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{{混同|ピンクカメハメハ}} |
{{混同|ピンクカメハメハ}} |
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{{競走馬 |
{{競走馬 |
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|画 = [[ファイル:Pink_Kameo.jpg|280px]] |
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|名 = ピンクカメオ |
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|説 = 2009年3月1日 阪神競馬場 |
|説 = 2009年3月1日 阪神競馬場 |
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|名 = ピンクカメオ |
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|死 = [[2022年]][[4月28日]](18歳没)<ref>{{Cite web|和書|title=ピンクカメオが死ぬ|url=https://s.keibabook.co.jp/news/detail/74049|website=競馬ブック|accessdate=2022-04-29}}</ref> |
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'''ピンクカメオ'''は[[日本]]の[[競走馬]] |
'''ピンクカメオ'''(欧字名:{{Lang|en|Pink Cameo}}、[[2004年]][[4月24日]] - [[2022年]][[4月28日]])は、[[日本]]の[[競走馬]]、[[繁殖牝馬]]<ref name="jbis" />。[[2007年]]の[[NHKマイルカップ]]({{JpnI}})優勝馬である。 |
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== 経歴 == |
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=== デビュー前 === |
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1999年[[スプリンターズステークス]]など[[G1 (競馬)|G1]]2勝の[[ブラックホーク (競走馬)|ブラックホーク]](父[[ヌレイエフ]])の半妹としてパカパカファームで2004年4月24日に誕生した。その後2004年の[[セレクトセール]]で前述のブラックホークの[[馬主]]である金子真人に7100万円で落札された<ref name="netkeiba.com1">{{Citenews|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=14457|title=ブラックホークの半妹、ピンクカメオが新馬勝ち|date=2006-07-01|accessdate=2021-06-21|work=netkeiba.com}}</ref>。 |
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==== 誕生までの経緯 ==== |
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[[シルバーレーン]]は、アメリカで生産された父[[シルヴァーホーク (競走馬)|シルヴァーホーク]]の牝馬である<ref name="JBIS-シルバーレーン">{{Cite web|和書|title=シルバーレーン(USA)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000410952/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。競走馬として1988年の{{仮リンク|グロット賞|en|Prix de la Grotte}}({{G3}})優勝、[[アイリッシュオークス]]({{G1}})3着など、欧米で17戦3勝<ref name="JBIS-シルバーレーン" /><ref name="優駿-2007-7-6667">『優駿』2007年7月号 66-67頁</ref>。引退後は、[[繁殖牝馬]]となった<ref>{{Cite web|和書|title=2007年05月06日 NHKマイルC Jpn1 {{!}} 重賞ウイナーレポート |url=https://uma-furusato.com/winner_info/37124.html|website=競走馬のふるさと案内所|accessdate=2021-11-22}}</ref>。アメリカ産初仔のミスティックシルヴァー(父:[[スルーオゴールド]]<ref>{{Cite web|title=Misty Silver(USA)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000398102/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>)は、2000年の[[共同通信杯4歳ステークス]]({{GIII}})3着のマルターズホーク<ref>{{Cite web|和書|title=マルターズホーク(USA)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000321376/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>、2003年の[[京成杯オータムハンデキャップ]]({{GIII}})2着のシベリアンホーク<ref>{{Cite web|和書|title=シベリアンホーク(USA)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000732025/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>の母。同2番仔のスターマニアックは、フランスの{{G3}}で2着2回<ref>{{Cite web|title=Starmaniac(USA)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000362682/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。イギリス産3番仔の[[ブラックホーク (競走馬)|ブラックホーク]](父:[[ヌレイエフ]])は、日本に輸入されて[[金子真人]]が所有、[[美浦トレーニングセンター]]の[[国枝栄]]厩舎の管理により、1999年の[[スプリンターズステークス]]({{GI}})、2001年の[[安田記念]]({{GI}})を優勝<ref>{{Cite web|和書|title=ブラックホーク(GB)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000287600/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。同5番仔のシェイクスピア(父:[[レインボウクエスト]])は、アイルランドと香港で5勝<ref>{{Cite web|title=Shakespeare(GB)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000372791/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。1997年までに5頭を生産し、3頭が勝利を挙げていた<ref name="JBIS-シルバーレーン-牝系">{{Cite web|和書|title=繁殖牝馬情報:牝系情報|シルバーレーン(USA)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000410952/broodmare/info/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。 |
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しかし1998年から2002年の5年間で、5頭をイギリスとアイルランドで生産するも、すべて不出走<ref name="優駿-2007-7-6667" />。17歳となった2002年、[[北海道]][[新冠町]]で[[パカパカファーム]]を営み、日本ですでに活躍した外国産競走馬の母、半姉、半妹を盛んに輸入する方針を執る[[ハリー・スウィーニィ]]代表が購入した<ref name="優駿-2007-8-5053">『優駿』2007年8月号 50-53頁</ref>。加えて、ハリーは「この馬を買ったら金子さんがパカパカ(ファーム)に来てくれる可能性が高いと思いました。金子さんは神の目を持つ、日本を代表する大オーナーの一人ですからね。ぜひパカパカに来てほしかった。それにブラックホークは国枝さんが管理した馬で、国枝さんと私は、大樹(ファーム)、待兼(牧場)時代の友人でした。だから国枝さんとのコンビで{{GI}}を勝つような馬を作りたかった(カッコ内補足加筆者)<ref name="優駿-2007-8-5053" />」とも考えていた。 |
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== 戦績 == |
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[[シングスピール]]との仔を宿した後に輸入され、2003年には牝馬を生産<ref name="JBIS-シルバーレーン-牝系" /><ref name="優駿-2007-8-5053" />。同年、日本で初めてとなる種付けでは、ハリーが「相性がいいのではないか<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=【競馬】繁殖牝馬シルバーレーンが新興牧場にもたらした「奇跡」|url=https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba/keiba/2013/05/19/post_123/?page=2|website=集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|accessdate=2021-11-22}}</ref>」と考え<ref name=":0" />、もしくは、金子の当時の「代表的な所有馬<ref name="優駿-2007-8-5053" />」(石田敏徳)である[[クロフネ]]を意識して<ref name="優駿-2007-8-5053" />、クロフネの父である[[フレンチデピュティ]]を配合した<ref name=":0" />。 |
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=== 2006年 === |
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[[2006年]][[7月1日]]に[[後藤浩輝]]の騎乗でデビューする。単勝1番人気に応えて勝利<ref name="netkeiba.com1"/>。このときの6着馬は[[2010年]]の[[安田記念]]を制する[[ショウワモダン]]だった。続くマリーゴールド賞からは[[蛯名正義]]が騎乗する。この競走では2着と敗れるも、次走のくるみ賞では勝利を収める。その後、[[阪神ジュベナイルフィリーズ]]に挑戦するも8着に敗れ2006年を終える<ref name="netkeiba.com2">{{Citenews|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=18254|title=菜の花賞、ピンクカメオが競り合い制す|date=2007-01-20|accessdate=2021-06-21|work=netkeiba.com}}</ref>。 |
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==== 幼駒時代 ==== |
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2004年4月24日、パカパカファームにて[[鹿毛]]の牝馬(後のピンクカメオ)が誕生する<ref name="jbis" />。仔はハリーによれば「父に似た丈夫な感じの、インプレッションの強い馬<ref name="優駿-2007-8-5053" />」であったという。その後、金子が夫人を連れ立ってパカパカファームを訪れ、ハリーは金子との接触に成功している<ref name="優駿-2007-8-5053" />。ハリーは、仔を当歳のセレクトセールに、最低売却希望価格6000万円という設定で上場<ref name="優駿-2007-8-5053" />。競りの末に、その年セールに上場された牝馬で最高額となる税込み7455万円で金子が落札<ref>{{Cite web|和書|title=セレクトセール サラブレッド 当歳 |url=https://www.jbis.or.jp/seri/2004/10H1/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=売却成績|セレクトセール サラブレッド 当歳 |url=https://www.jbis.or.jp/seri/2004/10H1/sale/?sort=price&order=D|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。金子は仔に、「[[シャクヤク]]の一種」である「'''ピンクカメオ'''」という競走馬名を与え<ref>日本中央競馬会ホームページ、競走馬検索「ピンクカメオ」より。https://www.jra.go.jp/JRADB/accessR.html</ref>、ブラックホークと同じく、国枝厩舎に入厩した<ref name="jbis" />。 |
