甲斐バンド
甲斐バンド | |
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出身地 | 日本・福岡県福岡市 |
ジャンル | ロック[1] |
活動期間 | |
レーベル | |
事務所 | 甲斐オフィス |
公式サイト | KAI SURF(甲斐よしひろオフィシャルウェブサイト) |
メンバー | |
旧メンバー |
甲斐バンド(かいバンド)は、日本のロックバンド[1]。1974年、シングル『バス通り』でデビュー。1986年に解散。1996年に期間限定で再結成。さらに1999年、活動を再開する。2007年12月12日、紙ジャケット仕様CDでのアルバム復刻とベスト・アルバムの発売を記念して、一夜限りのプレミアム・ライブが行われた。
メンバー
[編集]名前 | 生年月日 | 出身地 | 担当 |
---|---|---|---|
甲斐よしひろ (かい よしひろ) |
1953年4月7日(71歳) | 福岡県福岡市 | ボーカル ギター |
松藤英男 (まつふじ ひでお) |
1954年4月19日(70歳) | 福岡県 | ドラムス ボーカル ギター |
田中一郎 (たなか いちろう) |
1954年12月8日(70歳) | 福岡県福岡市 | ギター |
旧メンバー
[編集]名前 | 生年月日 | 出身地 | 担当 |
---|---|---|---|
長岡和弘 (ながおか かずひろ) |
1951年10月6日(73歳) | 長崎県大村市 | ベース |
大森信和 (おおもり のぶかず) |
1951年9月3日 - 2004年7月5日(52歳没) | 熊本県人吉市 | ギター |
サポートメンバー
[編集]※ここでは80年代以降、再結成や活動再開時、常に参加しているメンバーを記す。
名前 | 生年月日 | 出身地 | 担当 |
---|---|---|---|
佐藤英二 (さとう えいじ) |
1954年2月21日(70歳) | ギター | |
Mac清水 (マック しみず) |
1956年4月30日(68歳) | パーカッション | |
鈴木明男
(すずき あきお) |
1952年6月10日(72歳) | 静岡 | サックス |
メンバーの変遷
[編集]期間 | 作品期間 | メンバー | 担当 | |||
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ボーカル | ギター | ドラムス | ベース | |||
1974年 - 1979年 | デビューシングル「バス通り」 - アルバム『マイ・ジェネレーション』 | 甲斐よしひろ | 〇 | ― | ― | ― |
大森信和 | ― | 〇 | ― | ― | ||
松藤英男 | ― | ― | 〇 | ― | ||
長岡和弘 | ― | ― | ― | 〇 | ||
1980年 - 1983年 | シングル「ビューティフル・エネルギー」 - ライブアルバム『THE BIG GIG』 | |||||
甲斐よしひろ | 〇 | ― | ― | ― | ||
大森信和 | ― | 〇 | ― | ― | ||
松藤英男 | 〇[注 1] | ― | 〇 | ― | ||
1984年 - 1986年 1996年 1999年 - 2001年 |
シングル「フェアリー(完全犯罪)」 - ライブアルバム『シークレット・ギグ』 シングル「ティーンエイジ・ラスト」 シングル「トレーラー・ハウスで」- アルバム『夏の轍』 |
甲斐よしひろ | 〇 | ― | ― | ― |
大森信和 | ― | 〇 | ― | ― | ||
松藤英男 | 〇[注 2] | ― | 〇 | ― | ||
田中一郎 | 〇[注 2] | 〇 | ― | ― | ||
2007年 - | アルバム『目線を上げろ』 - | 甲斐よしひろ | 〇 | ― | ― | ― |
大森信和 | ― | 〇 | ― | ― | ||
松藤英男 | ― | 〇 | 〇 | ― | ||
田中一郎 | ― | 〇 | ― | ― |
略歴
[編集]デビュー〜解散
[編集]- 1974年
- 1975年
- 1977年
- 1978年
- 1979年
- 2月26日、『HERO(ヒーローになる時、それは今)』で、SEIKOの腕時計のCMのタイアップもあり、爆発的に知名度を広げ、初のチャート1位を獲得(オリコン)。
- 3月5日、初めてのベスト・アルバム「甲斐バンド・ストーリー」発売。リリース翌週にチャート1位を記録(オリコン)。
- 3月15日、TBS-TV 「ザ・ベストテン」出演(ランキング3位)。NHK-FMの自分の番組の公開録音スタジオからの生中継、司会者(黒柳徹子、久米宏)と話をしない、などの条件を付けた。
- 9月24日、ロックバンドとして初めてNHKホールでコンサートを開催。その模様がNHK-TVの「ヤング・ミュージック・ショー」にて放映される。
