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新春スポーツスペシャル箱根駅伝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
箱根駅伝への道から転送)
★SAPPORO新春スポーツスペシャル
東京箱根間往復大学駅伝競走
ジャンル スポーツ中継
演出 松岡祐樹(総合D、2023年 - )
出演者 平川健太郎(放送センター実況、2015年 - )ほか
オープニング 久石譲「Runner of the Spirit」
(2009年 - )
エンディング 同上
製作
プロデューサー 望月浩平(2021年 - )
市川浩崇(CP、2022年 - )
制作 日本テレビ箱根駅伝特別後援)
放送
映像形式リアルタイム字幕放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
番組公式サイト
往路
放送期間1987年1月2日 - 現在
放送時間毎年1月2日 7:00 - 14:05
放送分425分
回数38
復路
放送期間1987年1月3日 - 現在
放送時間毎年1月3日 7:00 - 14:18
放送分438分
回数38

特記事項:
放送時間は2016年のもの。
2018年までおよび2024年は中断して放送される『NNNニュース』を含む。
放送回数は、各年の往路・復路の放送をまとめて各1回とする。
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新春スポーツスペシャル箱根駅伝』(しんしゅんスポーツスペシャルはこねえきでん)は、日本テレビ系列で、1987年から放送されている東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の生中継番組である。

冠スポンサー・筆頭スポンサーであるサッポロビール冠番組で、冠名を含めた正式名称は『★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第○回東京箱根間往復大学駅伝競走』(サッポロビールしんしゅんスポーツスペシャル だい○かいとうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)[注釈 1] と筆頭スポンサーと箱根駅伝の開催回数を含めたものとなる。

概要

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日本テレビによる箱根駅伝の生中継は、第63回(1987年)から開始された[1][2]。ただし初回中継時は往路が7:55 - 10:25、12:00 - 13:55、復路が7:55 - 9:25、12:00 - 13:55の計4部構成となっており、3区・4区・7区 - 9区は中継が中断されていた。第64回(1988年)は往路の10:25 - 10:50、復路の10:30 - 11:00に別番組が放送されたため、3区・8区が一部中断となった。

第65回(1989年)から全区間での完全生中継が行われている[3]。過去には数分間のニュース中断があったものの、その間も画面左下のワイプ画面で中継映像を映し出すなどの配慮があった。また、第73回(1997年) - 第76回(2000年)はCS★日テレでも同時放送された。

番組のキャッチコピーは「ニッポンのお正月。[注釈 2]。毎年25%以上の高視聴率を上げる正月恒例の大型番組となっており[注釈 3]テレビ番組の視聴率調査を行っているビデオリサーチでも『NHK朝の連続テレビ小説』や『NHK紅白歌合戦』などの様に箱根駅伝の歴代視聴率に関する専用ページを設けている程である[6]

番組の開始まで

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日本テレビが中継を始める前の第55回(1979年[7]から第62回(1986年)までは東京12チャンネル→テレビ東京が箱根駅伝の中継番組を放送していたが、1月3日12:00 - 13:54の録画ダイジェスト放送(ゴールは生放送、中継を開始した1979年は13:25 - 14:10に放送)であった[7][8]。この当時、日本テレビの1月2・3日は全国ネットを含むバラエティの正月特別番組を中心とした編成を組んでいた。

元々、山岳部の地理的条件などから箱根駅伝の完全生中継は不可能と思われており、他にも「長時間の中継を視聴者が観てくれるのか」「たかが、関東の大会でスポンサーが付くのか」「沿道での事故や放送事故が起きたら、会社の経営にダメージを与える」などの反対意見が日本テレビ内であったほか、更に年末年始に開催されていて、本番組の企画や立ち上げに携わった坂田信久(当時・プロデューサー)が同じく中継番組の立ち上げに関わっていた全国高等学校サッカー選手権大会との兼ね合いなど、多数の難題を抱えながらも番組成立にこぎつけた[9][10][11][12]

なお、日本テレビの動きとは別に関東学生陸上競技連盟(関東学連)でも当時日本体育大学の学生だった日隈広至(現・関東学連副会長)が箱根駅伝のラジオ中継を行っていたNHK(日本放送協会)に対して、テレビの生中継放映権を売り込んでいた。しかし、前述の日本テレビ内での反対意見や懸念材料と同じ理由で却下された[注釈 4]。その後、箱根駅伝を共催している読売新聞社(現・読売新聞グループ本社)による協力もあり、日本テレビが箱根駅伝の放映権を獲得。テレビ東京から中継番組が移行された[8][12]

二子山に中継拠点を作り、箱根山間部での中継問題が解決するまでにはかなりの苦労があり、坂田や田中晃(当時・総合演出、現・WOWOW代表取締役社長)によると、箱根の山は霧が掛かっているのが日常茶飯事のため、ヘリコプターを飛ばすのが困難、更に当時はドローンも存在しなかったこともあり、クレーン気球に受信機を付けて中継拠点にする案もあったという[注釈 5][10]

日本テレビによる中継開始決定後に同局が中継スタッフの宿泊予約を箱根の各旅館に打診したが、宿泊日が年末年始ということもあって、各旅館共に満室で断られた。しかし、小涌園から「宴会場なら貸せる」との申し出があり、日本テレビもその条件で同意した。宴会場なので布団や食事は自前ではあったが、暖房と温泉は利用できた。そのため、感謝の意味を込めて現在でも必ず番組内で紹介されている他[注釈 6]、小涌園前にリポーターも配置している[14]

本番組の開始当時、箱根駅伝は正月の混乱を回避したいとの理由で警視庁からコース変更または大会自体の中止を要請されており、存続の危機にあった。本番組の成功により、箱根駅伝は正月の風物詩となるスポーツイベントとなり、コース変更並びに大会自体の中止の話は自然と消えていった[8]

放送時間

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1月2日
05:50 - 06:45 : 事前番組『箱根駅伝 絆の物語&スタート直前生情報』(ローカルセールス枠・任意ネットのため、一部地域は非ネット。詳細は後述
07:00 - 07:50 : 第1部『まもなく箱根駅伝 往路』
07:50 - 14:05 : 第2部『★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第○回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路』
1月3日
05:50 - 06:45 : 事前番組『箱根駅伝 往路ダイジェスト&復路直前生情報』(ローカルセールス枠・任意ネットのため、一部地域は非ネット。詳細は後述
07:00 - 07:50 : 第1部『まもなく箱根駅伝 復路』
07:50 - 14:18 : 第2部『★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第○回東京箱根間往復大学駅伝競走 復路』
14:18 - 15:00 : 事後番組『続報!箱根駅伝』(テレビ大分テレビ宮崎を除くNNN28局ネット)

第1部はローカルスポンサー枠だが、日本テレビなど一部の局ではサッポロビールがスポンサーに付いている。オープニング映像は、第2部冒頭の7:50に流れる。

第1部のオープニングでは「○○○○年1月2日」・「○○○○年1月3日」の表示がなされる。

第67回(1991年)までは、復路も14:05まで(第63回(1987年)は、往路・復路共に13:55まで)の放送であった為、ゴールが時間内に放送されなかった大学もあった。

第81回(2005年)までは、7:00 - 7:45を『見どころ』(番組表の表記は『まもなく箱根駅伝』)として放送し、実況中継は7:45からとなっていた。一部の地方局でも『見どころ』をネットしない地域があった。それらの地域は『笑点』のスピンオフ番組『新春演芸宝船→おはよう笑点』などに差し替えていた。

第82回(2006年)以降、全てのネット局で7:00からの放送となり、新聞やテレビ情報誌の番組表上は、見どころと実況中継の区分が無くなっている。

各放送局で決めている実際のプログラムでは、7:00 - 7:50を第1部、7:50以降を第2部としている。7:00 - 7:50はローカルセールス扱いで、7:50から『★SAPPORO新春スポーツスペシャル』である。EPGでは従来通り、「まもなく箱根駅伝」と本編の「SAPPORO新春スポーツスペシャル」を区分して掲載している。

