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龍山駅 (ソウル特別市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
龍山駅
龍山駅外観(2019年撮影)
용산
ヨンサン
Yongsan
地図
所在地 大韓民国の旗ソウル特別市龍山区漢江大路朝鮮語版23ギル 55
北緯37度31分47.26秒 東経126度57分53.04秒 / 北緯37.5297944度 東経126.9647333度 / 37.5297944; 126.9647333座標: 北緯37度31分47.26秒 東経126度57分53.04秒 / 北緯37.5297944度 東経126.9647333度 / 37.5297944; 126.9647333
所属事業者 韓国鉄道公社(KORAIL)
駅種別 管理駅
駅等級 1級
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 6面13線
乗車人員
-統計年度-
44,374人/日(降車客含まず)
-2009年-
乗降人員
-統計年度-
90,635人/日
-2009年-
開業年月日 1900年7月8日
乗入路線 2 路線
所属路線 京釜線
京釜電鉄線
駅番号 135
キロ程 3.2 km(ソウル*起点)
53.9 km(逍遥山**起点)
134 南営 (1.5 km)
(2.6 km) 鷺梁津 136
所属路線 京義・中央線
(正式には京元線龍山線
駅番号 K110
キロ程 0.0 km(龍山***起点)
53.5 km(臨津江****起点)
K311 孝昌公園前 (1.5 km)
(1.9 km) 二村 K111
* 京釜線の起点として
** 首都圏電鉄1号線の起点として
*** 京元線・龍山線の起点として
**** 京義・中央線の起点として
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龍山駅
各種表記
ハングル 용산역
漢字 龍山驛
発音 ヨンサンニョク
日本語読み: りゅうざんえき
英語表記: Yongsan Station
テンプレートを表示

龍山駅(ヨンサンえき)は、大韓民国ソウル特別市龍山区漢江路3街にある韓国鉄道公社(KORAIL)の。管理駅で、駅等級は1級である。

乗り入れ路線

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乗り入れている路線は、正式な路線名称上は京釜線京元線龍山線の3路線である。

京釜線にKTXITX-セマウルセマウル号ムグンファ号が、京元線にITX-青春といった優等列車が乗り入れる。

このうち京釜線の列車は、湖南線光州線全羅線長項線慶全線西光州経由)に直通する列車のソウル特別市内におけるターミナル駅となっている。なお、京釜線(釜山方面)・忠北線東海線・慶全線(密陽経由)の列車はソウル駅をターミナル駅としており、当駅には一部列車を除いて停車しない。

その他に京釜線は1号線(京釜電鉄線)、京元線・龍山線には京義・中央線といった首都圏電鉄の運行系統が走行する。京元線と龍山線は当駅で相互直通運転を行っており、案内上はいずれも「京義・中央線」とされ、正式路線名では案内されない。京釜電鉄線の駅番号135、京義・中央線の駅番号はK110

歴史

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日本統治時代の龍山(りゅうざん)駅

1899年京仁鉄道合資会社線(現在の京仁線)が開通した当時は、済物浦(仁川)から漢江南岸の鷺梁津駅までの営業であったが、1900年漢江鉄橋が完成したことにより、漢江北岸の龍山駅から南大門駅(現在のソウル駅)をへて京城駅(現存せず、後の西大門駅で現在のソウル駅北方)まで延長された。1905年には京釜線が開通して龍山駅は釜山駅へ向かう列車の始発駅として使用された。日露戦争中に龍山駅を起点に京義線(当時は現在の龍山線を通っていた)が完成し、1914年にはやはり龍山駅を起点とする京元線が開通した。

開通当初、南大門駅はソウル最寄りの駅ではあるが小さな停車場で、日本陸軍の駐屯地が隣接していた龍山駅のほうが大きな駅であった。しかし京城府の人口が増加し、龍山駅も飽和状態に達したため、1923年に新たな中央駅となる京城駅(現在のソウル駅)が南大門駅の場所に開業した。第二次世界大戦後、日本軍が撤退した跡地はアメリカ軍の龍山基地となった。1974年には京釜電鉄線が開通したものの、1984年に鉄道コンテナ業務が儀旺市(現・義王市)南部貨物基地線五峯駅に移管されて以降は龍山駅の規模は縮小された。

しかし、2004年にはKTX湖南高速鉄道の始発駅となり、湖南線全羅線長項線直通列車の出発駅となり再び重要な駅へと返り咲いた。貨物駅の広がっていた駅付近では大規模な再開発も計画され、反対運動の中で「龍山ドリームタワー」などが立ち並ぶ「龍山国際業務地区」(ドリームハブ)構想がKORAIL(韓国鉄道公社)により進められていた。しかし2013年にはドリームハブ開発事業が債務不履行の状態となり最終的に破綻し、KORAILの経営に打撃となっている[1]

年表

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駅構造

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コンコース
ホーム

現在の駅舎は現代産業開発朝鮮語版が建設したものである。アイパークモール朝鮮語版と隣接しており、駅舎内にCGVイーマート竜山Eスポーツスタジアム朝鮮語版が入居している。駅の3階に接続されている跨線橋を介して龍山電子商街に繋がっている。

