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2021年9月6日 (月) 07:15時点における版
ショッカーライダー | |
---|---|
仮面ライダーシリーズのキャラクター | |
初登場 | 『仮面ライダー』 |
作者 |
石ノ森章太郎(原作) 出渕裕(『THE NEXT』デザイン) |
声 | 池水通洋ほか(『仮面ライダー』) |
ショッカーライダーは、特撮テレビドラマシリーズ「仮面ライダーシリーズ」の作品に登場する架空のキャラクターである。
特徴
オリジナルは特撮テレビ番組『仮面ライダー』に登場。シリーズ初の仮面ライダーの偽物であり[1][2]、悪の仮面ライダーの元祖ともされる[3]。
ショッカーライダーの原点は石森が描いた漫画版に登場する「13人の仮面ライダー」[注釈 1]であると紹介されることもあるが[4][5][6]、テレビ版プロデューサーの阿部征司はこれを否定している[7]。しかし、後年の作品では漫画版とテレビ版へのオマージュとして登場しているものもある。
テレビシリーズにおいても漫画版と同様に複数体が登場するのが特徴であるが、仮面ライダーと同様の変身は行わなかったため、設定上は仮面ライダーとの同質性を内包しながら、同時期に登場した『快傑ライオン丸』のタイガージョーや『人造人間キカイダー』のハカイダーなどのような「主人公と同質のライバル」という個性を獲得するには至らず、怪人に準じる存在に留まった[8]。
『仮面ライダー』に登場するショッカーライダー
ショッカーライダー | |
---|---|
身長 | 180 - 185cm[9][6][10][注釈 2] |
体重 | 70 - 75kg[9][6][10][注釈 2] |
出身地 | 不明[9][10][注釈 3] |
アジト | 筑波山近くの石切り場[9][10] |
鳴き声 | ギィィィ[13][12][9] |
弱点 | 連携の悪さ[16][5][10] |
第91話 - 第94話に登場(2号以降は第93話より)。
ゲルショッカーが仮面ライダーの設計図をもとに作り上げた仮面ライダー新1号と同型の改造人間で、1号から6号の全6体が存在する。本物とは異なり手袋とブーツは黄色[17][18][9][6][19]。また、マフラーの色も全員異なり、眼の周囲が黒く縁取られている[18][9][19]。本郷猛の声帯機能を持っており[11]、彼と同じ声を出すことも可能。
本物の仮面ライダーと同じ身体能力を有するうえ[20][18][21][5][6][10]、指先から弾丸[注釈 4]を発射したり、つま先に隠し短剣を仕込み[12][19]、武器として使用するなど、怪人としての特殊武器も備えている[18][10][22]。それぞれ独自の特殊能力も有しているという設定だが、劇中では使われなかった[注釈 5]。
ゲルショッカーの活動を妨害するアンチショッカー同盟を壊滅させることと、彼らが手に入れた首領の正体が記録されたコンピューターテープを強奪することが使命である。No.1とNo.2が活動した後、第93話で6人全員が姿を現す。第94話で、首領がいるとされる筑波山へやってきた新1号・新2号を全員で待ち伏せしたが、新1号・新2号の新技ライダー車輪を受け、互いに空中で激突して爆発し、全滅する。
改造人間としての基本性能は本物の仮面ライダーと同等でも、自己の強さに慢心せず常に鍛錬を重ねてきた彼らとは、技の精度で差が開いていた[23]。また、ショッカーライダーは6人とも互いを信じていないため、新1号と新2号のように力を合わせることができない[24]。そういった理由から、人数の優位も活かせずに敗れたとされる。
- スーツアクター - 大杉雄太郎[19]、中屋敷哲也[18][9][19]、河原崎洋夫[18][9][19]、新堀和男[25]
- 初登場時は「にせ仮面ライダー」と表記されていた。各個体名は、第93話では「No.◯」と名乗っているが、第94話のオープニングクレジットでは「◯号」と表記している[5]。前者はアフレコ時のアドリブによるもので、正式な表記は脚本での表記である後者とされる[10]。
- スーツはそれぞれ新1号の予備スーツを流用したもので[26][5]、3号と6号のスーツはビニールレザー製である[5]。
