野川拓斗
野田市役所(軟式) | |
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2016年5月22日、平塚球場にて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 埼玉県戸田市 |
生年月日 | 1991年9月6日(33歳) |
身長 体重 |
170 cm 73 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2015年 ドラフト7位 |
初出場 | 2016年4月16日 |
最終出場 | 2016年5月7日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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野川 拓斗(のがわ たくと、1991年9月6日 - )は、埼玉県戸田市出身の元プロ野球選手(投手)。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]埼玉県戸田市出身。小学4年時に前野町ジャイアンツで野球を始め、戸田市立美笹中では軟式野球部で投手を務めた。
川口青陵高校では、入学当初は球速は117km/hであり代走要員であったが、週2回ジムに通い急成長を果たし、2年の夏に背番号1を貰った[1]。2年の秋の関東大会では文星芸大附属高校相手に9回2アウトまで無安打無失点ピッチングを披露した[2]。3年の夏は埼玉県大会ベスト4で埼玉栄高校に敗れた[1]。
城西国際大学進学後、1年春からリーグ戦に登板。4年秋には防御率0.38、4勝1敗で奪三振王を獲得[3]するとリーグ優勝に貢献した。
鷺宮製作所入社後、JABA静岡大会で優勝を果たし、第40回社会人野球日本選手権大会では初戦のJFE西日本戦で1回2奪三振無失点のピッチングを見せた。
DeNA時代
[編集]2015年、プロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから7巡目指名を受け、11月11日に契約金3,000万円、年俸800万円(金額は推定)で仮契約した[4]。背番号は「58」。
2016年は4月10日に一軍登録されると、同月16日のヤクルト戦でプロ初登板。同月26日の横浜スタジアムでの中日戦では1回3奪三振を記録するなど快投を見せたが、5月7日の広島戦で自責点は0ではあるが4失点、登録抹消となりその後の怪我もあってそれ以降の一軍登板は無かった。2軍では19試合に登板し、0勝2敗1セーブ、防御率2.77だった[5]。
2017年は砂田毅樹、エドウィン・エスコバーらが中継ぎ左腕として活躍する中で、一軍登板なしに終わった。11月17日、2018年より背番号が「97」となることが発表された[6]。
2018年も2年連続で一軍登板なしに終わり、同年オフに戦力外通告を受けた。
社会人復帰後
[編集]2019年に発行された各種のプロ野球選手名鑑でSUNホールディングスと契約し、社会人野球に復帰していたことが判明した。2020年には川口ゴールデンドリームスへ移籍したが[7]、同年3月で退団。大会が延期になったことで公式戦登板できずに退団することとなった[8]。
川口ゴールデンドリームス退団後は千葉県の野田市役所に採用され、軟式野球チームでプレー。同年の天皇賜杯千葉県大会にも出場している。
選手としての特徴・人物
[編集]最速146km/hを記録した勢いのある直球とキレの良いスライダーで強気に勝負する本格派左腕[9]。
「おたくと」というニックネームを持つほどのゲーム、アニメ好き[10]。好きなアニメの一つに『俺、ツインテールになります。』を挙げており[11]、2017年シーズンまで、登場曲には同アニメのオープニングテーマを使用していた。ツインテールのキャラクターが好みで、『ラブライブ!』では矢澤にこ推し[12]、入寮の際ははちゅねミクのぬいぐるみを抱えていた[13]。
プロ入り1年目の開幕直前、球団の親会社であるDeNAの運営するサブカルチャーニュースアプリ『ハッカドール』のキャラクターを練習用グラブにプリントしたいと提案し、7月にDeNAからハッカドール1号をプリントした練習用グラブが贈られている[14]。その後、2017年の春季キャンプ時にはハッカドール3号をプリントした練習用グラブも贈られたようで[15]、更には通常のグラブでも掌の部分にハッカドール1号の刺繍が入っていた[16]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2016 | DeNA | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 34 | 7.0 | 7 | 0 | 6 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 | 6 | 2 | 2.57 | 1.86 |
NPB:1年 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 34 | 7.0 | 7 | 0 | 6 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 | 6 | 2 | 2.57 | 1.86 |
- 2018年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初登板:2016年4月16日、対東京ヤクルトスワローズ4回戦(松山中央公園野球場)、8回裏に3番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初奪三振:同上、8回裏に坂口智隆から空振り三振
背番号
[編集]- 58 (2016年 - 2017年)
- 97 (2018年)
- 1 (2019年 - )
登場曲
[編集]- 『ギミー!レボリューション』内田真礼(2016年 - 2017年)
- 『ミカヅキ』 さユり (2018年)
脚注
[編集]- ^ a b 代走からエースへ 左腕11K 川口青陵・野川拓斗投手 朝日新聞 2009年7月29日配信
- ^ 川口青陵野川1安打完封勝ち/高校野球 日刊スポーツ 2008年11月3日配信
- ^ 週刊ベースボール増刊 大学野球2013秋季リーグ戦決算号 ベースボールマガジン社
- ^ “DeNAがドラ7野川と合意”. サンスポ SANSPO.COM (サンスポ). (2015年11月11日) 2015年11月11日閲覧。
- ^ “2016年度 横浜DeNAベイスターズ 横浜DeNAベイスターズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. November 9, 2016閲覧。
- ^ “背番号変更のお知らせ | 横浜DeNAベイスターズ” (2017年11月17日). 2017年11月17日閲覧。
- ^ “1月新入団選手紹介”. 川口ゴールデンドリームス (2020年2月2日). 2020年9月30日閲覧。
- ^ 川口ゴールデンドリームス【公式】 [@yuuki1008568252] (2020年3月16日). "また、昨年末より加入していた野川拓斗選手ですが、4月より新天地でプレーすることが決まり、本日が最後の活動参加でした。". X(旧Twitter)より2020年9月30日閲覧。
- ^ “横浜DeNAベイスターズのドラフト - ドラフト会議2015 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年12月1日閲覧。
- ^ [1] 連載.jp
- ^ “DeNAドラ7野川の趣味はアニメ鑑賞”. デイリースポーツ. (2015年10月29日) 2015年12月6日閲覧。
- ^ 野川拓斗(インタビュアー:有田シュン)「横浜DeNAベイスターズを「レスキュー!!」する期待のオタクルーキー・野川拓斗投手のツインテール愛、そして野球愛‼」『有田シュンのオタク訪問, おたぽる』、2016年5月13日 。2018年3月5日閲覧。
- ^ ““アニオタ”DeNA・D7野川は初音ミク人形と入寮!”. SANSPO.COM. (2016年1月9日) 2018年3月5日閲覧。
- ^ “DeNA野川拓斗投手とハッカドールがコラボ!”. 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】 (2016年7月29日). 2018年3月5日閲覧。
- ^ @oct11_yunn (2017年2月15日). "野川さんの新しい練習用グローブ". X(旧Twitter)より2018年3月5日閲覧。
- ^ 山﨑康晃 [@19Yasuaki] (2017年2月20日). "今日は野川拓斗選手のグローブの写真をアップします✨". X(旧Twitter)より2018年3月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 野川拓斗 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 野川拓斗 (@58nogawa) - X(旧Twitter)