安芸長束駅
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(長束駅 (2代)から転送)
安芸長束駅[* 1] | |
---|---|
駅舎(2008年7月) | |
あきながつか Aki-Nagatsuka | |
◄JR-B04 三滝 (1.5 km) (1.3 km) 下祇園 JR-B06► | |
所在地 | 広島市安佐南区長束四丁目1-12 |
駅番号 | JR-B05 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■可部線 |
キロ程 |
2.6 km(横川起点) 広島から5.6 km |
電報略号 | ナツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,538人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)11月19日[1] |
備考 | |
安芸長束駅(あきながつかえき)は、広島県広島市安佐南区長束四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線の駅である。駅番号はJR-B05。
歴史
[編集]- 1928年(昭和3年)11月19日:広島電気線(当時)新庄橋停留場(現存せず) - 長束停留場(初代、後の安芸山本駅。現存せず)間に、大師停留場(だいしていりゅうじょう)として新設。旅客駅[1]。
- 1931年(昭和6年)7月1日:広島電気線が広浜鉄道へ譲渡され、同社の停留場となる。
- 1933年(昭和8年)4月21日:長束停留場(2代目)に改称。同時に長束停留場(初代)は山本停留場に改称している。
- 1936年(昭和11年)9月1日:広浜鉄道国有化、鉄道省可部線の安芸長束駅となる[2]。
- 1949年(昭和24年):駅舎改築[3]。
- 1972年(昭和47年)9月1日:国鉄(→JR)特定都区市内制度導入に伴い、「広島市内」の駅となる[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)11月1日:みどりの窓口営業開始[7]。
- 1998年(平成10年)3月27日:現駅舎完成[3]。
- 2006年(平成18年)7月1日:可部鉄道部廃止に伴い、広島支社直轄へ変更。
- 2007年(平成19年)
- 2015年(平成27年)11月28日:島式ホーム1面2線から単式ホーム2面2線に変更。新ホーム使用開始。
- 2017年(平成29年)11月:西側駐輪場立体化工事開始。
- 2018年(平成30年)5月26日:発車メロディーに「長束音頭」使用開始[8]。
- 2023年(令和5年)11月30日:みどりの窓口営業終了[9]。
駅構造
[編集]単式ホーム2面2線を有し、列車交換可能な地上駅。線路西側あき亀山寄りに駅舎があり、下りホームへは駅舎から直接階段・スロープで、両ホームは警報機・遮断機付構内踏切で連絡している。
業務委託駅(JR西日本中国交通サービス受託)で、自動券売機が設置されている。ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)が利用可能。JR特定都区市内制度における「広島市内」の駅である。
駅舎は1998年に改築された鉄骨造平屋建てのもので、付近の天然記念物「長束の蓮華松」をイメージして正十二角形の屋根を備える[3]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 可部線 | 上り | 横川・広島方面 |
2 | 下り | 緑井・あき亀山方面 |
- 付記事項
- 以前は現在の上りホームの両面を使用した島式ホーム1面2線であり、構内踏切は警報機のみで遮断機が無かったが、2013年12月23日に遮断機が新設された。更に2015年11月28日には新下りホーム(緑井・可部方面)が完成し、始発列車より供用を開始した。また、下りホームとして使用されていた箇所は、柵により封鎖され乗降出来なくなった。これらはいずれも、2013年6月に線路を横切る連絡通路を歩いていた女子児童(当時)が電車にはねられ重傷を負った事故に対応したものである[10]。
- 以前は線路有効長はホーム有効長ぎりぎりであり、現在の上りホーム広島側先端も非常に狭かったが、上記改良工事後程無く上り側ポイントが広島寄りに移され、余裕のある構造となった。
利用状況
[編集]以下の情報は、「広島市統計書」及び「広島市勢要覧」に基づいたデータである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
年度毎 総数 |
定期券 総数 |
普通券 総数 |
---|---|---|---|---|
1968年(昭和43年) | 1,186.6 | 866,254 | 664,626 | 201,628 |
1969年(昭和44年) | 965.5 | 704,809 | 462,078 | 242,731 |
1970年(昭和45年) | 1,059.5 | 773,406 | 558,538 | 214,868 |
1971年(昭和46年) | 1,098.4 | 804,036 | 567,186 | 236,850 |
1972年(昭和47年) | 1,028.4 | 750,749 | 504,678 | 246,071 |
1973年(昭和48年) | 1,109.3 | 809,815 | 517,940 | 291,875 |
1974年(昭和49年) | 1,248.7 | 911,548 | 587,134 | 324,414 |
1975年(昭和50年) | 1,324.7 | 969,703 | 589,934 | 379,769 |
1976年(昭和51年) | 1,540.1 | 1,124,260 | 680,284 | 443,976 |
