萩尾匡也
| 読売ジャイアンツ #12 | |
|---|---|
 2023年8月10日 森林どりスタジアム泉 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 熊本県菊池郡大津町 |
| 生年月日 | 2000年12月28日（24歳） |
| 身長 体重 |
180 cm 85 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 外野手 |
| プロ入り | 2022年 ドラフト2位 |
| 初出場 | 2023年5月28日 |
| 年俸 | 1900万円（2025年）[1] |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
この表について
| |
萩尾 匡也（はぎお まさや、2000年12月28日 - ）は、熊本県菊池郡大津町出身のプロ野球選手（外野手）。右投右打。読売ジャイアンツ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]大津町立室小学校で4年生の時に野球を始め、大津町立大津北中学校在学時は硬式野球のクラブチームである北熊本ボーイズでプレーしていた。
文徳高等学校に進学し、1年春から4番を務めた[2]。2年秋、3年春の熊本県大会で優勝し、同年夏の熊本大会は第1シードとして臨んだが、初戦（2回戦）で必由館に敗れた[3][4]。3年間で甲子園大会出場はなし。高校通算46本塁打[5]。高校の2学年先輩には児玉亮涼がいる[6]。
慶應義塾大学に進学し、2年春からベンチ入り。公式戦初打席で本塁打を記録した[7]。4年時には春のリーグ戦で5本塁打を記録し[5]、ハーレムベースボールウィークの日本代表に選出された[8]。また4年秋の東京六大学野球リーグリーグ戦では、打率.400（55打数22安打）、4本塁打、17打点で戦後16人目の三冠王となった[9][10]。大学の同期に橋本達弥がいる[11]。
2022年9月13日にプロ志望届を提出[12]。その後同年のドラフト会議にて、読売ジャイアンツから2位指名を受け[5]、10月23日に指名挨拶を受けた[13]。11月19日に契約金7500万円、年俸1200万円（金額は推定）で巨人と仮契約し、背番号は12に決まった[14]。担当スカウトは脇谷亮太[15]。
巨人時代
[編集]2023年は、開幕を二軍で迎えるが、イースタン・リーグにて、5月は18試合に出場して月間打率.473という好成績を残し、ファーム月間MVP賞を受賞[16]。5月28日に一軍に初昇格し、同日の阪神タイガース戦（甲子園）で、「7番・中堅手」として先発で初出場すると、3打席目に才木浩人から左前にプロ初安打を放った[17]。しかし、その後は無安打が続き、6月4日に出場登録を抹消された[18]。二軍では101試合に出場して、規定打席に達しチームトップの打率.283、7本塁打、36打点を記録したが[19]、一軍では11試合の出場で、打率.063（16打数1安打）、10三振に終わった[20][21][22]。11月18日、現状維持となる推定年俸1200万円で契約を更改した[20]。11月25日からは台湾で開催されたアジア・ウィンター・リーグに参加し[23]、17試合に出場して、7試合連続安打を記録するなど打率.326、1本塁打を記録した[24][25]。
2024年は、開幕一軍入りを果たした[26]。4月2日の中日ドラゴンズ戦では20打席目で初の適時打となる二塁打を放ち、プロ初打点を記録[27]。翌4月3日の中日ドラゴンズ戦ではプロ初本塁打を記録した[28]。
選手としての特徴
[編集]大学に進学以降、鈴木誠也のバッティングフォームを参考にしている[29]。
一方、ドラフト指名時点で遠投90mの弱肩が課題で、2023年シーズン前には橋本到コーチから送球の特訓を受けた[30]。
笑顔が代名詞とも言われるほどであり、座右の銘は「笑門来福」[31][32]。明るい性格であり、チームのムードメーカーになっている[33][32]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]| 年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | 巨人 | 11 | 16 | 16 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | .063 | .063 | .063 | .125 |
| 2024 | 56 | 163 | 149 | 13 | 32 | 8 | 2 | 2 | 50 | 12 | 0 | 2 | 1 | 1 | 11 | 1 | 1 | 41 | 4 | .215 | .272 | .336 | .607 | |
