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ブリティッシュ・エアウェイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
British Airwaysから転送)
ブリティッシュ・エアウェイズ
British Airways
IATA
BA
ICAO
BAW
SHT
コールサイン
SPEEDBIRD
SHUTTLE
法人番号 7700150005234 ウィキデータを編集
設立 1916年10月5日エアクラフト・トランスポート・アンド・トラベルとして)
1924年3月31日インペリアル・エアウェイズ として)
1974年3月31日(ブリティッシュ・エアウェイズとして)
ハブ空港 ロンドン・ヒースロー空港
ロンドン・ガトウィック空港
焦点空港 マンチェスター空港
マイレージサービス Executive Club
会員ラウンジ Executive Club Lounge
航空連合 ワンワールド
親会社 IAG
保有機材数 270機
就航地 169都市
スローガン To Fly, To Serve
本拠地 イギリスイングランド ロンドン
代表者 Willie Walsh (CEO)
外部リンク https://www.britishairways.com/
備考
テンプレートを表示

ブリティッシュ・エアウェイズ英語: British Airways)は、イギリス航空会社ヨーロッパでは3位、世界では9位の規模を誇る大手航空会社であり、イギリス最大の航空会社(フラッグ・キャリア)である[2]。なお、日本では「英国航空(えいこくこうくう)」と呼ばれることもある。本項では以下、ブリティッシュ・エアウェイズを指して「BA」という表記に統一する。

概要

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航空連合の一つであるワンワールド創立メンバーの1社である。ロンドン・ヒースロー空港をメインハブとし、2004年11月現在、世界75ヵ国、159都市に就航している。

BAは1952年に世界初のジェット旅客機であるデ・ハビランド DH.106 コメットを就航させたり、1976年には、イギリスとフランスが共同で開発した、世界初の超音速旅客機であるコンコルドを就航させたりするなど、最新技術を果敢に取り入れることでも知られる。

航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している[3][4]

名称

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日本国内では、1990年代まで永らく英国航空ブリティッシュ・エアウェイズを並行で呼ばれてきた。2000年代初頭から「ブリティッシュ・エアウェイズ」の名称を使用して営業等を行っており、「英国航空」の名称は使用されていない。

コードデータ

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  • IATA航空会社コードBA
  • ICAO航空会社コードBAW
  • コールサイン:SPEEDBIRD(国際線) / SHUTTLE(国内線)
    • スピードバードは、元々はインペリアル・エアウェイズのエンブレムであり、ロゴとしてもコールサインとしても、同社の前身から代々受け継がれている[注釈 1][注釈 2]

歴史

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インペリアル・エアウェイズのハンドレページ H.P.42
DH.106 コメット Mk.4
ブリストル・ブリタニア102

前身会社

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戦前

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1924年3月31日、ハンドリー・ページ・トランスポート(世界初の機内食提供)、ダイムラー・エアウェイズ英語版(前身のエアクラフト・トランスポート・アンド・トラベルは世界初の国際定期便開設)、ブリティッシュ・マリン航空英語版インストーン・エアライン英語版の合計4社が合併してインペリアル・エアウェイズとなった。当時はクロイドン空港を拠点としており、そこからヨーロッパ、アフリカ、中東、インドへと路線を拡充した。1930年代初頭、ハンドレページ H.P.42を導入、主力の機材となった。

1935年、個人経営の航空会社4つが合併し、ブリティッシュエアウェイズとなった。(現在のブリティッシュエアウェイズではない)

そして1939年、第二次世界大戦が始まると、インペリアル・エアウェイズとブリティッシュエアウェイズは政府に買収され、国営の英国海外航空(BOAC、British Overseas Airways Corporation)が誕生することとなった。戦時中は、英国空軍の指揮命令系統下にあった。

戦後

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1946年に国内線と欧州域内の国際線を担当する英国欧州航空(BEA、British European Airways)を分離し、英国海外航空は長距離国際線を運航する会社となった。

1952年には英国海外航空は世界初となるジェット機デ・ハビランド DH.106 コメットを就航させた。いっぽうの英国欧州航空はビッカース バイカウントを導入し、イギリス国内線やヨーロッパ路線で就航させた。そして、1955年にはロンドン・ヒースロー空港内にターミナル1が開業し、クロイドン空港は1959年に閉鎖され、英国海外航空と英国欧州航空の拠点としてスタートした。

英国海外航空ボーイング707ビッカース VC-10を導入した。英国欧州航空ホーカー・シドレー トライデントを導入した。両社とも運航路線を拡充した。1965年には英国欧州航空は世界初の空中での自動化操縦に成功した。1971年ボーイング747の導入を開始した。

ブリティッシュ・エアウェイズ誕生

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コンコルド

1974年に英国海外航空と英国欧州航空が合併し、現在の社名となった。

1976年コンコルドが就航し、ロンドン・ヒースロー空港-ジョン・F・ケネディ国際空港で運航を開始することになった。他にも東京シドニーなどいくつか就航地候補はあったが、騒音や収益性の問題があり実現しなかった。

