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2021年9月11日 (土) 23:35時点における版

アンドレルトン・シモンズ
Andrelton Simmons
ミネソタ・ツインズ #9
ロサンゼルス・エンゼルス時代
(2018年6月29日)
基本情報
国籍 オランダの旗 オランダ
出身地 オランダ領アンティルの旗 オランダ領アンティル自治領ムンドノボ(現:キュラソーの旗 キュラソー
生年月日 (1989-09-04) 1989年9月4日(35歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2010年 MLBドラフト2巡目
初出場 2012年6月2日
年俸 $10,500,000(2021年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム オランダの旗 オランダ
WBC 2013年2017年

アンドレルトン・A・シモンズAndrelton A. Simmons, 1989年9月4日 - )は、オランダ領アンティルキュラソー島ムンドノボ出身のプロ野球選手遊撃手)。右投右打。MLBミネソタ・ツインズ所属。愛称はシンバ[1]シモーン[2]

経歴

プロ入り前

オランダ領アンティルキュラソー島で生まれ、同郷のアンドリュー・ジョーンズに憧れて育った[3]。ユースチームでは、ケンリー・ジャンセンディディ・グレゴリウスとチームメイトだった。

ウエスタンオクラホマ州立大学英語版在学中には投手として最速98マイル(約157.7km/h)を計測[4]

プロ入りとブレーブス時代

アトランタ・ブレーブス時代
(2014年5月22日)

2010年MLBドラフト2巡目(全体70位)でアトランタ・ブレーブス遊撃手として指名され[5]、プロ入り。この年は傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブス英語版でプレーした。

2011年にはA+級リンチバーグ・ヒルキャッツでプレーし、打率.311でカロライナリーグの首位打者を獲得した[4]

2012年はAA級ミシシッピ・ブレーブスで開幕を迎え、6月2日のワシントン・ナショナルズ戦でメジャーデビューを果たした。6月は打率.330、3本塁打、14打点を記録してルーキー・オブ・ザ・マンスに選出される[6]。7月8日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でヘッドスライディングをした際に右手小指骨折[7]、約2ヶ月戦列から離れた。オフにテキサス・レンジャーズからマイク・オルトとのトレードを打診されたが、ブレーブスは即座に拒否した[8][9]

2013年開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)オランダ代表に選出された[10][11]。大会では、一番・遊撃手としてプレーしてチームの準決勝進出に貢献した。シーズンでは史上最高値となる守備防御点(DRS)+41を記録し、フィールディング・バイブル・アワードゴールドグラブ賞を受賞した[12]。また。プラチナ・ゴールド・グラブも受賞している。

2014年2月20日にブレーブスと総額5800万ドルの7年契約に合意した[13][14]。シーズンでは、2年連続でフィールディング・バイブル・アワードとゴールドグラブ賞を受賞した。

エンゼルス時代

2015年11月12日にエリック・アイバーショーン・ニューカムクリス・エリス英語版+金銭とのトレードで、ホセ・ブリセーニョと共にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[15]

2016年はルーキーイヤー以来の規定打席未達ながら124試合に出場。打率.281、4本塁打、44打点、出塁率.324を記録。オフの12月5日に第4回WBCオランダ代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[16]

2017年開幕前に選出されていた第4回WBCに参加し、全7試合に出場して打率.344(32打数11安打)・3打点・などの成績でベスト4に貢献した。シーズンでは、158試合に出場し、打率.278、14本塁打、69打点、19盗塁を記録。守備でも自身3度目のゴールドグラブ賞を受賞し、遊撃手として両リーグで受賞したのは、オマー・ビスケルオーランド・カブレラに次ぐ史上3人目となった[17]MVP投票では8位に入った。

2018年は攻守の活躍からマイク・トラウトと共に上位打線に固定されキャリアハイの打率.292、75打点を記録し、自身4度目となるゴールドグラブ賞を獲得。また6度目のフィールディング・バイブル・アワードを獲得し、ヤディア―・モリーナに並ぶ歴代最多タイの受賞となった。

2019年は5月20日のミネソタ・ツインズ戦で左足首の捻挫を負い、約1ヶ月離脱した[18]。復帰後も同箇所を痛め、8月4日に再び故障者リスト入り[19]。8月後半に復帰するも調子を落とし、103試合の出場で打率.264、7本塁打、40打点に留まった。規定試合数に到達しなかったこともあり、守備の各賞を逃した。

2020年は30試合の出場で打率.297、10打点だった。オフの11月1日にFAとなった[20]

ツインズ時代

2021年1月31日にミネソタ・ツインズと1050万ドルの単年契約を結んだ[21]