第85回(2009年)までは放送センターの出演者は第2部に入ってから登場していたが、第86回(2010年)からは若干構成が変わり、7:00のオープニングの時点で一旦放送センターの出演者が挨拶してから、スタート地点にいる第1部進行のアナウンサーに引き渡す形となった。

日本テレビの中継放送体制

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日本テレビ中継車107号 横浜市パシフィコ横浜にて
箱根駅伝の先頭を走る中継車(2004年)
箱根駅伝のテレビ中継車(2004年)

体制概要

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第89回(2013年)時点で、中継ポイント50カ所、テレビカメラ81台、移動中継車2台、オートバイ中継車4台、固定中継車12台、ヘリコプター3機、実況アナウンサーとサブアナウンサー20名、スタッフ総勢1000名という日本のテレビ局におけるスポーツ中継としては最大規模の体制で行っている[15]。日本テレビや関連会社だけでは全ての放送機材とスタッフを賄えないため、系列各局[注釈 7]や他系列の関連会社からも機材や人員の協力を受けている。例として2013年の大会においては、実況アナウンサー(日テレ本社内の本部総合実況、中継所、移動中継車担当)14人が参加。その他実況はしないものの日テレ本体から6人、その他各系列局のアナウンサー[注釈 7]の若干名が中継のサポートスタッフとして参加し、彼らは前回大会から1年をかけて、スポーツ新聞の番記者と同じ要領で取材する学校をあらかじめ決める「学校担当制」を採用して密着取材し、出場者それぞれについてのプロフィールなどをまとめて、それを放送で紹介する補足資料などとして紹介している[15]。なお、第63回(1987年)の初回中継時、スタッフ数は約700名であった。

東京都港区東新橋(汐留)の日本テレビ本社内に放送センターが設けられる。アナウンサーや箱根駅伝OBのゲスト解説者[注釈 8]が配置されるとともに中継映像のスイッチングや計測タイムのとりまとめなども含め、スタッフ全体のコントロール拠点となる。中継映像や音声は最終的に全てこの放送センターに集められ、全国ネット局に送られる。その他、箱根のNTT双子無線中継所と湘南平にも中継拠点が設置され、ヘリコプターを介した山間部の中継車映像などを集め日本テレビ本社内の放送センターに送信する。5区・6区の山間部は電波が届きづらく、電波中継するヘリコプターが悪天候で飛べないことも想定し、コースと中継基地の両方が見える駒ケ岳明星ヶ岳、久野林道など数箇所に中継機材を設置し、中継車の映像をそこに一旦集めてから放送センターに映像を送る形式としている。

第76回(2000年)から、移動中継車からの電波にはアナログ波に代えてデジタル波を使うようになった。

移動中継車の1号車は、1位選手がゴールするまでは先頭を走り常に1位を映す。2号車は2位から5位前後の主に順位が変わりそうなところに付く。3号車は往路では2号車より後ろを走る注目選手を、復路では10位前後のシード校争いの模様等を映す。第79回(2003年)からは4号車としてオートバイによる中継が開始され、その機動力を生かして3台の移動中継車でまかなえない部分をカメラ車と実況車の2台でカバーしている。第86回(2010年)からは移動中継車を1号車と3号車の2台体制とし、2号車と4号車にはトライク(3輪バイク)を活用している[16]。放送上の表記は4号車のみ「バイク」と表記していたが、第93回(2017年)から第98回(2022年)では1 - 3号車と同様に「4号車」へと変更された。第99回(2023年)では再度「バイク」表記に戻されている。なお第80回(2004年)までは画面上に号車の表記はなされておらず、距離表示の色を変えることで区別していた[注釈 9]。なお2号車と4号車はそれぞれ「中継カメラ担当のトライク(3輪バイク)」と「実況アナウンサー乗車のバイク」[17]の1チーム2台編成で、2号車と4号車で計4台のバイクを使用している[18][19]。なお、6区の下り坂区間ではバイク走行の安定性の問題もあり、実況アナウンサー乗車のバイクは平地区間となる残り3km地点から合流する形で運用し、その間の2号車と4号車の映像には1号車、3号車あるいは放送センターのアナウンサーが実況を充てている[20]

その他、各所(全中継点およびポイントとなる場所)に固定カメラが設置され、随時順位の正確な把握がなされているとともに選手の通過タイムを独自に計測している。箱根の函嶺洞門と日本橋では、クレーンカメラを使ったダイナミックな映像を撮影し放送している。

ハイビジョン化

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2003年12月から順次開始された地上デジタル放送に合わせ、第81回(2005年)では放送センターのみハイビジョン画質だったものが第82回(2006年)では移動中継車もハイビジョン対応に更新[注釈 10]したことや対応機材の整備、電波送受の体制がとりあえず整ったことを受け、各中継所など固定カメラの映像をハイビジョンに移行、箱根エリアと東京エリアをハイビジョンで中継した。さらに第83回(2007年)では湘南エリアもハイビジョン化し、第84回(2008年)では全ての中継映像がハイビジョン化された(ENG取材映像などではまだアナログ機材によるものも残る)。

  • 日本テレビが開催した「デジテク2007」での展示によれば、自社で所有する移動中継車および中継用ヘリコプターを全てフルハイビジョン対応しているテレビ局は世界でも日本テレビのみとのことである。また同展示会での展示内容によると、箱根駅伝は同社の映像中継技術を磨くための場としても用いられており、最新の技術を全て投入して安定かつ高画質な映像を配信できるようにしているとのことである。
  • 箱根芦ノ湖の折り返し地点は、日本テレビ系の中継が始まってから数年間の例外はあったものの、隣接する系列局の静岡第一テレビ(SDT)が子会社である静岡第一ビデオ(現・SDTエンタープライズ)と共に担当してきた。しかし、地上デジタル放送の開始と中継映像のハイビジョン化という流れの中でハイビジョン中継の設備を持ち合わせていない静岡第一テレビは、第82回(2006年)以降「固定中継点全てのハイビジョン化」という日本テレビの方針に合致できず、人員及び一部機材のみの応援となった。なお、中継車を含む機材については在京の技術会社であるテレテックからレンタルされている。また大手町スタート・ゴールではテレビ新広島(TSS、フジテレビ系列)の完全子会社であるTSSプロダクションから中継車や機材をレンタル(ただし、これは在京の技術会社・千代田ビデオを経由しているものである[注釈 11][21])するなど、遠方にある他系列の関係会社からも機材やスタッフをレンタルするケースもある。
  • 第84回(2008年)では、1号車に使われた日本テレビ中継車107号が屋根上の箱根駅伝のシンボルマークを付けたまま、1月5日から7日までパシフィコ横浜で開催されたトミカ博(日本テレビ主催、タカラトミー協力)の会場内に展示および車内公開され、子供たちの注目を集めた。

インターネット配信

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第96回(2020年)以降、番組公式サイトで、テレビ版と同じ内容をスタート10分前から配信する(但しCMの流れている時間帯も中継映像が配信される場合があり、その際は交通規制や沿道の観戦についての案内が流れる、ニュースおよび今昔物語の時間帯は中継映像のみの配信)。また、第93回(2017年)から番組公式サイトで、各区間1か所から定点カメラの映像を配信する。第94回(2018年)はHuluでも配信され、第96回(2020年)からはTVerでも配信されている(CM中の扱いは公式配信と同様)[22]。第100回大会まであと100日となった2023年9月24日より、番組公式サイトにおいて日本テレビが中継を開始した第63回以降の本大会および第68回以降の予選会のダイジェスト動画を無料で配信する[23]。5・10区のダイジェストには当時時間の都合により放送されなかった学校のゴールシーンも含まれている。

番組としてのウェブサイトは第73回大会から公開されており[24]、当時のウェブサイトの様子はアーカイブサイトなどで確認ができる[25]。当時は中継所及びチェックポイントにおける通過記録を、主にテキスト情報で速報していた。また、大会ごとの担当アナウンサーや解説・ゲストの紹介などのページも設けられており、過去大会のウェブサイトの内容は後年に渡り当時のまま閲覧可能であったが、番組サイトのリニューアルにより公開終了となった[23]