民営化

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1979年、首相のマーガレット・サッチャーが民営化計画を発表した。1981年にはロード・キングが総裁に就任。民営化の準備として赤字体質の改善に取り組んだ。1983年、ロード・キングはコリン・マーシャルを最高経営責任者に迎え入れた。同社は「世界で最も気に入られる航空会社」をモットーに掲げ、徹底的に無駄を排除した。

1986年、かつて年間40-45%だった搭乗率が65%に上がり、過去最高の連結売上を計上した。ロンドン・ヒースロー空港にターミナル4が開業し、コンコルド用の搭乗口が設置された。コンコルドをビジネスクラスだけに改良した。

1987年2月、同社はロンドン証券取引所に上場した。初回の公募は大好評だった。同年7月イギリス国内第2位の規模であったブリティッシュ・カレドニアン航空を吸収合併したが、組織が一つにまとまらず、チャーター便部門のブリティシュエアツアーズが社名変更され、カレドニアン航空に分社した。

民営化以降、ヴァージン・アトランティック航空が台頭し強力なライバルとなった。BAは“dirty tricks”という妨害工作を展開したが、失敗に終わった。なお創業者のリチャード・ブランソンの母親は1946年に英国海外航空から分離し、南アメリカとカリブ海域路線を担当していたブリティッシュ・サウスアメリカン航空(BSAA)の元客室乗務員だった。

近年

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イベリア航空アメリカン航空とのワンワールド設立調印式にて (1999年)

機材

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リスト

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ブリティッシュ・エアウェイズ 保有機材(2024年10月現在)[5][6]
機種 保有数 発注数 座席数 備考
F J W Y
合計
エアバスA319-100 29 - - - - 143 143
エアバスA320-200 64 - - - - 180 180 一部はBAユーロフライヤー英語版による運航
エアバスA320neo 26 11[7] - - - 180 180
エアバスA321-200 11 - - - - 218 218 BAユーロフライヤーによる運航
エアバスA321neo 15 7[7] - - - 220 220
エアバスA350-1000 18 - - 56 56 219 331
エアバスA380-800 12 - 14 97 55 303 469
ボーイング777-200ER 43 - 8 49 40 138 235
14 48 134 236
- 48 184 272
32 48 252 332
52 336
ボーイング777-300ER 16 - 8 76 40 132 256
ボーイング777-9 - 18[8] 8 65 46 206 325[9] 24機のオプション付き[8]
ボーイング787-8 12 - - 35 25 154 214
31 37 136 204
ボーイング787-9 18 - 8 42 39 127 216
ボーイング787-10 11 7[10] 8 48 35 165 256
ドルニエ Do-328JET 4 - - - - 32 32 サンエア オブ スカンジナビア英語版による運航
エンブラエル E190 20 - - - - 102 102 BAシティフライヤーによる運航
299 43

退役機材

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退役機の画像ギャラリー

塗装の変化

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ブリティッシュ・エアウェイズ 塗装の変化(1974年の設立以降)
塗装の名称 使用期間 概要 画像
ニガス 1974年 - 1984年 幾度の統合の末にBAが誕生してから初の塗装。ニガス&ニガスがデザインし、垂直尾翼にユニオンジャックの一部を使用したのはこれが初めて。当初機体には「British Airways」と表記されていたが[11]、途中で「Airways」は省かれ、「British」という文字のみとなった[12]。前方にスピードバードが描かれている。 ネーガス・リヴァリー
ランドー 1984年 - 1998年 ランドーアソシエイツがデザイン[13]。垂直尾翼に同社の紋章が描かれ、色も変更されているほか、「Airways」の文字も復活した。胴体には矢印のようなロゴも描かれた。ただし、スピードバードは消されている。 ランドー・リヴァリー
チャタム・ドックヤード・
ユニオン・フラッグ
1998年 - コンコルドで使用されたデザインをもとに考案され、垂直尾翼は引き続きユニオンジャックを使用しているが、それまでとは違って旗めくようなデザインがうかがえる。胴体前方に描かれた、曲がった線のようなマークは「スピードマーク」と呼ばれている。 チャタム・ドックヤード・ユニオン・フラッグ

重整備

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BAはウェールズにあるカーディフ空港に隣接する同社の航空機を整備する主要な整備施設の1つであるブリティッシュ・エアウェイズ・メンテナンス・カーディフ英語版を所有している[14]。ここでは同社が所有するボーイング社製の長距離路線仕様の航空機であるボーイング747777787の全ての重整備や内装の変更を行っている。また、コンコルドの整備もここで行われていた。

