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「スーパーマリオギャラクシー」の版間の差分

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『'''スーパーマリオギャラクシー'''』(''SUPER MARIO GALAXY'')は、[[任天堂]]開発、[[2007年]][[11月1日]]に発売された[[Wii]]専用[[ゲームソフト]]。
『'''スーパーマリオギャラクシー'''』(''SUPER MARIO GALAXY'')は、[[任天堂]]開発、[[2007年]][[11月1日]]に発売された[[Wii]]専用[[ゲームソフト]]。


== 概要 ==
== 概要 ==
テーマを'''重力'''として作られた『'''スーパーマリオギャラクシー'''』は『[[スーパーマリオ64]]』と『[[スーパーマリオサンシャイン]]』の流れを受け継ぐ、3Dアクションマリオシリーズの第3作である。
本作は[[マリオ (ゲームキャラクター)|マリオ]]が[[ピーチ (ゲームキャラクター)|ピーチ姫]]を救出するために、[[クッパ (ゲームキャラクター)|クッパ]]から宇宙を救い、120個の[[パワースター]]を集める旅に出るというものである<ref name=":40" />。ステージは様々な種類の[[惑星]]と[[ギャラクシー]]([[銀河]])で構成されており、本作の重要な要素として[[重力]]が設定されている<ref name=":11" />。プレイヤーは、[[Wiiリモコン]]と[[Wiiリモコン#ヌンチャク|ヌンチャク]]を使用して操作する。プレイヤーは、特定の地点に到達し、パワースターを入手してシナリオと呼ばれるミッションを完了し、ボスと戦い、ゲームを進める<ref name=":41" />。


今作の冒険の舞台は[[宇宙]]にある様々な[[天体|星]]である。星は大小さまざまな形状のものが存在し、冒険の中でスターを集めることになる。宇宙ステージは過去作でも散見されたが、今作は宇宙空間でのアクションがゲーム全体におけるメインの特徴となっている。冒険の拠点となる「ほうき星の天文台」のギャラクシーを観測する場所(様々あり、ドームという)から宇宙に浮かぶそれぞれの「[[ギャラクシー]]」へ出発し、ミッションをこなしていく。
任天堂東京制作部は、2004年後半に初作品となった[[ドンキーコングジャングルビート]]が発売された後、任天堂の[[宮本茂]]が大規模なマリオゲームを東京制作部で制作することを提案したことで本作の開発を開始した<ref name=":1">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 1. 『マリオギャラクシー』が生まれたきっかけ |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol1/index.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-16}}</ref>。宇宙での設定の球状のステージは、2000年に[[任天堂スペースワールド]]で公開された[[ニンテンドーゲームキューブ|ゲームキューブ]]の[[技術デモンストレーション|技術デモ]]である{{仮リンク|スーパーマリオ128|en|Super Mario 128}}から来ている<ref name=":0" /><ref name=":31" />。[[サウンドトラック]]は[[横田真人 (作曲家)|横田真人]]、[[近藤浩治]]が作曲し、シリーズ初の[[オーケストラ]]を使用した<ref name=":7" />。


Wiiリモコンをもう1つ用意すれば、1プレイヤーの協力や邪魔を出来る「アシストプレイ」が可能。
本作は、シリーズで最高のゲームの1つ、また史上最高のビデオゲームの1つとして称賛され、重要かつ商業的な成功を収めた。「[[ゲーム・オブ・ザ・イヤー]]」を含む複数のゲームサイトからの賞や[[BAFTA賞]]を受賞した最初の任天堂のタイトルになった<ref>{{Cite web |title=Games in 2009 {{!}} BAFTA Awards |url=http://awards.bafta.org/award/2009/games |website=awards.bafta.org |access-date=2022-09-14}}</ref>。本作は、2022年9月時点で[[最も売れたコンピュータゲーム一覧#Wii|9番目に売れたWiiゲーム]]であり、全世界で1280万本を売り上げた<ref name=":32" />。2011年には{{仮リンク|Nintendo Selects|en|Nintendo Selects}}タイトル、2015年には[[Wii U]]の[[ニンテンドーeショップ]]経由でダウンロード<ref name=":c" />、2018年には中国の{{仮リンク|Nvidia Shield|en|Nvidia Shield TV}}<ref name=":ns" />、2020年には[[Nintendo Switch]]の[[スーパーマリオ 3Dコレクション]]の一部として発売された<ref name=":43" />。2010年には本作の続編となる『[[スーパーマリオギャラクシー2]]』 (Wii) が発売された<ref name=":30" />。

また、今作は宇宙を表現する新たな試みとして、マリオシリーズ本編では初となる、オーケストラの生演奏を収録した楽曲が使用されている。

海外の各ゲームサイトで[[:en:Super Mario Galaxy#Reception|高い評価]]を得た(IGNによると、Press平均9.7)。IGNの2007年[[ゲーム・オブ・ザ・イヤー]]を受賞。また、[[日本ゲーム大賞]]2008年度優秀賞と、第5回[[英国アカデミー賞ゲーム部門]]作品賞を受賞した。

販売面では1280万本(2020年3月現在)を記録し、3Dアクションマリオシリーズとしては『[[スーパーマリオ オデッセイ]]』に次ぐ2番目に高い販売本数を達成している。

なお、[[大韓民国|韓国]]においては[[商標]]の都合上、『'''スーパーマリオWii ギャラクシーアドベンチャー'''』(『{{lang|ko|슈퍼 마리오 Wii 갤럭시 어드벤처}}』)という独自タイトルでの発売となっており、ロゴも「GALAXY」の部分が「Wii」に変更されたオリジナルのものとなっている。

[[2010年]][[5月27日]]に続編として『[[スーパーマリオギャラクシー2]]』が発売された。

[[2015年]][[5月31日]]より、[[Wii U]]の[[ニンテンドーeショップ]]でダウンロード版の販売が開始された(Wii UのWii互換機能を応用したもの)。

[[2020年]][[9月18日]]に[[Nintendo Switch]]で本作と『[[スーパーマリオ64]]』と『[[スーパーマリオサンシャイン]]』を収録した『[[スーパーマリオ 3Dコレクション]]』が2021年3月末までの期間限定で発売された。


== ストーリー ==
== ストーリー ==
百年に一度ある'''「星くず祭」'''の日、マリオに招待状が届く。招待状は、[[ピーチ (ゲームキャラクター)|ピーチ姫]]からのものだった。ピーチ姫からの招待状をにぎりしめ、マリオがピーチ城に到着するとそこは星くず祭の真っ最中だった。
百年に一度ある「星くず祭」の日、マリオに招待状が届く。招待状は、[[ピーチ (ゲームキャラクター)|ピーチ姫]]からのものだった。ピーチ姫からの招待状をにぎりしめ、マリオがピーチ城に到着するとそこは星くず祭の真っ最中だった。だが、突如飛行船に乗って[[クッパ (ゲームキャラクター)|クッパ]]が登場。「我輩の作る新しい銀河の誕生に立ち会ってもらう」というクッパの台詞と共に、またまたピーチ姫がピーチ城ごとさらわれてしまう。そしてクッパ達は銀河へと消えていった。マリオはクッパの手下[[カメック]]に宇宙かなたへと弾き飛ばされてしまう。気がつくとマリオは「ヘブンズ・ドア(天の扉)」にいた。その世界で星の子「'''ベビーチコ(チコの赤ちゃん)'''」(2では'''ベビィチコ''')と、エメラルドのドレスを着た女性「[[ロゼッタ (ゲームキャラクター)|ロゼッタ]]」と出会う。彼女はクッパによって宇宙に散らばった「[[パワースター]]」を集めてほしいと言う。マリオは地球を飛び出し、宇宙を冒険することとなる。広い宇宙に浮かぶ奇妙な惑星の数々。マリオは特殊な能力で星を巡り、ピーチ姫の手がかりを探す{{sfn|任天堂|2007|p=3}}<ref name=":40">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:プロローグ |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/prologue/index.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-15}}</ref>。


だが、突如飛行船に乗って[[クッパ (ゲームキャラクター)|クッパ]]が登場。「我輩の作る新しい銀河の誕生に立ち会ってもらう」というクッパの台詞と共に、またまたピーチ姫がピーチ城ごとさらわれてしまう。そしてクッパ達は銀河へと消えていった。マリオはクッパの手下[[カメック]]に宇宙かなたへと弾き飛ばされてしまう。
== キャラクター ==

気がつくとマリオは'''「ヘブンズ・ドア(天の扉)」'''にいた。その世界で星の子'''「ベビーチコ」'''(スーパーマリオギャラクシー2からは'''「ベビィチコ」'''と明記されるようになる)と、エメラルドのドレスを着た女性'''「ロゼッタ」'''と出会う。彼女はクッパによって宇宙に散らばった'''「パワースター」'''を集めてほしいと言う。

マリオは地球を飛び出し、宇宙を冒険することとなる。広い宇宙に浮かぶ奇妙な惑星の数々。マリオは特殊な能力で星を巡り、ピーチ姫の手がかりを探す。

== 主な登場キャラクター ==
* [[マリオ (ゲームキャラクター)|マリオ]](声:[[チャールズ・マーティネー]])
* [[ロゼッタ (ゲームキャラクター)|ロゼッタ]](声:[[:en:Mercedes Rose|メルセーディス・ローズ]])
* {{Anchors|チコ}}チコ
* ベビーチコ
* バトラー
* ハラペコチコ
* コメットチコ
* よろずやチコ
* カン・バーン、ケイジ・バーン、デンゴン・バーン、カワラ・バーン
* [[キノピオ]](声:[[:en:Samantha Kelly|サマンサ・ケリー]])
* キノピオ隊長(赤キノピオ)
* 青キノピオ
* 黄キノピオ
* 緑キノピオ
* 紫キノピオ
* [[ルイージ (ゲームキャラクター)|ルイージ]](声:[[チャールズ・マーティネー]])
* [[ピーチ (ゲームキャラクター)|ピーチ姫]](声:[[:en:Samantha Kelly|サマンサ・ケリー]])
* 星ウサギ
* ペンギン
* ペンギンコーチ
* ペンギン仙人
* {{Anchors|ハニークイーン}}ハニークイーン
* ハニービー
* シャッチー
* テレサレーサー
* パマタリアン

=== 敵キャラクター ===
{{main|3Dアクションマリオシリーズのキャラクター一覧#スーパーマリオギャラクシー}}
{{main|3Dアクションマリオシリーズのキャラクター一覧#スーパーマリオギャラクシー}}
; [[マリオ (ゲームキャラクター)|マリオ]]
: 声 - [[チャールズ・マーティネー]]
: 本作の[[主人公]]。さらわれたピーチ姫を救うために広大な宇宙を冒険することになる<ref>{{Cite tweet|number=1301722970868547585|user=supermario35th|title=【ギャラクシー】クッパにさらわれたピーチを救うため、マリオは広大な宇宙に飛び出します。重力のある星を逆様に走ったり、無重力を活かして星へ飛び移ったり。アシストプレイで2人協力して遊ぶこともできます。|access-date=2022-09-19}}</ref>。
; [[ロゼッタ (ゲームキャラクター)|ロゼッタ]]
: 声 - メルセーディス・ローズ
: 冒険の拠点のほうき星の天文台の主。星の子「チコ」と共に星の世界を旅している<ref name=":38">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:プロローグ |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/prologue/index04.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-16}}</ref>。
; チコ
: 銀河中に住んでいる星の子。様々な種類がいる。好物は「スターピース」<ref name=":38" />。
; [[キノピオ]]
: 声 - サマンサ・ケリー
: 青、黄、緑、紫と様々な種類のキノピオが登場する。特に赤キノピオの[[キノピオ隊長]]は本作が初登場であり、キノピオ探検隊としてさらわれたピーチ姫を捜索している<ref>{{Cite tweet|number=1308604500404387841|user=supermario35th|title=【ギャラクシー】実は「キノピオ隊長」は『スーパーマリオギャラクシー』で初登場。キノピオ探検隊として、さらわれたピーチ姫を捜索しています。いろいろとマリオを助けてくれる…かも?|access-date=2022-09-16}}</ref>。ステージでは、あらゆる場所に登場し、ヒントを教えてくれる<ref name=":5" />。
; [[ルイージ (ゲームキャラクター)|ルイージ]]
: 声 - [[チャールズ・マーティネー]]
: マリオでパワースターを120個集めた後、プレイヤーはルイージとしてプレイすることができる<ref name=":37" />。
; [[ピーチ (ゲームキャラクター)|ピーチ姫]]
: 声 - サマンサ・ケリー
: マリオを「星くず祭」に招待するが、祭りの途中でクッパにさらわれる<ref>{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:プロローグ |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/prologue/index02.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-19}}</ref>。
; [[クッパ (ゲームキャラクター)|クッパ]]
:声 - ケニー・ジェームズ
:星くず祭を襲撃して、ピーチ姫をピーチ城ごと連れ去る<ref>{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:プロローグ |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/prologue/index03.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-25}}</ref>。


== システム ==
== システム ==
=== 設定 ===
=== 球状地形 ===
本作のステージでは惑星という重力の働いている球状の地形、または球を元に様々なサイズ・形に加工したものが主となっており、'''スターリング'''というマリオの発射台となる星型の輪や、'''スターキャプチャー'''というポイントすることで無重力状態に浮かぶようにマリオを持ち上げるギミックなどを使用しながら、数々の惑星からなる銀河を駆け巡って'''パワースター'''を探していく(前作『スーパーマリオサンシャイン』ではゴールアイテムが「シャイン」だったが、今作では再びパワースターに戻された。なお、パワースターを取得すればゴールとなりステージ終了)。
[[ファイル:Globe panorama03.jpg|左|サムネイル|「球状地形」は、ゲームプレイの中心的な要素。]]
本作の舞台は[[宇宙]]であり、様々な[[ギャラクシー]](銀河)を冒険する<ref name=":11" /><ref name=":12">{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=9}}</ref>。その中で、シナリオを完了したり、ボスを倒して、パワースターを集める<ref name=":11">{{Cite web |title=Super Mario Galaxy Review - Wii Review at IGN |url=https://web.archive.org/web/20120515073113/http://wii.ign.com/articles/833/833298p1.html |website=web.archive.org |date=2012-05-15 |access-date=2022-09-14}}</ref><ref name=":41">{{Cite web |url=http://www.allgame.com/game.php?id=49646 |title=Super Mario Galaxy Overview |access-date=2016-5-29 |publisher=Allgame}}</ref>。各ギャラクシーには、大小様々な惑星が存在する<ref name=":11" />。ギャラクシーにはそれぞれに溶岩の世界、お化け屋敷、雪の平原などのテーマがある<ref>{{Cite book|和書|title=Galaxy Quest|date=2007年10月|publisher=Edge|page=49}}</ref>。各惑星には重力があり、横向きや逆さまに歩いて惑星を一周することができる<ref>{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=10}}</ref><ref>{{Cite web |url=http://iwataasks.nintendo.com/interviews/#/wii/super_mario_galaxy/1/1 |title=Benefits of a Spherical Field |access-date=2016-07-18 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160304001700/http://iwataasks.nintendo.com/interviews/ |archive-date=2016-03-04}}</ref>。また、惑星からジャンプするなどをして、近くの別の惑星に向かって落ちることも可能。ゲームプレイの中心は[[3次元|3D]]であるが、ゲーム内にはプレイヤーの動きが[[2次元|2D]]での表示になる場面がいくつかある<ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy Review - Wii Review at IGN |url=https://web.archive.org/web/20120327033607/http://uk.wii.ign.com/articles/833/833298p2.html |website=web.archive.org |date=2012-03-27 |access-date=2022-09-14}}</ref>。


この球状地形は、2000年のゲームキューブの基調講演に使用された『スーパーマリオ128』から[[宮本茂]]が長年温めていたアイデアであり、本作で晴れてゲームシステムとして使用するかたちとなった。球体の逆さまに立つマリオのような印象的なビジュアルや新しい操作感覚を生み出すとともに、球状地形にはこれまでの3Dアクションゲームを作るうえで課されたカメラに関する様々な問題を解決する目的を持たされている。従来では『スーパーマリオ64』以降で使用されてきたフリーカメラによって一応の解決を得ているが、同時にこれはプレイヤーにカメラ操作という負担をさせる結果となり、開発者が苦慮してきた点であった。本作では球状地形を用いることによって壁が無く、地の果ても無くなるために迷うことがなく、また球体全体を映すために俯瞰的なカメラを使用することによって、プレイヤー側から能動的にカメラ操作を行わずとも、ストレス無くプレイできるように配慮がなされている。
ゲームの冒険の拠点は「ほうき星の天文台」である。この宇宙船には、6つのドームがあり、そこから合計42のギャラクシーに行くことができる。各ドームにはそれぞれ5つのギャラクシーがある<ref name=":12" />。6つのドームうち5つは、それぞれ、「プラント」と呼ばれるステージで終了する。「プラント」では、[[クッパ (ゲームキャラクター)|クッパ]]または[[クッパJr.]]を倒して、特別なパワースターである「[[マリオシリーズのアイテム一覧#スター|グランドスター]]」を獲得し、その後、次のドームに行くことが可能になる<ref name=":12" />。ゲーム開始時には1つのギャラクシーにしか行くことができない。パワースターを収集していくと、より多くのギャラクシーに行くことができ、パワースターをさらに収集することができる。冒険の途中には[[ルイージ (ゲームキャラクター)|ルイージ]]からの手紙の写真を手掛かりに居場所を探し、パワースターを入手することもある<ref>{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:冒険のトピックス |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/topics/topics05.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-23}}</ref>。マリオでパワースターを120個集めた後、ルイージとしてプレイすることもできる<ref name=":37">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:冒険のトピックス |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/topics/index.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-15}}</ref>。マリオとルイージの両方のキャラクターで120個のパワースターを収集すると、それぞれに1つのシナリオが与えられ、完了すると最後のスターを入手し、[[Wii伝言板]]にキャラクターの記念写真が付いたメールが届く<ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy (Game) |url=https://www.giantbomb.com/super-mario-galaxy/3030-16094/ |website=Giant Bomb |access-date=2022-09-25 |language=en}}</ref>。


一方で、様々な惑星を駆け巡るという点から、前2作にあった箱庭を探索していく感覚は薄れ、3Dマリオのプレイ感覚に2Dマリオの一本道のステージを併せ持ったシステムとなっている。
=== 操作 ===
[[ファイル:Wiimote nunchuk.jpg|サムネイル|287x287ピクセル|[[Wiiリモコン]]と[[Wiiリモコン#ヌンチャク|ヌンチャク]]。]]
プレイヤーは、[[Wiiリモコン]]と[[Wiiリモコン#ヌンチャク|ヌンチャク]]を使用して操作する<ref>{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|pages=11,12}}</ref><ref>{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:Wiiリモコンでプレイ |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/play/index.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-15}}</ref>。走り幅跳び、[[壁ジャンプ]]、さまざまな種類の宙返りなど、マリオの能力のほとんどは[[スーパーマリオ64]]の体系を概ね継承しているが、Wiiリモコンの{{仮リンク|モーションセンサー|en|Motion controller}}を使用する「スターポインター」と呼ばれる新機能が含まれている。スターポインターは、画面にWiiリモコンのポインターを合わせると現れる[[カーソル]]のようなものである<ref name=":13">{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=20}}</ref>。スターポインターは、「スターピース」と呼ばれる特別な[[金平糖]]の形をした物体を拾うために使用する<ref name=":33" />。また、これを撃って敵を気絶させる、障害物を操作する、「ハラペコチコ」と呼ばれるチコの一種に餌を与えることができる<ref name=":11" /><ref name=":14">{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=11}}</ref><ref name=":33">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:マリオのアクション |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/action/index.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-15}}</ref>。「スターキャプチャー」と呼ばれる中に星が入った青い球体は、スターポインターを使用して、マリオを吸い寄せることができる<ref>{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=17}}</ref><ref name=":33" />。「オオアワ」と呼ばれる浮遊する泡の中に入って進むステージでは、スターポインターを使用して風を吹き込み、泡を操作する<ref>{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=19}}</ref>。


=== 操作方法 ===
本作には「スピン」というマリオが体を回転させる新しい能力がある。これは、[[スーパーマリオシリーズ]]全体でさまざまな形で登場している<ref>{{Cite web |url=http://iwataasks.nintendo.com/interviews/#/wii/super_mario_galaxy/0/2 |title=A Mario Even Beginners Can Play |access-date=2009-03-19 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160304001700/http://iwataasks.nintendo.com/interviews/ |archive-date=2016-03-04}}</ref>。本作では、スピンは主に近距離での攻撃に使用し、敵を気絶させたり、障害物を破壊することにも使用する<ref name=":14" /><ref name=":33" />。また、「スターリング」と呼ばれる黄色い星型の輪を使用して、惑星間を移動することが可能である<ref name=":14" /><ref name=":15">{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=18}}</ref><ref name=":33" />。スピンは、ブドウの木を登る、アイススケートをする、[[ボルト (部品)|ボルト]]を緩める、いくつかの仕掛けを起動するためにも使用される。その他のWiiリモコンの機能は、様々な仕掛けで使用される。例にはマンタ([[エイ]])に乗ったり、玉乗りをしながら障害物コースで転がしたりする<ref name=":16">{{Cite news|title=Super Mario Galaxy|url=http://www.eurogamer.net/articles/super-mario-galaxy-review|work=Eurogamer.net|date=2007-11-05|access-date=2022-09-14|language=en-gb}}</ref><ref>{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=14}}</ref><ref name=":33" />。
ボタンによって行えるアクションは『スーパーマリオ64』『スーパーマリオサンシャイン』の体系を概ね継承しているが、操作には[[Wiiリモコン]]と[[Wiiリモコン#ヌンチャク|ヌンチャク]]を使用するためその感覚は大分異なる。新たな操作として、リモコンまたはヌンチャクを振ることで'''スピン'''することができる。これは『マリオ64』のパンチやキック、『マリオサンシャイン』のノーマルノズルの延長上に位置する、3D画面に起因するジャンプによる攻撃の難しさをカバーするための攻撃アクションであり、自分の向きに関係なく近づいてスピンすれば敵を攻撃することが可能となっている。これ以外にも、(リモコンを振る操作で)スターリングなどの仕掛けを発動させたり、ジャンプ中にスピンすることで高いジャンプができたりするなど、スピンは様々な用途に使用できるアクションである。また、Wiiリモコンを画面に向けることでポインターの合ったスターピースを回収することができるほか、ポインターに向けて入手したスターピースを発射することも可能。