- 10月5日、シングル『安奈』発売。チャート最高位4位を記録、『HERO』に次ぐ大ヒットとなる。
- 12月12日、甲斐よしひろのラジオ番組『サウンド・ストリート』にて、ベースの長岡和弘の脱退が発表される。
- 12月21 - 22日、日本武道館にて2日間連続公演。1979年から1985年まで武道館での2daysコンサートが、年末の恒例イベントとなる。なお、この年85回のコンサートを行ない、20万人を動員。1982年まで動員数No.1バンドとなる。
- 1980年
- 1981年
- 2月7日、前年12月9日の日本武道館ライブが、NHK-TV「ヤング・ミュージック・ショー」で放映。甲斐よしひろが楽屋で「ジョン・レノン殺害」の新聞を破り、「逝ってしまったジョン・レノンの為に…」と『100万$ナイト』を熱唱した名場面がオンエアーされる。
- 8月、所属事務所シンコーミュージックより独立。マネージャーの佐藤剛と共に(株)ビートニク(BEATNIK)設立。
- 9月13日、『KAI BAND SPECIAL LIVE 1981』として、大阪の花園ラグビー場での野外イベントで22,000人を動員。2曲目の『翼あるもの』のイントロとともに、1万人以上の観客がステージに殺到し、演奏を中断するというハプニングが起きる。
- 11月15日、3年間のコンサートツアー及びプライベートを収めた写真集『1982:BEATNIK』が小学館より発売。
- 1982年
- 2月7日 - 12日、ニューヨーク3部作の第1弾のアルバム『虜-TORIKO-』のミックスダウンが、パワー・ステーションにて行われる。ミキサーはボブ・クリアマウンテン(Bob Clearmountain)。
- 6月17日、品川プリンスホテル・ゴールドホールにおいて、観客席は椅子なしで6000人のスタンディングという日本初のスタイルで、コンサート開催。
- 12月2日、日本武道館でのコンサートのMCにて「いいモノを創る時間をくれよ…」と、翌年のライブ日程が白紙である事を告げる。
- 1983年
- 5月、新アルバム『GOLD/黄金』のトラックダウンのため、ニューヨークへ渡航。
- 8月7日、当時の西新宿の高層ビル街で、大規模な野外イベント『THE BIG GIG』を開催。外野を含め、3万人近い観客を集める。この日の模様はアルバム・ビデオ・TV放送・FM放送など、様々なメディアで再現された。
- 1984年
- 6月、ギタリストとして、田中一郎が加入。
- 7月、甲斐よしひろが、新シングル『フェアリー(完全犯罪)』のプロモーションビデオ撮影中に負傷のため、緊急入院。5か所のコンサートが延期される。
- 11月、ニューヨーク3部作完結作『ラヴ・マイナス・ゼロ』ミックスダウンのため、再度ニューヨークへ。
- 1985年
- 1986年
- 3月3日、甲斐バンド解散を発表。
- 3月14日、ファイナル・コンサート・ツアー『PARTY』を開始(全国50ケ所)。
- 5月28日、フジテレビの「夜のヒットスタジオ・DELUXE」に生出演。別スタジオでの特別ゲストとして、『BLUE LETTER』、『漂泊者(アウトロー)』の2曲を披露。
- 5月29日、フジテレビ系列にて、デビューから解散までの12年間の映像ドキュメンタリー番組「甲斐バンド 十二年戦争-栄光の軌跡-」、放送。
- 6月23日 - 27日、『PARTY』ツアーファイナル。ラストライブを日本武道館で5日間開催。
- 6月29日、横浜・黒澤フィルムスタジオにて開催された、1500人限定(ちなみにチケットの応募が20万通あった)の正装・フリードリンク付き・オールスタンディングのシークレット・ギグを最後に、甲斐バンド解散[3]。甲斐はソロ歌手として活動を開始。
- 8月6日、ツアーファイナルのダイジェスト番組「甲斐バンド LIVE AT 武道館-完結編」、フジテレビ系列で放送。
- 12月、解散ツアーの映像を中心に制作されたドキュメンタリー映画『THE KAI BAND MOVIE HERE WE COME THE 4 SOUNDS』が、全国で上映。
期間限定の復活と再始動
[編集]- 1996年
- 1998年
- 1999年
- 11月13日、新高輪プリンスホテル 大宴会場 「飛天」にて開催された『Golden Thunder Review Standing in 飛天』から活動を再開させる。
- 12月10日、3年ぶりのシングル『トレーラー・ハウスで』をイーストウェスト・ジャパンより発表。
- 2001年
- 6月6日、15年ぶりのオリジナル・アルバム『夏の轍』を発表、同月から全国ツアー『KAI BAND BEATNIK TOUR 2001 Do you beat?』(追加公演を含む全11公演)を開催。
- 8月25日、「サウンドコニファー229」にHOUND DOG、CHAGE and ASKAと共に出演。トリを飾り、甲斐バンドの12曲目、アンコールの『HERO』で、大友康平、CHAGE、ASKAと共演した。