なお、BAはカーディフ空港発着の定期便を運航しておらず、重整備を行う機材は重整備のために同空港に飛来する。

ワールドイメージ

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ワールドイメージ キャンペーン実施中のボーイング747

ワールドイメージ (英語: World Images) は、一時期、ブリティッシュ・エアウェイズが行なっていた塗装キャンペーン。ワールドテイルズ・ユートピア[15] などとも言う。 1997年に同社はユニオン・ジャックを使用した機体塗装(現在も使用)を実施した。世界各国のアーティストが制作した一機ごとに異なるデザインを垂直尾翼に施す、「ワールドイメージ」キャンペーンがこれと同時に開始された。これは、ブリティッシュ・エアウェイズが多様な文化を持つ世界の人々のための国際的航空会社であることを表現する目的で導入され、航空ファンの注目を集めたが、社内や地元イギリスの利用客から「イギリスの航空会社らしくない」「どこの国の航空会社か分からない」と評判が悪く、2001年から全てをコンコルドの尾翼デザインであるユニオン・ジャックをモチーフにした「チャタム・ドックヤード・ユニオン・フラッグ」に塗り替えた[16]。ちなみに、このキャンペーンでは日本の画家、加山又造の作品も使われている。デザイン数は全てカウントすると50種類程度[17] に及び、デザインの改装にかかったコストは合計で約60,000,000ポンドになったといわれる[18]

100周年記念

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2019年、ブリティッシュ・エアウェイズは前身のエアクラフト・トランスポート・アンド・トラベルによる世界初の定期国際線運航から100年を記念し[17][19]、「国際線運航100周年」として複数の機体に大規模な復刻版特別塗装を実施した。以下はその一覧である。

特別塗装機のフライトにおいては、乗務員もその塗装当時のデザインの制服を着用し、機体の外見だけでなく、中身までレトロに再現した[17]。4機の特別塗装機は、それぞれの機体が退役する2020年〜2023年ごろまで、復刻塗装の状態が継続される予定である[22][25][27][28]

さらにこのイベント実施時、イギリスのエリザベス女王も、BAの本部や博物館「スピードバードセンター」などを訪れた[29]

保有機材の特徴

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ヒースロー空港にずらりと並ぶ、多数のボーイング747-400の尾翼。

同社はイギリスのエアラインということもあり、歴史的にエンジンメーカーの選択が可能な機材については同じイギリスの航空機エンジンメーカーである「ロールス・ロイス(Rolls Royce)」社製のエンジンを選定しているのが同社の保有機材の大きな特徴である。

エンジンメーカーの選択が可能になったボーイング747の長距離モデル「-200」型機では、世界で初めてロールス・ロイス社のエンジンを選定したエアラインとなり、さらにボーイング767型機においてもロールス・ロイス社製エンジンを搭載したモデルを発注・導入したことで知られている。

しかし、1990年代に受領したボーイング777-200型機、一部のボーイング777-200ER型機とエンジン選択が出来なかったボーイング777-300ER型機ではアメリカ製GE・アビエーション社製エンジン(GE90)を選定している。また、将来導入予定のボーイング777-9XもGE90の派生型であるGE9Xのみが採用されるため、こちらもGE製エンジンが選定される予定である。

2000年代から受領しているボーイング777-200ER型機はロールス・ロイス社製のエンジンへ回帰している[30]

ボーイング747-400の後継機の一つとなるエアバスA380

ボーイング747-400を世界で最も多く導入した航空会社でもある[31][32]。多くの航空会社が退役を進めているものの、同社においては今もなお30機以上が運航中である。しかし、747-400の後継機種にはエアバスA380を選定している。そのエアバスA380について当初は否定的であった態度を一転させた理由としては、747-400の後継モデルであるボーイング747-8の搭載エンジンが、アメリカのGE社製のみであったことが挙げられる(エンジンの選択が可能なA380においてはロールス・ロイス社製エンジンを選定している)。そして、エアバスA380(後述)と同時期に発注したボーイング787も24機(+オプション18機)すべてロールス・ロイス社製のエンジンを選定している。

なお、2019年2月には、ボーイング777-9Xを多くて42機購入する計画を発表。こちらもA380とともに、2023年頃までに退役予定の、747-400の後継機となることが予想される[33]

また、後にワールドエアカーゴ(貨物部門)でボーイング747-8Fを3機導入したが、機材と運航、整備はアトラス航空による運用(ウェットリース)である特別な例で2014年4月中には同社での運航を終了し[34]、機材をアトラス航空へ返却している。

BAが発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は36で、航空機の形式名は747-436, 767-336ER, 777-236, 777-236ER などとなる。

