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笑点 大博覧会 DVD-BOX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

笑点大博覧会DVD-BOX』(しょうてんだいはくらんかいでぃーぶいでぃーぼっくす)は、『笑点』40周年記念として2005年(平成17年)11月23日に発売されたDVD。製作・発売元は日テレアックスオン

概要

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『笑点』40年の歴史が5巻に分けて収録されている。

出演者

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立川談志前田武彦が司会を務めた時代の映像は日本テレビに現存していないため、このDVDには三波伸介時代以降の映像のみを収録。

DVD全体の進行役(発売当時の笑点メンバー)

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過去のVTRに登場する歴代笑点メンバー

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ナレーター

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各巻概要

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収録されている大喜利は大幅な編集がなされているものが多く、一部の答えや挨拶部分等がカットされているものが見受けられる。また、三波時代途中まで本編中に挿入していたCMテロップにはモザイク処理がされている。

1巻目 爆笑大喜利・40年の歩み~上巻~

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三波伸介愛川欽也司会の大喜利が収録されている。

笑点メンバー
収録内容
  1. ごあいさつ
  2. 笑点の歴史
  3. 浅草大喜利(1973年(昭和48年)8月26日放送)(第369回)
    浅草寺日本テレビ開局20周年を記念して開催されたもので、現在『笑点』の映像で残っているものでは一番古い。収録されているのは大喜利のみだが、この他にも往年の演芸界の大物らも集まって行われた座布団供養や、笑点メンバーが花魁に扮して仲見世を練り歩くイベントもあった(放送では三波・下記の通り足を骨折していた5代目円楽・談志が実況していた)。
    同年7月29日に座布団10枚で胴上げをされるが転落し5代目円楽は足を骨折している。
    3問目はちびっ子大喜利のメンバーと組んでおり、5代目圓楽と組んでいるのは山田隆夫である。
  4. ある冬の日の大喜利(1975年(昭和50年)2月9日放送)
    現存しているレギュラー大喜利で後楽園ホールで収録した映像で一番古いもの。
  5. 10周年記念大喜利(1976年(昭和51年)8月22日放送)
    『笑点』放送10周年と放送回数500回を記念し、京王プラザホテルにて収録したもの。
  6. 圓楽卒業記念大喜利(1977年(昭和52年)3月27日放送)
    5代目圓楽が落語に専念するため、番組卒業を記念した大喜利。
  7. サンフランシスコ大喜利(1978年(昭和53年)4月30日5月7日放送)
    日本テレビ放送網開局25周年を記念して、初の海外収録をしたもの。
  8. ハワイ大喜利(1980年(昭和55年)10月5日10月12日に放送)
    『笑点』放送15周年を記念したもの。
    初回放送日である10月5日未明に小圓遊が巡業先の山形県内で急逝したため、これが小圓遊の最後の大喜利になった。
  9. 三波伸介・最後の大喜利(1982年(昭和57年)12月26日放送)
    年忘れ大喜利大会。
    三波が亡くなる4日前の12月4日に収録したもので、これは笑点メンバーが若手大喜利のメンバーと共に出演した。歌丸・こん平・楽太郎は、弟子又は弟弟子と組んでいるため、座布団が2枚から始まっている。
  10. 鶴亀大喜利(1983年(昭和58年)1月2日放送)
    1問目の途中まで収録されている。
    DVDでは鶴組の出演部分のみ画面も小さく、引きの映像でも笑点メンバーのみをアップにしているため、画像が荒い。
    • 司会:愛川欽也 - 前年12月8日に三波が急死したため、代理で大喜利司会を担当。結局1回限りで、この次の放送回から5代目円楽が復帰した。愛川が亡くなった時の日本テレビの情報番組でもこのDVDの映像が紹介された。
    • 鶴組 - 全員上方噺家であるが、DVDではその出演部分が全てカットされている。
    • 亀組
      • 桂歌丸
      • 林家九蔵
      • 三遊亭楽太郎
      • 林家木久蔵
      • 古今亭朝次
      • 林家こん平
    • 座布団運び:松崎真(亀組) - 鶴組の座布団運びは、上述した出演部分が全てカットされているため不明。
  11. 結びのひとこと

