ダシェンコ・リカルド
キュラソー・ネプテューヌス | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | オランダ |
出身地 | オランダ領アンティル自治領ウィレムスタッド(現: キュラソー) |
生年月日 | 1990年3月1日(34歳) |
身長 体重 |
6' 0" =約182.9 cm 205 lb =約93 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2007年 アマチュアFA |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | オランダ代表 |
WBC | 2013年、2017年 、2023年 |
プレミア12 | 2015年 |
この表について
|
獲得メダル | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
オランダ | ||
ヨーロッパ野球選手権大会 | ||
金 | 2016 | 野球 |
金 | 2019 | 野球 |
ダシェンコ・アドリアーノ・リカルド(Dashenko Adriano Ricardo, 1990年3月1日 - )は、オランダ領アンティルのキュラソー島ウィレムスタッド出身のプロ野球選手(捕手)。右投げ右打ち。
経歴
[編集]プロ入りとオリオールズ傘下時代
[編集]2007年にドラフト外でボルチモア・オリオールズと契約を結んだ。ルーキー級ドミニカンサマーリグ・オリオールズで38試合に出場し、1本塁打19打点2盗塁、打率.297だった。
2008年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・オリオールズで29試合に出場し、打率.169だった。
2009年はA級デルマーバ・ショアバーズで6試合に出場し、6月からはルーキー級ブルーフィールド・オリオールズで49試合に出場し、17打点3盗塁、打率.243だった。7月にA-級アバディーン・アイアンバーズへ昇格。16試合に出場し、打率.122だった。
2010年はルーキー級ブルーフィールドで16試合に出場し、1本塁打4打点、打率.241だった。
2011年に解雇された。
ジャイアンツ傘下時代
[編集]オリオールズ解雇後、サンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。同年はルーキー級アリゾナリーグ・ジャイアンツで3試合に出場した。
2012年はA級のセイレムカイザー・ボルケーノズで47試合に出場し、2本塁打17打点、打率.253だった。
2013年1月に解雇された[1]。無所属のまま第3回WBCオランダ代表に選出された[2]。
ドジャース傘下時代
[編集]2013年3月17日に、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[3]。
2014年3月に解雇された。
オランダ球界時代
[編集]2014年3月28日にホーフトクラッセのコレンドン・キンヘイムと契約を結んだ[4]。
9月2日にフランス国際野球大会のオランダ代表に選出された[5]。同大会でオランダ代表は初代優勝国となった[6]。
大会終了後の9月12日に第33回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出された[7]。同大会ではオランダ代表が大会の記録である自国の20回の優勝を塗り替える3大会ぶり21度目の優勝を果たした[8]。
2015年2月17日に「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の欧州代表に選出され[9][10]、3月10日の第1戦に「8番 捕手」で先発出場した[11]。
4月13日に第15回ワールドポート・トーナメントと第1回WBSCプレミア12のオランダ代表候補選手に選出された[12]。6月30日に第15回ワールドポート・トーナメントのオランダ代表に選出された[13]。
オフの10月12日に第1回WBSCプレミア12のオランダ代表候補選手36名に選出され[14]、10月20日に第1回WBSCプレミア12のオランダ代表選手28名に選出された[15]。
2016年1月18日にキューバ代表の強化試合のオランダ代表に選出された[16]が、同試合は雨天中止となった[17]。
2016年にキュラソー・ネプテューヌスに移籍し、6月に一時引退した[18]。
引退状態で7月9日に第28回ハーレムベースボールウィークのオランダ代表に選出された[19]。
8月25日に第2回フランス国際野球大会のオランダ代表に選出され[20]、9月7日に第34回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出された[21]。両大会で優勝を果たした[22]。
10月18日に日本代表との強化試合のオランダ代表に選出された[23]。
北米独立リーグ時代
[編集]2016年11月1日に、同じオランダ代表経験者のランドルフ・オドゥバーと共に、独立リーグ・アメリカン・アソシエーションのリンカーン・ソルトドッグスと契約を結び[24]、現役復帰した。
2017年2月7日、同年のアメリカ遠征のオランダ代表に選出された[25]。2月9日に第4回WBCのオランダ代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[26]。
2018年限りでリンカーン・ソルトドッグスを退団した。
レイズ傘下時代
[編集]2019年3月30日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、傘下AAA級のダーラム・ブルズでプレー[27]。16試合に出場し、打率.171、1本、5打点の成績を残した。11月4日にFAとなった[27]。
レイズ退団後
[編集]2020年はアメリカ独立リーグのフロンティア・リーグに所属するゲートウェイ・グリズリーズと契約を結んだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いリーグ戦が中止となったため、プレーすることなくチームを退団し、ホーフトクラッセのキュラソー・ネプテューヌスと契約した[28]。
選手としての特徴
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
詳細情報
[編集]WBCでの打撃成績
[編集]年 度 |
代 表 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | オランダ | 8 | 26 | 22 | 2 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 1 | .227 | .292 | .227 |
2017 | 5 | 17 | 16 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 1 | .250 | .294 | .250 |
- 太字は大会最高
WBSCプレミア12での打撃成績
[編集]年 度 |
代 表 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | オランダ | 3 | 8 | 8 | 2 | 3 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .375 | .375 | .750 |
代表歴
[編集]- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 2014年フランス国際野球大会オランダ代表
- 2014年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
- 2015 ワールドポート・トーナメント オランダ代表
- 2015 WBSCプレミア12 オランダ代表
- 2016 ハーレムベースボールウィーク オランダ代表
- 2016年フランス国際野球大会オランダ代表
- 2016年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 2019年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
- 2023 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
脚注
[編集]- ^ Dashenko Ricardo released by San Francisco Giants