就航都市

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ブリティッシュ・エアウェイズの就航都市 (2021年9月現在)
都市 空港 備考
イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランド ロンドン ロンドン・ヒースロー空港 ハブ空港
ロンドン・ガトウィック空港 準ハブ空港
ロンドン・スタンステッド空港 貨物便ハブ
ロンドン・シティ空港
マンチェスター マンチェスター空港
ニューカッスル ニューカッスル国際空港
リーズ リーズ・ブラッドフォード国際空港
スコットランドの旗 スコットランド アバディーン アバディーン空港
エディンバラ エディンバラ空港
グラスゴー グラスゴー国際空港
インヴァネス インヴァネス空港英語版(2016年5月3日より就航)
北アイルランドの旗 北アイルランド ベルファスト ジョージ・ベスト・ベルファスト・シティ空港
ジャージー島の旗 ジャージー ジャージー空港
ジブラルタルの旗 ジブラルタル ジブラルタル国際空港
ヨーロッパ
フランスの旗 フランス パリ シャルル・ド・ゴール国際空港
オルリー空港
ミュールーズスイスの旗 バーゼルドイツの旗 フライブルク ユーロエアポートバーゼル・ミュールーズ・フライブルク
シャンベリ シャンベリ空港 季節便
トゥールーズ トゥールーズ・ブラニャック空港
ビアリッツ ビアリッツ=アングレット=バイヨンヌ空港
ボルドー ボルドー・メリニャック空港
マルセイユ マルセイユ・プロヴァンス空港
ニース コート・ダジュール空港
リオン リオン・サン=テグジュペリ国際空港
ドイツの旗 ドイツ ベルリン ベルリン・テーゲル空港
ケルン ケルン・ボン空港 貨物便
シュトゥットガルト シュトゥットガルト空港
デュッセルドルフ デュッセルドルフ空港
ハノーファー ハノーファー空港
ハンブルク ハンブルク国際空港
フランクフルト フランクフルト空港
ミュンヘン ミュンヘン国際空港
イタリアの旗 イタリア ローマ レオナルド・ダ・ヴィンチ=フィウミチーノ空港
ミラノ ミラノ・マルペンサ国際空港
ミラノ・リナーテ国際空港
ヴェネツィア ヴェネツィア・テッセラ空港
ヴェローナ ヴェローナ・ヴィッラフランカ空港
カターニア カターニア・フォンタナロッサ空港
カリャリ カリャリ=エルマス空港
ジェノヴァ ジェノヴァ・クリストーフォロ・コロンボ空港
トリノ トリノ空港
ナポリ ナポリ・カポディキーノ国際空港
バーリ バーリ国際空港 季節便
ピサ ガリレオ・ガリレイ国際空港
ボローニャ グリエルモ・マルコーニ国際空港
スペインの旗 スペイン マドリード アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港
バルセロナ バルセロナ=エル・プラット空港
アリカンテ アリカンテ=エルチェ空港
サラゴサ サラゴサ空港 貨物便
マラガ マラガ=コスタ・デル・ソル空港
パルマ・デ・マヨルカ パルマ・デ・マヨルカ空港
イビサ島 イビサ空港 季節便
ランサローテ島 ランサローテ空港
ポルトガルの旗 ポルトガル リスボン リスボン・ポルテラ空港
ファロ ファロ空港
 オーストリア ウィーン ウィーン国際空港
インスブルック インスブルック空港 季節便
ザルツブルク ザルツブルク空港
オランダの旗 オランダ アムステルダム アムステルダム・スキポール空港
ロッテルダム ロッテルダム=ザ・ハーグ空港
ギリシャの旗 ギリシャ アテネ アテネ国際空港
テッサロニキ テッサロニキ・マケドニア国際空港 季節便
スイスの旗 スイス チューリッヒ チューリッヒ空港
ジュネーヴ ジュネーヴ・コアントラン国際空港
クロアチアの旗 クロアチア ザグレブ ザグレブ国際空港
ドゥブロヴニク ドゥブロヴニク空港
 ノルウェー オスロ オスロ空港
ベルゲン ベルゲン空港
スタヴァンゲル スタヴァンゲル空港
 スウェーデン ストックホルム ストックホルム・アーランダ空港
ヨーテボリ ヨーテボリ・ランドヴェッテル空港
 フィンランド ヘルシンキ ヘルシンキ・ヴァンター国際空港
 デンマーク コペンハーゲン コペンハーゲン国際空港
ロシアの旗 ロシア モスクワ ドモジェドヴォ空港
サンクトペテルブルク プルコヴォ空港
ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ルクセンブルク=フィンデル空港
アイルランドの旗 アイルランド ダブリン ダブリン空港
ベルギーの旗 ベルギー ブリュッセル ブリュッセル空港
 チェコ プラハ ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港
ポーランドの旗 ポーランド ワルシャワ ワルシャワ・フレデリック・ショパン空港
 ルーマニア ブカレスト アンリ・コアンダ国際空港
 ウクライナ キエフ ボルィースピリ国際空港
 ブルガリア ソフィア ソフィア空港
アルバニアの旗 アルバニア ティラナ ティラナ国際空港
コソボの旗 コソボ プリシュティナ プリシュティナ国際空港
キプロスの旗 キプロス ラルナカ ラルナカ国際空港
パフォス パフォス国際空港 季節便
トルコの旗 トルコ イスタンブール イスタンブール空港
アフリカ
 エジプト カイロ カイロ国際空港
リビアの旗 リビア トリポリ トリポリ国際空港
チュニジアの旗 チュニジア チュニス チュニス・カルタゴ国際空港
アルジェリアの旗 アルジェリア アルジェ ウアリ・ブーメディアン空港
モロッコの旗 モロッコ カサブランカ ムハンマド5世国際空港
マラケシュ マラケシュ・メナラ空港
アガディール アガディール・アル・マシーラ空港
 ケニア ナイロビ ジョモ・ケニヤッタ国際空港
ナイジェリアの旗 ナイジェリア アブジャ ンナムディ・アジキウェ国際空港
ラゴス ムルタラ・モハンマド国際空港
ガーナの旗 ガーナ アクラ コトカ国際空港
シエラレオネの旗 シエラレオネ フリータウン ルンギ国際空港
リベリアの旗 リベリア モンロビア モンロビア・ロバーツ国際空港
ウガンダの旗 ウガンダ カンパラエンテベ エンテベ国際空港
アンゴラの旗 アンゴラ ルアンダ クアトロ・デ・フェベレイロ空港
ザンビアの旗 ザンビア ルサカ ルサカ国際空港
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 ヨハネスブルグ O・R・タンボ国際空港