活動休止〜一夜限りの復活と大規模ツアー
[編集]- 2004年
- 7月5日、ギタリストの大森が死去。
- 2005年
- 2007年
- 12月12日、旧東芝EMIより発売されたアルバム17タイトル[注 3]が紙ジャケット・リマスター盤CDにて発売。また、ベスト盤『甲斐バンド・ストーリーII 』も同時リリース。発売日当日、品川プリンス・ステラボールにてスペシャルライヴ『甲斐バンド 2007 ONE NIGHT STAND』を開催。一夜限りの復活を遂げる[注 4]。
- 2008年
デビュー35周年〜甲斐の60歳
[編集]- 2009年
- 2010年
- 2月27日、『NEVER END TOUR』最終公演、東京厚生年金会館2Days初日にサプライズ・ゲストとして、甲斐名都が出演。父娘ステージ初共演を果たす(共演曲は「恋のバカンス」と「ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)」)。
- 4月9日 - 11日、福岡のライブ喫茶照和にて『甲斐バンド Live at the 照和』を開催。当初は、10日・11日の2Days3公演の予定だったが、エントリーが多数寄せられたため急遽2公演追加された。参加者限定特典として、当日のライヴ音源CD(KAIC-6:セレクトされた3曲『三つ数えろ』・『地下室のメロディー』・『バス通り』)がプレゼント(後日郵送)された。また当日の音源が着うた・着うたフルで配信された。
- 10月1日、4月の照和にて開催されたライブ『甲斐バンド Live at the 照和』を映画化した『照和 My Little Town / KAI BAND』が12月18日の全国ロードショーに向けて、福岡の『ソラリアシネマ(現・TOHOシネマズ天神ソラリア館)』にて1週間先行ロードショーされた。先行ロードショー初日上映後には、甲斐よしひろが舞台挨拶に訪れ、サプライズとして『HERO(ヒーローになる時、それは今)』をアコースティック・ヴァージョンにてギター一本で披露。高校時代の後輩・中野茂樹(元ノーマン・ホイット・フィールド)がブルースハープで参加。その音源が11月、Amazon.co.jp限定でMP3配信された。
- 12月18日、映画『照和 My Little Town / KAI BAND』全国ロードショー。公開初日、シネセゾン渋谷にて甲斐バンド(甲斐・田中)と監督のフカツマサカズ、映画の中で語りを担当している大森南朋が舞台挨拶を行った。
- 2011年
- 1月21日 - 23日の3日間・4公演の日程で、Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて『甲斐バンド LIVE at the PLEASURE PLEASURE』を開催。このライブは、映画『照和 My Little Town / KAI BAND』の公開を受け、2010年4月に映画の舞台となったライブ喫茶照和で行われたアコースティック・ライブを再現したもの。公演開催中の22日・23日には、シネセゾン渋谷での追加上映が決定し、ライブ観覧後にそのまま映画を観に行けた。このライブの音源は、最終公演5日後の1月28日から、Amazon.co.jpにて配信限定でリリース。
- 4月2日、NHK BS『デジタルプレミアムライブ 〜がんばろう東北・がんばろう関東〜 J-POPプレミアム』出演。
- 10月、1日に『MUSIC CITY TENJIN 2011』、9日に石巻専修大学大学祭『2011石鳳祭』に甲斐よしひろと連名でイベントに参加。
- 2012年
- 2013年
- 1月、1996年以来16年ぶり2枚目のセルフカバー・アルバム『ROCKS』を発売。それを記念して1月7日、東京・渋谷区の代官山蔦屋書店でインストアライブが行われた。甲斐バンドとしてのインストアイベントは2001年以来であり、約100人のファンが参加。1月12日からは7カ所8公演で『甲斐バンド「ROCKS」ツアー2013』と題した約3年ぶりのツアーを開催。
- 4月7日、甲斐の還暦を記念してバースデイライブ『ROLLING BIRTHDAY 60』をTOKYO DOME CITY HALL(旧:JCBホール)にて、甲斐バンドとして開催。また9日には、FM沖縄「For PM」主催の『2013 For PM フォークの日 リスナーの集いライブ』に出演。
- 9月28日、翌年の結成40周年の記念企画として、ファンが選ぶセルフカバーアルバム収録曲の人気投票を10月15日までネット上で開催。9月末から約2週間で約7600票が集まった。
デビュー40周年〜現在
[編集]- 2014年
- 2月26日、結成40周年企画として昨年発表されたセルフカバー・アルバム『ROCKS』の続編として『ROCKSII』を発売。
- 3月22日、福岡サンパレスホテル&ホールにて開催の『JAバンク福岡presents KBCオールナイトニッポンコンサート』に出演。