ホームは6面13線を有する地上駅で、京釜線が3面8線、京釜電鉄線が2面4線、京義・中央線は1面2線を使用している。電鉄ホームにはホームドアが設置されている。6番ホームの向かい側には未使用ののりばがある。

のりば

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のりば 路線 種別 行先 備考
1 京義・中央線 急行・緩行 清凉里九里徳沼楊平龍門方面
ITX-青春 清凉里加平春川方面
2 京義・中央線 急行・緩行 孔徳幸信大谷一山文山方面
ITX-青春 当駅終着
3 京釜電鉄線 急行 九老東仁川方面
4 京釜電鉄線 急行 到着ホーム
5 京釜電鉄線 緩行・急行 仁川西東灘天安新昌方面
6 京釜電鉄線 緩行 ソウル駅清凉里議政府逍遥山方面
7・8 京釜線
湖南線全羅線長項線直通列車)
ITX-セマウルセマウル号ITX-マウムムグンファ号 光州木浦麗水エキスポ長項益山方面
9・10 湖南高速鉄道
湖南高速線・湖南線・全羅線直通列車)
KTX 益山光州松汀木浦麗水エキスポ西大田方面
12・13 京釜線・湖南高速鉄道
(湖南線・全羅線・長項線直通列車)
KTXITX-セマウルセマウル号ムグンファ号 ソウル幸信方面 一部当駅到着
ホーム配置図
逍遥山ソウル駅方面
文山加佐孔徳方面
13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1


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13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1


仁川天安新昌龍門方面

利用状況

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優等列車
年度 利用状況[2]
京釜線
KTX セマウル ムグンファ トンイル 合計
2001年 下り 乗車 未開通 無停車 16,490 13,006 29,496
下車 6 5 11
上り 乗車 3 13 16
下車 1,976 6,568 8,544
2002年 下り 乗車 5,656 7,917 13,573
下車 1 6 7
上り 乗車 0 0 0
下車 1,993 6,688 8,681
2003年 下り 乗車 5,058 8,118 13,176
下車 6 12 18
上り 乗車 0 2 2
下車 2,083 8,946 11,029
2004年 下り 乗車 1,164,205 254,220 1,249,843 1,950 2,670,218
下車 112 20 175 18 325
上り 乗車 1,375 70 180 2 1,627
下車 1,343,186 253,208 1,277,903 849 2,875,146
2005年 下り 乗車 1,870,912 387,980 1,613,833 廃止 3,872,725
下車 179 3 8 190
上り 乗車 1,335 3 0 1,338
下車 2,124,765 355,473 1,668,100 4,148,338
2011年[3] 下り 乗車 2,264,753 485,078 1,349,505 4,200,424
下車 403 始発 始発 613
上り 乗車 1,833 終着 9,898 2,102
下車 2,417,942 439,879 1,386,659 4,381,249
首都圏電鉄
年度 1日平均
乗車人員[4]
2000年 27223
2001年 29718
2002年 28184
2003年 27338
2004年 26233
2005年 33418
2006年 35989
2007年 36595
2008年 35820
2009年 33945
2010年 33499
2011年 33009
2012年 33017
2013年 32535
2014年 32439

駅周辺

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駅前(東側)の様子

4号線新龍山駅がすぐそばにあり、1番出口から出て少し行くと新龍山駅3・4番出口にたどり着くことができる。双方の駅は現在乗換駅となっていないが、両方の駅を乗り換えできるように開発事業と連携して工事する計画が推進されている。

隣の駅

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韓国鉄道公社
湖南高速鉄道
KTX(高速線経由・全羅線直通・西大田経由)※光明方の停車駅は列車により異なる。
幸信駅 (京義線)- ソウル駅(一部停車) - 龍山駅 - 光明駅
京釜高速鉄道
KTX (高速線経由・東海線直通)※光明方の停車駅は列車により異なる。
龍山駅 - 光明駅
京釜線(湖南線全羅線長項線直通列車のみ)
ITX-セマウル・セマウル号・ムグンファ号・ITX-マウム
龍山駅 - 永登浦駅
京春線
ITX-青春
龍山駅 - 玉水駅(一部停車) - 往十里駅
京釜電鉄線
京仁線特急・急行
龍山駅 (135) - 鷺梁津駅 (136)
京釜線急行・緩行
南営駅 (134) - 龍山駅 (135) - 鷺梁津駅 (136)
京義・中央線
ITX-青春
龍山駅 (K110) - 清凉里駅 (K117)
龍山急行
孔徳駅 (K312) - 龍山駅 (K110) - 二村駅 (K111)
中央急行・緩行
孝昌公園前駅 (K311) - 龍山駅 (K110) - 二村駅 (K111)

脚注

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  1. ^ “韓国鉄道公社、龍山開発事業で最大の危機に”. 中央日報. (2013年3月15日). https://japanese.joins.com/JArticle/169426 2013年3月16日閲覧。 
  2. ^ 철도통계연보, 코레일
  3. ^ [1]
  4. ^ 정보공개 공개자료실, 코레일 (2005·2009년은 철도정보 일반자료실)

関連項目

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外部リンク

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