ケープタウン ケープタウン国際空港
ジンバブエの旗 ジンバブエ ハラレ ハラレ国際空港
モーリシャスの旗 モーリシャス ポートルイスマエブール サー・シウサガル・ラングーラム国際空港
北アメリカ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワシントンD.C. ワシントン・ダレス国際空港
ニューヨーク ジョン・F・ケネディ国際空港
シカゴ シカゴ・オヘア国際空港
ダラス ダラス・フォートワース国際空港
ヒューストン ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港
オースティン オースティン・バーグストロム国際空港
アトランタ ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港
ニューオリンズ ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港
オーランド オーランド国際空港
フォートローダーデール フォートローダーデール・ハリウッド国際空港
ポートランド ポートランド国際空港
サンディエゴ サンディエゴ国際空港
サンノゼ ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港
サンフランシスコ サンフランシスコ国際空港
シアトル シアトル・タコマ国際空港
タンパ タンパ国際空港
デンバー デンバー国際空港
ニューアーク ニューアーク・リバティー国際空港
フィラデルフィア フィラデルフィア国際空港
フェニックス フェニックス・スカイハーバー国際空港
ボルチモア ボルチモア・ワシントン国際空港
ボストン ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港
マイアミ マイアミ国際空港
ラスベガス マッカラン国際空港
ロサンゼルス ロサンゼルス国際空港
ナッシュビル ナッシュビル国際空港 2018年5月より就航[35]
カナダの旗 カナダ トロント トロント・ピアソン国際空港
カルガリー カルガリー国際空港
バンクーバー バンクーバー国際空港
モントリオール モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港
メキシコの旗 メキシコ メキシコシティ メキシコ・シティ国際空港
カンクン カンクン国際空港
グレナダの旗 グレナダ セントジョージズ ポイント・サリンス国際空港
ケイマン諸島の旗 ケイマン諸島 グランドケイマン島 オーウェン・ロバーツ国際空港
ジャマイカの旗 ジャマイカ キングストン ノーマン・マンレー国際空港
セントクリストファー・ネイビスの旗 セントクリストファー・ネイビス セントクリストファー島 ロバート・L・ブラッドショー国際空港
セントルシアの旗 セントルシア ビュー・フォート ヘウノラ国際空港
タークス・カイコス諸島の旗 タークス・カイコス諸島 プロビデンシアレス島 プロビデンシアレス国際空港
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 プンタカナ プンタカナ国際空港
バハマの旗 バハマ ナッソー リンデン・ピンドリング国際空港
バミューダ諸島の旗 バミューダ L.F.ウェイド国際空港
バルバドスの旗 バルバドス グラントレー・アダムス国際空港
アンティグア・バーブーダの旗 アンティグア・バーブーダ アンティグア島 VCバード国際空港
トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ ポートオブスペイン ピアルコ国際空港
トバゴ島 アーサー・ナポレオン・レイモンド・ロビンソン国際空港
南アメリカ
ブラジルの旗 ブラジル サンパウロ サンパウロ・グアルーリョス国際空港
リオデジャネイロ アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港
アルゼンチンの旗 アルゼンチン ブエノスアイレス ミニストロ・ピスタリーニ国際空港
アジア
日本の旗 日本 東京 東京国際空港
大阪 関西国際空港
大韓民国の旗 韓国 ソウル 仁川国際空港
中華人民共和国の旗 中国 北京 北京首都国際空港
上海 上海浦東国際空港
香港の旗 香港 香港国際空港
タイ王国の旗 タイ バンコク スワンナプーム国際空港
マレーシアの旗 マレーシア クアラルンプール クアラルンプール国際空港
シンガポールの旗 シンガポール シンガポール・チャンギ国際空港
インドの旗 インド デリー インディラ・ガンディー国際空港
ムンバイ チャットラパティー・シヴァージー国際空港
チェンナイ チェンナイ国際空港
バンガロール バンガロール国際空港
ハイデラバード ラジーヴ・ガンディー国際空港
バングラデシュの旗 バングラデシュ ダッカ シャージャラル国際空港 貨物便
スリランカの旗 スリランカ コロンボ バンダラナイケ国際空港
モルディブの旗 モルディブ マレ マレ・イブラヒム・ナシル国際空港
カザフスタンの旗 カザフスタン アルマトイ アルマトイ国際空港
アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン バクー ヘイダル・アリエフ国際空港
クウェートの旗 クウェート クウェート国際空港
レバノンの旗 レバノン ベイルート ベイルート・ラフィク・ハリリ国際空港
イスラエルの旗 イスラエル テルアビブ ベン・グリオン国際空港
ヨルダンの旗 ヨルダン アンマン クィーンアリア国際空港
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 アブダビ アブダビ国際空港
ドバイ ドバイ国際空港
オマーンの旗 オマーン マスカット マスカット国際空港
カタールの旗 カタール ドーハ ハマド国際空港
サウジアラビアの旗 サウジアラビア リヤド キング・ハーリド国際空港
ジッダ キング・アブドゥルアズィーズ国際空港
ダンマーム キング・ファハド国際空港 貨物便
イランの旗 イラン テヘラン エマーム・ホメイニー国際空港
バーレーンの旗 バーレーン バーレーン バーレーン国際空港
オセアニア
オーストラリアの旗 オーストラリア シドニー シドニー国際空港