| 通算：2年 | 67 | 179 | 165 | 13 | 33 | 8 | 2 | 2 | 51 | 12 | 0 | 2 | 1 | 1 | 11 | 1 | 1 | 51 | 4 | .200 | .253 | .309 | .562 | |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]| 年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2023 | 巨人 | 7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
| 2024 | 41 | 59 | 0 | 1 | 0 | .983 | |
| 通算 | 48 | 62 | 0 | 1 | 0 | .984 | |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場・初先発出場：2023年5月28日、対阪神タイガース8回戦（阪神甲子園球場）、7番・中堅手で先発出場[34]
- 初打席︰同上、3回表に才木浩人から中飛[34]
- 初安打：同上、8回表に才木浩人から左安[35]
- 初打点：2024年4月2日、対中日ドラゴンズ1回戦（バンテリンドーム ナゴヤ）、4回表に小笠原慎之介から中越適時二塁打[27]
- 初本塁打：2024年4月3日、対中日ドラゴンズ2回戦（バンテリンドームナゴヤ）、8回表に祖父江大輔から左越ソロ[28]
背番号
[編集]- 12（2023年 - ）
登場曲
[編集]- 「アカリ」GReeeeN（2023年）
- 「ギンギラギンにさりげなく」近藤真彦（2023年9月30日）※松田宣浩二軍引退試合[36]
- 「オリジナル スマイル」SMAP（2024年 - ）
代表歴
[編集]脚注
[編集]- ^ 「巨人 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月23日閲覧。
- ^ 「文徳のあと一歩 主将で４番の４０発・萩尾が打ち破る／夏の高校野球・熊本展望」『西日本スポーツ』2018年6月15日。2022年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月21日閲覧。
- ^ 「熊本大会で連日の波乱 第2シード九州学院が初戦敗退、第1シード文徳に続き」『Full-Count』2018年7月13日。2022年10月21日閲覧。
- ^ 「文徳が初戦敗退「泣く余裕もなかった」スラッガー萩尾主将ぼう然／熊本」『西日本スポーツ』2018年7月13日。2022年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月21日閲覧。
- ^ a b c 「【ドラフト】巨人２位指名は慶大・萩尾匡也外野手 ヤクルト・村上宗隆の元好敵手…今年９本塁打と急成長」『スポーツ報知』2022年10月20日。2022年10月21日閲覧。
- ^ いざプロ野球へ！萩尾匡也選手（巨人）と児玉亮涼選手（西武）が母校で意気込み - YouTube
- ^ 「萩尾匡也」『週刊ベースボールONLINE』。2022年10月21日閲覧。
- ^ 「侍J大学代表の24選手が選出 日体大の“二刀流”矢澤ら、オランダで国際大会参加」『Full-Count』2022年6月20日。2022年10月21日閲覧。
- ^ 「慶大・萩尾匡也はV逸も戦後16人目の三冠王 巨人D2位「課題を見つめ成長していきたい」／東京六大学」『サンケイスポーツ』2022年11月6日。2024年4月18日閲覧。
- ^ 「巨人ドラ２の慶応・萩尾匡也が3冠王も早大に連敗し優勝ならず 3位に終わり選手泣き崩れる」『日刊スポーツ』2022年11月6日。2024年4月18日閲覧。
- ^ 「夢の世界で活躍誓う」『タウンニュース』2022年11月3日。2022年12月9日閲覧。
- ^ 「慶大から主砲の萩尾、左腕増居ら6人がプロ志望届 新たに24人が提出」『Full-Count』2022年9月13日。2022年10月21日閲覧。
- ^ 「【巨人】ドラフト２位慶大・萩尾匡也に指名あいさつ 同郷の先輩にヤクルト村上「戦いたい」」『日刊スポーツ』2022年10月23日。2022年11月19日閲覧。
- ^ 「【巨人】ドラフト２位指名の慶大・萩尾匡也が仮契約 中堅手争いに決意「できることをしっかり全力で」」『スポーツ報知』2022年11月19日。2022年11月19日閲覧。
- ^ 「巨人2位指名の慶大・萩尾匡也「セールスポイントは打撃」同郷の村上から刺激も／ドラフト」『サンケイスポーツ』2022年10月20日。2024年4月18日閲覧。
- ^ 「巨人ドラ２萩尾匡也、５月のファーム月間MVP ウエスタンは阪神前川右京」『日刊スポーツ』2023年6月9日。2023年11月26日閲覧。