- ショッカーライダーの登場は、年末年始での視聴率低下対策として導入されたものである[7]。この時期、毎日放送は次作『仮面ライダーV3』の準備に注力していたため、内容は東映側の主導で決定された[7]。仮面ライダーの偽物という案は、メインライターの伊上勝によるものである[7]。プロデューサーの阿部征司は、ショッカーライダーありきの展開ではなく、伊上が得意とする秘宝争奪戦の中で動かしやすいキャラクターとして創作されたものであったと述べている[7]。
- ショッカーライダー1号
- 声 - 池水通洋
- マフラーの色は黄[21][11][12][5][9][6][19][10]。口から火炎を吐くことができる(劇中未使用)[27][5][9][6][19][10]。第92話では、新1号のライダーキックと同等のライダーキックを披露している。
- 仮面ライダー新1号がムカデタイガーとの相打ちを経て生死不明になった際に招聘され、ハエトリバチとの性能テストを経て実践に投入される。新1号に成りすまして少年仮面ライダー隊本部に現れ、滝和也に同行してアンチショッカー同盟からテープを受け取り破壊しようとしたところ、生きていた新1号にテープを奪い返されるが、ハエトリバチと共闘して一度は新1号を破ることに成功する。その後、テープを破壊しようとするが、エイドクガーから命令変更を伝えられ、滝と立花藤兵衛に自身が本物であると信じこませるため、エイドクガーと戦う芝居をする。しかし、エイドクガーが持ち帰ったテープは偽物であったため、アンチショッカー同盟へ入り込んでコンピューターを破壊するが、南米から本物のテープを持って来た一文字隼人に正体を見破られる。一文字が変身した仮面ライダー新2号と戦い、ともに崖下へ落ちて爆破する。その後、No.2からNo.6とともに新1号・新2号と戦う。
- ショッカーライダー2号
- 声 - 市川治
- マフラーの色は白[21][11][12][5][9][6][19][10]。本編ではライダーニーブロックも使いこなしている。体から毒煙[27][5][6](毒ガス[11][9][19][10])を放つことが可能(劇中未使用)。
- エイドクガーと共に少年仮面ライダー隊本部へ潜入し、駆け付けた本郷を撃退して少年仮面ライダー隊のスタッフを拉致する[注釈 6]。その後、No.1とNo.3からNo.6とともに新1号・新2号と戦う。
- ショッカーライダー3号
-
- 声 - 大野剣友会[13]
- マフラーの色は緑[21][11][12][5][9][6][19][10]。爆雷[27][11][5][6][19](地雷[9][10]、地上機雷[28])を操作する(劇中未使用)。
- ショッカーライダー4号
- 声 - 倉口佳三(ノンクレジット)[5][19][注釈 7]
- マフラーの色は青[21][11][12][5][9][6][19][10]。地割れ[27][5](地震[9][6][19][10])を起こすことができる(劇中未使用)。
- ショッカーライダー5号
- 声 - 倉口佳三(ノンクレジット)[13][12][9]
- マフラーの色は紫[21][11][12][5][9][6][19][10]。放電攻撃を行える(劇中未使用)[27][11][5][9][6][19][10]。
- ショッカーライダー6号
- 声 - 富士乃幸夫(ノンクレジット)[5][19]、辻村真人(ノンクレジット)[13][12][6][9]
- マフラーの色はピンク[21][11][12][5][9][6][19][10]。溶解液を噴射する(劇中未使用)[27][11][5][9][6][19][10]。
『仮面ライダー THE NEXT』に登場するショッカーライダー
ショッカーライダー | |
---|---|
身長 | 175 - 190cm[6] |
体重 | 65 - 80kg[6] |
パンチ力 | 3t[6] |
キック力 | 10t[6] |
ジャンプ力 | ひと跳び15.00m[6] |
走力 | 100mを5.0秒で走る[6] |
全員がナノロボットで改造されたバッタ型の改造人間[29]。オリジナルのホッパーである2人はショッカーを裏切っているが、彼らが改造人間の中でも高い潜在能力を秘めていたことから、ホッパータイプが次期主力改造人間として採用され、ホッパーの量産型となるショッカーライダーが生み出された。2号とは色違いの特殊強化服とマスクを着用[29][6]。
