『このミステリーがすごい!』大賞
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『このミステリーがすごい!』大賞 | |
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国 | 日本 |
主催 | 宝島社(第1回 - 現在) NEC(第1回 - 第4回) 三菱商事(第1回 - 第3回) メモリーテック(第4回 - 第9回) NECビッグローブ(第5回 - 第9回) |
報酬 | 1200万円(大賞) 200万円(文庫グランプリ) |
初回 | 2002年 |
最新回 | 2022年(第21回) |
公式サイト | https://konomys.jp/ |
『このミステリーがすごい!』大賞(このミステリーがすごい たいしょう)は、2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設したミステリー小説の賞である。1988年に刊行が始まった『このミステリーがすごい!』(『このミス』)の知名度が高まったことを受けて創設され[1]、略称は『このミス』大賞[2]。『このライトノベルがすごい!』大賞、日本ラブストーリー大賞、『このマンガがすごい!』大賞に並ぶ宝島社4大大賞の1つ[3]。
ミステリー要素があればSF小説や時代小説なども対象とする間口の広さで新人作家を発掘することを目指し、ベストセラーや映像化された受賞作も多い[1]。選考委員の大森望によると、減点方式でなく設定やキャラクター造形などでの個性に注目して受賞作を決めているという[1]。
概要
[編集]- 賞金として大賞作品には1200万円が、文庫グランプリ(優秀賞)作品には200万円が贈呈される。
- 1次選考に進んだ作品や最終選考に残り受賞を逃した落選作の中に、編集部が「賞をとれなくても作品にしたい」という原稿を発見した時に与えられる「隠し玉」という宝島社賞(編集部推薦賞)を設けており、中には映画化された作品もある。
- 受賞作と「隠し玉」は全て宝島社から出版される。出版時期は大賞作品は翌年の1月、優秀賞は2月から5月頃、「隠し玉」は5月以降である。「隠し玉」以外でも最終候補作が出版されることがあり、宝島社以外からの出版もある。
- 2017年は15周年記念企画としてこれまでに落選した応募作の中から選ばれた3作品を「超隠し玉」として刊行した。
- 募集対象として「エンターテイメントを第一義の目的とした広義のミステリー」を掲げている。1次選考は紙で行われるが、2次選考からはフロッピーディスクやCD-Rなどの記憶媒体が必要となる[4]。
- 第18回より、最終選考作品の中から大賞・優秀賞とは別に動画配信及びテレビ放送でのドラマ化を前提とした作品を選ぶ『U-NEXT・カンテレ賞』を新設。しかし、第17回の最終選考作品の中に、ぜひ映像化したい作品があったことにより、17回よりサプライズ受賞という形での受賞となった。
- 第19回から「優秀賞」を「文庫グランプリ」に名称を変更した。
選考委員
[編集]- 最終選考
- 2次選考
- 千街晶之(第1回 - )
- 村上貴史(第1回 - )
- 大森望(第16回 - )
- 茶木則雄(第1回 -第15回)
- 1次選考
受賞・最終候補作一覧
[編集]特記がなければ、初刊は宝島社、文庫は宝島社文庫刊。
回(発表年) | 応募数 | 賞 | 受賞・最終候補作 | 著者 | 初刊 | 文庫化 |
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第1回 (2002年) |
163編 | 金賞 | 『四日間の奇蹟』 | 浅倉卓弥 | 2003年1月 | 2004年1月 |
銀賞 読者賞 |
『逃亡作法 TURD ON THE RUN』[注 1] | 東山彰良[注 2] | 2003年4月 | 2004年3月 | ||
優秀賞 | 『沈むさかな』 | 式田ティエン | 2003年3月 | 2004年6月 | ||
隠し玉 | 『そのケータイはXX(エクスクロス)で』 | 上甲宣之 | 2003年5月 | 2004年5月 | ||
最終候補 | 『熱砂に死す』 | 島村ジョージ | ||||
『俄探偵の憂鬱な日々』 | 香住泰 | |||||
第2回 (2003年) |
170編 | 大賞 | 『パーフェクト・プラン』 | 柳原慧 | 2004年2月 | 2005年1月 |