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明けて[[2007年]]、3歳となり菜の花賞に出走。のちの重賞ウィナーとなるショウナンタレント・[[イクスキューズ]]を抑え勝利を挙げる<ref name="netkeiba.com2" />。これにより賞金的に桜花賞への出走が可能となったため同レースに直行するローテが採られたが、菜の花賞で下した2頭にまで敗れて14着と大敗する<ref name="netkeiba.com3">{{Citenews|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=20323|title=NHKマイルC、ブービー人気のピンクカメオが大外一気|date=2007-05-06|accessdate=2021-06-21|work=netkeiba.com}}</ref>。 |
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桜花賞の次走には[[NHKマイルカップ]]が選ばれた。のちに調教師の国枝が明らかにしたところでは、これは「金子オーナーが『NHKマイルカップはゲンのいいレース<ref>金子はこれ以前に[[クロフネ]]・[[キングカメハメハ]]で2度NHKマイルカップを制していた。</ref>だから』とのことで出走を頼んできた」とのことで、国枝も金子の強い運に乗る目的でこれを承諾したという<ref>『[[競馬最強の法則]]』([[ベストセラーズ|KKベストセラーズ]])2010年6月号・pp.63 - 68</ref>。桜花賞での大敗に加えて[[牡馬]]相手ということから18頭中17番人気と大きく人気を落とし、鞍上も当時[[地方競馬]]の[[大井競馬場]]所属だった[[内田博幸]]に乗り替わりとなった。レースは好スタートから道中折り合い直線で一度最後方まで下がるものの、その後外に持ち出してからは鋭い追い込みで全馬を抜き去り[[競馬の競走格付け|JpnI]]競走を制覇<ref name="netkeiba.com3"/>。内田と生産牧場であるパカパカファームに初めての[[日本中央競馬会|JRA]]JpnI (GI) 勝利をもたらした(パカパカファームは重賞初制覇・内田は地方競馬では統一GIに勝利している)。なお、このレースでは3着に最下位人気のムラマサノヨートーが入り、[[投票券 (公営競技)|三連単]]は973万円を超える当時の[[重賞]]史上最高額となる高配当となった<ref name="netkeiba.com3"/>。 |
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その後、中1週の厳しい[[ローテーション (競馬)|ローテーション]]ながら[[優駿牝馬|優駿牝馬(オークス)]]に出走。当日に地方所属馬の出走がないため内田が騎乗できず、[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]]が[[第74回東京優駿|東京優駿(日本ダービー)]]に出走することであいていた[[四位洋文]]に乗り替わる。レース前から距離が長すぎるという不安が囁かれていたが、内から伸びて5着に入り掲示板を確保した<ref name="netkeiba.com4">{{Citenews|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=20767|title=ピンクカメオ、米遠征回避|date=2021-05-31|accessdate=2021-06-21|work=netkeiba.com}}</ref>。 |
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次走は鞍上にふたたび内田を迎え[[ローブデコルテ (競走馬)|ローブデコルテ]]とともに[[アメリカンオークスインビテーショナルステークス|アメリカンオークス]]に出走する予定であったが、体調不良で断念し秋に備え放牧休養に出される<ref name="netkeiba.com4" />。秋は[[ローズステークス]]から始動。桜花賞馬[[ダイワスカーレット]]や優駿牝馬2着の[[ベッラレイア]]などの強豪が揃う中、4着に入った。 |
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[[第12回秋華賞|秋華賞]]14着後は[[10月31日]]に行われる[[第7回JBCクラシック]]に出走登録を行ったが、補欠馬のため出走に至らなかった<ref>{{Citenews|url=https://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20071114-282848.html|date=2007-11-14|title=ピンクカメオに一発の期待/マイルCS|accessdate=2021-06-21|work=日刊スポーツ}}</ref>。結局、NHKマイルカップ以来のマイル戦となる[[第24回マイルチャンピオンシップ|マイルチャンピオンシップ]]に出走も9着敗退。次走は初のダート競走となる[[クイーン賞]]に出走し5着に敗れる<ref>{{Citenews|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=24925|title=クイーン賞はホワイトメロディーが圧勝V|date=2007-12-05|accessdate=2021-06-21|work=netkeiba.com}}</ref>。 |
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=== 競走馬時代 === |
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2歳となった2006年、7月1日の[[福島競馬場]]の[[新馬戦]](芝1200メートル)に、[[後藤浩輝]]が騎乗し[[単勝]]1番人気でデビュー<ref name="netkeiba-新馬">{{Cite news|title=ブラックホークの半妹、ピンクカメオが新馬勝ち |url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=14457|work=netkeiba.com|accessdate=2021-11-22}}</ref>。6番手から直線で先行する馬を差し切って勝利し、[[ショウワモダン]]やムラマサノヨートーらに先着した<ref name="netkeiba-新馬" />。以降は、[[蛯名正義]]が騎乗し、マリーゴールド賞(OP)2着、くるみ賞(500万円以下)で2勝目、[[阪神ジュベナイルフィリーズ]]({{GI}})で{{GI}}級競走初出走を果たした<ref name="netkeiba-菜の花賞">{{Cite news|title=菜の花賞、ピンクカメオが競り合い制す {{!}} 競馬ニュース|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=18254|work=netkeiba.com|accessdate=2021-11-22}}</ref>。3歳となった2007年、始動戦には、1月20日の菜の花賞(OP)を選択。3番手から直線で抜け出し、[[ショウナンタレント]]や[[イクスキューズ]]に半馬身差をつけて3勝目を挙げた<ref name="netkeiba-菜の花賞" />。 |
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[[2008年]]はキーンランドカップ後に[[球節]]を痛め秋を全休。6戦しヴィクトリアマイル6着以外はすべて2桁着順と不本意な成績に終わる。翌[[2009年]]復帰2戦目の[[中山牝馬ステークス]]ではブービー人気だったがラストランとなった[[キストゥヘヴン]]の2着と好走し、波乱を演出した。その後、[[4月25日]]の[[福島牝馬ステークス]]では2番人気で出走。レースでは3番手を追走するも逃げる[[ブラボーデイジー]]を捕えることができず、また馬場の内側から伸びた[[アルコセニョーラ]]にかわされ4着に敗れた。その後、[[ヴィクトリアマイル]]へ向けて調整が進められていたが[[5月14日]]に左第3中手骨剥離骨折が判明し同競走への出走を断念した<ref name="daily090820">{{Cite web |url=http://www.daily.co.jp/horse/2009/08/20/0002252540.shtml |title=ピンクカメオ引退 07年NHKマイルC制覇 |author= |publisher=デイリースポーツ |accessdate=2009年8月20日 |date=2009-08-20}}</ref>。その後、[[2009年]][[8月19日]]に調教師の国枝は「左の球節にモヤモヤしたところがあり、万全の状態でレースに持っていけない」<ref name="daily090820" />としてオーナーとの協議の結果、現役を引退して[[繁殖牝馬]]になることを明らかにし<ref name="daily090820" />、[[8月20日]]付で競走馬登録を抹消した<ref name="jra090820">{{Cite web |url=http://www.jra.go.jp/news/200908/082006.html |title=ピンクカメオ号が競走馬登録抹消 |author= |publisher=JRA |accessdate=2009年8月20日 |date=2009-08-20}}</ref>。その後は北海道[[千歳市]]の[[社台ファーム]]にて繋養されている。 |
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その後は、3月3日の[[トライアル競走]]、[[チューリップ賞]]({{JpnIII}})を予定したが出走せず<ref>{{Cite web|和書|title=ピンクカメオ、チューリップ賞→桜花賞へ|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/40862|website=競馬ブック|accessdate=2021-11-22}}</ref>、4月8日の[[桜花賞]]({{JpnI}})に直行。出走4週間前から[[阪神競馬場]]に近い[[栗東トレーニングセンター]]に滞在し、国枝の好む栗東の坂路を用いた調教が施された<ref name="優駿-2007-7-4851">『優駿』2007年7月号 48-51頁</ref>。当日は8番人気で出走し、14着となった。 |
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この後の進路について、4月29日の[[スイートピーステークス]](OP)という選択肢も存在したが<ref name="競馬ブック-次走-NHKマイル">{{Cite web|和書|title=ピンクカメオ、NHKマイルCへ(14日)|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/41647|website=競馬ブック|accessdate=2021-11-22}}</ref>、国枝によれば「金子オーナーが『[[NHKマイルカップ]]はゲンのいいレースだから』とのことで出走を頼んできた<ref name="競馬最強の法則-金子">『[[競馬最強の法則]]』([[ベストセラーズ|KKベストセラーズ]])2010年6月号・pp.63 - 68</ref>」という。国枝もそれを受け入れて5月6日のNHKマイルカップ({{JpnI}})に参戦が決定した<ref name="競馬ブック-次走-NHKマイル" /><ref name="競馬最強の法則-金子" />。蛯名は他に騎乗し、代わりに[[地方競馬]]の[[大井競馬場]]に所属する[[内田博幸]]が起用された<ref name="日刊-NHKマイル" />。当日は雨中の稍重馬場、単勝オッズ76.0倍、ブービー17番人気の支持であった<ref name="日刊-NHKマイル" />。スタートから最終コーナーまで後方に待機、直線では大外に持ち出して、残り500メートル地点まで最後方の位置であった<ref name="日刊-NHKマイル">{{Cite news|title=ピンクカメオV 史上最高配当974万円/G1復刻|url=https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1817612&year=2017&month=05&day=03|newspaper=日刊スポーツ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。先行し先に抜け出した1番人気[[ローレルゲレイロ]]をめぐって、後方待機から内を突いたシベリアンバード、ムラマサノヨートーが迫っていたが、大外からピンクカメオが末脚で以て追い上げると、それらを全てかわし、後方に半馬身差をつけて勝利<ref name="日刊-NHKマイル" /><ref>{{Cite news|title=NHKマイルC、ブービー人気のピンクカメオが大外一気 |url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=20323|work=netkeiba.com|accessdate=2021-11-22}}</ref>。1997年[[シーキングザパール]]、2005年[[ラインクラフト]]に続いて3例目となる牝馬によるNHKマイルカップ優勝となった<ref name="競馬ブック-NHKマイル-アラカルト">{{Cite web|和書|title=NHKマイルCアラカルト(6日)|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/41828|website=競馬ブック|accessdate=2021-11-22}}</ref>。{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=vXRuzxIjF-A&ab_channel=JRA%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB 2007年 NHKマイルカップ<br />レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画]}}内田とパカパカファームにとっては初のJRAGI勝利、国枝にとっては2001年ブラックホーク以来となるJRAGI勝利であった<ref name="優駿-2007-7-6667" /><ref name="競馬ブック-NHKマイル-アラカルト" />。また、ピンクカメオの半馬身後方には、1番人気のローレルゲレイロ、そのさらに半馬身後方には、最低18番人気のムラマサノヨートーが入線。[[三連単]]の払戻金973万9870円は、JRA重賞史上最高配当記録を更新<ref name="優駿-2007-7-6667" />。さらに、[[三連複]]は122万1770円、単勝ブービー人気のピンクカメオと最低人気のムラマサノヨートーの[[投票券 (公営競技)#拡大二連勝複式|ワイド]]は5万8890円となり、それぞれの式別のJRAGI史上最高配当記録を更新した<ref name="優駿-2007-7-6667" />。国枝は当日、調教師会役員としての業務があって臨場できず<ref name="優駿-2007-7-4851" />、記者会見には代わりに[[調教助手]]の佐藤勝美が出席した<ref name="優駿-2007-7-4851" />。同レースには、同じ国枝厩舎所属の[[マイネルシーガル]]も出走しており、当日は6番人気に推されていた<ref>{{Cite web|和書|title=マイネルシーガル {{!}} 競走馬データ|url=https://db.netkeiba.com/horse/2004101099/|website=netkeiba.com|accessdate=2021-11-22}}</ref>。佐藤によれば、遠隔地から見届けた国枝は、当初マイネルシーガルの方に注目していたという<ref name="日刊-NHKマイル" />。 |
