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JR貨物UT11A形コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
UT11Aから転送)
UT11A-5018 日本石油輸送所有。(EDTA専用)神奈川県川崎市内にて、2012年9月20日撮影。

UT11A形コンテナ(UT11Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)が輸送用として籍を編入している、20 ft形の私有コンテナタンクコンテナ)である。

概要

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本形式の数字部位 「 11 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積11㎥の算出は、厳密には端数四捨五入計算の為に、内容積10.5 - 11.4㎥の間に属するコンテナが対象となる[1]。また形式末尾のアルファベット一桁部位 「 A 」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が 「 普通品(非危険品の輸送)」を表す記号として付与されている[2]

特記事項

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番台毎の概要

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  • 番台は5000番台、8000番台、28000番台の3種類に分けられている。

5000番台

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UT11A-5039 日本ゼオン所有。※新カラー。(ラテックス専用)2019年2月8日撮影。
5001 - 5005, 5048 - 5053, 5069 - 5073
日本石油輸送所有し、住友化学工業が借り受ける水酸化アルミニウム専用コンテナ。
5006 - 5008, 5044 - 5047、5054 - 5060
日陸が所有し、住友化学工業が借り受ける水酸化アルミニウム専用コンテナ。
5009 - 5011
同和通運が所有する廃アルカリ水溶液専用コンテナ。
5012 - 5016, 5031 - 5039, 5061 - 5064
日本ゼオンが所有するラテックス専用コンテナ。
5017 - 5030, 5040 - 5042
日本石油輸送が所有し、日本ゼオンが借り受けるラテックス専用コンテナ。
5065 - 5068, 5074 - 5076, 5078, 5084
日本石油輸送が所有し、サンノブコが借り受けるステアリン酸カルシウム専用コンテナ。
5077
日新科学研究所が所有するステアリン酸カルシウム専用コンテナ。
5079 - 5082
日本石油輸送が所有し、日新科学研究所が借り受けるステアリン酸カルシウム用コンテナ。
5083
日本石油輸送が所有し、近代化学工業が借り受ける窒素防水剤専用コンテナ。
5085 - 5094
日本石油輸送が所有し、住友エイビーエス・ラテックスが借り受けるラテックス専用コンテナ。
5095 - 5097
日陸が所有する酢酸ビニルエマルジョン専用コンテナ。
5096
日陸が所有するアクリルエマルジョン専用コンテナ。
5098 - 5100
日本石油輸送が所有し、日新科学研究所が借り受けるステアリン酸カルシウム専用コンテナ。
5104【1個】[3]
同和通運が所有する廃アルカリ水溶液専用コンテナ。
2001年度取得。日本車両製造。
5106 - 5109【4個】[3]
同和通運が所有する廃液専用コンテナ。
2001年度取得。日本車両製造。

8000番台

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8001, 8002
ブルーエキスプレス所有のDMSO水溶液専用コンテナ。

28000番台

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UT11A-28002 日本石油輸送所有、三菱化成借受。(岡山県東水島駅にて、1989年9月10日撮影)
28001
日陸が所有し、三菱化成が借り受ける無水マレイン酸専用コンテナ。
28002
日本石油輸送が所有し、三菱化成が借り受ける無水マレイン酸専用コンテナ。

脚注

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出典

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  1. ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p449.
  2. ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p 448 - 449.
  3. ^ a b 『トラベルMOOK 新しい貨物列車の世界』交通新聞社、2021年、43頁。ISBN 978-4-330-05421-6 

参考文献

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  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 
  • 『トラベルMOOK 新しい貨物列車の世界』交通新聞社、2021年。ISBN 978-4-330-05421-6 

外部サイト

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関連項目

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