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2023年1月27日 (金) 05:00時点における版
横浜DeNAベイスターズ #31 | |
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2017年2月20日 宜野湾市立野球場 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 岡山県岡山市東区 |
生年月日 | 1993年12月16日(31歳) |
身長 体重 |
167 cm 68 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 二塁手、遊撃手、三塁手 |
プロ入り | 2015年 ドラフト3位 |
初出場 | 2016年3月25日 |
年俸 | 5600万円(2023年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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柴田 竜拓(しばた たつひろ、1993年12月16日 - )は、岡山県岡山市東区出身のプロ野球選手(内野手)。右投左打。横浜DeNAベイスターズ所属。
経歴
プロ入り前
小学3年生の時に少年野球を始めた。岡山市立山南中学校への入学後は、中学の野球部には入部せず、硬式野球のチームであるヤングカープ岡山に入団。ヤングリーグで全国制覇を達成した。一貫して投手だったが、内野手に集中し始めた。
父の出身校である岡山理科大学附属高等学校に進学すると、1年生の秋からレギュラーとなったが、甲子園には出場することはできなかった。野球部の同期に藤岡裕大がいた。
國學院大學に進学すると、1学年上の先輩に後にプロでチームメイトとなる山下幸輝がいた。守備の基礎ができていないことを強く感じキャッチボール、ノック等の基礎練習に力を入れた。2年生の秋から遊撃手に定着した。3年生になって以降は21歳以下日本代表に選ばれた[2]。ベストナイン2回。
2015年、プロ野球ドラフト会議でDeNAから3巡目指名を受け、11月9日に契約金6000万円、年俸1000万円(金額は推定)で仮契約した[3]。背番号は「31」。
DeNA時代
2016年は開幕を一軍で迎え、3月25日の開幕戦である広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)ではプロ初打席でクリス・ジョンソンから決勝適時打を打ったが、翌日の3月26日にはボールを握り損ねて二走の生還を許す適時失策を喫した[4]。1年目は19試合の出場で打率.205、2打点だった。
2017年は2年連続開幕を一軍で迎えた。5月6日の対東京ヤクルトスワローズ8回戦(横浜スタジアム)では、延長11回裏に秋吉亮からプロ初のサヨナラ適時打を打つ活躍を見せた。7月17日に出場選手再登録されると田中浩康、石川雄洋との併用で起用が増えた。石川が登録抹消されると「2番・二塁手」でのスタメン起用も増え、9月10日の対阪神タイガース20回戦ではプロ初本塁打を打った。守備では光る場面を多く見せたがその反面打撃に関しては88試合の出場で打率.233、11打点と前年に引き続き課題を残すこととなった。
2018年は前年を上回る113試合に出場も攻守に精彩を欠き、DELTA社算出のWARで-0.4[5]と課題の残るシーズンだった。打率は.219に終わった一方で、265打席で30四球を選び、出塁率.324と選球眼を発揮した。
2019年はセカンドを中心に二遊間を守り、本人のUZRはDELTA社算出でチーム2位の6.0まで向上[6]。打撃では8月以降打率.377と爆発したことで、トータルでは打率.256にOPS.705と大幅に改善、準レギュラーの立ち位置となった。DELTA社算出のWARは1.1で[7]あり、これはチーム野手5位の数字だった。
2020年は110試合に出場し、打率.266、0本塁打、自己最高のOPS.708と大きく成長した。またスタメン起用は61試合で自己最多となったが、併用された大和、倉本寿彦も結果を残し、レギュラーを取りきることは出来なかった。オフの契約更改では、1500万円アップの推定年俸5500万円でサインした[8]。
2021年は「6番・遊撃手」でルーキーイヤー以来の開幕スタメンを勝ち取る。以降は二塁手や遊撃手でのスタメンが続くが、4月23日の阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)で二遊間を組む大和と交錯し、左肩関節を脱臼。翌日に登録を抹消された[9]。6月17日の二軍戦で約2か月ぶりの実戦復帰を果たし、同19日に出場選手登録された[10]。復帰後は打撃好調だったが、7月9日の中日ドラゴンズ戦(バンテリンドームナゴヤ)で京田陽太のスライディングが左手に当たり指を裂傷し、翌日に登録を抹消された[11]。8月14日に再び出場選手登録されると、同19日の阪神タイガース戦(東京ドーム)で藤浪晋太郎から勝ち越し2点適時打を放ち[12]、自身2年ぶりとなるヒーローインタビューを受けた。10月10日の中日ドラゴンズ戦(横浜)ではライデル・マルティネスから自身4年ぶりのサヨナラ打となる犠牲フライを放った[13]。最終的には前半戦の離脱が響き、一軍に定着して以来自己最少の85試合出場、打率.234、2本塁打、15打点の成績にとどまった[14]。
2022年も開幕スタメンを迎え、遊撃手として出場を続けていたが、4月6日に発熱と倦怠感を訴えPCR検査をしたところ、新型コロナウイルスの陽性判定を受け一時離脱した[15]。4月26日に一軍再昇格も、開幕から33打席連続でノーヒットが続いて打撃不振に苦しみ、5月4日の中日戦(横浜スタジアム)での二塁打がシーズン初安打となった[16]。以降はシーズン終了まで一軍に帯同し、96試合に出場したが、しかし 自己ワーストの打率.195、ルーキーイヤー以来となる0本塁打で打点も僅か1に終わった[17]。
