1996年のJリーグカップ
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Jリーグヤマザキナビスコカップ | |
開催国 | 日本 |
---|---|
開催期間 | 1996年6月1日 - 9月25日 |
参加チーム数 | 16 |
優勝 | 清水エスパルス |
準優勝 | ヴェルディ川崎 |
サントリーC出場 |
清水エスパルス ヴェルディ川崎 |
試合総数 | 115 |
ゴール数 | 337 (1試合平均 2.93点) |
観客動員数 | 1,335,361 (1試合平均 11,612人) |
得点王 | オリバ(清水・9得点) |
最優秀選手 | サントス(清水) |
← 1994 1997 → |
1996年のJリーグカップは6月1日に開幕し、9月25日迄の日程で行われた大会である。
優勝は清水エスパルス(初優勝)。
概要
[編集]ヤマザキナビスコを冠スポンサーとしてJリーグヤマザキナビスコカップの名称で開催された。2年振りの開催となった今回は、最少試合数となった前回とは一転して、全115試合(各チーム最低14試合)という試合数の規模では過去最大の大会となった。
今回より準決勝までの試合で最も活躍した21歳以下の選手に贈られるニューヒーロー賞が創設された。
レギュレーション
[編集]1996年のJリーグカップのレギュレーションは以下の通りである。
- 参加クラブはJリーグの16クラブ。
- 8チームずつ2グループに分かれ、すべてのカードでホーム・アンド・アウェー2回戦総当たり(全7カード×2回戦=14試合)戦を行う。
- 1週間で同じカードが2試合組まれ、同じ対戦相手と連続して試合を行う(土曜日-第1戦 翌水曜日-第2戦)。各試合は「Round◯ 1st/2nd Leg」のように称した。
- グループリーグは90分で同点の場合引き分けとし、延長戦・PK戦は行わない。
- グループリーグでの勝敗(勝ち点)は、各試合ごとではなく「ホーム・アンド・アウェー2試合のスコアの単純合計」で判断し、2試合合計得点での勝者に勝ち点3、同点の場合両者に勝ち点1を与える。アウェーゴールルールは適用しない。
- 例えば、第1戦が3-2、第2戦が0-1の場合、「2戦合計3-3」となり対戦結果は引き分けとして両チームに勝ち点1を与える(勝ち点3ずつ、ではない)。
- このため、試合ごとの勝敗に基づく成績と、上記(H/A通算の勝敗)による勝ち点が逆転するケースが生じる。例えば、Bグループは90分の通算成績では名古屋が2勝4分け8敗、福岡が3勝4分け7敗だが、2試合合計の成績では名古屋が2勝1分け4敗(勝ち点7)、福岡が1勝6敗(勝ち点3)となり、名古屋の方が上位に来る。
- 例えば、第1戦が3-2、第2戦が0-1の場合、「2戦合計3-3」となり対戦結果は引き分けとして両チームに勝ち点1を与える(勝ち点3ずつ、ではない)。
- 各グループ1位・2位の計4チームが決勝トーナメントに進出。
- 決勝トーナメントはノックアウト方式の1回戦制。
- 準決勝は、90分で決着がつかない場合、Vゴール方式の延長戦を行い、それでも決着しない場合はPK戦を実施。
- 決勝戦は、90分で決着がつかない場合、フルタイム(Vゴール方式ではない)延長戦を行い、それでも決着しない場合はPK戦を実施。
グループリーグ
[編集]グループリーグは6月1日 - 7月3日、8月10日 - 8月21日に行われた(台風の影響により、1試合は8月24日に開催)。アトランタオリンピックへ向けたU-23サッカー日本代表の強化期間によるリーグ戦中断時期を利用したものであるが、五輪期間中は本大会も中断した。
順位表(左)の試合数・勝敗は「勝ち点算出上の勝敗」を示す。実際の対戦結果は戦績表(右)を参照のこと。
グループA
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | REY | BEL | SFR | MAR | JUB | GAM | RED | SAN | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 柏レイソル | 7 | 5 | 0 | 2 | 24 | 16 | +8 | 15 | 準決勝進出 | — | 1–2 | 1–2 | 0–0 | 2–1 | 2–0 | 2–0 | 3–1 | |
2 | ベルマーレ平塚 | 7 | 4 | 1 | 2 | 23 | 15 | +8 | 13 | 3–1 | — | 3–0 | 1–1 | 1–3 | 0–0 | 1–2 | 3–1 | ||
