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2021年12月14日 (火) 08:56時点における版
1983年の西武ライオンズ | |
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成績 | |
日本一 日本S:4勝3敗(対巨人)[1] パシフィック・リーグ優勝 86勝40敗4分 勝率.683[2] | |
本拠地 | |
都市 | 埼玉県所沢市 |
西武ライオンズ球場 | |
球団組織 | |
オーナー | 堤義明 |
経営母体 | 西武鉄道 |
監督 | 広岡達朗 |
« 1982 1984 » |
1983年の西武ライオンズ(1983ねんのせいぶライオンズ)では、1983年の西武ライオンズにおける動向をまとめる。
この年の西武ライオンズは、広岡達朗監督の2年目のシーズンであり、2年連続7度目のリーグ優勝と2年連続5度目の日本シリーズ制覇[3]を果たしたシーズンである。
概要
西鉄ライオンズ時代の1963年以来19年ぶりのリーグ優勝、そして1958年以来24年ぶりの日本一を成し遂げたチームはこの年も石毛宏典・田淵幸一・スティーブ・テリーなど打線の活躍で開幕ダッシュに成功。5月初めまではロッテが追いかけるが、そのロッテが5月後半から大型連敗で一気に脱落。西武と同じく優勝候補の阪急や日本ハムが後を追いかけるものの、チームはその両球団に6月以降10ゲーム以上をつけて独走状態に突入。この年4番の田淵は開幕から絶好調だったが、夏場に死球で離脱。それでも田淵の穴を大田卓司、片平晋作などのベテランが補い、また若手でも伊東勤や金森栄治が台頭するなどベテランと若手が融合したチームはほとんど首位を譲らず、10月10日には阪急に勝って地元で優勝決定(前年の優勝は日本ハム戦で後楽園球場で決めた)。投手陣は田淵とプロ入り同期の東尾修をはじめ、高橋直樹・杉本正・松沼博久・松沼雅之など先発が盤石で、リリーフでは小林誠二・森繁和・工藤公康などを配置し、投打ともに層が厚かった。同年の日本シリーズは巨人と第7戦までもつれ込んだが、4勝3敗で勝ち広岡監督、そして西武ライオンズの悲願である「打倒巨人」がようやく実現した。
チーム成績
レギュラーシーズン
1 | 遊 | 石毛宏典 |
---|---|---|
2 | 二 | 山崎裕之 |
3 | 三 | スティーブ |
4 | 指 | 田淵幸一 |
5 | 左 | 大田卓司 |
6 | 一 | 片平晋作 |
7 | 右 | テリー |
8 | 捕 | 大石友好 |
9 | 中 | 西岡良洋 |
投 | 高橋直樹 |
順位 | 4月終了時 | 5月終了時 | 6月終了時 | 7月終了時 | 8月終了時 | 9月終了時 | 最終成績 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 西武 | -- | 西武 | -- | 西武 | -- | 西武 | -- | 西武 | -- | 西武 | -- | 西武 | -- |
2位 | ロッテ | 0.5 | 阪急 | 8.0 | 日本ハム | 12.0 | 日本ハム | 14.0 | 日本ハム | 11.5 | 阪急 | 16.0 | 阪急 | 17.0 |
3位 | 阪急 | 2.5 | 日本ハム | 8.5 | 阪急 | 12.0 | 阪急 | 14.5 | 阪急 | 15.0 | 日本ハム | 18.0 | 日本ハム | 20.5 |
4位 | 日本ハム | 3.5 | 南海 | 9.0 | 南海 | 15.0 | 南海 | 16.0 | 近鉄 | 21.0 | 近鉄 | 26.0 | 近鉄 | 29.5 |
5位 | 南海 | 4.0 | 近鉄 | 11.0 | 近鉄 | 15.0 | 近鉄 | 16.5 | 南海 | 25.0 | 南海 | 28.5 | 南海 | 31.5 |
6位 | 近鉄 | 4.5 | ロッテ | 11.5 | ロッテ | 21.0 | ロッテ | 26.0 | ロッテ | 32.5 | ロッテ | 37.5 | ロッテ | 39.5 |
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | 西武ライオンズ | 86 | 40 | 4 | .683 | 優勝 |
2位 | 阪急ブレーブス | 67 | 55 | 8 | .549 | 17.0 |
3位 | 日本ハムファイターズ | 64 | 59 | 7 | .520 | 20.5 |
4位 | 近鉄バファローズ | 52 | 65 | 13 | .444 | 29.5 |
5位 | 南海ホークス | 52 | 69 | 9 | .430 | 31.5 |
6位 | ロッテオリオンズ | 43 | 76 | 11 | .361 | 39.5 |
日本シリーズ
日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
---|---|---|---|---|---|
10月29日(土) | 第1戦 | 読売ジャイアンツ | 3 - 6 | 西武ライオンズ | 西武ライオンズ球場 |
10月30日(日) | 第2戦 | 読売ジャイアンツ | 4 - 0 | 西武ライオンズ | |
10月31日(月) | 移動日 | ||||
11月1日(火) | 第3戦 | 西武ライオンズ | 4 - 5x | 読売ジャイアンツ | 後楽園球場 |
11月2日(水) | 第4戦 | 西武ライオンズ | 7 - 4 | 読売ジャイアンツ | |
11月3日(木) | 第5戦 | 西武ライオンズ | 2 - 5x | 読売ジャイアンツ | |
11月4日(金) | 移動日 | ||||
11月5日(土) | 第6戦 | 読売ジャイアンツ | 3 - 4x | 西武ライオンズ | 西武ライオンズ球場 |
11月6日(日) | 第7戦 | 雨天中止 | |||
11月7日(月) | 読売ジャイアンツ | 2 - 3 | 西武ライオンズ | ||
優勝:西武ライオンズ(2年連続5回目) |
オールスターゲーム1983
→詳細は「1983年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
- 選出選手及びスタッフ
ポジション | 名前 | 選出回数 |
---|---|---|
監督 | 広岡達朗 | |
投手 | 森繁和 | 2 |
松沼博久 | 3 | |
松沼雅之 | 3 | |
高橋直樹 | 6 | |
一塁手 | ||
遊撃手 | 石毛宏典 | 3 |
内野手 | 山崎裕之 | 11 |
スティーブ | 初 | |
外野手 | テリー | 初 |
大田卓司 | 3 |
- 太字はファン投票による選出、取消線は出場辞退。
できごと
選手・スタッフ
表彰選手
リーグ・リーダー | |||
---|---|---|---|
選手名 | タイトル | 成績 | 回数 |
東尾修 | 最優秀選手 | 初受賞 | |
最優秀防御率 | 2.92 | 初受賞 | |
最多勝利 | 18勝 | 8年ぶり2度目 | |
スティーブ | 最多安打 | 153本 | 初受賞 |
最高出塁率 | .419 | 初受賞 | |
高橋直樹 | 最高勝率 | .813 | 初受賞 |
森繁和 | 最優秀救援投手 | 39SP | 初受賞 |
ベストナイン | ||
---|---|---|
選手名 | ポジション | 回数 |
東尾修 | 投手 | 初受賞 |
スティーブ | 三塁手 | 2年連続2度目 |
石毛宏典 | 遊撃手 | 3年連続3度目 |
テリー | 外野手 | 2年ぶり2度目 |
ダイヤモンドグラブ賞 | ||
選手名 | ポジション | 回数 |
東尾修 | 投手 | 初受賞 |
片平晋作 | 一塁手 | 初受賞 |
石毛宏典 | 遊撃手 | 3年連続3度目 |
ドラフト
→詳細は「1983年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照
順位 | 選手名 | ポジション | 所属 | 結果 |
---|---|---|---|---|
1位 | 渡辺久信 | 投手 | 前橋工業高 | 入団 |
2位 | 辻発彦 | 内野手 | 日本通運 | 入団 |
3位 | 青山道雄 | 外野手 | プリンスホテル | 入団 |
4位 | 川村一明 | 投手 | プリンスホテル | 入団 |
5位 | 仲田秀司 | 捕手 | 興南高 | 入団 |
出典
- ^ a b “1983年度日本シリーズ”. 日本野球機構. 2015年10月16日閲覧。
- ^ a b “年度別成績 1983年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2015年10月16日閲覧。
- ^ “川上哲治さんにまつわる美談。プロというのはプライドの塊である/廣岡達朗コラム”. 週刊ベースボールONLINE (2021年10月15日). 2021年10月19日閲覧。
- ^ 『読売新聞』1983年4月10日付朝刊、14版、16面
- ^ “西武ライオンズ公式HP 背番号の歴史”. 埼玉西武ライオンズ. 2015年10月16日閲覧。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 読売ジャイアンツ | 2位 | 広島東洋カープ | 優勝 | 西武ライオンズ | 2位 | 阪急ブレーブス |
3位 | 横浜大洋ホエールズ | 4位 | 阪神タイガース | 3位 | 日本ハムファイターズ | 4位 | 近鉄バファローズ |
5位 | 中日ドラゴンズ | 6位 | ヤクルトスワローズ | 5位 | 南海ホークス | 6位 | ロッテオリオンズ |
:日本一 :日本シリーズ出場 | |||||||