選手としての特徴
打撃面は小柄な体格だがパンチ力も備えており、しっかりと振り抜くスタイルでクリーンヒットが多い。選球眼も良く四球も選べる[18]。
守備面では巧みなグラブ捌きと素早い動きに定評があり[19]、同じ二遊間のポジションを守る源田壮亮[20]、京田陽太[21]、茂木栄五郎[22]、吉川尚輝[23]らにも参考にされている。
人物
2017年夏に、中学3年生の時から交際していた女性と交際9年で結婚した[24]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | DeNA | 19 | 46 | 39 | 4 | 8 | 0 | 1 | 0 | 10 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0 | 0 | 8 | 1 | .205 | .295 | .256 | .552 |
2017 | 88 | 248 | 215 | 25 | 50 | 8 | 0 | 1 | 61 | 11 | 1 | 1 | 11 | 2 | 17 | 0 | 3 | 50 | 2 | .233 | .295 | .284 | .579 | |
2018 | 113 | 265 | 224 | 32 | 49 | 6 | 0 | 3 | 64 | 13 | 2 | 1 | 6 | 0 | 30 | 2 | 5 | 45 | 3 | .219 | .324 | .286 | .610 | |
2019 | 111 | 196 | 164 | 22 | 42 | 8 | 1 | 3 | 61 | 17 | 3 | 0 | 10 | 2 | 20 | 1 | 0 | 38 | 3 | .256 | .333 | .372 | .705 | |
2020 | 110 | 276 | 233 | 33 | 62 | 14 | 0 | 2 | 82 | 20 | 0 | 0 | 9 | 1 | 29 | 3 | 4 | 50 | 1 | .266 | .356 | .352 | .708 | |
2021 | 85 | 266 | 222 | 21 | 52 | 15 | 0 | 2 | 73 | 15 | 1 | 1 | 14 | 3 | 26 | 1 | 1 | 39 | 1 | .234 | .313 | .329 | .642 | |
2022 | 96 | 198 | 169 | 17 | 33 | 5 | 1 | 0 | 40 | 1 | 1 | 2 | 8 | 0 | 20 | 2 | 1 | 29 | 3 | .195 | .284 | .237 | .521 | |
通算:7年 | 622 | 1495 | 1266 | 154 | 296 | 56 | 3 | 11 | 391 | 79 | 9 | 5 | 60 | 8 | 147 | 9 | 14 | 259 | 14 | .234 | .318 | .309 | .627 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
二塁 | 三塁 | 遊撃 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | DeNA | 9 | 8 | 20 | 2 | 2 | .933 | - | 12 | 7 | 20 | 2 | 4 | .931 | |||||
2017 | 69 | 114 | 150 | 4 | 29 | .985 | 17 | 2 | 14 | 0 | 1 | 1.000 | - | ||||||
2018 | 65 | 69 | 89 | 2 | 16 | .988 | 19 | 1 | 8 | 1 | 3 | .900 | 39 | 43 | 103 | 3 | 16 | .980 | |
2019 | 89 | 71 | 104 | 1 | 17 | .994 | 10 | 2 | 8 | 0 | 1 | 1.000 | 21 | 20 | 40 | 1 | 8 | .984 | |
2020 | 78 | 94 | 154 | 2 | 33 | .992 | 16 | 4 | 10 | 0 | 1 | 1.000 | 35 | 36 | 77 | 4 | 17 | .966 | |
2021 | 49 | 67 | 123 | 3 | 37 | .984 | 7 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1.000 | 40 | 51 | 79 | 5 | 17 | .963 | |
2022 | 5 | 3 | 3 | 0 | 1 | 1.000 | 49 | 22 | 34 | 1 | 3 | .982 | 47 | 57 | 89 | 2 | 14 | .986 | |
通算 | 364 | 426 | 643 | 14 | 135 | .987 | 118 | 32 | 78 | 2 | 9 | .982 | 194 | 214 | 408 | 17 | 76 | .968 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 初出場・初先発出場:2016年3月25日、対広島東洋カープ1回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、7番・二塁手で先発出場
- 初打席・初安打・初打点:同上、2回表にクリス・ジョンソンから中前2点適時打 ※初球
- 初盗塁:2016年4月5日、対中日ドラゴンズ1回戦(ナゴヤドーム)、1回表に二盗(投手:若松駿太、捕手:杉山翔大)
