「テル・ミー・ホワイ (ビートルズの曲)」の版間の差分
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2021年9月6日 (月) 08:32時点における版
「テル・ミー・ホワイ」 | |||||||||||||||||||||||||
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ビートルズの楽曲 | |||||||||||||||||||||||||
収録アルバム | 『ハード・デイズ・ナイト』 | ||||||||||||||||||||||||
英語名 | Tell Me Why | ||||||||||||||||||||||||
リリース |
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録音 |
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ジャンル | ロック | ||||||||||||||||||||||||
時間 | 2分10秒 | ||||||||||||||||||||||||
レーベル | |||||||||||||||||||||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | ||||||||||||||||||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | ||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||||||||||||||||||||||
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「テル・ミー・ホワイ」(Tell Me Why)は、ビートルズの楽曲である。1964年に公開された主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』のサウンドトラックとして書かれた楽曲で、同作のサウンドトラック盤にあたる3作目のイギリス盤オリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』やユナイテッド・アーティスツ編集盤『A Hard Day's Night』にも収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、ジョン・レノンがパリもしくはニューヨーク滞在時に書いた楽曲[1][2]で、1964年2月27日に8テイク録音された[3]。
背景・曲の構成
本作についてポール・マッカートニーは「『テル・ミー・ホワイ』をはじめ、ジョンが書いた曲の多くは、ジョンの実体験やシンシア(レノンの妻)との関係を元にしているといわれているけど、実際に僕らがそんな場面と出くわしたことはない」と語っている[4]。
レノンは、本作について1980年のPLAYBOY誌のインタビューで「アップテンポな曲が必要だと言われて書いた曲。ニューヨークの黒人女性グループみたいな感じだ」と語っていて[5]、基本的にシンプルなドゥーワップのコードチェンジとランニングベースの上に乗せたブロック・コードで構成された楽曲となっている[2]。
曲のキーはDメジャーに設定されている。レノン、マッカートニー、ジョージ・ハリスンの3声ハーモニーで歌われていて、コーラスではレノンがハリスンよりも高い音域を歌っている。
リリース
「テル・ミー・ホワイ」は、アメリカでは1964年6月26日にユナイテッド・アーティスツ・レコードから発売された『A Hard Day's Night』、イギリスでは7月10日に発売されたオリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』の収録曲として発売された。アメリカでは7月20日に発売されたキャピトル編集盤『サムシング・ニュー』にも収録された。ビートルズ初の主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』では、1964年3月31日に撮影されたテレビ・ショーのシーンで登場した。映画での演奏はリップシンクで、スタジオ音源が被せられている。
イギリスでは1964年12月4日にB面に「恋におちたら」を収録したシングル盤[6][7]が発売されたが、これは輸出用に制作されたものであるため、ビートルズの公式シングル作品としてはカウントされていない[7]。日本ではシングル盤『すてきなダンス』のB面曲、イタリアやフランスではB面に「恋する二人」を収録したシングル盤としてリカットされた。
演奏
※出典[2]
- ジョン・レノン - リード・ボーカル[注釈 1]、リズムギター
- ポール・マッカートニー - ハーモニー・ボーカル、ベース
- ジョージ・ハリスン - ハーモニー・ボーカル、リードギター
- リンゴ・スター - ドラムス
- ジョージ・マーティン - ピアノ
カバー・バージョン
- ザ・ビーチ・ボーイズ - 1965年に発売されたアルバム『ビーチ・ボーイズ・パーティ』に収録[8]。
- エイプリル・ワイン - 1982年に発売されたアルバム『パワー・プレイ』に収録[9]。カナダの音楽チャートで最高位46位を獲得[10]。
- 安部恭弘 - 1988年に発売されたトリビュート・アルバム『抱きしめたい』に収録[11]。
- ザ・パンクルズ - 2002年に発売されたアルバム『Punk!』に収録[12]。
脚注
注釈
出典
- ^ Harry 2000, p. 1067.
- ^ a b c MacDonald 2005, p. 110.
- ^ Lewisohn 1988, p. 40.
- ^ Miles 1997, p. 164.
- ^ Spitz 2005, p. 489.
- ^ Calkin 2002.
- ^ a b Spizer & Daniels 2011, p. 115-116.
- ^ Unterberger, Richie. Beach Boys' Party! - The Beach Boys | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月18日閲覧。
- ^ Rivadavia, Eduardo. Power Play - April Wine | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月18日閲覧。
- ^ “Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca (1982年11月6日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “安部恭弘デビュ-25周年アニバーサリー企画、遂にリリース!”. 安部恭弘サイト. 2020年11月18日閲覧。
- ^ Punk - The Punkles | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月18日閲覧。
参考文献
- Calkin, Graham (2002年). “The Beatles - If I Fell”. JPGR. 2020年11月18日閲覧。
- Harry, Bill (2000). The Beatles Encyclopedia: Revised and Updated. London: Virgin Publishing. ISBN 0-7535-0481-2
- Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1
- MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 1-84413-828-3
- Spitz, Bob (2005). The Beatles: The Biography. Boston: Little, Brown. ISBN 0-316-80352-9
- Spizer, Bruce; Daniels, Frank (2011). Beatles for Sale on Parlophone Records. New Orleans: 498 Productions. ISBN 978-0-9832957-0-9
外部リンク
- Tell Me Why - The Beatles