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2023年1月27日 (金) 04:38時点における版
読売ジャイアンツ 巡回打撃コーチ #98 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県三浦市 |
生年月日 | 1955年9月26日(69歳) |
身長 体重 |
173 cm 77 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 1977年 ドラフト3位 |
初出場 | 1978年8月24日 |
最終出場 | 1987年9月26日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
| |
コーチ歴 | |
| |
この表について
|
石井 昭男(いしい あきお、1955年9月26日 - )は、神奈川県三浦市[1]出身の元プロ野球選手(外野手)。
経歴
プロ入りまで
中学1年からエースとなり、東海大相模高校では1972年、2年生の時に三番打者、左翼手として夏の甲子園に出場。しかし1回戦でエース金本誠吉を擁する中京高に完封負け。翌1973年夏は四番打者、三塁手として県予選準決勝に進出するが、長内孝のいた桐蔭学園に敗退した[1]。
卒業後に進学した東海大学では、首都大学野球リーグで在学中5回優勝。1976年の全日本大学野球選手権大会では、決勝で斉藤明雄のいた大商大を2-1で降し優勝を飾った。翌1977年の同大会では、決勝で駒大に延長10回の熱戦の末に敗れ、準優勝に終わる。同年の明治神宮野球大会も決勝で法大の江川卓に抑えられ敗退。1976年、1977年には日米大学野球選手権大会日本代表に選出され、四番打者もつとめた[1](当時のチームは原辰徳、石毛宏典、中尾孝義、江川卓、鹿取義隆、松沼雅之らをはじめとしたそうそうたるメンバーであった)。リーグ通算90試合出場、304打数95安打、打率.313、8本塁打、53打点。最高殊勲選手1回、首位打者1回、ベストナイン3回獲得。大学同期に遠藤一彦、林良孝(本田技研鈴鹿)両投手がいた。
現役時代
1977年ドラフト3位で中日に入団。1年目から一軍で起用されるが、田尾安志をはじめ外野手の層が厚く、なかなか出番はなかった。1980年には開幕から右翼手に抜擢され、22試合に先発出場。一時はレギュラーをつかみかけたが、外野フェンスに頭部を激突する負傷で長期離脱する不運もあって、主に豊田誠佑とならぶ右の代打として活躍することとなった。1985年には、前年いずれも30本塁打を放った3番打者の谷沢健一、4番大島康徳、5番ケン・モッカが相次いで故障で倒れる中、35試合に先発出場。4番打者としても5試合に起用される。規定打席には足りないものの、打率.316と堂々の成績を残した[1]。1987年限りで現役引退。
指導者としても評価が高い。ファーム時代に石井にしごかれ、投手から野手に転向して勝負強い打撃と特徴的な右打ちで主力となった仁村徹などは、「僕のバッティングは、みんな石井さんに教わった」と述べている。
引退後
中日コーチ時代
引退後は中日のコーチ、フロントをつとめる。2017年10月31日に、2001年以来17年ぶりの打撃コーチへ就任。背番号は79[2]。2019年限りで退団。
巨人コーチ時代
2022年10月13日、2023年シーズンから大学の後輩である原辰徳監督率いる読売ジャイアンツの巡回打撃コーチに就任することが発表された[3]。2022年11月の秋季宮崎キャンプから本格的にチーム帯同し指導している[4]。背番号は98。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1978 | 中日 | 20 | 44 | 41 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 8 | 3 | .146 | .205 | .146 | .351 |
1979 | 23 | 43 | 41 | 1 | 10 | 3 | 0 | 0 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 10 | 0 | .244 | .279 | .317 | .596 | |
1980 | 88 | 167 | 143 | 19 | 31 | 5 | 1 | 7 | 59 | 18 | 3 | 2 | 3 | 1 | 20 | 1 | 0 | 23 | 3 | .217 | .311 | .413 | .724 | |
1981 | 81 | 151 | 121 | 16 | 25 | 3 | 0 | 3 | 37 | 16 | 2 | 0 | 2 | 2 | 22 | 2 | 4 | 28 | 6 | .207 | .342 | .306 | .648 | |
1982 | 60 | 48 | 45 | 4 | 9 | 3 | 0 | 1 | 15 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 9 | 1 | .200 | .250 | .333 | .583 | |
1983 | 18 | 17 | 13 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 1 | .077 | .294 | .077 | .371 | |
1984 | 58 | 45 | 38 | 4 | 7 | 4 | 0 | 0 | 11 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 | 13 | 1 | .184 | .289 | .289 | .578 | |
1985 | 75 | 169 | 133 | 18 | 42 | 5 | 0 | 6 | 65 | 24 | 0 | 1 | 3 | 0 | 32 | 1 | 1 | 35 | 2 | .316 | .452 | .489 | .941 | |
1986 | 78 | 131 | 111 | 11 | 25 | 6 | 0 | 2 | 37 | 14 | 0 | 1 | 1 | 0 | 17 | 1 | 2 | 28 | 0 | .225 | .338 | .333 | .672 | |
1987 | 56 | 60 | 54 | 1 | 11 | 2 | 0 | 0 | 13 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 14 | 2 | .204 | .283 | .241 | .524 | |
NPB:10年 | 557 | 875 | 740 | 82 | 167 | 31 | 1 | 19 | 257 | 89 | 7 | 4 | 9 | 4 | 112 | 5 | 10 | 172 | 19 | .226 | .334 | .347 | .681 |
記録
- 初出場:1978年8月24日、対横浜大洋ホエールズ23回戦(ナゴヤ球場)、8回裏にジーン・マーチンの代走で出場
- 初安打・初打点:1978年9月2日、対読売ジャイアンツ22回戦(後楽園球場)、9回表に土屋正勝の代打で出場、西本聖から適時打
- 初先発出場:1978年9月6日、対広島東洋カープ20回戦(ナゴヤ球場)、7番・左翼手で先発出場
- 初本塁打:1980年5月3日、対阪神タイガース3回戦(阪神甲子園球場)、3回表に山本和行からソロ
背番号
- 31 (1978年 - 1987年)
- 84 (1988年 - 1991年、1999年 - 2001年)
- 98 (1992年)
- 97 (1993年 - 1994年)
- 79 (2018年 - 2019年)
- 98 (2023年 - )
脚注
- ^ a b c d プロ野球人名事典 2003(2003年、日外アソシエーツ)、36ページ
- ^ 2018年度の監督、コーチングスタッフを発表 - 中日ドラゴンズ公式サイト
- ^ “来季のコーチングスタッフについて”. 読売巨人軍. 2022年10月13日閲覧。
- ^ “【巨人】石井昭男巡回打撃コーチ 若手に「自分流をつくらないといけない」…秋季宮崎キャンプ残留練習”. スポーツ報知 (2022年11月6日). 2022年11月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 石井昭男 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)