もう一つのWiiリモコンを使用しての、ポインターによるマリオを操作するプレイヤーの補助的な操作('''アシストプレイ''')も可能であり、マリオにポイントを合わせボタンを押すことでジャンプやスピンをさせる、敵にポイントを合わせることで敵の動きを止める、プレイヤー側同様にスターピースを回収・発射することができる。2P側の操作は1Pとの相互協力を主としながらも、1P側の動きを邪魔すること<ref group="注釈">例えば、マリオに向けてAを押すと、1Pが操作しなくても勝手にジャンプするなど。</ref>も可能であり、また画面に表示されているポインターを利用して操作とは別に指示を出すことができるなど、1Pと2Pとの強い連帯感が味わえることに加え、システム内に様々な遊びの可能性を内包している。
なお、wiiリモコン&ヌンチャクの組み合わせ以外の


このほかにも、ステージによって玉乗りや[[サーフィン]]、[[スケート]]などの様々な専用アクションが用意されているが、そのどれもが簡単な説明と直感的な操作方法によって簡単に操作できるようになっている。
拡張コントローラー(例:クラシックコントローラPRO)などは、使えない。


=== ライフ ===
=== ライフ ===
本作では、これまでの3Dアクションシリーズでは8つだったライフの最大値が通常で3つにまで減り(ライフUPキノコを獲得すると 次にライフが 3以下になるまで 体力の最大値が6になる)以前よりもミスし易くなっているが、どんな攻撃を受けてもライフが減るのは1つだけで、連続で減り続けることは無くなった。また、前2作までと大きく異なり、どんなに高いところから落ちてもダメージにならず、50個回収で1UPするスターピースを各ステージに大量に設置、難易度の高い箇所の近辺には[[マリオシリーズのアイテム一覧#1UPキノコ|1UPキノコ]]やライフUPキノコを設置することで、ゲームバランスを保っている。また、従来はミスするといったんステージの外に出てしまうのが通例であったが、今作ではステージ中の数か所に中間ポイントが設けられ、ミスしてもそこからやり直すことができるようになった。残機が0の時にミスすると[[ゲームオーバー]]になる。
[[ファイル:Super Mario Galaxy interface-fr.svg|サムネイル|左から右へ時計回りに、パワースターの数、ライフ、コインとスターピースの数、残機数が表示されている。]]
マリオの体力は3つのライフで構成されており<ref>{{Cite web |url=http://iwataasks.nintendo.com/interviews/#/wii/super_mario_galaxy/0/3 |title=From 5 to 95 |access-date=2016-07-18 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160304001700/http://iwataasks.nintendo.com/interviews/ |archive-date=2016-03-04}}</ref>、敵との接触などにより1つずつ減る<ref name=":14" />。マリオが水中を泳いでいるときには、空気供給メーターが存在する<ref name=":11" />。マリオの体力と空気の残量は、コインを集めるか、水中の場合は泡に触れることで回復できる<ref>{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=14}}</ref>。ライフが0になると、[[ゲームオーバー]]となり、残機を1つ失い、所定の中間ポイントに戻される<ref name=":16" />。[[マリオシリーズのアイテム一覧#キノコ|ライフUPキノコ]]を使用すると、ライフを一時的に6に拡張できる<ref name=":15" />。[[流砂]]に飲み込まれる、または[[暗黒物質]]、障害物によって押しつぶされたり、[[ブラックホール]]やその他の底なしの穴に落ちたりすることによって即死することがある<ref name=":11" />。[[マリオシリーズのアイテム一覧#キノコ|1UPキノコ]]、または、ライフを失うことなく50コイン、またはスターピースを50個収集することで、残機を1つ追加できる<ref name=":13" /><ref name=":33" />。

=== マルチプレイヤー ===
本作には「アシストプレイ」と呼ばれる2人用のモードがある<ref name=":35" />。1人のプレイヤーがマリオを操作し、もう1人がWiiリモコンのみを使用して画面上の2つ目のスターポインターを操作し、スターピースを集めて敵などに発射する<ref>{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=5}}</ref><ref>{{Cite web |title=Nintendo E3 2007 - Super Mario Galaxy |url=https://web.archive.org/web/20071012022907/http://e3.nintendo.com/wii_supermariogalaxy.html |website=web.archive.org |date=2007-10-12 |access-date=2022-09-14}}</ref>。2番目のプレイヤーもマリオをジャンプさせることができる<ref name=":35" />。また、1番目と2番目のプレイヤーが同時にボタンを押すと、マリオのジャンプの高さを上げることができる<ref name=":35">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:2人で協力 |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/assist/index.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-15}}</ref>。2番目のプレイヤーは、スターポインターを敵に向けてAボタンを押し続けることで、一部の敵の動作を止めることができる<ref>{{Cite book|和書|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|year=2007|publisher=任天堂|page=6}}</ref><ref name=":35" />。


=== 変身 ===
=== 変身 ===

; ハチマリオ
; ハチマリオ
: ハチキノコを取ることで変身。[[ミツバチ]]の姿になり、空中でFLYメーターが無くなるまで飛び続けることができる<ref name=":17">{{Cite web |title=スマリオギャラクシー:マリオのアクション |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/action/bee_mario.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-20}}</ref>。また、花や雲を足場として利用したり、「ハチミツカベ」と呼ばれる特殊な壁に張り付いて、壁を移動することも可能<ref name=":17" />
: ハチキノコを取ることで変身。ミツバチの姿になり、空中でAボタンを押し続けるとFLYメーターが無くなるまで飛び続けることができる。FLYメは飛行を続けている間に減少していき、着地時や何かに掴まっている間は回復していく。また、花や雲を足場として利用したり、'''「ハチミツカベ」'''に張り付いて、壁を移動することも可能。この状態になっている間は、通常の状態では回避行動をとるコテムシという敵が攻撃して来る。また、幅跳び・バック宙・三段跳びができなくなる。水に触れるか、ダメージを受けると元の状態に戻る
; オバケマリオ
; オバケマリオ
: オバケキノコを取ることで変身。浮遊できるほか、透明になり、特定の壁をすり抜けることが可能<ref name=":18">{{Cite web |title=スーパーマオギャラクシ:マリオアクション |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/action/teresa_mario.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-20}}</ref>
: オバケキノコを取ることで変身。帽子を被ったマリオ独特のヒゲつきテレサの姿になる。Aボタンで浮遊できるほか、Wiiリモコンを振ると透明になり、特定の壁をすり抜けることが可能。この状態でなければ読めない看板も存在する。ただし、この状態だとテレサと正対していても追い掛けられるようになる。ーリングに触れる、強い光を浴びる、水に触れる、ダメジを受けるいずれかを起こすと元の状態に戻る
; バネマリオ
; バネマリオ
: バネキノコを取ることで胴体に大きなばねが巻きついたマリオに変身。[[スリンキー]]のような動きで、常にジャンプし続けながら移動する。着地時にAボタンを押すと、非常に上昇力の高いジャンプをすることが可能。空中で壁にあたると自動的に壁キックを行う。通常のマリオでは昇れないほどの傾斜や、カベキックで昇るにはあまりに幅がありすぎる狭間を昇ることができる。スターリングに触れる、水に触れる、ダメージを受けるのいずれかを起こすと元の状態に戻る。
: バネキノコを取ることで変身。常にジャンプし続けながら移動する<ref name=":34">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:マリオのアクション |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/action/spring_mario.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-20}}</ref>。非常に上昇力の高いジャンプをすることも可能<ref name=":34" />。
; ファイアマリオ
; ファイアマリオ
: ファイアフラワーを取ることで変身。約20秒間、バウンドしながらある程度対象を追尾するファイアボールを投げられる<ref name=":44">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:マリオのアクション |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/action/fire_mario.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-20}}</ref>。ファイアボールは敵を倒す以外にも、障害物を壊したり、燭台に火を付ける効果も持つ<ref name=":44" />
: ファイアフラワーを取ることで変身。約20秒間、バウンドしながらある程度対象を追尾するファイアボールを投げられる。ファイアボールは敵を倒す以外にも、障害物を壊したり、燭台に火を付ける効果も持つ。従来の2Dアクションシリーズとは違い、変身時間が有限で、ファイアボールを投げながら移動することは不可能になっている。なお、この状態ではスピンはできないが、ジャンプ中にファイアボールを投げることでマリオの地面着地までの落下速度を遅らせることは可能
; アイスマリオ
; アイスマリオ
: アイスフラワーを取ることで変身。約20秒間、全身が氷結化し、水面や噴水、溶岩を凍結させ、それらの上をスケートで移動できる<ref>{{Cite web |title=スーパーマリオギャラシー:マリオのアクション |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/action/ice_mario.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-20}}</ref>
: アイスフラワーを取ることで変身。約20秒間、全身が氷結化し、水面や噴水、溶岩を凍結させ、それらの上をスケートで移動できる。滝を凍らせ、壁キッをすることも可能
; レインボーマリオ
; レインボーマリオ
: レインボースターを取ることで変身。約20秒間、虹色に光りだし無敵状態になり、触れただけで敵を倒せる<ref name=":45">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:マリオのアクション |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/action/rainbow_mario.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-20}}</ref>
: レインボースターを取ることで変身。約20秒間、虹色に光りだし無敵状態になり、触れただけで敵を倒せる。走り続けていると走行速度が上昇する。2Dアクションシリーズのスーパースターよりも効果が長い
; フライングマリオ
; フライングマリオ
: レッドスターを取ることで変身。約60秒間、ジャンプ中にWiiリモコンを振ると、空を自由に飛ぶことができる。また、Aボタンを押しっぱなしにしつつコントロールスティックを操作することで、空中で静止して飛行方向を変えることができる。周囲にあるパープルコインやスターピースは、隣接した状態でスピンするだけで瞬時に回収することが可能。さらに、天文台ではハラペコチコが変身したギャラクシーの方向に飛ぶと、スーパースターリングを使用しなくてもそのギャラクシーに移動することができる。なお、試練の銀河のスーパースターリング(緑色)に触れると時間内でも元に戻る。
: レッドスターを取ることで変身。約60秒間、空を自由に飛ぶことができる<ref>{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:冒険のトピックス |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/topics/topics07.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-20}}</ref>。


=== いたずらコメット ===
=== アイテム ===
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#スター|パワースター]]
ゲームを進めると、不定期にいくつかのギャラクシーに「いたずらコメット」が現れ始める。コメットが飛来しているギャラクシーではステージの構造が変わり、コメットの種類によって様々なイベントをしなければならない<ref name=":46">{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー:冒険のトピックス |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/topics/topics04.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-20}}</ref>。コメットは全部で5種類ある。「レッドコメット」ならタイムアタック、「シャドウコメット」なら自分の分身とレース、「クイックコメット」なら敵や仕掛けの動きが通常よりも早くなり、「デスコメット」ならライフが強制的に1となり、「パープルコメット」ならステージに配置されたパープルコインと呼ばれる紫色のコインを集めるとスターが出現するようになっている<ref name=":46" />。
: 銀河の各地に散らばっている。これを集めることがゲームの目的。一定数集めると新しいギャラクシーが出現する。

; [[マリオシリーズのアイテム一覧#スター|グランドスター]]
== 主要アイテム ==
: 「ヘブンズドアギャラクシー」と「プラント」に登場する。手に入れると、新しいドームに行けるようになる。なお、このスターはそれぞれ7つ存在するが、「クッパギャラクシープラント」のものだけは天文台にカウントされず、また新しいドームも開かない。

; グリーンスター
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC|パワースター]]
: 特別なパワースターの1つ。隠しスターとして3つ存在し、全て集めると、「試練の銀河」というギャラクシーが出現する。
: 銀河の各地に散らばっている。各シナリオの最後に入手し、その後、次のシナリオに行けるようになる{{Sfn|任天堂|2007|p=9}}。
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC|グランドスター]]
: 最初のギャラクシーである「ヘブンズドアギャラクシー」と「プラント」に登場する。手に入れると、新しいドームに行けるようになる{{Sfn|任天堂|2007|p=9}}。
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#スター|グリーンスター]]
: 特別なパワースターの1つ。
; スターピース
; スターピース
: ステージの至る所に散りばめられている[[金平糖]]のような形をした星屑。50個集めると残機数が1人増えるほか<ref name=":13" />、敵に発射して攻撃したり、ハラペコチコに食べさせたりできる<ref name=":33" />
: ステージの至る所に散りばめられている[[金平糖]]のような形をした星屑。直接触れるほかに、Wiiリモコンのポインターが触れることでも回収できる(ポインターを使わないと取れないスターピースも多い)。50個集めると残機数が1人増えるほか、敵に発射して攻撃したり、ハラペコチコに食べさせたりできる(天文台などにいる通常のチコにもあげることもできるが、喜ぶだけで何も起こらない)。様々な色があるが、色による違いは無い。ステージ中で999個集めると、増えなくなる
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3|コイン]]
: 同じマリオシリーズである『[[マリオRPG]]』にも、同名ものがキーアイテムとして登場する。
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#コイン|コイン]]
: 取るとマリオのライフが1回復する。また、シナリオ中に50枚集めるごとに残機が1増える<ref name=":13" />。
: 取るとマリオのライフが1回復する。また、シナリオ中に50枚集めるごとに残機が1増える。
; パープルコイン
; パープルコイン
: パープルコメットが来た時にのみ出現する。100枚集めるとスターが出現する<ref name=":46" />
: パープルコメットが来た時にのみ出現する。100枚集めるとスターが出現する。
; ハテナコイン
; ハテナコイン
: [[クエスチョンマーク|ハテナマーク]]の描かれた大きいコイン。取ると様々なことが起こる<ref name=":13" />
: [[クエスチョンマーク|ハテナマーク]]の描かれた大きいコイン。取ると様々なことが起こる。
; ハチキノコ
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B3|1UPキノコ]]
: 取るマリオ残機数1増える緑色のキノコ<ref name=":13" />
: 黄色茶色描かれた[[ミツバチ]]模様のキノコで、取るとハチマリオに変身する
; オバケキノコ
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B3|ライフUPキノコ]]
: テレサのような表情をしている白いキノコで、取るとオバケマリオに変身する。
: 取るとライフを全回復し、そのシナリオ中の最大値が3増え、6になる。ただし、ライフが3以下になると最大値が3に戻る<ref name=":13" />。
; バネキノコ
: ばねの模様が描かれた銀色のキノコで、取るとバネマリオに変身する。
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#フラワー|ファイアフラワー]]
: 赤色のフラワーで、取るとファイアマリオに変身する。
; アイスフラワー
: 青色のフラワーで、取るとアイスマリオに変身する。『[[New スーパーマリオブラザーズ Wii]]』や『[[マリオ&ルイージRPG2]]』にも同名同色のアイテムが登場するが、これらのアイテムを取って変身するアイスマリオは別物。
; レインボースター
: 虹色のスターで、取るとレインボーマリオに変身する。
; レッドスター
: 2種類存在する。1つはパワーアップアイテムで、取るとフライングマリオに変身する。もう1つは特別なパワースターであり、手に入れると天文台にアイテムのレッドスターが出現する。
; 音符
: 特定の条件を満たすと出現。消える前に全て取ると様々なことが起きる。1つ取るごとに音が鳴り、連続で取り続けると、マリオシリーズの過去作品で聞き覚えのあるBGMになっていることもある。
; スターチップ
: ステージに散らばった星の欠片で、「黄」「青」の2色が5枚存在する。5枚集めると「黄」の場合はスーパースターリング、「青」の場合はスターキャプチャーが出現する(ただし両方出ることもある)。
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#キノコ|1UPキノコ]]
: 取るとマリオの残機数が1増える緑色のキノコ。最大99。
; [[マリオシリーズのアイテム一覧#キノコ|ライフUPキノコ]]
: 取るとライフを全回復し、そのシナリオ中の最大値が3増え、6になる。ただし、ライフが3以下になると最大値が3に戻る。
; 緑コウラ
: 持ってぶつけると敵を攻撃したり、宝箱を開けたりできる。水中では速く泳げる。
; 赤コウラ
: 緑コウラよりも水中で速く泳げるほか、敵を追尾する能力がある。
; 金コウラ
: 特殊な用途に用いる。なお、効用は緑コウラと同じ。『[[New スーパーマリオブラザーズ 2]]』や、『[[スーパーマリオ 3Dワールド]]』にもノコノコのコウラの一つとして登場するが、こちらはコインを獲得するための仕掛け。


== 開発 ==
=== 仕掛け ===
; スターリング
[[ファイル:Yoshiaki_Koizumi_2007.jpg|代替文=A picture of Yoshiaki Koizumi, the game's director and designer.|サムネイル|258x258ピクセル|スーパーマリオギャラクシーの[[ディレクター]]兼[[デザイナー]]である[[小泉歓晃]]は、2000年に[[任天堂スペースワールド]]の[[技術デモンストレーション]]で示された能力を組み込むという考えを持っていた。]]
: 黄色い星型の輪。スターリングのそばでWiiリモコンを振るとマリオがスターリングの中へ引き込まれ、決まった方向に発射される。小惑星間など、ステージ内のちょっとした移動に使用する。
本作のゲームプレイのコンセプトは、[[ニンテンドーゲームキューブ|ゲームキューブ]]の処理能力を実証するために2000年に[[任天堂スペースワールド]]で示された[[技術デモンストレーション]]である{{仮リンク|スーパーマリオ128|en|Super Mario 128}}から取られたアイデアから生まれた<ref>{{Cite web |title=GDC 07: Super Mario Galaxy Updated Impressions |url=https://www.gamespot.com/articles/gdc-07-super-mario-galaxy-updated-impressions/1100-6167099/ |website=GameSpot |access-date=2022-09-13 |language=en-US}}</ref><ref name=":0">{{Cite web |title=Interview: Super Mario Galaxy |url=https://www.ign.com/articles/2007/11/29/interview-super-mario-galaxy |website=IGN |date=2007-11-29 |access-date=2022-09-13 |language=en |first=Craig Harris and Matt |last=Casamassina}}</ref>。デモンストレーションの[[ディレクター]](および本作のディレクター)である[[小泉歓晃]]は、その際立った機能の1つである球状地形を将来のゲームで使用することを望んでいたが、それを差し控えられた。そのような機能は、技術的な理由から不可能であった<ref name=":1" />。スーパーマリオの生みの親である[[宮本茂]]は、任天堂東京制作部が2004年後半に[[ドンキーコングジャングルビート]]の開発を終了した後、次の大規模なマリオゲームに取り組むことを提案し<ref name=":1" /><ref name=":31">{{Cite web |title=E3 2011: E3 '07: Miyamoto shows off Super Mario Galaxy - News |url=https://web.archive.org/web/20120217043548/http://e3.gamespot.com/story.html?sid=6174737&pid=915692&tag=topslot;title;2&om_act=convert&om_clk=topslot |website=web.archive.org |date=2012-02-17 |access-date=2022-09-13}}</ref>、球状地形のコンセプトの実現を推進した<ref name=":1" />。ゲームの物理システムの[[プロトタイプ]]の構築には3か月を要し、重力の概念を主な特徴とする宇宙空間の小惑星にゲームで使用する球状地形が最適であると判断された<ref name=":1" />。開発中、デザイナーは京都のオフィスから宮本とアイデアを交換することが多く、そこで彼はゲームデザインに提案をした<ref name=":1" />。小泉によれば、[[Wii]]自体の開発が始まる前に、多くのアイデアが考え出された<ref name=":0" />。
:; スーパースターリング
:: 巨大なスターリング。スターリングよりも移動距離が大きく、遠く離れた惑星への移動などに用いる。チコが変身してこの状態になることもある。中には壊れているものもあり、その場合はスターチップを5枚集めると出現する。通常は黄色だが、ハラペコチコが変身したものはピンク色、試練の銀河へのものは緑色となっている。
; スターキャプチャー
: 中に星が入った青い球体。ポインティングしながらAボタンを押してつかむと、マリオが浮遊してスターキャプチャーに吸い寄せられる。他のスターキャプチャーと続けて掴むことで進む所も多い。スターキャプチャーに吸い寄せられる前にAボタンを離すと、マリオがしばらく惰性で浮遊するため、これを利用してアイテムを取れることもある。ステージによっては、小さな半透明の惑星の中にスターキャプチャーが入っている惑星も存在する。スーパースターリング同様、スターチップを5枚集めると出現するものも存在する。
; ノビノビ草
: パックンフラワーを倒すと出現することがあるツル。Wiiリモコンを振るとマリオが回転する遠心力でツルを登り、先端まで行くとジャンプして離れたところへ移動できる。ただし、登っている最中でWiiリモコンを振るのをやめると、滑り落ちてしまう。
; フワフワ草
: 掴まるとフワフワと落下しながら移動できる不思議な草。地面に生えており、スピンで舞い上がる。落下中にWiiリモコンを振ることで3回まで上昇でき、その際、風の中にいると大きく上昇できる。
; ひっぱりマユ
: ゴムのように伸びるマユ。マリオがくっついた後にポインティングしながらAボタンで、そのまま引っ張ることができる。Aボタンを離すとその方向にマリオが飛んでいく。
; [[ブラックホール]]
: 惑星の中心などに配置されていることが多い。これがある場所で足を踏み外すと、引き寄せられてしまい即ミスとなる。2Dアクションシリーズの穴に相当。
; のりもの
: 一部のギャラクシーには、のりものを使ったミニゲームのようなシナリオがある。
:; エイ乗り
:: エイのマンタロウに乗って水上コースを進む。Wiiリモコンを前方にまっすぐ向けて操作する。Aボタンを押すと加速し、リモコンを左右にひねるとカーブを曲がれる。リモコンを振るとジャンプする。なお、エイ乗り中はポインターは使えない(そのため、スターピースを取るにはアシストプレイを使う必要がある)。
:; タマコロ
:: 巨大なボールのタマコロに乗って進む。Wiiリモコンを垂直に立てて操作する。リモコンを傾けた方向に進んでいき、傾ける角度によってスピード調整が可能。Aボタンでジャンプできる。また、クリボーなどの敵はぶつかるだけで倒すことが出来るが、少し跳ねてしまう。また、ボム兵の爆発に巻き込まれると、ダメージは受けないが大きく飛ばされる。
::; タマコロジャンプホール
::: タマコロ専用の黄色い穴。タマコロがこの穴に入ると、大きくジャンプして他のエリアに移動できる。
::; タマコロゴールカップ
::: タマコロ専用の青い穴。ゴール地点にあり、タマコロがこの穴に入ると、タマコロが割れて中に入っているパワースターが出てくる。
:; オオアワ
:: オオアワの中に入って進む。アワの外側にポインティングし、Aボタンで空気を吹きかけて移動させる。敵や障害物にぶつかったり、動く壁に挟まれると割れてしまう。