- 7月6日 -8月30日 、11カ所12公演で『甲斐バンド 40th Anniversary tour 2014』と題した約1年半ぶりのツアーを開催。会場では来場者全員に新曲3曲が収録された「KAI BAND 40th ANNIVERSARY マキシシングル」(収録曲:Blood in the Street/ランナウェイ・ブルース/黄昏に消えた)が贈呈された。ツアー最終日には、36年ぶりに日比谷野外音楽堂にて公演を行なった。
- 9月19日、『オールナイトニッポンコンサート2014〜スペシャルアコースティックNight〜』(会場:福井フェニックスプラザ)に泉谷しげると共に出演。
- 10月、テレビ東京系「新・刑事吉永誠一」の主題歌に、『甲斐バンド 40th Anniversary tour 2014』で配布された「KAI BAND 40th ANNIVERSARY マキシシングル」に収録の新曲「Blood in the Street」が起用。また、甲斐が同ドラマの第2話に出演。61歳にして俳優デビューを果たす。
- 11月15日、甲斐バンド40th Anniversary FINAL「甲斐バンド シンフォニー」を東京国際フォーラム・ホールAにて開催。藤原いくろう指揮する60名の東京ニューシティ管弦楽団と共演したこの模様は、WOWOWにて生中継された。
- 11月26日、デビュー40周年の締めくくりとして、「KAI BAND 40th ANNIVERSARY マキシシングル」中の新曲から「Blood in the Street」と「黄昏に消えた」を収録した40th Anniversary CD『Blood in the Street/甲斐バンド 40th Anniversary tour in 日比谷野音』をキングレコードより発売。Disc.1がシングル、Disc.2がライブアルバムの2枚組という変則的な形態となっている。
- 12月10日、文化放送メディアプラスホールにて40th Anniversary CD『Blood in the Street/甲斐バンド 40th Anniversary tour in 日比谷野音』リリース記念イベントを開催。
- 2015年
- 2月28日、全国14劇場にて、甲斐バンドの楽曲をモチーフにした短編映画集『破れたハートを売り物に』上映&甲斐バンド生ライブ(お台場シネマメディアージュ、他13劇場に同時中継)開催。この短編映画は同年1月21日から2月10日までの期間で通販限定にてDVD-BOXも発売された。
- 前年11カ所12公演で開催された『甲斐バンド 40th Anniversary tour 2014』と題したツアーの最終日の日比谷野音でのライブの模様を完全ノーカットで収録した2枚組DVD『Complete 日比谷野音LIVE』を発売(3月にファンクラブ会員向け先行発売、のちに8月よりAmazon限定で一般発売)。
- 2016年
- 6月29日、8枚組BOX SET・KAI BAND&KAI YOSHIHIRO『THE NEW YORK BOX』がユニバーサルJより発売。
- 8月7日、『THE BIG GIG AGAIN 2016』を日比谷野外大音楽堂にて開催。33年前の1983年の同日に行われた「THE BIG GIG」と同一セットリストの再現ライブとして行われた(WOWOWでの生中継有り)。
- 2017年
- 7月26日、『甲斐バンド・ストーリーII』以来10年ぶりのベスト・アルバムとして、『Best of Rock Set「かりそめのスウィング」』をユニバーサルJよりリリース。9月23日から始まる“KAI BAND TOUR「かりそめのスウィング」2017”のセットリストと同内容の曲目を収録。
- KAI BAND かりそめのスウィングツアー2017を、9月23日埼玉・戸田 ‐ 12月3日TOKYO DOME CITY HALLにかけて全国9会場にて開催。
- 2019年
- 6月26日、7月6日からスタートする“CIRCUS & CIRCUS 2019”ツアーにあわせて、そのセットリストと同じ曲目をコンパイルした『サーカス&サーカス2019』発売。過去の様々なライブ音源からベストテイクをセレクトし、最新リマスタリングを施したライブ・ベストアルバム。初回限定盤は、未CD化のボーナス音源6曲を追加収録。
- 原点回帰した ライブハウスツアー、45th Anniversary KAI BAND TOUR「CIRCUS&CIRCUS 2019」を7月6日広島 - 8月12日クラブチッタ川崎まで全国9会場で開催。
- 10月16日、KAI BAND『HEROES -45th ANNIVERSARY BEST-』をリリース。甲斐バンドのデビュー45周年を記念する最新リマスター・ベスト。新たにレコーディングされた「らせん階段」「ティーンエイジ・ラスト」、リミックスされた「三つ数えろ」の他、10月26日からスタートする全国ホールツアーのセットリスト通りの22曲を収録。マスタリングは英メトロポリス・スタジオのジョン・デイヴィスが担当。