シンボルマーク

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日本テレビ系「箱根駅伝」番組シンボルマーク
「箱根駅伝」オフィシャルロゴマーク
  • 第81回(2005年)からは、富士山日の出をモチーフにしたデザイン(上図左)を番組シンボルマークとして使用している。
    • 「HAKONE EKIDEN」の「A」の文字の裾を広げたデザインで富士山を、「O」の文字を赤く塗りつぶしたデザインで日の出を表現している。シンボルカラーは日本テレビが当時、新CI・VIとして制定していた「日テレ」ロゴに準じている[注釈 12]。また、「SINCE 1920」の表記は第1回箱根駅伝の開催年を表す。
  • 第70回(1994年)から第80回(2004年)まで、「箱根駅伝」の4文字を刻印調に表した箱根駅伝オフィシャルロゴ(上図右)を放送に使用していた時期があり、このロゴは現在でもスタッフジャンパーや箱根駅伝グッズなどに使用されている。なお、このロゴは読売新聞東京本社の登録商標(第3228005号ほか)である。
  • 第63回(1987年)から第69回(1993年)までは直線の上下に「東京箱根間往復」「大学駅伝競走」とゴシック(写研ゴナU」)斜体で横書きし、そのうち「箱根駅伝」の文字のみを拡大したロゴ(当時の箱根駅伝公式プログラムでも使用されていたもの[26])が使用されていた。

テーマ曲

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第85回(2009年)以降のテーマ曲

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第85回(2009年)から、オープニング・エンディングともに久石譲が制作したオリジナルテーマソング「Runner of the Spirit」が用いられている[27]。この曲はテレビ番組のテーマ曲としては珍しく吹奏楽曲として作曲されており、これは中学校の吹奏楽部にも演奏できて親しみやすくするという趣旨である。番組内で流れる曲は東京佼成ウインドオーケストラが演奏を担当している。

第84回(2008年)までのテーマ曲

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  • オープニングテーマには、映画『ネバーエンディング・ストーリー』のサウンドトラックネバーエンディング・ストーリー / オリジナル・サウンドトラック』に収録されている「喜びの飛行」(Happy Flight, クラウス・ドルディンガー作曲)が使用されていた。初期のスタッフである平谷修三がディレクターに推薦したとされる。第85回で「Runner of the Spirit」が使用されるようになってからは本編では使用されなくなったが他番組で箱根駅伝が紹介される時に時折使われることもあり、2023年4月6日に放送された『日テレ系生番組の祭典 生デミー賞2023』でも「喜びの飛行」がBGMとして流れた。
  • 第83回(2007年)までのエンディングテーマには、「I Must Go!」(作詞作曲:ヴァン・マッコイ、歌:トミー・ヤング英語版)が使用されていた。
  • 第84回(2008年)では「I Must Go!」が使用されることはなく、エンディングでは「喜びの飛行」のフル・バージョン(サウンドトラックでは『バスチアンの飛行』〔Bastian's Happy Flight〕の題で別収録)が流された。
  • 第63・64回(1987・1988年)では、日本テレビの「スポーツ行進曲」が使われていた時間帯もあった。
  • 他にCM入り時のBGMとして「風光る」(演奏:姫神)のイントロ部分、「NEVER RUN AWAY」(歌:楠木勇有行)のイントロ部分や「箱根八里」(瀧廉太郎作曲)などが、第1部のBGMとして「銀河伝承」(服部克久作曲)が使用されていた。第85回(2009年)以降はこれらのほか提供クレジット表示中、番宣CM中の曲も全て「Runner of the Spirit」に差し替えられた。
  • コース紹介時のBGM(本間勇輔作曲「友だちだから -夕子のテーマ-」〈フジテレビ系アニメ『名門!第三野球部』サウンドトラックより。作詞:岩里祐穂、歌:山咲夕子〉の冒頭10秒をループ編集させたBGM)のみ第85回(2009年)以降も継続して使用されていたが、第96回(2020年)にて変更されている。それまでインターネット配信ではコース紹介時に配信中断していた(原盤権の兼ね合いと思われる)が、この変更後はコース紹介映像も中断せずに配信されている。

「I Must Go!」について

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  • 日本テレビが中継を開始した第63回(1987年)からエンディングテーマとして使われ、当初は復路のみ使用であったがその後は往路でも使用され、番宣CMにも使われていた。
  • 曲が使用されていた時期は毎年反響が大きく、日本テレビへの問い合わせも数多く寄せられていた。そのため、番組公式サイトのトップ画面に曲名や歌手名、楽曲のCDが発売されていない旨が記載されていた年もあった。この曲は、1978年にアメリカで放送されたテレビ映画『モーゼと呼ばれた女性英語版』のサウンドトラックに収録されていた曲であるが、中継開始時点では収録LPは既に廃盤になっていた。映画はアメリカで黒人奴隷の脱走・南部各州から北部各州への避難を支援した地下組織「地下鉄道」(Underground Railroad)を描いた作品で、そのシステムが駅伝そのものだったために選ばれたとみられる。
  • 番組のラストは、「I Must Go!」に合わせて競走の印象的だったシーンを流し、優勝校のアンカーがゴールテープを切る映像を最後に、東京都心上空のヘリコプター映像へオーバーラップ、番組の制作協力にあたった系列各局[注釈 13]や技術・制作プロダクション、関係機関、そして中継に関わった技術担当者などおおよそのスタッフの氏名(サブアナウンサーも含む)がエンドロールでクレジットされ、例年14:14頃、延べ14時間にわたる中継は終了していた。第69回(1993年)まではエンドロールの最後に「製作著作 日本テレビ」とともに「WE MUST GO」のテロップを表示していた時期もあった。

名物コーナー「箱根駅伝今昔物語」

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中継放送の中で数回、過去の大会を走った選手や支援者などのエピソードが紹介される「箱根駅伝今昔物語」が放送される。

  • もともとは中継映像が途切れた場合の予備映像として制作していたものであったが、制作した日本テレビ側には「これまでに走ったことのある人の話も伝えなければ、箱根駅伝を放送したとは言えない」という自負もあり、箱根駅伝にまつわる様々な逸話や裏話を楽しめるコーナーとなっている。
  • 特に太平洋戦争によって大会そのものの続行が危ぶまれ、その中で学生が軍部との折衝の末に開催を果たした第22回1943年)の経験や、戦地に散った選手が少なからずいた中で生き残った当時の選手達による歴史ある大会を後世に繋げていくためのメッセージに焦点が当たることが多く、伝統と歴史に裏打ちされた駅伝であることを視聴者に印象付けるものである。
  • このコーナーは沿道のスポンサーのライバル企業の事業所が存在している区間で流されることが多く、かつてはキリンビールの工場がある生麦付近(2区・9区)で放送されていた。
  • 初出場校・学生連合チーム初招集校の元箱根選手の指導者などを取り上げる事もある。後者の場合、当該走者が走行している区間で走者を映しながら今昔物語を放送する。
  • 資料や証言の募集は年間を通して随時行われ、新しい資料・証言があれば、それを次年度の中継で紹介することもある。
  • CM前アイキャッチでは、過去の大会の名場面やゴールシーンを放送している。
  • 2023年12月12日には、箱根駅伝第100回を記念し、「箱根駅伝『今昔物語』100年をつなぐ言葉のたすき」(日本テレビ編著・文藝春秋刊、ISBN 4163917926ISBN 978-4163917924)が書籍として発売された[28]

