コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

黒須隆一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黒須隆一
くろす りゅういち
生年月日 (1942-01-20) 1942年1月20日(82歳)
出生地 東京都
出身校 武蔵大学経済学部経営学科
所属政党自由民主党→)
無所属

第26-28代 八王子市
当選回数 3回
在任期間 2000年1月29日 - 2012年1月28日

選挙区 八王子市選挙区
当選回数 2回
在任期間 1993年 - 2000年

当選回数 3回
在任期間 1975年 - 1985年
テンプレートを表示

黒須 隆一(くろす りゅういち、1942年昭和17年)1月20日[1] - )は、日本政治家東京都市長会顧問。東京都生まれ。高雄市名誉市民[2]

東京都八王子市長(3期)、八王子市議会議員(3期)、東京都議会議員(2期)を務めた。

来歴・人物

[編集]

東京府西多摩郡小河内村(現:奥多摩町)出身[3]東京都立南多摩高等学校卒業。1964年武蔵大学経済学部経営学科を卒業後、家業である黒須建設に入社[3]1975年から1985年まで八王子市議会議員1993年から2000年までは東京都議会議員[3]。2000年1月に八王子市長選挙に初当選、2000年から2012年まで3期12年にわたり八王子市長を務める[3]。2012年1月に70歳になったことを期に引退[3]

子は1男1女。趣味は読書・ゴルフハンデ20)、海外旅行自動車。黒須建設入社時から自動車レースに熱中し、1968年から日本グランプリに3連続出場、1971年マカオグランプリ出場をもってレースを引退した[3]。当時の愛車はホンダS800[3]

市議・都議

[編集]

家業である黒須建設の社員を経て[4]1975年から1985年まで八王子市議会議員(3期)[4]1993年から2000年まで東京都議会議員(2期)を務める[4]。都議時代は自由民主党に所属していた。市議時代の秘書のうちの1人に、自民党萩生田光一衆議院議員がいる。

八王子市長

[編集]
  • 2000年1月、八王子市長選挙に自民党推薦で立候補して初当選。
    • 八王子大丸(1985年閉店[5])跡地の商業施設「FAM」が1994年に閉店後、長年空きビルとなり荒廃した姿を晒していたことが地元商店街や地域住民から問題視されていたが、黒須市長はこれに対し2000年の第3回定例市議会で「八王子の中心市街地衰退の象徴だと認識している」と述べた[5]。「FAM」の復活をその後の施策の一つとしていたが結局実現せず[5]、ビルは翌2001年に不動産業者に売却され解体、2003年に高層マンションが建設された。
  • 2004年1月、八王子市長に再選。
  • 2008年1月の八王子市長選挙では、自民・公明2党及び連合東京の推薦を受けて立候補。共産社民ネット3党が推薦する候補を破り、3選した。民主党はこの選挙で候補を擁立せず自主投票であった。
    • 2011年そごう八王子店閉店の知らせを受けて「八王子の中心市街地の顔。その顔がなくなるのは衝撃だ。赤字と知ってはいたが、百貨店業界の厳しさを痛感した」と語った[7]
    • 2011年民主党政権の政策(子ども手当て高速道路無料化など)を評価する東京都の首長アンケートに「実現できるもの、その必要性を感じるものは何一つない」と答えた[8]
  • 2012年1月22日投票の八王子市長選挙では「立候補を行わず引退する」ことを表明[9]

八王子市長としての活動

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、147頁。
  2. ^ 広報はちおうじ(平成24年2月15日号)”. 2012年2月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 連載「リレーインタビュー 私のクルマ文化」(16)前八王子市長 黒須隆一さん”. 日刊自動車新聞 電子版 (2015年4月4日). 2020年3月26日閲覧。
  4. ^ a b c d e “自治体トップインタビュー、変革の旗手たち、八王子市長(東京都)黒須隆一氏”. 日経グローカル (18). (2004年12月20日). http://www.nikkei-rim.net/glocal/glocal_pdf/018PDF/018interview.pdf 2011年3月17日閲覧。 
  5. ^ a b c 高野誠二「都市整備事業の実施をめぐる都市内の政治権力構造 八王子市における旧中心商店街の活性化」『地理学評論』第78巻第11号、日本地理学会、2005年、661-687頁、doi:10.4157/grj.78.6612020年3月27日閲覧 
  6. ^ 初等中等教育分科会 委員名簿文部科学省.2010年10月閲覧
  7. ^ “「街の顔」ついに そごう八王子閉店へ”. 東京新聞. (2011年2月24日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110224/CK2011022402000024.html 2011年3月13日閲覧。 [リンク切れ]
  8. ^ “民主政権評価せず都内首長の8割 本紙アンケート”. 読売新聞. (2011年3月9日). http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20110308-OYT8T01149.htm 2011年3月13日閲覧。 
  9. ^ 八王子市長が引退表明…後継選は混戦必至 読売新聞 YOMIURI ONLINE、2011年11月25日
  10. ^ “選挙:八王子市長選/府中市長選 あす投票 八王子、3新人が最後の舌戦/府中、2氏激突 /東京”. 毎日新聞. (2012年1月21日). http://mainichi.jp/area/tokyo/archive/news/2012/01/21/20120121ddlk13010253000c.html 2012年1月22日閲覧。 
  11. ^ いきいき企業支援条例(平成21年4月1日改正)八王子市公式ホームページ
  12. ^ “交通至便で自然環境・人材豊富。八王子市への進出企業が増える「ワケ」 八王子黒須隆一市長インタビュー - 特集 - 人・マチ・地域力アップ”. 日経BPネット. (2010年11月4日). http://www.nikkeibp.co.jp/article/g2bc/20101008/247984/?P=5 
  13. ^ 八王子市財政白書平成21年度版八王子市.16ページ.2009年(平成21年)12月
  14. ^ 公的資金補償金免除繰上償還に係る公営企業経営健全化計画”. 八王子市. 2011年6月6日閲覧。
  15. ^ 16年第2回定例会での一般質問(04.6.15) 2011年6月6日閲覧
  16. ^ “都市の知的財産としての大学 (八王子市長 黒須隆一)”. 大学改革提言誌「Nasic Release」 (16). (2008年1月1日). http://www.nasic.co.jp/release/16/000446.php 2011年3月17日閲覧。 
  17. ^ “トップインタビュー【25】黒須隆一・東京都八王子市長”. 時事ドットコム. (2011年2月21日). http://www.jiji.com/jc/v2?id=20110221top_interview16_25 2011年3月15日閲覧。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]