3 | サンフレッチェ広島 | 7 | 4 | 1 | 2 | 22 | 20 | +2 | 13 | 1–3 | 2–3 | — | 2–2 | 1–0 | 1–1 | 2–3 | 0–0 | ||
4 | 横浜マリノス | 7 | 4 | 0 | 3 | 22 | 20 | +2 | 12 | 3–1 | 0–3 | 3–5 | — | 2–0 | 2–3 | 2–0 | 0–1 | ||
5 | ジュビロ磐田 | 7 | 3 | 1 | 3 | 21 | 17 | +4 | 10 | 1–1 | 2–1 | 1–0 | 0–2 | — | 3–1 | 2–2 | 0–0 | ||
6 | ガンバ大阪 | 7 | 3 | 1 | 3 | 15 | 30 | −15 | 10 | 1–4 | 1–1 | 0–3 | 1–1 | 0–5 | — | 1–1 | 4–3 | ||
7 | 浦和レッズ | 7 | 2 | 0 | 5 | 16 | 20 | −4 | 6 | 1–3 | 0–0 | 0–2 | 2–1 | 1–2 | 3–0 | — | 0–1 | ||
8 | 京都パープルサンガ | 7 | 2 | 0 | 5 | 14 | 19 | −5 | 6 | 0–0 | 1–1 | 0–1 | 1–3 | 3–1 | 1–2 | 1–1 | — |
グループB
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | SSP | VER | FLU | JEF | ANT | CRZ | GRA | AVI | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 清水エスパルス | 7 | 5 | 1 | 1 | 22 | 16 | +6 | 16 | 準決勝進出 | — | 0–0 | 3–3 | 4–0 | 1–0 | 2–1 | 2–0 | 3–1 | |
2 | ヴェルディ川崎 | 7 | 4 | 2 | 1 | 25 | 13 | +12 | 14 | 0–0 | — | 3–1 | 1–2 | 1–1 | 3–0 | 4–0 | 0–1 | ||
3 | 横浜フリューゲルス | 7 | 3 | 3 | 1 | 27 | 20 | +7 | 12 | 0–1 | 5–1 | — | 2–3 | 1–1 | 1–1 | 1–1 | 4–1 | ||
4 | ジェフユナイテッド市原 | 7 | 3 | 1 | 3 | 20 | 22 | −2 | 10 | 3–1 | 0–2 | 1–5 | — | 1–1 | 2–0 | 1–0 | 0–1 | ||
5 | 鹿島アントラーズ | 7 | 2 | 3 | 2 | 16 | 12 | +4 | 9 | 2–2 | 1–1 | 1–1 | 1–1 | — | 0–3 | 2–0 | 2–0 | ||
6 | セレッソ大阪 | 7 | 2 | 1 | 4 | 23 | 26 | −3 | 7 | 0–1 | 0–1 | 1–1 | 3–3 | 0–2 | — | 3–1 | 8–1 | ||
7 | 名古屋グランパスエイト | 7 | 2 | 1 | 4 | 19 | 26 | −7 | 7 | 6–1 | 0–3 | 1–1 | 1–1 | 0–2 | 6–1 | — | 3–3 | ||
8 | アビスパ福岡 | 7 | 1 | 0 | 6 | 14 | 31 | −17 | 3 | 0–1 | 2–5 | 1–1 | 0–2 | 0–0 | 2–2 | 1–0 | — |
決勝トーナメント
[編集]準決勝
[編集]決勝
[編集]
1996年9月25日
19:01 |
ヴェルディ川崎 | 3 - 3 (延長) |
清水エスパルス |
---|---|---|
87分 (o.g.) アルジェウ 89分 ビスマルク 105分 |
公式記録 | 長谷川健太 68分 オリバ 81分 サントス 90分 |
PK戦 | ||
三浦知良 マグロン ビスマルク 北澤豪 アルジェウ |
4 - 5 | 澤登正朗 サントス 大榎克己 森岡隆三 オリバ |
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- 清水、川崎両チームはサントリーカップに出場。
- テレビ中継
- テレビ東京系列
表彰
[編集]得点ランキング
[編集]順位 | 選手 | 得点 |
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1 | オリバ (清水) | 9 |
2 | 関浩二(平塚) | 8 |
3 | 前園真聖(横浜F) | 7 |
ジーニョ(横浜F) | ||
長谷川健太(清水) | ||
中山雅史(磐田) |
関連項目
[編集]