高知県農業協同組合
高知県農業協同組合 | |
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統一金融機関コード | 8582 |
SWIFTコード | なし |
法人番号 | 2490005003492 |
組合長 | 島田 信行 |
店舗数 | 206ヶ所 |
設立日 |
1995年(平成7年)4月3日 (コスモス農業協同組合) |
出資金 | 113億円 |
貯金残高 | 6,896億円 |
職員数 | 約1,650人(正職員) |
組合員数 | 46,698人 |
本所 | |
所在地 |
〒781-8125 高知県高知市五台山5015番地1 |
外部リンク | https://ja-kochi.or.jp |
高知県農業協同組合(こうちけんのうぎょうきょうどうくみあい、英称:JA Kochi)は、高知県高知市に本所を置く農業協同組合である。通称はJA高知県。
概要
[編集]2019年(平成31年)1月1日に、高知県内の12の農業協同組合が合併して発足(存続法人はコスモス農業協同組合)。5つの連合会の機能も統合した、販売取扱高で全国2位規模の農協である[1]。管轄エリアは高知県全体に及ぶ[2][3]。
高知県農業協同組合中央会(JA高知中央会)などは、当初県内単一農協の設立を目指していたが、3つの農協が合流を見送った。単独で改革を進める立場にこだわるJA高知市、ポン酢やユズ飲料などユズ加工品が全国的に知られ、農産物そのものの出荷に頼らない経営を確立している専門農協であるJA馬路村、ミョウガの全国シェアが6割とトップで農産物の出荷額が100億円を超し、巡回営農指導に力を入れるJA土佐くろしおの3農協である[4]。JA高知県は3農協に関しても、早期の合流を呼びかけたいとしている[1]。
JA高知県では県内を7つの地区に分け、地区ごとに地区本部を設置[5]。また、2019年8月には、農協特産センター「とさのさと」を移転・拡張し、全国最大規模の直販所を中核とする複合施設を高知市内に開設し、農協の目玉事業とする方針を表明[6]。2019年9月20日、JA高知県の子会社とさのさと運営の「とさのさとアグリコレット」(高知市)がオープンし、高知市2箇所目の信用事業店舗である「とさのさと支所」も併せて新規設置した[7]。2020年10月1日に主たる事務所(本所)を高知市北御座2番27号から同市五台山5015番地1に移転。
三原村、日高村、北川村、芸西村、大川村など、他の銀行の支店を置かない自治体などを中心に県内一部の町村の指定金融機関となっている。また、南国市指定金融機関も高知県信用農業協同組合連合会から移行されたほか、四万十町からも指定金融機関とされている。
合併に参加・協力した組合・連合会
[編集]- 土佐あき農業協同組合(JA土佐あき)
- 土佐香美農業協同組合(JA土佐香美)
- 土佐れいほく農業協同組合(JA土佐れいほく)
- 南国市農業協同組合(JA南国市)
- 長岡農業協同組合(JA長岡)
- 十市農業協同組合(JA十市)
- 高知春野農業協同組合(JA高知春野)
- 土佐市農業協同組合(JA土佐市)
- コスモス農業協同組合(JAコスモス)
- 四万十農業協同組合(JA四万十)
- 津野山農業協同組合(JA津野山)
- 高知はた農業協同組合(JA高知はた)
- 高知県園芸農業協同組合連合会(高知県園芸連)
- 高知県農業協同組合中央会(JA高知中央会、法人格は存続)
- 高知県信用農業協同組合連合会(JA高知信連またはJAバンク高知、法人格は存続)
- 全国農業協同組合連合会高知県本部(JA全農こうち)
- 全国共済農業協同組合連合会高知県本部(JA共済連高知)
管轄地区・地区本部
[編集]- 安芸地区(本部:旧JA土佐あき本所)
- 香美地区(本部:旧土佐香美本所)
- 土長地区(本部:旧JA南国市本所)
- 高知地区(JA高知県の本所が所在)
- 管区:旧JA高知春野、※JA高知市、とさのさと支所
- 市町村:高知市
- 管区:旧JA高知春野、※JA高知市、とさのさと支所
- 仁淀川地区(本部:旧JAコスモス本店)
- 高西地区(本部:旧JA四万十本店)
- 幡多地区(本部:旧JA高知はた本店)
(※印の農協は合併に参加していない。▼印の農協は専門農協(かつ、信用事業を行っていない)。JA高知県は系統上部団体として県内全域を管轄[8] 。とさのさと支所は、合併後の新規開設拠点)
事案
[編集]- 2021年(令和3年)3月、通常栽培した米を農薬などを減らした「特別栽培」とうたって販売し消費者を誤認させたとして、消費者庁は景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を出し、発表した。[9][10]
- 2021年(令和3年)8月2日、当農業共同組合は食品などの不適切な製造・表示をしていた事を発表した。対象商品購入者には全額返金対応を取る[11][12]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 「高知県域農協、19年発足へ 12農協が合併調印 3農協は見送り」『日本経済新聞』2016年12月23日
- ^ JA高知県あす1/1発足 12JAが統合 県全域をカバー 『高知新聞』2018年12月31日
- ^ “組合長挨拶 代表理事組合長 武政盛博”. JA高知県 2019年1月16日閲覧。
- ^ 【列島追跡】高知県 単一農協実現せず/有力3農協 独歩貫く『日本経済新聞』2017年1月23日(地域総合面)2019年9月23日閲覧
- ^ 全国屈指の規模「JA高知県」発足まで半年 準備作業急ピッチ『高知新聞』2018年7月1日
- ^ 「JAグループ高知、来年8月に複合施設全面開業」『日本経済新聞』2018年2月23日
- ^ 「土佐の魅力 複合商業施設オープン JA高知県の子会社」『日本農業新聞』2019年9月21日(7面)
- ^ “来月「JA高知県」発足(平成30年12月23日掲載)”. JA高知中央会 (2018年12月23日). 2019年2月15日閲覧。
- ^ “高知県農業協同組合に対する景品表示法に基づく措置命令について | 消費者庁”. www.caa.go.jp. 2023年11月19日閲覧。
- ^ “JA高知県に措置命令 通常米を特別栽培米と誤認させる:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2021年3月30日). 2023年11月19日閲覧。
- ^ “食品の不適切な製造・表示のご報告とお詫び及び特別調査委員会による総点検の実施について”. 高知県農業協同組合 (2021年8月2日). 2021年8月4日閲覧。
- ^ “原材料の賞味期限7年切れ JA高知県、知りながら製造”. 朝日新聞DIGITAL. (2021年8月4日) 2021年8月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- JA高知県
- JA高知県 こうぐり (107186624357158) - Facebook
- JA高知県 「こうぐり」 (@kouguri_official) - Instagram - JA高知県の広報誌「こうぐり」のSNS版として始動開始した農協公式アカウント[1]
- ^ 『JA高知県公式インスタグラムをスタートしました! - 【公式】JA高知県 -』(プレスリリース)JA高知県、2019年6月3日 。2022年5月6日閲覧。