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その後は中1週で、[[四位洋文]]に乗り替わり[[優駿牝馬]](オークス)に出走し5着<ref name="netkeiba-アメリカ断念">{{Cite news|title=ピンクカメオ、米遠征回避 |url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=20767|work=netkeiba.com|accessdate=2021-11-22}}</ref>。続いて、再び内田とともにアメリカに遠征し、7月7日の[[アメリカンオークスステークス|アメリカンオークス]]に参戦する計画も存在したが、疲労のため断念し放牧、夏休みとなった<ref name="netkeiba-アメリカ断念" />。秋は[[ローズステークス]]({{JpnII}})で始動し、4着。[[秋華賞]]({{JpnI}})では14着<ref name="日刊-マイルCS">{{Cite news|title=ピンクカメオに一発の期待/マイルCS |url=https://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20071114-282848.html|newspaper=日刊スポーツ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。10月31日の[[JBCクラシック]]への出走を検討したが、賞金が足りずに回避<ref name="日刊-マイルCS" />。[[マイルチャンピオンシップ]]({{GI}})を選び、古馬と初めて対決し9着<ref name="JBIS-全成績" />。[[クイーン賞]]({{JpnIII}})で初めて地方競馬、ダートに出走し、5着となった<ref>{{Cite news|title=12月 5日(水)「クイーン賞(船橋)はホワイトメロディーが快勝」|url=http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-146871.html|work=競馬実況web|publisher=ラジオNIKKEI|accessdate=2021-11-22}}</ref>。 |
|||
古馬となった2008年は、2月の[[東京新聞杯]]({{GIII}})から8月の[[キーンランドカップ]]({{JpnIII}})まで6戦し、二桁着順5回の6連敗<ref name="JBIS-全成績" />。[[球節]]を痛めたために秋は全休となった。5歳となった2009年、2月28日の千葉ステークス(OP)を予定するも<ref>{{Cite news|title=リザーブカードはダービー卿CTへ |url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/02/05/kiji/K20090205Z00000020.html|newspaper=スポーツニッポン|accessdate=2021-11-22}}</ref>出走せず、3月1日の[[阪急杯]]({{GIII}})で復帰し、ブービー賞の15着。2戦目の[[中山牝馬ステークス]]({{GIII}})では、ブービー人気ながら2着となった。それから、2番人気で出走した[[福島牝馬ステークス]]({{GIII}})で4着<ref name="競馬ブック-骨折">{{Cite web|和書|title=ピンクカメオ骨折、3カ月以上の休養が必要|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/48213|website=競馬ブック|accessdate=2021-11-22}}</ref>。続いて[[ヴィクトリアマイル]]を目指して調整されていたが、左第三中手骨[[剥離骨折]]が判明して回避した<ref name="競馬ブック-骨折" />。以降、4カ月以上戦線を離脱。8月19日、球節への不安もあり、状態の回復が見込めないことから、復帰を断念<ref>{{Cite news|url=http://www.daily.co.jp/horse/2009/08/20/0002252540.shtml|title=ピンクカメオ引退 07年NHKマイルC制覇|accessdate=2021-11-22|newspaper=デイリースポーツ|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090823023419/http://www.daily.co.jp/horse/2009/08/20/0002252540.shtml|archivedate=2009-8-23}}</ref>。8月20日付けでJRAの競走馬登録を抹消し、競走馬を引退した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jra.go.jp/news/200908/082006.html|title=ピンクカメオ号が競走馬登録抹消|accessdate=2021-11-22|publisher=日本中央競馬会|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090826195448/https://www.jra.go.jp/news/200908/082006.html|archivedate=2009-08-26|date=2009-08-20}}</ref>。 |
|||
=== 繁殖牝馬時代 === |
|||
引退後は、北海道千歳市の[[社台ファーム]]で繁殖生活に入り、2011年2月13日に初仔となる父[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]の牝馬を出産<ref name="ブルーロータス">{{Cite web|和書|url=http://www.jbis.or.jp/horse/0001140741/|title=競走馬情報 ブルーロータス|website=JBISサーチ|accessdate=2018-09-27}}</ref>。以降、金子が競走馬として所有したディープインパクト、[[キングカメハメハ]]、[[ブラックタイド]]が交配され続けている<ref name=":1">{{Cite web|和書|title=繁殖牝馬情報:牝系情報|ピンクカメオ|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000806966/broodmare/info/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-22}}</ref>。2013年生産の3番仔フライングレディ(父:ディープインパクト)は3勝<ref name="フライングレディ" />、2016年生産のピノクル(父:キングカメハメハ)は2勝(2021年11月22日現在)を挙げている<ref name="フライングレディ" />。 |
|||
2022年4月14日には9番仔となるブラックタイドの牡馬を出産したが、その直後から体調不良に陥り、快復しないまま4月28日に起立不能となり18歳で死亡した<ref name=":2">{{Cite news |title=07年NHKマイルCを制したピンクカメオが死す 18歳 |url=https://www.daily.co.jp/horse/2022/04/29/0015259798.shtml |newspaper=デイリースポーツ |accessdate=2022-04-29 }}</ref>。 |
|||
== 競走成績 == |
== 競走成績 == |
||
以下の内容は、[[netkeiba.com]]<ref>{{Cite web|和書|title=ピンクカメオの競走成績 {{!}} 競走馬データ|url=https://db.netkeiba.com/horse/2004100719/|website=netkeiba.com|accessdate=2021-11-19}}</ref>およびJBISサーチ<ref name="JBIS-全成績">{{Cite web|和書|title=競走成績:全競走成績|ピンクカメオ|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000806966/record/|website=JBISサーチ|accessdate=2021-11-19}}</ref>の情報に基づく。 |
|||
{| style="font-size:90%; text-align:center; border-collapse:collapse" |
|||
{| style="border-collapse: collapse; font-size: 90%; text-align: center; white-space: nowrap;" |
|||
|colspan="3"|年月日 |
|||
! colspan="3" |競走日 |
|||
|[[競馬場]] |
|||
! nowrap="" |競馬場 |
|||
|競走名 |
|||
!競走名 |
|||
|[[競馬の競走格付け|格]] |
|||
!格 |
|||
|頭<br />数 |
|||
!距離 |
|||
|枠<br />番 |
|||
(馬場) |
|||
|馬<br />番 |
|||
!頭 |
|||
|colspan="2"|[[オッズ]]<br />(人気) |
|||
数 |
|||
|着順 |
|||
!枠 |
|||
|[[騎手]] |
|||
番 |
|||
|[[負担重量|斤<br />量]] |
|||
!馬 |
|||
|[[競走馬#競走馬の適性|距離]]([[馬場状態|馬場]]) |
|||
番 |
|||
|タイム<br />([[上がり (競馬)|上り]]3[[ハロン (単位)|F]]) |
|||
! colspan="2" |オッズ |
|||
|着差 |
|||
(人気) |
|||
|勝ち馬/(2着馬) |
|||
!着順 |
|||
|馬体重 |
|||
!タイム |
|||
(上り3F) |
|||
!着差 |
|||
!騎手 |
|||
!斤量 |
|||
[kg] |
|||
!1着馬 |
|||
(2着馬) |
|||
!馬体重 |
|||
[kg] |
|||
|- |
|- |
||
|2006 |
|[[2006年|2006]]. |
||
|7. |
|{{0}}7. |
||
|[[7月1日|{{0}}1]] |
|||
|1 |
|||
|[[福島競馬場|福島]] |
|[[福島競馬場|福島]] |
||
|[[新馬|2歳新馬]] |
|[[新馬|2歳新馬]] |
||
| |
| |
||
| nowrap="" |芝1200m(稍) |
|||
|15 |
|15 |
||
|3 |
|3 |
||
|5 |
|5 |
||
| nowrap="" |{{00}}1.8 |
|||
|1.8 |
|||
|(1人) |
|{{0}}(1人) |
||
|{{color|darkred|1着}} |
|{{0}}{{color|darkred|1着}} |
||
| nowrap="" |{{0}}1:10.8 (35.8) |
|||
|[[後藤浩輝]] |
|||
| nowrap="" | -0.1 |
|||
|{{0}}[[後藤浩輝]] |
|||
|54 |
|54 |
||
|芝1200m(稍) |
|||
|1:10.8 (35.8) |
|||
| -0.1 |
|||
|(エフテーララーヤ) |
|(エフテーララーヤ) |
||
|458 |
|458 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|7. |
|{{0}}7. |
||
|[[7月22日|22]] |
|||
|22 |
|||
|[[新潟競馬場|新潟]] |
|[[新潟競馬場|新潟]] |
||
|マリーゴールド賞 |
|マリーゴールド賞 |
||
|OP |
|OP |
||
|芝1400m(良) |
|||
|10 |
|10 |
||
|5 |
|5 |
||
|5 |
|5 |
||
|6.8 |
|{{00}}6.8 |
||
|(3人) |
|{{0}}(3人) |
||
|{{Color|darkblue|2着}} |
|{{0}}{{Color|darkblue|2着}} |
||
|{{0}}1:22.5 (35.9) |
|||
|[[蛯名正義]] |
|||
|{{0|-}}0.3 |
|||
|{{0}}[[蛯名正義]] |
|||
|54 |
|54 |
||
|芝1400m(良) |
|||
|1:22.5 (35.9) |
|||
|0.3 |
|||
|ハロースピード |
|ハロースピード |
||
|462 |
|462 |
||
103行目: | 140行目: | ||
