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近畿自然歩道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

近畿自然歩道(きんきしぜんほどう)は、大阪府兵庫県京都府奈良県和歌山県三重県滋賀県鳥取県福井県の、近畿地方を中心とした2府7県にまたがる総延長3,258 kmの長距離自然歩道である[1][2]

概要

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近畿自然歩道は、環境庁(現環境省)の長距離自然歩道構想に基づき、8番目に整備された長距離自然歩道で、2003年(平成15年)に全線が開通した。

コースは日本海から瀬戸内海太平洋を結び、近畿圏を網目状に網羅している。起点の福井県敦賀市松島町〜終点の兵庫県南あわじ市(旧南淡町)福良鳥取までの間を[2]、246ヶ所の短いコースに区切られて設定されている。

先行して整備された東海自然歩道に指定されている京都府・滋賀県・三重県・奈良県内の一部コースは重複しないように、近畿自然歩道からは除外され、接続するように設定されている。また大阪府内は公式には先行して整備された「おおさか環状自然歩道」に指定され、近隣の府県の近畿自然歩道に接続するよう設定されている。

いくつも点在する関係自然公園のなか通過しており、伊勢志摩国立公園吉野熊野国立公園山陰海岸国立公園瀬戸内海国立公園の4つの日本の国立公園と、若狭湾国定公園金剛生駒紀泉国定公園明治の森箕面国定公園室生赤目青山国定公園高野龍神国定公園京都丹波高原国定公園の6つの国定公園を通る[2]

沿革

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  • 1969年(昭和44年) - 厚生省(現厚生労働省)が長距離自然歩道構想を提唱(のち、1971年に設置された環境庁に所管が変更)。
  • 1970年(昭和45年) - 最初の長距離自然歩道である東海自然歩道の整備開始。
  • 1991年(平成3年)- 大阪府がおおさか環状自然歩道の整備を開始。
  • 1997年(平成9年) - 近畿自然歩道の整備開始。
  • 2003年(平成15年) - 近畿自然歩道全線開通。

コース

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大阪府、滋賀県、鳥取県のコースは隣接県からの接続のみで、特にコース設定はない。

三重県の「美し国探訪コース」内の鳥羽市神島を1周するコース

脚注

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  1. ^ 環境省自然大好きクラブ 近畿自然歩道 [1]
  2. ^ a b c 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、179頁。ISBN 4-534-03315-X 

外部リンク

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