- 初本塁打:2017年9月10日、対阪神タイガース20回戦(阪神甲子園球場)、8回表に桑原謙太朗から右越ソロ
背番号
- 31(2016年 - )
登場曲
- 「Believe in yourself」阿部真央(2016年)
- 「君に恋をしています」ベリーグッドマン(2017年)
- 「Beautiful Now ft. Jon Bellion」Zedd(2017年 - )
- 「Thumbs Up」MOMOLAND(2020年)
- 「Waste It On Me」Steve Aoki feat. BTS(2021年- )
脚注
- ^ “DeNA - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月26日閲覧。
- ^ “「主将魂」いつも胸に”. タウンニュース (タウンニュース). (2015年12月10日) 2015年12月10日閲覧。
- ^ “DeNA ドラ3柴田竜拓が仮契約”. デイリースポーツ (株式会社デイリースポーツ). (2015年11月9日) 2015年11月9日閲覧。
- ^ “ドラ3柴田ポロリ…ラミDeNA初黒星”. デイリースポーツ online (2016年3月27日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ [3]
- ^ “DeNA柴田は1200万円増の5500万円「3割&遊撃レギュラー取る」:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2022年11月27日閲覧。
- ^ “DeNA柴田が左肩脱臼で抹消 三浦監督「治療に専念してもらいたい」”. 日刊スポーツ (2021年4月24日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “DeNA柴田1軍登録「試合に出て状態は問題ない」三浦監督言及”. 日刊スポーツ (2021年6月19日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “【DeNA】柴田竜拓が左手4針縫って登録抹消 代わりに19年ドラ1森敬斗が1軍昇格”. スポーツ報知 (2021年7月10日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ “「藤浪キラー」柴田、勝ち越し打 2人を返しガッツポーズ 8月19日・阪神戦”. カナロコ by 神奈川新聞 (2021年8月20日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ “【DeNA】柴田竜拓が4年ぶりサヨナラ打、前打者敬遠に「ワクワクした」”. スポーツ報知 (2021年10月10日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “DeNA柴田は420万円増でサイン 先輩筒香の「生き様」学ぶ”. スポニチ Sponichi Annex (2021年12月2日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ “DeNA・柴田竜拓がコロナ感染 濃厚接触者はなし”. サンケイスポーツ (2022年4月6日). 2022年4月20日閲覧。
- ^ “【DeNA】柴田竜拓が34打席目で今季初安打 左翼線への二塁打”. 日刊スポーツ (2022年5月4日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ “DeNA・柴田竜拓、300万円減の5600万円でサイン 1学年下の京田加入に「自分も必ずレベルアップできる」(サンケイスポーツ)”. Yahoo!ニュース. 2022年11月27日閲覧。
- ^ ““努力”の男 DeNA・柴田竜拓のいま”. BASEBALL KING (2018年9月14日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “柴田竜拓はDeNA課題のセンターラインを担えるか?来日中のビスケルから学ぶ「自然な動き」”. THE DIGEST (2020年2月7日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “西武・源田が語る“たまらん守備”をする選手は?”. BASEBALL KING (2020年2月21日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “【今秋ドラフト注目選手】No.1野手は日大・京田 希少な大型遊撃手”. スポーツニッポン (2016年1月7日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “楽天・茂木栄五郎内野手「打撃は吉田で、守備はDeNAの柴田(竜拓)ですね」”. 週刊ベースボールONLINE (2017年3月9日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “素材は菊池涼介以上!? ドラフト1位候補、中京学院大・吉川尚輝が見据える未来”. ベースボールチャンネル (2016年1月28日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “DeNA柴田が結婚!同郷岡山の一般女性と9年愛”. 日刊スポーツ (2017年11月29日). 2020年9月16日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 柴田竜拓 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手名鑑 - 横浜DeNAベイスターズ公式サイト