山武郡
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人口40,713人、面積134.69km²、人口密度302人/km²。(2024年11月1日、推計人口)
以下の3町を含む。
郡域
[編集]1889年(明治22年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記3町から横芝光町の一部(栗山川以東)を除き、概ね以下を加えた区域にあたる。
歴史
[編集]- 1897年(明治30年)
- 1898年(明治31年)8月31日 - 松尾村が町制施行して松尾町となる。(6町26村)
- 1923年(大正12年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続する。
- 1926年(大正15年)
- 4月10日 - 片貝村が町制施行して片貝町となる。(7町25村)
- 7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 1935年(昭和10年)8月10日 - 白里村が町制施行して白里町となる。(8町24村)
- 1939年(昭和14年)4月1日 - 土気本郷町が土気町に改称する。
- 1940年(昭和15年)2月11日 - 豊海村が町制施行して豊海町となる。(9町23村)
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 大網町・瑞穂村・山辺村が合併し、改めて大網町が発足する。(9町21村)
- 1953年(昭和28年)4月1日(9町16村)
- 東金町・丘山村・正気村・豊成村・公平村の一部(道庭、家之子、求名、松之郷)・大和村の一部(田中、福俵、山口の一部)が合併し、改めて東金町が発足する。
- 公平村の残部(姫島)が成東町に、大和村の残部(小西、養安寺、山口の一部)が大網町にそれぞれ編入する。
- 1954年(昭和29年)
- 1955年(昭和30年)
- 1969年(昭和44年)7月15日 - 土気町が千葉市(1992年、政令指定都市施行により、緑区の一部となる。)に編入する。(7町1村)
- 2006年(平成18年)3月27日(4町)
- 2013年(平成25年)1月1日 - 大網白里町が市制施行して大網白里市となり郡より離脱する。(3町)
変遷表
[編集]自治体の変遷
明治22年4月1日 | 明治22年 - 明治30年 | 明治30年4月1日 | 明治30年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山辺郡 | 土気本郷町 | 土気本郷町 | 明治30年 4月1日 山武郡発足 |
土気本郷町 | 土気本郷町 | 昭和14年 4月1日 土気町に改称 |
土気町 | 昭和44年 7月15日 千葉市に編入 |
平成4年 4月1日 政令指定都市に 移行 千葉市緑区 |
千葉市 | ||
増穂村 | 増穂村 | 増穂村 | 増穂村 | 増穂村 | 増穂村 | 昭和29年 12月1日 大網白里町 |
大網白里町 | 平成25年1月1日 市制 |
大網白里市 | |||
大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 昭和28年 4月1日 大網町に一部 (小西・養安寺・ 山口の一部) を編入 | |||||||
山辺村 | 山辺村 | 山辺村 | 山辺村 | 山辺村 | 昭和26年 4月1日 大網町 | |||||||
瑞穂村 | 瑞穂村 | 瑞穂村 | 瑞穂村 | 瑞穂村 | ||||||||
大網町 | 大網町 | 大網町 | 大網町 | 大網町 | ||||||||
白里村 | 白里村 | 白里村 | 白里村 | 昭和10年 8月10日 町制 |
白里町 | |||||||
福岡村 | 福岡村 | 福岡村 | 福岡村 | 福岡村 | 福岡村 | 昭和29年 4月1日 白里町に一部 (桂山・長国・北吉田・ 九十根・下傍示)編入 | ||||||
昭和29年 4月1日 東金市に一部 (下谷・上谷・東中島・ 一之袋・二之袋・ 大沼田・小沼田・ 砂古瀬・依古島・ 西中)を編入 |
東金市 | 東金市 | 東金市 | |||||||||
大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 昭和28年 4月1日 東金町と一部 (田中・山口・福俵) 合併 |
昭和29年 4月1日 市制 | ||||||
東金町 | 東金町 | 東金町 | 東金町 | 東金町 | 昭和28年 4月1日 東金町 | |||||||
丘山村 | 丘山村 | 丘山村 | 丘山村 | 丘山村 | ||||||||
豊成村 | 豊成村 | 豊成村 | 豊成村 | 豊成村 | ||||||||
正気村 | 正気村 | 正気村 | 正気村 | 正気村 | ||||||||
大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 大和村の一部 | 昭和28年 4月1日 東金町と一部 (田中・山口・福俵) 合併 | |||||||
源村の一部 | 源村の一部 | 源村の一部 | 源村の一部 | 源村の一部 | 源村の一部 | 昭和29年 4月1日 東金市に一部 (上布田・極楽寺・ 三ヶ尻・酒蔵)編入 | ||||||
豊海村 | 豊海村 | 豊海村 | 豊海村 | 昭和15年 2月11日 町制 |
豊海町 | 豊海町 | 昭和30年 3月31日 九十九里町 |
九十九里町 | 九十九里町 | 九十九里町 | ||
片貝村 | 片貝村 | 片貝村 | 大正15年 4月10日 町制 |
片貝町 | 片貝町 | |||||||
鳴浜村 | 鳴浜村 | 鳴浜村 | 鳴浜村 | 鳴浜村 | 鳴浜村 | 昭和30年 3月31日 九十九里町と 一部(作田)合併 | ||||||
昭和30年 3月31日 成東町に一部 (白幡・本須賀)を 編入 |
昭和30年 7月31日 成東町 |
平成18年 3月27日 山武市 |
山武市 | |||||||||