- 45周年のホールツアーとして秋に、KAI BAND 45th Anniversary Tour HEROES 2019を開催。10月26日埼玉・川口 - 翌年1月16日東京・NHKホールまでの11会場。
- 2021年
- 7月10日、45周年の締めくくりとして、野外ライブ『KAI BAND 45th+1 Anniversary FINAL 100万$ナイトin横浜赤レンガ倉庫』を開催した。WOWOWライブでも生中継された。このライブはコロナ禍により1年延期されていたライブである。
- 12月25日、甲斐バンド、初のディナーショー『KAI BAND Christmas Dinner Show 2021 in HITEN - SHOW MUST GO ON』を新高輪プリンスホテル 大宴会場 「飛天」にて開催。
- 2024年
- 11月、甲斐バンド結成50周年を迎える。これを記念しWOWOWにて「甲斐バンド 50周年記念 WOWOWスペシャルイヤー」と題した特集企画が組まれ、2024年11月から2025年11月にかけて、ライブ映像やインタビュー番組などのスペシャルプログラムを放送する[4]。
再結成と解散・活動休止
[編集]甲斐バンドは再結成と解散・活動休止が多く繰り返されている。中には公言せずにいつの間にか活動休止になっている場合もあり、はっきり"解散"と公言したのは事実上、最初の解散と2008年から2009年にかけて行われたファイナルツアー後の2回である。
- 1974年 - 86年:デビュー〜解散。
- 1996年:解散から10年目という年に期間限定で復活。
- 1999年 - 2001年:本格的活動再開。シングル3部作と2001年には15年ぶりのオリジナルアルバムと全国ツアーを施行。当時、解散はしないと言いつつ、それ以降しばらく活動休止状態になる。
- 2007年:オリジナル&ライヴ・アルバムの紙ジャケットリマスター盤再発を祝し、一夜限りのギグを敢行。
- 2008年 - 2009年:2007年のプレミアムライヴのアンコールを受け、ファイナルツアーを敢行。メンバーが欠けてしまったことも含め、解散を宣言。
- 2009年 - :デビュー35周年に突入。それを祝して甲斐バンドの活動を再開。以降、甲斐のソロと並行しながら活動は続行されている。
ライヴ
[編集]日本におけるロックバンドのパイオニアとして、180万枚を超える大ヒット曲『HERO(ヒーローになる時、それは今)』をはじめ、記録と記憶に残る数々の代表曲を生み出し、ライブにおいても前例の無い新たな舞台を果敢に開拓してきた[5]。
1981年に、日本で初めてラグビー場(花園ラグビー場)でライブを行った[6]。
1982年、東京の品川プリンスホテル・ゴールドホールの会場を貸し切りにして、約6000人を動員した日本初のスタンディングコンサートも行う[7]。
1986年には当時最大となる日本武道館5日間公演を行い解散した[8]。
2008年秋からは、「BEATNIK TOUR 2001」以来7年ぶりとなるツアーを「最後の全国ツアー」と銘打って行い、2009年2月7日の日本武道館ライブを最後に、再び活動を停止した。しかし5か月後に、5度目の再結成と35周年記念ツアーの開催を発表し[注 5]、8年ぶりのオリジナル・アルバム『目線を上げろ』をリリース[注 6]。同時に全国ツアーをスタート。以降、甲斐よしひろのソロ活動と並行して、定期的に活動している。
2019年に45周年ツアーを行い、2020年7月12日に締めくくりとなる野外ライブ『KAI BAND 45th Anniversary FINAL 100万$ナイトin横浜赤レンガ倉庫』を予定していたが、コロナ禍の影響で2021年7月10日に延期された。野外ライブは2016年の『THE BIG GIG AGAIN 2016』以来となった。
ディスコグラフィー
[編集]シングル
[編集]アルバム
[編集]オリジナル・アルバム
[編集]発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
---|---|---|---|---|
東芝EMI / EXPRESS | ||||
1st | 1974年12月20日 | らいむらいと | LP/CD | - |
2nd | 1975年11月5日 | 英雄と悪漢 | 20位 | |
3rd | 1976年10月5日 | ガラスの動物園 | 27位 | |
4th | 1977年10月5日 | この夜にさよなら | 14位 | |
5th | 1978年10月5日 | 誘惑 | 14位 | |
6th | 1979年10月5日 | マイ・ジェネレーション | 2位 | |
7th | 1980年10月5日 | 地下室のメロディー | 3位 | |