優秀賞 読者賞 |
『ビッグボーナス』 | ハセベバクシンオー | 2004年2月 | 2005年2月 | ||
最終候補 | 『昭和に滅びし神話』 | 横山仁 | ||||
『愛は銃弾』 | 島村ジョージ | |||||
『葡萄酒の赤は血のかほり』 | 浜田浩臣 | |||||
第3回 (2004年) |
202編 | 大賞 | 『果てしなき渇き』[注 3] | 深町秋生[注 4] | 2005年2月 | 2007年6月 |
『サウスポー・キラー』[注 5] | 水原秀策 | 2005年2月 | 2007年1月 | |||
最終候補 | 『血液魚雷』 | 町井登志夫 | 2005年9月 [注 6] |
|||
『パウロの後継』 | 深野カイム | |||||
『オセロゲーム』 | サワダゴロウ | |||||
第4回 (2005年) |
182編 | 大賞 | 『チーム・バチスタの栄光』[注 7] | 海堂尊 | 2006年2月 | 2007年11月 |
特別奨励賞 読者賞 |
『殺人ピエロの孤島同窓会』 | 水田美意子 | 2006年3月 | 2008年5月 | ||
最終候補 | 『ツキノウラガワ』 | 多々忠正 | ||||
『カメラ・オブスキュラ』 | 真仲恭平 | |||||
『週末のセッション』 | 伊園旬 | 2012年6月 [注 8] |
||||
『人体愛好会』 | 方波見大志 | |||||
第5回 (2006年) |
268編 | 大賞 | 『ブレイクスルー・トライアル』[注 9] | 伊園旬[注 10] | 2007年1月 | 2009年3月 |
優秀賞 | 『シャトゥーン ヒグマの森』[注 11] | 増田俊也 | 2007年2月 | 2009年6月 | ||
『当確への布石』[注 12] | 高山聖史[注 13] | 2007年6月 | 2009年5月 | |||
最終候補 | 『オーレ・ルゲイエの白い傘』 | 黒澤主計 | ||||
『野蛮人のゲーム』 | 阪東義剛 | |||||
『大地鳴動し 霊山咆哮す』 | 平野晄弐 | |||||
『偽りの夏童話』 | 卯月未夢 | |||||
第6回 (2007年) |
229編 | 大賞 | 『禁断のパンダ』 | 拓未司[注 14] | 2008年1月 | 2009年10月 |
優秀賞 読者賞 |
『呪眼連鎖』[注 15] | 桂修司 | 2008年12月 | 2009年11月 | ||
隠し玉 | 『林檎と蛇のゲーム』 | 森川楓子 | 2008年5月 | 2009年9月 | ||
最終候補 | 『魔女は甦る』 | 中山七里 | 2011年5月 [注 16] |
2013年8月 [注 17] | ||
『彷徨える犬たち』 | 中村啓 | |||||
第7回 (2008年) |
278編 | 大賞 | 『屋上ミサイル』 | 山下貴光 | 2009年1月 | 2010年2月 |
『臨床真理』[注 18] | 柚月裕子 | 2009年1月 | 2010年3月 | |||
優秀賞 | 『毒殺魔の教室』 | 塔山郁 | 2009年2月 | 2010年4月 | ||
優秀賞 WEB読者賞 |
『樹海に消えたルポライター〜霊眼〜』[注 19] | 中村啓 | 2009年3月 | 2010年5月 | ||
最終候補 | 『GoB』 | 春畑行成 | ||||
第8回 (2009年) |
350編 | 大賞 | 『トギオ』[注 20] | 太朗想史郎 | 2010年1月 | 2011年3月 |
『さよならドビュッシー』[注 21] | 中山七里 | 2010年1月 | 2011年1月 | |||
優秀賞 | 『パチプロ・コード』[注 22] | 伽古屋圭市[注 23] | 2010年2月 | 2011年5月 | ||
隠し玉 | 『もののけ本所深川事件帖オサキ江戸へ』[注 24] | 高橋由太 | 2010年5月 | |||
『死亡フラグが立ちました』 | 七尾与史[注 25] | 2010年7月 | ||||
最終候補 | 『連続殺人鬼カエル男』[注 26] | 中山七里 | 2011年2月 | |||
『太陽に向かって撃て』 | 森山五丈 | |||||
第9回 (2010年) |
408編 | 大賞 | 『完全なる首長竜の日』 | 乾緑郎 | 2011年1月 | 2012年1月 |
優秀賞 | 『ラブ・ケミストリー』[注 27] | 喜多喜久 | 2011年3月 | 2012年3月 | ||