- ^ 「巨人Ｄ２位・萩尾匡也「本当に第一歩」 自身初の甲子園で１軍昇格即スタメンでプロ初安打」『サンスポ』2023年5月28日。2023年11月26日閲覧。
- ^ 「【公示】巨人は松原聖弥と若林晃弘を登録 萩尾匡也と北村拓己が2軍へ」『日テレNEWS』2023年6月4日。2023年11月26日閲覧。
- ^ 「打率.063→.500へ "異国修行"で覚醒モード…巨人22歳が驚異の数値「1.632」」『Full-Count』2023年12月2日。2024年1月22日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】萩尾匡也、現状維持１２００万円「レギュラー取る」２５日開幕・台湾ウィンターリーグ「盗塁企画数増やす」」『スポーツ報知』2023年11月19日。2023年11月26日閲覧。
- ^ 「【巨人】萩尾匡也がシート打撃で2安打、25日開幕の台湾WLで「思い切ってトライしていきたい」」『スポーツ報知』2023年11月20日。2024年1月22日閲覧。
- ^ 「巨人・萩尾匡也 今季こそ一軍の舞台で輝く／待ち遠しかった開幕 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2024年3月29日。2024年4月18日閲覧。
- ^ 「【巨人】萩尾匡也が台湾ＷＬ開幕戦で２打席連続三塁打 アジアＣＳで好投の台湾右腕から快音」『スポーツ報知』2023年11月25日。2023年11月26日閲覧。
- ^ 「【巨人】萩尾匡也が台湾WLで7試合連続安打「追い込まれてからやりたいバッティングができた」」『スポーツ報知』2023年12月8日。2024年1月22日閲覧。
- ^ 「巨人勢が台湾WLから帰国 打率・326の萩尾匡也、中日・鵜飼が「すごい刺激になった」」『サンケイスポーツ』2023年12月18日。2024年1月22日閲覧。
- ^ 「巨人・萩尾 2年目で初の開幕1軍 「気持ちを新たに取り組んでいきたい」」『スポーツニッポン』2024年3月28日。2024年4月2日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】萩尾匡也、デビュー20打席目でプロ初適時打「必死」守備で右ひざ負傷交代も「大丈夫」」『日刊スポーツ』2024年4月2日。2024年7月19日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】２年目萩尾匡也がプロ１号アーチ 祖父江のフォークを真芯でとらえ左翼席へ」『日刊スポーツ』2024年4月3日。2024年4月3日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】読売巨人軍2位指名・萩尾匡也選手 ｢歴史と伝統のある球団でプレーできることは嬉しい｣」『慶應塾生新聞』2022年10月20日。2022年10月20日閲覧。
- ^ 「【巨人】ドラ２萩尾匡也、“スパイク送球”で守備も１軍級へ…鬼肩・橋本コーチ助言に「新しい感覚」」『スポーツ報知』2023年3月4日。2024年9月22日閲覧。
- ^ 「野球 - 慶應大から巨人2位指名の萩尾匡也 高2の夏に村上宗隆から教わった、勝負の厳しさ」『4years.』2022年11月12日。2024年7月19日閲覧。
- ^ a b 「巨人・萩尾匡也の座右の銘は「笑門来福」 楽しむの原点はエンジョイベースボール」『スポーツ報知』2024年4月4日。2024年7月19日閲覧。
- ^ 「"元3冠王"が目指す「レギュラー」 清原Jr.の憧れの存在…巨人23歳逸材の現在地」『Full-Count』2024年4月25日。2024年7月19日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】「7番・中堅」で1軍デビューのドラ2萩尾匡也、初打席は中飛 第2打席は三振」『スポーツ報知』2023年5月28日。2023年5月28日閲覧。
- ^ 「【巨人】ドラ２萩尾匡也、第３打席でプロ初安打！ １軍デビュー戦で即結果」『スポーツ報知』2023年5月28日。2023年5月28日閲覧。
- ^ 「巨人松田の2軍ラスト試合に若手も涙 浅野「目指さないといけない選手」 萩尾「たくさん教えてもらった」」『スポニチ Sponichi Annex』2023年9月30日。2023年9月30日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 萩尾匡也 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手プロフィール - 読売ジャイアンツ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 萩尾匡也 (@HuI9b) - X（旧Twitter）
- 萩尾匡也 (@hagi.masaya_1228) - Instagram