関連番組

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  • 第89回(2013年)より、12月の第4日曜日の夕方にランナーとそれを支える人たちの「絆」に注目した『箱根駅伝 絆の物語』が放送され(一部地域を除く)、第90回(2014年)より『箱根駅伝 絆の物語&スタート直前生情報』が往路の中継直前の5:50 - 6:45に、第95回(2019年)からは『箱根駅伝 往路ダイジェスト&復路直前生情報』が復路の中継直前の5:50 - 6:45に放送される(一部地域を除く)。
  • 第84回(2008年)より、復路の全国ネット中継終了後に『箱根駅伝エクストラ』(2008年・2009年)、『続報!箱根駅伝』(2010年 - )が15:00まで放送される(テレビ大分・テレビ宮崎を除く)。総合優勝チームへのインタビューが行われるほか、中継枠で紹介しきれなかった各選手の様子、監督の談話などをカバーしている。
  • 関東地区では中継後の週末に、選手に随行する運営管理車の中の監督・コーチに密着した事後番組『もうひとつの箱根駅伝』が放送される。箱根人気の影響で地方での放映を求める声もあるが、地上波での放送はネットスポンサーのつかない番組販売の形になるため、一部地域でのみの放送となっている。ただし、衛星放送BS日テレ日テレG+)を通じて全国で視聴が可能である。
  • BS日テレ・日テレG+では、本大会に向けた各校の様子を取材した『密着!箱根駅伝』を毎年9月以降に月1回放送するほか、加えて日テレG+では、過去に日本テレビで実況が行われた1987年度以後の大会を再編集した「箱根駅伝名勝負」や、「箱根駅伝シンポジウム」や「監督激突トークバトル」といった関連イベントの模様を大会直前に放送している。
  • 中継翌日から年内最初の放送が始まる日本テレビの各情報番組では必ずと言っていいほど箱根駅伝の関連特集が組まれる。各番組のスタジオには優勝校の監督・選手全員が招かれ、キャスターからインタビューを受けるのが恒例となっている。

スポンサー

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この放送では大会特別協賛であるサッポロビールが全時間帯の筆頭スポンサーとなっており、「サッポロビール(現在の表記は★SAPPORO新春スポーツスペシャル」の冠が付く。ただし、1社単独協賛番組ではなく複数企業との連合協賛である。サッポロビールでは、現在のコーポレートスローガン「乾杯をもっとおいしく。」と併用する形で、スポーツ中継については協賛社提供クレジットのフレーズを「スポーツマンシップに乾杯!」と表示している。

なお、第86回(2010年)までは正午以降の時間帯でビールなどアルコール商品のCMを流していたが、サッポロビールを含む大手ビールメーカー各社が加盟しているビール酒造組合が「未成年者の飲酒防止の取り組みを強化する」事を理由に、2010年秋より午前5時から午後6時までノンアルコール飲料を除く酒類のテレビ広告放映が自粛(禁止ではなく同組合の「自主基準」に基づいた自主規制)されたため、第87回(2011年)よりアルコール商品のCMが番組内から消滅し、同社の企業CMや箱根駅伝に絡んだ内容のCM、自粛対象とならない一部のノンアルコール商品のCMに限り放映されている。

ネット局

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日本テレビでは、以下のNNS加盟局(テレビ大分を除く)からスタッフ及び中継機材の協力も受けている。なお、当大会の模様は、クロスネット局を含めすべての日本テレビ系列の放送局で生中継をしている。

■印…事前番組[注釈 14]ネット局。

放送局 放送日時 備考
関東広域圏 日本テレビ(NTV)■ 1月2日 7:00 - 14:05(生放送)
1月3日 7:00 - 14:18(生放送)
『新春スポーツスペシャル箱根駅伝』制作局
北海道 札幌テレビ(STV)■
青森県 青森放送(RAB) 第68回(1992年)からフルネット。
岩手県 テレビ岩手(TVI)■
宮城県 ミヤギテレビ(MMT)■
秋田県 秋田放送(ABS)■
山形県 山形放送(YBC)■
福島県 福島中央テレビ(FCT)■
山梨県 山梨放送(YBS) 第69回(1993年)からフルネット。
新潟県 テレビ新潟(TeNY)■
長野県 テレビ信州(TSB)■ 第68回(1992年)からフルネット。
静岡県 静岡第一テレビ(SDT)■ 一時、制作協力が行われなかった時期がある。
富山県 北日本放送(KNB)■
石川県 テレビ金沢(KTK)■ 第67回(1991年)から放送。
福井県 福井放送(FBC)■ 第78回(2002年)からフルネット。テレビ朝日系列とのクロスネット局。
中京広域圏 中京テレビ(CTV)■
近畿広域圏 読売テレビ(ytv)■
鳥取県
島根県
日本海テレビ(NKT)■ 第66回(1990年)からフルネット。
広島県 広島テレビ(HTV)■
山口県 山口放送(KRY)
徳島県 四国放送(JRT)■ 第78回(2002年)からフルネット。
香川県
岡山県
西日本放送(RNC)■
愛媛県 南海放送(RNB)■ 第71回(1995年)からフルネット。
高知県 高知放送(RKC)■ 第77回(2001年)からフルネット。
福岡県 福岡放送(FBS)■
長崎県 長崎国際テレビ(NIB)■ 第68回(1992年)から放送。
熊本県 くまもと県民テレビ(KKT)■
大分県 テレビ大分(TOS)■ フジテレビ系列とのクロスネット局。
一部、ローカルスポンサーに差し替え。
宮崎県 テレビ宮崎(UMK) 第65回(1989年)から放送。第93回(2017年)からフルネット[注釈 15]
フジテレビ系列・テレビ朝日系列とのクロスネット局。
一部、ローカルスポンサーに差し替え。
鹿児島県 鹿児島読売テレビ(KYT)■ 第71回(1995年)から放送。
衛星放送
(全国)
BS日本(BS日テレ) 1月2日 - 1月3日 21:00 - 22:54
(録画放送)
第77回(2001年)から「箱根駅伝ダイジェスト」を放送。
第88回(2012年)までは19:00 - 22:00。
日テレジータス
スカパー!ケーブルテレビ
大会終了後
(年度により同日または後日に遅れ放送)
ダイジェスト版を放送(BS日テレ版の再放送、サッポロビール協賛付)。
第92回(2016年)からは「箱根駅伝G+完全版」と題し、ノーカット版で放送する。

過去のネット局

放送対象地域 放送局 現在の系列 備考
石川県 石川テレビ(ITC) フジテレビ系列 テレビ金沢開局前の1988年、1989年に番販扱いで放送(復路のみ)[29]
長崎県 テレビ長崎(KTN) 1991年まで日本テレビ系列・フジテレビ系列のクロスネット。
長崎放送(NBC) TBS系列 テレビ長崎がネットできない場合に一時期放送。
鹿児島県 鹿児島テレビ(KTS) フジテレビ系列 1994年まで日本テレビ系列・フジテレビ系列のクロスネット(第69・70回(1993・1994年)は非ネット)。

沖縄県では日本テレビ系列の放送局がないため、地上波では一切放送されない。

なお、鹿児島読売テレビのスピルオーバー電波を区域外再放送する形で2020年から沖縄ケーブルネットワークの「テレビにらい」、2023年から宮古テレビにて、本番組のリアルタイム放送を行っている[30][31][32][33][注釈 16]。これにより、一部エリアには限定されるが、沖縄県でも箱根駅伝の視聴が可能になった。

宮崎県では、本番組をテレビ宮崎が放送している一方、日本テレビが筆頭幹事社となっている『全国高等学校サッカー選手権大会』の民間放送43社共同制作機構には宮崎放送(TBS系列)が参加しているため、試合の組み合わせによっては宮崎県代表の出場試合が本番組の裏番組として宮崎放送で放送される場合がある。

歴代視聴率

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※以下のデータはビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム[6][34][35][36][37]
赤文字は歴代最高、青文字は歴代最低の記録。