『ある少女にまつわる殺人の告白』[注 28] | 佐藤青南 | 2011年5月 | 2012年5月 | |||
最終候補 | 『ホークウッドの亡霊』 | 高山深雪 | ||||
『森のくまさん-The Bear-』[注 29] | 堀内公太郎 | |||||
『ハナカマキリの変容』[注 30] | 美輪宙 | 2013年10月 [注 31] |
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第10回 (2011年) |
394編 | 大賞 | 『弁護士探偵物語・天使の分け前』[注 32] | 法坂一広[注 33] | 2012年1月 | 2013年1月 |
優秀賞 | 『僕はお父さんを訴えます』[注 34] | 友井羊 | 2012年3月 | 2013年3月 | ||
隠し玉 | 『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』[注 35] |
岡崎琢磨 | 2012年8月 | |||
『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』[注 36] | 矢樹純 | 2012年8月 | ||||
『公開処刑人 森のくまさん』[注 37] | 堀内公太郎 | 2012年8月 | ||||
『保健室の先生は迷探偵』[注 38] | 篠原昌裕 | 2012年8月 | ||||
最終候補 | 『空と大地と陽気な死体』[注 39] | 田中圭介 | ||||
『鋼鉄の密林』 | 塚本和浩 | |||||
第11回 (2012年) |
473編 | 大賞 | 『生存者ゼロ』[注 40] | 安生正 | 2013年1月 | 2014年2月 |
優秀賞 | 『秘密結社にご注意を』[注 41] | 新藤卓広 | 2013年2月 | 2014年4月 | ||
『「童石」をめぐる奇妙な物語』[注 42] | 深津十一 | 2013年3月 | 2014年4月 | |||
隠し玉 | 『婚活島戦記』 | 柊サナカ | 2013年8月 | |||
『残留思念捜査 オレ様先生と女子高生・莉音の事件ファイル』[注 43] |
あいま祐樹 | 2013年8月 | ||||
最終候補 | 『ポイズンガール』 | 藍沢砂糖 | ||||
『梓弓』 | 堂島巡 | |||||
第12回 (2013年) |
457編 | 大賞 | 『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』[注 44] | 梶永正史 | 2014年1月 | 2015年1月 |
『一千兆円の身代金』[注 45] | 八木圭一[注 46] | 2014年1月 | 2015年2月 | |||
隠し玉 | 『二万パーセントのアリバイ』[注 47] | 越谷友華 | 2014年8月 | |||
『泥棒だって謎を解く』[注 48] | 影山匙 | 2014年8月 | ||||
最終候補 | 『ホテル・カリフォルニア』[注 49] | 村上暢 | ||||
『幸せの戦略』 | 志門凛ト | |||||
『勇者たちの挽歌』 | 小池康弘 | |||||
第13回 (2014年) |
427編 | 大賞 | 『女王はかえらない』 | 降田天 | 2015年1月 | 2016年1月 |
優秀賞 | 『いなくなった私へ』[注 50] | 辻堂ゆめ | 2015年2月 | 2016年2月 | ||
『深山の桜』 | 神家正成 | 2015年3月 | 2016年3月 | |||
隠し玉 | 『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』[注 51] | 山本巧次 | 2015年8月 | |||
『殺し屋たちの町長選』[注 52] | 加藤鉄児[注 53] | 2015年7月 | ||||
最終候補 | 『風俗編集者の異常な日常』 | 安藤圭 | ||||
第14回 (2015年) |
414編 | 大賞 | 『神の値段』[5] | 一色さゆり | 2016年2月 | 2017年1月 |
『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』[注 54] | 城山真一 | 2016年1月 | 2017年2月 | |||