人物

オランダ語スペイン語英語パピアメント語フランス語を話すことができる[22]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2012 ATL 49 182 166 17 48 8 2 3 69 19 1 0 0 3 12 1 1 21 5 .289 .335 .416 .751
2013 157 658 606 76 150 27 6 17 240 59 6 5 5 4 40 1 3 55 16 .248 .296 .396 .692
2014 146 576 540 44 132 18 4 7 179 46 4 5 2 2 32 4 0 60 25 .244 .286 .331 .617
2015 147 583 535 60 142 23 2 4 181 44 5 3 1 2 39 6 6 48 19 .265 .321 .338 .660
2016 LAA 124 483 448 48 126 22 2 4 164 44 10 1 1 4 28 0 2 38 16 .281 .324 .366 .690
2017 158 647 589 77 164 38 2 14 248 69 19 6 0 8 47 0 3 67 20 .278 .331 .421 .752
2018 146 600 554 68 162 26 5 11 231 75 10 2 1 5 35 2 5 44 17 .292 .337 .417 .754
2019 103 424 398 47 105 19 0 7 145 40 10 2 0 0 24 1 2 37 21 .264 .309 .364 .673
2020 30 127 118 19 35 7 0 0 42 10 2 0 0 0 8 0 1 16 5 .297 .346 .356 .702
MLB:9年 1060 4280 3954 456 1064 188 23 67 1499 406 67 24 10 28 265 15 23 386 144 .269 .317 .379 .696
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績



遊撃(SS)












2012 ATL 49 67 158 3 31 .987
2013 156 240 499 14 94 .981
2014 146 217 411 14 99 .978
2015 147 235 444 8 126 .988
2016 LAA 124 198 337 10 82 .982
2017 158 235 436 14 99 .980
2018 145 228 372 10 114 .984
2019 102 137 276 11 56 .974
2020 30 25 71 4 10 .960
MLB 1057 1582 3004 88 711 .981
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞

表彰

背番号

  • 19(2012年 - 2015年)
  • 2(2016年 - 2020年)
  • 9(2021年 - )

代表歴

脚注

  1. ^ Explaining Angels Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
  2. ^ Halos excited to take part in Players Weekend MLB.com (英語) (2017年8月16日) 2017年8月25日閲覧
  3. ^ Simmons relishes chance to see boyhood idol Jones
  4. ^ a b Southern notes: Braves love Simmons MiLB.com
  5. ^ Atlanta Braves 2010 Draft Selections MLB.com (英語) 2017年11月12日閲覧
  6. ^ Simmons named NL rookie of the month – updated
  7. ^ ブ軍有望新人シモンズが右手小指骨折 日刊スポーツ 2012年7月10日
  8. ^ レンジャーズはシモンズを獲得後、アリゾナ・ダイヤモンドバックスジャスティン・アップトンとの交換要員とする構想を持っていた
  9. ^ Braves Turned Down Simmons-For-Olt Trade MLB Rumors
  10. ^ 2013 Tournament Roster WBC公式サイト (英語) 2015年3月20日閲覧
  11. ^ Simmons off to WBC; Braves excited, sloppy in loss
  12. ^ Anthony DiComo (2013年10月2日). “With Gold Glove defense, Simmons' value unmatched”. MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/62350062 2015年11月13日閲覧。 
  13. ^ “Braves Agree to Terms with Shortstop Andrelton Simmons on Seven-Year Contract”. Braves Press Release. MLB.com. (2014年2月20日). http://m.mlb.com/news/article/68008506 2015年11月13日閲覧。 
  14. ^ Mark Bowman (2014年2月20日). “Braves lock up Simmons with seven-year deal”. MLB.com. 2015年11月13日閲覧。
  15. ^ Alden Gonzalez (2015年11月12日). “Baldoquin's path unclear after Simmons trade”. MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/157213738/andrelton-simmons-trade-could-block-baldoquin 2015年11月13日閲覧。 
  16. ^ 24 All-Stars among initial confirmed players for 2017 World Baseball Classic MLB.com Press Release (英語) (2016年12月5日) 2016年12月15日閲覧
  17. ^ Maria Guardado (2017年11月7日). “Angels' Maldonado, Simmons win Gold Gloves” (英語). MLB.com. 2018年2月17日閲覧。
  18. ^ エンゼルス・シモンズ、左足首捻挫で復帰は来月以降か 指揮官は「大きな痛手」”. ベースボールチャンネル. 2019年12月20日閲覧。
  19. ^ エンゼルス苦境 攻守の要シモンズ、勝ち頭ペーニャら3人負傷者リスト入り”. www.sponichi.co.jp. 2019年12月20日閲覧。
  20. ^ 2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月2日閲覧。
  21. ^ Twins Sign Andrelton Simmons” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月31日閲覧。
  22. ^ 週刊ベースボール 11月16日発売号 79頁
  23. ^ “フィールディング・バイブル賞発表 統計学を基に守備の名手を選出”. スポニチアネックス. (2016年11月1日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/01/kiji/K20161101013642800.html 2016年11月1日閲覧。 

関連項目

外部リンク