邪魔者の抹殺が使命で[29]、チェーンソーリザードの尖兵として、どの戦闘にも常に6人1チームで登場[6]。戦力の劣っていた戦闘員に代わって他の改造人間の戦闘を補佐する役割を果たし、1人1人ではなく6人1組による集団戦法を得意とする[29]。メンバーの負傷や死亡による欠員に際しては、その都度即座に新たなメンバーが補充されるもののその総数は不明で[29]、各々に明確な個人の意志は存在していない。能力は一般戦闘員を大きく上回り、強力な爆薬を仕込んだダーツ型爆弾[29][6]といったオリジナルのホッパーにはない武器も装備するが、オリジナルとの戦闘経験量の違いや量産化仕様に伴う性能劣化など、単体の戦闘力では1・2号におよばず見劣りする。耐久性も劣っており、1号のパンチをパンチで受け止めた際には腕の骨が外に飛び出したほか、2号によって背骨を踏み折られた者もいる。しかし、基本スペックを集団戦闘でカバーするため、6対1の戦いではオリジナルを圧倒する驚異的な連携攻撃により、本郷を2回も追い詰めた。バイクを操る能力にも長けており、XR250、XR250モタード[30]、XR400を駆り、サイクロンで逃走する本郷と壮絶なバイクチェイスを展開した。使用するマシンは戦闘員用のもの(ショッカーバイク[29][31])と同じで、黒と赤の2種類があり、ウイリー走行やジャンプなど、優れた運転技術で1号を追い詰めた[29]。
ショッカーアジトであるレストランでは、ナノロボット散布を妨害する1号、2号を迎撃。2大怪人(シザーズジャガーとチェーンソーリザード)と共に各3対1の戦いでダブルライダーを追い詰めるが、V3の加勢やダブルライダーの見切りによって次第に形勢を逆転され、最後はダブルライダーの手によって全滅する[29]。
本作品ではゲルショッカーではなく(石ノ森漫画版と同様に)ショッカーの所属である。スーツは1号と同じくセパレートタイプ(上着とパンツが別れている)だが、2号同様に肩や肘のアーマーは生地の内側につけられており、1号と2号の中間のようなスタイルだった。マスクは1号や2号と同様にヘルメットとクラッシャーが分かれたセパレート方式のもので[29]、同じデザイン(触角状のアンテナの形状が異なる)。6人とも仮面やプロテクター部分・グローブとブーツのカラーリングが金色系のオリーブドラブ色で、複眼はダークグリーン、マフラーは黄色で統一されている[29]。グローブと背中にはショッカーマークが刻まれている[29]。マスクに2号と同じデザインの白の塗り分けがある。
いずれも改造前の素性は不明で、作戦行動時以外は、基地で人間の姿でマスクとマフラーのみを身に付けた状態で待機している[29]。戦闘員とは違い、人語を話すことは可能だが、改造前の人間の意識が完全に取り払われ、1号との戦闘で片足をチェーンソーリザードに誤って切断されても1号への攻撃を止めようとしないなど、、任務遂行のためなら死をも恐れないなど、組織の命令に忠実に従う戦闘要員となっている[29]。
- V3のように正式なナンバリングは施されていないが、デザイン上のコンセプトは「1号・2号からV3への過渡期」とのこと[32]。デザインは2号をベースに、ボディと頭部などの色は秋に茶色い体色となったバッタをイメージしている[33]。V3へのつなぎであることから、登録ナンバーをも持たない者たちとして、グローブや複眼はV3と同様の色となっている[33]。
漫画作品に登場するショッカーライダー
- 『仮面ライダーSPIRITS』
-
- 時空魔法陣により復活した6体
- 他のゲルショッカーの怪人が京都府に出現する中、地獄大使率いられて東京都に出現する(作中での地獄大使の発言から、ショッカーが製作したものをゲルショッカーに再編成された際に接収されたことが示唆されている)。テレビシリーズで未使用だった、口から火炎を吐ける(1号)、爆雷を内蔵している(3号)、溶解液を噴射する(6号)といった各ショッカーライダーに付加された能力が使用されている。最後は1号とZXによるライダー車輪で倒される。
- 体から毒煙を放てる(2号)、地割れを起こせる(4号)、放電攻撃を行える(5号)といった漫画でも未登場となった各能力は、オフィシャルファイルマガジンの6体揃った「怪人戯画」で描かれている。
- 第二期強化改造人間
