岩田将貴
横浜DeNAベイスターズ #68 | |
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阪神タイガース時代 (2022年7月2日、阪神甲子園球場にて) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県福岡市博多区 |
生年月日 | 1998年6月16日(26歳) |
身長 体重 |
178 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2020年 育成選手ドラフト1位 |
年俸 | 560万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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岩田 将貴(いわた まさき、1998年6月16日 - )は、福岡県福岡市博多区出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。横浜DeNAベイスターズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]福岡市立吉塚小学校1年で「吉塚クリッパーズ」に入団しソフトボールを始める[2]。福岡市立吉塚中学校時代に「福岡ボーイズ」で硬式野球に転向[3]。3年時には野茂英雄率いるジュニア選抜チーム「NOMOジャパン」に選出された[4]。NOMOジャパンの同期に高山優希、藤嶋健人がいる。
九産大九州高校では1年夏からベンチ入りすると[5]、2年春には第87回選抜高等学校野球大会に出場。初戦の近江高校戦に先発し、8回2失点と好投するも、敗戦投手となった[6]。2年夏は福岡大会3回戦の福岡大大濠高校戦で浜地真澄に本塁打を打たれるなど2失点、チームは浜地の前に3安打完封負けを喫し、敗退した[7]。3年夏は福岡大会4回戦で八女工業高校に敗れた[2]。
九州産業大学に進学すると、1年春からリーグ戦に登板[5]。2年春に防御率1.44[8]、リーグ最多の7勝を挙げMVPを獲得した[5]。しかし、同リーグ戦で左肘を痛め、同年の全日本大学野球選手権にも出場するが状態は上がらず、8月に左肘の遊離軟骨除去手術を受けた[8]。3年春のリーグ戦で復帰するが[8]、同年8月に2度目の手術となる左肘のトミー・ジョン手術を受けた[9]。4年秋からリーグ戦に復帰し、10月24日の九州共立大学戦では2番手で登板すると、2回2/3を無安打無失点に抑えて優勝を決め、胴上げ投手となった[10]。九州大学野球選手権では決勝の日本文理大学戦で7回一死二塁から登板して後続2人を抑え、チームは2-1で優勝を決めた[11]。3学年上に井手亮太郎、1学年上に福森耀真、石田駿がいる。
2020年10月26日に行われたドラフト会議では、阪神タイガースから育成1位指名を受け[12]、支度金200万円、年俸300万円(金額は推定)という条件で、育成選手として入団した[13]。背番号は122[14]。この年まで、アマスカウトとして九州地区を10年間担当してきた田中秀太が、スカウティングや入団交渉を最後に手掛けた選手でもある[15]。
阪神時代
[編集]2021年は、ウエスタン・リーグで8試合に登板し、2勝0敗、防御率2.70の成績を残した[16]。
2022年は、オープン戦から一軍に帯同し、5試合に登板して防御率2.08を記録した[17]。開幕前の支配下登録は叶わなかったが、7月25日までにウエスタン・リーグで30試合に登板[17]。6月25日の対広島東洋カープ戦から10試合連続無失点の好投をみせるなど2勝1敗、防御率2.08の成績を残し、同日に支配下選手登録されることが発表された[18][17]。背番号は93[17]。
2023年は二軍でチームトップの44試合に登板するも、防御率4.85と結果を残せず、一軍登板を果たすことはできなかった。
2024年は二軍で前年を上回る46試合に登板し防御率2.11という成績であったが、一軍登板はなかった[19]。10月1日に戦力外通告を受けた[20][19]。
DeNA時代
[編集]2024年11月16日、横浜DeNAベイスターズが獲得を発表した[21]。背番号は68。
選手としての特徴
[編集]独特の投法で知られる[22]。背中をひねった後に、右足を内側へ大きく踏み出すインステップのトルネード投法を彷彿とさせる変則サイドスロー[23][5][12]から、最速139km/hのストレートと7種類のスライダーを投げ分ける[3][24]。その特性上、対左打者用の起用が多い。本人によれば、2013年にボーイズリーグ日本選抜チームの一員としてロサンゼルスへ遠征した際に、チームの代表だった野茂英雄から投球フォームに関するアドバイスを直々に受けたという[23]。
詳細情報
[編集]背番号
[編集]- 122(2021年 - 2022年7月25日)
- 93(2022年7月26日 - 2024年)
- 68(2025年 - )
登場曲
[編集]脚注
[編集]- ^ 「【DeNA】阪神戦力外の岩田将貴が入団会見「落ち込んで眠れない時も」人生初の横浜に興奮」『日刊スポーツ』。2024年11月24日閲覧。