- ^ 2013 Tournament Roster[リンク切れ] The official site of World Baseball Classic 2015年3月20日閲覧 [リンク切れ]
- ^ Dodgers sign Netherlands catcher Dashenko Ricardo
- ^ “Dashenko Ricardo nieuwe catcher Corendon Kinheim”. Corendon Kinheim (March 28, 2014). April 24, 2014閲覧。
- ^ Roger Bernadina in EK-selectie Nederland[リンク切れ] de Nederlandse honkbalsite (2014年9月2日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Nederland wint France International Baseball Tournament[リンク切れ] KNBSB (2014年9月10日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Nederlands honkbalteam opent EK tegen Kroatië[リンク切れ] The Royal Dutch Baseball and Softball Association official site (2014年9月11日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Netherlands 2014 European Baseball Champion 欧州野球連盟公式サイト (2014年9月21日) 2015年3月20日閲覧
- ^ 欧州代表が選手発表!NPB所属の2選手も招集 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年2月17日) 2015年2月18日閲覧
- ^ Europe vs Japan Rosters Announced; Asics Sponsors Europe as Official Outfitter CONFEDERATION OF EUROPEAN BASEBALL (2015年2月17日) 2015年2月18日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第1戦 2015年3月10日(火) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月10日) 2016年3月10日閲覧
- ^ Leonora in voorselectie van Oranje[リンク切れ] KNBSB (2015年4月13日) 2015年4月26日閲覧
- ^ Steve Janssen maakt selectie voor WPT bekend[リンク切れ] KNBSB (2015年6月30日) 2015年8月1日閲覧
- ^ Bernadina en Jones in selectie voor Premier 12[リンク切れ] de Nederlandse honkbalsite (2015年10月12日) 2015年10月20日閲覧
- ^ Definitieve selectie Kingdom of the Netherlands voor de Premier12[リンク切れ] KNBSB (2015年10月20日) 2015年10月20日閲覧
- ^ Team Kingdom als onderdeel van handelsmissie naar Cuba KNBSB - Koninklijke Nederlandse Baseball en Softball Bond (2016年1月8日) 2016年10月8日閲覧
- ^ Game cancelled, but mission accomplished in Havana Mister Baseball (2016年1月16日) 2016年10月8日閲覧
- ^ Curacao Neptunus Catcher Dashenko Ricardo announces immediate Retirement Mister Baseball (2016年6月8日) 2016年11月8日閲覧
- ^ Garia en de Caster meest opvallende namen in selectie Honkbalweek KNBSB (2016年7月9日) 2016年7月17日閲覧
- ^ Rob Cordemans met Koninkrijksteam naar Sénart Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2016年8月25日) 2016年11月8日閲覧
- ^ Bernadina voor EK terug in nationale ploeg Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2016年8月25日) 2016年9月2日閲覧
- ^ Netherlands win European Championship 2016 The official site of Confederation of European Baseball (2016年9月18日) 2016年11月8日閲覧
- ^ [1] KNBSB Nieuws (knbsb.nieuws) - Facebook (2016年10月18日) 2016年11月8日閲覧
- ^ TRANSACTIONS Lincoln Saltdogs (2016年11月1日) 2016年11月8日閲覧
- ^ Selectie Koninkrijksteam voor trainingskamp Arizona Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2017年2月7日) 2017年3月7日閲覧
- ^ Tien hoofdklassers in definitieve WBC-selectie Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2017年2月9日) 2017年3月3日閲覧
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2021年6月27日閲覧。
- ^ “Catcher Dashenko Ricardo rejoins Neptunus”. Grand Slam - Stats & News (2020年7月20日). 2021年6月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 MLB、Baseball-Reference (Register)
- Dashenko Ricardo stats MiLB.com
- リカルド・ダシェンコ - 侍ジャパン公式サイト 欧州代表 選手詳細
|
- キュラソーの野球選手
- ボルチモア・オリオールズ傘下の選手
- サンフランシスコ・ジャイアンツ傘下の選手
- ロサンゼルス・ドジャース傘下の選手
- オランダの球団の野球選手
- タンパベイ・レイズ傘下の選手
- 独立リーグの野球選手
- 野球オランダ代表選手
- ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表選手
- ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表選手
- ワールドポート・トーナメント オランダ代表選手
- ハーレムベースボールウィーク オランダ代表選手
- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- 2015 WBSCプレミア12選手
- 2016年ヨーロッパ野球選手権大会選手
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- 2019年ヨーロッパ野球選手権大会選手
- 2023 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- 在アメリカ合衆国オランダ人の野球選手
- キュラソー系オランダ人
- ウィレムスタット出身の人物
- 1990年生
- 存命人物