- 『新仮面ライダーSPIRITS』第4話から登場。暗黒組織による当時の最高の開発技術粋を結集して生み出された最初の集大成である第一期強化改造人間「本郷猛」をプロトタイプとし、「偉大なる計画」の過程で生み出された第二期仮面ライダー。本郷の脱走後に仮面ライダー1号の戦闘データを基として開発されたため、身体能力は仮面ライダー1号を超える。仮面ライダー2号こと一文字隼人もこのメンバーに選ばれていたが、脳改造前に助け出される[注釈 8]。一文字以外の5人もキックボクシング・レスリング・中国拳法・剣道と身体的に優れた人間(身体の扱い方に熟知している人間)が素体となっている(あと1人は、ライフルの達人である)。人間態の風貌や体格は仮面ライダー2号を演じていた大野剣友会の高橋一俊、中村文弥、飯塚実、中屋敷鉄也、岡田勝の創生期メンバーをモデルにしている[注釈 9]。容姿は仮面ライダー旧2号そのものだが、後期ショッカーライダー同様にCアイに隈取りがあることや、グローブの形状や体型、髪の毛が露出していない(ただし、この番外編においては2号も髪の毛は露出していない)など微妙な違いがあり、ライフルのショッカーライダーのサングラスに隠れた目は、仮面ライダーのCアイのように人間態の時点ですでに複眼化している。本人たちの話によれば、さらなる強さを得るために望んで改造を受けた模様。5人の数と能力で本郷と、改造された肉体に不慣れな一文字を追い詰めたが、5人のうち3人は戦術の腕を上げた本郷によって倒され、もう1人も一文字の決死の機転によって倒される。最後に残ったライフルのショッカーライダーも、ショッカーと戦う決意を固めた一文字のライダーパンチによって粉砕される[注釈 10]。
小説作品に登場するショッカーライダー
- 『S.I.C. HERO SAGA』
-
- 『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER EDITION -Missing Link-』
- 『仮面ライダー』の第13話と第14話の間の話。旧2号を含めた12体のショッカー製のショッカーライダーが登場している[注釈 11]。
- 単行本の解説ではショッカーライダーNo.1 - No.6も『仮面ライダー』本編のものとは別の存在とされている。彼らと違い、バックルには弱点である風車を保護するショッカーエンブレムを模したバックルを付けている。また、肩などにある銀色のラインも仮面ライダー2号と同じ1本である。さらに、小型の拳銃やショットガン[注釈 12]を持ってダブルライダーに戦いを挑んだ。彼らにはサイクロン号の代わりに、ショッカータンクが専用のマシンとして与えられている。
- ショッカーライダーNo.1(マフラー:黄色)
- ショッカーライダーNo.2(マフラー:白)
- ショッカーライダーNo.3(マフラー:緑)
- ショッカーライダーNo.4(マフラー:青)
- ショッカーライダーNo.5(マフラー:紫)
- ショッカーライダーNo.6(マフラー:桃)
- ショッカーライダーNo.7(マフラー:橙)[注釈 13]
- ショッカーライダーNo.8(マフラー:灰色)
- ショッカーライダーNo.9(マフラー:黒)
- ショッカーライダーNo.10(マフラー:銀)
- ショッカーライダーNo.11(マフラー:金)
- ショッカーライダーNo.12(マフラー:赤)
- 小説『S.I.C. HERO SAGA KAMEN RIDER OOO EDITION -OOZ-』
- 映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』に登場したショッカーグリードが変身した個体として登場。
ゲーム作品に登場するショッカーライダー
- PS用ゲーム『仮面ライダー』
- 声 - 池水通洋
- 操作できる隠しキャラクターとしてショッカーライダーNo.1が登場。投げ技「にせライダーきりもみシュート」を使う。
- ゲーム『仮面ライダー クライマックスヒーローズ フォーゼ』
- 仮面ライダー1号のミッションボスとして、ショッカーライダーNo.1が戦闘員を引き連れて登場。
- ゲーム『オール仮面ライダー ライダージェネレーション』
- 6体とも幹部格(中ボス)として登場。ステージ2‐2「霧への誘い」、2‐6「驚異の科学」に登場。
