観世清和
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(観世清河寿から転送)
かんぜ きよかず 観世 清和 | |
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観世清和の肖像写真 | |
本名 | 観世 清和(かんぜ きよかず) |
生年月日 | 1959年5月21日(65歳) |
出身地 | 東京都 |
職業 | 観世流シテ方能楽師 |
活動期間 | 1964年 - |
活動内容 | 舞台 |
著名な家族 |
父:観世元正 弟:山階弥右衛門 弟:観世芳伸 子:観世三郎太 |
観世 清和(かんぜ きよかず、1959年(昭和34年)5月21日 - )は、シテ方観世流能楽師。二十六世観世宗家で当代。日本芸術院会員。東京都出身[1]。
家系
[編集]来歴
[編集]父に師事し、1964年4歳の時「鞍馬天狗」花見で初舞台。
学習院に初等科から高等科まで在学し、今上天皇とは同級生だった。東京芸術大学音楽学部邦楽科別科を卒業。1990年9月家元継承。1995年「松浦佐用姫」「鵜羽」を復曲。
1983年のフランスをはじめ、アメリカ、インド、中国など海外公演も多く行っている。2014年1月、観世清河寿に一時改名、一年で元に戻す[2]。
役職
[編集]栄典
[編集]- 1995年度芸術選奨新人賞受賞
- 1999年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章[3]
- 2013年、芸術選奨文部科学大臣賞[4]
- 2014年、第33回伝統文化ポーラ賞大賞受賞
- 2015年春の褒章で紫綬褒章を受章[5]
- 2019年、第49回JXTG音楽賞 邦楽部門受賞[6]
- 2021年、日本芸術院賞受賞
- 2023年3月、日本芸術院会員[7]
- 2023年11月、文化功労者[8]
著書
[編集]編著・共著
[編集]- 『松浦佐用姫』訂正著作 伊藤正義補訂著作 檜書店 2000
- 『能はこんなに面白い!』内田樹共著 小学館 2013
- 『風姿花伝 新訳 六百年の歳月を超えて伝えられる極上の芸術論・人生論』編訳 PHP研究所 2013
監修
[編集]- 『能狂言道しるべ』児玉信文 森田拾史郎写真 主婦と生活社 孔雀ブックス 1997
- 『観世宗家能面』監修 林義勝写真 増田正造文 Ian MacDougall 英訳 檜書店 2002
- 『いまこそ平安の恋』あらすじ監修 杉谷みどり文 EH春潮社 2004
- 『風姿花伝 観世宗家展』松岡心平・増田正造共監修、図録 2013
- 『能を読む』全4巻、梅原猛と共監修 天野文雄・土屋恵一郎・中沢新一・松岡心平編集委員、角川学芸出版 2013
- 『観世清和と能を観よう』小野幸惠著 岩崎書店 新版日本の伝統芸能はおもしろい 2015
主な作品
[編集]劇場アニメ
[編集]- 手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-(2011年) - スッドーダナ王 役
- BUDDHA2 手塚治虫のブッダ -終わりなき旅-(2014年) - スッドーダナ王 役
映画
[編集]- 首(2023年) - 能楽監修
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.539
- ^ 一般財団法人観世文庫/一般社団法人観世会共同運営公式サイト。2015年2月5日時点では「観世清和」と表記されている。
- ^ 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plus (2015年). “観世清和”. コトバンク. 2017年12月11日閲覧。
- ^ “平成24年度芸術選奨 受賞者及び贈賞理由”. 文化庁 (2012年). 2013年5月12日閲覧。
- ^ “平成27年春の褒章受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2015年4月29日). 2023年5月4日閲覧。 アーカイブ 2023年5月4日 - ウェイバックマシン
- ^ 2019年 受賞者(敬称略)
- ^ “令和4年度 日本芸術院会員候補者の決定について”. 日本芸術院 (2023年2月22日). 2023年4月28日閲覧。
- ^ “文化勲章に川淵三郎氏ら7人決まる、文化功労者は北大路欣也さんら20人に”. 朝日新聞. (2023年10月21日) 2023年10月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- 観世清和 - 日本芸術院