8th | 1981年11月1日 | 破れたハートを売り物に | ||
9th | 1982年11月1日 | 虜-TORIKO- | 2位 | |
10th | 1983年7月21日 | GOLD/黄金 | 8位 | |
ファンハウス | ||||
11th | 1985年3月1日 | ラヴ・マイナス・ゼロ | LP/CD | 3位 |
東芝EMI / EXPRESS | ||||
12th | 1986年3月5日 | REPEAT & FADE | 12inch(4枚組)/CD(2枚組) | 4位 |
イーストウェスト・ジャパン | ||||
13th | 2001年6月6日 | 夏の轍 | CD | 44位 |
EMIミュージック・ジャパン / EXPRESS | ||||
14th | 2009年10月21日 | 目線を上げろ <甲斐バンド sometimes KAI YOSHIHIRO> | CD・DVD(初回盤) | 24位 |
ベスト・アルバム
[編集]発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
---|---|---|---|---|
東芝EMI / EXPRESS | ||||
BEST | 1979年3月5日 | 甲斐バンド・ストーリー | LP/CD | 1位 |
1985年9月28日 | Here We Come the (3→)4 Sounds | LP/CD | 11位 | |
SINGLE BEST | 1990年12月19日 | +(プラス)〜シングル・コレクション Vol.1 | CD | 30位 |
-(マイナス)〜シングル・コレクション Vol.2 | 34位 | |||
2000年6月7日 | Singles | 135位 | ||
2000年12月6日 | Singles II <甲斐バンド to 甲斐よしひろ> | - | ||
BEST | 2004年10月20日 | ALIVE (KAI 30th Anniversary BEST) <甲斐バンド-甲斐よしひろ> | 117位 | |
EMIミュージック・ジャパン / EXPRESS | ||||
REMIX BEST | 2007年12月12日 | 甲斐バンド・ストーリーII | CD | 59位 |
BALLAD BEST | 2009年12月9日 | ロッカ・バラード | 44位 | |
ユニバーサルミュージック | ||||
BEST | 2019年10月16日 | HEROES -45th ANNIVERSARY BEST- | CD(2枚組)+DVD (初回限定盤) |
21位 |
CD(2枚組) (通常盤) |
セルフカバー・アルバム
[編集]発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
---|---|---|---|---|
東芝EMI / EXPRESS | ||||
1st | 1996年7月24日 | Big Night | CD | 22位 |
IVY Records | ||||
2nd | 2013年1月9日 | ROCKS | CD・DVD(初回盤) | 16位 |
3rd | 2014年2月26日 | ROCKSII | CD・DVD(初回盤) | 27位 |
企画盤
[編集]発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
---|---|---|---|---|
ファンハウス | ||||
TV Mix | 1985年7月20日 | LOVE MINUS VOICE | LP/CD | 41位 |
東芝EMI / EXPRESS | ||||
編集盤 | 1986年11月21日 | ポイズン80's | CD | 10位 |
東芝EMI / EASTWORLD | ||||
編集盤 | 1987年11月5日 | コンプリート REPEAT & FADE <甲斐よしひろ with 甲斐バンド> | LP/CD | 18位 |
東芝EMI / EXPRESS | ||||
通販限定 | 1993年1月1日 | HERO (Kai-Band Best Selection) | CD | - |
EMIミュージック・ジャパン / EXPRESS | ||||
再編盤 | 2007年12月12日 | REPEAT & FADE “Ultimate” | CD(2枚組) | - |
キングレコード | ||||
記念盤 | 2014年11月26日 | Blood in the Street/甲斐バンド 40th Anniversary tour in 日比谷野音 | CD(2枚組) | 41位 |
ユニバーサルミュージック | ||||
BOX | 2016年6月29日 | KAI BAND & KAI YOSHIHIRO THE NEW YORK BOX | CD(7枚組)+DVD | 72位 |