視聴率
往路 復路
1部 2部 1部 2部
第63回 1987 18.0% 18.7% 14.1% 21.2%
第64回 1988 22.1% 19.2% 19.4% 20.3%
第65回 1989 20.9% 18.7% 19.9% 21.7%
第66回 1990 17.6% 19.4% 20.3% 22.3%
  • 第63回(1987年) - 第66回(1990年)は往路・復路共に2部構成。
  • 第63回(1987年)は往路の10:25 - 12:00、復路の9:25 - 12:00の時間帯は中継を中断していた。
  • 第64回(1988年)は往路の10:25 - 10:50、復路の10:30 - 11:00の時間帯は中継を中断していた。
視聴率
往路 復路
第67回 1991 19.7% 22.7%
第68回 1992 23.2% 26.1%
第69回 1993 26.1% 27.8%
第70回 1994 24.9% 27.3%
第71回 1995 27.1% 28.8%
第72回 1996 29.2% 28.2%
第73回 1997 26.8% 25.4%
第74回 1998 25.7% 26.1%
第75回 1999 25.3% 28.3%
第76回 2000 26.8% 29.0%
視聴率
往路 復路
第77回 2001 24.5% 27.5%
第78回 2002 27.5% 27.0%
第79回 2003 29.3% 31.5%
第80回 2004 25.2% 26.6%
第81回 2005 23.7% 29.9%
第82回 2006 27.6% 29.1%
第83回 2007 27.3% 28.5%
第84回 2008 25.4% 27.7%
第85回 2009 26.5% 27.5%
第86回 2010 27.2% 27.9%
視聴率
往路 復路
第87回 2011 25.1% 29.5%
第88回 2012 27.9% 28.5%
第89回 2013 29.1% 27.9%
第90回 2014 26.8% 27.0%
第91回 2015 28.2% 28.3%
第92回 2016 28.0% 27.8%
第93回 2017 27.2% 28.4%
第94回 2018 29.4% 29.7%
第95回 2019 30.7% 32.1%
第96回 2020 27.5% 28.6%
視聴率
往路 復路
第97回 2021 31.0% 33.7%
第98回 2022 26.2% 28.4%
第99回 2023 27.5% 29.6%
第100回 2024 26.1% 28.3%

歴代実況アナウンサー・解説・ゲスト

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本大会実況アナウンサー

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下記に記載する実況アナウンサー以外にも、放送には出てこない大勢のアナウンサーが裏方として参加している(年末年始にニュースや生放送の特番、高校サッカー選手権を担当するアナウンサーは参加しない)。 ※往路担当は☆、復路担当は★、事後番組担当は▲、○は芦ノ湖スタート・フィニッシュ、●は大手町フィニッシュ。

放送
センター
移動中継車 中継所 小涌園 沿道
リポート
スタート
フィニッシュ
インタビュー 事前番組
事後番組
1号車 2号車[38]
(バイク[39])
3号車 4号車
(バイク)
鶴見 戸塚 平塚 小田原
63回 1987 小川光明 芦沢俊美 山下末則 小倉淳 (運用なし) 白岩裕之 多昌博志 (配置なし) 白岩裕之 多昌博志 (配置なし) 舛方勝宏 増田隆生 (不明)
64回 1988 松永二三男 多昌博志 船越雅史 増田隆生 多昌博志 船越雅史 今井伊佐男 日高直人
65回 1989 山下末則 多昌博志 船越雅史 増田隆生 保坂昌宏 船越雅史 増田隆生 村山喜彦
66回 1990 多昌博志 船越雅史 増田隆生 保坂昌宏 村山喜彦 増田隆生 浅見源司郎 山下末則 保坂昌宏☆
村山喜彦★
67回 1991 村山喜彦 船越雅史 松永二三男 船越雅史 福澤朗 白岩裕之 保坂昌宏☆
松永二三男★
68回 1992 船越雅史 保坂昌宏 松永二三男 鈴木健 保坂昌宏 後藤俊哉 多昌博志 松永二三男
69回 1993 鈴木健 村山喜彦 保坂昌宏 後藤俊哉 村山喜彦 河村亮 山下末則 松永二三男
70回 1994 村山喜彦 保坂昌宏 鈴木健 増田隆生 保坂昌宏 後藤俊哉 多昌博志
71回 1995 芦沢俊美 山下末則 河村亮 松永二三男 小川光明
72回 1996 松永二三男 増田隆生 河村亮 保坂昌宏 後藤俊哉 平川健太郎 藤井貴彦 村山喜彦
73回 1997 山下末則 船越雅史 増田隆生 金子茂 平川健太郎 今井伊佐男 吉田填一郎 後藤俊哉 鈴木君枝 松永二三男
74回 1998 平川健太郎 松永二三男 河村亮 羽鳥慎一 舟津宜史 村山喜彦
75回 1999 多昌博志 平川健太郎 河村亮 村山喜彦 羽鳥慎一 若林健治 増田隆生
76回 2000 船越雅史 村山喜彦 平川健太郎 河村亮 羽鳥慎一 矢島学
77回 2001 船越雅史 村山喜彦 河村亮 羽鳥慎一 平川健太郎 矢島学 蛯原哲 町田浩徳 多昌博志 吉田填一郎 小川光明
78回 2002 平川健太郎 矢島学 羽鳥慎一 小倉淳 菅谷大介
79回 2003 河村亮 羽鳥慎一 町田浩徳 平川健太郎 蛯原哲 矢島学 菅谷大介 高橋雄一 小川光明
柴田倫世
寺島淳司
瀬古利彦
80回 2004 矢島学 羽鳥慎一 高橋雄一 新谷保志 平川健太郎 小川光明 小川光明
柴田倫世
81回 2005 船越雅史 河村亮 平川健太郎 蛯原哲 町田浩徳 菅谷大介 新谷保志 高橋雄一 森圭介 村山喜彦 山下末則 山下末則
杉上佐智枝
82回 2006 平川健太郎 矢島学 森圭介 新谷保志 田中毅 町田浩徳 高橋雄一
83回 2007 村山喜彦 蛯原哲 町田浩徳 田中毅 森圭介 新谷保志 河村亮 菅谷大介 菅谷大介
杉上佐智枝
84回 2008 新谷保志 町田浩徳 森圭介 高橋雄一 田中毅 上重聡 菅谷大介
佐藤良子
85回 2009 河村亮 蛯原哲 矢島学 町田浩徳 森圭介 新谷保志 上重聡 高橋雄一 青木源太 平川健太郎
86回 2010 町田浩徳 森圭介 新谷保志 高橋雄一 菅谷大介 矢島学 矢島学
佐藤良子
87回 2011 新谷保志 町田浩徳 森圭介 青木源太 佐藤義朗 矢島学
森麻季
佐藤良子▲
88回 2012 森圭介 町田浩徳 青木源太 菅谷大介 上重聡 矢島学☆
菅谷大介★
矢島学
佐藤良子
89回 2013 町田浩徳 新谷保志 菅谷大介 佐藤義朗 辻岡義堂 矢島学☆
佐藤良子★
矢島学
徳島えりか
90回 2014 新谷保志 森圭介 上重聡 町田浩徳 佐藤義朗 青木源太 菅谷大介 蛯原哲 平川健太郎☆
徳島えりか★
平川健太郎
水卜麻美
91回 2015 平川健太郎 町田浩徳 佐藤義朗 森圭介 辻岡義堂 安藤翔 徳島えりか☆
菅谷大介★
村山喜彦
水卜麻美
92回 2016 町田浩徳 森圭介 佐藤義朗 青木源太 上重聡 菅谷大介 辻岡義堂 後藤晴菜
徳島えりか★
93回 2017 蛯原哲 町田浩徳 辻岡義堂 安藤翔 上重聡 山本健太 菅谷大介 杉野真実
後藤晴菜★
村山喜彦
水卜麻美
徳島えりか
94回 2018 上重聡 山本健太 安藤翔 平松修造 村山喜彦
辻岡義堂
水卜麻美
徳島えりか
95回 2019 蛯原哲 森圭介 上重聡 安藤翔 山本健太 辻岡義堂 町田浩徳 村山喜彦☆
後藤晴菜★
河村亮
徳島えりか
水卜麻美
杉野真実
96回 2020 佐藤義朗 森圭介 平松修造 伊藤大海 徳島えりか 河村亮
後藤晴菜
水卜麻美▲
杉野真実▲
97回 2021 安藤翔 山本健太 町田浩徳 伊藤大海 平松修造 梅澤廉 森圭介 後藤晴菜☆
菅谷大介★
菅谷大介☆
杉野真実☆▲
徳島えりか★
後藤晴菜★
水卜麻美▲
98回 2022 山本健太 上重聡 平松修造 梅澤廉 伊藤大海 町田浩徳 後藤晴菜 杉野真実☆
菅谷大介★
菅谷大介☆
杉原凜
杉野真実★
佐藤梨那
徳島えりか▲
石川みなみ
99回 2023 森圭介 中野謙吾 山本健太 平松修造 安藤翔 大町怜央 杉野真実 上重聡○
菅谷大介●
町田浩徳☆
上重聡★
菅谷大介☆
市來玲奈
町田浩徳★
佐藤梨那★
徳島えりか▲
弘竜太郎
100回 2024 山本健太 平松修造 伊藤大海 梅澤廉 北脇太基 町田浩徳 上重聡○
森圭介●
村山喜彦☆
菅谷大介★
菅谷大介☆[40]
村山喜彦★
弘竜太郎
徳島えりか▲
石川みなみ▲
101回 2025 蛯原哲 平川健太郎 梅澤廉 北脇太基 杉野真実 大町怜央 杉原凛 石川みなみ 中野謙吾 佐藤梨那☆
菅谷大介★
町田浩徳
弘竜太郎
辻岡義堂▲
佐藤梨那▲