- ゲーム『オール仮面ライダー ライダージェネレーション2』
- 前作同様、6体とも幹部格(中ボス)として登場。ステージ4‐4「襲・撃・包・囲」、6‐2「怪・人・行・進」、A‐14「残・党・怪・人」にて登場。
- 『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』
- ショッカーの改造人間(地獄大使の配下)として登場。『ダイダルの野望』ではショッカーの後、デストロンが出現することになっていて、ハサミジャガーによりショッカーライダーが処刑されるシーンが存在する。
使用マシン
ショッカーサイクロン
にせサイクロン[34][9](にせ新サイクロン号[5][19][10][35]とも呼ばれるショッカーライダー専用マシンで、仮面ライダーが乗る新サイクロン号とほぼ同じ外観・性能を持つ[36][18]。相違点はフロントカウルと車体後部の側面に入っている黄色のライン[18]。劇中ではNo. 1のみが使い、第92話では新1号の新サイクロンと激しいバイクチェイスを展開した。また、第93話でも使っているが、新2号とのバイクチェイスの末に破壊されている。
もともとショッカー科学陣が改造した仮面ライダーの同型をゲルショッカーが投入するのは当然としても、サイクロン号の性能までコピーされたことは仮面ライダーにとって悩みの種であり、さらなる高性能マシンの研究を要求されることになったという[37]。
撮影では、ショッカーサイクロンの登場に際して2台目の新サイクロン号が制作されたが、書籍によって「ショッカーサイクロンが新車である[38]」とするものと「新1号用が新車になり、従来の新サイクロン号がショッカーサイクロンに流用された[39]」とするものの2説がある。その後、ショッカーサイクロンが新2号用の新サイクロン号へ流用されたという点はどちらの説でも共通している[38][39]。
名称は脚本ではショッカーサイクロンと記述している[5]。第92話の脚本では、本物の仮面ライダーだと思い近づいてきた子供をショッカーライダーがショッカーサイクロンで跳ね飛ばすという描写が存在した[5][34][9]。
ショッカーサイクロン(第二期強化改造人間用)
『新 仮面ライダーSPIRITS』に登場。
一文字を含めた第二期強化改造人間用にショッカーが用意したバイク。エンブレムは立花レーシングクラブの物ではなく、ショッカーマークのレリーフが施されている。6台あった中の1台をルリ子が立花と滝を乗せて持ち帰っている[注釈 14]。
ショッカータンク
ショッカータンク | |
---|---|
全長 | 2440cm |
全幅 | 1200cm |
全備重量 | 660t |
最高速度 | 60km/h |
小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER EDITION -Missing Link-』に登場。
ショッカーが11人のショッカーライダーにサイクロン号の代わりに与えた戦車。800mm滑空砲1門を備え、チタンとセラミックによる複合装甲で覆われている。360度旋回する熱線映像装置により、自動照準を可能とする。
乗員は通常砲手と操縦手の2人を要するが、射撃管制能力のある改造人間が乗ればその限りではない。劇中ではかなりの数が登場して仮面ライダー1号に襲いかかったが、上からの攻撃に弱く、1号と2号のダブルライダーキックですべて破壊された。
関連キャラクター
後発の作品に登場する仮面ライダーの偽物にはショッカーライダーを踏襲して黄色いマフラーやブーツなどを着用しているものがいる[2]。
映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』および『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』では、ショッカーに洗脳された仮面ライダーの総称としてショッカーライダーの名が用いられている。
- ニセスカイライダー
- 『仮面ライダー (スカイライダー)』第48話に登場。ネオショッカーの怪人ドロリンゴが変身した姿。ショッカーライダーを髣髴とさせる黄色いマフラーとブーツを着用している[40][2]。
- ロボットスーパー1
- 『仮面ライダースーパー1』第37話に登場。ショッカーライダーを踏襲し、黄色いマフラーを着用している[2]。
