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東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
綱島街道から転送)
主要地方道
東京都道2号標識
神奈川県道2号標識
東京都道2号東京丸子横浜線
神奈川県道2号東京丸子横浜線
地図
地図
路線延長 20.0 km
起点 東京都品川区
終点 神奈川県横浜市神奈川区
接続する
主な道路
記法
国道1号
国道409号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
中原口交差点
左方が国道1号第二京浜、右方が東京都道2号・中原街道
丸子橋
丸子橋交差点 三叉路の左側が綱島街道、手前側と右側が中原街道
道標
川崎市中原区木月住吉町付近

東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線(とうきょうとどう・かながわけんどう2ごう とうきょうまるこよこはません)は、東京都品川区西五反田から神奈川県横浜市神奈川区に至る主要地方道である。丸子橋交差点を境にして、五反田方面を中原街道、綱島方面を綱島街道と通称される。

概要

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歴史

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現在の洗足付近から丸子橋付近までと綱島付近から港北区篠原付近までは、鎌倉時代に造られた鎌倉街道下の道の一部を原形としている[4]

室町時代から江戸時代初期、後北条氏の本城である小田原城と支城である江戸城とを結ぶ中原街道が造られ、その後徳川家康により整備された。

1920年大正9年)4月1日、「東京府告示第百六十二號」(府縣道ノ認定)、および「神奈川縣告示第百二十二號」(府縣道ノ認定)により、東京府道19号下大崎川和線、神奈川県道都田下大崎線(この内、中原口から丸子橋までが相当)、および神奈川県道神奈川溝ノ口線(この内、綱島から菊名までが相当)が指定された。その後、京浜国道六郷橋府県道東京厚木線二子橋との間に橋がなかったことや、京浜国道の交通飽和を緩和することなどが急務になったことから丸子橋が架設されることになり[5]1935年昭和10年)5月11日に初代の橋が開通した。

1936年(昭和11年)9月25日、「内務省告示第五百十六號」(指定府縣道竝指定地方費道)により、東京府道5号東京神奈川線、および神奈川県道8号神奈川上丸子線に指定された。なお、菊名以南は、現在の旧綱島街道と六角橋から神奈川区役所を経て国道15号の滝の橋付近に至る道路である[6]

1954年(昭和29年)1月20日、建設省(現・国土交通省)が「告示第十六号」(主要な都道府県道及び市道)により主要地方道五反田丸子東神奈川線として、翌1955年(昭和30年)3月4日には「神奈川県告示第百三十六号」により神奈川県主要地方道東京丸子横浜線として、同年12月15日には「東京都告示第千五十八号」により東京都主要地方道東京丸子横浜線として指定された。

1993年平成5年)5月11日、「建設省告示第千二百七十号」(道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道)により、現在の東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線を主要地方道に再認定された[7]

路線状況

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通称

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通称名は、川崎市中原区の丸子橋交差点から、主に東京都内になる北側が「中原街道」、神奈川県内になる南側が「綱島街道」となっている。なお、同交差点から西方向(横浜市緑区中山町・神奈川県茅ヶ崎市方面)へ分岐する神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線も、川崎市内および横浜市内の区間が「中原街道」と通称されている。その由来については中原街道に詳しい。

重複区間

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道路施設

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都市計画路線名

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  • 放射2号線(東京都品川区):当道の西五反田七丁目から荏原二丁目までの区間。延長1,255 m。事業効果として、地域の防災性や交通の円滑化、都市景観の創出などが挙げられている[8]

交通データ

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平成27年(2015年)度時点での、道路交通センサスによる東京丸子横浜線の各観測地点での交通量はそれぞれ以下の通りである。(いずれも12h計)

観測地点 自動車類大型車台数(上下合計) 自動車類小型車台数(上下合計) 二輪車類 自転車類 歩行者類 車道部幅員 上り歩道幅員 下り歩道幅員 車線数 指定最高速度
東京都[9] 品川区旗の台5-15-15 2,666台 27,685台 2,171台 2,708台 2,027人 17.00 m 2.3 m 2.3 m 4 50 km/h
大田区南千束2-33 3,402台 25,819台 2,123台 2,216台 3,478人 16.00 m 3.2 m 3.2 m 4 50 km/h
大田区田園調布本町32 2,190台 22,704台 1,987台 2,445台 1,356人 16.00 m 3.2 m 3.2 m 4 50 km/h
神奈川県[10] 川崎市中原区丸子通1丁目467 2,496台 22,559台 2,234台 2,142台 822人 17.00 m 3.6 m 3.2 m 4 40 km/h
川崎市中原区新丸子東3-1156 2,221台 13,784台 1,151台 2,016台 2,006人 17.00 m 4.0 m 4.0 m 4 40 km/h
川崎市中原区木月住吉町33 2,294台 17.827台 1,644台 2,500台 2,114人 17.00 m 4.0 m 4.0 m 4 40 km/h
川崎市中原区木月4-32 1,538台 14,117台 - - - 17.00 m 4.0 m 4.0 m 4 40 km/h