2巻目 爆笑大喜利・40年の歩み~下巻~

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5代目三遊亭圓楽司会の大喜利が収録されている。

笑点メンバー
  •    5代目三遊亭圓楽
  •    桂歌丸
  •    林家こん平
  •    林家木久蔵
  •    三遊亭好楽
  •    三遊亭小遊三
  •    三遊亭楽太郎
  •    7代目桂才賀
  •    山田隆夫
収録内容
  1. ごあいさつ
  2. 金字塔!1000回記念大喜利(1985年(昭和60年)12月22日放送)
    『笑点』放送1000回と間近となった放送開始20周年を記念したもの。10周年時と同様に京王プラザホテルから放送した。
    この回は、大喜利が6人制になってからは初めての3対3のチーム対抗戦形式だった。
    • 司会:5代目三遊亭圓楽
    • こん平チーム
      • 林家こん平
      • 三遊亭楽太郎
      • 7代目桂才賀
    • 歌丸チーム
      • 桂歌丸
      • 林家木久蔵
      • 三遊亭小遊三
    • 座布団運び:山田隆夫(こん平チーム)・林家うん平(歌丸チーム)
  3. 圓楽節 絶好調!!(1988年(昭和63年)3月6日放送)
    5代目圓楽が余りにも調子がいい為、1問目の終わりには歌丸以外の座布団が無い事態が発生してしまった。
    1問目のネタはどんな映画には、どんな食べ物が合うかという問題だった。
  4. 大喜利 in 伝説の寄席 若竹1988年(昭和63年)4月3日放送)
    若竹開館3周年を記念して収録したもの。
    この回からは才賀に代わり好楽が復帰し、以後16年間続いた歴代最長メンバー陣になる。
  5. 武道館から生放送!!(1989年(平成元年)8月27日放送)
    24時間テレビ内での毎年恒例の生放送。
    DVDに収録された通り、当時は座布団一枚につき一万円を寄付するというシーンが放送され、メンバーが募金を嫌がっているともとれるようなやりとりがみられたところを視聴者から「チャリティー番組なのにけしからん」と抗議を受けることとなり、1991年からは大喜利の前に募金を自ら寄付するようになった。
    3問目で歌丸がこの放送から3か月後に閉館される若竹の将来を予見するような答えを披露した。
  6. ある秋の日の大喜利です…(1991年(平成3年)10月27日放送)
    1問目から3問目の途中まで収録されている。
  7. お正月・戌年大喜利(1994年(平成6年)1月1日放送)
  8. 30周年記念・香港大喜利(1997年(平成9年)4月20日放送)
    1問目から2問目の途中まで収録されている。
    『笑点』放送30周年を記念した90分放送の特番で、大喜利は通常より1問多い4問だった。
  9. クリスマスはあのかぶり物で…(1997年(平成9年)12月21日放送)
    3問目のみ収録。トナカイに扮したメンバーが泣きながら、5代目圓楽扮するサンタクロースに不満を訴えるというもの。
    途中、歌丸が回答の中でその年の大喜利に登場した被り物を振り返っている。
  10. 郵便番号7ケタ改定記念(1998年(平成10年)2月1日放送)
    1問目のみ収録。
    この回では、5代目圓楽が眼鏡をしている。
  11. 史上最短の答え!?&ウソ発見器大喜利(1998年(平成10年)4月12日放送)
    1問目に、5代目圓楽が下北半島ロケに行ったときの話をして、それをヒントに作成された問題だと明かした。
    3問目で、楽太郎の発言を5代目円楽は全部信じなかった。
  12. 年忘れ大盤振る舞い 大喜利問題4連発(1999年(平成11年)12月26日放送)
    年末恒例の大喜利大会のため、通常より1問多い4問出題。
    1問目はアシスタント出題者として、当時日本テレビアナウンサーだった魚住りえが登場。
  13. 20世紀のアルバム(2000年(平成12年)12月10日放送)
    3問目のみ収録。
  14. ベートーベンの名曲で大爆笑!「運命」(2001年(平成13年)1月14日放送)
    2問目のみ収録。
    後に恒例化する「笑点・運命」シリーズの記念すべき第1回目である。
  15. 大喜利が2問で終わり!?(2001年(平成13年)2月11日放送)
    手術退院明けの歌丸の座布団は、歌丸の前に積まれていた。
    2問目の最後で、5代目円楽が「はい!この辺で『笑点』お開き、また来週のお楽しみ。ありがとうございました。」(当時の締めの挨拶の定型)と発言するハプニングが起きた[1]
  16. 35周年記念大喜利(2001年(平成13年)5月20日放送)
    1問目は、『笑点』放送第1回の大喜利1問目の問題「もしも女がいなかったら」を改めて出題。
    3問目は、「笑点35年史」として過去番組であった出来事を振り返った。
  17. 笑点流寿限無2003年(平成15年)10月12日放送)
    2問目のみ収録。
    当時「にほんごであそぼ」で寿限無が使われ、子供達の間で名前の暗唱遊びが流行っていた。歌丸は問題終了後「円楽さん、こんな問題出さないでよ」と愚痴を溢した。
  18. 結びのひとこと

3巻目 爆笑大喜利・40年の歩み~スペシャル大喜利~

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新春スペシャルなどで行われたスペシャル大喜利が収録されている。