ライヴ・アルバム
[編集]発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
---|---|---|---|---|
東芝EMI / EXPRESS | ||||
1st | 1978年3月5日 | サーカス&サーカス | LP/CD | 10位 |
2nd | 1980年3月5日 | 100万$ナイト | LP(2枚組)+EP/CD(2枚組) | 4位 |
3rd | 1981年6月5日 | 流民の歌 | LP(3枚組)/CD(2枚組) | 9位 |
4th | 1983年11月21日 | THE BIG GIG | LP(2枚組)/CD(2枚組) | 11位 |
5th | 1986年7月31日 | THE 甲斐バンド | LP+EP/CD | 4位 |
6th | 1989年6月29日 | シークレット・ギグ | LP/CD | 31位 |
イーストウェスト・ジャパン | ||||
7th | 2001年9月27日 | THE BATTLE OF NHK HALL | CD(2枚組) | 75位 |
ユーキャン | ||||
通販 | 2005年6月1日 | 熱狂/ステージ | CD-BOX(10枚組) | - |
BEAT VISION / KAI OFFICE | ||||
8th | 2010年7月15日 | マイ・リトル・タウン | CD(3枚組) | - |
配信 | 2011年1月28日 | LIVE at the PLEASURE PLEASURE | 配信 | - |
ユニバーサルミュージック | ||||
9th | 2019年6月26日 | サーカス&サーカス2019 | CD(2枚組) | 31位 |
映像
[編集]発売日 | タイトル | 形態 | ||
---|---|---|---|---|
東芝EMI / EXPRESS | ||||
1983年11月21日 | THE BIG GIG | ビデオ/DVD/Blu-ray | ||
東芝EMI / ファンハウス | ||||
1984年10月20日 | HALF BREED | ビデオ | ||
東芝EMI / EXPRESS | ||||
1986年12月20日 | Here We Come the 4 Sounds | ビデオ/DVD/Blu-ray | ||
1990年12月12日 | 甲斐バンド 十二年戦争-栄光の軌跡- | ビデオ | ||
甲斐バンド LIVE AT 武道館-完結編 | ビデオ | |||
1997年3月19日 | Big Night | ビデオ/DVD | ||
2000年5月17日 | STORY OF US <甲斐よしひろ> | ビデオ/DVD | ||
イーストウェスト・ジャパン | ||||
2000年11月22日 | SHARE 甲斐バンド LIVE IN 飛天 | DVD | ||
東芝EMI / EXPRESS | ||||
2001年9月27日 | LAZY HAZY IN THE SUMMER | ビデオ/DVD | ||
EMIミュージック・ジャパン / EXPRESS | ||||
2008年9月26日 | DIRTY WORK | DVD(2枚組) | ||
2008年9月26日 | PV BEST〜無法者の愛〜 <甲斐バンド/甲斐よしひろ> | DVD | ||
2009年4月29日 | NEVER END | DVD(2枚組) | ||
KAI OFFICE | ||||
2010年11月1日 | KAI DVD-BOXIII Disc.1・2 <甲斐よしひろ> | DVD-BOX(6枚組) | ||
ハピネット | ||||
2011年6月2日 | 照和 My Little Town KAI BAND | DVD | ||
KAI OFFICE | ||||
2013年5月7日 | Absolute 薬師寺LIVE | DVD+CD(2枚組) | ||
IVY Records | ||||
2013年9月25日 | ROLLING BIRTHDAY 60 | DVD(2枚組) | ||
KAI OFFICE | ||||
2015年8月1日 | Complete 日比谷野音LIVE | DVD(2枚組) | ||
2016年2月1日 | KAI BAND SYMPHONY | DVD+2CD | ||
2018年3月14日 | THE BIG GIG AGAIN | DVD+2CD | ||
2019年3月27日 | TOUR かりそめのスウィング 2017 | DVD+2CD | ||
2020年7月1日 | 坩堝〔RUTSUBO〕 | DVD+2CD | ||
2020年12月23日 | HEROES2019 | 2DVD+2CD |
タイアップ曲
[編集]楽曲 | タイアップ |
---|---|
HERO(ヒーローになる時、それは今) | 服部時計店 CMソング |