- トライアルF
- 『仮面ライダー剣』に登場するキャラクター[41]。ショッカーライダーを踏襲したデザインとされている[42]。
- 一文字隼人
- 石森が描いた漫画版では、ショッカー側の12体の仮面ライダー[注釈 1]敵のうちの1体として登場。『新 仮面ライダーSPIRITS』や小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER EDITION -Missing Link-』では、ショッカー製のショッカーライダーの1体として登場。
- デストロンライダー
- 小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER V3 & RIDERMAN EDITION -RIDERMAN ANOTHER AFTER-』に登場したヨロイ元帥が変身した姿。V3の姿や一部の能力を模している。
- ショッカーグリード
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』が初出のキャラクター。小説『S.I.C. HERO SAGA KAMEN RIDER OOO EDITION -OOZ-』では、ショッカーグリードがショッカーライダーへと変身している。
脚注
注釈
- ^ a b 敵組織(漫画ではショッカー)が制作した仮面ライダー1号と同タイプの敵キャラクターという設定などは同じものの、漫画『仮面ライダー』ではショッカーライダーの名称は使われていない。
- ^ a b 資料によってはNo.2の数値を「身長:172cm、体重:65kg」、それ以外を「身長:180cm、体重:70kg」と記述している[11][12]。
- ^ 資料によっては「世界各地」と記述している[5]。
- ^ 資料によってはロケット弾[18][12][9][19][10]・ミサイル[11][6](ミサイル弾[21][5])と記述している。
- ^ それらは、後年の漫画『仮面ライダーSPIRITS』やゲーム『スーパー特撮大戦2001』『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』で再現されている。
- ^ 書籍『仮面ライダー大全』では2号がリーダーと解釈している[11]。
- ^ 書籍『仮面ライダー大全』では大野剣友会と記述している[13]。
- ^ サブタイトル『7人の仮面ライダー』の第二期仮面ライダー5人と本郷と一文字、さらに本編(テレビ版『仮面ライダー』)で登場した6人と合計すると、原作萬画の『13人の仮面ライダー』になる。
- ^ リーダー格のサングラスのライフルのライダーが高橋、キックボクシングのライダーが中村、一番体格の良いレスリングのライダーが飯塚、長身の中国拳法のライダーが中屋敷、鋼の木刀を持つ剣道のライダーが岡田に当たる。
- ^ 最初に倒されたのがレスリングのショッカーライダーで、仮面ライダー1号のライダーキックを受けて左腕を切断されて助命を願ったため、ライフルのショッカーライダーに射殺される。2人目が剣道のショッカーライダーで、仮面ライダー2号によるショッカーサイクロンの遠隔操作で体当たりされ、絶命する。キックボクシングと中国拳法のショッカーライダーは巧みなバイク操作でジャンプした仮面ライダー1号を追ってジャンプしたが、運転を誤ってバイク同士ごと接触・自滅する。そして、最後にライフルのショッカーライダーは2号のライダーパンチで絶命する。
- ^ 12体のショッカーライダーのうち1人が一文字という設定は、漫画版『仮面ライダー』から。
- ^ S.I.C.vol.12ハカイダー付属の物と同じ。
- ^ 作例ではNo.7だけがショッカーバックルを付けていなかった。
- ^ 後のサイクロンと違ってメーターなどの計器類がほとんど無く、全自動とリモコンの切り替えスイッチが見受けられる。
出典
- ^ 常識 2012, pp. 114–115, 「仮面ライダーのニセモノってどんなヤツ」.
- ^ a b c d 常識 乱世激闘篇 2013, pp. 130–135, 「黄色いマフラーはフェイクのしるし? ニセライダーたちの軌跡」
- ^ 常識 2012, pp. 46–47, 「悪の仮面ライダーってどんヤツ?」.