| |
| |
||
|10. |
|10. |
||
|[[10月29日|29]] |
|||
|29 |
|||
|[[東京競馬場|東京]] |
|[[東京競馬場|東京]] |
||
|くるみ賞 |
|くるみ賞 |
||
|500万下 |
|||
| |
|||
|芝1400m(良) |
|||
|8 |
|8 |
||
|3 |
|3 |
||
|3 |
|3 |
||
|1.7 |
|{{00}}1.7 |
||
|(1人) |
|{{0}}(1人) |
||
|{{color|darkred|1着}} |
|{{0}}{{color|darkred|1着}} |
||
|{{0}}1:22.5 (34.5) |
|||
|蛯名正義 |
|||
| -0.1 |
|||
|{{0}}蛯名正義 |
|||
|54 |
|54 |
||
|芝1400m(良) |
|||
|1:22.5 (34.5) |
|||
| -0.1 |
|||
|(マイニングゴールド) |
|(マイニングゴールド) |
||
|468 |
|468 |
||
123行目: | 160行目: | ||
| |
| |
||
|12. |
|12. |
||
|[[12月3日|{{0}}3]] |
|||
|3 |
|||
|[[阪神競馬場|阪神]] |
|[[阪神競馬場|阪神]] |
||
|[[阪神ジュベナイルフィリーズ|阪神JF]] |
|[[阪神ジュベナイルフィリーズ|阪神JF]] |
||
|GI |
|{{GI}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
|18 |
|18 |
||
|3 |
|3 |
||
|5 |
|5 |
||
|34.0 |
|{{0}}34.0 |
||
|(8人) |
|{{0}}(8人) |
||
|8着 |
|{{0}}8着 |
||
|{{0}}1:34.1 (34.7) |
|||
|蛯名正義 |
|||
|{{0|-}}1.0 |
|||
|{{0}}蛯名正義 |
|||
|54 |
|54 |
||
|芝1600m(良) |
|||
|1:34.1 (34.7) |
|||
|1.0 |
|||
|[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]] |
|[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]] |
||
|454 |
|454 |
||
|- |
|- |
||
|2007 |
|[[2007年|2007]]. |
||
|1. |
|{{0}}1. |
||
|[[1月20日|20]] |
|||
|20 |
|||
|[[中山競馬場|中山]] |
|[[中山競馬場|中山]] |
||
|菜の花賞 |
|菜の花賞 |
||
|OP |
|OP |
||
|芝1600m(良) |
|||
|18 |
|18 |
||
|3 |
|3 |
||
|5 |
|5 |
||
|4.5 |
|{{00}}4.5 |
||
|(3人) |
|{{0}}(3人) |
||
|{{color|darkred|1着}} |
|{{0}}{{color|darkred|1着}} |
||
|{{0}}1:35.5 (34.9) |
|||
|蛯名正義 |
|||
| -0.1 |
|||
|{{0}}蛯名正義 |
|||
|54 |
|54 |
||
|([[ショウナンタレント]]) |
|||
|芝1600m(良) |
|||
|1:35.5 (34.9) |
|||
| -0.1 |
|||
|(ショウナンタレント) |
|||
|468 |
|468 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|4. |
|{{0}}4. |
||
|[[4月8日|{{0}}8]] |
|||
|8 |
|||
|阪神 |
|阪神 |
||
|[[桜花賞]] |
|[[桜花賞]] |
||
|JpnI |
|{{JpnI}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
|18 |
|18 |
||
|4 |
|4 |
||
|8 |
|8 |
||
|75.6 |
|{{0}}75.6 |
||
|(8人) |
|{{0}}(8人) |
||
|14着 |
|14着 |
||
|{{0}}1:35.8 (35.2) |
|||
|蛯名正義 |
|||
|{{0|-}}2.1 |
|||
|{{0}}蛯名正義 |
|||
|55 |
|55 |
||
|芝1600m(良) |
|||
|1:35.8 (35.2) |
|||
|2.1 |
|||
|[[ダイワスカーレット]] |
|[[ダイワスカーレット]] |
||
|470 |
|470 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|5. |
|{{0}}5. |
||
|[[5月6日|{{0}}6]] |
|||
|6 |
|||
|東京 |
|東京 |
||
|[[NHKマイルカップ|NHKマイルC]] |
|[[NHKマイルカップ|NHKマイルC]] |
||
|JpnI |
|{{JpnI}} |
||
|芝1600m(稍) |
|||
|18 |
|18 |
||
|7 |
|7 |
||
|14 |
|14 |
||
|76.0 |
|{{0}}76.0 |
||
|(17人) |
|(17人) |
||
|{{color|darkred|1着}} |
|{{0}}{{color|darkred|1着}} |
||
|{{0}}1:34.3 (34.9) |
|||
|[[内田博幸]] |
|||
| -0.1 |
|||
|{{0}}[[内田博幸]] |
|||
|55 |
|55 |
||
|芝1600m(稍) |
|||
|1:34.3 (34.9) |
|||
| -0.1 |
|||
|([[ローレルゲレイロ]]) |
|([[ローレルゲレイロ]]) |
||
|458 |
|458 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|5. |
|{{0}}5. |
||
|[[5月20日|20]] |
|||
|20 |
|||
|東京 |
|東京 |
||
|[[優駿牝馬]] |
|[[優駿牝馬]] |
||
|JpnI |
|{{JpnI}} |
||
|芝2400m(良) |
|||
|18 |
|18 |
||
|4 |
|4 |
||
|8 |
|8 |
||
|15.8 |
|{{0}}15.8 |
||
|(7人) |
|{{0}}(7人) |
||
|5着 |
|{{0}}5着 |
||
|{{0}}2:25.7 (35.4) |
|||
|[[四位洋文]] |
|||
|{{0|-}}0.4 |
|||
|{{0}}[[四位洋文]] |
|||
|55 |
|55 |
||
|芝2400m(良) |
|||
|2:25.7 (35.4) |
|||
|0.4 |
|||
|[[ローブデコルテ (競走馬)|ローブデコルテ]] |
|[[ローブデコルテ (競走馬)|ローブデコルテ]] |
||
|462 |
|462 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|9. |
|{{0}}9. |
||
|[[9月16日|16]] |
|||
|16 |
|||
|阪神 |
|阪神 |
||
|[[ローズステークス|ローズS]] |
|[[ローズステークス|ローズS]] |
||
|JpnII |
|{{JpnII}} |
||
|芝1800m(良) |
|||
|14 |
|14 |
||
|5 |
|5 |
||
|8 |
|8 |
||
|17.1 |
|{{0}}17.1 |
||
|(4人) |
|{{0}}(4人) |
||
|4着 |
|{{0}}4着 |
||
|{{0}}1:46.6 (33.5) |
|||
|四位洋文 |
|||
|{{0|-}}0.4 |
|||
|{{0}}四位洋文 |
|||
|54 |
|54 |
||
|芝1800m(良) |
|||
|1:46.6 (33.5) |
|||
|0.4 |
|||
|ダイワスカーレット |
|ダイワスカーレット |
||
|470 |
|470 |
||
243行目: | 280行目: | ||
| |
| |
||
|10. |
|10. |
||
|[[10月14日|14]] |
|||
|14 |
|||
|[[京都競馬場|京都]] |
|[[京都競馬場|京都]] |
||
|[[秋華賞]] |
|[[秋華賞]] |
||
|JpnI |
|{{JpnI}} |
||
|芝2000m(良) |
|||
|18 |
|18 |
||
|4 |
|4 |
||
|7 |
|7 |
||
|27.0 |
|{{0}}27.0 |
||
|(5人) |
|{{0}}(5人) |
||
|14着 |
|14着 |
||
|{{0}}2:00.1 (33.9) |
|||
|後藤浩輝 |
|||
|{{0|-}}1.0 |
|||
|{{0}}後藤浩輝 |
|||
|55 |
|55 |
||
|芝2000m(良) |
|||
|2:00.1 (33.9) |
|||
|1.0 |
|||
|ダイワスカーレット |
|ダイワスカーレット |
||
|476 |
|476 |
||
263行目: | 300行目: | ||
| |
| |
||
|11. |
|11. |
||
|[[11月18日|18]] |
|||
|18 |
|||
|京都 |
|京都 |
||
|[[マイルチャンピオンシップ|マイルCS]] |
|[[マイルチャンピオンシップ|マイルCS]] |
||
|GI |
|{{GI}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
|18 |
|18 |
||
|7 |
|7 |
||
|14 |
|14 |
||
|37.0 |
|{{0}}37.0 |
||
|(11人) |
|(11人) |
||
|9着 |
|{{0}}9着 |
||
|{{0}}1:33.5 (34.3) |
|||
|四位洋文 |
|||
|{{0|-}}0.8 |
|||
|{{0}}四位洋文 |
|||
|54 |
|54 |
||
|芝1600m(良) |
|||
|1:33.5 (34.3) |
|||
|0.8 |
|||
|[[ダイワメジャー]] |
|[[ダイワメジャー]] |
||
|480 |
|480 |
||
283行目: | 320行目: | ||
| |
| |
||
|12. |
|12. |
||
|[[12月2日|{{0}}2]] |
|||
|2 |
|||
|[[船橋競馬場|船橋]] |
|[[船橋競馬場|船橋]] |
||
|[[クイーン賞]] |
|[[クイーン賞]] |
||
|JpnIII |
|{{JpnIII}} |
||
|ダ1800m(稍) |
|||
|14 |
|14 |
||
|6 |
|6 |
||
|9 |
|9 |
||
|3.7 |
|{{00}}3.7 |
||
|(3人) |
|{{0}}(3人) |
||
|5着 |
|{{0}}5着 |
||
|{{0}}1:53.9 (40.1) |
|||
|内田博幸 |
|||
|{{0|-}}2.3 |
|||
|{{0}}内田博幸 |
|||
|54 |
|54 |
||
|ダ1800m(稍) |
|||
|1:53.9 (40.1) |
|||
|2.3 |
|||
|[[ホワイトメロディー]] |
|[[ホワイトメロディー]] |
||
|481 |
|481 |
||
|- |
|- |
||
|2008 |
|[[2008年|2008]]. |
||
|2. |
|{{0}}2. |
||
|[[2月2日|{{0}}2]] |
|||
|2 |
|||
|東京 |
|東京 |
||
|[[東京新聞杯]] |
|[[東京新聞杯]] |
||
|GIII |
|{{GIII}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
|16 |
|16 |
||
|2 |
|2 |
||
|3 |
|3 |
||
|30.4 |
|{{0}}30.4 |
||
|(11人) |
|(11人) |
||
|14着 |
|14着 |
||
|{{0}}1:33.8 (34.3) |
|||
|蛯名正義 |
|||
|{{0|-}}1.0 |
|||
|{{0}}蛯名正義 |
|||
|55 |
|55 |
||
|芝1600m(良) |
|||
|1:33.8 (34.3) |
|||
|1.0 |
|||
|ローレルゲレイロ |
|ローレルゲレイロ |
||
|486 |
|486 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|4. |
|{{0}}4. |
||
|[[4月6日|{{0}}6]] |
|||
|6 |
|||
|中山 |
|中山 |
||
|[[ダービー卿チャレンジトロフィー|ダービー卿CT]] |
|[[ダービー卿チャレンジトロフィー|ダービー卿CT]] |
||
|GIII |
|{{GIII}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
|16 |
|16 |
||
|1 |
|1 |
||
|2 |
|2 |
||
|16.8 |
|{{0}}16.8 |
||
|(8人) |
|{{0}}(8人) |
||
|14着 |
|14着 |
||
|{{0}}1:34.9 (34.3) |
|||
|内田博幸 |
|||
|{{0|-}}0.7 |
|||
|{{0}}内田博幸 |
|||
|54 |
|54 |
||
|芝1600m(良) |
|||
|1:34.9 (34.3) |
|||
|0.7 |
|||
|[[サイレントプライド]] |
|[[サイレントプライド]] |
||
|478 |
|478 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|4. |
|{{0}}4. |
||
|[[4月12日|12]] |
|||
|12 |
|||
|阪神 |
|阪神 |
||
|[[阪神牝馬ステークス|阪神牝馬S]] |
|[[阪神牝馬ステークス|阪神牝馬S]] |
||
|GII |
|{{GII}} |
||
|芝1400m(良) |
|||
|15 |
|15 |
||
|8 |
|8 |
||
