近畿自然歩道
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近畿自然歩道(きんきしぜんほどう)は、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、三重県、滋賀県、鳥取県、福井県の、近畿地方を中心とした2府7県にまたがる総延長3,258 kmの長距離自然歩道である[1][2]。
概要
[編集]近畿自然歩道は、環境庁(現環境省)の長距離自然歩道構想に基づき、8番目に整備された長距離自然歩道で、2003年(平成15年)に全線が開通した。
コースは日本海から瀬戸内海、太平洋を結び、近畿圏を網目状に網羅している。起点の福井県敦賀市松島町〜終点の兵庫県南あわじ市(旧南淡町)福良鳥取までの間を[2]、246ヶ所の短いコースに区切られて設定されている。
先行して整備された東海自然歩道に指定されている京都府・滋賀県・三重県・奈良県内の一部コースは重複しないように、近畿自然歩道からは除外され、接続するように設定されている。また大阪府内は公式には先行して整備された「おおさか環状自然歩道」に指定され、近隣の府県の近畿自然歩道に接続するよう設定されている。
いくつも点在する関係自然公園のなか通過しており、伊勢志摩国立公園や吉野熊野国立公園、山陰海岸国立公園、瀬戸内海国立公園の4つの日本の国立公園と、若狭湾国定公園、金剛生駒紀泉国定公園、明治の森箕面国定公園、室生赤目青山国定公園、高野龍神国定公園、京都丹波高原国定公園の6つの国定公園を通る[2]。
沿革
[編集]- 1969年(昭和44年) - 厚生省(現厚生労働省)が長距離自然歩道構想を提唱(のち、1971年に設置された環境庁に所管が変更)。
- 1970年(昭和45年) - 最初の長距離自然歩道である東海自然歩道の整備開始。
- 1991年(平成3年)- 大阪府がおおさか環状自然歩道の整備を開始。
- 1997年(平成9年) - 近畿自然歩道の整備開始。
- 2003年(平成15年) - 近畿自然歩道全線開通。
コース
[編集]大阪府、滋賀県、鳥取県のコースは隣接県からの接続のみで、特にコース設定はない。
- 福井県
- 京都府
- 兵庫県
- 三重県
- 奈良県
- 和歌山県
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 環境省自然大好きクラブ・近畿自然歩道ウェブサイト
- 近畿自然歩道ウォーキング - ウェイバックマシン(2012年1月21日アーカイブ分) - 実際に踏破している記録を掲載