将来の対策など

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  • 緊急輸送道路として、東京都内の都道2号間は全ての区間で、第一次緊急輸送道路に分類されている[11]

地理

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東急池上線東急東横線が付近を並走する。また、付近には洗足池桜坂多摩川台公園大倉山公園など、花の名所がある。

通過する自治体

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交差する道路

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通称 交差する道路 交差場所
東京都道317号環状六号線 / 山手通り 東京都 品川区 大崎広小路交差点
中原街道 国道1号 / 第二京浜 中原口交差点
首都高速2号目黒線 荏原出入口
東京都道420号鮫洲大山線 / 26号線通り 平塚橋交差点
東京都道318号環状七号線 / 環七通り 大田区 南千束交差点(長原陸橋)
東京都道311号環状八号線 / 環八通り 田園調布警察前交差点(田園調布陸橋)
東京都道11号大田調布線 / 多摩堤通り 丸子橋交差点(北詰)
川崎市主要地方道幸多摩線 / 多摩沿線道路 神奈川県 川崎市 中原区 丸子橋(接続なし)
神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線 / 中原街道 丸子橋交差点(南詰)
綱島街道
川崎市道川崎駅丸子線(支線) 上丸子小学校前交差点
国道409号 府中街道 市ノ坪交差点
神奈川県道14号鶴見溝ノ口線 / 尻手黒川道路 木月四丁目交差点
神奈川県道102号荏田綱島線 横浜市 港北区 北綱島交差点
神奈川県道106号子母口綱島線 綱島交差点
神奈川県道140号川崎町田線 大綱橋交差点
神奈川県道140号川崎町田線 樽町交差点
横浜市道大倉山第201号線 / 太尾道 大倉山交差点
横浜市道環状2号線 大豆戸交差点
旧綱島街道
横浜市道大田神奈川線 港北区
鶴見区
法隆寺交差点
横浜市主要地方道85号鶴見駅三ツ沢線 港北小入口交差点
国道1号 / 第二京浜 神奈川区 浦島丘交差点

沿線の他交通機関

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周辺の施設

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施設 所在地
TOCビル 東京都
荏原平塚学園
荏原郵便局
荏原警察署
昭和台東病院
品川区第二延山小学校
昭和大学
昭和台病院
品川区立清水台小学校
香蘭女子校中学校・高等学校
大田区立大森第六中学校
洗足池公園
大田区立洗足池小学校
文教大学附属小学校
大田区立調布大塚小学校
田園調布郵便局
田園調布警察署
川崎市立上丸子小学校 神奈川県
グランツリー武蔵小杉
中原消防署
川崎市立東住吉小学校
関東労災病院
中原平和公園
住吉高等学校
慶應義塾大学
Tsunashima SST
大倉山記念病院
東横学園大倉山高等学校
港北区役所
港北郵便局
菊名記念病院
法隆寺
横浜市立港北小学校
横浜市立神奈川中学校
横浜創英中学校・高等学校
横浜市立浦島丘中学校

脚注

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  1. ^ 『東京都道路現況調書 平成25年度』東京都建設局道路管理課、2014年1月、79頁。 
  2. ^ 川崎市道路統計書―平成25年4月1日現在―』(PDF)川崎市建設緑政局道路管理部管理課、2013年11月、12頁http://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000022/22984/toukeiH25.4.1.pdf2014年8月22日閲覧 
  3. ^ 横浜市道路現況―平成26年4月1日現在―” (PDF). 横浜市道路局道路調査課. 2014年8月22日閲覧。
  4. ^ 参考文献『中世を歩く』
  5. ^ 参考文献『丸子橋架設工事の大要』
  6. ^ 参考文献『指定府県道並指定地方費道一覧(一)』
  7. ^ 外部リンク「告示・通達データベースシステム」
  8. ^ 第三次事業化計画東京都建設局
  9. ^ 平成27年度道路交通センサス交通量調査(区部)(PDF)東京都交通量報告書(区部)。1 - 3頁。
  10. ^ 川崎市:平成27年度一般交通量調査 調査結果(PDF)。
  11. ^ 東京都 緊急輸送道路ネットワーク計画(PDF)

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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