優秀賞 | 『たまらなくグッドバイ』[注 55] | 大津光央[注 56] | 2016年3月 | 2017年5月 | ||
隠し玉 | 『カササギの計略』 | 才羽楽 | 2016年7月 | |||
『何様ですか?』[注 57] | 枝松蛍 | 2016年7月 | ||||
最終候補 | 『ヘリオス・フォーリング』 | 村上暢 | ||||
『南の島に物語が降る』 | 木村一男 | |||||
第15回 (2016年) |
449編 | 大賞 | 『がん消滅の罠 完全寛解の謎』[注 58][6] | 岩木一麻 | 2017年1月 | 2018年1月 |
優秀賞 | 『京の縁結び 縁見屋の娘』[注 59] | 三好昌子 | 2017年3月 | |||
『県警外事課 クルス機関』[注 60] | 柏木伸介[注 61] | 2017年3月 | ||||
隠し玉 | 『スマホを落としただけなのに』[注 62] | 志駕晃 | 2017年4月 | |||
『愚者のスプーンは曲がる』 | 桐山徹也 | 2017年4月 | ||||
『小さいそれがいるところ 根室本線・狩勝の事件録』[注 63] |
綾見洋介 | 2017年7月 | ||||
超隠し玉 | 『ホテル・カリフォルニアの殺人』[注 64] | 村上暢 | 2017年8月 | |||
『陽気な死体は、ぼくの知らない空を見ていた』[注 65] | 田中静人[注 66] | 2017年8月 | ||||
『僕が殺された未来』[注 67] | 春畑行成 | 2017年8月 | ||||
最終候補 | 『沙漠の薔薇』 | 薗田幸朗 | ||||
『変死区域』 | 田内杏典 | |||||
第16回 (2017年) |
464編 | 大賞 | 『オーパーツ 死を招く至宝』[注 68] | 蒼井碧[注 69] | 2018年1月 | 2019年1月 |
優秀賞 | 『筋読み』[注 70] | 田村和大 | 2018年2月 | |||
『感染領域』[注 71] | くろきすがや[注 72] | 2018年2月 | ||||
隠し玉 | 『三度目の少女』[注 73] | 宮ヶ瀬水 | 2018年8月 | |||
『本所憑きもの長屋 お守様』[注 74] | 福田悠 | 2018年8月 | ||||
最終候補 | 『生態系Gメン』[注 75] | 等々力亮 | ||||
『千億の夢、百億の幻』 | 薗田幸朗 | |||||
第17回 (2018年) |
449編 | 大賞 | 『怪物の木こり』 | 倉井眉介 | 2019年1月 | 2020年1月 |
優秀賞 | 『盤上に死を描く』[注 76] | 井上ねこ[注 77] | 2019年2月 | |||
U-NEXT・ カンテレ賞 |
『名もなき復讐者 ZEGEN』[注 78] | 登美丘丈[注 79] | 2019年8月 | |||
隠し玉 | 『キラキラネームが多すぎる 元ホスト先生の事件日誌』[注 80] | 黒川慈雨 | 2019年7月 | |||
『クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない』[注 81] | 越尾圭 | 2019年7月 | ||||
『勘違い 渡良瀬探偵事務所・十五代目の活躍』 | 猫森夏希 | 2019年7月 | ||||
『偽りの私達』 | 日部星花 | 2019年7月 | ||||
最終候補 | 『砂塵のサアル 血の復讐』 | 澤隆実 | ||||
『ライク・ライカ』 | 朝倉雪人 | |||||
『セリヌンティウス殺人事件』 | 小塚原旬 | |||||
第18回 (2019年) |
502編 | 大賞 | 『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』[注 82][9] | 歌田年[注 83] | 2020年1月 | 2021年2月 |
優秀賞 | 『幽霊たちの不在証明』[注 84] | 朝永理人[注 85] | 2020年3月 | |||
U-NEXT・ カンテレ賞 |
『そして、ユリコは一人になった』[注 86] | 貴戸湊太[注 87] | 2020年2月 | |||
隠し玉 | 『ガラッパの謎 引きこもり作家のミステリ取材ファイル』 | 久真瀬敏也 | 2020年6月 | |||
『犬の張り子をもつ怪物』 | 藍沢今日 | 2020年7月 | ||||
最終候補 | 『わたしの殺した力士』 | 走水剛 | ||||