コードシェア

[編集]

BAは以下の航空会社とコードシェア便の運航を行なっている[36][37][38][39][40]

日本におけるブリティッシュ・エアウェイズ

[編集]

日本への乗り入れ開始

[編集]

日本には英国海外航空時代の1948年3月19日にイギリスの南海岸のプール - 香港線を延長し、当時連合国軍による占領下であった日本の占領にあたっていた駐日イギリス軍への物資補給を目的に、岩国基地ショート・サンドリンガム「プリマス型」飛行艇で乗り入れた。

コメット就航

[編集]

同年11月には東京国際空港(羽田空港)への乗り入れも開始し、さらに1952年には世界初のジェット旅客機であるデハビランド・DH106 コメットIによる南回りヨーロッパ線での乗り入れを開始した。なお、日本へのジェット旅客機の乗り入れはこれが初めてであった。

その後、乗り入れ機材をブリストル・ブリタニアやDH.106 コメット Mk.、ヴィッカース・VC-10、ボーイング707などに変更した他、1960年代より北回りヨーロッパ線での乗り入れも開始した。その後大阪国際空港(伊丹空港)にも乗り入れを開始し[注釈 3]1971年からはボーイング747での乗り入れも開始した。

乗り入れ引き継ぎ

[編集]
この機体のロゴはBAだが、塗装は英国海外航空である。

1974年に路線がBAに引き継がれたものの、しばらくの間は英国海外航空の塗装に、BAのロゴを入れただけの機体で運航されていた。

その後使用機材をボーイング747に統一し、1980年代以降は名古屋空港福岡空港(伊丹経由)にも乗り入れたが、採算性の悪化などを理由にその後廃止となる。

さらに過去には、日本から元イギリス領の香港へ行く便や、香港経由でヨハネスブルグセーシャルなどに飛行する便も運航していたが、こちらも現在は廃止済みである[41]

近年の日本路線の動向

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現在は長年親しまれたボーイング747-400からボーイング777-300ERボーイング787-9へと変わり、2016年の夏季ダイヤ[42] よりロンドン・ヒースロー空港から成田国際空港へ1日1便をボーイング787-9で、東京国際空港(羽田)へ毎日1便がボーイング777-300ERで運航している。なお需要や機材繰りなどの都合で、成田 - ロンドン線を777-200ERまたは747-400で、東京 - ロンドン線を就航当初から使用していた777-200ERで運航することもある。

成田に飛来した747-400

2008年12月までは、成田までボーイング747-400による1日2便運航(ダブルデイリー運航)であり[41]、先に成田に来る便(便名は5便・6便)は午前中に出発し、後から来る便(便名は7便・8便)は午後に成田を離陸していた[43]。しかし、リーマン・ショック等による世界同時不況の影響を受けた需要減を受けて、ボーイング747-400による1日1便に減便されたものの、羽田空港国際化で日系航空会社に遅れること2011年2月20日から週5便で就航し、2014年3月31日に同じ欧州のエールフランスルフトハンザドイツ航空が就航するまで、羽田就航の欧州系航空会社では唯一の存在であった。成田にダブルデイリーで飛来していた際の機種は、ボーイング747に統一されることが多かったが[注釈 4]、その際、それぞれの便で座席配置が異なる機体が使用されていた[41]。その後は羽田便もデイリーになり、現在に至っては空港こそ違えど、再び東京路線がダブルデイリーで継続されている。