- ^ a b 「手術明けにコロナ「野球見たくなかった」復活したエースがプロへ最後のアピール」『西日本スポーツ』2020年9月16日。2024年10月4日閲覧。
- ^ a b 「阪神育成1位岩田「まずは支配下を」指名あいさつ」『日刊スポーツ』2020年11月4日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 野茂ジャパンと侍ジャパンU-15代表経験者が今年の選抜を盛り上げる! 高校野球ドットコム 2016年3月6日
- ^ a b c d 「阪神 育成1位・岩田将 目指すは「和製ジェフ」 7種類のスライダー駆使し新JFK入り!?」『Sponichi Annex』2020年11月5日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「九産大九州 対 近江 - スコア速報 - 第87回選抜高校野球(2015)」『日刊スポーツ』2015年3月24日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「福岡大会で波乱! センバツ出場の九産大九州、完封負けで3回戦敗退」『Sponichi Annex』2015年7月9日。2024年10月4日閲覧。
- ^ a b c 「春の九産大6連覇狙う エース岩田1年ぶり復活 福岡六大学野球13日開幕」『西日本スポーツ』2019年4月12日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「阪神育成1位の左腕・岩田「評価していただいた」昨夏トミージョン手術」『西日本スポーツ』2020年10月26日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「「野球できるのが信じられない」トミージョン手術から1年、大学最後の秋にドラマ」『西日本スポーツ』。2020年10月25日閲覧。
- ^ 「九産大 有終連覇!3回野口先制ソロ 最後はMVP船越が締めた」『Sponichi Annex』2020年11月9日。2024年10月4日閲覧。
- ^ a b 「阪神育成1位は九産大・岩田、左殺し期待の変則左腕」『日刊スポーツ』2020年10月26日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「阪神育成1位・岩田将貴 野茂氏直伝“トルネード横手投げ”「武器になっている」」『デイリースポーツ online』2020年11月17日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「阪神ドラフト2位伊藤将司は「27」/新人背番号一覧」『日刊スポーツ』2020年12月7日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「【阪神】育成ドラフト1位岩田将貴が仮契約…支度金200万円、年俸300万円「左打者は絶対に抑える」 左の変則サイド投法が武器」『スポーツ報知』2020年11月17日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「2021年度 阪神タイガース 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2022年7月25日閲覧。
- ^ a b c d 「【阪神】育成の岩田将貴を支配下登録「母親は泣いて喜んでくれた」 70人の登録枠いっぱいに」『スポーツ報知』2022年7月25日。2022年7月25日閲覧。
- ^ 「岩田将貴選手と支配下選手を契約締結」『阪神タイガース公式サイト』2022年7月25日。2024年10月4日閲覧。
- ^ a b 「【阪神】今季2軍戦防御率2.11の岩田将貴、戦力外通告に涙「チャンスがほしかった」」『スポーツ報知』2024年10月1日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「来季の選手契約について」『阪神タイガース公式サイト』2024年10月1日。2024年10月1日閲覧。
- ^ “2025年シーズン 選手契約について | 横浜DeNAベイスターズ”. 横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ. 2024年11月16日閲覧。
- ^ 「阪神 救援陣の開幕1軍争いは加治屋、島本が一歩リード 移籍4年目の小林、ジェフに弟子入りの岩田はアピールならず」『デイリースポーツ online』株式会社デイリースポーツ、2022年2月12日。2023年2月12日閲覧。
- ^ a b 「阪神育成1位岩田将貴が合意、野茂流投法の左キラー」『日刊スポーツ』2020年11月17日。2024年10月4日閲覧。
- ^ 「阪神 育成1位の九産大・岩田「ケガしている中での評価、うれしい」 昨夏左肘のトミージョン手術」『スポーツニッポン』2020年10月26日。2024年10月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 岩田将貴 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE