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{{日本の高等学校
{{Infobox 日本の学校
| 校名 = 東京都立立川高等学校
|校名 = 東京都立立川高等学校
| 画像 = Tokyo Metropolitan Tachikawa High School.jpg
|画像 = Tokyo Metropolitan Tachikawa High School.jpg
|画像説明 = 東門前から見た校舎
| 過去校名 = 東京府第二中學校<br />東京府立第二中學校<br />東京都立第二中學校<br />東京都立第二新制高等学校
|過去校名 = 東京府第二中学校<br />東京府立第二中学校<br />東京都立第二中学校<br />東京都立第二新制高等学校
| 国公私立 = [[公立学校]]（都立）
| 設置者 = {{Flag|東京都}}
|国公私立 = [[公立学校]]（東京都立）
| 設立年月日 = [[1901年]]（[[明治]]34年）
|設置者 = {{Flag|東京都}}
|設立年月日 = [[1901年]]（[[明治]]34年）
| 校訓 =
|校訓 = 質実剛健、自主自律
| 共学・別学 = [[男女共学]]
|共学・別学 = [[男女共学]]
| 中高一貫教育 =
|中高一貫教育 =
| 課程 = [[高等学校#全日制の課程|全日制課程]]<br />[[高等学校#定時制の課程|定時制課程]]
|課程 = [[高等学校#全日制|全日制課程]]<br />[[高等学校#定時制|定時制課程]]（夜間）
| 単位制・学年制 = [[学年制と単位制|学年制]]
|単位制・学年制 = [[学年制と単位制|学年制]]
| 設置学科 = [[普通科 (学校)|普通科]]
|設置学科 = （全日制）<br />[[普通科 (学校)|普通科]]<br />[[理数に関する学科|創造理数科]]<br />（夜間定時制）<br />普通科
| 学期 = [[3学期制]]
|学期 = [[3学期制]]
| 高校コード = 13197A
|高校コード = 13197A
| 郵便番号 = 190-0022
|郵便番号 = 190-0022
| 所在地 = 東京都[[立川市]][[錦町 (立川市)|錦町]]二丁目13番5号
|所在地 = 東京都[[立川市]][[錦町 (立川市)|錦町]]二丁目13番5号
| 緯度度 = 35 | 緯度分 = 41 | 緯度秒 = 32.086
|緯度度 = 35 |緯度分 = 41 |緯度秒 = 32.086
| 経度度 = 139 | 経度分 = 24 | 経度秒 = 45.155
|経度度 = 139 |経度分 = 24 |経度秒 = 45.155
| 公式サイト = {{Official website}}
|公式サイト = https://www.metro.ed.jp/tachikawa-h/
}}
}}
'''東京都立立川高等学校'''（とうきょうとりつたちかわこうとうがっこう、{{lang-en|Tokyo Metropolitan Tachikawa High School}}<ref>{{Cite web |url=http://www.tachikawa-h.metro.tokyo.jp/ |title=東京都立立川高等学校公式Webサイト |publisher=東京都立立川高等学校 |accessdate=2018-09-28}}</ref>）は、[[東京都]][[立川市]][[錦町 (立川市)|錦町]]二丁目にある[[都立高等学校]]。通称「'''立高（たちこう）'''」。
'''東京都立立川高等学校'''（とうきょうとりつ たちかわこうとうがっこう、{{lang-en-short|Tokyo Metropolitan Tachikawa Senior High School}}<ref>[https://m.facebook.com/profile.php?id=223571131562275]</ref>）は、[[東京都]][[立川市]][[錦町 (立川市)|錦町]]二丁目に所在する[[東京都立高等学校]]。[[略語|略称]]は、'''立高'''（たちこう）<ref group="注">[[高等学校#夜間定時制・夜間部|定時制課程]]は、'''立定'''（たちてい）。</ref>。


== 概観 ==
== 概要 ==
[[1901年]]（明治34年）府立二中として創立。[[中等教育]]を受けたいという声が[[多摩地域]]から上がり設立された<ref>[http://tokyo.itot.jp/tachikawa/interview/interview01 卒業生であることの誇りが持てる伝統校「東京都立立川高等学校」 – 立川エリアガイド]</ref>。開校当初から“質実剛健”、“自主自律”という校風を守り継いでいる。戦前から戦後にかけて多摩地域に都立・私立学校が設立されるまでは「多摩に府立二中（立高）あり」といわれ<ref>[http://www.zkai.co.jp/home/jareainfo/tokyo_b/20160128.html 【東京都立立川高校】下條校長先生インタビュー | Ｚ会 | 日々の学習から受験・資格まで、本物の学力を養成する教育サービスを提供。]</ref><ref>[https://www12.atwiki.jp/toritsu/pages/27.html 都立立川高校 - 都立高校への道 - アットウィキ]</ref>、「市町村長養成学校」といわれる<ref name="zatsugaku">[http://irumamusashisanpo.cocolog-nifty.com/irumamusashisanpo/cat41415748/index.html 立川: 多摩と入間の雑学的な散歩]</ref><ref>[http://www.inoueblog.com/archives/2007/05/post_41.html 総合PR会社社長のブログ-井之上ブログ　Inoue's Blog |井之上喬　Takashi Inoue|]</ref>ほど多摩地区の村長を輩出した。戦後[[男女共学]]となるもかつては女子が全体の三分の一程度しかいなかったため、男子クラスが各学年に数クラス設けられていたこともあった（[[1985年]]度入学生から廃止）。そのためかつては[[バンカラ]]と評されることが多い。
[[1901年]]（明治34年）東京府第二中として創立。[[中等教育]]を受けたいという声が[[多摩地域]]から上がり設立された<ref>[https://itot.jp/interview/12198 卒業生であることの誇りが持てる伝統校「東京都立立川高等学校」 | マチノコエ] 2016年11月。</ref>。開校当初から「質実剛健」「[[自主]][[自律]]」という[[校風]]を守り継いでいる。


== 沿革 ==
[[1960年代]]には大学や社会人を中心とした[[学生運動]]が高校まで影響を及ぼすようになった。立川高校でも討論集会などが開かれるようになり、[[1969年]][[10月22日]]には2年生の一部が教室を占拠、封鎖する出来事も起きた<ref>立川高で一部を封鎖 都立では六校に 駒場高は自主解除『朝日新聞』昭和44年（1969年）10月22日夕刊、3版、11面</ref>。
[[戦前]]から[[戦後]]にかけて多摩地域に公立・私立学校が設立されるまでは「多摩に府立二中（立高）あり」といわれ<ref>[https://service.zkai.co.jp/home/jareainfo/tokyo_b/20160128.html 【東京都立立川高校】下條校長先生インタビュー | Ｚ会 | 日々の学習から受験・資格まで、本物の学力を養成する教育サービスを提供。] 2016年01月28日</ref><ref>[https://www12.atwiki.jp/toritsu/pages/27.html 都立立川高校 - 都立高校への道 - アットウィキ]</ref>、「市町村長養成学校」といわれる<ref name="zatsugaku">[https://ameblo.jp/kazu4619tama/entry-12572471273.html 公園と戦争⑸・立川基地のゲートを探して・昭和記念公園 | 多摩散歩人のブログ] 2010-10-05 09:00:00</ref><ref>[https://inoueblog.com/blog/companionship/114/ 私の心のふるさと、都立立川高等学校 | 総合PR会社会長のブログ-井之上ブログ Inoue's Blog] 2007.05.04</ref>ほど多摩地区の市町村長を輩出した。


戦後、[[学制改革]]を経て[[男女共学]]となるも、かつては女子の生徒数が全校の三分の一程度しかいなかったため、男子クラスが各学年に数クラス設けられていたこともあった（[[1985年]]度入学生から廃止）。そのため、かつての校風は[[バンカラ]]と評されることが多い。
[[1970年]][[1月25日]]、講堂で火災が発生して全焼。同年2月2日、付近に住む中学生が[[放火]]と窃盗の疑いで逮捕された<ref>犯人は中学生 立川高で放火『朝日新聞』1970年（昭和45年）2月2日夕刊 3版 11面</ref>。


[[1960年代]]には大学や社会人を中心とした[[学生運動]]が高校まで影響を及ぼすようになった。立川高校でも討論集会などが開かれるようになり、[[1969年]][[10月22日]]には2年生の一部が教室を占拠、封鎖する出来事も起きた<ref>立川高で一部を封鎖 都立では六校に 駒場高は自主解除『朝日新聞』昭和44年（1969年）10月22日夕刊、3版、11面</ref>。[[1970年]][[1月25日]]、講堂で火災が発生して全焼。同年2月2日、付近に住む中学生が[[放火罪|放火]]と窃盗の疑いで逮捕された<ref>犯人は中学生 立川高で放火『朝日新聞』1970年（昭和45年）2月2日夕刊 3版 11面</ref>。
1960年代には[[東京大学|東大]]に20～30人程度の合格者を出していた<ref>[[1950年代]]は東大合格者が10～20人程度であった</ref>。その後、[[学校群制度]]で[[東京都立国立高等学校|国立（くにたち）高校]]と組み（これにより国立高校は進学実績が上昇した）、ともに20～30人程度の東大合格者を輩出。[[1982年]]の[[グループ合同選抜制度]]により多摩地区の学区が細分化した。


1960年代には[[東京大学|東大]]に20～30人台の合格者を出していた<ref>[[1950年代]]は東大合格者が10～20人程度であった</ref>。その後、[[学校群制度]]で[[東京都立国立高等学校|国立（くにたち）高校]]と組みともに20～30人台の東大合格者を輩出。[[1982年]]の[[グループ合同選抜制度]]により多摩地区の[[学区]]が細分化した。
[[2003年]]に学区撤廃と同時に[[進学指導重点校 (東京都)|進学指導重点校]]に指定され、独自入試や特別選考（筆記試験上位1割を調査書に関係なく合格させる制度、2017年に廃止）を実施、進学校としての特色を打ち出している。


[[2003年]]に学区撤廃と同時に[[進学指導重点校 (東京都)|進学指導重点校]]に指定され、[[独自入試]]や特別選考（筆記試験上位1割を調査書に関係なく合格させる制度、2016年に廃止）を実施、進学校としての特色を打ち出している。
伝統ある学校であることを生かし、[[2015年]]度に「立高時代塾」を開講した。同窓会「紫芳会」の協力により、[[OB・OG]]を講師として招き、講演を拝聴した上で、グループに分かれて演習、発表、討論を行い、思考力、判断力、表現力を養成するというものである。これにより、目の前の大学受験だけを考えるのではなく「次代を担う志」を持つことを促し、真のエリートを育成することが目標としている。


伝統ある学校であることを生かし、[[2015年]]度に「立高時代塾」を開講した。同窓会「紫芳会」の協力により、[[OB・OG]]を講師として招き、講演を拝聴した上で、グループに分かれて演習、発表、討論を行い、思考力、判断力、表現力を養成するというものである。これにより、目の前の大学受験だけを考えるのではなく「次代を担う志」を持つことを促し、真の[[エリート]]を育成することを目標とした。
[[2018年]]度から5年間の予定で、[[スーパーサイエンスハイスクール]] (SSH) に指定された（多摩地区の普通科高校としては初である）。

[[2018年]]度から5年間、2023年度から5年間、[[スーパーサイエンスハイスクール]] (SSH) に指定されている（多摩地区の普通科高校としては初である）。

[[2022年]]度、創造理数科が設置された（都立高校で初）。

=== 年表 ===
（沿革節の主要な出典は公式サイト<ref>{{Cite web|和書 |title=沿革 ｜ 東京都立立川高等学校 | 東京都立学校 |url=https://www.metro.ed.jp/tachikawa-h/ |publisher=東京都立立川高等学校 |accessdate=2023-11-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書 |title=制服・校章・校歌・施設・沿革 ｜ 東京都立立川高等学校　定時制 | 東京都立学校 |url=https://www.metro.ed.jp/tachikawa-he/our_school/symbols.html |publisher=東京都立立川高等学校 |accessdate=2023-11-12}}</ref><!-- 別の出典で記事を追加するには出典をその追加記事の後に脚注を導入して付け加えてください。 -->）
* [[1901年]]（[[明治]]34年） - 東京府第二中学校として開校、7月、東京府立第二中学校と改称する （この年に、既に開校していた[[東京都立日比谷高等学校|府立一中]]分校が[[東京都立両国高等学校・附属中学校|府立三中]]となり、東京府城北中学校が[[東京都立戸山高等学校|府立四中]]となる。）
* [[1910年]] - [[校歌]]制定。作詞：[[前田恒樹]]、作曲：[[南能衛]]<ref>[https://blog.goo.ne.jp/t3181happy727/e/1937368dc5840a7537e58e706dab3897 母校の校歌作曲者突き止めた！　立川高、９９年ぶりに判明 - 教育カウンセラーの独り言] 2009年09月27日 12時53分09秒</ref>
* [[1924年]]（[[大正]]13年） - 自学自習による学習方式採用（1928年まで）。
* [[1937年]]（[[昭和]]12年） - 東京府立第二中学夜間中学校開校。のち、府立自彊中学校、都立第二中学校二部、都立第二新制高校[[高等学校#定時制|定時制課程]]、都立立川高校定時制課程となる。
* [[1938年]] - 新校舎竣工。
* [[1943年]] - 東京都立第二中学校となる。
* [[1948年]] - [[学制改革]]により[[学校教育法]]に基づく東京都立第二新制高等学校となる。[[立川市立立川第一中学校|新制立川第一中学]]が都立第二高校内に置かれる<ref>[https://www.tachikawa.ed.jp/jh01/?page_id=107 学校について - 立川市立第一中学校]</ref>。
* [[1949年]] - [[男女共学]]実施。
* [[1950年]] - [[教育委員会法]]に基づき東京都立立川高等学校となる。
* [[1952年]] - [[学区合同選抜制度]]導入。
* [[1967年]] - [[学校群制度]]施行。[[東京都立国立高等学校|国立高校]]と72群を組む。
* [[1969年]] - [[日本の学生運動|高校紛争]]が激化、学校占拠で4生徒が退学処分。
* [[1982年]] - [[グループ合同選抜制度]]導入。同時に[[学区]]が改編され、第8学区81グループに編成される。
* [[1992年]]（[[平成]]4年） - 創立90周年ならびに新校舎落成記念式典挙行。
* [[1994年]] - 単独選抜に移行する。
* [[2001年]] - 創立100周年記念式典挙行。
* [[2002年]] - 進学指導重点準備校となる。
* [[2003年]] - [[進学指導重点校 (東京都)|進学指導重点校]]となる。[[学区]]が撤廃される。
* [[2008年]] - 空調工事竣工。
* [[2011年]] - 創立110周年記念式典。
* [[2018年]] - [[文部科学省]]の[[スーパーサイエンスハイスクール]] (SSH) に指定される（2018年 - 2023年、2023年 - 2027年）。
* [[2021年]]（[[令和]]3年） - 体育館の照明を[[水銀灯]]からLEDに換装。創立120周年記念式典。各教室の放送設備をリニューアル。
* [[2022年]] - 都立高校初の創造理数科を創設。一部特別教室の改装工事着工。
* [[2023年]] - 特別教室改装工事竣工。
* 2025年 - 立川緑高校開校により定時制募集停止


== 教育課程 ==
== 教育課程 ==
[[2003年]]に[[進学指導重点校 (東京都)|進学指導重点校]]に指定されてから「立高アドバンス計画」と称した改革を行い、[[都立高等学校|都立高]]で初めての65分授業の導入や、[[独自入試|自校作成問題]]の実施など進学指導体制を刷新した。ただし、2012年度より新課程に対応するため、授業は50分、毎週ではないが土曜授業を実施、[[2学期制]]から[[3学期制]]に変更され、週35時間の授業時間となった。1・2年生は全員共通履修で、理科は[[物理学|物理]]、[[化学]]、[[生物学|生物]]、[[地球科学|地学]]の4分野を、地歴・公民も[[世界の歴史|世界史]]、[[日本の歴史|日本史]]、[[地理学|地理]]、[[倫理学|倫理]]、[[政治経済 (曖昧さ回避)|政経]]の5科目を全員学習できるようになっており、文系選択でも数学を3年間切れ目なく履修する、難関国立大学入試に対応した体制になっている。
[[2003年]]に[[進学指導重点校 (東京都)|進学指導重点校]]に指定されてから「立高アドバンス計画」と称した改革を行い、[[東京都立高等学校|都立高]]で初めての65分授業の導入や、[[独自入試|自校作成問題]]の実施など進学指導体制を刷新した。ただし、2012年度より新課程に対応するため、授業は50分、隔週を基本として土曜授業を実施、[[2学期制]]から[[3学期制]]に変更され、週35時間の授業時間となった。なお現在では授業は45分、7限までという授業時間となっている。


1・2年生は全員共通履修で、理科は[[物理学|物理]]、[[化学]]、[[生物学|生物]]、[[地球科学|地学]]の4分野を、地歴・公民も[[世界の歴史|世界史]]、[[日本の歴史|日本史]]、[[地理学|地理]]、[[倫理学|倫理]]、[[政治経済 (曖昧さ回避)|政経]]の5科目を全員学習できるようになっており、文系選択でも数学を3年間切れ目なく履修する、難関国立大学入試に対応した体制になっている。
また、高大連携により[[東京工業大学]]、[[東京農工大学]]、[[東京学芸大学]]、[[中央大学]]、[[東京経済大学]]の授業を受けることができる。


また、高大連携により[[東京工業大学]]、[[東京農工大学]]、[[東京学芸大学]]、[[中央大学]]、[[東京経済大学]]の体験授業を受けることができる。
[[2021年]]7月に、[[2022年]]4月から立川高校に「創造理数科」を設置することが発表された。これにより'''普通科'''と'''創造理数科'''の2つの学科を併置する学校となる<ref>{{Cite web |url=https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2021/release20210720_01.html |title=東京都立立川高等学校における「創造理数科」の設置について |publisher=東京都教育庁 |accessdate=2021-08-01 }}</ref>。


1年生は夏季に千葉県館山市にある同窓会の寮（清明寮）にて、[[OB・OG]]等の指導の下、遠泳を行う臨海教室が実施される。
== 施設 ==
トレーニングマシンが設置された体育館、テニスコート（5面）、多目的コート（2面）、グラウンド（サッカー1面（野球1面と共用）、ハンドボール1面）、トレーニングルーム（卓球、ダンス）、柔道場と剣道場が揃った格技棟（屋上にプール）がある。特別教室は、コンピュータ室、視聴覚室（＋プラネタリウム）、天体観測室及び天文台（大型望遠鏡完備)、音楽室、美術室、工芸室、被服実習室、調理実習室、講義室（階段教室）、生物、化学、物理、地学の各実験室、社会科室がある。また自習室、カウンセリングルーム（週に一日専門カウンセラーが来校）がある。 また、気象観測設備(雨量、風向、風速、湿度)が屋上に設置されている。一足制を導入しており、上履き不要。制服、指定の体操服などはない。


[[2022年]]度に「創造理数科」を設置した。これにより'''普通科'''と'''創造理数科'''の2つの学科を併置する学校となる<ref>{{Cite web|和書 |title=東京都立立川高等学校における「創造理数科」の設置について |url=https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2021/release20210720_01.html |publisher=東京都教育庁 |accessdate=2021-08-01}}</ref>。
天文台の設備…口径152mm、焦点距離1200mmのタカハシ FS-152(E-ZEUS自動追尾装置設置済)

== 施設 ==
* トレーニングマシンが設置された体育館、テニスコート（5面）、多目的コート（2面）、グラウンド（サッカー1面（野球1面と共用）、ハンドボール1面）、トレーニングルーム（卓球、ダンス）、柔道場と剣道場が揃った格技棟（屋上にプール）がある。
* 特別教室は、コンピュータ室、視聴覚室、天体観測室および天文台、音楽室、美術室、工芸室、被服実習室、調理実習室、講義室（階段教室）、生物、化学、物理、地学の各実験室、社会科室がある。また[[自習室]]、[[カウンセリング]]ルーム（週に一日専門[[カウンセラー]]が来校）がある。さらに、気象観測設備（天体ドーム）が屋上に設置されている。
* 一足制を導入しており、校舎内は上履き不要。


== 環境 ==
== 環境 ==
現在では住宅地であるが、[[1938年]]（昭和13年）頃の府立二中の周りの様子が[[三浦朱門]]の『武蔵野ものがたり』（[[集英社新書]]）に描かれている<ref name="zatsugaku"/>。それによると、
現在では[[住宅地]]であるが、[[1938年]]（昭和13年）頃の府立二中の周りの様子が[[三浦朱門]]の『武蔵野ものがたり』（[[集英社新書]]）に描かれている<ref name="zatsugaku"/>。それによると、
* 東側の[[南武線]]（当時は私鉄）の東は雑木林
* 東側の[[南武線]]（当時は私鉄）の東は[[雑木林]]であった。
* 国立と立川の間、今のJRの電車は若葉の季節には緑のトンネルを走る
* 現在のJR中央線はかつては国立と立川の間は若葉の季節には緑のトンネルを走っていた。
JR立川駅周辺は近年の再開発、商業施設（IKEA、ららぽーと立川立飛等）の出現により賑わいが増しているが、学校周辺は比較的閑静である。
現在はJR立川駅周辺は近年の再開発、商業施設（IKEA、ららぽーと立川立飛等）の出現により賑わいが増しているが、学校周辺は比較的閑静である。


== 校風 ==
== 校風 ==
質実剛健・自主自律を校風として掲げている。校則はほぼなく、あるのは「下駄を履いてきてはいけない」の1つのみである(諸説あり)。従って、私服登校が基本であり、染髪・メイク・アクセサリーなども制限がない。ちなみに、指定の体育着もないため、各々自前のスポーツウェアで体育の授業を受ける。その自由さから、「都立高校界のアメリカ」と言われることもある。
質実剛健・[[自主]][[自律]]を[[校風]]として掲げている。校則や制服はなく、[[私服]]登校が基本であり、染髪・メイク・アクセサリーなども制限がない。


ちなみに、指定の[[体育着]]もないため、各々自前のスポーツウェアで体育の授業を受ける。
また、上履きがなく土足で校舎内を歩くため、体育の後などは砂だらけになることもしばしばである。


== 学校行事 ==
== 学校行事 ==
=== 行事等 ===
* 4月：始業式/入学式/生徒総会/新入生歓迎会
* 4月：始業式/入学式/生徒総会/新入生歓迎会
* 5月：体育祭
* 5月：体育祭
* 6月：開校記念日/合唱祭
* 6月：開校記念日/合唱祭
* 7月：終業式/臨海教室
* 7月：終業式/臨海教室（1年）
* 8月：部活動合宿
* 8月：部活動合宿
* 9月：演劇コンクール/文化祭
* 9月：演劇コンクール/文化祭・後夜祭
* 10月：特になし
* 10月：探究中間報告会
* 11月：修学旅行/生徒会選挙
* 11月：修学旅行（2年）/生徒会選挙
* 12月：終業式
* 12月：終業式
* 1月：始業式/入学者選抜(推薦)
* 1月：始業式/入学者選抜（推薦）
* 2月：入学者選抜(学力)
* 2月：入学者選抜（学力）
* 3月：卒業式/クラスマッチ/探究課題発表/修了式
* 3月：卒業式/[[クラスマッチ]]/探究課題発表/修了式

その他：開校から10年ごとに記念式典が催行される。
その他：開校から10年ごとに記念式典が催行される。


定期考査
=== 定期考査 ===
* 5月下旬：1学期中間考査(3年生のみ)
*5月下旬：1学期中間考査
* 7月上旬：1学期期末考査
* 6月下旬：1学期期末考査
* 10月中旬：2学期中間考査
*10月中旬：2学期中間考査
* 12月上旬：2学期期末考査
* 12月上旬：2学期期末考査
* 2月上旬：学年末考査
* 2月上旬：学年末考査


== 部活動 ==
== 部活動 ==
現在36の部活動があり、部活動加入率は98%を超え、文化系、運動系を問わず活発に活動している。また数学研究同好会や、歴史研究同好会など様々な同好会もある。
現在38の部活動があり<ref>{{Cite web|和書 |title=部活動・生徒会 ｜ 東京都立立川高等学校 | 東京都立学校 |url=https://www.metro.ed.jp/tachikawa-h/school_life/activities.html |accessdate=2023-11-12}}</ref>、部活動加入率は98%を超え、文化系、運動系を問わず活発に活動している。また数学研究同好会や、歴史研究同好会など様々な同好会もある。


兼部が可能である。定時制がある関係で、17時以降の校内での活動はできないが、朝の時間や昼休みなどを有効に使い工夫して活動している。
兼部が可能である。[[高等学校#定時制|定時制]]がある関係で、17時以降の校内での活動はできないが、朝の時間や昼休みなどを有効に使い工夫して活動している。


過去には演劇部が東京都高校演劇研究会長賞・落合矯一賞・中央委員会賞を受賞した。また、クイズ研究部が存在し、都立高校では上位の実績を誇っている。2017年では陸上競技部と文芸部が関東大会出場を果たした。またMusicCreateClubが都大会決勝進出した。
過去には演劇部が東京都高校演劇研究会長賞・落合矯一賞・中央委員会賞を受賞した。また、クイズ研究部が存在し、都立高校では上位の実績を誇っている。2017年には陸上競技部と文芸部が関東大会出場を果たし、MusicCreateClubが都大会決勝に進出した。


科学系部活も盛んで、現在は物理（同好会）、化学、生物、地学（天文気象部）の四分野が揃っている。天文気象部では1946年頃から太陽観測や気象観測が続けられており、そのデータを用いて研究発表を行っているほか、化学部、生物部でも研究発表を行っている。[http://www.tachikawa-h.metro.tokyo.jp/zen/2019annai.pdf]
科学系の部活動も盛んで、全国規模の大会等で受賞をしている。現在は物理、化学、生物、地学（天文気象部）の四分野が揃っている。天文気象部では1946年頃から太陽観測や気象観測が続けられており、そのデータを用いて研究発表を行っている。同様に化学部、生物部でも研究発表を行っている。[http://www.tachikawa-h.metro.tokyo.jp/zen/2019annai.pdf]

[http://www.tachikawa-h.metro.tokyo.jp/zen/03005.html 部活動、同好会一覧]

== 沿革 ==
（沿革節の主要な出典は公式サイト<ref>{{Cite web |url=http://www.tachikawa-h.metro.tokyo.jp/zen/02003.html |title=沿革（全日制課程） |publisher=東京都立立川高等学校 |accessdate=2019-02-22}}</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.tachikawa-h.metro.tokyo.jp/site/tei/page_0000000.html |title=沿革（定時制課程） |publisher=東京都立立川高等学校 |accessdate=2019-02-22}}</ref> <!-- 別の出典で記事を追加するには出典をその追加記事の後に脚注を導入して付け加えて下さい。 -->）

* [[1901年]]（[[明治]]34年） - 東京府第二中学校として開校、7月、東京府立第二中学校と改称する （この年に、既に開校していた[[東京都立日比谷高等学校|府立一中]]分校が[[東京都立両国高等学校・附属中学校|府立三中]]となり、東京府城北尋常中学校が[[東京都立戸山高等学校|府立四中]]となる。）
* [[1910年]] - [[校歌]]制定。作詞：前田恒樹、作曲：[[南能衛]]<ref>[https://blog.goo.ne.jp/t3181happy727/e/1937368dc5840a7537e58e706dab3897 母校の校歌作曲者突き止めた！　立川高、９９年ぶりに判明 - 教育カウンセラーの独り言]</ref>
* [[1924年]]（[[大正]]13年） - 自学自習による学習方式採用（1928年まで）。
* [[1937年]]（[[昭和]]12年） - 東京府立第二中学夜間中学校開校。のち、府立自彊中学校、都立第二中学校二部、都立第二新制高校[[高等学校#定時制の課程|定時制課程]]、都立立川高校定時制課程となる。
* [[1938年]] - 新校舎竣工。
* [[1943年]] - 東京都立第二中学校となる。
* [[1948年]] - [[学制改革]]により[[学校教育法]]に基づく東京都立第二新制高等学校となる。[[立川市立立川第一中学校|新制立川第一中学]]が都立第二高校内に置かれる<ref>[http://www.tachikawa.ed.jp/jh01/?page_id=107 学校について - 立川市立第一中学校]</ref>。
* [[1949年]] - [[男女共学]]実施。
* [[1950年]] - [[教育委員会法]]に基づき東京都立立川高等学校となる。
* [[1952年]] - [[学区合同選抜制度]]導入。
* [[1967年]] - [[学校群制度]]施行。[[東京都立国立高等学校|国立高校]]と72群を組む。
* [[1969年]] - [[日本の学生運動|高校紛争]]が激化、学校占拠で4生徒が退学処分。
* [[1982年]] - [[グループ合同選抜制度]]導入。同時に[[学区]]が改編され、第8学区81グループに編成される。
* [[1992年]]（[[平成]]4年） - 創立90周年ならびに新校舎落成記念式典挙行。
* [[1994年]] - 単独選抜に移行する。
* [[2001年]] - 創立100周年記念式典挙行。
* [[2002年]] - 進学指導重点準備校となる。
* [[2003年]] - [[進学指導重点校 (東京都)|進学指導重点校]]となる。学区が撤廃される。
* [[2008年]] - 空調工事竣工。
* [[2011年]] - 創立110周年記念式典。
* [[2018年]] - [[文部科学省]]の[[スーパーサイエンスハイスクール]] (SSH) に指定される（2018年 - [[2023年]]）。
* [[2021年]] - 体育館の照明を水銀灯からLEDに換装。創立120周年記念式典。
* [[2022年]] - 都立高校初の創造理数科が開始。


== 交通 ==
== 交通 ==
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== 関連施設 ==
== 関連施設 ==
* 清明寮 - 紫芳会（[[同窓会]]）の所有。千葉県館山市見物字竜ヶ崎774番、776番2、780番
* 清明寮 - 紫芳会（[[同窓会]]）の所有。千葉県館山市見物字竜ヶ崎774番、776番2、780番
* 神城山荘 - かつて紫芳会が所有。現在はNPO法人謝恩の礎が運営。長野県北安曇郡白馬村神城778-1
* 神城山荘 - かつて紫芳会が所有。現在はNPO法人謝恩の礎<ref>{{Cite web|和書 |title=謝恩の礎について |url=https://sishizue2016.wixsite.com/kamishiro/about|website=kamishiro |accessdate=2022-01-03}}</ref>が運営。長野県北安曇郡白馬村神城778-1


== 関連団体 ==
== 関連団体 ==
139行目: 148行目:
* [[中村高一]] - 元[[衆議院副議長]]（[[日本社会党]]）、[[弁護士]]
* [[中村高一]] - 元[[衆議院副議長]]（[[日本社会党]]）、[[弁護士]]
* [[鈴木俊一 (東京都知事)|鈴木俊一]] - 元[[東京都知事]]、内閣官房次長（[[内閣官房副長官]]）、[[自治省|自治庁]][[事務次官]]、[[内務省 (日本)|内務]]官僚
* [[鈴木俊一 (東京都知事)|鈴木俊一]] - 元[[東京都知事]]、内閣官房次長（[[内閣官房副長官]]）、[[自治省|自治庁]][[事務次官]]、[[内務省 (日本)|内務]]官僚
* [[石川要三]] - 元衆議院議員（[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]）、元[[防衛庁長官]]
* [[石川要三]] - 元衆議院議員（[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]）、元[[防衛庁長官]]、元東京都[[青梅市]]長
* [[高村正彦]] - 衆議院議員（自由民主党）、[[外務大臣 (日本)|外相]]、弁護士、自民党元副総裁
* [[高村正彦]] - 衆議院議員（自由民主党）、[[外務大臣 (日本)|外相]]、弁護士、自民党元副総裁
* [[中井洽]] - 元衆議院議員（[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]）、[[国家公安委員会委員長]]、[[法務大臣|法相]]
* [[中井洽]] - 元衆議院議員（[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]）、[[国家公安委員会委員長]]、[[法務大臣|法相]]
* [[小沢和秋]] - 元衆議院議員（[[日本共産党]]）
* [[小沢和秋]] - 元衆議院議員（[[日本共産党]]）
* [[若林義春]] - [[政治運動家]]、日本共産党東京都委員会委員長
* [[若林義春]] - [[政治運動家]]、日本共産党東京都委員会委員長
* [[邑上守正]] - 東京都[[武蔵野市]]長
* [[邑上守正]] - 元[[武蔵野市]]長
* [[竹内俊夫]] - 東京都[[青梅市]]長
* [[竹内俊夫]] - 元[[青梅市]]長
* [[石阪丈一]] - 東京都[[町田市]]長
* [[大勢待利明]] - 青梅市長
* [[馬場弘融]] - 東京都[[日野市]]長
* [[石阪丈一]] - [[町田市]]長
* [[並木心]] - 東京都[[羽村市]]長
* [[馬場弘融]] - 元[[日野市]]長
* [[青木久 (立川市長)|青木久]] - 元東京都[[立川市]]長
* [[並木心]] - 元[[羽村市]]長
* [[志々田浩太郎]] - 元東京都[[武蔵村山市]]長
* [[青木久 (立川市長)|青木久]] - 元[[立川市]]長
* [[関谷源兵衛]] - 元東京都[[八王子市]]長
* [[志々田浩太郎]] - 元[[武蔵村山市]]長
* [[星野信夫]] - 元東京都[[国分寺市]]長
* [[関谷源兵衛]] - 元[[八王子市]]長
* [[本山政雄]] - 元愛知県[[名古屋市]]長
* [[星野信夫]] - 元[[国分寺市]]長
* [[本山政雄]] - 元[[名古屋市]]長


=== 行政 ===
=== 行政 ===
* [[浦部和好]] - 元[[内閣官房副長官補]]、元[[外務省大臣官房 (日本)|外務省大臣官房]]長
* [[植田守昭]] - 元[[通商産業省]]基礎産業局長、元[[日本アルコール販売]]社長
* [[浦部和好]] - 元[[内閣官房副長官補]]、元[[外務省大臣官房 (日本)|外務省大臣官房]]長、元[[中東調査会]]評議員会議長
* [[倉川茂行]] - 元[[大蔵省]][[主計局]][[主計官]]補佐（通産係[[主査]]）


=== 経済 ===
=== 経済 ===
* [[川上哲郎]] - [[関西経済連合会]]10代会長、元[[住友電気工業]]社長・会長
* [[若林誠郎]] - 元[[丸物#京都近鉄百貨店|京都近鉄百貨店]]社長・会長
* [[川上哲郎]] - 元[[住友電気工業]]社長・会長、元[[関西経済連合会]]会長
* [[木原信敏]] (1944) - [[ソニー]]木原研究所会長
* [[木原信敏]] (1944) - [[ソニー]]木原研究所会長
* [[澤田浩]] (1948) - [[日本製粉]]社長
* [[澤田浩]] (1948) - 元[[ニップン]]会長、元[[製粉協会]]会長、元[[日本・トルコ協会]]会長
* [[後藤卓也]] - [[花王]]社長
* [[後藤卓也]] - 元[[花王]]社長、元[[日本マーケティング協会]]会長
* [[中村維夫]] - [[NTTドコモ]]社長
* [[中村維夫]] - 元[[NTTドコモ]]社長
* [[川口周作]] - ゼネラルコンファーム社長
* [[川口周作]] - ゼネラルコンファーム社長
* [[渡辺紀征]] (1959) - 元[[西友]]取締役会議長兼最高経営責任者
* [[渡辺紀征]] (1959) - 元[[西友]]社長・会長、元[[日本チェーンストア協会]]会長
* [[有賀貞一]] - 元[[リアルワールド (企業)|リアルワールド]]会長、元[[情報サービス産業協会]]副会長、元[[情報処理技術者試験]]委員長
* [[井之上喬]] - [[井之上パブリックリレーションズ]]取締役社長、株式会社日本パブリックリレーションズ研究所取締役社長、国連開発計画日本DEVNET協会常任理事、[[早稲田大学]]客員教授
* [[井之上喬]] - [[井之上パブリックリレーションズ]]取締役社長、株式会社日本パブリックリレーションズ研究所取締役社長、国連開発計画日本DEVNET協会常任理事、[[早稲田大学]]客員教授
* [[村田倉夫]] - 元[[京成電鉄]]社長
* [[村田倉夫]] - 元[[京成電鉄]]社長
* [[河端真一]] - [[学究社]]社長
* [[河端真一]] - [[学究社]]創業者・社長
* [[石坂芳男]] - 元[[米国トヨタ自動車販売]]社長、元[[トヨタ自動車]]副社長
* [[石坂芳男]] - 元[[米国トヨタ自動車販売]]社長、元[[トヨタ自動車]]副社長
* [[二ノ宮秀明]] - 元[[三菱ロジスネクスト]]会長、元日本産業車両協会会長
* [[二ノ宮秀明]] - 元[[三菱ロジスネクスト]]会長、元日本産業車両協会会長
177行目: 191行目:
* [[東海林さだお]] - 漫画家 / 「[[アサッテ君]]」など新聞で連載
* [[東海林さだお]] - 漫画家 / 「[[アサッテ君]]」など新聞で連載
* [[高見のっぽ]] - [[タレント]] / 「ノッポさん」
* [[高見のっぽ]] - [[タレント]] / 「ノッポさん」
* [[鶴見済]] - フリー[[著作家|ライター]]
* [[清水哲男]] - [[詩人]]
* [[清水哲男]] - [[詩人]]
* [[富田一彦 (予備校講師)|富田一彦]] - [[代々木ゼミナール]][[英語 (教科)|英語科]]講師
* [[富田一彦 (予備校講師)|富田一彦]] - [[代々木ゼミナール]][[英語 (教科)|英語科]]講師
* [[石坂公成]] - 医博、東京大学名誉教授。[[朝日賞]]、[[恩賜賞 (日本学士院)|学士院恩賜賞]]、[[文化勲章]]
* [[石坂公成]] - 医博、東京大学名誉教授。[[朝日賞]]、[[恩賜賞 (日本学士院)|学士院恩賜賞]]、[[文化勲章]]
* [[肥沼信次]] - [[医学]]者
* [[肥沼信次]] - [[医学]]者
* [[唐澤祥人]] - [[日本医師会]]会長
* [[唐澤祥人]] - 元[[日本医師会]]会長
* [[三浦朱門]] - [[作家]]、[[文化庁]][[長官]]。[[日本芸術院賞]]、学士院恩賜賞、[[文化功労者]]
* [[三浦朱門]] - [[作家]]、[[文化庁]][[長官]]。[[日本芸術院賞]]、学士院恩賜賞、[[文化功労者]]
* [[大谷俊昭]] (1958) - [[酪農学園大学]]学長
* [[大谷俊昭]] (1958) - [[酪農学園大学]]学長
190行目: 203行目:
* [[村松祐次]] - 元[[一橋大学]]学長事務取扱（[[経済史]]）、日本学士院賞
* [[村松祐次]] - 元[[一橋大学]]学長事務取扱（[[経済史]]）、日本学士院賞
* [[浦田一郎]] - 一橋大学名誉教授（[[憲法学]]）、全国憲法研究会代表
* [[浦田一郎]] - 一橋大学名誉教授（[[憲法学]]）、全国憲法研究会代表
* [[片田さおり]] - [[南カリフォルニア大学]]教授（[[国際政治経済学]]）、[[世界国際関係学会]]副会長
* [[只野雅人]] - 一橋大学教授（憲法学）
* [[只野雅人]] - 一橋大学教授（憲法学）
* [[蓼沼宏一]] - 一橋大学学長（[[社会選択理論]]）
* [[蓼沼宏一]] - 一橋大学学長（[[社会選択理論]]）
* [[田中一弘 (経営学者)|田中一弘]] - 一橋大学教授（[[経営学]]）
* [[田中一弘 (経営学者)|田中一弘]] - 一橋大学教授（[[経営学]]）
* [[伊勢崎賢治]] - [[東京外国語大学]]総合国際学研究院（国際社会部門・国際研究系）教授（紛争解決プログラム）
* [[伊勢崎賢治]] - [[東京外国語大学]]総合国際学研究院（国際社会部門・国際研究系）教授（[[紛争解決]]プログラム）
* [[鈴木日出男]] - [[東京大学]]名誉教授（国文学）
* [[鈴木日出男]] - 東京大学名誉教授（国文学）
* [[小熊英二]] - [[慶應義塾大学]]教授、人類学者
* [[奥田知明]] - [[慶應義塾大学]]教授、[[化学者]]
* [[小熊英二]] - 慶應義塾大学教授、[[人類学]]者
* [[井原奉明]] - [[昭和女子大学]]大学院教授（[[言語学]]）
* [[井原奉明]] - [[昭和女子大学]]大学院教授（[[言語学]]）
* [[林佳世子]] - [[東京外国語大学]]学長、[[国立大学協会]]副会長、歴史学者
* [[林佳世子]] - 東京外国語大学学長、[[国立大学協会]]副会長、[[歴史家|歴史学者]]
* [[山田敦]] - 一橋大学副学長・教授、国際関係学・国際政治経済学者
* [[山田敦]] - 一橋大学副学長・教授、国際関係学・国際政治経済学者
* [[須崎愼一]] - [[神戸大学]]名誉教授、歴史学者
* [[須崎愼一]] - [[神戸大学]]名誉教授、歴史学者
* [[高橋純]] - [[小樽商科大学]]名誉教授、現代フランス文学、小林多喜二研究
<!-- * [[高橋純]] - [[小樽商科大学]]名誉教授（現代[[フランス文学]]、[[小林多喜二]]研究） --><!-- 独立記事未作成 -->
* [[松本富子]] - [[群馬大学]]教授、[[スポーツ科学|体育学]]
* [[松本富子]] - [[群馬大学]]教授（[[スポーツ科学|体育学]]）
* [[宮本悟]] - [[中央大学]]准教授、社会保障論
* [[佐藤信行 (法学者)|佐藤信行]] - [[中央大学]]副学長（[[公法学]]、[[英米法]]）、[[アイネス]]取締役
<!-- * [[宮本悟 (経済学者)|宮本悟]] - 中央大学経済学部教授（[[社会保障]]論） --><!-- 独立記事未作成 -->
* [[松本吉郎]] - [[日本医師会]]第21代会長
* [[黒岩比佐子]] - ノンフィクション作家
* [[黒岩比佐子]] - ノンフィクション作家
* [[三浦俊彦 (哲学者)|三浦俊彦]] - [[哲学者]]
* [[三浦俊彦 (哲学者)|三浦俊彦]] - [[哲学者]]
* [[多和田葉子]] - 作家
* [[多和田葉子]] - 作家
* [[荻原規子]] - 作家
* [[荻原規子]] - 作家
* [[井上一馬]] - 作家、[[翻訳家]]
* [[井上一馬]] - 作家、[[翻訳]]家
* [[木村富美子]] - [[随筆家]]
* [[木村富美子]] - [[随筆家]]
* [[米山公啓]] - 作家、[[医師]]
* [[米山公啓]] - 作家、[[医師]]
* [[辰巳渚]] - 作家 / 著作「捨てる技術」など
* [[辰巳渚]] - 作家 / 著作「捨てる技術」など
* [[矢島誠]] - [[推理作家]]
* [[矢島誠]] - [[推理作家]]
* [[奥寺敬]] - [[医師]]、[[富山大学]]大学院医学薬学研究部教授（危機管理医学（救急・災害医学））
* [[奥寺敬]] - 医師、[[富山大学]]大学院医学薬学研究部教授（危機管理医学（救急・災害医学））
* [[稲葉なおと]] - 紀行作家、一級[[建築士]]、写真家
* [[稲葉なおと]] - 紀行作家、一級[[建築士]]、写真家
* [[河林満]] - 作家
* [[河林満]] - 作家
218行目: 235行目:
* [[白澤宏規]] - 建築家、[[東京造形大学]]教授・元学長
* [[白澤宏規]] - 建築家、[[東京造形大学]]教授・元学長
* [[田勢康弘]] - 政治ジャーナリスト、[[日本経済新聞]][[コラムニスト]]、[[早稲田大学]]大学院公共経営研究科客員教授
* [[田勢康弘]] - 政治ジャーナリスト、[[日本経済新聞]][[コラムニスト]]、[[早稲田大学]]大学院公共経営研究科客員教授
* [[鶴間和幸]] - [[学習院大学]]教授、歴史学者。始皇帝陵の研究で有名。
* [[鶴間和幸]] - [[学習院大学]]教授、歴史学者（[[始皇帝陵]]の研究で有名）
* [[若林奮]] - [[彫刻家]]
* [[若林奮]] - [[彫刻家]]
<!-- * [[今和泉隆行]] - 空想地図作家、著者 --><!-- 独立記事未作成 -->
* [[桑島久男]] - 元[[名古屋テレビ放送|メ～テレ]]社長、元[[朝日新聞]]編集委員


=== 芸能・マスコミ ===
=== 芸能・マスコミ ===
* [[西村潔]] - [[映画監督]]・[[東宝]][[アクション]]映画
* [[西村潔]] - [[映画監督]]・[[東宝]][[アクション映画]]
* [[荒井晴彦]] - 映画[[脚本家]]・映画監督、「[[映画芸術]]」編集長
* [[荒井晴彦]] - 映画[[脚本家]]・映画監督、「[[映画芸術]]」編集長
* [[黒澤満 (映画プロデューサー)|黒澤満]] - 映画プロデューサー
* [[黒澤満 (映画プロデューサー)|黒澤満]] - 映画プロデューサー
* [[広田豹]] - 俳優、ナレーター
* [[広田豹]] - [[俳優]]、ナレーター
* [[太田真一 (アナウンサー)|太田真一]] - 元[[日本放送協会|NHK]]・NETテレビ（現・[[テレビ朝日]]）アナウンサー
* [[太田真一 (アナウンサー)|太田真一]] - 元[[日本放送協会|NHK]]・NETテレビ（現：[[テレビ朝日]]）アナウンサー
* [[好本惠]] (1972) - [[フリーアナウンサー]]
* [[好本惠]] (1972) - [[フリーアナウンサー]]
* [[秋田建三]] - 元NHKアナウンサー
* [[秋田建三]] - 元NHKアナウンサー
* [[青沼郁夫]] - NHKアナウンサー
* [[青沼郁夫]] - 元NHKアナウンサー
* [[町田右]] - NHKアナウンサー
* [[町田右]] - NHKアナウンサー
* [[村山貢司]] - [[気象予報士]]
* [[村山貢司]] - [[気象予報士]]
* [[下村健一]] - ジャーナリスト兼市民メディア・アドバイザー、元[[TBSテレビ|TBS]]アナウンサー
* [[下村健一]] - ジャーナリスト兼市民メディア・アドバイザー、元[[TBSテレビ|TBS]]アナウンサー
* [[佐藤公俊]] - [[気象予報士]]
* [[佐藤公俊]] - 気象予報士
* [[荻野博司]] - 元[[朝日新聞社]]論説副主幹
* [[荻野博司]] - 元[[朝日新聞社]]論説副主幹
* [[古川あんず]] - 舞踏家（高校紛争で退学処分）
* [[古川あんず]] - 舞踏家（高校紛争で退学処分）
239行目: 258行目:
* [[田辺凌鶴]] - [[講談師]]
* [[田辺凌鶴]] - [[講談師]]
* [[立川寸志]] - [[落語家]]
* [[立川寸志]] - [[落語家]]
* {{要出典範囲|date=2022年8月|[[椎名由紀]] - [[タレント]]、呼吸アドバイザー}}
* [[市原清彦]] - 俳優
* [[フワちゃん]] - タレント


=== スポーツ ===
=== スポーツ ===
* [[中村忠 (サッカー選手)|中村忠]] - [[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]] 元[[東京ヴェルディ1969|東京ヴェルディ]]選手
* [[中村忠 (サッカー選手)|中村忠]] - [[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]] 元[[東京ヴェルディ1969|東京ヴェルディ]]選手


== 参考・関連書籍 ==
== 参考・関連書籍 ==
* 『モーニング・レイン』[[井上一馬]]、新潮社、1973年
* 「樹上のゆりかご」 [[荻原規子]]、中央公論新社
* 「ショージ君の青春期」 [[東海林さだお]]、文春文庫
* 『ショージ君の青春期』[[東海林さだお]]、文春文庫、1980/8/25
* 『犬婿入り』[[多和田葉子]]、講談社、1998/10/15
* 「東京府立中学」 岡田孝一、同成社
* 『東京府立中学』岡田孝一、同成社、2004/5/1
* 「モーニング・レイン」[[井上一馬]]、新潮社
* 「犬婿入り」[[多和田葉子]]、講談社
* 『樹上のゆりかご』[[荻原規子]]、中央公論新社、2016/4/22<!--
<!--* 「パンとペン 社会主義者・[[堺利彦]]と「[[売文社]]」の闘い」 [[黒岩比左子]]、講談社、2010年　ISBN 978-4-06-216447-4→著者以外、立川高校と無関係では？-->
* 『パンとペン 社会主義者・[[堺利彦]]と「[[売文社]]」の闘い』[[黒岩比左子]]、講談社、2010年 ISBN 978-4-06-216447-4→著者以外、立川高校と無関係では？-->


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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<!-- 出典：追加した本文中の情報の後に脚注を導入し、実際に参考にした出典（文献参照ページ）を列挙してください。 -->
追加した本文中の情報の後に脚注を導入し、実際に参考にした出典（文献参照ページ）を列挙してください。 -->
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== 参考文献 == -->
<!-- 参考文献：実際に参考にした文献一覧（本文中の追加した情報の後に脚注を導入し文献参照ページを示して、実際に参考にした出典〈書籍、論文、資料やウェブページなど〉のみを列挙して下さい。実際には参考にしていないが、さらにこの項目を理解するのに役立つ関連した文献は、「関連文献」などとセクション名を分けて区別して下さい。） -->


== 関連項目 ==
== 参考文献 ==
実際に参考にした文献一覧（本文中の追加した情報の後に脚注を導入し文献参照ページを示して、実際に参考にした出典〈書籍、論文、資料やウェブページなど〉のみを列挙してください。実際には参考にしていないが、さらにこの項目を理解するのに役立つ関連した文献は、「関連文献」などとセクション名を分けて区別してください。） -->
<!-- 関連項目：本文記事を理解する上での補足として役立つ、関連性のある項目へのウィキ間リンク（姉妹プロジェクトリンク、言語間リンク）、ウィキリンク（ウィキペディア内部リンク）。可能なら本文内に埋め込んで下さい。 -->

* [[都立高等学校]]
== 関連項目 ==<!--
本文記事を理解する上での補足として役立つ、関連性のある項目へのウィキ間リンク（姉妹プロジェクトリンク、言語間リンク）、ウィキリンク（ウィキペディア内部リンク）。可能なら本文内に埋め込んでください。 -->
* [[東京都立高等学校]]
* [[東京都高等学校一覧]]
* [[東京都高等学校一覧]]
* [[旧制中学校]]
* [[旧制中学校]]
* [[旧制中等教育学校の一覧 (東京都)]]
* [[旧制中等教育学校の一覧 (東京都)]]
* [[ナンバースクール]]
* [[ナンバースクール (東京都)]]
* [[進学指導重点校 (東京都)]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.tachikawa-h.metro.tokyo.jp/zen/ 東京都立立川高等学校(全日制課程)] - 公式サイト
* [https://www.metro.ed.jp/tachikawa-h/ 東京都立立川高等学校(全日制課程)] - 公式サイト
* [http://www.tachikawa-h.metro.tokyo.jp/site/tei/ 東京都立立川高等学校(定時制課程)] - 公式サイト
* [https://www.metro.ed.jp/tachikawa-he/ 東京都立立川高等学校(定時制課程)] - 公式サイト
* {{YouTube|channel=UCm7Lz_UCeJP7VH3v4B78f7A|立高動画配信}}
* [https://www.metro.ed.jp/tachikawa-h/ 東京都立立川高等学校(全日制課程)] - 新ホームページ
* [https://shihoukaij.com/shihoukai/ 紫芳会（同窓会）]
* {{YouTube|channel=UCm7Lz_UCeJP7VH3v4B78f7A}}
* [https://tachikawapta.amebaownd.com/ 立川高校PTA] - 公式サイト
* [http://tachikawa.sun.bindcloud.jp/Introduction.html 学校紹介ページ(全日制特設サイト)]
* [http://shihoukai.org/ 紫芳会（同窓会）]
* {{Googlemap|東京都立立川高等学校}}
* {{Googlemap|東京都立立川高等学校}}

{{進学指導重点校 (東京都)}}
{{スーパーサイエンスハイスクール}}


{{Normdaten}}
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{{デフォルトソート:とうきようとりつたちかわこう}}
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[[Category:東京都の公立高等学校]]
[[Category:東京都の公立高等学校|たちかわ]]
[[Category:東京都の定時制高等学校]]
[[Category:東京都の定時制高等学校|たちかわ]]
[[Category:立川市の学校]]
[[Category:立川市の高等学校|たちかわ]]
[[Category:学校記事]]
[[Category:1901年設立の教育機関|とうきようとりつたちかわ]]
[[Category:学校記事|とうきようとりつたちかわ]]
[[Category:全国高等学校駅伝競走大会男子の部出場校]]
[[Category:全国高等学校駅伝競走大会男子の部出場校]]

2024年9月25日 (水) 09:32時点における最新版

東京都立立川高等学校
東門前から見た校舎
地図北緯35度41分32.086秒 東経139度24分45.155秒 / 北緯35.69224611度 東経139.41254306度 / 35.69224611; 139.41254306座標: 北緯35度41分32.086秒 東経139度24分45.155秒 / 北緯35.69224611度 東経139.41254306度 / 35.69224611; 139.41254306
過去の名称 東京府第二中学校
東京府立第二中学校
東京都立第二中学校
東京都立第二新制高等学校
国公私立の別 公立学校（東京都立）
設置者 東京都の旗 東京
校訓 質実剛健、自主自律
設立年月日 1901年（明治34年）
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
定時制課程（夜間）
単位制・学年制 学年制
設置学科 （全日制）
普通科
創造理数科
（夜間定時制）
普通科
学期 3学期制
学校コード D113299908016 ウィキデータを編集
高校コード 13197A
所在地 〒190-0022
東京都立川市錦町二丁目13番5号
外部リンク https://www.metro.ed.jp/tachikawa-h/
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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東京都立立川高等学校（とうきょうとりつ たちかわこうとうがっこう、英: Tokyo Metropolitan Tachikawa Senior High School[1]）は、東京都立川市錦町二丁目に所在する東京都立高等学校。略称は、立高（たちこう）[注 1]。

概要

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1901年（明治34年）東京府第二中として創立。中等教育を受けたいという声が多摩地域から上がり設立された[2]。開校当初から「質実剛健」「自主自律」という校風を守り継いでいる。

沿革

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戦前から戦後にかけて多摩地域に公立・私立学校が設立されるまでは「多摩に府立二中（立高）あり」といわれ[3][4]、「市町村長養成学校」といわれる[5][6]ほど多摩地区の市町村長を輩出した。

戦後、学制改革を経て男女共学となるも、かつては女子の生徒数が全校の三分の一程度しかいなかったため、男子クラスが各学年に数クラス設けられていたこともあった（1985年度入学生から廃止）。そのため、かつての校風はバンカラと評されることが多い。

1960年代には大学や社会人を中心とした学生運動が高校まで影響を及ぼすようになった。立川高校でも討論集会などが開かれるようになり、1969年10月22日には2年生の一部が教室を占拠、封鎖する出来事も起きた[7]。1970年1月25日、講堂で火災が発生して全焼。同年2月2日、付近に住む中学生が放火と窃盗の疑いで逮捕された[8]。

1960年代には東大に20～30人台の合格者を出していた[9]。その後、学校群制度で国立（くにたち）高校と組みともに20～30人台の東大合格者を輩出。1982年のグループ合同選抜制度により多摩地区の学区が細分化した。

2003年に学区撤廃と同時に進学指導重点校に指定され、独自入試や特別選考（筆記試験上位1割を調査書に関係なく合格させる制度、2016年に廃止）を実施、進学校としての特色を打ち出している。