なお、成田空港ではこれまで第1ターミナルの北ウィング(主にスカイチーム加盟航空会社が使用するエリア)を使用していたが、2010年11月に他のワンワールド各社と同じ第2ターミナルに移転している。ワンワールド加盟航空会社であるにも関わらず第1ターミナルを使用していた理由は、当時はまだ747のような大型機は成田のB滑走路が使用できず、離陸・着陸共にA滑走路のみを使用しており、第2ターミナルからはA滑走路まで遠いため、それを考慮しての措置であった[注釈 5]

2012年10月1日からは日本航空との共同事業開始に伴い、両社の東京 - ロンドン線の全てと日本航空が運航するフランクフルト、パリ線もコードシェア便として運航されている[44]

さらに2018年9月25日、BAはロンドン・ヒースロー空港から大阪・関西国際空港への路線を運航再開させると発表し[45]、そして2019年4月1日、関西財界が待望していたロンドン路線が復活を果たした(関西国際空港への第一便は3月31日に出発している)[46]。この便は日本航空とのコードシェア便である。関空への路線は、日本航空が廃止して以来約10年ぶり(かつてはBAだけでなく、日本航空や全日空も関空 - ヒースロー線を運航したことがあった)で、BAにおいては約20年ぶりの復活であった[47]。機材はボーイング787-8を使用し、週4便での運航となっている[47]。しかし、翌年の2020年に新型コロナウイルス感染症の煽りを受けてこの路線は運休となり[48]、4年経った2024年4月現在でも関西線再開の見通しは立っていない。

また、BAは2020年3月28日に羽田空港との路線を増便してダブルデイリーとし、同時に成田空港から撤退[49]。当初成田線に割り振られていたBA5/6便の便名はそのまま羽田線に移管となった。2024年4月時点で、BAが持つ日本路線は羽田空港路線2往復のみとなっている。

2024年4月1日から、羽田空港路線のうちBA007・008便において最新鋭機材のエアバスA350-1000が投入されている[50]

ブリティッシュ・エアウェイズの日本路線(2024年4月現在)
便名 出発地 目的地 機種 運航日
BA005 ロンドン/LHR 東京/羽田 B787-9
B777-300ER
毎日
BA006 東京/羽田 ロンドン/LHR 毎日
BA007 ロンドン/LHR 東京/羽田 A350-1000 毎日
BA008 東京/羽田 ロンドン/LHR 毎日
BA019 ロンドン/LHR 大阪/関西 N/A 運休中
BA020 大阪/関西 ロンドン/LHR 運休中

サービス

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座席など

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長距離路線で使用している一部の機材については、ファーストクラスビジネスクラス「クラブワールド」、プレミアムエコノミークラス「ワールド・トラベラー・プラス」、エコノミークラス「ワールド・トラベラー(World Traveller)」の4クラスないしファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの3クラスかビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの実質3クラスにより運航されている。ファーストクラスの座席は180度フルフラットベットになるヘリンボーン式、ビジネスクラスは180度フルフラットになるスタッガード式座席で構成されている。この構成により、ビジネスクラスの座席は、前方を向いた席と後方を向いた席とを交互に配置するという形になっている[51]。ちなみに、フルラット式のビジネスクラス座席を、世界で初めて設置したのはBAである[51]

そのほか、全席に個人用モニターを装備し、最新のエンターテイメントシステムを提供している。

なお、ヨーロッパ圏内路線ではビジネスクラス「クラブ・ヨーロッパ」、エコノミークラス「ユーロ・トラベラー」の2クラスで、一部のイギリス国内線ではエコノミークラスのみで運航されている。

2023年に新ビジネスクラス「クラブ・スイート」を導入することが発表され、同年10月31日の冬スケジュールから、東京/羽田-ロンドン/ヒースロー線のうち週3便運航となるBA5/6便へ新ビジネスクラスを搭載した新仕様機材のボーイング777-300ERが導入される[52]

機内食

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BAの機内食

長距離路線は、英国式の食事を中心に一部クラスでフランス料理が提供される。午前中にイギリスから出発する便では、英国の伝統的な朝食かコンチネンタル・ブレックファストを、午後以降の出発便ではケーキアフタヌーンティーが提供される。イギリス国内線及びヨーロッパ域内線のエコノミークラスでは、2017年1月よりマークス&スペンサーが提供する機内食の有料販売となった[53]。かつてはイギリス国内線ではスナックと飲み物を、ヨーロッパ圏内路線ではスナックやバーサービスが用意されていた。