|14 |
|14 |
||
|22.9 |
|{{0}}22.9 |
||
|(7人) |
|{{0}}(7人) |
||
|14着 |
|14着 |
||
|{{0}}1:22.8 (35.1) |
|||
|[[池添謙一]] |
|||
|{{0|-}}1.4 |
|||
|{{0}}[[池添謙一]] |
|||
|57 |
|57 |
||
|芝1400m(良) |
|||
|1:22.8 (35.1) |
|||
|1.4 |
|||
|[[エイジアンウインズ]] |
|[[エイジアンウインズ]] |
||
|472 |
|472 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|5. |
|{{0}}5. |
||
|[[5月18日|18]] |
|||
|18 |
|||
|東京 |
|東京 |
||
|[[ヴィクトリアマイル]] |
|[[ヴィクトリアマイル|ヴィクトリアM]] |
||
|JpnI |
|{{JpnI}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
|18 |
|18 |
||
|3 |
|3 |
||
|6 |
|6 |
||
|42.5 |
|{{0}}42.5 |
||
|(9人) |
|{{0}}(9人) |
||
|6着 |
|{{0}}6着 |
||
|{{0}}1:34.5 (34.5) |
|||
|内田博幸 |
|||
|{{0|-}}0.8 |
|||
|{{0}}内田博幸 |
|||
|55 |
|55 |
||
|芝1600m(良) |
|||
|1:34.5 (34.5) |
|||
|0.8 |
|||
|エイジアンウインズ |
|エイジアンウインズ |
||
|476 |
|476 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|6. |
|{{0}}6. |
||
|[[6月8日|{{0}}8]] |
|||
|8 |
|||
|東京 |
|東京 |
||
|[[安田記念]] |
|[[安田記念]] |
||
|GI |
|{{GI}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
|18 |
|18 |
||
|7 |
|7 |
||
|13 |
|13 |
||
|76.1 |
|{{0}}76.1 |
||
|(16人) |
|(16人) |
||
|15着 |
|15着 |
||
|{{0}}1:34.9 (35.2) |
|||
|蛯名正義 |
|||
|{{0|-}}2.2 |
|||
|{{0}}蛯名正義 |
|||
|56 |
|56 |
||
|芝1600m(良) |
|||
|1:34.9 (35.2) |
|||
|2.2 |
|||
|ウオッカ |
|ウオッカ |
||
|470 |
|470 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|8. |
|{{0}}8. |
||
|[[8月31日|31]] |
|||
|31 |
|||
|札幌 |
|札幌 |
||
|[[キーンランドカップ|キーンランドC]] |
|[[キーンランドカップ|キーンランドC]] |
||
|JpnIII |
|{{JpnIII}} |
||
|芝1200m(良) |
|||
|16 |
|16 |
||
|8 |
|8 |
||
|16 |
|16 |
||
|30.2 |
|{{0}}30.2 |
||
|(9人) |
|{{0}}(9人) |
||
|16着 |
|16着 |
||
|{{0}}1:09.6 (35.1) |
|||
|[[三浦皇成]] |
|||
|{{0|-}}1.7 |
|||
|{{0}}[[三浦皇成]] |
|||
|54 |
|54 |
||
|タニノマティーニ |
|||
|芝1200m(良) |
|||
|1:09.6 (35.1) |
|||
|1.7 |
|||
|[[タニノマティーニ]] |
|||
|498 |
|498 |
||
|- |
|- |
||
|2009 |
|[[2009年|2009]]. |
||
|3. |
|{{0}}3. |
||
|[[3月1日|{{0}}1]] |
|||
|1 |
|||
|阪神 |
|阪神 |
||
|[[阪急杯]] |
|[[阪急杯]] |
||
|GIII |
|{{GIII}} |
||
|芝1400m(良) |
|||
|16 |
|16 |
||
|4 |
|4 |
||
|7 |
|7 |
||
|80.9 |
|{{0}}80.9 |
||
|(13人) |
|(13人) |
||
|15着 |
|15着 |
||
|{{0}}1:23.4 (36.1) |
|||
|[[和田竜二]] |
|||
|{{0|-}}2.3 |
|||
|{{0}}[[和田竜二]] |
|||
|56 |
|56 |
||
|[[ビービーガルダン]] |
|||
|芝1400m(良) |
|||
|1:23.4 (36.1) |
|||
|2.3 |
|||
|ビービーガルダン |
|||
|478 |
|478 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|3. |
|{{0}}3. |
||
|[[3月15日|15]] |
|||
|15 |
|||
|中山 |
|中山 |
||
|[[中山牝馬ステークス|中山牝馬S]] |
|[[中山牝馬ステークス|中山牝馬S]] |
||
|GIII |
|{{GIII}} |
||
|芝1800m(稍) |
|||
|16 |
|16 |
||
|4 |
|4 |
||
|7 |
|7 |
||
|45.6 |
|{{0}}45.6 |
||
|(15人) |
|(15人) |
||
|{{Color|darkblue|2着}} |
|{{0}}{{Color|darkblue|2着}} |
||
|{{0}}1:49.3 (36.3) |
|||
|後藤浩輝 |
|||
|{{0|-}}0.2 |
|||
|{{0}}後藤浩輝 |
|||
|54 |
|54 |
||
|芝1800m(稍) |
|||
|1:49.3 (36.3) |
|||
|0.2 |
|||
|[[キストゥヘヴン]] |
|[[キストゥヘヴン]] |
||
|488 |
|488 |
||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|4. |
|{{0}}4. |
||
|[[4月25日|25]] |
|||
|25 |
|||
|福島 |
|福島 |
||
|[[福島牝馬ステークス|福島牝馬S]] |
|[[福島牝馬ステークス|福島牝馬S]] |
||
|GIII |
|{{GIII}} |
||
|芝1800m(不) |
|||
|16 |
|16 |
||
|8 |
|8 |
||
|15 |
|15 |
||
|5.0 |
|{{00}}5.0 |
||
|(2人) |
|{{0}}(2人) |
||
|4着 |
|{{0}}4着 |
||
|{{0}}1:54.2 (37.5) |
|||
|後藤浩輝 |
|||
|{{0|-}}0.5 |
|||
|{{0}}後藤浩輝 |
|||
|56 |
|56 |
||
|芝1800m(不) |
|||
|1:54.2 (37.5) |
|||
|0.5 |
|||
|[[ブラボーデイジー]] |
|[[ブラボーデイジー]] |
||
|484 |
|484 |
||
|} |
|} |
||
*データはnetkeiba.comによる |
|||
== 繁殖入り後 == |
|||
引退後は[[社台ファーム]]で繁殖生活に入り、[[2011年]][[2月13日]]に初仔となる[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]産駒の鹿毛の牝馬を出産<ref name="ブルーロータス">{{Cite web|url=http://www.jbis.or.jp/horse/0001140741/ |title=競走馬情報 ブルーロータス |publisher=JBISサーチ|accessdate=2018-09-27}}</ref>。2012年にはディープインパクト産駒の鹿毛の牝馬を<ref name="ピンクシャンパン">{{Cite web|url=http://www.jbis.or.jp/horse/0001154943/ |title=競走馬情報 ピンクシャンパン |publisher=JBISサーチ|accessdate=2018-09-27}}</ref>、2013年はディープインパクト産駒の黒鹿毛の牝馬を出産<ref name="フライングレディ">{{Cite web|url=http://www.jbis.or.jp/horse/0001171580/ |title=競走馬情報 フライングレディ |publisher=JBISサーチ|accessdate=2021-06-21}}</ref>。初仔ブルーロータス、2番仔ピンクシャンパンともに未勝利に終わったが、3番仔のフライングレディが勝利をあげている。 |
|||
== 繁殖成績 == |
|||
{| class=wikitable border="1" style="font-size: 90%" |
{| class=wikitable border="1" style="font-size: 90%" |
||
|- |
|- |
||
!||生年||馬名||性||毛色||父||馬主||管理調教師||戦績||出典 |
!||生年||馬名||性||毛色||父||馬主||管理調教師||戦績||供用||出典 |
||
|- |
|- |
||
|初仔||2011年||ブルーロータス||牝||鹿毛||rowspan="3"|[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]||rowspan=" |
|初仔||2011年||ブルーロータス||牝||[[鹿毛]]|| rowspan="3" |[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]|| rowspan="3" |金子真人ホールディングス(株)||[[国枝栄]](美浦)||8戦0勝(抹消)||繁殖牝馬||<ref name="ブルーロータス"/> |
||
|- |
|- |
||
|2番仔||2012年||ピンクシャンパン||牝||鹿毛|| |
|2番仔||2012年||ピンクシャンパン||牝||鹿毛||国枝栄(美浦)||6戦0勝(抹消)||繁殖牝馬||<ref name="ピンクシャンパン">{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001154943/|title=ピンクシャンパン|website=JBISサーチ|accessdate=2018-09-27}}</ref> |
||
|- |
|- |
||
|3番仔||2013年||フライングレディ||牝||黒鹿毛|| |
|3番仔||2013年||フライングレディ||牝||[[黒鹿毛]]||[[須貝尚介]](栗東)||29戦3勝(抹消)||繁殖牝馬 |
||
|<ref name="フライングレディ">{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001171580/|title=フライングレディ|website=JBISサーチ|accessdate=2021-06-21}}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| |
|||
|4番仔||2015年||カプア||牝||[[栗毛]]||rowspan="3"|キングカメハメハ||美浦・[[萩原清]]||7戦0勝(引退)||<ref>{{Cite web|url=http://www.jbis.or.jp/horse/0001204037/ |title=競走馬情報 カプア |publisher=JBISサーチ|accessdate=2021-06-21}}</ref> |
|||
|2014年 |
|||
|不受胎 |
|||
| |
|||
| |
|||
| rowspan="4" |[[キングカメハメハ]] |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
|<ref name=":1" /> |
|||
|- |
|- |
||
| |
|4番仔||2015年||カプア||牝||[[栗毛]]|| rowspan="4" |金子真人ホールディングス(株)||[[萩原清]](美浦)||7戦0勝(抹消)|| ||<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001204037/ |title=カプア |website=JBISサーチ|accessdate=2021-06-21}}</ref> |
||
|- |
|- |
||
| |
|5番仔||2016年||ピノクル||牡||黒鹿毛||[[音無秀孝]](栗東)||52戦2勝(抹消)|| ||<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001216814/ |title=ピノクル |website=JBISサーチ|accessdate=2022-11-03}}</ref> |
||
|- |
|- |
||
| |
|6番仔||2017年||ケイマーダ||牡||栗毛||音無秀孝(栗東)||7戦0勝(抹消)|| ||<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001231534/ |title=ケイマーダ|website=JBISサーチ|accessdate=2021-06-21}}</ref> |
||
|- |
|- |
||
| |
|7番仔||2018年||マローニ||牝||鹿毛||rowspan="2"|ディープインパクト||[[池江泰寿]](栗東)||4戦0勝(抹消)|| ||<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001263584/ |title=マローニ|website=JBISサーチ|accessdate=2021-06-21}}</ref> |
||
|- |
|||