=== いたずらコメット ===
本作は[[Electronic Entertainment Expo|E3]] 2006にて「Wiiの発売から6カ月以内に『マリオギャラクシー』を発売する」という発表があったが、実際にはWiiの発売から11カ月後に発売された<ref name=":42">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 2. たくさんの声を聞きながら |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol1/index2.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-18}}</ref>。それは、プレイヤーが「本当に買ってよかった」と思うことを優先させたからであった<ref name=":42" />。ゲームのプロデューサー兼プログラマーである[[清水隆雄]]は、「もし『マリオギャラクシー』の評価が低ければ、「東京制作部を撤収する」くらい」の意気込みであった<ref name=":42" />。
ゲームを進めると、不定期にいくつかのギャラクシーに現れ始める。クリアするとパワースターが出てくる。コメットが飛来しているギャラクシーではステージの構造が変わり、コメットの種類によって様々なイベントをしなければならない。ステージに入ると、画面の外枠が飛来しているコメットの色に染まる。さらに、コメットが飛来しているステージでは、コメットのシナリオが優先され、他のシナリオができなくなる。解除するにはシナリオをクリアするかコメットチコに一定数のスターピースを渡して消してもらうしかない。なお、コメットは全部で5種類あり、いずれも中間ポイントはなくミスするとシナリオの最初からやり直しとなる。 『スーパーマリオギャラクシー2』には「いたずら彗星」というコメットに似たものがある。


;レッドコメット
マリオが「スピン」攻撃を行うというアイデアは、開発の初期段階で、一部のプレイヤーにとって球状地形で敵にジャンプするのが難しいと判断されたときに生まれた<ref name=":0" />。清水は、3Dアクションでは、走ることが基本であると指摘し、攻撃する最も簡単な方法はジャンプではなく「スピン」することであると結論付けた<ref name=":3">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 3. はじめてでも遊べる『マリオ』を |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol1/index3.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-16}}</ref>。開発チームがWii自体に焦点を移して、さまざまな操作機能を実現する前は、「スピン」攻撃は、当初、[[ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ|ゲームキューブコントローラー]]の[[ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ#概要|アナログスティック]]を回転させる予定であった<ref name=":0" />。その後、「スピン」は、ヌンチャクのコントロールスティックを回転させることで発動するようにしていたが、Wiiリモコンに傾きセンサーが実装されることが確認された後、Wiiリモコンを振ることで「スピン」が発動するように変更された<ref name=":3" />。任天堂社長の[[岩田聡]]は、難しいシナリオを完了した後にプレイヤーに達成感を与えることで、ゲームの「楽しい要素」を優先したいと考えていた<ref name=":3" />。岩田は、ビデオゲームの途中であきらめる人が増えていることを指摘し、その人々にアピールするためにそのようなスーパーマリオギャラクシーを望んでいた<ref name=":3" />。それに応じて、開発チームは、1人のプレイヤーがマリオを操作し、もう1人がWiiリモコンでポインターを操作できる協力モードを作成した<ref name=":2">{{Cite web |url=http://iwataasks.nintendo.com/interviews/#/wii/super_mario_galaxy/0/2 |title=A Mario Even Beginners Can Play |access-date=19 March 2009}}</ref>。またカメラ操作についても配慮がなされた<ref name=":42" />。従来では『スーパーマリオ64』以降、カメラ操作はプレイヤーが行っていたがこれはプレイヤーに負担をさせる結果になっていた<ref name=":42" />。本作ではカメラ操作は自動となり、[[モニター]]からの意見を大切にするようになった<ref name=":42" />。
:[[赤]]色のコメット。通常のシナリオに制限時間が設定され、その時間以内にパワースターを取る必要がある。ステージの構造はほぼ変わらない(一部ステージでは土管などが撤去されていることがある)。シナリオ名の頭に「タイムアタック!」がつく。
;シャドウコメット
: [[青]]色のコメット。ステージに入ると自分の分身が現れ、自分の分身とレースをすることになる。分身よりも先にパワースターの元にたどり着かなければならない(分身が先に到達するとミスになる)。シナリオ名の頭に「追い越せシャドウ!」がつく。
: スタート時に特定の操作をすると急発進でスタートすることができる。分身に触れるとスターピースが出現する(ダメージは受けない)。
: また、操作キャラクターがルイージの場合は、分身が別のルートを通ったり、幅跳びなど高度なテクニックを使うようになり、レベルが格段に上がる。
;クイックコメット
:[[黄色]]のコメット。このコメットが現れたステージでは敵や仕掛けの動きが通常よりも早くなる。
: オニマスドンのいる2つのギャラクシー(グラスビーチギャラクシー・トイボックスギャラクシー)でしか発動しないため、5種類あるコメットの中で飛来する数が最も少ない。
;デスコメット
:[[灰色]]のコメット。このコメットが現れたステージではライフが強制的に1となり、1回ダメージを受けただけでミスになってしまう。また、コインやライフUPキノコ、よろずやチコも出現せず、敵を倒した時のコインも出ない。シナリオ名の頭に「サドンデス!」がつく。
: 主にボスを倒すシナリオで発動し、ボス戦の直前の場所や、ボス戦を行う惑星からスタートすることが多い。ボスの倒し方は通常と同じ。
:パープルコメットの次に飛来する数が多いコメットである。
;パープルコメット
: [[紫]]色のコメット。通常のコメットとは違い、[[ボスキャラクター#ラストボス|最終ボス]]クリア後に現れる。
: このコメットが現れたステージでは、ステージに配置されたパープルコインと呼ばれる紫色のコインを100枚集めるとスターが出現するようになっている。通常のコインとは違い、パープルコインは取ってもライフを回復したり、50枚取っても1UPすることはない。
: 一部では制限時間が設けられていて、その場合は制限時間内にパープルコイン100枚を回収するだけではなく、'''パワースターの場所までたどり着かなくてはならない。'''また、101枚以上のパープルコインが存在するステージ(後戻りができないなど、取りこぼしが発生しやすいステージに多い)では100枚集めた時点でパワースターが出現するため、101枚以上取る必要はない(101枚以上取っても特に意味はない)。
: コメットの中では最も飛来する数が多いコメットである。


=== ルイージでプレイ ===
開発チームは、「5歳から95歳」までにゲームを楽しんでもらいたいと考えていたため、開発初期の頃は、難易度を低めに設定していた<ref name=":4">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 4. 5歳から95歳まで |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol1/index4.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-16}}</ref>。しかし、宮本は、簡単すぎて緊張感に欠けると考え、挑戦しなくなるとゲームに対する興奮が失われると主張した<ref name=":4" />。難易度のバランスをとるために、小泉はマリオのライフの最大値を8ではなく3にすべきであると提案したが、同時により多くの1UPキノコと中間ポイントをゲームに配置した<ref name=":4" />。振り返りのインタビューで岩田は、ライフを8から3に減らすことは、「実際にゲームを遊んでいる人には見えにくいことの代表」であると付け加えた<ref name=":4" />。
パワースターを120個集めてクリアすると、操作キャラクターをマリオからルイージに変更してプレイできるようになる(セーブデータは同一だが、ゲームの進行状況はマリオとは別に記録される)。ルイージはマリオに比べて背が高くダッシュ力とジャンプ力に優れるが、ダッシュからの停止時に滑りやすく水中でスピンするとAIRが減るという一長一短の性能を持ち、同じステージも違った感覚でプレイできる。


なお、ストーリーやメッセージはマリオの登場する場面が全てルイージに置き換わっている以外の変更は無く、マリオ操作時にルイージが登場する場面もそのままなのでルイージが二人になっている。そのような場面では「よく似た人」「もうひとりのルイージ」といった台詞が追加されているのみで、あまり疑問視されずストーリーが進行する。
重力と球状地形がゲームプレイの中心的な要素であるため、開発チームはそれらをゲームに実装する方法についていくつかのアイデアを出した<ref name=":5">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 2. 球状地形のメリットとは |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol2/index2.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-16}}</ref>。ゲームの共同デザイナーである林田浩一は当初、球状地形をジャンプベースのゲームに組み込むことに懐疑的であり、「相性が悪い」と考えていた<ref name=":5" />。清水もこのアイデアに否定的な反応を示し、技術的な理由から球状地形の実装が不可能になることを主な懸念としており、計画が最終的に承認されたときに危機感を感じた<ref name=":5" />。しかし、清水が[[デバッグ]]を始めると彼はその経験が「新鮮な感覚」であることに気づき、「これまでにないようなゲームをプレイしている」と考えた<ref name=":5" />。ステージデザイナーである白井太志は、林田や清水とは異なり、新しいゲームプレイ要素に肯定的な印象を持っていたと述べた<ref name=":5" />。白井は、さまざまな種類の惑星で走ることができるというアイデアが好きで、アイスクリームやリンゴの形をした星などのデザインを思いついた<ref name=":5" />。宇宙を舞台にしたゲームだったため、チームは他のスーパーマリオのゲームでは実装が困難だったであろうアイデアを考案することができた。白井は、球状の世界を扱うことの利点は、新しいものを設計して発見できることであり、ゲームのデザイン担当である元倉健太も同様に、プレイヤーは新しい惑星に旅行することで冒険を継続的に楽しんでいると述べている<ref name=":5" />。小泉は、ゲーム開発の「自由で開かれた」感覚を高く評価し、チームがプレイヤーにとってゲームをより楽しくすることができたと述べた<ref name=":0" />。


== ギャラクシー ==
開発中、スタッフメンバーは、ゲームが提供する自由度、特にマリオの変身能力を楽しんでいた<ref name=":36">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 4. 女性スタッフのメモから生まれた |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol2/index4.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-16}}</ref>。岩田は、マリオのハチスーツが女性に人気があったことを指摘し、また、キャラクターの他のスーツは、ゲームプレイにバリエーションを追加するように設計されていると述べた<ref name=":36" />。林田によると、ゲームに変身を含めるというアイデアは小泉から来た<ref name=":36" />。本作を手掛けた女性スタッフの一人が小泉からマリオを何に変身させたいか尋ねられたとき、「ハチマリオが欲しい」というメモを書いた<ref name=":36" />。白井は、開発チームは常にアイデアを一緒に話し合い、アイデアをゲームに取り入れてより面白くする方法を考案したと述べた<ref name=":36" />。岩田は、ゲームを宇宙で行うことは幅広いアイデアに対応できる柔軟性があるため、有利であると結論付けた<ref name=":5" />。


=== ヘブンズドアギャラクシー ===
開発が終了した後、開発チームは、スーパーマリオのゲームの基本的な部分は、単にゲームを終了するのではなく、ゲーム自体をプレイすることの「楽しさ」をプレイヤーに考えさせることであると考えた<ref name=":36" />。これを達成するために、小泉は、子供を含むあらゆるタイプの人々が楽しめるゲームの特定の領域があることを確認した。清水は、マリオが主演するゲームは必ずしも一人で楽しめるものではないと感じたため、本作の重要なことは「テレビの周りに集まる」ことだと付け加えた<ref name=":4" />。初代『[[スーパーマリオブラザーズ|スーパーマリオ]]』が発売されたとき、テレビの周りに集まってゲームプレイを楽しむ「多くの人々」がいた<ref name=":4" />。岩田は、よくできたビデオゲームは観戦するのがより楽しいと主張し、本作の協力モードが、通常ビデオゲームをプレイしない人に参加するように誘惑させることを望んでいた<ref name=":4" />。
オープニングに続き登場するステージ。最初のシナリオ「とらわれしグランドスター」をクリアすることでほうき星の天文台を探索出来るようになる。以降はしばらく再挑戦できなくなるが、「クッパJr.クリーチャープラント」をクリアすると天文台の「子供部屋」に行けるようになり、そこで「天の扉の パープルコイン」をクリアすることで子供部屋から再挑戦可能になる。
* とらわれしグランドスター
* 天の扉の パープルコイン


=== 音楽 ===
=== ドーム ===
ほうき星の天文台の各地に配置されている生活スペースのような場所。このドームの中にあるスターキャプチャーを使うことでギャラクシーへと向かうことが出来る。ドームには4 - 5ヶ所のギャラクシーが存在し、ギャラクシー内の各シナリオでパワースターを獲得すればクリアとなる。シナリオが多数設けられているギャラクシーと、シナリオが1つしか存在しないギャラクシーがあり、またドームの最後に出現する'''「プラント」'''においてグランドスターを獲得すると次のドームをプレイすることができる。
{{Infobox album
; テラス
| name =
: 最初に行けるドーム。基本的操作を身につけるためのステージとなっている。
| type =
:; エッグプラネットギャラクシー(スター×1)
| artist =
:: タマゴのような小さい惑星が連なるギャラクシー。ボスとして「ディノパックン」や「オタキング」が登場。
| cover =
::* タマゴの星の ディノパックン
| caption =
::* 食いしんぼうに 願いをこめて
| alt = The cover art of the game's soundtrack shows Mario's silhouette on a gold background
::* UFO艦隊の オタキング
| released =
::* タイムアタック!タマゴの星のディノパックン(レッドコメット)
| recorded =
::* タマゴ星団の パープルコイン(パープルコメット)
| venue =
::* タマゴ星団の ルイージ(隠しスター)
| studio = [[Nintendo EAD]]
:; ハニービーキングダムギャラクシー(スター×3)
| genre =
:: ハニービー達が住んでいるギャラクシー。はじめてハチマリオに変身できる。ボス「クワカブトキング」が登場する。
| length = {{Unbulleted list
::* 飛べ! ハチマリオ!
| '''Original Edition''': 1:07:05
::* 物見やぐらの異変
| '''Platinum Edition''': 2:09:54
::* クワカブト一族の逆襲
}}
::* 追い越せ シャドウ! ミツバチ王国編(シャドウコメット)
| label =
::* ミツバチ王国の パープルコイン(パープルコメット)
| producer = [[Nintendo]]
::* ミツバチ王国の ルイージ(隠しスター)
| prev_title =
:; トライアルサーフィンギャラクシー(スター×5)
| prev_year =
:: エイのマンタロウに乗って、波打つ水のサーキットを走り抜ける。エイ乗りの基本操作を学ぶのに適した作りのステージ。
| next_title =
::* レッツ サーフィン!
| next_year =
| Name = スーーマリオギャラクシー オリジナル・サウンドトラック
:; フリップネルギャラクシー(スター×7)
:: 乗る度に色が切り替わる、18枚のフリップパネルで構成されたステージ。全てのパネルを黄色にするとスターが出現する。
| Type = サウンドトラック
::* 黄色く染まれ! フリップパネル
| Artist = [[横田真人 (作曲家)|横田真人]]と[[近藤浩治]]
:; クッパJr.ロボプラント(スター×8)
| Released = [[2008年]][[1月24日]](日本)
:: はじめてクッパJr.が登場するステージ。最後には巨大ロボ「メガレッグ」が待ち受けている。
| Genre = [[ゲームミュージック]]
::* 三本足のデカいヤツ!
| Label = [[クラブニンテンドー]]
:
| Producer = [[任天堂]]
; バスルーム
| Length = {{Unbulleted list
: 2番目に行けるドーム。ここでは、ステージ上のギミックを利用することを身につけるステージとなっている。
| オリジナル: 1:07:05
:; スターダストギャラクシー(クッパJr.ロボプラントをクリア)
| プラチナバージョン: 2:09:54
:: 無数の星くずが飛び交うギャラクシー。スターキャプチャーなどを駆使する場面が多い。ボスとして「ボスカメック」や「クモキング」が登場する。
}}
::* 星降る小路を進め!
}}開発中、[[音楽監督]]を担当した[[横田真人 (作曲家)|横田真人]]は、当初、本作に[[ラテン音楽|ラテンアメリカスタイルの音楽]]を持たせたいと考えていた<ref name=":6">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 2. 『マリオ』らしいサウンドとは |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol3/index2.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-17}}</ref>。そのスタイルで28曲を作曲したことがあった<ref name=":7">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 1. オーケストラを使ったわけ |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol3/index.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-17}}</ref>。[[スティールパン|スチールパン]]、[[ボンゴ]]、[[コンガ]]などのラテンアメリカの打楽器は、以前のスーパーマリオですでに使用されていた<ref name=":6" />。本作についてのテーマで、横田はラテンアメリカの楽器と[[シンセサイザー]]を使用して、宇宙さを再現した<ref name=":6" />。曲は、ゲームのディレクター兼デザイナーである小泉歓晃によって承認されたが、横田がゲームの[[音響監督]]である近藤浩司にそれを提示したとき<ref>{{Cite web |title=Music 4 Games -- The Future of Rock n' Roll & Interactive Entertainment. Est. 1999. |url=https://web.archive.org/web/20071113135703/http://www.music4games.net/Features_Display.aspx?id=186 |website=web.archive.org |date=2007-11-13 |access-date=2022-09-13}}</ref>、彼はそれが「ダメ」であると述べた<ref name=":6" />。なぜ彼の音楽が拒否されたのかと尋ねられたとき、近藤は「横田の中に、マリオがかわいいというイメージがあったら、それは捨ててください」と答えた。拒否に激怒した横田は仕事を辞めそうになったが、近藤は「マリオはかっこいい」とほのめかし、もう一度やり直すように指示した<ref name=":6" />。
::* 突入! カメック船団
::* ひっぱりマユと クモキング
::* タイムアタック! 星降る小路を進め!(レッドコメット)
::* 星くずの果ての パープルコイン(パープルコメット)
::* こんなところにヨッシーが?!(隠しスター)
:; バトルロックギャラクシー(スター×12)
:: 巨大な要塞が特徴の、危険な仕掛けが多いギャラクシー。ボス「ベーゴマンキング」が登場する。
::* 巨大要塞 現る!
::* 切り開け! ボム軍団で運命を!
::* ベーゴマン一族の脅威
::* サドンデス!ベーゴマン一族の脅威!(デスコメット)
::* 巨大要塞の パープルコイン(パープルコメット)
::* 巨大要塞の ゴミ捨て場にて(隠しスター)
::* 円盤下の ルイージ(隠しグリーンスター)
:; トライアルボールギャラクシー(スター×11)
:: タマコロに乗って、ゴルフコースのような狭い星を進んでいく。タマコロの基本操作を学ぶのに適した作りのステージ。
::* タマコロの不思議な旅
:; バンバンバニッシュギャラクシー(スター×18)
:: ほとんどの足場が、乗ると消えてしまう床で出来ているステージ。
::* 消えゆく床の走者? 奏者♪
:; クッパスタープラント(スター×15)
:: はじめてクッパと対戦するステージ。重力を使ったギミックが満載。
::* 魔要塞 クッパ砦の死闘!!
:
; キッチン
: 3番目に行けるドーム。ここでは特別な操作や変身能力を上手に使いこなすためのステージとなっている。
:; グラスビーチギャラクシー(クッパスタープラントをクリア)
:: 白い砂浜と透き通った海がトロピカルな雰囲気を漂わせる、リゾート風のギャラクシー。はじめてアイスマリオに変身できる場所(隠しルート)でもある。
::* 海の底のキラキラ
::* 水泳教室の卒業試験
::* うずまき洞窟のナゾ
::* クイックモード! 天空回廊の番人達(クイックコメット)
::* きらめく渚の パープルコイン(パープルコメット)
::* 作って登って! 氷カベ(隠しスター)
:; ファントムギャラクシー(スター×20)
:: 不気味な雰囲気が漂う薄闇のギャラクシー。中央に建つ洋館でルイージが幽閉されている。はじめてオバケマリオに変身できる。ボス「ポルタ」が登場する。
::* オバケ屋敷のルイージを救え!
::* テレサレース★ブルースターカップ
::* 宇宙のガレキと 親玉オバケ
::* サドンデス!宇宙のガレキと 親玉オバケ(デスコメット)
::* 浮遊空間の パープルコイン(パープルコメット)
::* 漆黒に浮かぶスター(隠しスター)
:; トライアルバブルギャラクシー(スター×19)
:: オオアワの中に入り、キライラをよけつつ毒沼の上を進んでいく。オオアワの基本操作を学ぶのに適した作りのステージ。最初のほうでキノコ船が墜落している。
::* オオアワに揺られて
:; フローターランドギャラクシー(スター×30、グラスビーチギャラクシーの「海の底のキラキラ」をクリアしている)
:: 水の上にそびえ立つ、かつての水上要塞。『スーパーマリオギャラクシー2』のみずたま要塞と形が似ている。
::* 天突く 水上要塞
::* 水上要塞の忘れ物(隠しグリーンスター)
:; クッパJr.シッププラント(スター×23)
:: クッパJr.ステージの2つ目。クッパ船団の攻撃をかわしながら進んでいく。最後にはクッパJr.が自ら兵器を動員して待ち受ける。
::* クッパ大船団を駆逐せよ!
:
; ベッドルーム
: 4番目に行けるドーム。ここでは今までの操作をより上達させるステージとなっている。
:; ウィンドガーデンギャラクシー(クッパJr.シッププラントをクリア)
:: 強い風が吹き抜ける、空中庭園のギャラクシー。ハテナ型や、リンゴの形をした惑星などがある。ボス「モグキング」が登場する。
::* 空と 風と ウサギの仲間
::* モグラの大将、見参!
::* ビックリボックスと ハテナ回廊
::* サドンデス!モグラの大将、見参!(デスコメット)
::* サイコロ庭園の パープルコイン(パープルコメット)
::* ゴールドワンワンの宝物(隠しスター)
:; アイスボルケーノギャラクシー(スター×26)
:: 溶岩の惑星と氷の惑星が隣り合っているギャラクシー。はじめてファイアマリオに変身できる。ボス「カチコチキング」が登場する。
::* ツルツル アイスマウンテン
::* 氷の国の 溶岩道
::* 極寒と灼熱の狭間で
::* 追い越せ シャドウ!氷の回廊編(シャドウコメット)
::* 絶壁氷山の パープルコイン(パープルコメット)
::* 祝! 雪山制覇!(隠しスター)
:; サンドアイランドギャラクシー(スター×29)
:: 惑星全体が砂で出来ているギャラクシー。流砂に落ちると即ミスとなる。
::* 砂竜巻の 上昇気流
::* 果てしない流砂を越えて
::* 砂漠にひそむ 巨大なワナ
::* タイムアタック! 果てしない流砂を超えて(レッドコメット)
::* 砂漠の国の パープルコイン(パープルコメット)
::* 砂の中で輝くもの(隠しスター)
::* 砂カプセルとシルバースター(隠しグリーンスター)
:; ハニークライムギャラクシー(スター×42)
:: ハチマリオに変身し、ハチミツカベを昇っていくステージ。
::* 天まで昇れ! ハチマリオ!
:; クッパダークマタープラント(スター×33)
:: クッパステージの2つ目。重力ギミックに加え、[[暗黒物質|ダークマター]]による暗黒地帯が至るところにあり、これに触れるとミスとなる。
::* 大魔王の野望を阻止せよ!!
:
; マシンルーム
: 5番目に行けるドーム。今までの操作を駆使しながら、さらに隠れた仕掛けを見つける能力を鍛えるステージとなっている。
:; オータムウッズギャラクシー(クッパダークマタープラントをクリア)
:: 色鮮やかな木々に覆われた、秋らしい風景のギャラクシー。最初の惑星が「ハニービーキングダム」とほぼ線対称になっている。
::* 月のウサギの探し物
::* ポイッと 投げられて
::* ドキドキ ウッドロード
::* 追い越せ シャドウ! オータムウッズ編(シャドウコメット)
::* 色づく森の パープルコイン(パープルコメット)
::* 木陰のベルを鳴らして(隠しスター)
:; ループオーシャンギャラクシー(スター×36)
:: その名の通り円状の海で構成された、リゾート風のギャラクシー。ペンギンたちとレースができる。
::* 海のギャングを追え!
::* 激走! ペンギンレース
::* みんなで探そう シルバースター
::* 追い越せシャドウ! ループオーシャン編(シャドウコメット)
::* 環状大洋の パープルコイン(パープルコメット)
::* ハラペコチコの バンバンバニッシュ(隠しスター)
:; トイボックスギャラクシー(スター×40)
:: 惑星が玩具やお菓子の形をしたギャラクシー。ドットマリオをかたどった惑星もある。はじめてバネマリオに変身できる。このステージのメインBGM「スーパーマリオ2007」は、『[[スーパーマリオブラザーズ]]』の地上BGMのアレンジで、このゲームのCMにも使用された。
::* 鋼鉄魔王 メカクッパ
::* マリオ オン マリオ/ルイージ オン マリオ
::* おかしの道を ボヨンボヨン
::* クイックモード! 連鎖惑星のフリップパネル(クイックコメット)
::* パープルコイン オン ルイージ(パープルコメット)
::* 連鎖惑星のフリップパネル(隠しスター)
:; スカルシャークギャラクシー(スター×55、ティアドロップギャラクシーをクリア)
:: 水中に潜んでいるボス「キングボーネ」と戦うステージ。ボス出現後は陸が全く存在しないステージである。
::* ガイコツザメの守るスター
:; クッパJr.クリーチャープラント(スター×45)
:: 最後のクッパJr.ステージ。最後にはクッパJr.の使役するボス「オタキング(黒)」が待ち受けている。
::* 溶岩惑星の オタキング
:
; ロフト
: 最後に開くドーム。難易度は全ドーム中最難関で、ステージ構造もかなり複雑になっている。プラントは存在しない。
:; ダンジョンケイブギャラクシー(クッパJr.クリーチャープラントをクリア)
:: 地底湖、洞窟、幽霊船などを探索していくギャラクシー。洞窟の入口付近にはビーチがありキノピオ探検隊がビーチパラソルを立てている。ボスとして「ボスカメック」が再び登場する。
::* 幽霊船の呪術師をたおせ!
::* ウォーターシューターで空中散歩
::* 地底湖のギャングを追え!
::* サドンデス! 幽霊船の呪術師をたおせ!(デスコメット)
::* 幽霊船の パープルコイン(パープルコメット)
::* テレサの秘密の部屋(隠しスター)
:; キャノンフリートギャラクシー(スター×48)
:: 宇宙に浮かぶ巨大戦艦を中心とした要塞のギャラクシー。ボスとして「ベーゴマンキング」が再び登場する。
::* ビーム! ビーム! ビーム!
::* 弾幕の嵐から生還せよ!
::* ベーゴマン一族の復讐
::* タイムアタック! ベーゴマン一族の復讐(レッドコメット)
::* 宇宙船団の パープルコイン(パープルコメット)
::* 宇宙船団の ゴミ捨て場にて(隠しスター)
:; ヘルプロミネンスギャラクシー(スター×52)
:: 溶岩と炎を纏った惑星が連なる灼熱のギャラクシー。隕石が絶えず降りそそぐこともある。ボス「ファイヤーディノパックン」が登場する。2つ目のスターのステージでは最後にタマコロを行う。
::* 地獄の釜を かけぬけて
::* 回避不能! メテオレイン
::* マグマの星の ディノパックン
::* サドンデス! 地獄の釜を かけぬけて(デスコメット)
::* 地獄の釜の パープルコイン(パープルコメット)
::* 満ちる溶岩 引く溶岩(隠しスター)
:; ミステリーサークルギャラクシー(スター×50、トイボックスギャラクシーの「鋼鉄魔王メカクッパ」をクリアしている)
:: ライトのように照らされた部分しか通れない、不思議な足場を頼りに進んでいくギャラクシー。
::* 超空間の 示す道