本大会解説・ゲスト

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※往路担当は☆、復路担当は★、第1部担当は△、第2部担当は▲。

放送センター解説 1号車解説 往路ゲスト 復路ゲスト
第63回 1987年 関根忠則 大久保初男 服部誠
佐藤光信
酒匂真次
土谷和夫
昼田哲士
第64回 1988年 横溝三郎 石井隆士
佐藤進
谷口浩美
宗猛
横道正憲
篠田正浩
第65回 1989年 大塚正美 瀬古利彦
只隈伸也
奥貫博
工藤康弘
第66回 1990年 水田信道 横溝三郎 小指徹 佐々木亘
(旧姓:坂本)
第67回 1991年 山田和人 野房和彦
第68回 1992年 横溝三郎 大久保初男 実井謙二郎 仲村明
第69回 1993年 平塚潤 島嵜貴之
第70回 1994年 谷口浩美 帖佐寛章
第71回 1995年 碓井哲雄 武井隆次 黒木純
第72回 1996年 櫛部静二
奈良修
広瀬諭史
本川一美
第73回 1997年 渡辺康幸 藤脇友介
重田真孝
第74回 1998年 小林雅幸 浜野健
市川大輔
第75回 1999年 瀬古利彦
中馬大輔
中野幹生
藤田幸則
第76回 2000年 谷口浩美
三代直樹
佐藤信之
藤田敦史
第77回 2001年 近藤重勝 西田隆維
山田和人
第78回 2002年 坪田智夫 西田隆維
高橋謙介
第79回 2003年 徳本一善 武井隆次
高橋正仁
第80回 2004年 横溝三郎☆
碓井哲雄★
瀬古利彦 澤木啓祐
藤原正和
谷口浩美
松下龍治
第81回 2005年 碓井哲雄☆
横溝三郎★
諏訪利成 尾方剛
内田直将
第82回 2006年 藤田敦史 越川秀宣
第83回 2007年 碓井哲雄☆
青葉昌幸
徳本一善
村上康則
板倉克宜
糟谷悟
第84回 2008年 碓井哲雄 佐藤敦之
今井正人
藤田敦史
山下拓郎
第85回 2009年 今井正人
上野裕一郎
安西秀幸
駒野亮太
第86回 2010年 伊達秀晃
竹澤健介
堺晃一
伊藤一行
第87回 2011年 佐藤悠基
大西智也
髙林祐介
尾﨑貴宏
第88回 2012年 中井祥太
宇賀地強
高見諒
高野寛基
第89回 2013年 柏原竜二
鎧坂哲哉
井上翔太
八木勇樹
第90回 2014年 大塚正美
武井隆次
出岐雄大
榎木和貴
千葉健太
第91回 2015年 設楽啓太
服部翔大
窪田忍
廣瀨大貴
第92回 2016年 碓井哲雄☆
瀬古利彦★
渡辺康幸 村山謙太
田口雅也
藤川拓也
井上大仁
第93回 2017年 瀬古利彦☆
碓井哲雄★
村澤明伸
神野大地
中村匠吾
服部勇馬
第94回 2018年 大迫傑
一色恭志
佐藤悠基
服部弾馬
第95回 2019年 鈴木健吾
田村和希
大塚祥平[注釈 17]
第96回 2020年 中村匠吾
森田歩希
設楽悠太
湊谷春紀
第97回 2021年 相澤晃
浦野雄平
館澤亨次
鈴木塁人
第98回 2022年 瀬古利彦 大迫傑
鈴木健吾
𠮷田圭太
小林歩
第99回 2023年 星岳
宮下隼人
飯田貴之
佃康平
第100回 2024年 今井正人
田澤廉
嶋津雄大
山野力
岸本大紀
若林陽大
第101回 2025年 瀬古利彦☆
大後栄治
三浦龍司
鈴木芽吹
吉居大和
葛西潤
佐藤一世
伊地知賢造

予選会

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放送センター 2号車 3号車 後続実況 リポート
実況 解説 ゲスト
第68回 1991年 多昌博志 (配置なし) (配置なし) (配置なし) (配置なし) 鈴木健
第69回 1992年 芦沢俊美 横溝三郎 上田誠仁 多昌博志
鈴木健
第70回 1993年 進藤吉紀
第71回 1994年 千葉信彦 村山喜彦 保坂昌宏
松永二三男
第72回 1995年 (配置なし) 松永二三男 増田隆生 平川健太郎
村山喜彦
第73回 1996年 山下末則 藤脇友介 船越雅史 金子茂 今井伊佐男
吉田塡一郎
平川健太郎
松永二三男
第74回 1997年 磯松大輔 松永二三男 平川健太郎 舟津宜史
吉田塡一郎
羽鳥慎一
増田隆生
第75回 1998年 碓井哲雄 山本佑樹 多昌博志 河村亮 羽鳥慎一
吉田塡一郎
若林健治
増田隆生
第76回 1999年 船越雅史 村山喜彦
矢島学
増田隆生
第77回 2000年 河村亮 (配置なし) (配置なし) (配置なし) (配置なし)
第78回 2001年 平川健太郎
第79回 2002年 河村亮 碓井哲雄 多昌博志
平川健太郎
第80回 2003年 平川健太郎 高橋雄一
第81回 2004年 河村亮 蛯原哲
森圭介
第82回 2005年 (配置なし)
第83回 2006年 平川健太郎 町田浩徳
第84回 2007年 高橋雄一 杉上佐智枝
松尾英里子
第85回 2008年 菅谷大介
松尾英里子
第86回 2009年 森圭介 (配置なし)
第87回 2010年 新谷保志 松尾英里子
第88回 2011年 矢島学 菅谷大介
第89回 2012年 森圭介 水卜麻美
第90回 2013年 平川健太郎 早川翼 菅谷大介 辻岡義堂 徳島えりか
第91回 2014年 菅谷大介 寺田夏生 新谷保志 森圭介
徳島えりか
第92回 2015年 碓井哲雄
渡辺康幸
(配置なし) 安藤翔 山本健太 青木源太
平川健太郎
後藤晴菜
第93回 2016年 平川健太郎 碓井哲雄 村山紘太 町田浩徳 後藤晴菜
上重聡
第94回 2017年 戸田雅稀 上重聡 後藤晴菜
梅澤廉
第95回 2018年 上重聡 栃木渡 山本健太 梅澤廉 平川健太郎
杉野真実
第96回 2019年 碓井哲雄
渡辺康幸
堀尾謙介 伊藤大海 梅澤廉
後藤晴菜
第97回 2020年 碓井哲雄 前田康弘
伊藤達彦
(配置なし) 安藤翔
梅澤廉
平松修造
第98回 2021年 森圭介 渡辺康幸 長門俊介
阿部弘輝
菅谷大介
徳島えりか
山本健太
伊藤大海
第99回 2022年 安藤翔 藤原正和 菅谷大介 森圭介
徳島えりか
弘竜太郎
第100回 2023年 平川健太郎 大八木弘明 弘竜太郎
伊藤大海
北脇太基
佐藤梨那
第101回 2024年 蛯原哲 大後栄治 伊藤大海 弘竜太郎 (配置なし) 北脇太基
山本里咲

