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2023年8月7日 (月) 13:10時点における版
宇宙【そら】へ | ||
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著者 | メアリ・ロビネット・コワル | |
訳者 | 酒井昭伸 | |
発行日 |
2018年7月3日(アメリカ) 2020年8月20日(日本) | |
発行元 |
トーア・ブックス 早川書房 | |
ジャンル | サイエンス・フィクション | |
国 | アメリカ合衆国 | |
言語 | 英語 | |
形態 | 書籍、電子書籍 | |
ページ数 |
432 上巻:416 下巻:416 | |
次作 | 火星へ | |
コード | ||
ウィキポータル 文学 | ||
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『宇宙【そら】へ』(The Calculating Stars)はアメリカの作家メアリ・ロビネット・コワルによるSF小説。2018年7月3日にトーア・ブックスから出版された[1](日本語版は2020年8月20日早川書房刊[2][3])。本作は「レディ・アストロノート」シリーズの1冊目の刊行物であり、2012年の短篇 "The Lady Astronaut of Mars" に繋がる物語である。
あらすじ
1952年にトマス・E・デューイ大統領によってアメリカ合衆国が宇宙開発競争に勝利して間もなく、隕石がチェサピーク湾に落下し、アメリカ合衆国東海岸のほとんどが消失する。その直後、数学者で元WASPパイロットのエルマ・ヨークは隕石落下の結果生じる気候変動によって、50年以内に地球が居住不能になるだろうと計算する。この脅威が宇宙植民の取り組みを加速し、エルマを最初は月に、次に火星に到達しようとする国際航空宇宙連合に参加するように導く。
評価
『宇宙【そら】へ』は2019年のネビュラ賞 長編小説部門[4]、2019年ローカス賞 SF長編部門[5]、2019年ヒューゴー賞 長編小説部門[6]および2019年のサイドワイズ賞 長編賞を受賞した[7]。 パブリッシャーズ・ウィークリー誌はエルマのパーソナルライフが「終末論的な背景の中心に、魅惑的な人間を提供している」と本作を「傑出した」作品と認めた[8]。
ジェイムズ・ニコルは、歴史的に正確な人種および性差別問題を進んで織り込むことでコワルを称賛した[9]。
脚注
- ^ “The Calculating Stars - Mary Robinette Kowal - Macmillan”. 16 July 2019閲覧。
- ^ “宇宙【そら】へ 上”. 2021年12月27日閲覧。
- ^ “宇宙【そら】へ 下”. 2021年12月27日閲覧。
- ^ “Nebula Awards 2019”. Science Fiction Awards Database. Locus. 2019年4月7日閲覧。
- ^ locusmag (2019年6月29日). “2019 Locus Awards Winners” (英語). Locus Online. 2019年7月3日閲覧。
- ^ 2019 Hugo Award & 1944 Retro Hugo Award Finalists, by en:Cheryl Morgan, at TheHugoAwards.org; published April 2, 2019; retrieved July 23, 2019
- ^ 2018 Sidewise Award Nominees, at Locus; published August 19, 2019; retrieved August 20, 2019
- ^ “Fiction Book Review: The Calculating Stars: A Lady Astronaut Novel”. Publishers Weekly. 17 July 2019閲覧。
- ^ “Ages and Ages Hence”. James Nicoll Reviews (July 12, 2018). July 23, 2019閲覧。