=== ドーム以外のギャラクシー ===
横田によると、彼はマリオが子ども向けのキャラクターという印象を受け、対象となる子どもにアピールする「かわいい」音楽を作曲した<ref name=":6" />。ゲームのディレクターである小泉良明は、横田の音楽が拒否された後、後に「それほど悪くはなかった」と褒め称えた<ref name=":6" />。3か月後、横田は宮本に3つの異なるスタイルの音楽を提示した。1つは[[オーケストラ]]サウンド、もう1つは[[ポップ・ミュージック|ポップミュージック]]、3曲目はオーケストラとポップミュージックの両方をミックスしたものであった<ref name=":8">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 3. 宇宙っぽいサウンドに |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol3/index3.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-17}}</ref>。宮本は、最も「宇宙のように」聞こえたことから、オーケストラの作品を選んだ。このオーケストラの作品は「エッグプラネット」というものであった<ref name=":8" />。横田は、近藤が実際に書いたことを知らずに宮本が作品を選んだと述べた<ref name=":0" /><ref name=":8" />。振り返りのインタビューで、岩田聡は、スーパーマリオブラザーズの[[トロピカル]]なサウンドとは対照的に、ゲームを表現するサウンドを探していたため、宮本が「宇宙のような」サウンドの音楽を選んだと語った<ref name=":8" />。横田は、最初はスーパーマリオのゲームのように聞こえる音楽を作曲するのに苦労したことを明らかにしたが、時間が経つにつれて、ゲーム用に作成した曲は「自然になった」と言った<ref name=":8" />。その「自然」とは、以前の「マリオさ」を盗みたいという媚びるような感じがなくなったことであった<ref name=":8" />。
通常のギャラクシーとは形態が異なり、ほうき星の天文台から直接スーパースターリングを使用して向かうギャラクシーで、ステージ内のスターの数も全て1つである。
; ハラペコチコ
: ほうき星の天文台に出現するハラペコチコに規定量のスターピースを与えることによってステージが出現する。
:; スイーツファクトリーギャラクシー(スターピース×400、スター×7)
:: テラスの外に出現。惑星全体がお菓子でできているギャラクシー。動く仕掛けが多いアスレチックステージである。
::* あま~いケーキを イタダキます
:; コクーンアステロイドギャラクシー(スターピース×400、スターダストギャラクシーの「ひっぱりマユとクモキング」をクリアする)
:: バスルームの外に出現。足場はひっぱりマユとスターキャプチャーのみという危険なギャラクシーで、これらを使って砲撃を避けながら移動する。
::* ひっぱりマユで 飛んでいけ!
:; ティアドロップギャラクシー(スターピース×600、グラスビーチギャラクシーの「海の底のキラキラ」をクリアする)
:: キッチンの外に出現。ペンギンたちが暮らす水の惑星。大アナゴンが大量発生している。基本的には水面に上がらないので、息を持たせることが重要。
::* 巨大アナゴ 大発生!
:; フィッシュトンネルギャラクシー(スターピース×800、サンドアイランドギャラクシーの「砂竜巻の上昇気流」をクリアする)
:: ベッドルームの外に出現。惑星が魚の形をしたステージで、口の部分から内部の水中洞窟に進み、金のコウラを持ち帰り宝箱を開ける。
::* 古代魚惑星の 金のエサ
:; サンドリバーギャラクシー(スターピース×1000、「オバケ屋敷のルイージを救え!」と、ループオーシャンギャラクシーの「激走!ペンギンレース」をクリアしている)
:: マシンルームの外に出現。流砂が流れるタル型の惑星。スタート地点にハチキノコとオバケキノコが設置されており、前半はどちらかのキノコを取って進むことになる。後半はパワースターのある月を目指す。
::* お好きなキノコを召し上がれ♪
:; デスプロムナードギャラクシー(スターピース×1200、「オバケ屋敷のルイージを救え!」とヘブンズドアの「天の扉のパープルコイン」をクリアしている)
:: 子供部屋の外に出現。オバケマリオに変身し、テレサレーサーと競走するステージ。ベストタイムよりも速くゴールすることができれば、その都度最速タイムが保存される。
::* オバケ街道 最速王!
:; スノーカプセルギャラクシー(スターピース×1600、ヘルプロミネンスギャラクシーの「地獄の釜をかけぬけて」をクリアする)
:: ロフトの外に出現。雪が降り積もるカプセル型のステージ。星ウサギと鬼ごっこをするが、今までとは違い、150カウント以内に3匹全て捕まえることができなければスターは入手できない。
::* 見極めろ! 雪ウサギの挑戦状
:
; 試練の銀河(チャレンジギャラクシー)
: グリーンスターを全て集めると行ける様になる。クリアするにはかなりの技量が必要となる。
:; チャレンジサーフィンギャラクシー
:: エイ乗りの上級者コース。「トライアルサーフィン」よりもコースが複雑になっている。コースは最低でも3分以内でクリアしなければパワースターは獲得できない。初期時点でのベストタイムを切ればスターピースを大量に入手することが出来る。
::* カリスマサーファーへの道
:; チャレンジボールギャラクシー
:: タマコロの上級者コース。難易度、コースの全長、仕掛けは「トライアルボール」に勝るとも劣らない難しさである。タマコロでしか壊せないブロックやサイコロブロックなどがある。
::* コロコロ タマコロ どこまでも
:; チャレンジバブルギャラクシー
:: オオアワの上級者コース。電気レールや敵に触れないように進んでいく。難易度はかなりのもので、終盤に差し掛かると通路がかなり細くなる、キラーが追いかけてくる、仕掛けの配置がいやらしくなるなど、オオアワのテクニックをすべて出し切らなければクリアは難しい。
::* 電撃地獄で バブルトリップ
:
; クッパギャラクシープラント
: クッパによって銀河の中心に作られた巨大な[[銀河団]]で、ラストボスであるクッパが待ち構えるステージ。パワースターを一定枚数以上集めてからロゼッタに話しかけると進むことが出来る。
::* 銀河の運命は誰の手に?!
:
; グランドフィナーレギャラクシー
: 特定の条件を満たすと行けるようになる。ピーチ城があるギャラクシーであり、このギャラクシーのスターをとるとwii伝言板にメールが届く。
::* ようこそ! 星くず祭へ


== 外国版と日本版について ==
サウンドトラックで多様性を生み出すために、横田と近藤は個別に作品を書いた。近藤は4つの曲を作曲し、横田は残りの曲を作曲した<ref name=":8" />。近藤は、ゲームのサウンドトラックが一人で作曲された場合、「すべて同じように聞こえる」と考えていたため、横田が具体的に要求した作品を作曲した<ref name=":8" />。ゲームはもともと「あらゆる種類の[[サウンドエフェクト]]」にWiiリモコンのスピーカーを多用していたが、ゲームのサウンドディレクターである川村昌史は、テレビのスピーカーと並行して再生すると冗長であると判断した。川村は、Wiiリモコンの効果音を、基本的にマリオのアクション関連の音だけにし、プレイヤーをより没入させると感じた<ref name=":39">{{Cite web |title=社長が訊く『スーパーマリオギャラクシー』 4. 手応えとして感じられる効果音に |url=https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmgj/vol3/index4.html |website=www.nintendo.co.jp |access-date=2022-09-17}}</ref>。さらにWiiリモコンは同時に振動するようになっており、音との双方向性に深みをもたらした<ref name=":39" />。例にはマリオがスターピースを拾ったときに、まずテレビの方で「キン」と鳴ってから遅れて手元のWiiリモコンで「コン」と鳴るように調整している<ref name=":39" />。これにより、スターピースが手元に飛んできたような感覚が味わえるようになっている<ref name=":39" />。また、スターキャプチャーを使って、マリオが移動する際の効果音はかなりの試行錯誤がされた<ref name=":39" />。
'''『スーパーマリオサンシャイン』'''とは異なり、あまり変更点はないが、スターを取った時の'''「STAR GET!」'''、グランドスターを取った時の'''「GRAND STAR GET!」'''がそれぞれ'''「You got a star!」「You got a grand star!」'''となっている<ref group=注釈>STAR GET!自体は[[和製英語]]である。</ref>。また、コース外に落ちてミスになった際の'''「MISS!」'''が'''「TOO BAD!」'''になっている。


== 音楽 ==
ゲームのサウンドトラックには、50人の[[マリオギャラクシーオーケストラ|交響楽団]]が演奏する28のオーケストラ曲が含まれている。一方、近藤は、オーケストラ曲が使用された場合、プレーヤーは「音楽に合わせてゲームをプレイする義務がある」と考えていた<ref name=":7" />。サウンドトラックをゲームプレイに同期させるために、川村は、[[ゼルダの伝説 風のタクト]]とドンキーコングジャングルビートで効果音を同期するために使用したのと同様の手法を利用した。ゲームは[[MIDI]]を同期しており、データと[[ストリーミング]]データを組み合わせて、[[背景音楽|BGM]]と同時に効果音を再生している<ref name=":7" />。その同期を可能にするために、音響チームはオーケストラに、[[メトロノーム]]で設定されたテンポで演奏するように要求した<ref name=":7" />。
ゲーム中のBGMは[[横田真人 (作曲家)|横田真人]]が大多数の楽曲を作曲している。宮本茂の強い推薦で、'''宇宙'''という世界観を表現するため、専用編成の'''「[[マリオギャラクシーオーケストラ]]」'''により演奏されている。従来のマリオシリーズのサウンドは[[パーカッション]]を用いたラテン系、またはトロピカルなイメージが強いとされてきたが、本作ではそのイメージはほとんど感じられない。これまでマリオシリーズの楽曲を担当してきた[[近藤浩治]]は数曲のみの提供での参加となっている。


== 攻略本 ==
公式サウンドトラックは2008年1月24日にリリースされた。当初は日本の[[クラブニンテンドー]]加入者専用であったが<ref>{{Cite web |title=Wii Super Famicom controller and Super Mario Galaxy OST available for import |url=https://www.destructoid.com/wii-super-famicom-controller-and-super-mario-galaxy-ost-available-for-import/ |website=Destructoid |date=2007-11-21 |access-date=2022-09-13 |language=en-CA}}</ref>、2008年11月にヨーロッパのクラブニンテンドーメンバーが利用できるようになった<ref name=":9">{{Cite web |title=Super Mario Galaxy soundtrack on European Stars Catalogue somehow |url=https://www.engadget.com/2008-11-24-super-mario-galaxy-soundtrack-on-european-stars-catalogue-someho.html |website=Engadget |access-date=2022-09-13 |language=en-US}}</ref>。サウンドトラックは2つのバージョンでリリースされた。ゲームの28トラックのみを含むオリジナルサウンドトラックと、2枚目のディスクに別の53トラックを含む合計81トラックを含むプラチナエディションでリリースされた<ref name=":9" />''。''北米では、オリジナルサウンドトラックは、2011年に[[黒]]の新型Wiiに『[[New スーパーマリオブラザーズ Wii]]』とともに同梱されていた<ref name=":10">{{Cite web |title=Nintendo Announces New Wii Bundle |url=https://www.ign.com/articles/2011/10/11/nintendo-announces-new-wii-bundle |website=IGN |date=2011-10-11 |access-date=2022-09-13 |language=en |first=Andrew |last=Goldfarb}}</ref>。
* 任天堂公式ガイドブック スーパーマリオギャラクシー ISBN 978-4-09-227115-9 - [[小学館]](発売日:2007年12月13日)
{{tracklist
* Nintendo DREAM スーパーマリオギャラクシー ISBN 978-4-8399-2700-4 - [[毎日コミュニケーションズ]](発売日:2007年12月13日)
|collapsed=yes
* スーパーマリオギャラクシー ザ・コンプリートガイド ISBN 978-4-8402-4157-1 - [[角川グループパブリッシング]](発売日:2007年12月13日)
|total_length=67:25
* スーパーマリオギャラクシー コンプリートガイド ISBN 978-4-7577-3943-7 - [[エンターブレイン]](発売日:2007年12月13日)
| title1 = Overture
| length1 = 1:23
| title2 = 星くず祭
| length2 = 1:29
| title3 = 襲来!クッパ船団
| length3 = 1:19
| title4 = カタストロフィー
| length4 = 0:54
| title5 = うばわれたピーチ城
| length5 = 0:32
| title6 = Into the Galaxy
| length6 = 1:25
| title7 = エッグプラネット
| length7 = 2:41
| title8 = 天文台のロゼッタ1
| length8 = 2:27
| title9 = ミツバチの王国
| length9 = 2:37
| title10 = スターダストロード
| length10 = 3:21
| title11 = バトルロック
| length11 = 3:20
| title12 = グラスビーチ
| length12 = 2:21
| title13 = 天文台のロゼッタ2
| length13 = 2:24
| title14 = クッパJr.登場
| length14 = 2:54
| title15 = テレサワルツ
| length15 = 2:42
| title16 = フローターランド
| length16 = 3:11
| title17 = ウィンドガーデン
| length17 = 3:44
| title18 = 天文台のロゼッタ3
| length18 = 2:44
| title19 = 宿敵クッパ大王
| length19 = 3:14
| title20 = ヘルプロミネンス
| length20 = 4:08
| title21 = ギャラクシープラント
| length21 = 2:27
| title22 = 大王星の決戦
| length22 = 2:25
| title23 = 夜明け~新しい朝~
| length23 = 0:56
| title24 = 誕生
| length24 = 1:56
| title25 = Super Mario Galaxy
| length25 = 4:03
| title26 = パープルコメット
| length26 = 3:02
| title27 = 青空アスレチック
| length27 = 1:10
| title28 = スーパーマリオ2007
| length28 = 2:19
|headline=1枚目}}