|8番仔||2019年||ピンクライオネス||牝||鹿毛||||[[藤原英昭]] (栗東)||4戦0勝(抹消)|| 繁殖牝馬||<ref>{{Cite web|和書|title=ピンクライオネス |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001305285/ |website=JBISサーチ |accessdate=2022-05-27}}</ref> |
|||
|- |
|||
| |
|||
|2020年 |
|||
|不受胎 |
|||
| |
|||
| |
|||
| rowspan="3" |[[ブラックタイド]] |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
|<ref name=":1" /> |
|||
|- |
|||
| |
|||
|2021年 |
|||
|死産 |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
|<ref name=":1" /> |
|||
|- |
|||
|9番仔 |
|||
|2022年 |
|||
|グラスビーチ |
|||
|牡 |
|||
|鹿毛 |
|||
|金子真人ホールディングス(株) |
|||
|池江泰寿(栗東) |
|||
|(デビュー前) |
|||
| |
|||
|<ref name=":2" /> |
|||
|} |
|} |
||
*情報は、2024年10月6日時点。 |
|||
*データはJBISサーチ及びnetkeiba.comによる |
|||
*2021年9月8日現在 |
|||
== 血統表 == |
== 血統表 == |
||
526行目: | 607行目: | ||
|fmmf = '''[[ボールドルーラー|Bold Ruler]]''' |
|fmmf = '''[[ボールドルーラー|Bold Ruler]]''' |
||
|fmmm = Fortunate Isle |
|fmmm = Fortunate Isle |
||
|m = *シルバーレーン<br />Silver Lane 1985<br />黒鹿毛 |
|m = *[[シルバーレーン]]<br />Silver Lane 1985<br />黒鹿毛 |
||
|mf = [[シルヴァーホーク|Silver Hawk]]<br />1979 鹿毛 |
|mf = [[シルヴァーホーク (競走馬)|Silver Hawk]]<br />1979 鹿毛 |
||
|mm = Strait Lane<br />1974 黒鹿毛 |
|mm = Strait Lane<br />1974 黒鹿毛 |
||
|mff = [[ロベルト (競走馬)|Roberto]] |
|mff = [[ロベルト (競走馬)|Roberto]] |
||
541行目: | 622行目: | ||
|mmmf = [[マームード|Mahmoud]] |
|mmmf = [[マームード|Mahmoud]] |
||
|mmmm = Crawfish |
|mmmm = Crawfish |
||
|ref1 = <ref name="ped">{{Cite web|url= |
|ref1 = <ref name="ped">{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000806966/pedigree/|title=血統情報:5代血統表|ピンクカメオ|website=JBISサーチ|publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2017-03-20}}</ref> |
||
|mlin = [[ |
|mlin = [[デピュティミニスター系]] |
||
|ref2 = <ref>{{Cite web|和書|url=https://db.netkeiba.com/horse/ped/2004100719/|title=ピンクカメオの血統表|website=netkeiba.com|accessdate=2022-11-03}}</ref> |
|||
|ref2 = |
|||
|flin = |
|flin = |
||
|FN = [[5号族|5-g]] |
|FN = [[5号族|5-g]] |
||
550行目: | 631行目: | ||
|ref4 = <ref name="ped"/> |
|ref4 = <ref name="ped"/> |
||
}} |
}} |
||
=== 血統背景 === |
|||
*父・フレンチデピュティは外国産馬の[[クロフネ]]らの活躍もあり[[2001年]]に日本に輸入された<ref>{{Citenews|url=https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=202101180000462&year=2021&month=01&day=18|title=クロフネ活躍がフレンチデピュティ導入のきっかけに|date=2021-01-18|accessdate=2021-06-21|work=日刊スポーツ}}</ref>。 |
|||
*母・シルバーレーンは1歳下の全弟に[[ジャパンカップ]]にも来日した[[ホークスター]]がいる。本馬の半兄である[[ブラックホーク (競走馬)|ブラックホーク]](父・ヌレイエフ)の活躍を受けて日本に輸入された<ref>{{Citenews|url=https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba/keiba/2013/05/19/post_123/|title=【競馬】繁殖牝馬シルバーレーンが新興牧場にもたらした「奇跡」|date=2013-05-18|accessdate=2021-06-21|work=Sportiva}}</ref>。 |
|||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
||
{{ |
{{脚注ヘルプ}} |
||
{{Reflist|2}} |
|||
== 参考文献 == |
|||
* 『[[競馬最強の法則]]』([[ベストセラーズ|KKベストセラーズ]]) |
|||
**2010年6月号 |
|||
*『[[優駿]]』([[日本中央競馬会]]) |
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** 2002年5月号 |
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***小栗康之「【競作ノンフィクション・シリーズ】日本の馬産地で働く外国人ホースマン ハリー・スイニーの競走馬ビジネス」 |
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**2007年7月号 |
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*** 黒田栄一郎([[サンケイスポーツ]])「【クローズアップ】ピンクカメオ スタッフに浸透する"国枝イズム"」 |
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*** 優駿編集部「【重賞プレイバック】ピンクカメオ 驚きの変わり身で初のビッグタイトル!」 |
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** 2007年8月号 |
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*** 石田敏徳「【優駿たちの故郷を訪ねて】パカパカファーム ギンザやオモテサンドウにあるような牧場へ」 |
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==関連項目== |
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;人気二桁番台でGI級競走を制した競走馬 |
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*[[ノアノハコブネ]] - 1985年[[優駿牝馬]](21番人気) |
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*[[サンドピアリス]] - 1989年[[エリザベス女王杯]](20番人気) |
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*[[ダイユウサク]] - 1991年[[有馬記念]](14番人気) |
|||
*[[タケノベルベット]] - 1992年[[エリザベス女王杯]](17番人気) |
|||
*[[メジロパーマー]] - 1992年有馬記念(15番人気) |
|||
*[[ダイタクヤマト]] - 2000年[[スプリンターズステークス]](16番人気) |
|||
*[[ノーリーズン]] - 2002年[[皐月賞]](15番人気) |
|||
*[[ヒシミラクル]] - 2002年[[菊花賞]](10番人気) |
|||
*[[イングランディーレ]] - 2004年[[天皇賞(春)]](10番人気) |
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*[[ヘヴンリーロマンス]] - 2005年[[天皇賞(秋)]](14番人気) |
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*[[クィーンスプマンテ]] - 2009年エリザベス女王杯(11番人気) |
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*[[ビートブラック]] - 2012年天皇賞(春)(14番人気) |
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*[[マイネルホウオウ]] - 2013年NHKマイルカップ(10番人気) |
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*[[コパノリッキー]] - 2014年[[フェブラリーステークス]](16番人気) |
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*[[サンビスタ (競走馬)|サンビスタ]] - 2015年[[チャンピオンズカップ (中央競馬)|チャンピオンズカップ]](12番人気) |
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*[[ロジャーバローズ]] - 2019年[[東京優駿]](12番人気) |
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*[[キャッスルトップ]] - 2021年[[ジャパンダートダービー]](12番人気) |
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*[[アカイイト (競走馬)|アカイイト]] - 2021年エリザベス女王杯(10番人気) |
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*[[ドゥラエレーデ]] - 2022年[[ホープフルステークス (中央競馬)|ホープフルステークス]](14番人気) |
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*[[ファストフォース]] - 2023年[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]](12番人気) |
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*[[ペプチドナイル]] - 2024年フェブラリーステークス(11番人気) |
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*[[テンハッピーローズ]] - 2024年[[ヴィクトリアマイル]](14番人気) |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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2024年11月22日 (金) 12:59時点における最新版
この記事は「新馬齢表記」で統一されています。 |
ピンクカメオ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
2009年3月1日 阪神競馬場 | ||||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2004年4月24日[1] | |||||
死没 | 2022年4月28日(18歳没)[2] | |||||
抹消日 | 2009年8月20日[3] | |||||
父 | フレンチデピュティ[1] | |||||
母 | シルバーレーン[1] | |||||
母の父 | Silver Hawk[1] | |||||
生国 | 日本(北海道新冠町)[1] | |||||
生産者 | パカパカファーム[1] | |||||
馬主 | 金子真人ホールディングス(株)[1] | |||||
調教師 | 国枝栄(美浦)[1] | |||||
調教助手 | 佐藤勝美[4] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 21戦4勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億8019万9000円[3] | |||||
|
ピンクカメオ(欧字名:Pink Cameo、2004年4月24日 - 2022年4月28日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬[1]。2007年のNHKマイルカップ(JpnI)優勝馬である。
経歴
[編集]デビュー前
[編集]誕生までの経緯
