | Conquistador Cielo | |||
| Royal Statute | ||||
母 Ysoldina 2002 芦毛 |
Kendor 1986 芦毛 |
Kenmare | Kalamoun | |
| Belle of Ireland | ||||
| Belle Mecene | *ゲイメセン | |||
| Djaka Belle | ||||
母の母 Rotina1988 鹿毛 |
*クリスタルグリッターズ | Blushing Groom | ||
| Tales to Tell | ||||
| Rudolfina | Pharly | |||
| Rojanya | ||||
| 母系(F-No.) | 14号族(FN:14-c) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Northern Dancer4×5＝9.38% | [§ 4] | ||
| 出典 |
| |||
参考
[編集]- ^ a b c d e f g h i Wings of Eagles(FR)｜JBISサーチ（JBIS-Search）
- ^ a b c Wings Of Eagles | Weatherbys Overview. Racing Post. 2018年9月9日閲覧
- ^ a b Form and Entries for Horse Wings Of Eagles (FR). Irish Racing.com. 2018年9月9日閲覧
- ^ a b Martin Stevens. Wings Of Eagles to stand at birthplace of Haras de Montaigu. Racing Post(October 15, 2017). 2018年9月9日閲覧
- ^ a b c 英ダービー馬ウィングスオブイーグルスが骨折のため引退（アイルランド）. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2017年7月6日付). 2018年9月9日閲覧
- ^ 【英ダービー】伏兵ウイングスオブイーグルスが戴冠. サンケイスポーツ(2017年6月4日付). 2018年9月9日閲覧
- ^ 【英ダービー】ベギー、ウイングスオブイーグルスで１５年目初ＧＩ. サンケイスポーツ(2017年6月5日付). 2018年9月9日閲覧
- ^ Martin Stevens (2018年12月18日). “Wings Of Eagles and Order Of St George new to Coolmore jumps roster”. Racing Post. 2019年10月8日閲覧。
- ^ Michael Ross (2019年3月22日). “https://www.theirishfield.ie/sire-reviews-standing-at-the-beeches-stud-wings-of-eagles-449431/”. The Irish Field. 2019年10月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
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