スタッフ

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2024年(第100回)現在

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  • マイクロプラン:藤原将展(第100回) 
  • 音声プラン:瀧島要介(第99回-)
  • エリアTD(テクニカルディレクター):沼田広美(第99回-、以前はマイクロプラン)
  • 総合TD(テクニカルディレクター):岡田直紀(第100回、以前はマイクロプラン)
  • テクニカルマネージャー(TM):川合亮(第99回-、以前は音声プラン)
  • ディレクター:生山太智、上本一(共に第100回)
  • 総合ディレクター:松岡祐樹(第99回-、以前はディレクター)
  • プロデューサー:望月浩平(第97回 - 、以前は総合ディレクター)
  • チーフプロデューサー:市川浩崇(第98回 - 、以前は総合ディレクター→プロデューサー)
  • 製作著作:日本テレビ

歴代番組スタッフ

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  • 技術:矢沢直樹、中村洋二(札幌テレビ)、渡辺洋、古井戸博、天野重幸、北野政憲、村上孝一、宮下英俊、山岸真、杉本好造、一本哉、片柳幸夫、今村公威、勝見明久、原泰造、熨斗賢司、福王寺貴之、山口裕司、山本英雄、島村隆宏、小椋敏宏、渡邊勇二、鎌倉和由、保刈寛之、蔦佳樹、各務裕之、大竹弘一、牛山雅博、清野理、伊東俊哉
  • マイクロプラン:江頭恭二、小野敏之、尾山直樹
  • 音声プラン:清水秀明、岡田洋一、櫻田勝博、中島和真
  • 総合テクニカルディレクター:須田昌宏、天野重幸、勝見明久、柴田康弘、佐治佳一、山本英雄、神田洋介、渡邊勇二、菅谷典彦、上野豊(上野→以前はエリアTD)、高橋尚志(第98,99回)
  • エリアテクニカルディレクター:大西一孝、山中隆吉、大森達雄、水島光一、矢込宏敬、神田洋介、小澤郁彌、菅谷典彦、山口裕司、黒木貴博、鈴木雄仁、上野豊、大越克人(大越→以前は技術)、小峰祐司
  • テクニカルマネージャー:佐治佳一、山本聡一(山本→以前は技術、エリアTD)
  • ディレクター:平谷修三、竹下洋、丸山公夫、菊池剛太、黒岩直樹、梅垣進、新井直彦、村手武治、実成俊也、宮本修二、岡部智洋、稲垣眞一、柴田哲志、松本達夫、橋本敦、岡田謙吾、酒井基成、渡瀬慶吾、市川浩崇、笈川真、紀内良彦、水田貴久、木村拓也、松本和将(松本和→第98,99回)
  • 総合ディレクター:田中晃、実成俊也、橋本敦、岡部智洋、稲垣眞一、木戸弘士、市川浩崇、椿亮輔(椿→以前はディレクター)
  • プロデューサー:坂田信久、柴田哲志、黒岩直樹、新井直彦、今村司、土谷幸弘、橋本敦、鶴田史隆、木村拓也(木村→以前はディレクター)
  • チーフプロデューサー:黒岩直樹、岩崎泰治、宗田英成、木戸弘士(木戸→第95-97回、以前は総合ディレクター)
  • 制作:島田康生、稲垣利照、中畑成、福田泰久、小湊義房、長尾泰希、今村司、松本達夫、新井直彦

予選会中継

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10月中旬の土曜日陸上自衛隊立川駐屯地立川市街地→国営昭和記念公園の全長21.0975kmのコースで行われる予選会は『★SAPPOROスポーツスペシャル 第○回箱根駅伝予選会』(サッポロビールスポーツスペシャル だい○かいはこねえきでんよせんかい)として、本大会同様にサッポロビールが筆頭スポンサーとなって放送される。

第90回(2013年)以降の対応

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第89回(2012年)以前の対応

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  • 日本テレビでの予選会録画中継は第68回(1991年)から開始された。日テレG+では第78回(2001年)から生中継を開始した。
    • 地上波では当日午後に90分枠でダイジェスト版が放送されていた。山梨放送でも同時ネットされる場合があった(例:山梨学院大学が本大会でシード権獲得できなかった回の翌予選会等)。
    • 日テレG+では9:15 - 12:00に生放送されていた。第89回(2012年)はBS日テレで翌日午後にダイジェスト版が放送された。
  • 大井埠頭日曜日に開催されていた時期は、地上波では当日午後に放送していた。立川での土曜日開催となった第77回(2000年)以降は、第81回(2004年)までは翌週日曜日、第82回(2005年)・第83回(2006年)は翌日の放送となり、第84回(2007年)からは再び当日午後の放送となった。立川移行当初の第77回から第78回は解説者がおかれず放送時間も短縮となるなど大幅に放送体制が縮小されていた。開催から放送までの期間が空いていたこともあり、第77回はレース内容よりも出場校への取材VTRに重点を置いた構成となっていた。
  • 日本テレビ以外の系列局は任意ネットとなっていた。
    • 青森放送では、かつては本大会往路直前の1月2日早朝に、その後は年末の午前に放送していた。
    • 読売テレビでも10月下旬頃、もしくは年末の深夜に録画放送を実施していたことがあった。
    • 第86回(2009年)は札幌テレビ山形放送で同時ネットされた。

番組に関するエピソード

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  • 第63回(1987年)では最終10区を走っていた順天堂大学のランナーが突然興奮して飛び出してきたファンと接触し転倒するも、動揺することなく走り続けたシーンが生中継された。最近では、放送中に必ず沿道の観戦についての注意がアナウンスされており、特に往路で観客と運営管理車の接触事故が発生[45]した第87回(2011年)では、復路の放送の際に繰り返し注意を呼びかけていた。
  • 第64回(1988年)の復路の中継で選手が箱根登山鉄道の踏切を渡る前に遮断機が下り始め、移動中継車が踏切の手前で立ち往生する間に選手が遮断機を潜り抜け、後から移動中継車がなかなか追いつけなかったというハプニングがあった。当時は駅伝の状況に関わらず、鉄道の運行を優先するルールとなっていた。こうした選手たちの遮断機の潜り抜けが危険なことから、箱根登山鉄道は2000年ごろより電車とランナーが交錯しそうなときは、電車を踏み切り近くで止め、ランナーを優先にしている[46]
  • 第100回(2024年)の往路の中継において、第1部『まもなく箱根駅伝 往路』は体裁上放送されたものの、本来送るべき直前情報は大幅に縮小され、実質的に令和6年能登半島地震関連の報道特別番組となった。報道フロアからは前枠の『NNNニュース』から引き続き辻岡義堂浦野モモが担当した。また、中継本編(1区と4区の2回)でも2018年以来6年ぶりにニュース中断の設定を行った。なお、復路の中継の第1部『まもなく箱根駅伝 復路』は従来通りの内容で放送された。

ミニ番組

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2011年からは出場するチームのエピソードや注目選手を紹介するミニ番組が日本テレビで年末に放送されている。

  • 2011年と2012年の10月から12月の毎週日曜日0:50 - 0:55(土曜深夜)にはサッポロビールなど翌年放送分の『箱根駅伝』のスポンサー提供のミニ番組『箱根駅伝への道』が放送されていた。
  • 2013年には12月10日から31日までの火曜日 - 金曜日の未明に全12話のミニ番組『箱根駅伝のツボ』が放送された。
  • 2014年には12月9日から31日までの火曜日 - 金曜日の未明に全12話のミニ番組『箱根駅伝の刻』が放送された。
  • 2015年には12月8日から火曜日 - 木曜日の未明にミニ番組『箱根駅伝の風』が放送される。

箱根駅電

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第83回(2007年)にはJR東日本山手線の一部電車を「DIGITAL箱根駅」と称し、日本テレビの地上デジタル放送を活用した車内での生放送を実施した[47]。また「箱根駅伝ギャラリー列車」と称し、各出場大学のを模したラッピングが施された山手線車両を運行した(第84回(2008年)も実施(第546編成))。

