霧島神宮駅
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霧島神宮駅 | |
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駅舎(2004年3月) | |
きりしまじんぐう Kirishima-Jingū | |
◄北永野田 (6.0 km) (12.7 km) 国分*► | |
所在地 | 鹿児島県霧島市霧島大窪465 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 419.4 km(小倉起点) |
電報略号 | キリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
203人/日(降車客含まず) -2016年- |
乗降人員 -統計年度- |
400人/日 -2016年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)7月10日[1] |
備考 | 直営駅 |
* この間に南霧島信号場有り(当駅から4.5 km先)。 |
霧島神宮駅(きりしまじんぐうえき)は、鹿児島県霧島市霧島大窪にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。事務管コードは▲940518[2]。
歴史
[編集]- 1930年(昭和5年)7月10日:東襲山村大字大窪に国都西線の駅として鉄道省が開設[1]。
- 1935年(昭和10年)11月16日:昭和天皇が霧島神宮に行幸する。お召し列車が鹿児島駅 - 霧島神宮駅間を往復運転[3]。
- 1966年(昭和41年)2月:現駅舎に改築[4]。
- 1971年(昭和46年)2月1日:貨物営業廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員無配置駅となる[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[1]。
- 1993年(平成5年)
- 2004年(平成16年)
- 2011年(平成23年)3月12日:利用低迷により、当駅始発・終着の特急「きりしま」が廃止となる。
- 2023年(令和5年)10月1日:JR九州サービスサポートによる業務委託駅から[10]九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される[11]。
- 2024年(令和6年)3月22日:当駅のリニューアル駅舎の供用を開始[12][13]。 また、観光特急「36ぷらす3」の鹿児島中央駅から宮崎駅へ至る金曜ルート(黒の路)にて、当駅が特別停車駅となる(※停車中ホームに降り立つことは可能)[14]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎は道路と同じ高さだがホームは築堤上に存在する。駅本屋からホームへは地下道を通る。
駅本屋は鉄筋コンクリート造ながら神社を意匠したものである[4]。床面積は約280平方メートルである[15]。九州新幹線の部分開業時に駅舎外観をリニューアルし、鳥居が設置された[8]。駅内装も2023年(令和5年)7月からリノベーションが行われており、同年9月7日から9日にかけて工事の中核となる駅舎内の骨格造りがあった[15]。2024年(令和6年)3月22日にリニューアル工事が完了し、同日12時30分 - 14時00分にオープニングセレモニーが実施された[16]。駅舎建材に鹿児島県産のスギを使用し、待合空間には「御神木」が設置され、駅舎内に地域交流空間を開設。なお、駅前駐車場の一角に温泉を引湯した足湯がある[9]。
JR九州本体が駅業務を行う直営駅であるが、駅業務要員の配置のみで駅長の配置はなし。きっぷうりばが設置されている[17]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■日豊本線 | 上り | 都城・南宮崎・宮崎方面[18] |
2 | 下り | 隼人・鹿児島・鹿児島中央方面[18] |
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駅全景(2024年12月)
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駅入口付近(2005年12月)
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駅舎内部(2024年12月)
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改札口(2024年12月)
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ホーム(2005年12月)
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駅名標(2009年7月)
利用状況
[編集]- 2016年度の1日の平均乗車人員は203人である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2000 | 312 | |
2001 | 311 | |
2002 | 291 | |
2003 | 292 | |
2005 | 315 | |
2006 | 304 | |
2007 | 284 | 557 |
2008 | 288 | 566 |
2009 | 259 | 512 |
2010 | 231 | 458 |
2011 | 237 | 477 |
2012 | 227 | 460 |
2013 | 233 | 462 |
2014 | 204 | 403 |
2015 | 207 | 411 |
2016 | 203 | 400 |
駅周辺
[編集]霧島神宮の名を持つが霧島神宮へも霧島温泉郷へも距離が遠い。霧島への入り口駅としてはほかに肥薩線の霧島温泉駅がある。
バス路線
[編集]- 鹿児島交通
- 国分駅 - 霧島神宮駅 - 霧島神宮 - 霧島いわさきホテル
- 霧島神宮駅 - 霧島温泉駅
- 霧島町ふれあい循環バス(火曜から金曜運行)
- 霧島・えびの高原定期観光バス(Aコース)
隣の駅
[編集]- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■日豊本線
- 特急「きりしま」停車駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、761頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、77頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ a b 鹿局建築課「霧島神宮駅本屋」『鉄道建築ニュース』1966年7月号(通巻199)、鉄道建築協会、1966年7月1日、37-38頁。
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ “西都城-大隅大川原 国分-鹿児島間 44日ぶり開通 JR九州”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年9月21日)
- ^ “9日日豊線が64日ぶり全通”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1993年10月6日)
- ^ a b “改装の霧島神宮と隼人両駅を披露 JR九州”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 31. (2004年2月22日)
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-126-0。
- ^ “北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
- ^ “鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
- ^ “霧島神宮駅リニューアルOPEN!”. JR九州(九州旅客鉄道株式会社). 2024年2月4日閲覧。
- ^ “霧島神宮駅 リニューアル駅舎 供用”. 鉄道コム. 2024年2月4日閲覧。
- ^ 『「36ぷらす3」 金曜日ルート「黒の路」のおもてなし駅に“霧島神宮駅”が加わります!』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2024年1月12日 。2024年1月14日閲覧。
- ^ a b JR霧島神宮駅舎、木が香る温もり空間へリニューアル 県産木材ふんだんに伝統技法で骨格造り 来年3月完成、南日本新聞、2023年9月13日(2023年9月13日閲覧)
- ^ 『霧島神宮駅リニューアル OPEN!』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2024年1月25日 。2024年1月27日閲覧。
- ^ 駅情報 - JR九州.2021年12月7日閲覧
- ^ a b “霧島神宮駅 時刻表(JR九州)”. 九州旅客鉄道. 2022年9月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 霧島神宮駅(駅情報) - 九州旅客鉄道