== スーパーマリオ 3Dコレクション ==
{{tracklist
『[[スーパーマリオブラザーズ]]』生誕35周年を記念して[[2020年]][[9月18日]]に[[Nintendo Switch]]用ソフトとして、パッケージ版・ダウンロード版ともに本作と『スーパーマリオ64』、『スーパーマリオサンシャイン』の3本を収録して2021年3月末までの期間限定で発売された。
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{{Main|スーパーマリオ 3Dコレクション}}
|total_length=62:58
Switchに付属するJoy-ConでWiiリモコンとヌンチャクのような操作ができる<ref group="注釈">Joy-Con(R)がWiiリモコンの役割で、Joy-Con(L)がヌンチャクの役割。</ref>。また、Proコントローラー使用時はジャイロでポインター操作し、携帯モードでは画面をタッチしてポインター操作する仕様になった。
| title1 = ファイルセレクト
| length1 = 0:53
| title2 = チコ
| length2 = 0:56
| title3 = へブンズドア
| length3 = 2:02
| title4 = とらわれしグランドスター
| length4 = 0:35
| title5 = ほうき星の天文台へ1
| length5 = 0:45
| title6 = 天文ドーム
| length6 = 1:58
| title7 = コースセレクト
| length7 = 0:41
| title8 = ディノパックン
| length8 = 1:13
| title9 = スターゲットチャンス
| length9 = 0:55
| title10 = 緊迫
| length10 = 0:41
| title11 = クワカブト一家の逆襲
| length11 = 1:58
| title12 = オタキング
| length12 = 1:11
| title13 = キノピオ探検隊
| length13 = 0:41
| title14 = シッププラント
| length14 = 2:21
| title15 = オーシャンレース
| length15 = 1:22
| title16 = 宇宙幻想
| length16 = 2:00
| title17 = メガレッグ
| length17 = 1:31
| title18 = ほうき星の天文台へ2
| length18 = 0:30
| title19 = 宇宙アスレチック
| length19 = 1:16
| title20 = レッドコメット
| length20 = 1:52
| title21 = グラスビーチ ~海中~
| length21 = 1:31
| title22 = 間奏曲
| length22 = 0:38
| title23 = クッパ砦出現
| length23 = 0:52
| title24 = クッパ砦の死闘
| length24 = 2:11
| title25 = 大階段
| length25 = 0:36
| title26 = クッパ大王登場
| length26 = 0:32
| title27 = タマコロ1
| length27 = 1:04
| title28 = 書斎
| length28 = 0:58
| title29 = フローターランド ~海中~
| length29 = 1:55
| title30 = レインボーマリオ
| length30 = 0:31
| title31 = うさぎを追いかけろ!
| length31 = 1:07
| title32 = HELP!
| length32 = 0:28
| title33 = モグキング
| length33 = 0:55
| title34 = 土管内部
| length34 = 0:44
| title35 = シャドウコメット
| length35 = 0:56
| title36 = ティアドロップ
| length36 = 1:19
| title37 = キングボーネ
| length37 = 1:48
| title38 = テレサレース
| length38 = 1:28
| title39 = アイスマウンテン
| length39 = 1:31
| title40 = アイスマリオ
| length40 = 0:30
| title41 = 溶岩道
| length41 = 1:31
| title42 = ファイアマリオ
| length42 = 0:29
| title43 = サンドアイランド
| length43 = 3:04
| title44 = 鋼鉄魔王メカクッパ
| length44 = 1:23
| title45 = あわわわわ
| length45 = 0:37
| title46 = ダンジョンケイブ
| length46 = 1:43
| title47 = ボスカメック
| length47 = 1:25
| title48 = タマコロ2
| length48 = 0:42
| title49 = 悲しみの少女
| length49 = 0:48
| title50 = フライングマリオ
| length50 = 1:11
| title51 = 星の赤ちゃん
| length51 = 0:51
| title52 = ねがいごと
| length52 = 0:42
| title53 = かぞく
| length53 = 1:23
|headline=2枚目}}

== 評価 ==
{{Video game reviews|GR=98%<ref name="GR">{{cite web|title=Super Mario Galaxy for Wii|url=http://www.gamerankings.com/wii/915692-super-mario-galaxy/index.html|website=[[GameRankings]]|publisher=[[CBS Interactive]]|access-date=4 July 2015|archive-url=https://web.archive.org/web/20150628233101/http://www.gamerankings.com/wii/915692-super-mario-galaxy/index.html|archive-date=28 June 2015|url-status=dead}}</ref>|MC=97/100<ref name="MC">{{cite web |url=http://www.metacritic.com/games/platforms/wii/supermariogalaxy?q=Super%20Mario | access-date=21 November 2008 | publisher = [[Metacritic]] |title=Super Mario Galaxy}}</ref>|1UP=A<ref name=1UP>{{cite web|title=Super Mario Galaxy review|publisher=[[1UP.com]]|last=Parish|first=Jeremy|date=2 November 2007|url=http://www.1up.com/do/reviewPage?cId=3164124&p=44&sec=REVIEWS|access-date=14 March 2008|archive-url=https://web.archive.org/web/20081115221837/http://www.1up.com/do/reviewPage?cId=3164124&p=44&sec=REVIEWS|archive-date=15 November 2008|url-status=dead|df=dmy-all}}</ref>|CVG=9.5/10<ref name="CVG">{{cite web|last1=Robinson|first1=Andy|title=Super Mario Galaxy review|url=http://www.computerandvideogames.com/article.php?id=175014|website=Computer and Video Games|publisher=Future plc|access-date=29 May 2016|date=6 November 2007|archive-url=https://web.archive.org/web/20080206232345/http://www.computerandvideogames.com/article.php?id=175014|archive-date=6 February 2008}}</ref>|NWR=10/10<ref name="nintendoworldreport">{{cite web|title=Super Mario Galaxy review |url=http://www.nintendoworldreport.com/review/14788/super-mario-galaxy-wii |publisher=Nintendo World Report |access-date=15 December 2007}}</ref>|NLife=10/10<ref name="nintendolife">{{cite web|title=Super Mario Galaxy review |url=http://www.nintendolife.com/reviews/wii/super_mario_galaxy |publisher=Nintendo Life |access-date=2 December 2007}}</ref>|Edge=10/10<ref name="edge">{{cite web|title=Super Mario Galaxy review |url=http://www.edge-online.com/reviews/super-mario-galaxy-review? |website=Edge online |publisher=Future plc |access-date=29 May 2016 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120609021824/http://www.edge-online.com/reviews/super-mario-galaxy-review |archive-date=9 June 2012 |date=December 2007 |url-status=dead }}</ref>|EuroG=10/10<ref name=EuroG>{{cite web|last=Robertson |first=Margaret |title=Super Mario Galaxy review |publisher=[[Eurogamer]] |date=7 November 2007 |url=http://www.eurogamer.net/articles/super-mario-galaxy-review |access-date=12 November 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160322064616/http://www.eurogamer.net/articles/super-mario-galaxy-review |archive-date=22 March 2016 |url-status=live }}</ref>|Fam=38/40<ref name="fam">{{cite journal|title=Super Mario Galaxy ratings|journal=[[ファミ通]]|date=26 October 2007|language=ja}}</ref>|GI=9.75/10<ref name=GI>{{cite web|url= http://www.gameinformer.com/Games/Review/200712/R07.1106.1825.05910.htm| title = Super Mario Galaxy |publisher = [[Game Informer]]|last=Reiner |first=Andrew |access-date=7 March 2008 |archive-url = https://web.archive.org/web/20080304012157/http://www.gameinformer.com/Games/Review/200712/R07.1106.1825.05910.htm |archive-date = 4 March 2008}}</ref>|GamePro={{Rating|5|5}}<ref name="gamepro">{{cite web |url=http://www.gamepro.com/article/reviews/144948/gamepro-loves-super-mario-galaxy/ |title=Review: GamePro Loves Super Mario Galaxy!!! |access-date=18 November 2007 |first = Patrick | last =Shaw | publisher = [[GamePro]] | date = 6 November 2007|archive-url=https://web.archive.org/web/20080918074627/http://www.gamepro.com/article/reviews/144948/gamepro-loves-super-mario-galaxy/|archive-date=18 September 2008}}</ref>|GameRev=A<ref name=GameRev>{{cite web|url=http://www.gamerevolution.com/review/wii/super_mario_galaxy |title=''Super Mario Galaxy'' review |last=Hudak |first=Chris |date=12 November 2007 |publisher=[[Game Revolution]] |access-date=9 January 2008 |archive-url=https://web.archive.org/web/20080821162946/http://www.gamerevolution.com/review/wii/super_mario_galaxy |archive-date=21 August 2008 |url-status=dead }}</ref>|GSpot=9.5/10<ref name=GSpot>{{cite web|url=http://www.gamespot.com/reviews/super-mario-galaxy-review/1900-6182474/ |title=Super Mario Galaxy Review |access-date=21 January 2014 |date=7 November 2007 |first=Alex |last=Navarro |publisher=[[GameSpot]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20131219014022/http://www.gamespot.com/reviews/super-mario-galaxy-review/1900-6182474 |archive-date=19 December 2013 |url-status=dead }}</ref>|GSpy={{Rating|5|5}}<ref name=GSpy>{{cite web|url=http://wii.gamespy.com/wii/mario-wii/833777p1.html |title=Super Mario Galaxy Review |publisher=[[GameSpy]] |author=Williams, Bryn |date=8 November 2007 |access-date=11 March 2008 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160304111028/http://wii.gamespy.com/wii/mario-wii/833777p1.html |archive-date=4 March 2016 |url-status=dead }}</ref>|GRadar={{Rating|5|5}}<ref name="gaydar">{{cite web|title=Super Mario Galaxy review |url=http://www.gamesradar.com/super-mario-galaxy-review/ |website=GamesRadar |publisher=Future plc |access-date=29 May 2016 |date=9 November 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160304090738/http://www.gamesradar.com/super-mario-galaxy-review/ |archive-date=4 March 2016 |url-status=live }}</ref>|GameZone=9.8/10<ref name=gamezone>{{cite web|url=http://wii.gamezone.com/gzreviews/r29665.htm|title=Super Mario Galaxy Review|last=Bedigian|first=Louis|date=12 November 2007|publisher=GameZone|access-date=4 April 2009|archive-url=https://web.archive.org/web/20071113153226/http://wii.gamezone.com/gzreviews/r29665.htm|archive-date=13 November 2007|url-status=dead}}</ref>|IGN=9.7/10<ref name=IGN>{{cite web|url=http://wii.ign.com/articles/833/833298p1.html |title=Super Mario Galaxy Review: The greatest Nintendo platformer ever made? |access-date=17 November 2007 |first=Matt |last=Casamassina |publisher=IGN |date=7 November 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120515073113/http://wii.ign.com/articles/833/833298p1.html |archive-date=15 May 2012 |url-status=dead }}</ref>|ONM=97%<ref name="OMN">{{harvnb|Scullion|2007|pages=72–77}}</ref>|Play=10/10<ref name=play>{{cite web|url=http://www.playmagazine.com/?fuseaction=SiteMain.Content&contentid=661|title=Super Mario Galaxy review|last=Halverson|first=Dave|work=[[Play (US magazine)|Play]]|access-date=4 April 2009|archive-url=https://web.archive.org/web/20090618170629/http://www.playmagazine.com/?fuseaction=SiteMain.Content&contentid=661|archive-date=18 June 2009}}</ref>|award1Pub=''[[BAFTA]]'',<ref>{{Cite web |title=BBC NEWS {{!}} Technology {{!}} Three Baftas for Call of Duty 4 |url=https://web.archive.org/web/20160828103808/http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/7936204.stm |website=web.archive.org |date=2016-08-28 |access-date=2022-09-14}}</ref> ''[[GameSpot]]'',<ref>{{Cite web |title=Gamespot's |url=https://web.archive.org/web/20091130095636/http://www.gamespot.com/best-games-of-2007/gameoftheyear/index.html?page=2 |website=web.archive.org |date=2009-11-30 |access-date=2022-09-14}}</ref> ''[[IGN]]'',<ref>{{Cite web |title=IGN Best of 2007 |url=https://web.archive.org/web/20080113203707/http://bestof.ign.com/2007/overall/25.html |website=web.archive.org |date=2008-01-13 |access-date=2022-09-14}}</ref> ''[[Nintendo Power]]'',<ref>{{Cite book|和書|title=Nintendo Power Game of the Year 2007|date=2008年3月|publisher=Nintendo Power|page=226: 77}}</ref> ''[[Kotaku]]'',<ref>{{Cite web |title=Kotaku's Overall Game of the Year |url=https://web.archive.org/web/20121008051051/http://kotaku.com/338725/kotakus-overall-game-of-the-year |website=web.archive.org |date=2012-10-08 |access-date=2022-09-14}}</ref> ''[[Yahoo! Games]]''<ref>{{Cite web |title=Best Overall Game of 2007 - Game of the Year 2007 - Yahoo! Games |url=https://web.archive.org/web/20071224063905/http://videogames.yahoo.com/events/game-of-the-year-2007/best-overall-game-of-2007/1177115/2 |website=web.archive.org |date=2007-12-24 |access-date=2022-09-14}}</ref>|award1=[[ゲーム・オブ・ザ・イヤー]]|rev1Score=4.6/5<ref>{{citeweb|url=https://review.kakaku.com/review/41191010089/|title=スーパーマリオギャラクシー レビュー・評価|access-date=2022-09-19}}</ref>|award2=「優秀賞」|award2Pub=[[日本ゲーム大賞]]2008<br />「年間作品部門」<ref name="ngt">{{cite web|title=日本ゲーム大賞2008 年間作品部門|url=https://awards.cesa.or.jp/2008/award/year_02.html |website=日本ゲーム大賞|access-date=2022-09-23}}</ref>|award3=ゲーム・オブ・ザ・イヤー|award3Pub=ファミ通アワード 2007<ref name="fama">{{cite web|title=ファミ通AWARDS(アワード) 2008 開催!! / ファミ通.com|url=https://www.famitsu.com/sp/awards2008/ |website=ファミ通|access-date=2022-09-25}}</ref>}}

本作は批評家の称賛を受け、[[レビュー収集サイト]]の[[Metacritic]]で73件のレビューに基づく100点満点中97点を獲得し、同サイトで史上6番目に高い評価を受けたゲームとなった<ref>{{Cite web |title=Best Video Games of All Time |url=https://www.metacritic.com/browse/games/score/metascore/all/all/filtered?view=condensed |website=Metacritic |access-date=2022-09-13}}</ref><ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy |url=https://www.metacritic.com/game/wii/super-mario-galaxy |website=Metacritic |access-date=2022-09-13 |language=en}}</ref>。また、同じレビュー収集サイトである[[GameRankings]]では、少なくとも20件のレビューがある最高評価のゲームであり<ref>{{Cite web |url=http://www.gamerankings.com/browse.html |website=www.metacritic.com |access-date=2022-09-13 |title=Reviews and News Articles |publisher=[[GameRankings]]}}</ref>、78件のレビューに基づく97.64%のランキングを持っている。

[[ビジュアル]]とゲームの表現は、最も賞賛されたことであった。Official Nintendo MagazineのChris Scullionは、[[グラフィック]]がWiiの可能性を最大限に引き出していると主張し、その視覚効果と広いプレイエリアがプレイヤーを常に驚かせるだろうと述べた<ref name=":19">{{Cite book|和書|title=「スーパーマリオギャラクシー」レビュー|date=2007年12月|publisher=Official Nintendo Magazine|pages=72–77}}</ref>。1UP.comのJeremy Parishは、Wiiのグラフィック制限があるにもかかわらず、特に高解像度に変更された場合、ビジュアルは「絶対に印象的」であると述べた<ref name=":20">{{Cite web |title=Super Mario Galaxy Review from 1UP.com |url=https://web.archive.org/web/20081115221837/http://www.1up.com/do/reviewPage?cId=3164124&p=44&sec=REVIEWS |website=web.archive.org |date=2008-11-15 |access-date=2022-09-14}}</ref>。Computer and Video GamesのAndrew Robinsonは、任天堂はグラフィックよりもゲームプレイを好んだと意見を述べたが、本作は「両方とも完璧だった」と考えた<ref name=":21">{{Cite web |title=Wii Review: Super Mario Galaxy - ComputerAndVideoGames.com |url=https://web.archive.org/web/20080206232345/http://www.computerandvideogames.com/article.php?id=175014 |website=web.archive.org |date=2008-02-06 |access-date=2022-09-14}}</ref>。[[Eurogamer]]のMargaret Robertsonは、ビジュアルを「発明性の爆発」と呼び、ゲームはそのシナリオデザインの創意工夫によってのみ一致すると述べている<ref name=":16" />。[[ゲーム・インフォーマー]]のAndrew Reinerは、ゲームの水と粒子の効果の描写の良さを認めたが、ビジュアルは[[スーパーマリオサンシャイン]]と同等であると述べた<ref name=":22">{{Cite web |title=Game Informer Online |url=https://web.archive.org/web/20080304012157/http://www.gameinformer.com/Games/Review/200712/R07.1106.1825.05910.htm |website=web.archive.org |date=2008-03-04 |access-date=2022-09-14}}</ref>。GameProのPatrick Shawは、本作は表現と操作の両方でWiiの機能を最大限に活用していると意見を述べた<ref name=":23">{{Cite web |title=Review : GamePro Loves Super Mario Galaxy!!! [Wii] - from GamePro.com |url=https://web.archive.org/web/20080918074627/http://www.gamepro.com/article/reviews/144948/gamepro-loves-super-mario-galaxy/ |website=web.archive.org |date=2008-09-18 |access-date=2022-09-14}}</ref>。

ゲームの表現に関して、Game RevolutionのChris Hudakは、本作はスーパーマリオ64の「次世代の生まれ変わり」であり、ゲームは洗練され、魅力的で刺激的であると述べた<ref name=":24">{{Cite web |title=Super Mario Galaxy video game review for the WII |url=https://web.archive.org/web/20080821162946/http://www.gamerevolution.com/review/wii/super_mario_galaxy |website=web.archive.org |date=2008-08-21 |access-date=2022-09-14}}</ref>。[[GameSpot]]のAlex Navarroは、カラフルで活気に満ちたステージやアニメーション、キャラクターデザインを称賛し、「これほど見栄えの良いWiiゲームはない」と述べた。さらに、Navarroは、[[フレームレート]]の低下を「まれな発作」に抑える[[ゲームエンジン]]の能力を称賛した<ref name=":25">{{Cite web |title=Super Mario Galaxy Review - GameSpot |url=https://web.archive.org/web/20131219014022/http://www.gamespot.com/reviews/super-mario-galaxy-review/1900-6182474 |website=web.archive.org |date=2013-12-19 |access-date=2022-09-14}}</ref>。GameSpyのBryn Williamsは、本作はWiiで最高のビジュアルを持っていると主張し、グラフィックは「この世のものとは思えない」ものであり、その幅広い色が「予想よりも優れた」3Dオブジェクトの質感を生み出すと述べた<ref name=":26">{{Cite web |title=GameSpy: Super Mario Galaxy - Page 1 |url=https://web.archive.org/web/20160304111028/http://wii.gamespy.com/wii/mario-wii/833777p1.html |website=web.archive.org |date=2016-03-04 |access-date=2022-09-14}}</ref>。[[GamesRadar+]]のレビュアーは、ゲームのビジュアルコンセプトを「言葉では説明できない」と述べている<ref name=":27">{{Cite web |title=Super Mario Galaxy review |url=https://www.gamesradar.com/super-mario-galaxy-review/ |website=gamesradar |date=2007-11-09 |access-date=2022-09-14 |language=en |first=GamesRadar |last=published}}</ref>。GameZoneのLouis Bediganは、本作の視覚化は、以前のスーパーマリオゲームのブロック状のキャラクターとは対照的であると考え、惑星のデザインを美しく、他のすべてを「純粋な目の保養」のように質感が良いと称賛した<ref name=":28">{{Cite web |title=Super Mario Galaxy Review - Wii |url=https://web.archive.org/web/20071113153226/http://wii.gamezone.com/gzreviews/r29665.htm |website=web.archive.org |date=2007-11-13 |access-date=2022-09-14}}</ref>。[[IGN]]のMatt Casamassinaは本作はWiiの機能を最大限に活用した唯一のゲームであり、「素晴らしいアート」と「素晴らしい技術」の2つを組み合わせて、「驚くべき結果」と表現したものを生み出したと述べている<ref name=":11" />。PlayのDavid Halversonは、本作は「非常に」洗練されており、「[[ゴージャス]]な次世代のようなグラフィック」を特徴としていると意見を述べた<ref name=":29">{{Cite web |title=Review - Super Mario Galaxy :: playmagazine.com :: your source for games, anime, media, and more |url=https://web.archive.org/web/20090618170629/http://www.playmagazine.com/?fuseaction=SiteMain.Content&contentid=661 |website=web.archive.org |date=2009-06-18 |access-date=2022-09-14}}</ref>。

ゲームプレイ、特に重力とWiiリモコンの使用も賞賛された。[[ファミ通]]のレビュアーは、ゲームのテンポについて「非常に良い」とコメントし、ステージデザインと難易度のさまざまなバリエーションは「飽きることがない」と述べた<ref name="fam" /><ref>{{Cite web |title=スーパーマリオギャラクシー (Wii)のレビュー・評価・感想 {{!}} ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com |url=https://www.famitsu.com/games/t/449/reviews/ |website=ファミ通.com |access-date=2022-09-19 |language=ja}}</ref>。また、[[ITmedia]]のレビューでは、重力は「本作の最大の売りだと言ってもいいだろう」と述べた<ref name=":47">{{Cite web |title=ジャンプとスピンで銀河を渡るWiiのマリオは、やみつきになる面白さ |url=https://nlab.itmedia.co.jp/games/articles/0711/13/news002.html |website=ITmedia |access-date=2022-09-20 |language=ja}}</ref>。Edgeのレビュー担当者は、ゲームでのWiiリモコンの使用を称賛し、[[ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス]]の「操作の説明通りにプレイを進めること」とは対照的に、操作手順の説明がより分かりやすく、説得力があると述べた<ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy Review - Edge Magazine |url=https://web.archive.org/web/20120609021824/http://www.edge-online.com/reviews/super-mario-galaxy-review |website=web.archive.org |date=2012-06-09 |access-date=2022-09-14}}</ref>。Scullionは当初、Wiiリモコンをポインターとして使用することに懐疑的であったが、「ほんの数分で感じた」とWiiリモコンの使用の意義を認めた<ref name=":19" />。また、ゲームの最強の側面は「比類のない」ゲームプレイである考えた。Robinsonも同様に重力を賞賛し、ゲームの重力のさまざまな用途により、スケールが「本当にバランスよく」さらに大きくできると述べた<ref name=":21" />。Reinerは、ゲームが{{仮リンク|第七世代ゲーム機|en|Seventh generation of video game consoles}}のジャンルを再発明したと考え、本作は[[ノスタルジック]]であると述べた<ref name=":22" />。