関連項目

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  • 風が強く吹いている - 三浦しをんの小説。2009年に映画化、2018年にTVアニメ化され、箱根駅伝を目指す学生を取り上げた。なお、映画内では日本テレビアナウンサーによる実況とリポートが放送[注釈 22]され、往路のゴール[注釈 23]シーンでは、ゴール地点の中継を担当する河村亮アナウンサー[注釈 24]も登場した。また、本番の中継でも使われる日本テレビ中継車も使われた。

脚注

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注釈

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  1. ^ 初期のアイキャッチのタイトルでは「サッポロビールスペシャル・箱根駅伝」と表示されていたが、現在は「★SAPPORO新春スポーツスペシャル・箱根駅伝」となっている。
  2. ^ 第97回(2021年)については新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、「応援したいから、応援にいかない。」を、第98回(2022年)については「さあ、山を越えて」をそれぞれキャッチコピーに用いていた。
  3. ^ 箱根駅伝が高視聴率番組となって以降、同時間帯の裏番組はNHKを除く民放各局は新規収録番組を編成せず、ドラマ・バラエティの再放送を編成することがほとんどとなり、系列局はさらに独自編成を組んでいる例が多い。なお、箱根駅伝中継が行われていなかった頃は、新規収録の全国ネット特番を編成する局もあった[4][5]
  4. ^ なお、NHKは1980年(第56回)に当時モスクワオリンピック(後日日本は出場ボイコットを決定)の男子マラソンに出場することが有力視されていた瀬古利彦(早稲田大学)が2区を走ることから、2区の模様のみ、『日本の新春』という列島リレー番組にてテレビ中継したことがある[13]
  5. ^ 後者に関しては実際にテストも行ったが、気球を目撃した地元住民から「UFOを見た」と警察に通報が入る騒動も起きた。
  6. ^ 中継で場所を伝える際は地名や公共施設を紹介するのが原則となっている。
  7. ^ a b 同時期開催・同系列放送の『全国高等学校サッカー選手権大会』との兼務、ないしはシフト担当者あり。
  8. ^ 陸連役員や実業団チームの監督・コーチのほか、現在実業団チームの陸上部で活躍する現役選手も2 - 3名程度参加。中にはニューイヤー駅伝を元日に走り終えてからこの箱根駅伝の解説に参加する選手もいる。また、DeNA陸上部総監督(2013年までは「ヱスビー食品スポーツ推進局長」)で早稲田大学OBの瀬古利彦も、2014年を除き、ニューイヤー駅伝の解説を務めた後、当中継の解説を務める。
  9. ^ 第80回(2004年)時点では1号車=黄、2号車=青緑、3号車=白、4号車(バイク)=桃となっていた。第71回(1995年)以前は1号車=黄、2号車=桃、3号車=青緑であった。
  10. ^ 2006年に東京国際マラソン横浜国際女子駅伝札幌国際ハーフマラソン24時間テレビチャリティーマラソンにおいて使用実績あり。青森県民駅伝競走大会では更新後も2007年まで標準画質で運用。
  11. ^ 2005年(第81回大会)から2017年(第93回大会)まで使用された。
  12. ^ 2021年(第97回)は前述の「応援したいから、応援にいかない。」のキャッチコピーに合わせて完全赤色のロゴも使用している。
  13. ^ クロスネットでありNNSに加盟していない(NNNには加盟している)テレビ宮崎は含まれない。
  14. ^ 2013年以降の『箱根駅伝 絆の物語&スタート直前生情報』・『箱根駅伝 往路ダイジェスト&復路直前生情報』。
  15. ^ 第83回(2007年)までの往路は深夜にダイジェストを放送。第84回(2008年)から第90回(2014年)の往路は12:00飛び乗り。第91回(2015年)・第92回(2016年)の往路は9:00飛び乗り。第86回(2010年)と第87回(2011年)の復路は7:00 - 8:00に『ボクらの時代新春SP』を放送したため8:00飛び乗り。
  16. ^ ただし、字幕放送・連動データ放送には対応していない。
  17. ^ 設楽悠太も出演予定だったが、体調不良のため欠席となった。
  18. ^ 第90回(2013年)は9:30 - 11:25。
  19. ^ 特に『ZIP!』や『スッキリ』、『news every.』といった生番組の放送がなくなり当該時間帯がローカルセールス枠になる時期に集中している。
  20. ^ 青森放送の場合、2014年は12月26日15時50分から、2015年は12月30日14時05分から、2016年は12月31日17時30分からそれぞれ放送。
  21. ^ BS日テレでは絨毯の上にカラー表示(冠筆頭・サッポロビールはバナー表示)を行う局独自の方式になっている。
  22. ^ 但し、テロップ類は独自のもの。
  23. ^ 本番のゴール地点は東京・大手町の「読売新聞(旧)東京本社前」だが、映画でのゴール地点は設定上は大手町だが、実際は大手町ではない。
  24. ^ 本番の大会では「移動中継車1号車」からの中継を担当。

出典

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  1. ^ “日本テレビが中継開始/写真で見る第63回箱根駅伝”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2020年12月11日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/photonews/photonews_nsInc_202012040000204-14.html 2020年12月11日閲覧。 
  2. ^ 佐野慎輔 (2023年12月22日). “箱根駅伝100回大会 — 危機を乗り越えた金字塔”. 笹川スポーツ財団. 2024年1月2日閲覧。
  3. ^ “順大4年連続8度目V/写真で見る第65回箱根駅伝”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2020年12月17日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/photonews/photonews_nsInc_202012040000208-0.html 2020年12月17日閲覧。 
  4. ^ 「箱根駅伝」の裏番組は…各局の個性が出る傑作選&再放送”. スポーツニッポン (2017年1月1日). 2024年1月2日閲覧。
  5. ^ 日テレ「箱根駅伝」が史上最高視聴率 ライバル局は再放送でお茶を濁して“試合放棄””. 週刊新潮. p. 2 (2019年1月6日). 2024年1月2日閲覧。
  6. ^ a b 東京箱根間往復大学駅伝競走(日本テレビ)歴代視聴率 【関東地区】”. 株式会社ビデオリサーチ. 2022年11月19日閲覧。
  7. ^ a b “順大が13年ぶり優勝/写真で見る第55回箱根駅伝”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2020年11月26日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/photonews/photonews_nsInc_202011120000788-12.html 2020年12月7日閲覧。 
  8. ^ a b c 上田悠太「「バカか」一蹴された中継が危機救う/箱根連載1」『nikkansports.com』(日刊スポーツ新聞社)2020年12月28日。2021年1月6日閲覧。
  9. ^ その経緯については『「箱根駅伝」―不可能に挑んだ男たち』(著:原島由美子、出版:ヴィレッジブックス)でノンフィクションとして書籍化されている。
  10. ^ a b 木村元彦 (2018年1月10日). “なぜ箱根駅伝中継は面白いのか「テレビが箱根を変えてはいけない」”. Yahoo!ニュース. 2022年1月3日閲覧。
  11. ^ 小口瑞乃 (2021年12月22日). “元日テレプロデューサー坂田信久氏の“プロジェクトX” 高校サッカー選手権冬の風物詩までのいばらの道”. スポーツ報知. 2023年12月30日閲覧。
  12. ^ a b 中西崇太 (2023年12月30日). “【箱根駅伝】日テレ 1986年〝生中継〟決断も…懸念材料に「高校サッカー」と「報道事故」”. 東京スポーツ. 2023年12月30日閲覧。
  13. ^ 荻島弘一 (2024年1月2日). “箱根駅伝で“大博打”に出たNHKが全国中継したワケ たった3分間、一度だけ実現した知られざる過去”. THE ANSWER. p. 2. 2024年1月2日閲覧。
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  20. ^ @moritwi (2020年1月2日). "6区は下り坂が続くということで二輪の安定性も考慮して、2号4号のアナウンサーはラスト3kmで合流します。". X(旧Twitter)より2020年1月3日閲覧
  21. ^ TSSプロダクション・WHAT'S NEW - インターネットアーカイブによるキャッシュ。
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  38. ^ 第85回大会までの2号車は中継車仕様。
  39. ^ 第86回大会以降の2号車はバイク仕様。
  40. ^ 実際には能登半島地震に伴う事前枠の内容変更に伴い、出演が無くなっている。
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外部リンク

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