[編集]シルバーレーンは、アメリカで生産された父シルヴァーホークの牝馬である[5]。競走馬として1988年のグロット賞(G3)優勝、アイリッシュオークス(G1)3着など、欧米で17戦3勝[5][6]。引退後は、繁殖牝馬となった[7]。アメリカ産初仔のミスティックシルヴァー(父:スルーオゴールド[8])は、2000年の共同通信杯4歳ステークス(GIII)3着のマルターズホーク[9]、2003年の京成杯オータムハンデキャップ(GIII)2着のシベリアンホーク[10]の母。同2番仔のスターマニアックは、フランスのG3で2着2回[11]。イギリス産3番仔のブラックホーク(父:ヌレイエフ)は、日本に輸入されて金子真人が所有、美浦トレーニングセンターの国枝栄厩舎の管理により、1999年のスプリンターズステークス(GI)、2001年の安田記念(GI)を優勝[12]。同5番仔のシェイクスピア(父:レインボウクエスト)は、アイルランドと香港で5勝[13]。1997年までに5頭を生産し、3頭が勝利を挙げていた[14]。
しかし1998年から2002年の5年間で、5頭をイギリスとアイルランドで生産するも、すべて不出走[6]。17歳となった2002年、北海道新冠町でパカパカファームを営み、日本ですでに活躍した外国産競走馬の母、半姉、半妹を盛んに輸入する方針を執るハリー・スウィーニィ代表が購入した[15]。加えて、ハリーは「この馬を買ったら金子さんがパカパカ(ファーム)に来てくれる可能性が高いと思いました。金子さんは神の目を持つ、日本を代表する大オーナーの一人ですからね。ぜひパカパカに来てほしかった。それにブラックホークは国枝さんが管理した馬で、国枝さんと私は、大樹(ファーム)、待兼(牧場)時代の友人でした。だから国枝さんとのコンビでGIを勝つような馬を作りたかった(カッコ内補足加筆者)[15]」とも考えていた。
シングスピールとの仔を宿した後に輸入され、2003年には牝馬を生産[14][15]。同年、日本で初めてとなる種付けでは、ハリーが「相性がいいのではないか[16]」と考え[16]、もしくは、金子の当時の「代表的な所有馬[15]」(石田敏徳)であるクロフネを意識して[15]、クロフネの父であるフレンチデピュティを配合した[16]。
幼駒時代
[編集]2004年4月24日、パカパカファームにて鹿毛の牝馬(後のピンクカメオ)が誕生する[1]。仔はハリーによれば「父に似た丈夫な感じの、インプレッションの強い馬[15]」であったという。その後、金子が夫人を連れ立ってパカパカファームを訪れ、ハリーは金子との接触に成功している[15]。ハリーは、仔を当歳のセレクトセールに、最低売却希望価格6000万円という設定で上場[15]。競りの末に、その年セールに上場された牝馬で最高額となる税込み7455万円で金子が落札[17][18]。金子は仔に、「シャクヤクの一種」である「ピンクカメオ」という競走馬名を与え[19]、ブラックホークと同じく、国枝厩舎に入厩した[1]。
競走馬時代
[編集]2歳となった2006年、7月1日の福島競馬場の新馬戦(芝1200メートル)に、後藤浩輝が騎乗し単勝1番人気でデビュー[20]。6番手から直線で先行する馬を差し切って勝利し、ショウワモダンやムラマサノヨートーらに先着した[20]。以降は、蛯名正義が騎乗し、マリーゴールド賞(OP)2着、くるみ賞(500万円以下)で2勝目、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)でGI級競走初出走を果たした[21]。3歳となった2007年、始動戦には、1月20日の菜の花賞(OP)を選択。3番手から直線で抜け出し、ショウナンタレントやイクスキューズに半馬身差をつけて3勝目を挙げた[21]。
その後は、3月3日のトライアル競走、チューリップ賞(JpnIII)を予定したが出走せず[22]、4月8日の桜花賞(JpnI)に直行。出走4週間前から阪神競馬場に近い栗東トレーニングセンターに滞在し、国枝の好む栗東の坂路を用いた調教が施された[4]。当日は8番人気で出走し、14着となった。
この後の進路について、4月29日のスイートピーステークス(OP)という選択肢も存在したが[23]、国枝によれば「金子オーナーが『NHKマイルカップはゲンのいいレースだから』とのことで出走を頼んできた[24]」という。国枝もそれを受け入れて5月6日のNHKマイルカップ(JpnI)に参戦が決定した[23][24]。蛯名は他に騎乗し、代わりに地方競馬の大井競馬場に所属する内田博幸が起用された[25]。当日は雨中の稍重馬場、単勝オッズ76.0倍、ブービー17番人気の支持であった[25]。スタートから最終コーナーまで後方に待機、直線では大外に持ち出して、残り500メートル地点まで最後方の位置であった[25]。先行し先に抜け出した1番人気ローレルゲレイロをめぐって、後方待機から内を突いたシベリアンバード、ムラマサノヨートーが迫っていたが、大外からピンクカメオが末脚で以て追い上げると、それらを全てかわし、後方に半馬身差をつけて勝利[25][26]。1997年シーキングザパール、2005年ラインクラフトに続いて3例目となる牝馬によるNHKマイルカップ優勝となった[27]。
映像外部リンク | |
---|---|
2007年 NHKマイルカップ レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画 |
内田とパカパカファームにとっては初のJRAGI勝利、国枝にとっては2001年ブラックホーク以来となるJRAGI勝利であった[6][27]。また、ピンクカメオの半馬身後方には、1番人気のローレルゲレイロ、そのさらに半馬身後方には、最低18番人気のムラマサノヨートーが入線。三連単の払戻金973万9870円は、JRA重賞史上最高配当記録を更新[6]。さらに、三連複は122万1770円、単勝ブービー人気のピンクカメオと最低人気のムラマサノヨートーのワイドは5万8890円となり、それぞれの式別のJRAGI史上最高配当記録を更新した[6]。国枝は当日、調教師会役員としての業務があって臨場できず[4]、記者会見には代わりに調教助手の佐藤勝美が出席した[4]。同レースには、同じ国枝厩舎所属のマイネルシーガルも出走しており、当日は6番人気に推されていた[28]。佐藤によれば、遠隔地から見届けた国枝は、当初マイネルシーガルの方に注目していたという[25]。
その後は中1週で、四位洋文に乗り替わり優駿牝馬(オークス)に出走し5着[29]。続いて、再び内田とともにアメリカに遠征し、7月7日のアメリカンオークスに参戦する計画も存在したが、疲労のため断念し放牧、夏休みとなった[29]。秋はローズステークス(JpnII)で始動し、4着。秋華賞(JpnI)では14着[30]。10月31日のJBCクラシックへの出走を検討したが、賞金が足りずに回避[30]。マイルチャンピオンシップ(GI)を選び、古馬と初めて対決し9着[31]。クイーン賞(JpnIII)で初めて地方競馬、ダートに出走し、5着となった[32]。
古馬となった2008年は、2月の東京新聞杯(GIII)から8月のキーンランドカップ(JpnIII)まで6戦し、二桁着順5回の6連敗[31]。球節を痛めたために秋は全休となった。5歳となった2009年、2月28日の千葉ステークス(OP)を予定するも[33]出走せず、3月1日の阪急杯(GIII)で復帰し、ブービー賞の15着。2戦目の中山牝馬ステークス(GIII)では、ブービー人気ながら2着となった。それから、2番人気で出走した福島牝馬ステークス(GIII)で4着[34]。続いてヴィクトリアマイルを目指して調整されていたが、左第三中手骨剥離骨折が判明して回避した[34]。以降、4カ月以上戦線を離脱。8月19日、球節への不安もあり、状態の回復が見込めないことから、復帰を断念[35]。8月20日付けでJRAの競走馬登録を抹消し、競走馬を引退した[36]。
繁殖牝馬時代
[編集]引退後は、北海道千歳市の社台ファームで繁殖生活に入り、2011年2月13日に初仔となる父ディープインパクトの牝馬を出産[37]。以降、金子が競走馬として所有したディープインパクト、キングカメハメハ、ブラックタイドが交配され続けている[38]。2013年生産の3番仔フライングレディ(父:ディープインパクト)は3勝[39]、2016年生産のピノクル(父:キングカメハメハ)は2勝(2021年11月22日現在)を挙げている[39]。
2022年4月14日には9番仔となるブラックタイドの牡馬を出産したが、その直後から体調不良に陥り、快復しないまま4月28日に起立不能となり18歳で死亡した[40]。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[41]およびJBISサーチ[31]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離
(馬場) |
頭
数 |
枠
番 |
馬
番 |
オッズ
(人気) |
着順 | タイム
(上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量
[kg] |
1着馬
(2着馬) |
馬体重
[kg] | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006. | 7. | 1 | 福島 | 2歳新馬 | 芝1200m(稍) | 15 | 3 | 5 | 1.8 | (1人) | 1着 | 1:10.8 (35.8) | -0.1 | 後藤浩輝 | 54 | (エフテーララーヤ) | 458 | |
7. | 22 | 新潟 | マリーゴールド賞 | OP | 芝1400m(良) | 10 | 5 | 5 | 6.8 | (3人) | 2着 | 1:22.5 (35.9) | 0.3 | 蛯名正義 | 54 | ハロースピード | 462 | |
10. | 29 | 東京 | くるみ賞 | 500万下 | 芝1400m(良) | 8 | 3 | 3 | 1.7 | (1人) | 1着 | 1:22.5 (34.5) | -0.1 | 蛯名正義 | 54 | (マイニングゴールド) | 468 | |
12. | 3 | 阪神 | 阪神JF | GI | 芝1600m(良) | 18 | 3 | 5 | 34.0 | (8人) | 8着 | 1:34.1 (34.7) | 1.0 | 蛯名正義 | 54 | ウオッカ | 454 | |
2007. | 1. | 20 | 中山 | 菜の花賞 | OP | 芝1600m(良) | 18 | 3 | 5 | 4.5 | (3人) | 1着 | 1:35.5 (34.9) | -0.1 | 蛯名正義 | 54 | (ショウナンタレント) | 468 |
4. | 8 | 阪神 | 桜花賞 | JpnI | 芝1600m(良) | 18 | 4 | 8 | 75.6 | (8人) | 14着 | 1:35.8 (35.2) | 2.1 | 蛯名正義 | 55 | ダイワスカーレット | 470 | |
5. | 6 | 東京 | NHKマイルC | JpnI | 芝1600m(稍) | 18 | 7 | 14 | 76.0 | (17人) | 1着 | 1:34.3 (34.9) | -0.1 | 内田博幸 | 55 | (ローレルゲレイロ) | 458 | |
5. | 20 | 東京 | 優駿牝馬 | JpnI | 芝2400m(良) | 18 | 4 | 8 | 15.8 | (7人) | 5着 | 2:25.7 (35.4) | 0.4 | 四位洋文 | 55 | ローブデコルテ | 462 | |
9. | 16 | 阪神 | ローズS | JpnII | 芝1800m(良) | 14 | 5 | 8 | 17.1 | (4人) | 4着 | 1:46.6 (33.5) | 0.4 | 四位洋文 | 54 | ダイワスカーレット | 470 | |
10. | 14 | 京都 | 秋華賞 | JpnI | 芝2000m(良) | 18 | 4 | 7 | 27.0 | (5人) | 14着 | 2:00.1 (33.9) | 1.0 | 後藤浩輝 | 55 | ダイワスカーレット | 476 | |
11. | 18 | 京都 | マイルCS | GI | 芝1600m(良) | 18 | 7 | 14 | 37.0 | (11人) | 9着 | 1:33.5 (34.3) | 0.8 | 四位洋文 | 54 | ダイワメジャー | 480 | |
12. | 2 | 船橋 | クイーン賞 | JpnIII | ダ1800m(稍) | 14 | 6 | 9 | 3.7 | (3人) | 5着 | 1:53.9 (40.1) | 2.3 | 内田博幸 | 54 | ホワイトメロディー | 481 | |
2008. | 2. | 2 | 東京 | 東京新聞杯 | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 2 | 3 | 30.4 | (11人) | 14着 | 1:33.8 (34.3) | 1.0 | 蛯名正義 | 55 | ローレルゲレイロ | 486 |
4. | 6 | 中山 | ダービー卿CT | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 1 | 2 | 16.8 | (8人) | 14着 | 1:34.9 (34.3) | 0.7 | 内田博幸 | 54 | サイレントプライド | 478 | |
4. | 12 | 阪神 | 阪神牝馬S | GII | 芝1400m(良) | 15 | 8 | 14 | 22.9 | (7人) | 14着 | 1:22.8 (35.1) | 1.4 | 池添謙一 | 57 | エイジアンウインズ | 472 | |
5. | 18 | 東京 | ヴィクトリアM | JpnI | 芝1600m(良) | 18 | 3 | 6 | 42.5 | (9人) | 6着 | 1:34.5 (34.5) | 0.8 | 内田博幸 | 55 | エイジアンウインズ | 476 | |
6. | 8 | 東京 | 安田記念 | GI | 芝1600m(良) | 18 | 7 | 13 | 76.1 | (16人) | 15着 | 1:34.9 (35.2) | 2.2 | 蛯名正義 | 56 | ウオッカ | 470 | |
8. | 31 | 札幌 | キーンランドC | JpnIII | 芝1200m(良) | 16 | 8 | 16 | 30.2 | (9人) | 16着 | 1:09.6 (35.1) | 1.7 | 三浦皇成 | 54 | タニノマティーニ | 498 | |
2009. | 3. | 1 | 阪神 | 阪急杯 | GIII | 芝1400m(良) | 16 | 4 | 7 | 80.9 | (13人) | 15着 | 1:23.4 (36.1) | 2.3 | 和田竜二 | 56 | ビービーガルダン | 478 |