- ^ 大全集 1986, p. 139.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y OFM 特2 2005, p. 31, 「大怪人図録 PART II ネコヤモリ/カナリコブラ/ネズコンドル1号/ネズコンドル2号/ムカデタイガー/ショッカーライダー(1号-6号)」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 超辞典 2011, p. 398
- ^ a b c d e 怪人大画報 2016, pp. 168–171, 「仮面ライダーを育てた三賢人II 運営の賢者 阿部征司」
- ^ 『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1983 科学戦隊ダイナマン』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年9月10日、4-5頁。ISBN 978-4-06-509605-5。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 怪人列伝 2011, pp. 160–162, 「ショッカーライダー(1号-6号)」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 怪人大画報 2016, p. 164, 「にせ仮面ライダー ショッカーライダー1号-6号」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 大全 2000, p. 223, 「ゲルショッカーの誇る改造人間・その全容」
- ^ a b c d e f g h i j k l 画報 2001, p. 51
- ^ a b c d e 大全 2000, p. 115, 「ショッカー&ゲルショッカー全怪人声優&鳴き声リスト」
- ^ a b c d e f g h 仮面ライダーカード 1993, pp. 141–157, 「第1部 ライダーカード・コレクション」
- ^ a b c d e f g h カード図鑑 1997, pp. 137–149, 「第I章 仮面ライダーカード完全図鑑」
- ^ カルビー『仮面ライダースナック』付属仮面ライダーカードNo.448「ショッカーライダーの弱点」[14][15]。
- ^ カルビー『仮面ライダースナック』付属仮面ライダーカードNo.408・No.426・No.452[14][15]
- ^ a b c d e f g h i 怪人大全集 1986, p. 53, 「ショッカーライダー(No.1-No.6)」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v キャラクター大全1号・2号編 2014, pp. 122–123
- ^ カルビー『仮面ライダースナック』付属仮面ライダーカードNo.408・No.422・No.423・No.425・No.446・No.448[14][15]
- ^ a b c d e f g h 超全集 1992, p. 74, 「ゲルショッカー怪人図鑑」
- ^ OFM 特2 2005, p. 31.
- ^ カルビー『仮面ライダースナック』付属仮面ライダーカードNo.425「なぜライダーはつよい!」[14][15]
- ^ カルビー『仮面ライダースナック』付属仮面ライダーカードNo.426「ふたりのライダーの弱点」[14][15]
- ^ 「スーパー戦隊制作の裏舞台 新堀和男」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1980 電子戦隊デンジマン』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年7月25日、32頁。ISBN 978-4-06-509608-6。
- ^ 大全集 1986, p. 49.
- ^ a b c d e f カルビー『仮面ライダースナック』付属仮面ライダーカードNo.427・No.453[14][15]
- ^ オールライダー&全怪人昭和 2013, p. 22.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n ODF 122 2010, pp. 15–16
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- ^ オールライダー&全怪人昭和 2013, p. 105.
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参考文献
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- 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー』(講談社)
- 『特別版 Vol.2 ショッカー / ゲルショッカー』2005年9月22日。ISBN 4-06-367150-X。
- TARKUS 編 編『仮面ライダー大研究』二見書房、2007年6月5日。ISBN 978-4-576-07090-2。
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- 『仮面ライダー超辞典』監修:石森プロ・東映、双葉社、2011年7月24日。ISBN 978-4-575-30333-9。
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- 『決定版 オール仮面ライダー&全怪人超百科〈昭和編〉』講談社、2013年5月24日。ISBN 978-4-06-304836-0。
- 講談社編 編『仮面ライダー 1号・2号編 仮面の男パーフェクトファイル』講談社〈キャラクター大全〉、2014年3月20日。ISBN 978-4-06-218825-8。
- 『僕たちの「仮面ライダー」怪人ランキング』宝島社〈TJ MOOK〉、2014年9月28日。ISBN 978-4-8002-3083-6。
- 『仮面ライダー』監修 東映・石森プロ、宝島社〈別冊宝島〉、2015年10月28日。ISBN 978-4-8002-4622-6。
- 『宇宙船別冊 仮面ライダー怪人大画報2016』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2016年3月28日。ISBN 978-4-7986-1202-7。
- 『週刊 仮面ライダー オフィシャルデータファイル』デアゴスティーニ・ジャパン
- 「ショッカーライダー」『オフィシャルデータファイル』122号、2010年12月15日、SERIES EX6 FILE 03 SHEET 01。
- 「トピックインフォメーション 仮面ライダーTHE NEXT」『オフィシャルデータファイル』45号、2009年1月27日、SERIES EX6 SHEET 01。