公平村の一部 | 公平村の一部 | 公平村の一部 | 公平村の一部 | 公平村の一部 | 昭和28年 4月1日 成東町に一部 (姫島)を編入 |
昭和29年 10月1日 成東町 |
成東町 | |||||
源村の一部 | 源村の一部 | 源村の一部 | 源村の一部 | 源村の一部 | 源村の一部 | 昭和29年 4月1日 日向村に一部 (下布田・植草・ 雨坪・武勝)を編入 |
昭和30年 1月1日 山武町 | |||||
武射郡 | 緑海村 | 緑海村 | 緑海村 | 緑海村 | 緑海村 | 緑海村 | 緑海村 | 昭和30年 7月31日 成東町 | ||||
大富村 | 大富村 | 大富村 | 大富村 | 大富村 | 大富村 | 昭和28年 4月1日 成東町 |
成東町 | |||||
南郷村 | 南郷村 | 南郷村 | 南郷村 | 南郷村 | 南郷村 | |||||||
成東町 | 成東町 | 成東町 | 成東町 | 成東町 | 成東町 | |||||||
睦岡村 | 睦岡村 | 睦岡村 | 睦岡村 | 睦岡村 | 睦岡村 | 昭和30年 1月1日 山武町 | ||||||
日向村 | 日向村 | 日向村 | 日向村 | 日向村 | 日向村 | |||||||
蓮沼村 | 蓮沼村 | 蓮沼村 | 蓮沼村 | 蓮沼村 | 蓮沼村 | 蓮沼村 | ||||||
豊岡村 | 豊岡村 | 豊岡村 | 豊岡村 | 豊岡村 | 豊岡村 | 昭和30年 1月1日 松尾町 | ||||||
大平村 | 大平村 | 大平村 | 大平村 | 大平村 | 大平村 | |||||||
松尾村 | 松尾村 | 松尾村 | 明治31年 8月31日 町制 |
松尾町 | 松尾町 | |||||||
旭村 | 明治26年 1月27日 横芝村に改称 |
横芝村 | 明治30年 7月1日 町制 |
横芝町 | 横芝町 | 昭和30年 2月1日 横芝町 |
平成18年 3月27日 横芝光町 |
横芝光町 | ||||
上堺村 | 上堺村 | 上堺村 | 上堺村 | 上堺村 | 上堺村 | |||||||
大総村 | 大総村 | 大総村 | 大総村 | 大総村 | 大総村 | |||||||
二川村 | 二川村 | 二川村 | 二川村 | 二川村 | 二川村 | 昭和30年 7月1日 芝山町 |
芝山町 | 芝山町 | ||||
千代田村 | 千代田村 | 千代田村 | 千代田村 | 千代田村 | 千代田村 |
地名について
[編集]山武郡は、山辺郡(やまべぐん)と武射郡(むさぐん・むしゃぐん)が合併して発足した際に採用された合成地名で、正式な読みは「さんむぐん」であった。山武町は「さんぶまち」と読むことから、綴りが同一の「山武郡」は読みが混同され、1970年代後半にかけて「さんぶぐん」の読みが広くなったとされる。
2006年3月27日に、山武郡成東町・山武町・蓮沼村・松尾町が合併して山武市が発足[2]した際、上記の理由から、歴史の長い「さんむ」が新しい市にふさわしい、として読みを「さんむし」とした。
行政
[編集]- 歴代郡長
特記なき場合『山武郡郷土誌』による[3]。
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 宮崎直候 | 明治11年(1878年)11月2日 | 明治14年(1881年)1月25日 | |
2 | 下村御鍬 | 明治14年(1881年)1月25日 | 明治17年(1884年)11月1日 | |
3 | 松崎省吾 | 明治17年(1884年)11月1日 | 明治28年(1895年)12月20日 | |
4 | 黒田剛 | 明治28年(1895年)12月20日 | 明治30年(1897年)6月21日 | |
5 | 石井信一 | 明治30年(1897年)6月21日 | 明治30年(1897年)9月13日 | |
6 | 若宮銀次郎 | 明治30年(1897年)9月16日 | 明治32年(1899年)4月8日 | |
7 | 桧山信邦 | 明治32年(1899年)4月8日 | 明治35年(1902年)6月1日[4] | |
8 | 行方幹 | 明治35年(1902年)6月10日 | 明治43年(1910年)1月22日 | 在職中に死去 |
9 | 太田資行 | 明治43年(1910年)3月7日 | 明治44年(1911年)12月27日 | |
10 | 大澤富二三 | 明治44年(1911年)12月27日 | 大正元年(1912年)12月7日 | |
11 | 竹内錠之助 | 大正元年(1912年)12月7日 | 大正4年(1915年)1月21日 | |
12 | 加藤輝夫 | 大正4年(1915年)1月21日 | 不明 | |
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
[編集]- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年) > 2 土地・気象 > 5 市区町村別面積
- ^ “新4市・町 誕生祝う 香取市 県内初の自治区制導入 山武市 旧4町村、テープカット 新・成田市 NARITAナンバーを交付 横芝光町 2町合併、喜びかみしめ”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 16. (2006年3月28日)
- ^ 千葉県山武郡教育会 1916, 112頁.
- ^ 『千葉県千葉郡長行方幹以下四名任官ノ件』 - 国立公文書館デジタルアーカイブ、明治35年5月26日。
参考文献
[編集]- 千葉県山武郡教育会 編『山武郡郷土誌』千葉県山武郡教育会、1916年 。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 12 千葉県、角川書店、1984年3月1日。ISBN 4040011201。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
[編集]先代 山辺郡・武射郡 |
行政区の変遷 1897年 - |
次代 (現存) |