3. | 15 | 中山 | 中山牝馬S | GIII | 芝1800m(稍) | 16 | 4 | 7 | 45.6 | (15人) | 2着 | 1:49.3 (36.3) | 0.2 | 後藤浩輝 | 54 | キストゥヘヴン | 488 | |
4. | 25 | 福島 | 福島牝馬S | GIII | 芝1800m(不) | 16 | 8 | 15 | 5.0 | (2人) | 4着 | 1:54.2 (37.5) | 0.5 | 後藤浩輝 | 56 | ブラボーデイジー | 484 |
繁殖成績
[編集]生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 管理調教師 | 戦績 | 供用 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初仔 | 2011年 | ブルーロータス | 牝 | 鹿毛 | ディープインパクト | 金子真人ホールディングス(株) | 国枝栄(美浦) | 8戦0勝(抹消) | 繁殖牝馬 | [37] |
2番仔 | 2012年 | ピンクシャンパン | 牝 | 鹿毛 | 国枝栄(美浦) | 6戦0勝(抹消) | 繁殖牝馬 | [42] | ||
3番仔 | 2013年 | フライングレディ | 牝 | 黒鹿毛 | 須貝尚介(栗東) | 29戦3勝(抹消) | 繁殖牝馬 | [39] | ||
2014年 | 不受胎 | キングカメハメハ | [38] | |||||||
4番仔 | 2015年 | カプア | 牝 | 栗毛 | 金子真人ホールディングス(株) | 萩原清(美浦) | 7戦0勝(抹消) | [43] | ||
5番仔 | 2016年 | ピノクル | 牡 | 黒鹿毛 | 音無秀孝(栗東) | 52戦2勝(抹消) | [44] | |||
6番仔 | 2017年 | ケイマーダ | 牡 | 栗毛 | 音無秀孝(栗東) | 7戦0勝(抹消) | [45] | |||
7番仔 | 2018年 | マローニ | 牝 | 鹿毛 | ディープインパクト | 池江泰寿(栗東) | 4戦0勝(抹消) | [46] | ||
8番仔 | 2019年 | ピンクライオネス | 牝 | 鹿毛 | 藤原英昭 (栗東) | 4戦0勝(抹消) | 繁殖牝馬 | [47] | ||
2020年 | 不受胎 | ブラックタイド | [38] | |||||||
2021年 | 死産 | [38] | ||||||||
9番仔 | 2022年 | グラスビーチ | 牡 | 鹿毛 | 金子真人ホールディングス(株) | 池江泰寿(栗東) | (デビュー前) | [40] |
- 情報は、2024年10月6日時点。
血統表
[編集]ピンクカメオの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | デピュティミニスター系 |
[§ 2] | ||
父 *フレンチデピュティ French Deputy 1992 栗毛 アメリカ |
父の父 Deputy Minister 1979黒鹿毛 アメリカ |
Vice Regent | Northern Dancer | |
Victoria Regina | ||||
Mint Copy | Bunty's Flight | |||
Shakney | ||||
父の母 Mitterand 1981鹿毛 |
Hold Your Peace | Speak John | ||
Blue Moon | ||||
Laredo Lass | Bold Ruler | |||
Fortunate Isle | ||||
母 *シルバーレーン Silver Lane 1985 黒鹿毛 |
Silver Hawk 1979 鹿毛 |
Roberto | Hail to Reason | |
Bramalea | ||||
Gris Vitesse | Amerigo | |||
Matchiche | ||||
母の母 Strait Lane1974 黒鹿毛 |
Chieftain | Bold Ruler | ||
Pocahontas | ||||
Level Sands | Mahmoud | |||
Crawfish | ||||
母系(F-No.) | (FN:5-g) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Bold Ruler 4×4 | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ピンクカメオ”. JBISサーチ. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “ピンクカメオが死ぬ”. 競馬ブック. 2022年4月29日閲覧。
- ^ a b “ピンクカメオ引退、繁殖入り”. 競馬実況web. ラジオNIKKEI. 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b c d 『優駿』2007年7月号 48-51頁
- ^ a b “シルバーレーン(USA)”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b c d e 『優駿』2007年7月号 66-67頁
- ^ “2007年05月06日 NHKマイルC Jpn1 | 重賞ウイナーレポート”. 競走馬のふるさと案内所. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “Misty Silver(USA)”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “マルターズホーク(USA)”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “シベリアンホーク(USA)”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “Starmaniac(USA)”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “ブラックホーク(GB)”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “Shakespeare(GB)”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b “繁殖牝馬情報:牝系情報|シルバーレーン(USA)”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『優駿』2007年8月号 50-53頁
- ^ a b c “【競馬】繁殖牝馬シルバーレーンが新興牧場にもたらした「奇跡」”. 集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “セレクトセール サラブレッド 当歳”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “売却成績|セレクトセール サラブレッド 当歳”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ 日本中央競馬会ホームページ、競走馬検索「ピンクカメオ」より。https://www.jra.go.jp/JRADB/accessR.html
- ^ a b “ブラックホークの半妹、ピンクカメオが新馬勝ち”. netkeiba.com 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b “菜の花賞、ピンクカメオが競り合い制す | 競馬ニュース”. netkeiba.com 2021年11月22日閲覧。
- ^ “ピンクカメオ、チューリップ賞→桜花賞へ”. 競馬ブック. 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b “ピンクカメオ、NHKマイルCへ(14日)”. 競馬ブック. 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b 『競馬最強の法則』(KKベストセラーズ)2010年6月号・pp.63 - 68
- ^ a b c d e “ピンクカメオV 史上最高配当974万円/G1復刻”. 日刊スポーツ 2021年11月22日閲覧。
- ^ “NHKマイルC、ブービー人気のピンクカメオが大外一気”. netkeiba.com 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b “NHKマイルCアラカルト(6日)”. 競馬ブック. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “マイネルシーガル | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b “ピンクカメオ、米遠征回避”. netkeiba.com 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b “ピンクカメオに一発の期待/マイルCS”. 日刊スポーツ 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b c “競走成績:全競走成績|ピンクカメオ”. JBISサーチ. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “12月 5日(水)「クイーン賞(船橋)はホワイトメロディーが快勝」”. 競馬実況web (ラジオNIKKEI) 2021年11月22日閲覧。
- ^ “リザーブカードはダービー卿CTへ”. スポーツニッポン 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b “ピンクカメオ骨折、3カ月以上の休養が必要”. 競馬ブック. 2021年11月22日閲覧。
- ^ “ピンクカメオ引退 07年NHKマイルC制覇”. デイリースポーツ. オリジナルの2009年8月23日時点におけるアーカイブ。 2021年11月22日閲覧。
- ^ “ピンクカメオ号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2009年8月20日). 2009年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月22日閲覧。
- ^ a b “競走馬情報 ブルーロータス”. JBISサーチ. 2018年9月27日閲覧。
- ^ a b c d “繁殖牝馬情報:牝系情報|ピンクカメオ”. JBISサーチ. 2021年11月22日閲覧。
- ^ a b c “フライングレディ”. JBISサーチ. 2021年6月21日閲覧。
- ^ a b “07年NHKマイルCを制したピンクカメオが死す 18歳”. デイリースポーツ 2022年4月29日閲覧。
- ^ “ピンクカメオの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “ピンクシャンパン”. JBISサーチ. 2018年9月27日閲覧。
- ^ “カプア”. JBISサーチ. 2021年6月21日閲覧。
- ^ “ピノクル”. JBISサーチ. 2022年11月3日閲覧。
- ^ “ケイマーダ”. JBISサーチ. 2021年6月21日閲覧。
- ^ “マローニ”. JBISサーチ. 2021年6月21日閲覧。
- ^ “ピンクライオネス”. JBISサーチ. 2022年5月27日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ピンクカメオ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年3月20日閲覧。
- ^ “ピンクカメオの血統表”. netkeiba.com. 2022年11月3日閲覧。
参考文献
[編集]- 『競馬最強の法則』(KKベストセラーズ)
- 2010年6月号
- 『優駿』(日本中央競馬会)
- 2002年5月号
- 小栗康之「【競作ノンフィクション・シリーズ】日本の馬産地で働く外国人ホースマン ハリー・スイニーの競走馬ビジネス」
- 2007年7月号
- 黒田栄一郎(サンケイスポーツ)「【クローズアップ】ピンクカメオ スタッフに浸透する"国枝イズム"」
- 優駿編集部「【重賞プレイバック】ピンクカメオ 驚きの変わり身で初のビッグタイトル!」
- 2007年8月号
- 石田敏徳「【優駿たちの故郷を訪ねて】パカパカファーム ギンザやオモテサンドウにあるような牧場へ」
- 2002年5月号
関連項目
[編集]- 人気二桁番台でGI級競走を制した競走馬
- ノアノハコブネ - 1985年優駿牝馬(21番人気)
- サンドピアリス - 1989年エリザベス女王杯(20番人気)
- ダイユウサク - 1991年有馬記念(14番人気)
- タケノベルベット - 1992年エリザベス女王杯(17番人気)
- メジロパーマー - 1992年有馬記念(15番人気)
- ダイタクヤマト - 2000年スプリンターズステークス(16番人気)
- ノーリーズン - 2002年皐月賞(15番人気)
- ヒシミラクル - 2002年菊花賞(10番人気)
- イングランディーレ - 2004年天皇賞(春)(10番人気)
- ヘヴンリーロマンス - 2005年天皇賞(秋)(14番人気)
- クィーンスプマンテ - 2009年エリザベス女王杯(11番人気)
- ビートブラック - 2012年天皇賞(春)(14番人気)
- マイネルホウオウ - 2013年NHKマイルカップ(10番人気)
- コパノリッキー - 2014年フェブラリーステークス(16番人気)
- サンビスタ - 2015年チャンピオンズカップ(12番人気)
- ロジャーバローズ - 2019年東京優駿(12番人気)
- キャッスルトップ - 2021年ジャパンダートダービー(12番人気)
- アカイイト - 2021年エリザベス女王杯(10番人気)
- ドゥラエレーデ - 2022年ホープフルステークス(14番人気)
- ファストフォース - 2023年高松宮記念(12番人気)
- ペプチドナイル - 2024年フェブラリーステークス(11番人気)
- テンハッピーローズ - 2024年ヴィクトリアマイル(14番人気)
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post
- ピンクカメオ - 競走馬のふるさと案内所