Shawは、新しいゲームプレイの仕組みがスーパーマリオシリーズを再活性化したと主張し、スーパー マリオ64以来の最高のタイトルであると総括した<ref name=":23" />。同様に、Hudakは本作はスーパーマリオ64の生まれ変わりであると考えていたが、さまざまなゲームプレイには「特徴的な宮本のスタイル」があったと述べている<ref name=":24" />。Navarroは、ステージデザインは「あらゆる点で一番」であると述べ、ゲームのスーツの導入も称賛し、ゲームプレイに「大きな次元」をもたらしたと付け加えた<ref name=":25" />。Williamsは、ゲームの「浅い」アシストプレイモードは、ゲームプレイの全体的な経験に何も追加しなかったと意見を述べた。彼は、Wiiリモコンとヌンチャクの両方の使用を称賛し、ゲームプレイ環境の状態は「ピンポイントで正確」であると述べた<ref name=":26" />。[[ITmedia]]のレビューでは、アシストプレイモードは、「新しい面白さを体験できる要素」だと述べ、アクションが得意ではない人が気軽にゲームに関われるという点が予想以上に好評だと述べた<ref name=":47" />。GamesRadarの評論家は、この操作方式は前作であるスーパーマリオサンシャインの操作よりも滑らかであると考えていた<ref name=":27" />。操作と世界のデザインに関して、両方の側面が「ゲームが得ることができる完璧に近い」と述べた<ref name=":28" />。Casamassinaは、ゲームプレイの仕組み、特にさまざまな[[物理学]]を「ばかげて面白い」と感じた。彼はまた、モーションコントロールが適切に実装されていると見なし、プレーヤーはステージが提供するペースの変化を高く評価すると述べた<ref name=":11" />。Halversonは特に革新的なゲーム操作を称賛し、Wiiリモコンとヌンチャクは最高であり、別の方法でプレイすることを想像するのは困難であると述べた<ref name=":29" />。

サウンドトラックと[[音響機器|オーディオ]]は批評家から好評を博した。Scullionは、どのスーパーマリオゲームの中でも最高のものであり、各トラックがゲーム全体に登場するステージの環境と一致していると述べた<ref name=":19" />。Parishは、ダイナミックなサウンドは「典型的なマリオ」でありながら、特徴のない洗練されたものであると述べ、オーケストラ化された音楽がビジュアルよりも優れていると考えた<ref name=":20" />。Reinerは、オーケストラ化されたサウンドトラックは美しくノスタルジックであると述べ<ref name=":22" />、Robinsonも同様に「素晴らしい」と述べた<ref name=":21" />。Navarroは、[[近代化]]とオーケストラ化されたサウンドトラックを賞賛し、それは優れており、「一流」であると述べた<ref name=":25" />。Williamsは、本作がWiiで最高のサウンドを特徴としていると考え、オリジナルサウンドトラックは任天堂の当事者の努力として「歴史に残る」だろうと述べた<ref name=":26" />。GamesRadarのレビュアーは、本作は、これまでゲームで聞いた中で最高のオーケストラを特徴としていると述べた<ref name=":27" />。Bediganは、このサウンドトラックはビデオゲーム音楽の「もう1つの前進」であり、その音楽を感動的で息を呑むものとして称賛した<ref name=":28" />。Casamassinaは、ゲームの音楽を「非常に例外的」で「絶対に素晴らしい」と判断し、これまでの任天堂のゲームの中で最高の音楽を持っていると要約した<ref name=":11" />。Hudakは、ゲームに声が含まれている場合、「おそらく不自由で間違っているように見える」ことを認めたにもかかわらず、「伝統的なマリオ風」の声の欠如を批判した<ref name=":24" />。

=== 売上 ===
本作は商業的な成功を収めており、日本では発売から数週間で35万本を売り上げている<ref>{{Cite news|title=Super Mario Galaxy Makes Sales Splash In America|url=https://www.wired.com/2007/11/super-mario-gal/|work=Wired|access-date=2022-09-13|issn=1059-1028|language=en-US}}</ref>。アメリカでは発売から初週で50万本を売り上げており、国内で発売されたマリオゲームの初週売上としては当時歴代最高であった<ref>{{Cite web |url=http://www.tomshardware.co.uk/Wii-Mario-Nintendo,news-26933.html |title=Super Mario Galaxy sees record first week sales |access-date=2017-12-07 |date=2007-11-27}}</ref>。{{仮リンク|NPDグループ|en|NPD Group}}は、2007年12月にアメリカ国内で140万本を売り上げた本作はその月で最も売れたゲームとなったことを、発売して以降合計252万本を売り上げた本作は同年で5番目に売れたゲームとなったことをそれぞれ報告している<ref>{{Cite web |title=Nintendo tops '07 sales numbers in industry's best year ever |url=https://arstechnica.com/gaming/2008/01/nintendo-tops-07-sales-numbers-in-industrys-best-year-ever/ |website=Ars Technica |date=2008-01-18 |access-date=2022-09-13 |language=en-us |first=Ben |last=Kuchera}}</ref>。発売から13か月後には、世界中で766万本を売り上げた<ref>{{Cite web |title=Super Mario 3D Land Sales Outpacing Super Mario Galaxy's In First Year |url=https://www.nintendolife.com/news/2013/02/super_mario_3d_land_sales_outpacing_super_mario_galaxys_in_first_year |website=Nintendo Life |date=2013-02-03 |access-date=2022-09-13 |language=en-GB |first=Nintendo |last=Life}}</ref>。2010年1月までに、本作はアメリカで410万本を売り上げた<ref>{{Cite web |title=New Super Mario Bros. Wii stomps on Mario Galaxy's sales |url=https://www.destructoid.com/new-super-mario-bros-wii-stomps-on-mario-galaxys-sales/ |website=Destructoid |date=2010-01-21 |access-date=2022-09-13 |language=en-CA}}</ref>。そして、2月までに、同国で500万台を超える9つのWiiタイトルの1つになった<ref>{{Cite web |url=http://www.zeldainformer.com/nintendos_february_npd_super_mario_galaxy_breaks_5_million_in_us_sales/ |title=Nintendo's February NPD: Super Mario Galaxy Breaks 5 Million In US Sales |access-date=2017-12-07 |publisher=Zelda Informer |date=2012-03-08}}</ref><ref>{{Cite web |title=Mario Galaxy surpasses 5 million sales because it's awesome |url=https://www.gamezone.com/news/mario-galaxy-surpasses-5-million-sales-because-it-s-awesome/ |website=GameZone |date=2012-05-04 |access-date=2022-09-13 |language=en-US |first=David |last=Sanchez}}</ref>。2020年3月末までに、任天堂は本作を世界中で1280万本売り上げており、同梱されていないWiiゲームとしては3番目に売れ、Wii向けの任天堂が出版したゲームとしては9番目に売れた<ref name=":32">{{Cite web |title=IR Information : Financial Data - Top Selling Title Sales Units - Wii Software |url=http://www.nintendo.co.jp/ir/en/finance/software/wii.html |website=Nintendo Co., Ltd. |access-date=2022-09-13 |language=en}}</ref>。

=== 受賞・ノミネート ===
本作は、[[IGN]]<ref>{{Cite web |title=IGN Best of 2007 |url=https://web.archive.org/web/20080113203707/http://bestof.ign.com/2007/overall/25.html |website=web.archive.org |date=2008-01-13 |access-date=2022-09-14}}</ref>、[[GameSpot]]<ref>{{Cite web |title=Gamespot's |url=https://web.archive.org/web/20091130095636/http://www.gamespot.com/best-games-of-2007/gameoftheyear/index.html?page=2 |website=web.archive.org |date=2009-11-30 |access-date=2022-09-14}}</ref>、{{仮リンク|Nintendo Power|en|Nintendo Power}}<ref>{{Cite book|和書|title=Nintendo Power Game of the Year 2007|date=2008年3月|publisher=Nintendo Power|page=226: 77}}</ref>、[[Kotaku]]<ref>{{Cite web |title=Kotaku's Overall Game of the Year |url=https://web.archive.org/web/20121008051051/http://kotaku.com/338725/kotakus-overall-game-of-the-year |website=web.archive.org |date=2012-10-08 |access-date=2022-09-14}}</ref>、[[Yahoo!]]から2007年の[[ゲーム・オブ・ザ・イヤー|ゲーム・オブ・ザ・ イヤー]]賞を受賞した<ref>{{Cite web |title=Best Overall Game of 2007 - Game of the Year 2007 - Yahoo! Games |url=https://web.archive.org/web/20071224063905/http://videogames.yahoo.com/events/game-of-the-year-2007/best-overall-game-of-2007/1177115/2 |website=web.archive.org |date=2007-12-24 |access-date=2022-09-14}}</ref>。また、[[日本ゲーム大賞#年間作品部門(GAME AWARDS)|日本ゲーム大賞2008「年間作品部門」]]において、優秀賞を受賞した<ref name="ngt" />。また、2007年発売のソフトを対象にファンの投票を参考にして審査を行う『[[ファミ通アワード]] 2007』において、大賞の「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」に選出された<ref name="fama" />。[[GameRankings]]によると、2007年の最高ランキングのタイトルとしても認識されていた<ref>{{Cite web |title=Reviews and News Articles - GameRankings |url=https://web.archive.org/web/20161007001115/http://www.gamerankings.com/browse.html?site=&cat=0&year=2007&numrev=0&sort=0&letter=&search= |website=web.archive.org |date=2016-10-07 |access-date=2022-09-14}}</ref>。2008年2月、本作は、第11回年次インタラクティブ・アチーブメント・アワード(現在はDICEアワードとして知られている)で、[[Academy of Interactive Arts & Sciences]]から「アドベンチャー ゲーム・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞した。また、「今年の総合ゲーム」、「今年のコンソールゲーム」、「ゲームデザインの傑出した業績」、「ゲームプレイエンジニアリングの傑出した業績」、「ゲームの傑出したイノベーション」にもノミネートされた<ref>{{Cite web |title=Nintendo :: What's New :: Did You Know? Nintendo Wins Two Interactive Achievement Awards |url=https://web.archive.org/web/20080213222404/http://www.nintendo.com/whatsnew/detail/LDsHV_120iafJ387QDMH-z467zT5F5r1 |website=web.archive.org |date=2008-02-13 |access-date=2022-09-14}}</ref><ref>{{Cite web |title=D.I.C.E. Awards By Video Game Details |url=https://www.interactive.org/games/video_game_details.asp?idAward=2008&idGame=934 |website=www.interactive.org |access-date=2022-09-14}}</ref>。本作は、公式ニンテンドーマガジンの「史上最高の100の最高の任天堂ゲーム」リストで3位になった<ref>{{Cite web |title=Nintendo Feature: 100 Best Nintendo Games - Part 6 - Official Nintendo Magazine |url=https://web.archive.org/web/20131104101718/http://www.officialnintendomagazine.co.uk/7327/features/100-best-nintendo-games-part-6/?page=3 |website=web.archive.org |date=2013-11-04 |access-date=2022-09-14}}</ref>。2009年、本作は第5回[[英国アカデミー賞ゲーム部門|英国アカデミーゲーム賞]]でBAFTAの「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、[[コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア|コール オブ デューティ 4 モダン・ウォーフェア]]を上回り<ref>{{Cite web |title=BBC NEWS {{!}} Technology {{!}} Three Baftas for Call of Duty 4 |url=https://web.archive.org/web/20160828103808/http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/7936204.stm |website=web.archive.org |date=2016-08-28 |access-date=2022-09-14}}</ref><ref>{{Cite web |title=BAFTA awards to settle the 'Super Mario Galaxy vs. COD4' debate |url=https://web.archive.org/web/20160811230427/https://www.engadget.com/2009/02/10/bafta-awards-to-settle-the-super-mario-galaxy-vs-cod4-debate/ |website=web.archive.org |date=2016-08-11 |access-date=2022-09-14}}</ref>、同年、IGNによってナンバーワンのWiiゲームに選ばれた<ref>{{Cite web |title=The Top 25 Wii Games - Wii Feature at IGN |url=https://web.archive.org/web/20100301120647/http://wii.ign.com/articles/104/1048874p25.html |website=web.archive.org |date=2010-03-01 |access-date=2022-09-14}}</ref>。また、[[Eurogamer]]とIGNによって「ゲーム オブ ザ ジェネレーション」と命名された<ref>{{Cite web |title=Eurogamer's Game of the Generation: Super Mario Galaxy • Eurogamer.net |url=https://web.archive.org/web/20160617132754/http://www.eurogamer.net/articles/2013-11-01-games-of-the-generation-super-mario-galaxy |website=web.archive.org |date=2016-06-17 |access-date=2022-09-14}}</ref><ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy - #1 Top Games of a Generation - IGN |url=https://www.ign.com/lists/games-of-a-generation/1 |website=www.ign.com |access-date=2022-09-14}}</ref>。2015年、本作はUSgamerの「2000年以来の15のベストゲーム」リストで11位にランクされた<ref>{{Cite web |title=Page 6 {{!}} The 15 Best Games Since 2000: Number 15 through 11 {{!}} USgamer |url=https://web.archive.org/web/20150729125346/http://www.usgamer.net/articles/the-15-best-games-since-2000-number-15-through-11/page-6 |website=web.archive.org |date=2015-07-29 |access-date=2022-09-14}}</ref>。[[ギネス世界記録]]は、発売直後の影響とその後の永続的な遺産に基づいて、史上最高の50のビデオゲームのリストで本作を29位にランク付けした<ref>{{Cite web |title=News: Guinness ranks top 50 games of all time - ComputerAndVideoGames.com |url=https://web.archive.org/web/20090304054942/http://www.computerandvideogames.com/article.php?id=209385 |website=web.archive.org |date=2009-03-04 |access-date=2022-09-14}}</ref>。公式任天堂マガジンの最終号で、本作は史上最高の任天堂ゲームとしてランク付けされた<ref>{{Cite book|和書|title=100 Greatest Nintendo Games|date=2014年12月|publisher=Official Nintendo Magazine|page=71}}</ref>。サウンドトラックは、Edgeから「Best Design in Audio」賞も受賞した<ref>{{Cite web |title=THE EDGE AWARDS 2007 - Page 3 of 5 {{!}} Features {{!}} Edge Online |url=https://web.archive.org/web/20121018165751/http://www.edge-online.com/features/edge-awards-2007/3/ |website=web.archive.org |date=2012-10-18 |access-date=2022-09-14}}</ref>。

== その後の展開 ==
{{Main|スーパーマリオギャラクシー2}}
ファミ通の1,000号で、宮本は本作の続編を作ることに興味を示した<ref>{{Cite web |title=Nintendo Considering Wii Balance Board Games - Wii News at IGN |url=https://web.archive.org/web/20111215173641/http://wii.ign.com/articles/848/848543p1.html |website=web.archive.org |date=2011-12-15 |access-date=2022-09-15}}</ref>。続編は当初、開発中に「スーパーマリオギャラクシーモア」と呼ばれ、当初は本作に登場する惑星のバリエーションを使用する予定であった。時間が経つにつれて、新しい要素とアイデアがゲームに取り入れられ、ゲームが完全な続編になることが決定された<ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy 2 Staff Quizzed by Iwata (andriasang.com, 05.18.2010) |url=https://web.archive.org/web/20100519174042/http://www.andriasang.com/e/blog/2010/05/18/iwata_asks_mario_staff/ |website=web.archive.org |date=2010-05-19 |access-date=2022-09-15}}</ref>。[[スーパーマリオギャラクシー2]]は、ロサンゼルスで開催された[[Electronic Entertainment Expo|E3]] 2009で発表された<ref>{{Cite web |title=Nintendo :: E3 2008 :: Press Release |url=https://web.archive.org/web/20080731202111/http://e3.nintendo.com/pressrelease/ |website=web.archive.org |date=2008-07-31 |access-date=2022-09-15}}</ref><ref>{{Cite web |title=E3 2011: Super Mario Galaxy 2, Metroid: Other M head to Wii - News |url=https://web.archive.org/web/20120217043732/http://e3.gamespot.com/story/6210841/super-mario-galaxy-2-metroid-other-m-head-to-wii- |website=web.archive.org |date=2012-02-17 |access-date=2022-09-15}}</ref>。2010年5月23日に北米で、2010年5月27日に日本で、2010年6月11日にヨーロッパで発売された<ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy 2 flies into retail space May 23 |url=https://web.archive.org/web/20100227011640/http://www.joystiq.com/2010/02/24/super-mario-galaxy-2-may-23-release-date/ |website=web.archive.org |date=2010-02-27 |access-date=2022-09-15}}</ref><ref name=":30">{{Cite web |title=GameSpy: Super Mario Galaxy 2 Review - Page 1 |url=https://web.archive.org/web/20140812205817/http://uk.wii.gamespy.com/wii/super-mario-galaxy-2/1093165p1.html |website=web.archive.org |date=2014-08-12 |access-date=2022-09-15}}</ref><ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy 2 Review |url=https://www.gamespot.com/reviews/super-mario-galaxy-2-review/1900-6263170/ |website=GameSpot |access-date=2022-09-15 |language=en-US}}</ref>。前作と同じくらい高い評価を得ており、2011年4月現在、世界中で636万本を売り上げている<ref>{{Cite web |title=Wayback Machine |url=https://web.archive.org/web/20160624162057/https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2011/110426e.pdf |website=web.archive.org |date=2016-06-24 |access-date=2022-09-15}}</ref>。

本作や他のいくつかのWiiゲームは、任天堂と、[[NVIDIA|Nvidia]]、[[IQIYI|iQiyi]]の[[パートナーシップ]]の結果として、2018年3月22日に中国でNvidiaの{{仮リンク|Shield Tablet|en|Shield Tablet}}向けに再発売された<ref>{{Cite web |title=Super Mario Galaxy Launches With Other Wii Games On Nvidia Shield |url=https://www.usgamer.net/articles/super-mario-galaxy-launches-with-other-wii-games-on-nvidia-shield |website=USgamer |date=2017-12-05 |access-date=2022-09-15 |language=en |first=Mike |last=Williams}}</ref>。ゲームは[[エミュレータ|エミュレーター]]を介してShield上で実行されるが、インターフェイスと操作方法の変更があり、1080pの[[解像度]]がサポートされている<ref>{{Cite news|title=Hands-on with Super Mario Galaxy at 1080p on Nintendo's official Wii emulator|url=https://www.eurogamer.net/articles/digitalfoundry-2018-super-mario-galaxy-hands-on-with-tegra-x1s-wii-emulator|work=Eurogamer.net|date=2018-06-08|access-date=2022-09-15|language=en-gb}}</ref>。Shieldにモーションコントロールがないため、一部の操作が再設定されている。例には、画面上のポインターは右のアナログスティックに変更され、ギャラクシーを選択するボタンは右のトリガーに変更されている<ref>{{Cite web |title=Here's How The Nvidia Shield Port Of Mario Galaxy Handles The Lack Of Motion Controls |url=https://www.nintendolife.com/news/2018/03/heres_how_the_nvidia_shield_port_of_mario_galaxy_handles_the_lack_of_motion_controls |website=Nintendo Life |date=2018-03-26 |access-date=2022-09-15 |language=en-GB |first=Nintendo |last=Life}}</ref>。

本作は、2020年9月18日に、[[Nintendo Switch]]用ソフト[[スーパーマリオ 3Dコレクション]]として、パッケージ版・ダウンロード版ともに本作と『スーパーマリオ64』、『スーパーマリオサンシャイン』の3本を収録して2021年3月末までの期間限定で発売された<ref name=":43">{{Cite web |title=Super Mario 3D World and other classic Mario games are coming to the Switch |url=https://www.theverge.com/2020/9/3/21418988/super-mario-3d-world-all-stars-nintendo-switch |website=The Verge |access-date=2022-09-13 |language=en-US}}</ref>。


== 関連商品 ==
== 関連商品 ==
; スーパーマリオギャラクシー サウンドトラック プラチナバージョン
=== 書籍 ===
: [[クラブニンテンドー]]の2007年度プラチナ会員のみ入手できたプレゼントのうちの1つ。
* 『任天堂公式ガイドブック スーパーマリオギャラクシー』[[小学館]]、2007年12月13日発売、{{ISBN2|978-4-09-227115-9}}
: 2枚組で1枚目は28曲、2枚目は53曲で合わせて81曲。
* 『Nintendo DREAM スーパーマリオギャラクシー』[[毎日コミュニケーションズ]]、2007年12月13日発売、{{ISBN2|978-4-8399-2700-4}}
: クラブニンテンドー2007年度プラチナ会員限定アイテム。
* 『スーパーマリオギャラクシー ザ・コンプリートガイド』[[角川グループパブリッシング]]、2007年12月13日発売、{{ISBN2|978-4-8402-4157-1}}
* スーパーマリオギャラクシー プリーガイド』[[エンターブレイン]]、2007年12月13日発売、{{ISBN2|978-4-7577-3943-7}}
; スーパーマリオギャラクシー サウラック
: 収録内容は上記プラチナバージョンの1枚目と同じ。全28曲。

: 本来は400ポイントだが、スーパーマリオギャラクシーのソフトに付属しているクラブニンテンドーのポイントを登録したユーザーのみ、2008年1月15日まで250ポイントで購入可能だった。
=== サウンドトラック ===
: 2011年10月23日[[北米]]発売の[[黒]]の新型Wiiには、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』とともに同梱されている。
* 『スーパーマリオギャラクシー サウンドトラック プラチナバージョン』2008年1月24日発売
; スーパーマリオギャラクシー2
** [[クラブニンテンドー]]の2007年度プラチナ会員のみ入手できたプレゼントのうちの1つ<ref name=":9" />。
: 本作に続く(第2作目として、[[2010年]][[5月27日]]に、同じく[[任天堂]]から発売されたWii専用[[ゲームソフト]]。本作からの変更があらゆる部分でなされている。
** 2枚組で1枚目は28曲、2枚目は53曲で合わせて81曲<ref name=":9" />。
* 『スーパーマリオギャラクシー サウンドトラック』2008年1月24日発売
** 収録内容は上記プラチナバージョンの1枚目と同じ、全28曲<ref name=":9" />。
** 2011年10月23日[[北米]]発売の[[黒]]の新型Wiiには、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』とともに同梱されている<ref name=":10" />。

=== ゲームソフト ===
* 『スーパーマリオギャラクシー2』
** 本作に続く、第2作目として、[[2010年]][[5月27日]]に、同じく[[任天堂]]から発売されたWii専用[[ゲームソフト]]<ref name=":30" />。
{{see|スーパーマリオギャラクシー2}}
{{see|スーパーマリオギャラクシー2}}