『フィオレンティーノ』 | 平島摂子 | |||||
『偽者江戸川乱歩』 | 野地嘉文 | |||||
『闇だまり』 | 雨地草太郎 | |||||
第19回 (2020年) |
475編 | 大賞 | 『元彼の遺言状』[注 88] | 新川帆立 | 2021年1月 | 2021年10月 |
文庫グランプリ | 『暗黒自治区』[注 89] | 亀野仁[注 90] | 2021年3月 | |||
『甘美なる誘拐』[注 91] | 平居紀一[注 92] | 2021年4月 | ||||
隠し玉 | 『クロウ・ブレイン』 | 東一眞 | 2021年3月 | |||
『臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体』[注 93] | 高野結史[注 94] | 2021年4月 | ||||
『静かに眠るドリアードの森で 緑の声が聴こえる少女』[注 95] | 冴内城人 | 2021年4月 | ||||
『こちら副業推進部、事件です』 | 阿部考二 | 2021年6月 | ||||
最終候補 | 『悪魔の取り分』 | 柊悠羅 | ||||
第20回 (2021年) |
475編 | 大賞 | 『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』[注 96] | 南原詠 | 2022年1月 | 2023年2月 |
文庫グランプリ | 『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』[注 97] | 鴨崎暖炉[注 98] | 2022年2月 | |||
隠し玉 | 『彼女は二度、殺される』 | 秋尾秋[注 99] | 2022年2月 | |||
『呪いと殺しは飯のタネ 伝記作家・烏丸尚奇の調査録』[注 100] | 烏丸尚奇[注 101] | 2022年4月 | ||||
『不動のセンター 元警察官・鈴代瀬凪』[注 102] | 柊悠羅 | 2022年6月 | ||||
『坊っちゃんの身代金』[注 103] | 本江ユキ[注 104] | 2022年8月 | ||||
最終候補 | 『ダイナマイトにつながったまちがい電話』 | 遥田たかお | ||||
『奈落の空』 | 角張智紀 | |||||
第21回 (2022年) |
447編 | 大賞 | 『名探偵のままでいて』[注 105] | 小西マサテル | 2023年1月 | 2024年4月 |
文庫グランプリ | 『禁断領域 イックンジュッキの棲む森』[注 106] | 美原さつき | 2023年3月 | |||
『レモンと殺人鬼』[注 107] | くわがきあゆ | 2023年4月 | ||||
隠し玉 | 『爆ぜる怪人 殺人鬼はご当地ヒーロー』[注 108] | おぎぬまX | 2023年6月 | |||
『復讐は合法的に』[注 109] | 三日市零 | 2023年7月 | ||||
最終候補 | 『龍の卵(ドラゴン・エッグ)』 | 竹鶴銀 | ||||
『天の鏡』 | 中村駿季 | |||||
『夜明けと吐き気』 | 鹿乃縫人 | |||||
第22回 (2023年) |
409編 | 大賞 | 『ファラオの密室』[注 110] | 白川尚史 | 2024年1月 | |
文庫グランプリ | 『推しの殺人』[注 111] | 遠藤かたる | 2024年2月 | |||
『卒業のための犯罪プラン』[注 112] | 浅瀬明 | 2024年3月 | ||||
隠し玉 | 『科捜研・久龍小春の鑑定ファイル 小さな数学者と秘密の鍵』[注 113] | 新藤元気 | 2024年4月 | |||
『呪詛を受信しました』 | 上田春雨 | 2024年7月 | ||||
最終候補 | 『空港を遊泳する怪人の話』 | 阿波野秀汰 | ||||
『あなたの事件、高く売ります。』 | 長瀬遼 | |||||
第23回 (2024年) |
403編 | 大賞 | 『謎の香りはパン屋から』 | 土屋うさぎ | 2025年1月予定 | |
文庫グランプリ | 『一次元の挿し木(仮)』 | 松下龍之介 | 2025年5月予定 | |||
『どうせそろそろ死ぬんだし(仮)』 | 香坂鮪 | 2025年5月予定 |
映像化作品
[編集]映画
[編集]- 浅倉卓弥『四日間の奇蹟』
- 上甲宣之『そのケータイはXX(エクスクロス)で』
- 海堂尊『チーム・バチスタの栄光』