収録内容
  1. ごあいさつ
  2. ちびっ子大喜利1975年(昭和50年)1月5日放送)
    現存している後楽園ホールで収録した映像で一番古いもの。
  3. アイドル大喜利(1977年(昭和52年)1月1日放送)
    • 司会:三波伸介
    • 浅野ゆう子
    • 林寛子
    • 新井康弘
    • 江藤博利
    • 今村良樹
    • 山田隆夫
    • 座布団運び:三遊亭楽太郎
  4. 鶴亀大喜利(1978年(昭和53年)1月2日放送)
  5. 師弟大喜利 自分の師匠と組んで…(1979年(昭和54年)1月7日放送)
  6. 師弟大喜利 自分の弟子と組んで…(1999年(平成11年)1月1日放送)
  7. スター大喜利(1978年(昭和53年)1月1日放送)
  8. ドレミファ大喜利(1983年(昭和58年)1月2日放送)
  9. 振り袖大喜利(1988年(昭和63年)1月2日放送)
  10. アナウンサー大喜利 四連発
  11. 結びのひとこと

4巻目 笑点演芸傑作選

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番組の前半に放送される演芸コーナーから、漫才マジック落語などが収録されている。

収録内容
  1. ごあいさつ
  2. 海老一染之助・染太郎1986年(昭和61年)6月1日放送)
  3. 春日三球・照代1987年(昭和62年)1月25日放送)
  4. マギー司郎1989年(平成元年)11月5日放送)
  5. コロムビア・トップ・ライト1989年(平成元年)11月26日放送)
  6. 牧伸二1986年(昭和61年)6月1日放送)
  7. 夢路いとし・喜味こいし1987年(昭和62年)5月24日放送)
  8. 早野凡平1987年(昭和62年)9月6日放送)
  9. レツゴー三匹1987年(昭和62年)3月29日放送)
  10. 東京コミックショウ1989年(平成元年)2月26日放送)
  11. 内海桂子好江1987年(昭和62年)10月11日放送)
  12. 堺すすむ1989年(平成元年)1月19日放送)
  13. おぼん★こぼん1987年(昭和62年)5月31日放送)
  14. チャーリーカンパニー1988年(昭和63年)10月2日放送)
  15. 3代目江戸家猫八・江戸家小猫(現:4代目江戸家猫八)(1987年(昭和62年)2月1日放送)
  16. 星セント・ルイス1987年(昭和62年)1月25日放送)
  17. ナポレオンズ1987年(昭和62年)2月8日放送)
  18. ケーシー高峰1998年(平成10年)10月4日放送)
  19. 5代目柳家小さん(1976年(昭和51年)10月14日放送)
  20. 6代目三遊亭圓生(1977年(昭和52年)1月23日放送)
  21. 結びのひとこと

5巻目 笑点蔵出し傑作選~座布団十枚&特典映像~

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収録内容

座布団10枚賞品の名場面集や秘蔵映像・歴代オープニング集が収録されている。

  1. ごあいさつ
  2. 座布団十枚「海外旅行編」
  3. 座布団十枚「仰天賞品編」
  4. 座布団十枚「美女と○○編」
  5. 座布団十枚「番外・対決編」
    小遊三が武田信玄 、こん平が上杉謙信に扮し、ご祝儀をかけて卓球対決を行う。この対決では小遊三が勝利しており、そのあとにご褒美として信玄公祭り足軽役で参加した(ちなみに、この時の信玄役は渡哲也)[2]。なお、本放送で流れたこん平が影武者作戦を行いご祝儀を奪うシーンはカットされている。
  6. 特典映像「海外編」
  7. 特典映像「なつかしのあの人編」
  8. 特典映像「爆笑かくし芸編」
    1983年(昭和58年)1月3日放送「番組対抗かくし芸大会」にエントリーしていた収録作品だったが、三波急逝のため放送を見送ったもの。
    • 笑点メンバー マジックに挑戦!(1986年(昭和61年)12月28日放送)
    1980年(昭和55年)~1987年(昭和62年)の年末と1990年(平成2年)~1996年(平成8年)の新春スペシャルまで、笑点メンバーがマジックに挑戦していた年1回の恒例のコーナーだった。
    笑点はこの年、「白鳥の湖」で大賞を受賞。歌丸が最優秀個人賞として車を獲得した[3]
  9. 笑点オープニング集
    1967年(昭和42年)笑点音頭から2001年(平成13年)大江戸すごろく編まで(歴代全部ではない。放送期間中にメンバーの変動があったものは、全部ではなくその中のひとつ)のオープニングアニメが収録されている。

脚注

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  1. ^ 5代目円楽によると、これは脳梗塞の兆候の表れとされ、笑点降板を考えるきっかけになったという。
  2. ^ 笑点大博覧会 解説書 p61
  3. ^ 楽太郎によると、その後、歌丸は賞品の車を即日売却し、そのお金と大賞の賞金で家を建てたとのこと。

関連項目

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