== 注 ==
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=== 注釈 ===
== 出典 ==
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=== 出典 ===
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== 参考文献 ==
* {{cite book|和書|year=2007|author=任天堂|title=スーパーマリオギャラクシー説明書|pages=3–22|publisher=[[任天堂]]|ref={{SfnRef|任天堂|2007}}}}
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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2022年11月13日 (日) 01:50時点における版

マリオシリーズ > スーパーマリオギャラクシー
スーパーマリオギャラクシー
Super Mario Galaxy
ジャンル 3Dアクション
対応機種 Wii
開発元 任天堂
発売元 任天堂
プロデューサー 宮本茂
清水隆雄
ディレクター 小泉歓晃
音楽 横田真人
近藤浩治
美術 元倉健太(キャラクターデザインリード)
山口一美(プラネットデザインリード)
シリーズ マリオシリーズ
人数 1 - 2人
メディア Wii用12cm光ディスク
ダウンロード販売
発売日

Wii版
日本の旗 2007年11月1日
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 2007年11月12日
欧州連合の旗 2007年11月16日
オーストラリアの旗 2007年11月29日
大韓民国の旗 2008年9月4日
ダウンロード版
日本の旗 2015年5月31日

Nvidia Shield版
中華人民共和国の旗 2018年3月22日[1]
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI3
OFLC: G(General)
デバイス ヌンチャク対応
売上本数 日本の旗 102万5,664本(2012年12月現在)[2]
世界 1,280万本[3]
その他 Mii対応
WiiConnect24対応
テンプレートを表示

スーパーマリオギャラクシー』(SUPER MARIO GALAXY)は、任天堂開発、2007年11月1日に発売されたWii専用ゲームソフト

概要

テーマを重力として作られた『スーパーマリオギャラクシー』は『スーパーマリオ64』と『スーパーマリオサンシャイン』の流れを受け継ぐ、3Dアクションマリオシリーズの第3作である。

今作の冒険の舞台は宇宙にある様々なである。星は大小さまざまな形状のものが存在し、冒険の中でスターを集めることになる。宇宙ステージは過去作でも散見されたが、今作は宇宙空間でのアクションがゲーム全体におけるメインの特徴となっている。冒険の拠点となる「ほうき星の天文台」のギャラクシーを観測する場所(様々あり、ドームという)から宇宙に浮かぶそれぞれの「ギャラクシー」へ出発し、ミッションをこなしていく。

Wiiリモコンをもう1つ用意すれば、1プレイヤーの協力や邪魔を出来る「アシストプレイ」が可能。

また、今作は宇宙を表現する新たな試みとして、マリオシリーズ本編では初となる、オーケストラの生演奏を収録した楽曲が使用されている。

海外の各ゲームサイトで高い評価を得た(IGNによると、Press平均9.7)。IGNの2007年ゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞。また、日本ゲーム大賞2008年度優秀賞と、第5回英国アカデミー賞ゲーム部門作品賞を受賞した。

販売面では1280万本(2020年3月現在)を記録し、3Dアクションマリオシリーズとしては『スーパーマリオ オデッセイ』に次ぐ2番目に高い販売本数を達成している。

なお、韓国においては商標の都合上、『スーパーマリオWii ギャラクシーアドベンチャー』(『슈퍼 마리오 Wii 갤럭시 어드벤처』)という独自タイトルでの発売となっており、ロゴも「GALAXY」の部分が「Wii」に変更されたオリジナルのものとなっている。

2010年5月27日に続編として『スーパーマリオギャラクシー2』が発売された。

2015年5月31日より、Wii Uニンテンドーeショップでダウンロード版の販売が開始された(Wii UのWii互換機能を応用したもの)。

2020年9月18日Nintendo Switchで本作と『スーパーマリオ64』と『スーパーマリオサンシャイン』を収録した『スーパーマリオ 3Dコレクション』が2021年3月末までの期間限定で発売された。

ストーリー

百年に一度ある「星くず祭」の日、マリオに招待状が届く。招待状は、ピーチ姫からのものだった。ピーチ姫からの招待状をにぎりしめ、マリオがピーチ城に到着するとそこは星くず祭の真っ最中だった。

だが、突如飛行船に乗ってクッパが登場。「我輩の作る新しい銀河の誕生に立ち会ってもらう」というクッパの台詞と共に、またまたピーチ姫がピーチ城ごとさらわれてしまう。そしてクッパ達は銀河へと消えていった。マリオはクッパの手下カメックに宇宙かなたへと弾き飛ばされてしまう。

気がつくとマリオは「ヘブンズ・ドア(天の扉)」にいた。その世界で星の子「ベビーチコ」(スーパーマリオギャラクシー2からは「ベビィチコ」と明記されるようになる)と、エメラルドのドレスを着た女性「ロゼッタ」と出会う。彼女はクッパによって宇宙に散らばった「パワースター」を集めてほしいと言う。

マリオは地球を飛び出し、宇宙を冒険することとなる。広い宇宙に浮かぶ奇妙な惑星の数々。マリオは特殊な能力で星を巡り、ピーチ姫の手がかりを探す。

主な登場キャラクター

敵キャラクター

システム

球状地形

本作のステージでは惑星という重力の働いている球状の地形、または球を元に様々なサイズ・形に加工したものが主となっており、スターリングというマリオの発射台となる星型の輪や、スターキャプチャーというポイントすることで無重力状態に浮かぶようにマリオを持ち上げるギミックなどを使用しながら、数々の惑星からなる銀河を駆け巡ってパワースターを探していく(前作『スーパーマリオサンシャイン』ではゴールアイテムが「シャイン」だったが、今作では再びパワースターに戻された。なお、パワースターを取得すればゴールとなりステージ終了)。

この球状地形は、2000年のゲームキューブの基調講演に使用された『スーパーマリオ128』から宮本茂が長年温めていたアイデアであり、本作で晴れてゲームシステムとして使用するかたちとなった。球体の逆さまに立つマリオのような印象的なビジュアルや新しい操作感覚を生み出すとともに、球状地形にはこれまでの3Dアクションゲームを作るうえで課されたカメラに関する様々な問題を解決する目的を持たされている。従来では『スーパーマリオ64』以降で使用されてきたフリーカメラによって一応の解決を得ているが、同時にこれはプレイヤーにカメラ操作という負担をさせる結果となり、開発者が苦慮してきた点であった。本作では球状地形を用いることによって壁が無く、地の果ても無くなるために迷うことがなく、また球体全体を映すために俯瞰的なカメラを使用することによって、プレイヤー側から能動的にカメラ操作を行わずとも、ストレス無くプレイできるように配慮がなされている。

一方で、様々な惑星を駆け巡るという点から、前2作にあった箱庭を探索していく感覚は薄れ、3Dマリオのプレイ感覚に2Dマリオの一本道のステージを併せ持ったシステムとなっている。

操作方法

ボタンによって行えるアクションは『スーパーマリオ64』『スーパーマリオサンシャイン』の体系を概ね継承しているが、操作にはWiiリモコンヌンチャクを使用するためその感覚は大分異なる。新たな操作として、リモコンまたはヌンチャクを振ることでスピンすることができる。これは『マリオ64』のパンチやキック、『マリオサンシャイン』のノーマルノズルの延長上に位置する、3D画面に起因するジャンプによる攻撃の難しさをカバーするための攻撃アクションであり、自分の向きに関係なく近づいてスピンすれば敵を攻撃することが可能となっている。これ以外にも、(リモコンを振る操作で)スターリングなどの仕掛けを発動させたり、ジャンプ中にスピンすることで高いジャンプができたりするなど、スピンは様々な用途に使用できるアクションである。また、Wiiリモコンを画面に向けることでポインターの合ったスターピースを回収することができるほか、ポインターに向けて入手したスターピースを発射することも可能。

もう一つのWiiリモコンを使用しての、ポインターによるマリオを操作するプレイヤーの補助的な操作(アシストプレイ)も可能であり、マリオにポイントを合わせボタンを押すことでジャンプやスピンをさせる、敵にポイントを合わせることで敵の動きを止める、プレイヤー側同様にスターピースを回収・発射することができる。2P側の操作は1Pとの相互協力を主としながらも、1P側の動きを邪魔すること[注釈 1]も可能であり、また画面に表示されているポインターを利用して操作とは別に指示を出すことができるなど、1Pと2Pとの強い連帯感が味わえることに加え、システム内に様々な遊びの可能性を内包している。

このほかにも、ステージによって玉乗りやサーフィンスケートなどの様々な専用アクションが用意されているが、そのどれもが簡単な説明と直感的な操作方法によって簡単に操作できるようになっている。

ライフ

本作では、これまでの3Dアクションシリーズでは8つだったライフの最大値が通常で3つにまで減り(ライフUPキノコを獲得すると 次にライフが 3以下になるまで 体力の最大値が6になる)以前よりもミスし易くなっているが、どんな攻撃を受けてもライフが減るのは1つだけで、連続で減り続けることは無くなった。また、前2作までと大きく異なり、どんなに高いところから落ちてもダメージにならず、50個回収で1UPするスターピースを各ステージに大量に設置、難易度の高い箇所の近辺には1UPキノコやライフUPキノコを設置することで、ゲームバランスを保っている。また、従来はミスするといったんステージの外に出てしまうのが通例であったが、今作ではステージ中の数か所に中間ポイントが設けられ、ミスしてもそこからやり直すことができるようになった。残機が0の時にミスするとゲームオーバーになる。

変身

ハチマリオ
ハチキノコを取ることで変身。ミツバチの姿になり、空中でAボタンを押し続けるとFLYメーターが無くなるまで飛び続けることができる。FLYメーターは飛行を続けている間に減少していき、着地時や何かに掴まっている間は回復していく。また、花や雲を足場として利用したり、「ハチミツカベ」に張り付いて、壁を移動することも可能。この状態になっている間は、通常の状態では回避行動をとるコテムシという敵が攻撃して来る。また、幅跳び・バック宙・三段跳びができなくなる。水に触れるか、ダメージを受けると元の状態に戻る。
オバケマリオ
オバケキノコを取ることで変身。帽子を被ったマリオ独特のヒゲつきテレサの姿になる。Aボタンで浮遊できるほか、Wiiリモコンを振ると透明になり、特定の壁をすり抜けることが可能。この状態でなければ読めない看板も存在する。ただし、この状態だとテレサと正対していても追い掛けられるようになる。スターリングに触れる、強い光を浴びる、水に触れる、ダメージを受けるのいずれかを起こすと元の状態に戻る。
バネマリオ
バネキノコを取ることで胴体に大きなばねが巻きついたマリオに変身。スリンキーのような動きで、常にジャンプし続けながら移動する。着地時にAボタンを押すと、非常に上昇力の高いジャンプをすることが可能。空中で壁にあたると自動的に壁キックを行う。通常のマリオでは昇れないほどの傾斜や、カベキックで昇るにはあまりに幅がありすぎる狭間を昇ることができる。スターリングに触れる、水に触れる、ダメージを受けるのいずれかを起こすと元の状態に戻る。
ファイアマリオ
ファイアフラワーを取ることで変身。約20秒間、バウンドしながらある程度対象を追尾するファイアボールを投げられる。ファイアボールは敵を倒す以外にも、障害物を壊したり、燭台に火を付ける効果も持つ。従来の2Dアクションシリーズとは違い、変身時間が有限で、ファイアボールを投げながら移動することは不可能になっている。なお、この状態ではスピンはできないが、ジャンプ中にファイアボールを投げることでマリオの地面着地までの落下速度を遅らせることは可能。
アイスマリオ
アイスフラワーを取ることで変身。約20秒間、全身が氷結化し、水面や噴水、溶岩を凍結させ、それらの上をスケートで移動できる。滝を凍らせ、壁キックをすることも可能。
レインボーマリオ
レインボースターを取ることで変身。約20秒間、虹色に光りだし無敵状態になり、触れただけで敵を倒せる。走り続けていると走行速度が上昇する。2Dアクションシリーズのスーパースターよりも効果が長い。
フライングマリオ
レッドスターを取ることで変身。約60秒間、ジャンプ中にWiiリモコンを振ると、空を自由に飛ぶことができる。また、Aボタンを押しっぱなしにしつつコントロールスティックを操作することで、空中で静止して飛行方向を変えることができる。周囲にあるパープルコインやスターピースは、隣接した状態でスピンするだけで瞬時に回収することが可能。さらに、天文台ではハラペコチコが変身したギャラクシーの方向に飛ぶと、スーパースターリングを使用しなくてもそのギャラクシーに移動することができる。なお、試練の銀河のスーパースターリング(緑色)に触れると時間内でも元に戻る。

アイテム

パワースター
銀河の各地に散らばっている。これを集めることがゲームの目的。一定数集めると新しいギャラクシーが出現する。
グランドスター
「ヘブンズドアギャラクシー」と「プラント」に登場する。手に入れると、新しいドームに行けるようになる。なお、このスターはそれぞれ7つ存在するが、「クッパギャラクシープラント」のものだけは天文台にカウントされず、また新しいドームも開かない。
グリーンスター
特別なパワースターの1つ。隠しスターとして3つ存在し、全て集めると、「試練の銀河」というギャラクシーが出現する。
スターピース
ステージの至る所に散りばめられている金平糖のような形をした星屑。直接触れるほかに、Wiiリモコンのポインターが触れることでも回収できる(ポインターを使わないと取れないスターピースも多い)。50個集めると残機数が1人増えるほか、敵に発射して攻撃したり、ハラペコチコに食べさせたりできる(天文台などにいる通常のチコにもあげることもできるが、喜ぶだけで何も起こらない)。様々な色があるが、色による違いは無い。ステージ中で999個集めると、増えなくなる。
同じマリオシリーズである『マリオRPG』にも、同名のものがキーアイテムとして登場する。
コイン
取るとマリオのライフが1回復する。また、シナリオ中に50枚集めるごとに残機が1増える。
パープルコイン
パープルコメットが来た時にのみ出現する。100枚集めるとスターが出現する。
ハテナコイン
ハテナマークの描かれた大きいコイン。取ると様々なことが起こる。
ハチキノコ
黄色と茶色の縞が描かれたミツバチ模様のキノコで、取るとハチマリオに変身する。
オバケキノコ
テレサのような表情をしている白いキノコで、取るとオバケマリオに変身する。
バネキノコ
ばねの模様が描かれた銀色のキノコで、取るとバネマリオに変身する。
ファイアフラワー
赤色のフラワーで、取るとファイアマリオに変身する。
アイスフラワー
青色のフラワーで、取るとアイスマリオに変身する。『New スーパーマリオブラザーズ Wii』や『マリオ&ルイージRPG2』にも同名同色のアイテムが登場するが、これらのアイテムを取って変身するアイスマリオは別物。
レインボースター
虹色のスターで、取るとレインボーマリオに変身する。
レッドスター
2種類存在する。1つはパワーアップアイテムで、取るとフライングマリオに変身する。もう1つは特別なパワースターであり、手に入れると天文台にアイテムのレッドスターが出現する。
音符
特定の条件を満たすと出現。消える前に全て取ると様々なことが起きる。1つ取るごとに音が鳴り、連続で取り続けると、マリオシリーズの過去作品で聞き覚えのあるBGMになっていることもある。
スターチップ
ステージに散らばった星の欠片で、「黄」「青」の2色が5枚存在する。5枚集めると「黄」の場合はスーパースターリング、「青」の場合はスターキャプチャーが出現する(ただし両方出ることもある)。
1UPキノコ
取るとマリオの残機数が1増える緑色のキノコ。最大99。
ライフUPキノコ
取るとライフを全回復し、そのシナリオ中の最大値が3増え、6になる。ただし、ライフが3以下になると最大値が3に戻る。
緑コウラ
持ってぶつけると敵を攻撃したり、宝箱を開けたりできる。水中では速く泳げる。
赤コウラ
緑コウラよりも水中で速く泳げるほか、敵を追尾する能力がある。
金コウラ
特殊な用途に用いる。なお、効用は緑コウラと同じ。『New スーパーマリオブラザーズ 2』や、『スーパーマリオ 3Dワールド』にもノコノコのコウラの一つとして登場するが、こちらはコインを獲得するための仕掛け。

仕掛け

スターリング
黄色い星型の輪。スターリングのそばでWiiリモコンを振るとマリオがスターリングの中へ引き込まれ、決まった方向に発射される。小惑星間など、ステージ内のちょっとした移動に使用する。
スーパースターリング
巨大なスターリング。スターリングよりも移動距離が大きく、遠く離れた惑星への移動などに用いる。チコが変身してこの状態になることもある。中には壊れているものもあり、その場合はスターチップを5枚集めると出現する。通常は黄色だが、ハラペコチコが変身したものはピンク色、試練の銀河へのものは緑色となっている。
スターキャプチャー
中に星が入った青い球体。ポインティングしながらAボタンを押してつかむと、マリオが浮遊してスターキャプチャーに吸い寄せられる。他のスターキャプチャーと続けて掴むことで進む所も多い。スターキャプチャーに吸い寄せられる前にAボタンを離すと、マリオがしばらく惰性で浮遊するため、これを利用してアイテムを取れることもある。ステージによっては、小さな半透明の惑星の中にスターキャプチャーが入っている惑星も存在する。スーパースターリング同様、スターチップを5枚集めると出現するものも存在する。
ノビノビ草
パックンフラワーを倒すと出現することがあるツル。Wiiリモコンを振るとマリオが回転する遠心力でツルを登り、先端まで行くとジャンプして離れたところへ移動できる。ただし、登っている最中でWiiリモコンを振るのをやめると、滑り落ちてしまう。
フワフワ草
掴まるとフワフワと落下しながら移動できる不思議な草。地面に生えており、スピンで舞い上がる。落下中にWiiリモコンを振ることで3回まで上昇でき、その際、風の中にいると大きく上昇できる。
ひっぱりマユ
ゴムのように伸びるマユ。マリオがくっついた後にポインティングしながらAボタンで、そのまま引っ張ることができる。Aボタンを離すとその方向にマリオが飛んでいく。
ブラックホール
惑星の中心などに配置されていることが多い。これがある場所で足を踏み外すと、引き寄せられてしまい即ミスとなる。2Dアクションシリーズの穴に相当。
のりもの
一部のギャラクシーには、のりものを使ったミニゲームのようなシナリオがある。
エイ乗り
エイのマンタロウに乗って水上コースを進む。Wiiリモコンを前方にまっすぐ向けて操作する。Aボタンを押すと加速し、リモコンを左右にひねるとカーブを曲がれる。リモコンを振るとジャンプする。なお、エイ乗り中はポインターは使えない(そのため、スターピースを取るにはアシストプレイを使う必要がある)。
タマコロ
巨大なボールのタマコロに乗って進む。Wiiリモコンを垂直に立てて操作する。リモコンを傾けた方向に進んでいき、傾ける角度によってスピード調整が可能。Aボタンでジャンプできる。また、クリボーなどの敵はぶつかるだけで倒すことが出来るが、少し跳ねてしまう。また、ボム兵の爆発に巻き込まれると、ダメージは受けないが大きく飛ばされる。
タマコロジャンプホール
タマコロ専用の黄色い穴。タマコロがこの穴に入ると、大きくジャンプして他のエリアに移動できる。
タマコロゴールカップ
タマコロ専用の青い穴。ゴール地点にあり、タマコロがこの穴に入ると、タマコロが割れて中に入っているパワースターが出てくる。
オオアワ
オオアワの中に入って進む。アワの外側にポインティングし、Aボタンで空気を吹きかけて移動させる。敵や障害物にぶつかったり、動く壁に挟まれると割れてしまう。

いたずらコメット

ゲームを進めると、不定期にいくつかのギャラクシーに現れ始める。クリアするとパワースターが出てくる。コメットが飛来しているギャラクシーではステージの構造が変わり、コメットの種類によって様々なイベントをしなければならない。ステージに入ると、画面の外枠が飛来しているコメットの色に染まる。さらに、コメットが飛来しているステージでは、コメットのシナリオが優先され、他のシナリオができなくなる。解除するにはシナリオをクリアするかコメットチコに一定数のスターピースを渡して消してもらうしかない。なお、コメットは全部で5種類あり、いずれも中間ポイントはなくミスするとシナリオの最初からやり直しとなる。 『スーパーマリオギャラクシー2』には「いたずら彗星」というコメットに似たものがある。

レッドコメット
色のコメット。通常のシナリオに制限時間が設定され、その時間以内にパワースターを取る必要がある。ステージの構造はほぼ変わらない(一部ステージでは土管などが撤去されていることがある)。シナリオ名の頭に「タイムアタック!」がつく。
シャドウコメット
色のコメット。ステージに入ると自分の分身が現れ、自分の分身とレースをすることになる。分身よりも先にパワースターの元にたどり着かなければならない(分身が先に到達するとミスになる)。シナリオ名の頭に「追い越せシャドウ!」がつく。
スタート時に特定の操作をすると急発進でスタートすることができる。分身に触れるとスターピースが出現する(ダメージは受けない)。
また、操作キャラクターがルイージの場合は、分身が別のルートを通ったり、幅跳びなど高度なテクニックを使うようになり、レベルが格段に上がる。
クイックコメット
黄色のコメット。このコメットが現れたステージでは敵や仕掛けの動きが通常よりも早くなる。
オニマスドンのいる2つのギャラクシー(グラスビーチギャラクシー・トイボックスギャラクシー)でしか発動しないため、5種類あるコメットの中で飛来する数が最も少ない。
デスコメット
灰色のコメット。このコメットが現れたステージではライフが強制的に1となり、1回ダメージを受けただけでミスになってしまう。また、コインやライフUPキノコ、よろずやチコも出現せず、敵を倒した時のコインも出ない。シナリオ名の頭に「サドンデス!」がつく。
主にボスを倒すシナリオで発動し、ボス戦の直前の場所や、ボス戦を行う惑星からスタートすることが多い。ボスの倒し方は通常と同じ。
パープルコメットの次に飛来する数が多いコメットである。
パープルコメット
色のコメット。通常のコメットとは違い、最終ボスクリア後に現れる。
このコメットが現れたステージでは、ステージに配置されたパープルコインと呼ばれる紫色のコインを100枚集めるとスターが出現するようになっている。通常のコインとは違い、パープルコインは取ってもライフを回復したり、50枚取っても1UPすることはない。
一部では制限時間が設けられていて、その場合は制限時間内にパープルコイン100枚を回収するだけではなく、パワースターの場所までたどり着かなくてはならない。また、101枚以上のパープルコインが存在するステージ(後戻りができないなど、取りこぼしが発生しやすいステージに多い)では100枚集めた時点でパワースターが出現するため、101枚以上取る必要はない(101枚以上取っても特に意味はない)。
コメットの中では最も飛来する数が多いコメットである。

