コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

神崎町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神崎米沢町から転送)
こうざきまち ウィキデータを編集
神崎町
神崎神社社殿(手前)と神崎の大クス(右奥)
神崎町旗
神崎町旗
神埼町章
神埼町章
神崎町旗 神崎町章
1957年4月1日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
香取郡
市町村コード 12342-1
法人番号 4000020123421 ウィキデータを編集
面積 19.90km2
総人口 5,510[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 277人/km2
隣接自治体 香取市成田市
茨城県稲敷市稲敷郡河内町
町の木 クスノキ
町の花 バラ
町の鳥 メジロ
神崎町役場
町長 椿等
所在地 289-0292
千葉県香取郡神崎町神崎本宿163番地
北緯35度54分06秒 東経140度24分19秒 / 北緯35.90161度 東経140.40528度 / 35.90161; 140.40528座標: 北緯35度54分06秒 東経140度24分19秒 / 北緯35.90161度 東経140.40528度 / 35.90161; 140.40528
外部リンク 公式ウェブサイト

神崎町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

地図
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

神崎町(こうざきまち)は、千葉県の北部に位置し、香取郡に属する

都市雇用圏における成田都市圏江戸時代には利根川水運により栄え、醸造関連遺産は近代化産業遺産に認定されている。

地理

[編集]

千葉県北部に位置し、県庁所在地である千葉市から約40キロメートルの距離である。東京都都心から60 - 70キロメートル圏内である。都市雇用圏における成田都市圏に含まれており、成田市への通勤率は28.1%(平成22年国勢調査)。

平野関東平野に含まれ、平坦であり水田地帯が広がる。利根川の南岸に位置する。

河川利根川一級河川)、八間川などがある。

隣接自治体

[編集]

歴史

[編集]

沿革

[編集]

行政区域変遷

[編集]
  • 変遷の年表
神崎町町域の変遷(年表)
月日 現神崎町町域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行に伴い、以下の町村がそれぞれ発足。[1][2]
  • 神崎村 ← 神崎本宿・神崎神宿・松崎新田・小松村・並木村・今村・高谷村
  • 米沢村 ← 武田村・新村・毛成村・古原村・植房村・立野村・大貫村・郡村
1890年(明治23年) 3月12日 神崎村が町制施行し神崎町となる。
1899年(明治32年) 4月1日 十余島村は茨城県稲敷郡に移行。
  • 同日、神崎町の一部(神崎神宿、神崎本宿、今、小松の各一部)を十余島村が編入。
1955年(昭和30年) 1月5日[要検証] 神崎町と米沢村が合併し、神崎米沢町が発足。同日、改称して神崎町になる。
1966年(昭和41年) 東村の一部(神崎神宿、神崎本宿、小松の各一部)を神崎町が編入。
  • 変遷表
神崎町町域の変遷表
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
神崎本宿 神崎村 明治23年3月12日
町制
昭和30年2月11日[要検証]
神崎米沢町
即日改称
神崎町
神崎町 千葉県
神崎町
神崎神宿
松崎新田
小松村
並木村
今村
高谷村
郡村 米沢村 米沢村
大貫村
立野村
武田村
新村
毛成村
郡村
古山村 明治18年
古原村
原宿村
植房村
神崎神宿の一部 神崎村
の一部
明治23年3月12日
町制
明治32年4月1日
十余島村に編入
昭和41年
神崎町に編入
神崎本宿の一部
小松村の一部
神崎神宿の一部 昭和30年1月5日
東村
平成8年9月1日
町制
平成17年3月22日
稲敷市
茨城県
稲敷市
神崎本宿の一部
今村の一部

人口

[編集]

平成27年(2015年)国勢調査より前回調査からの人口増減を見ると、4.97%減の6,133人であり、増減率は千葉県下54市町村中34位、60行政区域中40位。また、千葉県の市町村の中で最も人口が少ない。

神崎町と全国の年齢別人口分布(2005年) 神崎町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 神崎町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
神崎町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 5,381人
1975年(昭和50年) 5,570人
1980年(昭和55年) 5,645人
1985年(昭和60年) 5,639人
1990年(平成2年) 5,620人
1995年(平成7年) 6,156人
2000年(平成12年) 6,747人
2005年(平成17年) 6,705人
2010年(平成22年) 6,454人
2015年(平成27年) 6,133人
2020年(令和2年) 5,816人
総務省統計局 国勢調査より
人口 6,024人
世帯 2,483世帯
(2020年1月1日現在)

行政

[編集]

町長

[編集]

国政

[編集]

県政

[編集]

経済

[編集]

農業商業工業への支援・援助や多面的機能支払交付金事業、就労支援を実施している[4]

産業

[編集]

基幹産業は第一次産業が盛んである。良質な米の産地であることや地下水が醸造に適した水質であるため、江戸時代から300年以上続く日本酒味噌などの醸造業が盛んな地域である[5]。農繁期には米づくりが盛んで、21世紀農業を見据えた大区画圃場整備による近代的営農経営も進んでいる[6]。この他、野菜や果物、バラに代表される花木栽培も盛んである。

武田地区には工場倉庫を計画的に立地させた神崎工業団地が整備されている。古原地区にはゴルフ場が点在する。

本社・本店を置く企業

[編集]
  • 株式会社寺田本家(蔵元・醸造業、延宝年間創業[7]
  • 鍋店株式会社(蔵元・醸造業、元禄2年創業[8]

