ANORA アノーラ
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ANORA アノーラ | |
---|---|
Anora | |
監督 | ショーン・ベイカー |
脚本 | ショーン・ベイカー |
製作 |
ショーン・ベイカー アレックス・ココ サマンサ・クアン |
出演者 |
マイキー・マディソン マーク・エイデルシュテイン ユーリー・ボリソフ カレン・カラグリアン バチェ・トブマシアン |
音楽 | マシュー・ヒアロン=スミス |
撮影 | ドリュー・ダニエルズ |
編集 | ショーン・ベイカー |
製作会社 |
クレ・フィルム フィルムネーション・エンターテインメント |
配給 |
ネオン ユニバーサル・ピクチャーズ/フォーカス・フィーチャーズ ビターズ・エンド/ユニバーサル映画 |
公開 | |
上映時間 | 139分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 ロシア語 アルメニア語 |
製作費 | $6,000,000[1] |
興行収入 | $14,380,718[2] |
『ANORA アノーラ』(アノーラ、Anora)は2024年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。監督はショーン・ベイカー、主演はマイキー・マディソンが務めた。
あらすじ
[編集]ニューヨークでストリップダンサーとして働くアノーラが、ロシアのオリガルヒの息子イヴァンと出会い、恋に落ちる。しかし、息子の結婚に反対するイヴァンの両親がニューヨークまで乗り込んでくる…。
キャスト
[編集]公開
[編集]2024年5月21日に第77回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、パルムドールを受賞した。アメリカ映画としては、2011年の『ツリー・オブ・ライフ』以来のことである。また、『パラサイト 半地下の家族』『TITANE/チタン』『逆転のトライアングル』『落下の解剖学』に続いて、5年連続でネオンが配給した作品が受賞した。上映終了後には10分間のスタンディングオベーションを受けた。
本作は、ショーン・ベイカー史上最高の興行収入を記録している。
評価
[編集]2024年11月13日時点で、映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには416件のレビューがあり、批評家支持率は97%、平均点は10点満点で8.9点となっている。観客支持率は91%、平均点は5点満点で4.4点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「脚本と監督を務めたショーン・ベイカーによるアメリカの労働者のもう一つの素晴らしいクロニクルは、マイキー・マディソンの威勢のいいパフォーマンスによって、最先端の恋愛ドラマとなった。」となっている[3]。また、Metacriticには31件のレビューがあり、加重平均値は91/100となっている[4]。
受賞とノミネート
[編集]年 | 映画賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|---|
2024 | 第77回カンヌ国際映画祭 | パルム・ドール | ANORA アノーラ | 受賞 |
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 | ブレイクスルー演技賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | |
第90回ニューヨーク映画批評家協会賞 | 脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | |
第50回ロサンゼルス映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | 次点 | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | 受賞 | ||
第45回ボストン映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
ワシントンD.C.映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
編集賞 | ドリュー・ダニエルズ | 受賞 | ||
アンサンブル演技賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | ||
ゴッサム賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演俳優賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
助演俳優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
ゴールデングローブ賞 | 作品賞(ミュージカル・コメディ部門) | ANORA アノーラ | ノミネート | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門) | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
アトランタ映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
ブレイクスルー演技賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
サンディエゴ映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 次点 | |
主演女優賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
編集賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
ブレイクスルー演技賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
第37回シカゴ映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
編集賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
アストラ映画賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
編集賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
コメディ/ミュージカル映画賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | ||
フェニックス・オンライン映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
コメディ映画賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | ||
ラスベガス映画批評家協会賞 | 主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | |
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
アンサンブル演技賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | ||
ボストン・オンライン映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
トロント映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 次点 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | 次点 | ||
主演俳優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
助演俳優賞 | ユラ・ポリソフ | 受賞 | ||
第21回セントルイス映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 次点 | |
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
第23回サンフランシスコ・ベイエリア映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | 受賞 | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
編集賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
フェニックス映画批評家協会賞 | 主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | |
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
ブレイクスルー演技賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
アンサンブル演技賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | ||
ブレイクスルー演技賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
2024シアトル映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
アンサンブル演技賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
編集賞 | ドリュー・ダニエルズ | ノミネート | ||
第33回サウスイースタン映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | 次点 | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
アイオワ映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
第30回ダラス・フォートワース映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 次点 | ||
フィラデルフィア映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 | ||
ブレイクスルー演技賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
ユラ・ポリソフ | 次点 | |||
アンサンブル演技賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | ||
オンライン女性映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
アンサンブル演技賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | ||
ブレイクスルー演技賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
UK映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | ノミネート | |
主演女優賞 | マイキー・マディソン | ノミネート | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
ノーステキサス映画批評家協会賞 | 作品賞 | ANORA アノーラ | 受賞 | |
監督賞 | ショーン・ベイカー | ノミネート | ||
主演女優賞 | マイキー・マディソン | 受賞 | ||
助演男優賞 | ユラ・ポリソフ | ノミネート | ||
脚本賞 | ショーン・ベイカー | 受賞 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “'Anora' won top prize at Cannes. How did Sean Baker direct it?”. KCRW (October 30, 2024). November 3, 2024閲覧。
- ^ “Anora”. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “Anora - Rotten Tomatoes” (英語). www.rottentomatoes.com (2024年5月21日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ Anora 2024年11月13日閲覧。