この他、特別機内食も用意されているが、その殆どはヨーロッパ圏内の路線に限定される[54]

ラウンジ

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ヒースロー空港にあるコンコルド・ルーム

かつてはコンコルド搭乗客専用のラウンジ『コンコルド・ルーム』を用意していた。現在はヒースロー空港ターミナル5とジョン・F・ケネディ国際空港ファーストクラス専用ラウンジとして名前のみが残っている[55]

マイレージサービス

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マイレージサービスの「Executive Club」は、ワンワールドに加盟している航空会社の他に以下の航空会社と提携している。

子会社

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現在の子会社

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フランチャイズ

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なお、かつてフランチャイジーだったブリティッシュ・メディタレニアンエアウェイズ(BMED)は、2007年10月28日bmiに吸収合併された。[56][57] また、かつてフランチャイズだったGBエアウェイズは2008年に消滅した。また、ローガンエアーは現在はFlybeのフランチャイズである。

過去に存在した子会社

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その他のエピソード

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  • かつて同社は、日本へのフライトの際に、客室乗務員が日本の伝統衣装である着物を着用してサービスを行ったことがある[51]。現在、当時の着物は「スピードバード・センター」に展示されている[51]
  • 欧州民間航空会社の業界組織AEAや英国の航空運送利用者協議会 (AUC) の調査によると、2006年の預託荷物の紛失に関する統計では、BAが乗客1000人当たり23個の荷物を失い、協会加盟24航空会社中、最悪の記録だったと発表されている。
  • ライバルのヴァージン・アトランティック航空が製作協力を行った映画007 カジノ・ロワイヤル」のマイアミ国際空港のシーンに、同社の航空機とともに同社会長のリチャード・ブランソンカメオ出演しているが、BAの機内でこの作品が放映された際には、一瞬しか映っていないにもかかわらず、このシーンがカットされている。
  • えちごトキめき鉄道社長・鳥塚亮は元社員(旅客運航部長を務めた)。
  • 2012年に開催されたロンドンオリンピックの際には、2機のエアバスA319-100に特別塗装を実施。1機(G-EUPC)には聖火専用輸送機として、機体の塗色を黄色にした。愛称は公募により「the firefly」に決定した[58]。さらに、もう1機 (G-EUPD)には鳩の模様をデザインした[59]
ロンドン五輪聖火専用輸送機「the firefly」(エアバスA319-100・G-EUPC)
ロンドン五輪特別塗装機 (エアバスA319-100・G-EUPD)
  • 現役の曲技飛行士が旅客機のパイロットとして所属しており、スティーブ・ジョーンズポール・ボノムは個人としてレッドブル・エアレース・ワールドシリーズに参戦しているが、旅客機でのフライトで曲技飛行を披露することはない。[60]
  • 2010年より、Comic Reliefというチャリティー団体と提携し、「フライング・スタート」という募金活動を行っている。また、離陸前の安全ビデオが刷新され、イギリスの著名な俳優たちが出演したものとなり、ビデオの最後に募金を呼び掛けている[61]
  • 2013年、BAはロンドンと成都をノンストップで結ぶ路線を開設した。これを記念して、G-YMMH(777-200ER)に特別塗装を実施。コックピット等がある機首部分をパンダの顔のようなデザインに塗り替えて「パンダ・フェイス」と名付けた[62]
パンダフェイス
  • 2015年3月2日から4日まで上海で開催された「GREAT Festival of Creativity」に合わせ、G-YMML(777-200ER)に特別塗装を実施し、採用されたのは中国ファッションデザイナー、マーシャ・マ氏がデザインしたものだった。バラ等をモチーフにしており、西洋の印象派と東洋の水墨画を融合させたデザインで、同社の技術チームは塗装に186の型を使い、2472時間を費やした。御披露目の際、イギリスモデル、ジョージア・メイ・ジャガー氏が駆けつけ、マーシャ・マ氏のドレスを着て祝福した[63]。中国で行われたイベントにも関わらず、イギリスの航空会社であるBAの機体に特別塗装が行われた理由は、このキャンペーンそのものが、イギリス政府による中国との交流活動の一種とされているためである[64]
バラや竹等がデザインされたボーイング777-200ER(G-YMML)

事故・事件

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脚注

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注釈

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  1. ^ 前身の1つである、英国海外航空も、「スピードバード」のコールサインであった。
  2. ^ 現在は、ロゴとしては利用されていない。
  3. ^ 現在は廃止済み
  4. ^ ただし、世界不況になどよる一時的な需要低下の際には、機材変更により、ボーイング777など747以外の機種が飛来したこともある。
  5. ^ 現在ではB滑走路が延長されたため、大型機も使用可能となり、同社が着陸に使用する滑走路もB滑走路がメインとなったため、第2ターミナルへと変更した。

出典

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関連項目

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外部リンク

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