コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

琴栄峰央起

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
琴手計太希から転送)
琴栄峰 央起
基礎情報
四股名 琴手計 太希→琴栄峰 央起
本名 手計 太希
愛称 たいちゃん
生年月日 (2003-07-08) 2003年7月8日(21歳)
出身 千葉県柏市
身長 183.7cm
体重 131.0kg
BMI 38.8
所属部屋 佐渡ヶ嶽部屋
得意技 右四つ・寄り
成績
現在の番付 西十両13枚目
最高位 西十両13枚目
生涯戦歴 79勝47敗1休(18場所)
優勝 序二段優勝1回
序ノ口優勝1回
データ
初土俵 2022年1月場所
備考
2024年11月26日現在

琴栄峰 央起(ことえいほう ひろき、2003年7月8日 - )は、千葉県柏市出身で、佐渡ヶ嶽部屋所属の大相撲力士。本名は手計 太希(てばかり たいき)。身長183.7cm、体重131.0kg。最高位は西十両13枚目(2024年11月場所)。兄は佐渡ヶ嶽部屋所属の琴勝峰吉成

来歴

[編集]

相撲は5歳の時に柏市少年相撲団で始めた[1]。小学校5年生と6年生でわんぱく相撲全国大会に出場したことがきっかけで埼玉栄高校相撲部の監督に兄の富士紀(琴勝峰)と共に勧誘され、中学校進学と同時に埼玉栄高校相撲部の寮で生活を始めた[2]さいたま市立大宮西中学校在学中は3年次に白鵬杯個人2位、埼玉栄高校在学中は3年次に金沢大会個人優勝などの実績を残した[1]。その後、高校卒業を待たずに大相撲の佐渡ヶ嶽部屋に入門し、2022年1月場所で初土俵を踏んだ[1]

初めて番付に名前が載った3月場所は7戦全勝で、琴挙龍との優勝決定戦を制し序ノ口優勝[3]。翌5月場所は7戦全勝で花房との優勝決定戦を制し序二段で優勝した[4]。続く7月場所は三段目に昇進し、3日目にプロ初黒星を喫して初土俵からの連勝が15でストップした[5]。その場所は5番相撲で勝ち越しを決めたが、2019新型コロナウイルスに感染して6番目以降は途中休場となった[6]。翌9月場所は6勝1敗と勝ち越して、続く11月場所で幕下に昇進。

2023年3月場所、西幕下17枚目で3勝4敗としデビュー以来初となる負け越し。その後5月場所から3場所連続で勝ち越し、11月場所で自己最高位となる東幕下5枚目に昇進したものの5番相撲で4敗目を喫し、最終的に3勝はしたものの2度目の負け越し。

2024年に入り1月、3月と2場所連続で勝ち越し、5月場所は自己最高位を更新する東幕下2枚目となるも一番相撲から4連敗し2勝5敗。7月場所は勝ち越し、3度目の幕下5枚目以内となる西幕下5枚目となった9月場所、中日まで2勝2敗から3連勝し5勝2敗の成績を残し、新十両確実と報じられた[7]。25日、日本相撲協会は11月場所番付編成会議を両国国技館内で行い、琴手計の昇進を決めた。同時に新十両昇進を機に四股名を出身校の「栄」と兄の四股名と同じ字であり上を目指すという意味が込められた「峰」を入れた琴栄峰とすることが発表された[8][9]。兄弟関取は史上22組目となる[10]。新十両会見では「早く兄を追い越し、(兄弟子の)琴桜関にも近づけるように」「昔ののように兄弟で、幕内の優勝決定戦をできたら」と抱負を語った[11][12]

主な成績

[編集]

2024年11月場所終了現在

通算成績

[編集]
  • 生涯戦歴:79勝47敗1休(18場所)

各段優勝

[編集]
  • 序二段優勝:1回(2022年5月場所)
  • 序ノ口優勝:1回(2022年3月場所)

場所別成績

[編集]
琴栄峰 央起
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2022年
(令和4年)
(前相撲) 東序ノ口10枚目
優勝
7–0 
東序二段21枚目
優勝
7–0 
東三段目27枚目
4–2–1[場所 1] 
西三段目13枚目
6–1 
東幕下37枚目
5–2 
2023年
(令和5年)
西幕下22枚目
4–3 
西幕下17枚目
3–4 
東幕下23枚目
4–3 
東幕下18枚目
5–2 
東幕下9枚目
4–3 
東幕下5枚目
3–4 
2024年
(令和6年)
西幕下8枚目
4–3 
東幕下6枚目
5–2 
東幕下2枚目
2–5 
西幕下8枚目
4–3 
西幕下5枚目
5–2 
西十両13枚目
7–8 
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)
  1. ^ 2019新型コロナウイルス感染のため6番相撲から休場

改名歴

[編集]
  • 琴手計 太希(ことてばかり たいき)2022年1月場所 - 2024年9月場所
  • 琴栄峰 央起(ことえいほう ひろき)2024年11月場所 -

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c 「令和4年初場所全新弟子名鑑」『相撲』2022年2月号、ベースボール・マガジン社、110頁。 
  2. ^ 「大銀杏が待っている」『相撲』2024年5月号、ベースボール・マガジン社、74頁。 
  3. ^ 琴手計が同部屋対決制し序ノ口優勝「あの形になれたら勝てると思っていた」 兄は幕内琴勝峰」『日刊スポーツ』2022年3月27日。2022年11月3日閲覧。
  4. ^ 琴手計が序二段V「小さい頃からずっとやっている」同学年のライバル花房との決定戦制す」『日刊スポーツ』2022年5月22日。2022年11月3日閲覧。
  5. ^ 琴手計がプロ初黒星 デビューからの連勝は15でストップ「立ち合いの厳しさがまだまだ」」『スポニチアネックス』2022年7月12日。2022年11月3日閲覧。
  6. ^ 琴勝峰の弟・琴手計が快勝発進 先場所新型コロナ感染も回復後の自主トレで体重アップ」『デイリースポーツ』2022年9月11日。2024年9月23日閲覧。
  7. ^ 琴手計が新十両昇進に前進「初めて5枚目以内で勝ち越せたのでうれしい」残り1番勝てば確実 日刊スポーツ 2024年9月18日15時47分 (2024年9月22日閲覧)
  8. ^ 琴栄峰、兄超え目指し 大相撲 JIJI.COM 2024年9月25日18時31分 (2024年9月25日閲覧)
  9. ^ 新十両は3人=若碇、安青錦、琴手計改め琴栄峰 再十両も3人=栃大海、千代丸、生田目 日刊スポーツ 2024年9月25日10時26分 (2024年9月25日閲覧)
  10. ^ 琴手計から改名の琴栄峰が新十両昇進、史上22組目の兄弟関取誕生「幕内の優勝決定戦できたら」 日刊スポーツ 2024年9月25日20時28分 (2024年9月26日閲覧)
  11. ^ 琴栄峰「早く兄を追い越し、琴桜関にも近づけるように」 新十両会見 サンスポ 2024/09/25 18:36 (2024年9月25日閲覧)
  12. ^ 琴手計から改名の琴栄峰が新十両昇進、史上22組目の兄弟関取誕生「幕内の優勝決定戦できたら」 日刊スポーツ 2024年9月25日20時28分 (2024年9月26日閲覧)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]