1977年(昭和52年) | 1,556.1 | 1,135,950 | 695,220 | 440,730 |
1978年(昭和53年) | 1,558.9 | 1,137,985 | 711,426 | 426,559 |
以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第2位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1979年(昭和54年) | 1,539 |
1980年(昭和55年) | 1,489 |
1981年(昭和56年) | 1,428 |
1982年(昭和57年) | 1,458 |
1983年(昭和58年) | 1,462 |
1984年(昭和59年) | 1,438 |
1985年(昭和60年) | 1,384 |
1986年(昭和61年) | 1,477 |
1987年(昭和62年) | 1,759 |
1988年(昭和63年) | 2,071 |
1989年(平成 元年) | 1,962 |
1990年(平成 2年) | 2,113 |
1991年(平成 3年) | 2,266 |
1992年(平成 4年) | 2,432 |
1993年(平成 5年) | 2,543 |
1994年(平成 6年) | 2,545 |
1995年(平成 7年) | 2,594 |
1996年(平成 8年) | 2,603 |
1997年(平成 9年) | 2,501 |
1998年(平成10年) | 2,492 |
1999年(平成11年) | 2,558 |
2000年(平成12年) | 2,409 |
2001年(平成13年) | 2,410 |
2002年(平成14年) | 2,335 |
2003年(平成15年) | 2,338 |
2004年(平成16年) | 2,423 |
2005年(平成17年) | 2,485 |
2006年(平成18年) | 2,494 |
2007年(平成19年) | 2,517 |
2008年(平成20年) | 2,469 |
2009年(平成21年) | 2,404 |
2010年(平成22年) | 2,416 |
2011年(平成23年) | 2,496 |
2012年(平成24年) | 2,562 |
2013年(平成25年) | 2,637 |
2014年(平成26年) | 2,645 |
2015年(平成27年) | 2,784 |
2016年(平成28年) | 2,894 |
2017年(平成29年) | 3,008 |
2018年(平成30年) | 3,040 |
2019年(令和 元年) | 3,068 |
2020年(令和 2年) | 2,552 |
2021年(令和 3年) | 2,538 |
- 乗車数グラフ
駅周辺
[編集]- フレスタ長束店
- 広島祇園平原郵便局
- 長束郵便局
- 広島信用金庫長束支店
- 広島文化学園大学長束キャンパス
- 広島文化学園短期大学
- 広島市立長束中学校
- 広島市立長束小学校
- 広島市立長束西小学校
バス路線
[編集]安芸長束駅の東側に広島交通の「長束」バス停、西側に「大師橋」バス停がある。
- 71(広島交通)長束バス停:横川駅・新庄橋方面 / 安芸山本・71-6古市橋駅前方面 / 山本小学校前・71-2山本東亜ハイツ方面 / 71-4春日野方面 / 71-5広島経済大学方面
- 71-1 平原線(広島交通[11])大師橋バス停:横川駅・新庄橋方面 / 広島文化学園大学方面
その他
[編集]- ICOCAの使用履歴について、当駅は「アキ長束」と表記されている。
- 2018年から発車メロディに昭和初期から地元に伝わる「長束音頭」を使用している。広島市内の在来線で、発着メロディーが変更されたは初めて[8]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、279頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 大蔵省印刷局, ed (1936-08-28). “鉄道省告示 第254号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2898) .
- ^ a b c “屋根は傘形 安芸長束駅を改築”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年3月31日)
- ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1972年10月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
- ^ 『JR西日本広島支社10年史 : 次なる10年に向かって : 1987 - 1997』(西日本旅客鉄道広島支社)p.372
- ^ 『JR西日本広島支社10年史 : 次なる10年に向かって : 1987 - 1997』(西日本旅客鉄道広島支社)p.183
- ^ JR時刻表1992年11月号・12月号
- ^ a b ご当地テレビ視聴隊 (2018年6月11日). “電車の発着メロディーに「長束音頭」を選んだ理由が切実だった...(全文表示)|Jタウンネット” (jp). Jタウンネット. 2022年11月13日閲覧。
- ^ “安芸長束駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月14日閲覧。
- ^ 『中国新聞』2015年11月28日。
- ^ 広島市内路線バスのご案内 広島交通
参考文献
[編集]- 各 広島市統計書
- 各 広島市勢要覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 安芸長束駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道