- 中山七里『さよならドビュッシー』
- 乾緑郎『完全なる首長竜の日』
- 深町秋生『果てしなき渇き』
- 志駕晃『スマホを落としただけなのに』
テレビドラマ
[編集]- 日本テレビ系バラエティー「超再現!ミステリー」内再現ドラマ
- フジテレビ系「土曜プレミアム」
- カンテレ「このミス」大賞ドラマシリーズ[10]
- 山本巧次『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』
- 七尾与史『死亡フラグが立ちました!』
- 中山七里『連続殺人鬼カエル男』
- 登美丘丈『名もなき復讐者 ZEGEN』
- 貴戸湊太『そして、ユリコは一人になった』
- フジテレビ系「月9」枠
関連作品
[編集]- 『このミステリーがすごい! 四つの謎』(宝島社、2014年12月5日、ISBN 978-4800235299)
- このミステリーがすごい!大賞を受賞した作家が書き下ろした短編小説集。2014年12月29日、TBS系列で『このミステリーがすごい! ベストセラー作家からの挑戦状』のタイトルでドラマ化作品が放送[12]。
- 【収録作品】安生正『ダイヤモンドダスト』 / 乾緑郎『黒いパンテル』 / 海堂尊『カシオペアのエンドロール』 / 中山七里『残されたセンリツ』
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『タード・オン・ザ・ラン』改題
- ^ 「東山魚良」から改名
- ^ 『果てなき渇きに眼を覚まし』改題
- ^ 「古川敦史」から改名
- ^ 『スロウ・カーブ』改題
- ^ 早川書房(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)刊
- ^ 『チーム・バチスタの崩壊』改題
- ^ 東京創元社(ミステリ・フロンティア)刊
- ^ 『トライアル&エラー』改題
- ^ 「伊薗旬」から改名
- ^ 『シャトゥーン』改題
- ^ 『暗闘士』改題
- ^ 「高山月光」から改名
- ^ 「拓未紀司」から改名
- ^ 『明治二十四年のオウガア』改題
- ^ 幻冬舎刊
- ^ 幻冬舎文庫
- ^ 『臨床真理士』改題
- ^ 『霊眼』改題
- ^ 『快楽的・TOGIO・生存権』改題
- ^ 『バイバイ、ドビュッシー』改題
- ^ 『カバンと金庫の錯綜劇』改題、文庫化に伴い『パチンコと暗号の追跡ゲーム』に改題
- ^ 「彼此屋圭市」から改名
- ^ 『鬼とオサキとムカデ女と』改題
- ^ 「古井盟尊」から改名
- ^ 『災厄の季節』改題
- ^ 『有機をもって恋をせよ』改題
- ^ 『羽根と鎖』改題
- ^ 第10回の隠し玉として出版
- ^ 『ハナカマキリの祈り』改題
- ^ 東京創元社刊
- ^ 『エンジェルズ・シェア』改題
- ^ 「保坂晃一」から改名
- ^ 『僕がお父さんを訴えた理由』改題
- ^ 『また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』改題
- ^ 『Sのための覚え書き かごめ荘事件のこと』改題
- ^ 第9回応募作『森のくまさん-The Bear-』改題
- ^ 『殺人画家は、私です』改題
- ^ 第15回の超隠し玉として出版
- ^ 『下弦の刻印』改題
- ^ 『或る秘密結社の話』改題
- ^ 『石の来歴』改題
- ^ 『オレ様先生』改題
- ^ 『真相を暴くための面倒な手続き』改題
- ^ 『ボクが9歳で革命家になった理由』改題
- ^ 「八木未」から改名
- ^ 『生き霊』改題
- ^ 『正邪の獄』改題
- ^ 第15回の超隠し玉として出版
- ^ 『夢のトビラは泉の中に』改題
- ^ 『八丁堀ミストレス』改題
- ^ 『キラーズ・コンピレーション』改題
- ^ 「加藤笑田」から改名
- ^ 『ザ・ブラック・ヴィーナス』改題、文庫化に伴い『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』に改題
- ^ 文庫化に伴い『サブマリンによろしく』に改題
- ^ 「大津ミツオ」から改名
- ^ 『病の終わり、もしくは続き』改題
- ^ 『救済のネオプラズム』改題
- ^ 『縁見屋の娘』改題
- ^ 『クルス機関』改題
- ^ 「森岡伸介」から改名
- ^ 『パスワード』改題
- ^ 『小さいそれがたくさんいるところ』改題
- ^ 第12回応募作『ホテル・カリフォルニア』改題