地域

[編集]

医療

[編集]

二次医療圏(二次保健医療圏)としては香取海匝医療圏(管轄区域:香取地域・海匝地域)である。三次医療圏は千葉県医療圏(管轄区域:千葉県全域)。

医療提供施設は特筆性の高いもののみを記載する[9]

教育

[編集]

中学校

[編集]
  • 神崎町立神崎中学校

小学校

[編集]

特別支援学校

[編集]

交通

[編集]

鉄道路線

[編集]
下総神崎駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)

バス路線

[編集]

高速バス

[編集]

路線バス

[編集]

道路

[編集]
神崎大橋(千葉県道江戸崎神崎線)
神崎大橋(千葉県道江戸崎神崎線)
道の駅発酵の里こうざき
道の駅発酵の里こうざき
高速道路
一般国道
一般県道
自転車道
橋梁
  • 利根川橋(首都圏中央連絡自動車道稲敷東IC - 神崎IC)
  • 神崎大橋(千葉県道107号江戸崎神崎線)
道の駅

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集]

名所・旧跡・観光スポット

[編集]
神崎の大クス(国の天然記念物)
  • 神崎神社
  • 鍋店こうざき東蔵店
  • 神宮寺
  • 醸造関連遺産(フジハン醤油旧米蔵・醤油蔵・醤油店舗)
  • こうざき天の川公園

祭事・催事

[編集]

(この節の出典[13]

  • 発酵の里こうざき酒蔵まつり(3月)
  • 神崎神社節分祭(2月3日)
  • 神崎河川敷祭(神崎寺の火渡り修行)(4月29日)
  • 祇園祭(各地区)(7月)
  • 町民運動会(10月)
  • 町民文化祭(10月下旬 - 11月上旬)
  • なんじゃもんじゃいきいきフェスティバル(11月23日)
  • 神崎ステーションホールイルミネーション(12月)

出身者・ゆかりのある人物

[編集]

文化財

[編集]

国・県指定および国登録文化財一覧[14]

番号 指定・登録 類別 名称 所在地 所有者または管理者 指定年月日 備考
1 国指定 記念物(天然記念物) 神崎の大クス 香取郡神崎町神崎本宿1944 神崎神社 1926年(大正15年)10月20日
2 県指定 有形文化財(彫刻) 木造十一面観音立像 香取郡神崎町並木642 神宮寺 1988年(昭和63年)3月30日 1躯
3 有形文化財(古文書) 神崎神社文書 千葉県立中央博物館大利根博分館 神崎神社 1970年(昭和45年)4月17日 1巻
4 神宮寺文書 千葉県立中央博物館大利根博分館 神宮寺 1970年(昭和45年)4月17日 2箱
5 記念物(史跡) 西の城貝塚 香取郡神崎町並木671 千葉県 1966年(昭和41年)12月2日
6 記念物(天然記念物) 神崎森 香取郡神崎町神崎本宿1944 神崎神社 1935年(昭和10年)8月23日
7 神崎のオハツキイチョウ 香取郡神崎町神崎本宿96 神崎町 1965年(昭和40年)4月27日
8 国登録 登録有形文化財(建造物) 寺田本家醸造蔵 香取郡神崎町神崎本宿1964 株式会社寺田本家 1999年(平成11年)7月8日 1件

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 本来は2017年1月15日まで行われる予定だった[11]

出典

[編集]
  1. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年 ISBN 4040010809より
  2. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201より
  3. ^ “神崎町 椿新町長が初登庁”. チバテレ+プラス. 千葉テレビ放送. (2019年6月27日). https://www.chiba-tv.com/plus/detail/20190623303 2019年6月28日閲覧。 
  4. ^ 産業関係|事業者|千葉県神崎町役場ウェブサイト”. www.town.kozaki.chiba.jp. 2019年7月4日閲覧。
  5. ^ 千葉県神崎町/千葉県一人口の少ない町が「発酵の里」でまちおこし - 全国町村会”. www.zck.or.jp. 2019年6月3日閲覧。
  6. ^ 特産品|観光|千葉県神崎町役場ウェブサイト”. www.town.kozaki.chiba.jp. 2019年7月4日閲覧。
  7. ^ 会社概要”. 株式会社 寺田本家. 2019年6月3日閲覧。
  8. ^ 会社概要|鍋店株式会社”. www.nabedana.co.jp. 2019年6月3日閲覧。
  9. ^ 千葉県. “千葉県保健医療計画(平成30年度~平成35年度)”. 千葉県. 2019年6月14日閲覧。
  10. ^ 千葉県. “災害拠点病院の指定について”. 千葉県. 2019年6月14日閲覧。
  11. ^ 平成28年12月25日(日)をもちまして、高速バスの実証実験を終了します』(プレスリリース)JTBPass Me!https://pass-me.jp/lp/n-c-i-bus/pdf/end_news.pdf2020年2月16日閲覧 
  12. ^ なりたちばらき高速バス』(プレスリリース)JTBPass Me!https://pass-me.jp/lp/n-c-i-bus/2020年2月16日閲覧 
  13. ^ 観光・移住 > 観光 > 年間行事 > 神崎町年間行事 - 神崎町。2024年4月11日閲覧。
  14. ^ 千葉県. “神崎町の国・県指定および国登録文化財”. 千葉県. 2019年6月17日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]