ビューティフル・エネルギー | カネボウ化粧品 CMソング |
漂泊者(アウトロー) | フジテレビ系ドラマ『土曜ナナハン学園危機一髪』主題歌 |
シーズン | サントリー『トロピカルカクテル』CMソング |
フェアリー(完全犯罪) | スズキ・アルト イメージソング |
メガロポリス・ノクターン | 関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『現代恐怖サスペンス』主題歌 |
Run To Zero | TBS系『ワールドカップラグビー』テーマソング |
ちんぴら | 映画『 |
ティーンエイジ・ラスト | 日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』エンディングテーマ |
トレーラー・ハウスで | フジテレビ系『ウチくる!?』エンディングテーマ |
胸いっぱいの愛 2008 | TBS系『はなまるマーケット』エンディングテーマ |
Blood in the Street | テレビ東京系『新・刑事吉永誠⼀』主題歌[9] |
映画
[編集]関連書籍
[編集]- 甲斐バンド・サーカス&サーカス「ライブ・アングル」写真集(1978年、新興楽譜出版社)
- 1982:BEATNIK [Kai Band] 写真集(1982年、小学館)
- LOVE MINUS ZERO(1985年、書下ろしハードボイルド短篇集、北上次郎 編 北方謙三、船戸与一、大沢在昌 他全9名著、CBSソニー出版)
- ポップコーンをほおばって―Another side of Kai Band(1985年、田家秀樹 著、講談社)
- 甲斐バンド BEATNIK 1981-1986 FOR LONELY HEROINES & BROKEN HEROES(1986年、音楽専科社)
- 愛を叫んだ獣。(1986年、亀和田武 著、白夜書房)
- ポップコーンをほおばって―甲斐バンド・ストーリー(1987年、文庫本版、田家秀樹 著、角川書店)
- 生きることを素晴らしいと思いたい-コンサート・ツアーの12万人(1989年、福音館書店)
- 甲斐バンド写真集 BIG SHOTS 191 DAYS(1996年、ぴあ)
- 甲斐バンド40周年〜嵐の季節〜(2014年、石田伸也 著、ぴあ)
- 甲斐バンド写真集 in the Street(2014年、甲斐オフィス)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ シングル「ビューティフル・エネルギー」のみ。
- ^ a b アルバム『REPEAT & FADE』のみ
- ^ オリジナルアルバムのみ。
- ^ 大森の死去後、初めてのライブとなった。
- ^ 2001年のツアー時に、甲斐の口から「もう解散はしない」との発言がされていたにもかかわらず、2009年2月のマスコミによる「武道館で最後のライブ〜解散」報道を否定しなかったため、同年7月に35周年記念ツアーの開催を発表した際には、多くの批判が寄せられた。
- ^ 本作は、甲斐よしひろのソロ・プロジェクトも含まれるため、正式なクレジットは『甲斐バンド sometimes KAI YOSHIHIRO』となっている。
出典
[編集]- ^ a b “甲斐バンド(カイバンド)の情報まとめ”. OKMusic. OKWAVE. 2021年11月30日閲覧。
- ^ NHK BS『甲斐よしひろSPIRIT25〜終わらない歓声〜』
- ^ 栗原裕一郎『バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで』文春文庫、2016年12月10日、144頁。ISBN 978-4167907594。
- ^ “甲斐バンド 50周年記念 WOWOWスペシャルイヤー”. WOWOW. WOWOW Inc.. 2024年10月22日閲覧。
- ^ “ライブは一瞬一瞬が命 デビュー45周年の集大成となる全国ツアーを開催 日本のロックレジェンド、甲斐よしひろにインタビュー - インタビュー&レポート | ぴあ関西版WEB”. kansai.pia.co.jp. 2021年7月10日閲覧。
- ^ “甲斐バンド“伝説の花園ラグビー場ライブ”。大惨事を防いだ鶴瓶の助言。 (2014年4月27日)”. エキサイトニュース. 2021年7月1日閲覧。
- ^ “KAI SURF : BIOGRAPHY”. www.kaisurf.com. 2021年7月1日閲覧。
- ^ “岡林信康がぶっ壊そうとした「フォークの神様」のレッテル | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)”. Rolling Stone Japan (2021年3月19日). 2021年7月10日閲覧。
- ^ “音楽情報”. 新・刑事吉永誠一. テレビ東京. 2021年11月30日閲覧。