- ^ 第10回応募作『空と大地と陽気な死体』改題
- ^ 「田中圭介」から改名
- ^ 第13回応募作『未来人がきた!』改題
- ^ 『十三髑髏』改題
- ^ 「水無原崇也」から改名
- ^ 『自白採取』改題
- ^ 『カグラ』改題
- ^ 「くろきとすがや」から改名
- ^ 『伊藤杏寿、顛末』改題
- ^ 『化生人形』改題
- ^ 小説投稿サイト「エブリスタ」にて公開されている[7]。
- ^ 『殺戮図式』改題
- ^ 「猫吉」から改名
- ^ 『その男、女衒』改題
- ^ 「浪華壱」から改名
- ^ 『ギフト』改題
- ^ 『ターミナル・ポイント』改題
- ^ 『模型の家、紙の城』改題[8]。
- ^ 「歌明田敏」から改名
- ^ 『君が幽霊になった瞬間』改題
- ^ 「泡沫栗子」から改名
- ^ 『ユリコは一人だけになった』改題
- ^ 「貴志祐方」から改名
- ^ 『三つ前の彼』改題
- ^ 『砂中遺物』改題
- ^ 「龜野仁」から改名
- ^ 『甘美なる作戦』改題
- ^ 「呉座紀一」から改名
- ^ 『虐待鑑定 〜秘密基地の亡霊〜』改題
- ^ 「高野ゆう」から改名
- ^ 『静かに眠るドリュアデスの森で』改題
- ^ 『バーチャリティ・フォール』改題
- ^ 『館と密室』改題
- ^ 「金平糖」から改名
- ^ 「浅葱惷」から改名
- ^ 『ぬるま湯にラジオ』改題
- ^ 秋野三明から改名
- ^ 『不動の諜者』改題
- ^ 『坊っちゃんのご依頼』改題
- ^ 小溝ユキから改名
- ^ 『物語は紫煙の彼方に』改題
- ^ 『イックンジュッキの森』改題
- ^ 『レモンと手』改題
- ^ 『爆ぜる怪人』改題
- ^ 『ゴールデンアップル』改題
- ^ 『ミイラの仮面と欠けのある心臓』改題
- ^ 『溺れる星くず』改題
- ^ 『箱庭の小さき賢人たち』改題
- ^ 『龍と熊の捜査線』改題
出典
[編集]- ^ a b c 【本よみうり堂トレンド館】「このミステリーがすごい!」大賞「今読みたい」新人発掘20年『読売新聞』夕刊2022年4月18日3面
- ^ “『このミステリーがすごい!』大賞 » 『このミス』大賞とは”. 宝島社. 2017年10月18日閲覧。
- ^ “宝島社が漫画賞主催、大型新人発掘に乗り出す理由とは?”. 日経トレンディネット (2010年11月26日). 2010年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月5日閲覧。
- ^ “『このミステリーがすごい!』大賞 » 募集要項”. 宝島社. 2017年10月18日閲覧。
- ^ “このミス大賞に一色さゆりさん「神の値段」など2作”. 京都新聞. (2015年10月1日). オリジナルの2015年10月4日時点におけるアーカイブ。 2015年10月6日閲覧。
- ^ “「このミス」大賞に「救済のネオプラズム」”. 読売新聞 (2016年10月4日). 2016年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月5日閲覧。
- ^ “生態系Gメン”. 等々力亮. 2018年8月9日閲覧。
- ^ “第18回『このミス』大賞受賞作『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』1月10日発売へ”. Real Sound (株式会社blueprint). (2019年12月13日) 2020年1月22日閲覧。
- ^ “「このミス」大賞は歌田年さんの「模型の家、紙の城」”. 読売新聞. (2019年10月1日) 2020年1月22日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “「このミス」大賞ドラマシリーズ始動!主演に佐久間由衣、阿部進之介、小関裕太ら”. 映画ナタリー (2019年6月10日). 2019年6月18日閲覧。
- ^ “綾瀬はるか:“月9”初主演で初の弁護士役 「このミス」大賞作「元彼の遺言状」実写化で”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2022年1月17日) 2022年1月17日閲覧。
- ^ “「このミス」作家VS人気映画監督 短編小説のドラマ化で熱烈タッグ!”. 映画.com. (2014年12月7日) 2014年12月10日閲覧。