ルイージでプレイ

パワースターを120個集めてクリアすると、操作キャラクターをマリオからルイージに変更してプレイできるようになる(セーブデータは同一だが、ゲームの進行状況はマリオとは別に記録される)。ルイージはマリオに比べて背が高くダッシュ力とジャンプ力に優れるが、ダッシュからの停止時に滑りやすく水中でスピンするとAIRが減るという一長一短の性能を持ち、同じステージも違った感覚でプレイできる。

なお、ストーリーやメッセージはマリオの登場する場面が全てルイージに置き換わっている以外の変更は無く、マリオ操作時にルイージが登場する場面もそのままなのでルイージが二人になっている。そのような場面では「よく似た人」「もうひとりのルイージ」といった台詞が追加されているのみで、あまり疑問視されずストーリーが進行する。

ギャラクシー

ヘブンズドアギャラクシー

オープニングに続き登場するステージ。最初のシナリオ「とらわれしグランドスター」をクリアすることでほうき星の天文台を探索出来るようになる。以降はしばらく再挑戦できなくなるが、「クッパJr.クリーチャープラント」をクリアすると天文台の「子供部屋」に行けるようになり、そこで「天の扉の パープルコイン」をクリアすることで子供部屋から再挑戦可能になる。

  • とらわれしグランドスター
  • 天の扉の パープルコイン

ドーム

ほうき星の天文台の各地に配置されている生活スペースのような場所。このドームの中にあるスターキャプチャーを使うことでギャラクシーへと向かうことが出来る。ドームには4 - 5ヶ所のギャラクシーが存在し、ギャラクシー内の各シナリオでパワースターを獲得すればクリアとなる。シナリオが多数設けられているギャラクシーと、シナリオが1つしか存在しないギャラクシーがあり、またドームの最後に出現する「プラント」においてグランドスターを獲得すると次のドームをプレイすることができる。

テラス
最初に行けるドーム。基本的操作を身につけるためのステージとなっている。
エッグプラネットギャラクシー(スター×1)
タマゴのような小さい惑星が連なるギャラクシー。ボスとして「ディノパックン」や「オタキング」が登場。
  • タマゴの星の ディノパックン
  • 食いしんぼうに 願いをこめて
  • UFO艦隊の オタキング
  • タイムアタック!タマゴの星のディノパックン(レッドコメット)
  • タマゴ星団の パープルコイン(パープルコメット)
  • タマゴ星団の ルイージ(隠しスター)
ハニービーキングダムギャラクシー(スター×3)
ハニービー達が住んでいるギャラクシー。はじめてハチマリオに変身できる。ボス「クワカブトキング」が登場する。
  • 飛べ! ハチマリオ!
  • 物見やぐらの異変
  • クワカブト一族の逆襲
  • 追い越せ シャドウ! ミツバチ王国編(シャドウコメット)
  • ミツバチ王国の パープルコイン(パープルコメット)
  • ミツバチ王国の ルイージ(隠しスター)
トライアルサーフィンギャラクシー(スター×5)
エイのマンタロウに乗って、波打つ水のサーキットを走り抜ける。エイ乗りの基本操作を学ぶのに適した作りのステージ。
  • レッツ サーフィン!
フリップパネルギャラクシー(スター×7)
乗る度に色が切り替わる、18枚のフリップパネルで構成されたステージ。全てのパネルを黄色にするとスターが出現する。
  • 黄色く染まれ! フリップパネル
クッパJr.ロボプラント(スター×8)
はじめてクッパJr.が登場するステージ。最後には巨大ロボ「メガレッグ」が待ち受けている。
  • 三本足のデカいヤツ!
バスルーム
2番目に行けるドーム。ここでは、ステージ上のギミックを利用することを身につけるステージとなっている。
スターダストギャラクシー(クッパJr.ロボプラントをクリア)
無数の星くずが飛び交うギャラクシー。スターキャプチャーなどを駆使する場面が多い。ボスとして「ボスカメック」や「クモキング」が登場する。
  • 星降る小路を進め!
  • 突入! カメック船団
  • ひっぱりマユと クモキング
  • タイムアタック! 星降る小路を進め!(レッドコメット)
  • 星くずの果ての パープルコイン(パープルコメット)
  • こんなところにヨッシーが?!(隠しスター)
バトルロックギャラクシー(スター×12)
巨大な要塞が特徴の、危険な仕掛けが多いギャラクシー。ボス「ベーゴマンキング」が登場する。
  • 巨大要塞 現る!
  • 切り開け! ボム軍団で運命を!
  • ベーゴマン一族の脅威
  • サドンデス!ベーゴマン一族の脅威!(デスコメット)
  • 巨大要塞の パープルコイン(パープルコメット)
  • 巨大要塞の ゴミ捨て場にて(隠しスター)
  • 円盤下の ルイージ(隠しグリーンスター)
トライアルボールギャラクシー(スター×11)
タマコロに乗って、ゴルフコースのような狭い星を進んでいく。タマコロの基本操作を学ぶのに適した作りのステージ。
  • タマコロの不思議な旅
バンバンバニッシュギャラクシー(スター×18)
ほとんどの足場が、乗ると消えてしまう床で出来ているステージ。
  • 消えゆく床の走者? 奏者♪
クッパスタープラント(スター×15)
はじめてクッパと対戦するステージ。重力を使ったギミックが満載。
  • 魔要塞 クッパ砦の死闘!!
キッチン
3番目に行けるドーム。ここでは特別な操作や変身能力を上手に使いこなすためのステージとなっている。
グラスビーチギャラクシー(クッパスタープラントをクリア)
白い砂浜と透き通った海がトロピカルな雰囲気を漂わせる、リゾート風のギャラクシー。はじめてアイスマリオに変身できる場所(隠しルート)でもある。
  • 海の底のキラキラ
  • 水泳教室の卒業試験
  • うずまき洞窟のナゾ
  • クイックモード! 天空回廊の番人達(クイックコメット)
  • きらめく渚の パープルコイン(パープルコメット)
  • 作って登って! 氷カベ(隠しスター)
ファントムギャラクシー(スター×20)
不気味な雰囲気が漂う薄闇のギャラクシー。中央に建つ洋館でルイージが幽閉されている。はじめてオバケマリオに変身できる。ボス「ポルタ」が登場する。
  • オバケ屋敷のルイージを救え!
  • テレサレース★ブルースターカップ
  • 宇宙のガレキと 親玉オバケ
  • サドンデス!宇宙のガレキと 親玉オバケ(デスコメット)
  • 浮遊空間の パープルコイン(パープルコメット)
  • 漆黒に浮かぶスター(隠しスター)
トライアルバブルギャラクシー(スター×19)
オオアワの中に入り、キライラをよけつつ毒沼の上を進んでいく。オオアワの基本操作を学ぶのに適した作りのステージ。最初のほうでキノコ船が墜落している。
  • オオアワに揺られて
フローターランドギャラクシー(スター×30、グラスビーチギャラクシーの「海の底のキラキラ」をクリアしている)
水の上にそびえ立つ、かつての水上要塞。『スーパーマリオギャラクシー2』のみずたま要塞と形が似ている。
  • 天突く 水上要塞
  • 水上要塞の忘れ物(隠しグリーンスター)
クッパJr.シッププラント(スター×23)
クッパJr.ステージの2つ目。クッパ船団の攻撃をかわしながら進んでいく。最後にはクッパJr.が自ら兵器を動員して待ち受ける。
  • クッパ大船団を駆逐せよ!
ベッドルーム
4番目に行けるドーム。ここでは今までの操作をより上達させるステージとなっている。
ウィンドガーデンギャラクシー(クッパJr.シッププラントをクリア)
強い風が吹き抜ける、空中庭園のギャラクシー。ハテナ型や、リンゴの形をした惑星などがある。ボス「モグキング」が登場する。
  • 空と 風と ウサギの仲間
  • モグラの大将、見参!
  • ビックリボックスと ハテナ回廊
  • サドンデス!モグラの大将、見参!(デスコメット)
  • サイコロ庭園の パープルコイン(パープルコメット)
  • ゴールドワンワンの宝物(隠しスター)
アイスボルケーノギャラクシー(スター×26)
溶岩の惑星と氷の惑星が隣り合っているギャラクシー。はじめてファイアマリオに変身できる。ボス「カチコチキング」が登場する。
  • ツルツル アイスマウンテン
  • 氷の国の 溶岩道
  • 極寒と灼熱の狭間で
  • 追い越せ シャドウ!氷の回廊編(シャドウコメット)
  • 絶壁氷山の パープルコイン(パープルコメット)
  • 祝! 雪山制覇!(隠しスター)
サンドアイランドギャラクシー(スター×29)
惑星全体が砂で出来ているギャラクシー。流砂に落ちると即ミスとなる。
  • 砂竜巻の 上昇気流
  • 果てしない流砂を越えて
  • 砂漠にひそむ 巨大なワナ
  • タイムアタック! 果てしない流砂を超えて(レッドコメット)
  • 砂漠の国の パープルコイン(パープルコメット)
  • 砂の中で輝くもの(隠しスター)
  • 砂カプセルとシルバースター(隠しグリーンスター)
ハニークライムギャラクシー(スター×42)
ハチマリオに変身し、ハチミツカベを昇っていくステージ。
  • 天まで昇れ! ハチマリオ!
クッパダークマタープラント(スター×33)
クッパステージの2つ目。重力ギミックに加え、ダークマターによる暗黒地帯が至るところにあり、これに触れるとミスとなる。
  • 大魔王の野望を阻止せよ!!
マシンルーム
5番目に行けるドーム。今までの操作を駆使しながら、さらに隠れた仕掛けを見つける能力を鍛えるステージとなっている。
オータムウッズギャラクシー(クッパダークマタープラントをクリア)
色鮮やかな木々に覆われた、秋らしい風景のギャラクシー。最初の惑星が「ハニービーキングダム」とほぼ線対称になっている。
  • 月のウサギの探し物
  • ポイッと 投げられて
  • ドキドキ ウッドロード
  • 追い越せ シャドウ! オータムウッズ編(シャドウコメット)
  • 色づく森の パープルコイン(パープルコメット)
  • 木陰のベルを鳴らして(隠しスター)
ループオーシャンギャラクシー(スター×36)
その名の通り円状の海で構成された、リゾート風のギャラクシー。ペンギンたちとレースができる。
  • 海のギャングを追え!
  • 激走! ペンギンレース
  • みんなで探そう シルバースター
  • 追い越せシャドウ! ループオーシャン編(シャドウコメット)
  • 環状大洋の パープルコイン(パープルコメット)
  • ハラペコチコの バンバンバニッシュ(隠しスター)
トイボックスギャラクシー(スター×40)
惑星が玩具やお菓子の形をしたギャラクシー。ドットマリオをかたどった惑星もある。はじめてバネマリオに変身できる。このステージのメインBGM「スーパーマリオ2007」は、『スーパーマリオブラザーズ』の地上BGMのアレンジで、このゲームのCMにも使用された。
  • 鋼鉄魔王 メカクッパ
  • マリオ オン マリオ/ルイージ オン マリオ
  • おかしの道を ボヨンボヨン
  • クイックモード! 連鎖惑星のフリップパネル(クイックコメット)
  • パープルコイン オン ルイージ(パープルコメット)
  • 連鎖惑星のフリップパネル(隠しスター)
スカルシャークギャラクシー(スター×55、ティアドロップギャラクシーをクリア)
水中に潜んでいるボス「キングボーネ」と戦うステージ。ボス出現後は陸が全く存在しないステージである。
  • ガイコツザメの守るスター
クッパJr.クリーチャープラント(スター×45)
最後のクッパJr.ステージ。最後にはクッパJr.の使役するボス「オタキング(黒)」が待ち受けている。
  • 溶岩惑星の オタキング
ロフト
最後に開くドーム。難易度は全ドーム中最難関で、ステージ構造もかなり複雑になっている。プラントは存在しない。
ダンジョンケイブギャラクシー(クッパJr.クリーチャープラントをクリア)
地底湖、洞窟、幽霊船などを探索していくギャラクシー。洞窟の入口付近にはビーチがありキノピオ探検隊がビーチパラソルを立てている。ボスとして「ボスカメック」が再び登場する。
  • 幽霊船の呪術師をたおせ!
  • ウォーターシューターで空中散歩
  • 地底湖のギャングを追え!
  • サドンデス! 幽霊船の呪術師をたおせ!(デスコメット)
  • 幽霊船の パープルコイン(パープルコメット)
  • テレサの秘密の部屋(隠しスター)
キャノンフリートギャラクシー(スター×48)
宇宙に浮かぶ巨大戦艦を中心とした要塞のギャラクシー。ボスとして「ベーゴマンキング」が再び登場する。
  • ビーム! ビーム! ビーム!
  • 弾幕の嵐から生還せよ!
  • ベーゴマン一族の復讐
  • タイムアタック! ベーゴマン一族の復讐(レッドコメット)
  • 宇宙船団の パープルコイン(パープルコメット)
  • 宇宙船団の ゴミ捨て場にて(隠しスター)
ヘルプロミネンスギャラクシー(スター×52)
溶岩と炎を纏った惑星が連なる灼熱のギャラクシー。隕石が絶えず降りそそぐこともある。ボス「ファイヤーディノパックン」が登場する。2つ目のスターのステージでは最後にタマコロを行う。
  • 地獄の釜を かけぬけて
  • 回避不能! メテオレイン
  • マグマの星の ディノパックン
  • サドンデス! 地獄の釜を かけぬけて(デスコメット)
  • 地獄の釜の パープルコイン(パープルコメット)
  • 満ちる溶岩 引く溶岩(隠しスター)
ミステリーサークルギャラクシー(スター×50、トイボックスギャラクシーの「鋼鉄魔王メカクッパ」をクリアしている)
ライトのように照らされた部分しか通れない、不思議な足場を頼りに進んでいくギャラクシー。
  • 超空間の 示す道

ドーム以外のギャラクシー

通常のギャラクシーとは形態が異なり、ほうき星の天文台から直接スーパースターリングを使用して向かうギャラクシーで、ステージ内のスターの数も全て1つである。

ハラペコチコ
ほうき星の天文台に出現するハラペコチコに規定量のスターピースを与えることによってステージが出現する。
スイーツファクトリーギャラクシー(スターピース×400、スター×7)
テラスの外に出現。惑星全体がお菓子でできているギャラクシー。動く仕掛けが多いアスレチックステージである。
  • あま~いケーキを イタダキます
コクーンアステロイドギャラクシー(スターピース×400、スターダストギャラクシーの「ひっぱりマユとクモキング」をクリアする)
バスルームの外に出現。足場はひっぱりマユとスターキャプチャーのみという危険なギャラクシーで、これらを使って砲撃を避けながら移動する。
  • ひっぱりマユで 飛んでいけ!
ティアドロップギャラクシー(スターピース×600、グラスビーチギャラクシーの「海の底のキラキラ」をクリアする)
キッチンの外に出現。ペンギンたちが暮らす水の惑星。大アナゴンが大量発生している。基本的には水面に上がらないので、息を持たせることが重要。
  • 巨大アナゴ 大発生!
フィッシュトンネルギャラクシー(スターピース×800、サンドアイランドギャラクシーの「砂竜巻の上昇気流」をクリアする)
ベッドルームの外に出現。惑星が魚の形をしたステージで、口の部分から内部の水中洞窟に進み、金のコウラを持ち帰り宝箱を開ける。
  • 古代魚惑星の 金のエサ
サンドリバーギャラクシー(スターピース×1000、「オバケ屋敷のルイージを救え!」と、ループオーシャンギャラクシーの「激走!ペンギンレース」をクリアしている)
マシンルームの外に出現。流砂が流れるタル型の惑星。スタート地点にハチキノコとオバケキノコが設置されており、前半はどちらかのキノコを取って進むことになる。後半はパワースターのある月を目指す。
  • お好きなキノコを召し上がれ♪
デスプロムナードギャラクシー(スターピース×1200、「オバケ屋敷のルイージを救え!」とヘブンズドアの「天の扉のパープルコイン」をクリアしている)
子供部屋の外に出現。オバケマリオに変身し、テレサレーサーと競走するステージ。ベストタイムよりも速くゴールすることができれば、その都度最速タイムが保存される。
  • オバケ街道 最速王!
スノーカプセルギャラクシー(スターピース×1600、ヘルプロミネンスギャラクシーの「地獄の釜をかけぬけて」をクリアする)
ロフトの外に出現。雪が降り積もるカプセル型のステージ。星ウサギと鬼ごっこをするが、今までとは違い、150カウント以内に3匹全て捕まえることができなければスターは入手できない。
  • 見極めろ! 雪ウサギの挑戦状
試練の銀河(チャレンジギャラクシー)
グリーンスターを全て集めると行ける様になる。クリアするにはかなりの技量が必要となる。
チャレンジサーフィンギャラクシー
エイ乗りの上級者コース。「トライアルサーフィン」よりもコースが複雑になっている。コースは最低でも3分以内でクリアしなければパワースターは獲得できない。初期時点でのベストタイムを切ればスターピースを大量に入手することが出来る。
  • カリスマサーファーへの道
チャレンジボールギャラクシー
タマコロの上級者コース。難易度、コースの全長、仕掛けは「トライアルボール」に勝るとも劣らない難しさである。タマコロでしか壊せないブロックやサイコロブロックなどがある。
  • コロコロ タマコロ どこまでも
チャレンジバブルギャラクシー
オオアワの上級者コース。電気レールや敵に触れないように進んでいく。難易度はかなりのもので、終盤に差し掛かると通路がかなり細くなる、キラーが追いかけてくる、仕掛けの配置がいやらしくなるなど、オオアワのテクニックをすべて出し切らなければクリアは難しい。
  • 電撃地獄で バブルトリップ
クッパギャラクシープラント
クッパによって銀河の中心に作られた巨大な銀河団で、ラストボスであるクッパが待ち構えるステージ。パワースターを一定枚数以上集めてからロゼッタに話しかけると進むことが出来る。
  • 銀河の運命は誰の手に?!
グランドフィナーレギャラクシー
特定の条件を満たすと行けるようになる。ピーチ城があるギャラクシーであり、このギャラクシーのスターをとるとwii伝言板にメールが届く。
  • ようこそ! 星くず祭へ

外国版と日本版について

『スーパーマリオサンシャイン』とは異なり、あまり変更点はないが、スターを取った時の「STAR GET!」、グランドスターを取った時の「GRAND STAR GET!」がそれぞれ「You got a star!」「You got a grand star!」となっている[注釈 2]。また、コース外に落ちてミスになった際の「MISS!」「TOO BAD!」になっている。

音楽

ゲーム中のBGMは横田真人が大多数の楽曲を作曲している。宮本茂の強い推薦で、宇宙という世界観を表現するため、専用編成のマリオギャラクシーオーケストラにより演奏されている。従来のマリオシリーズのサウンドはパーカッションを用いたラテン系、またはトロピカルなイメージが強いとされてきたが、本作ではそのイメージはほとんど感じられない。これまでマリオシリーズの楽曲を担当してきた近藤浩治は数曲のみの提供での参加となっている。

攻略本

スーパーマリオ 3Dコレクション

スーパーマリオブラザーズ』生誕35周年を記念して2020年9月18日Nintendo Switch用ソフトとして、パッケージ版・ダウンロード版ともに本作と『スーパーマリオ64』、『スーパーマリオサンシャイン』の3本を収録して2021年3月末までの期間限定で発売された。

Switchに付属するJoy-ConでWiiリモコンとヌンチャクのような操作ができる[注釈 3]。また、Proコントローラー使用時はジャイロでポインター操作し、携帯モードでは画面をタッチしてポインター操作する仕様になった。

関連商品

スーパーマリオギャラクシー サウンドトラック プラチナバージョン
クラブニンテンドーの2007年度プラチナ会員のみ入手できたプレゼントのうちの1つ。
2枚組で1枚目は28曲、2枚目は53曲で合わせて81曲。
クラブニンテンドー2007年度プラチナ会員限定アイテム。
スーパーマリオギャラクシー サウンドトラック
収録内容は上記プラチナバージョンの1枚目と同じ。全28曲。
本来は400ポイントだが、スーパーマリオギャラクシーのソフトに付属しているクラブニンテンドーのポイントを登録したユーザーのみ、2008年1月15日まで250ポイントで購入可能だった。
2011年10月23日北米発売のの新型Wiiには、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』とともに同梱されている。
スーパーマリオギャラクシー2
本作に続く(第2作目として、2010年5月27日に、同じく任天堂から発売されたWii専用ゲームソフト。本作からの変更があらゆる部分でなされている。

注釈

  1. ^ 例えば、マリオに向けてAを押すと、1Pが操作しなくても勝手にジャンプするなど。
  2. ^ STAR GET!自体は和製英語である。
  3. ^ Joy-Con(R)がWiiリモコンの役割で、Joy-Con(L)がヌンチャクの役割。

出典

  1. ^ Nvidia shield for Sina Weibo”. 2007 - 2008 任天堂. 2018年3月22日閲覧。
  2. ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。 
  3. ^ 株主・投資家向け情報:販売データ - 主要ソフト販売実績 Wii用ソフト”. 任天堂. 2020年5月9日閲覧。

関連項目

外部リンク