伝統ある学校であることを生かし、2015年度に「立高時代塾」を開講した。同窓会「紫芳会」の協力により、OB・OGを講師として招き、講演を拝聴した上で、グループに分かれて演習、発表、討論を行い、思考力、判断力、表現力を養成するというものである。これにより、目の前の大学受験だけを考えるのではなく「次代を担う志」を持つことを促し、真のエリートを育成することを目標とした。

2018年度から5年間、2023年度から5年間、スーパーサイエンスハイスクール (SSH) に指定されている（多摩地区の普通科高校としては初である）。

2022年度、創造理数科が設置された（都立高校で初）。

年表

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（沿革節の主要な出典は公式サイト[10][11]）

教育課程

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2003年に進学指導重点校に指定されてから「立高アドバンス計画」と称した改革を行い、都立高で初めての65分授業の導入や、自校作成問題の実施など進学指導体制を刷新した。ただし、2012年度より新課程に対応するため、授業は50分、隔週を基本として土曜授業を実施、2学期制から3学期制に変更され、週35時間の授業時間となった。なお現在では授業は45分、7限までという授業時間となっている。

1・2年生は全員共通履修で、理科は物理、化学、生物、地学の4分野を、地歴・公民も世界史、日本史、地理、倫理、政経の5科目を全員学習できるようになっており、文系選択でも数学を3年間切れ目なく履修する、難関国立大学入試に対応した体制になっている。

また、高大連携により東京工業大学、東京農工大学、東京学芸大学、中央大学、東京経済大学の体験授業を受けることができる。

1年生は夏季に千葉県館山市にある同窓会の寮（清明寮）にて、OB・OG等の指導の下、遠泳を行う臨海教室が実施される。

2022年度に「創造理数科」を設置した。これにより普通科と創造理数科の2つの学科を併置する学校となる[14]。

施設

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  • トレーニングマシンが設置された体育館、テニスコート（5面）、多目的コート（2面）、グラウンド（サッカー1面（野球1面と共用）、ハンドボール1面）、トレーニングルーム（卓球、ダンス）、柔道場と剣道場が揃った格技棟（屋上にプール）がある。
  • 特別教室は、コンピュータ室、視聴覚室、天体観測室および天文台、音楽室、美術室、工芸室、被服実習室、調理実習室、講義室（階段教室）、生物、化学、物理、地学の各実験室、社会科室がある。また自習室、カウンセリングルーム（週に一日専門カウンセラーが来校）がある。さらに、気象観測設備（天体ドーム）が屋上に設置されている。
  • 一足制を導入しており、校舎内は上履き不要。

環境

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現在では住宅地であるが、1938年（昭和13年）頃の府立二中の周りの様子が三浦朱門の『武蔵野ものがたり』（集英社新書）に描かれている[5]。それによると、

  • 東側の南武線（当時は私鉄）の東は雑木林であった。
  • 現在のJR中央線はかつては国立と立川の間は若葉の季節には緑のトンネルを走っていた。

現在はJR立川駅周辺は近年の再開発、商業施設（IKEA、ららぽーと立川立飛等）の出現により賑わいが増しているが、学校周辺は比較的閑静である。

校風

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質実剛健・自主自律を校風として掲げている。校則や制服はなく、私服登校が基本であり、染髪・メイク・アクセサリーなども制限がない。

ちなみに、指定の体育着もないため、各々自前のスポーツウェアで体育の授業を受ける。

学校行事

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行事等

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  • 4月：始業式/入学式/生徒総会/新入生歓迎会
  • 5月：体育祭
  • 6月：開校記念日/合唱祭
  • 7月：終業式/臨海教室（1年）
  • 8月：部活動合宿
  • 9月：演劇コンクール/文化祭・後夜祭
  • 10月：探究中間報告会
  • 11月：修学旅行（2年）/生徒会選挙
  • 12月：終業式
  • 1月：始業式/入学者選抜（推薦）
  • 2月：入学者選抜（学力）
  • 3月：卒業式/クラスマッチ/探究課題発表/修了式

その他：開校から10年ごとに記念式典が催行される。

定期考査

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  • 5月下旬：1学期中間考査
  • 6月下旬：1学期期末考査
  • 10月中旬：2学期中間考査
  • 12月上旬：2学期期末考査
  • 2月上旬：学年末考査

部活動

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現在38の部活動があり[15]、部活動加入率は98%を超え、文化系、運動系を問わず活発に活動している。また数学研究同好会や、歴史研究同好会など様々な同好会もある。

兼部が可能である。定時制がある関係で、17時以降の校内での活動はできないが、朝の時間や昼休みなどを有効に使い工夫して活動している。

過去には演劇部が東京都高校演劇研究会長賞・落合矯一賞・中央委員会賞を受賞した。また、クイズ研究部が存在し、都立高校では上位の実績を誇っている。2017年には陸上競技部と文芸部が関東大会出場を果たし、MusicCreateClubが都大会決勝に進出した。

科学系の部活動も盛んで、全国規模の大会等で受賞をしている。現在は物理、化学、生物、地学（天文気象部）の四分野が揃っている。天文気象部では1946年頃から太陽観測や気象観測が続けられており、そのデータを用いて研究発表を行っている。同様に化学部、生物部でも研究発表を行っている。[2]

交通

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関連施設

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  • 清明寮 - 紫芳会（同窓会）の所有。千葉県館山市見物字竜ヶ崎774番、776番2、780番
  • 神城山荘 - かつて紫芳会が所有。現在はNPO法人謝恩の礎[16]が運営。長野県北安曇郡白馬村神城778-1

関連団体

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  • 紫芳会 - 同窓会（全日制課程）
  • 芙蓉会 - 同窓会（定時制課程）

著名な出身者

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政治

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行政

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経済

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学術・文化

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芸能・マスコミ

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スポーツ

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参考・関連書籍

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  • 『モーニング・レイン』井上一馬、新潮社、1973年
  • 『ショージ君の青春期』東海林さだお、文春文庫、1980/8/25
  • 『犬婿入り』多和田葉子、講談社、1998/10/15
  • 『東京府立中学』岡田孝一、同成社、2004/5/1
  • 『樹上のゆりかご』荻原規子、中央公論新社、2016/4/22

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^ 定時制課程は、立定（たちてい）。

出典

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  1. ^ [1]
  2. ^ 卒業生であることの誇りが持てる伝統校「東京都立立川高等学校」 | マチノコエ 2016年11月。
  3. ^ 【東京都立立川高校】下條校長先生インタビュー | Ｚ会 | 日々の学習から受験・資格まで、本物の学力を養成する教育サービスを提供。 2016年01月28日
  4. ^ 都立立川高校 - 都立高校への道 - アットウィキ
  5. ^ a b 公園と戦争⑸・立川基地のゲートを探して・昭和記念公園 | 多摩散歩人のブログ 2010-10-05 09:00:00
  6. ^ 私の心のふるさと、都立立川高等学校 | 総合PR会社会長のブログ-井之上ブログ Inoue's Blog 2007.05.04
  7. ^ 立川高で一部を封鎖 都立では六校に 駒場高は自主解除『朝日新聞』昭和44年（1969年）10月22日夕刊、3版、11面
  8. ^ 犯人は中学生 立川高で放火『朝日新聞』1970年（昭和45年）2月2日夕刊 3版 11面
  9. ^ 1950年代は東大合格者が10～20人程度であった
  10. ^ “沿革 ｜ 東京都立立川高等学校”. 東京都立立川高等学校. 2023年11月12日閲覧。
  11. ^ “制服・校章・校歌・施設・沿革 ｜ 東京都立立川高等学校　定時制”. 東京都立立川高等学校. 2023年11月12日閲覧。
  12. ^ 母校の校歌作曲者突き止めた！　立川高、９９年ぶりに判明 - 教育カウンセラーの独り言 2009年09月27日 12時53分09秒
  13. ^ 学校について - 立川市立第一中学校
  14. ^ “東京都立立川高等学校における「創造理数科」の設置について”. 東京都教育庁. 2021年8月1日閲覧。
  15. ^ “部活動・生徒会 ｜ 東京都立立川高等学校”. 2023年11月12日閲覧。
  16. ^ “謝恩の礎について”. kamishiro. 2022年1月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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