鳴子温泉駅
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(鳴子駅から転送)
鳴子温泉駅[* 1] | |
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駅舎(2023年7月) | |
なるこおんせん Naruko-Onsen | |
◄鳴子御殿湯 (2.2 km) (5.1 km) 中山平温泉► | |
所在地 | 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元2-2[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■陸羽東線 |
キロ程 | 44.9 km(小牛田起点) |
電報略号 | ルコ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
168人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)4月18日[1][3] |
備考 | 業務委託駅 |
鳴子温泉駅(なるこおんせんえき)は、宮城県大崎市鳴子温泉字湯元[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)陸羽東線の駅である[2]。
鳴子温泉の玄関口である[2]。陸羽東線の運行上の要となる駅であり、一部の列車を除いて当駅で折り返しとなる[2]。
歴史
[編集]- 1915年(大正4年)4月18日:鳴子駅(なるごえき)として開業[3]。
- 1971年(昭和46年)
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の扱いを廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[3]。
- 1991年(平成3年)12月20日:駅舎の改築が完成[5]。
- 1997年(平成9年)3月22日:鳴子温泉駅(なるこおんせんえき)に改称[新聞 1]。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2007年(平成19年)4月:観光案内所の職員を観光駅長に任命。
- 2014年(平成26年)4月1日:ICカード「Suica」が利用開始となる[報道 1]。
- 2018年(平成30年)9月1日:業務委託化。鳴子温泉駅長・助役を廃止し、古川駅長管理下になる[6]。
- 2022年(令和4年)
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][報道 2]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線(1番線)と島式ホーム1面2線(2・3番線)、計2面3線のホームを持つ地上駅である[2]。互いのホームは跨線橋で連絡している。隣接して乗務員宿泊所が設置されており、夜間滞泊が設定されている。
JR東日本東北総合サービス受託の業務委託駅であり、小牛田統括センター(古川駅)が当駅を管理する。直営駅時代は駅長・助役が配置され、旧・鳴子町内の各駅(川渡温泉駅 - 中山平温泉駅間)を管理していた。自動券売機、指定席券売機[7]、簡易Suica改札機が設置されている。駅舎内に観光案内所があり、散策用に下駄を貸し出したり、下駄手形を販売するほか、駅レンタカー業務を受託している。また、案内所の女性職員が観光駅長を兼務する。駅舎は、当時の地元鳴子町の要望に応えて1991年(平成3年)6月に着工し、12月20日に完成したもので、小劇場やコミュニティ施設が併設されている。鉄筋コンクリート2階建て延べ床面積約622平方メートルあり、このうち約3分の2が地元の施設扱いである[5]。
駅構内にヒノキ造りの浴槽の足湯「ぽっぽの足湯」がある[8]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1・2 | ■陸羽東線 | 上り | 古川・小牛田方面[9] | おもに1番線 |
3 | 下り | 新庄方面[9] | 一部1・2番線 |
- 快速「湯けむり」は1番線
-
改札口(2023年7月)
-
1番線ホーム(2023年7月)
-
2・3番線ホーム(2023年7月)
-
足湯「ぽっぽの足湯」(2023年7月)
-
駅にある暖簾(2007年11月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は168人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
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年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 464 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 439 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 433 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 409 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 394 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 376 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 387 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 387 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 354 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 312 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 274 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 246 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 147 | 112 | 259 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 163 | 116 | 279 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 156 | 107 | 264 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 146 | 88 | 235 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 146 | 80 | 226 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 153 | 76 | 229 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 138 | 77 | 216 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 127 | 82 | 209 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)78 | 57 | 136 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)88 | 49 | 138 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)103 | 53 | 157 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)111 | 56 | 168 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]駅前広場がある。商店などがある。住宅は川沿いに多い。
- 大崎市鳴子総合支所(旧・鳴子町役場)
- 鳴子郵便局
- 鳴子温泉
- 国道47号
- 国道108号
- 七十七銀行鳴子支店(2023年〈令和5年〉6月26日に岩出山支店の店舗内店舗となる[新聞 2])
- 大崎市立鳴子小学校
その他
[編集]- 「湯煙りに包まれた、温泉町の情報発信駅」として、東北の駅百選に選定された。
- 旧駅名称である鳴子駅は「なるごえき」と読むが、かつての駅所在地の町名である鳴子町は「なるこちょう」と読み、駅名と町名で読み方が異なっていた。このことは、1971年(昭和46年)放送のNHK新日本紀行でも取り上げられた。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “駅の情報(鳴子温泉駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月20日閲覧。
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 56号 新庄駅・気仙沼駅・鳴子温泉駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年9月15日、20頁。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、570頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『鳴子町史 上巻』(1974年5月20日、宮城県玉造郡鳴子町役場発行)600頁。
- ^ a b 「大好評を博している鳴子駅の劇場つき駅舎」『鉄道ジャーナル』第310号、鉄道ジャーナル社、1992年8月、101頁。
- ^ 営業職場の施策の提案と説明について (PDF)
- ^ a b c “駅の情報(鳴子温泉駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月2日閲覧。
- ^ “大崎・鳴子温泉コース” (PDF). 宮城オルレ「大崎・鳴子温泉コース」/大崎市. 大崎市 (2024年4月19日). 2024年10月20日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(鳴子温泉駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年10月20日閲覧。
報道発表資料
[編集]- ^ 『Suica の一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2013年11月29日 。2014年1月2日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月11日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ a b 「陸羽東線の6駅名改称 JR東北地域本社3月新ダイヤから」『交通新聞』交通新聞社、1997年1月28日、3面。
- ^ 「七十七銀、鳴子支店の業務を岩出山に移転へ」『河北新報』2023年5月6日。2023年5月6日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月31日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(鳴子温泉駅):JR東日本